JP6422016B2 - 車両位置活用システム、車載器及びプログラム - Google Patents
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Description
この有料道路では、早朝料金を割安にすることで早朝利用を増加させ、日中の交通渋滞が軽減される場合がある。また、同じ経路の有料道路を複数回利用することで通行料を割安にし、有料道路の利用を促進することで、一般道の渋滞が軽減される場合がある。このように、通行料が課せられる有料道路において割引サービスを実施することで、交通渋滞を軽減できる場合がある。
また、広告やプロモーション等を駆使して途中のサービスエリアや店舗等への誘引を呼びかけることにより、サービスエリア等に立ち寄る交通流を作り出すことができる場合がある。
この構成により、検出された車両の位置を活用して、利用者に所定の効果を決定することができる。利用者は、所定の効果を期待して、付与条件を満たすルートで走行することが期待される。よって、効率的に交通流を調整することが可能となる。
この構成により、検出されたログ情報を利用して付与条件を満たすか否かを判定することができる。
例えば、サービスエリアやショッピングモール等の通行ポイントに誘引させたい場合や、通行ポイントに長時間滞在させたい場合、迂回路を通行させたい場合等に効果的である。
この構成により、課金処理が実行された結果を利用して付与条件を満たすか否かを判定することができる。
これにより、通行料の利用額に応じて付与する効果に変化をつけ、さらなる利用を促進することができる。
この構成により、検出された車両の位置を活用して、所定の経路に車両を誘導するための情報を、車両の現在位置に応じて提供することができる。
例えば、車両が分岐点にいる場合、「Aルートを走行して目的地まで走行するとポイントは付与されないが、Bルートを走行して目的地まで走行するとポイントが付与される」といった誘導情報を提供できる。これにより、Aルートを走行予定の車両をBルートに誘導させることができる。また、車両が経由ポイントP2にいる場合、経由ポイントP2に所定時間以上滞在した場合にポイントが付与されることを示す誘導情報を提供できる。これにより、経由ポイントP2での買い物等を促進できる。
この構成により、決定されたポイント等が車両情報と紐づけられるため、ポイントの不正な転売等を防止することができる。また、同一の車載器の通行料を精算する際にポイントが使用される際も、共通する車両情報を用いて簡単にポイントの利用を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る車両位置活用システム1の一例を示す。図1は、本発明の一実施形態に係る車両位置活用システム1の一例を示す概略図である。
図1に示す通り、車両位置活用システム1は、GNSS車載器10と、ICカード20と、ユーザ端末30と、ポイント付与サーバ40と、誘導情報提供サーバ50とを備える。GNSS車載器10とユーザ端末30は、3G回線網や、DSRC(Dedicated Short Range Communication)通信を介して接続されている。
次に、図2を参照して、GNSS車載器10とICカード20の構成について詳細に説明する。図2は、GNSS車載器10とICカード20の構成例を示す図である。
図2に示す通り、GNSS車載器10は、通信部101と、センサー102と、GNSS受信部103と、時計104と、リーダライタ105と、車載器制御部106と、記憶部107とを備える。
時計104は、現在の日時と時刻を示す情報(以下、日時情報という)を車載器制御部106に出力する。
リーダライタ105は、ICカード20にアクセスして情報の読み書きを行う。
また、ログ情報生成部161は、GNSS車載器10が搭載された車両が停車しているか否かを判定する。停車していると判定した場合、ログ情報生成部161は、停車位置、停車日時、停車時間等を示す情報(以下、停車ログ情報という)をICカード20に書き込む。ログ情報生成部161は、車両の現在位置が所定時間以上変化しない場合に停車していると判定してもよく、車両のイグニッションがオフになったことを検出した場合に停車していると判定してもよい。
ICカード制御部201は、例えばCPUであって、GNSS車載器10のリーダライタ105からのコマンドに基づき、記憶部202に対して情報の読み書きを行う。
記憶部202には、入口情報203と、車両情報204と、課金結果情報205と、走行ログ情報206と、停車ログ情報207とが記憶される。
入口情報203は、GNSS車載器10が路側アンテナ60から受信した入口情報である。
