JP6421066B2 - 水切りユニットおよび建具 - Google Patents

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Description

本発明は、外壁より張り出して設けられた枠体に設けられる水切りユニットおよび建具に関する。
建物に設けられた建具の窓枠の下部に水切り材としての機能を有するトリム材をトリム補助材により取り付けることは知られている(例えば、特許文献1参照)。トリム補助材は窓枠の幅より狭く形成されており、窓枠の下部には複数のトリム補助材が窓枠の幅方向に互いに間隔を隔てて取り付けられる。複数設けられたトリム補助材は、トリム材に設けられた切欠部の内側にトリム補助材の窓枠固定部が挿入されている。
また、窓枠が建物より張り出して設けられている場合には、躯体に固定されるとともに窓枠を下方から支持すべく窓枠の下面に取り付けられる取付片を有する窓枠構造も知られている(例えば、特許文献2参照)。このような取付片は、窓枠の幅方向に互いに間隔を隔てて複数設けられているものもある。
特開2006−328820号公報 実公昭58−29731号公報
上述したように、トリム材が設けられている場合には、トリム材と窓枠との間に窓枠の全幅に亘って止水された部位は設けられておらず、トリム材、トリム補助材、窓枠の隙間から浸入した水が窓枠に伝って外壁に至る虞があるという課題がある。また、窓枠の下面に取付片が互いに間隔を隔てて複数設けられている場合には、水切り材を取り付ける窓枠の下面に取付片が固定されることにより窓枠の下面に段差が生じるため、段差を有する窓枠の下面から外壁側に浸入する水を防ぐように止水することが難しいという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、止水性を備えて枠体に取り付けられる水切り材を有する水切りユニットおよびこの水切りユニットを備えた建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の水切りユニットは、外壁より見込み方向屋外側に張り出して設けられ、張り出した部位の下面が支持部材により支持された枠体に設けられる水切りユニットであって、前記下面の、前記支持部材より見込み方向屋外側に当接される枠当接部を有し当該枠当接部にて前記下面に固定されるアタッチメントと、前記アタッチメントを介して前記枠体に取り付けられる水切り材と、を有し、前記アタッチメントは、前記枠当接部より見込み方向屋内側に、前記下面より低い位置に配置され前記枠体の全幅に亘って前記水切り材が接合されるアタッチメント接合部を有し、前記水切り材は、前記アタッチメント接合部との間が全幅に亘って止水されて前記アタッチメント接合部と接合される水切り材接合部を有していることを特徴とする水切りユニットである。
このような水切りユニットによれば、枠体にアタッチメントを介して取り付けられる水切り材は、アタッチメントが枠体に当接されている枠当接部より屋内側に設けられ、枠体の全幅に亘って設けられているアタッチメント接合部に、水切り材接合部が全幅に亘って接合されることによりアタッチメントとの接合部が止水される。このため、アタッチメント接合部と水切り材接合部との接合部によりアタッチメント接合部と水切り材接合部との間を確実に止水することが可能である。
かかる水切りユニットであって、前記アタッチメント接合部と前記水切り材接合部とが接合されている接合部分より見込み方向屋外側に、前記アタッチメントと前記水切り材とが全幅に亘って係合する係合部が設けられていることが望ましい。
このような水切りユニットによれば、アタッチメント接合部と水切り材接合部との接合部より見込み方向屋外側にてアタッチメントと水切り材とが係合する係合部が全幅に亘って設けられているので、アタッチメント接合部と水切り材接合部との接合部分に直接水が進入することを防止することが可能である。このため、より止水性に優れた水切りユニットを提供することが可能である。
かかる水切りユニットであって、前記係合部は、前記アタッチメントに設けられ前記枠当接部より下方にて見込み方向屋内側に突出するアタッチメント係合片と、前記水切り材に設けられ前記アタッチメント係合片の上側にて見込み方向屋外側に突出する水切り材係合片と、が係合しており、前記水切り材は、前記アタッチメントの幅より広く形成され、幅方向における両側に突出した小口を塞ぐ端部キャップを有しており、前記水切り材が前記アタッチメントと係合して取り付けられたときの前記端部キャップと前記枠体または前記枠体が固定されている躯体との距離は、前記アタッチメント係合片と前記水切り材係合片との係合代より短いことが望ましい。
このような水切りユニットによれば、水切り材が取り付けられたときの、水切り材に取り付けられた端部キャップと枠体または躯体との距離が、アタッチメント係合片と水切り材係合片との係合代より短いので、アタッチメント係合片と水切り材係合片とが係合していない場合には、端部キャップが枠体または躯体に接触して水切り材を取り付けることができない。このため、容易に且つ確実に水切り材を取り付けることが可能な水切りユニットを提供することが可能である。
かかる水切りユニットであって、前記アタッチメントは、前記枠当接部と前記アタッチメント接合部との間に前記枠当接部より低く窪む凹部と、前記凹部内と前記水切り材の上方の空間とを連通するアタッチメント連通孔と、を有し、前記水切り材の上面は、見込み方向屋外側に向かって低くなるように形成されていることが望ましい。
このような水切りユニットによれば、枠当接部とアタッチメント接合部との間に枠当接部より低く窪む凹部が設けられているので、たとえ枠体とアタッチメントとの間から水が浸入したとしても凹部に至らせて、アタッチメント接合部側、すなわち外壁側に流れることを抑えることが可能である。また、アタッチメントが有する凹部内と水切り材の上方の空間とを連通する連通孔と、水切り材が有する見込み方向屋外側に向かって低くなるように形成された上面とにより、凹部に至った水を水切り材の上方の空間から水切り材の上面に至らせて屋外に排出することが可能である。
