JP6421607B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
この構成によれば、治具は、2つの固定座に当接して、減速機ハウジングの長孔が形成された部分を挟み込む力を付与する。この挟み込む力の作用線は、モータの移動する方向とほとんど一致する。挟み込む力の作用線上に、固定座が位置しているため、治具により減速機ハウジングをより確実に保持することができる。
この構成によれば、モータが移動する方向に2つの固定座が並んで形成され、治具が2つの固定座を挟み込むことにより、減速機ハウジングを保持することができる。
これらの構成によれば、固定座とモータの移動方向とがなす2つの固定座の角の和が、180度よりも小さくなるように形成されているため、治具が固定座から外れることを抑制できる。
図2に示すように、ボールねじ機構30は、ラックシャフト12に多数のボール32を介して螺合する円筒状のナット31を備えている。ナット31は、円筒状の軸受34を介してラックハウジング16の内周面に対して回転可能に支持されている。ラックシャフト12の外周面には螺旋状のねじ溝12aが形成されている。ナット31の内周面には、ラックシャフト12のねじ溝12aに対応する螺旋状のねじ溝33が形成されている。ナット31のねじ溝33とラックシャフト12のねじ溝12aにより囲まれる螺旋状の空間は、ボール32が転動する転動路Rとして機能する。また、図示しないが、ナット31には転動路Rの2箇所に開口して、当該2箇所の開口を短絡する循環路が設けられている。したがって、ボール32はナット31内の循環路を介して転動路R内を無限循環することができる。なお、転動路Rにはたとえばグリース等の潤滑剤が塗布されて、ボール32が転動する際の摩擦抵抗等が低減されている。
作業者がベルト43のテンションを調整する際には、フランジ部17aの固定座53,54に治具60を取り付ける。同様に、フランジ部24の固定座に治具60を取り付ける。この状態で、作業者が治具60,60を相対移動させて、ベルト43のテンションを調整する。駆動プーリ41が従動プーリ42から遠ざかる方向にモータ20を移動させることにより、駆動プーリ41と従動プーリ42の間の芯間距離は増加する。駆動プーリ41と従動プーリ42の間の芯間距離の増加に伴って、ベルト43のテンションは増加する。このとき、ベルト43は元の形状に戻ろうとして、駆動プーリ41には従動プーリ42へ向けて引き寄せる力が反力として作用する。この反力の作用する方向は、治具60によるクランプ力の作用線Lとほとんど等しい向きである。このため、ベルト43の反力により、固定座53,54から治具60が外れることを抑制できる。
(1)固定座53,54を形成することにより、治具60を小型化することができる。治具60は、固定座53,54を挟める程度の大きさがあればよいためである。また、固定座53,54を互いに近い位置に設けたため、治具60を小型化することができる。従来であれば、フランジ部24を覆うように治具が設けられたが、本実施形態では、治具60はフランジ部24の一部のみを保持すればよく、治具60は固定座53,54を挟める程度の大きさがあればよいためである。
つぎにステアリング装置の第2実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態との違いを中心に説明する。
(1)固定座55,56を形成することにより、治具を小さくすることができる。すなわち、フランジ部17a,24を覆うような治具を設ける必要はない。
・第1実施形態では、角度αと角度βの和が180度よりも小さくなるように、固定座53,54を設けたが、これに限らない。たとえば、図4(b)に示すように、角度αと角度βの和が180度になるようにしてもよい。この場合、座面53bと座面54bは互いに平行である。
・両実施形態において、一例として治具60はクランプが用いられたが、これに限らない。
・両実施形態では、RP−EPSに具体化して示したが、これに限らない。すなわち、ベルト43を用いた減速機40を備えるステアリング装置であればよい。また、ステアリング操作に連動するラックシャフト12の直線運動を、モータ20の回転力を利用して補助する電動パワーステアリング装置を例に挙げたが、ステアバイワイヤ(SBW)に適用してもよい。なお、ステアバイワイヤに具体化する場合には、前輪操舵装置としてだけでなく、後輪操舵装置あるいは4輪操舵装置(4WS)として具体化することもできる。
Claims (5)
- モータと、
軸方向に往復移動する転舵シャフトと、
多数のボールを介して前記転舵シャフトと螺合するナットと、
前記ナットが挿入されてその外周面に固定される従動プーリと、前記モータの回転軸と一体回転可能に固定される駆動プーリと、前記従動プーリと前記駆動プーリの間に巻き掛けられるベルトと、を有する減速機と、
前記転舵シャフトおよび前記ナットを収容する筒部と、前記減速機を収容するとともに前記モータが固定される減速機ハウジングとを有するハウジングと、を備え、
前記モータは、前記減速機ハウジングに固定されるための複数のボルトをそれぞれ受ける複数の孔を有するフランジ部を備え、
前記減速機ハウジングは、前記複数のボルトのうち一つが挿通される丸孔と、前記複数のボルトのうち前記丸孔に挿通されたボルトを除いたボルトが挿通されるとともに前記丸孔を基準として前記モータを回転させたときの軌跡に対応して延びる長孔とを有し、
前記減速機ハウジングおよび前記モータのフランジ部には、前記丸孔から外れた位置に治具を取り付けるための2つの固定座が形成されているステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記2つの固定座は、前記長孔の延びている方向で、前記長孔を挟む位置に設けられているステアリング装置。 - 請求項1または2に記載のステアリング装置において、
前記2つの固定座が並ぶ方向は、前記モータの移動方向であるステアリング装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング装置において、
前記固定座は前記減速機ハウジングおよび前記モータのフランジ部を切り欠くことにより凹んで形成され、
前記固定座には、前記モータの移動方向に交わるとともに、前記治具により挟み込まれる座面が形成され、
前記2つの固定座の前記座面と前記移動方向とのなす角度の和は、180度より小さく設定されるステアリング装置。 - 請求項4に記載のステアリング装置において、
前記2つの固定座の角度はそれぞれ90度より小さく設定されるステアリング装置。
Priority Applications (1)
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JP2015005883A JP6421607B2 (ja) | 2015-01-15 | 2015-01-15 | ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015005883A JP6421607B2 (ja) | 2015-01-15 | 2015-01-15 | ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016132259A JP2016132259A (ja) | 2016-07-25 |
JP6421607B2 true JP6421607B2 (ja) | 2018-11-14 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP6421607B2 (ja) |
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2015
- 2015-01-15 JP JP2015005883A patent/JP6421607B2/ja active Active
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JP2016132259A (ja) | 2016-07-25 |
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