課金結果情報205は、GNSS車載器10により実行された課金処理の結果と課金処理が実行された日時等を対応付けた情報である。
走行ログ情報206は、GNSS車載器10により取得された車両の走行経路のログである。実施形態において、走行ログ情報206は、捕捉したリンクIDと走行日時とを対応付けた情報である。
停車ログ情報207は、GNSS車載器10により取得された車両の停車状態のログである。実施形態において、停車ログ情報207は、停車位置、停車日時、停車時間等を対応付けた情報である。停車時間が0分未満である場合、単なる通過とする。
次に、図3を参照して、ポイント付与サーバ40の構成について詳細に説明する。図3は、ポイント付与サーバ40の構成例を示す図である。
図3に示す通り、ポイント付与サーバ40は、通信部401と、ログ情報取得部402と、決定部403と、記憶部404とを備える。
通信部401は、インターネット等の広域ネットワークを介して、GNSS車載器10から課金結果情報、走行ログ情報、停車ログ情報等を受信する。また、通信部401は、ポイントを付与した利用者のユーザ端末30に対して、付与したポイントの内容を示す情報(以下、ポイント情報という)を送信する。
図4に示す通り、付与条件情報406は、付与条件ナンバーと、エリアIDと、ルートIDと、停車時間条件と、回数条件と、有効期限と、ポイントと、備考とを対応付けるテーブルに記憶された情報である。
付与条件ナンバーは、各付与条件に対してシーケンシャルに割り当てられた番号である。
エリアIDとは、所定のエリアを示す識別情報である。実施形態において、エリアIDは、有料道路の事業者ごとの管理エリアであるが、これに限られず、市町村、都道府県等の単位であってもよい。
回数条件とは、ポイントが付与される反復回数の条件である。
有効期限とは、付与されたポイントが利用可能な期限である。
ポイントとは、付与条件を満たす場合に付与されるポイントである。
備考とは、ポイントを変換する場合等に参照される情報など、その他の情報である。
付与条件No.1を設定することにより、経由ポイント「P1」→「P3」をこの順番で1回通過した車両に対して、5ポイントが付与される。
付与条件No.3を設定することにより、経由ポイント「P1」→「P3」をこの順番で5回以上通過した車両に対して、20ポイントが付与される。
付与条件No.5を設定することにより、経由ポイント「P1」→「P2」→「P3」をこの順番で1回通過した車両に対して、30ポイントが付与される。
付与条件No.2を設定することにより、経由ポイント「P1」→「P2」→「P3」をこの順番で1回通過し、且つ、各経由ポイント「P1」,「P2」,「P3」に10分以上停車した車両に対して、20ポイントが付与される。
付与条件No.4を設定することにより、経由ポイント「P2」で60分以上停車した車両に対して、20ポイントが付与される。
付与条件No.3は、経由ポイント「P1」と「P3」とを結ぶルートの通行回数を増加させたい場合に効果的な条件である。
付与条件No.5は、経由ポイント「P1」と「P2」と「P3」とを結ぶルートの通行を促進したい場合に効果的な条件である。
付与条件No.2は、経由ポイント「P1」と「P2」と「P3」とを結ぶルートの通行を促進し、且つ、各経由ポイントでの滞在を促進したい場合に効果的な条件である。
付与条件No.4は、経由ポイント「P2」での長時間の滞在を促進したい場合に効果的な条件である。
図5に示す通り、グループαの中には、A事業者の有料道路が含まれるエリアAと、B事業者の有料道路が含まれるエリアBと、C事業者の有料道路が含まれるエリアCとがある。エリアA〜Cにおけるポイント「P1〜P3」は、それぞれ、有料道路のサービスエリアやインターチェンジである。
次に、図6を参照して、誘導情報提供サーバ50の構成について詳細に説明する。図6は、誘導情報提供サーバ50の構成例を示す図である。
図6に示す通り、誘導情報提供サーバ50は、通信部501と、検索部502と、誘導情報生成部503と、記憶部504とを備える。記憶部504には、付与条件情報505と地図情報506とが記憶されている。実施形態において、付与条件情報505は、図4に示した情報と同じ情報である。
通信部501は、インターネット等の広域ネットワークを介して、GNSS車載器10から車両の現在位置を示す情報(以下、現在位置情報)を受信する。また、通信部401は、ユーザ端末30に対して、誘導情報生成部503が生成した誘導情報を送信する。
ここで、誘導情報生成部503は、検索部502により得られた付与条件が複数ある場合、複数の付与条件の中から、付与されるポイントが大きい順に一部の付与条件を抽出して、抽出した付与条件に基づき誘導情報を生成してもよい。例えば、付与条件No.1〜5のうち、ポイントが最も大きい付与条件No.5のみに誘導するための情報を生成してもよい。
次に、図7を参照して、車両位置活用システム1による車両位置活用方法について説明する。図7は、車両位置活用システム1による車両位置活用方法の一例を説明するためのフローチャートである。
GNSS車載器10は、GNSS信号を受信し(ステップST1)、受信したGNSS信号に基づき、GNSS車載器10が搭載された車両の現在位置を求める。
次いで、GNSS車載器10は、ICカード20から車両情報を読み出し、求めた現在位置を示す情報に車両情報を対応付けて、誘導情報提供サーバ50に送信する(ステップST2)。
誘導情報を生成した場合(ステップST4−YES)、誘導情報提供サーバ50は、車両情報と対応付けられたメールアドレスのユーザ端末30に対して、生成された誘導情報を送信する(ステップST5)。
これにより、GNSS車載器10を搭載した車両と紐づけられたユーザのユーザ端末30に対して誘導情報を提供することができる。誘導情報を見たユーザは、現在位置から目的地までの経路を、誘導情報に従った経路に変更する可能性がある。よって、GNSS車載器10を搭載した車両の現在位置を利用して車両を所定のルートに誘導させることが可能となる。
GNSS車載器10は、作成した走行ログ情報や停車ログ情報をICカード20に書き込み(ステップST8)、ICカード20の記憶部は、走行ログ情報や停車ログ情報を記憶する(ステップST9)。
次いで、GNSS車載器10は、ICカード20から車両情報を読み出し、作成した走行ログ情報や停車ログ情報に車両情報を対応付けて、ポイント付与サーバ40に送信する(ステップST10)。ポイント付与サーバ40は、走行ログ情報や停車ログ情報に、車両情報を対応付けて、自身の記憶部に書き込む(ステップST11)。
GNSS車載器10は、課金処理を実行した後、課金結果情報を作成し(ステップST13)、ICカード20に書き込む(ステップST14)。ICカード20の記憶部は、課金結果情報を記憶する(ステップST15)。
また、GNSS車載器10は、ICカード20から車両情報を読み出し、作成した課金結果情報に車両情報を対応付けて、ポイント付与サーバ40に送信する(ステップST16)。ポイント付与サーバ40は、課金結果情報に、車両情報を対応付けて、自身の記憶部に書き込む(ステップST17)。実施形態では、上述の通り、ステップST11で書き込まれた走行ログ情報や停車ログ情報、ステップST17で書き込まれた課金結果情報を含めて、ログ情報という。
そして、ポイント付与サーバ40は、車両情報と対応付けられたメールアドレスのユーザ端末30に対して、付与したポイントの内容を示す情報を送信する(ステップST19)。
ユーザ端末30は、ポイント付与サーバ40から受信したポイントの内容を、自身のディスプレイ等から出力する(ステップST20)。
次に、図8を参照して、GNSS車載器10による処理フローについて説明する。図8は、GNSS車載器10による処理フローの一例を説明するためのフローチャートである。
GNSS受信部103は、衛星からの電波を受信し(ステップST101)、電波から抽出した情報を車載器制御部106に出力する。
ログ情報生成部161は、センサー102やGNSS受信部103からの情報に基づき、GNSS車載器10が搭載された車両の現在位置(例えば、地球上の座標値)を求める(ステップST102)。
ログ情報生成部161は、例えば、記憶部107に記憶されている地図情報171と、車両の現在位置とを照合して、車両が走行している道路のリンクIDを捕捉する(ステップST103)。
そして、ログ情報生成部161は、捕捉したリンクIDとその走行日時を示す情報(以下、走行ログ情報という)を生成し、リーダライタ105を制御してICカード20に書き込む(ステップST104)。
停車していると判定した場合(ステップST105−YES)、ログ情報生成部161は、発進したか否かを判定する(ステップST106)。ログ情報生成部161は、例えば、車両の現在位置が変化した場合に発進したと判定してもよく、車両のイグニッションがオンになったことを検出した場合に発進したと判定してもよい。
そして、ログ情報生成部161は、算出した停車時間に加え、停車位置、停車日時等を示す情報(停車ログ情報)を生成し、ICカード20に書き込む(ステップST108)。
なお、ここでは、走行ログ情報と停車ログ情報をICカード20に書き込む処理について説明したが、路側アンテナ60から課金処理の実行を要求するコマンドを受信した場合、課金処理部162は、課金処理を実行し、課金結果情報をICカード20に書き込む処理も実行する。
次に、図9を参照して、ポイント付与サーバ40による処理フローについて説明する。図9は、ポイント付与サーバ40による処理フローの一例を説明するためのフローチャートである。
ポイント付与サーバ40のログ情報取得部402は、GNSS車載器10からログ情報を取得し、記憶部404に書き込む(ステップST201)。
決定部403は、記憶部404のログ情報405から走行ログ情報と付与条件情報406とを読み出し、読み出した走行ログ情報と付与条件情報406とを比較して、走行ログ情報が少なくとも1つの付与条件を満たすか否かを判定する(ステップST202)。例えば、走行ログ情報に、エリアID「A」の通過ポイント「P1」→「P3」の経路を走行したという履歴が含まれている場合、決定部403は、付与条件No.1と付与条件No.3とを満たすと判定する。
停車ログ情報が付与条件を満たすと判定した場合(ステップST204−YES)、決定部403は、付与条件に応じたポイントを決定する(ステップST205)。決定部403は、決定したポイントを、予め決められた方法で付与する。
次に、図10を参照して、誘導情報提供サーバ50による処理フローについて説明する。図10は、誘導情報提供サーバ50による処理フローの一例を説明するためのフローチャートである。
通信部501は、GNSS車載器10から現在位置情報を取得する(ステップST301)。
検索部502は、記憶部504に記憶されている付与条件情報505を参照して、GNSS車載器10が搭載された車両の現在位置が付与条件を満たし得る状況を検索する(ステップST302)。例えば、GNSS車載器10が搭載された車両がエリアAの「P1」に存在する場合、付与条件No.1〜5を満たし得る状況にあるため、検索部502は、付与条件No.1〜5を検索により得る。
次いで、検索部502は、検索により少なくとも1つ以上の付与条件を得たか否かを判定する(ステップST303)。
検索により得た付与条件の数が閾値以上である場合(ステップST304−YES)、検索部502は、検索により得た付与条件の一部を抽出する(ステップST305)。
例えば、閾値=3である場合、検索により得られた付与条件No.1〜5の数は閾値以上である。この場合、検索部502は、付与条件No.1〜5のうち、例えば、ポイントが最も大きい付与条件No.5を抽出する。また、検索部502は、付与条件No.1〜5のうち、例えば、ポイントが最も小さい付与条件No.1を抽出してもよい。
誘導情報生成部503は、生成した誘導情報を、GNSS車載器10と紐づけられたユーザ端末30に送信する(ステップST307)。
上述の通り、本実施形態に係る車両位置活用システム1は、GNSS車載器10から車両の位置の検出結果に基づくログ情報を取得するログ情報取得部402と、ログ情報が示す状況が所定の付与条件を満たす場合、満たした付与条件に応じた効果を車両の利用者に対して決定する決定部403とを備える。
この構成により、GNSS車載器10が検出した車両の位置を活用して、利用者に所定の効果を付与することができる。利用者は、所定の効果を期待して、付与条件を満たすルートで走行することが期待される。よって、効率的に交通流を調整することが可能となる。また、所定の効果を得るために、GNSS車載器10の導入が促進される。
この構成により、GNSS車載器10により検出されたログ情報を利用して付与条件を満たすか否かを判定することができる。
例えば、サービスエリアやショッピングモール等の通行ポイントに誘引させたい場合や、通行ポイントに長時間滞在させたい場合、迂回路を通行させたい場合等に効果的である。
この構成により、GNSS車載器10により課金処理が実行された結果を利用して付与条件を満たすか否かを判定することができる。
これにより、通行料の利用額に応じて付与する効果に変化をつけ、さらなる利用を促進することができる。
この構成により、GNSS車載器10が検出した車両の位置を活用して、所定の経路に車両を誘導するための情報を、車両の現在位置に応じて提供することができる。
例えば、GNSS車載器10を搭載した車両が分岐点にいる場合、「Aルートを走行して目的地まで走行するとポイントは付与されないが、Bルートを走行して目的地まで走行するとポイントが付与される」といった誘導情報を提供できる。これにより、Aルートを走行予定の車両をBルートに誘導させることができる。また、GNSS車載器10を搭載した車両が経由ポイントP2にいる場合、経由ポイントP2に所定時間以上滞在した場合にポイントが付与されることを示す誘導情報を提供できる。これにより、経由ポイントP2での買い物等を促進できる。
この構成により、付与されたポイント等が車両情報と紐づけられるため、ポイントの不正な転売等を防止することができる。また、同一のGNSS車載器10の通行料を精算する際にポイントが使用される際も、共通する車両情報を用いて簡単にポイントの利用を実現することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
10 車載器
20 ICカード
30 ユーザ端末
40 ポイント付与サーバ
50 誘導情報提供サーバ
60 路側アンテナ
101 通信部
102 センサー
103 GNSS受信部
104 時計
105 リーダライタ
106 車載器制御部
107 記憶部
161 ログ情報生成部
162 課金処理部
171 地図情報
201 ICカード制御部
202 記憶部
203 入口情報
204 車両情報
205 課金結果情報
206 走行ログ情報
207 停車ログ情報
401 通信部
402 ログ情報取得部
403 決定部
404 記憶部
405 ログ情報
406 付与条件情報
501 通信部
502 検索部
503 誘導情報生成部
504 記憶部
505 付与条件情報
506 地図情報
Claims (5)
- 車両の位置の検出結果に基づくログ情報を取得するログ情報取得部と、
前記ログ情報取得部が取得した前記ログ情報が示す前記車両の走行又は停車の状況が所定の付与条件を満たす場合、満たした前記付与条件に応じた効果を前記車両の利用者に対して決定する決定部と、
現在位置に位置する前記車両の将来における走行又は停車の状況に応じて満たし得る前記付与条件を検索する検索部と、
前記検索部の検索により得られた前記付与条件を満たすように、前記車両の将来における走行又は停車の状況を誘導するための情報を生成して出力する誘導情報生成部と、
を備え、
前記ログ情報取得部は、前記ログ情報として、前記車両が走行した経路を示す走行ログ情報と、前記車両の停車位置及び停車時間を示す停車ログ情報を取得し、
前記決定部は、前記走行ログ情報に示される経路、並びに、前記停車ログ情報に示される停車位置及び停車時間が前記付与条件を満たす場合に、当該付与条件に応じた効果を前記車両の利用者に対して決定し、
前記検索部は、前記車両が所定の経由ポイントに到達した直後において、当該経由ポイントで所定時間以上滞在しないことで付与条件を満たし得る状況を検索する
車両位置活用システム。 - 前記決定部は、
前記ログ情報が示す車両の通行ポイント、通行ルート、通行エリア、通行回数、停車ポイント、及び停車時間のうち少なくとも1つが前記付与条件を満たす場合に前記効果を決定する請求項1に記載の車両位置活用システム。 - 前記決定部は、
前記車両が走行した有料道路の課金結果が前記付与条件を満たす場合に前記効果を決定する請求項1又は2に記載の車両位置活用システム。 - 前記ログ情報取得部は、
衛星測位システムを用いて現在位置を検出する車載器から前記ログ情報を取得し、
前記決定部は、
前記車載器が搭載された車両に関する車両情報と紐づけて、決定した前記効果を管理する請求項1から3のうちいずれか一項に記載の車両位置活用システム。 - コンピュータを、
車両の位置の検出結果に基づくログ情報を取得するログ情報取得手段、
前記ログ情報取得手段が取得した前記ログ情報が示す前記車両の走行又は停車の状況が所定の付与条件を満たす場合、満たした前記付与条件に応じた効果を前記車両の利用者に対して決定する決定手段、
現在位置に位置する前記車両の将来における走行又は停車の状況に応じて満たし得る前記付与条件を検索する検索手段、
前記検索部の検索により得られた前記付与条件を満たすように、前記車両の将来における走行又は停車の状況を誘導するための情報を生成して出力する誘導情報生成手段、
として機能させ、
前記ログ情報取得手段は、前記ログ情報として、前記車両が走行した経路を示す走行ログ情報と、前記車両の停車位置及び停車時間を示す停車ログ情報を取得し、
前記決定手段は、前記走行ログ情報に示される経路、並びに、前記停車ログ情報に示される停車位置及び停車時間が前記付与条件を満たす場合に、当該付与条件に応じた効果を前記車両の利用者に対して決定し、
前記検索手段は、前記車両が所定の経由ポイントに到達した直後において、当該経由ポイントで所定時間以上滞在しないことで付与条件を満たし得る状況を検索する
プログラム。
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