かかる水切りユニットであって、前記アタッチメント接合部は、前記凹部に向かって低くなる傾斜を有する平面状をなしていることが望ましい。
このような水切りユニットによれば、凹部に向かって低くなる傾斜を有する平面状をなすアタッチメント接合部により、たとえアタッチメント接合部の上面に水が至ったとしても、その水を凹部に流し、凹部から屋外に排出することが可能である。
また、前記水切りユニットと、前記水切りユニットが取り付けられる前記枠体と、を備えた建具である。
このような建具によれば、アタッチメント接合部と水切り材接合部との接合部分にて、より確実に止水し、固定部から浸入した水も外壁側に進入することを防止することが可能であり、枠体が支持部材に下面が支持されていたとしても止水性を備えつつ水切り材を備えることが可能な建具を提供することが可能である。また、アタッチメントと水切り材との係合部より接合部に水が直接進入することを防止することが可能である。
また、水切り材が取り付けられたときの、水切り材に取り付けられた端部キャップと枠体または躯体との距離が、アタッチメント係合片と水切り材係合片との係合代より短い端部キャップを備えることにより水切りユニットを容易に且つ確実に取り付けることが可能な建具を提供することが可能である。
また、枠当接部とアタッチメント接合部との間に設けられた凹部および凹部内と水切り材の上方の空間とを連通する連通孔、見込み方向屋外側に向かって低くなるように形成された水切り材の上面により、枠体とアタッチメントとの間から水が浸入したとしても凹部に至らせ、凹部に至った水を屋外に排出することが可能である。さらに、アタッチメント接合部の、凹部に向かって低くなる傾斜により、たとえアタッチメント接合部に水が至ったとしても、凹部に流し、凹部から屋外に排出することが可能な水切りユニットを備えた建具を提供することが可能である。
本発明によれば、止水性を備えて枠体に取り付けられる水切り材を有する水切りユニットおよびこの水切りユニットを備えた建具を提供することが可能である。
本実施形態の建具を示す斜視図である。 本実施形態の建具の下部を示す縦断面図である。 本実施形態の建具を示す横断面図である。 アタッチメント係合部と水切り係合部とが係合していない状態を示す縦断面図である。 アタッチメントの変形例を示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る水切りユニットおよびこの水切りユニットを備えた建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の水切りユニット7は、例えば、図1に示すように、ガラス4を備えたFIX窓用の建具1に備えられ、建物3の外壁3aより張り出して設けられた枠体2の下に設けられている。
以下の説明においては、建物3等に取り付けられた状態の建具1および水切りユニット7を、見込み方向屋外側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となり外壁3aに沿う方向を左右方向または幅方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。建具1および水切りユニット7の各部位であっても、また、建具1および水切りユニット7を構成する各部材については単体の状態であっても、建物3等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
本実施形態の水切りユニット7が設けられている建具1の枠体2は、同一断面形状をなす合成樹脂製の4本の枠材を、各々の枠材において斜めに切断された両端部を互いに突き合わせて溶着して形成されている。
本建具1の枠体2は外壁3aより張り出して設けられており、各枠材の外周面から枠体2の外側に向かって突出され躯体8に当接されるヒレ状の躯体当接部2aが設けられている。また、枠体2における躯体当接部2aより見込み方向屋外側の平坦な下面2bには躯体8に固定されて枠体2を支持する支持部材5が当接されている。
支持部材5は、板状をなして枠体2の下面2bが載置される枠載置部5aと板状をなし躯体8に固定される躯体固定部5bとの各々一方の端部同士が繋がって断面がL字状をなしている。支持部材5の幅は、枠体2の幅より十分に狭く形成されており、枠体2の下面2bには、複数の支持部材5が幅方向に互いに間隔を隔てて配置されている。また、支持部材5が枠体2の下面2bに当接される部位の見込み方向の長さは、下面2bの張出量より小さいため、支持部材5の見込み方向屋外側の先端は枠体2の見込み方向屋外側の先端には至らず、枠体2の下面2bは支持部材5より見込み方向屋外側に突出している。
水切りユニット7は、建具1を伝って流れる水を外壁3aから離れた位置に至らせるための水切り材10と、水切り材10を枠体2に固定するためのアタッチメント20と、を有している。水切り材10は、押出成型材でなる水切り材本体11と、水切り材本体11の小口を塞ぐ水切り端部キャップ12と、を有している。アタッチメント20は、押出成型材でなるアタッチメント本体21と、アタッチメント本体21の小口を塞ぐアタッチメント端部キャップ22と、を有している。
アタッチメント20は、枠体2において躯体当接部2aを除く部位(以下、張出部という)2cの幅とほぼ同じ幅をなしており、両端部に設けられたアタッチメント端部キャップ22が、枠体2において躯体当接部2aより見込み方向屋外側に張り出した張出部2cの側面に当接されてビス止めされている。水切り材10は、枠体2およびアタッチメント20の幅より広く形成されており、水切り端部キャップ12がアタッチメント端部キャップ22より幅方向外側に突出し、各水切り端部キャップ12において幅方向の端をなす部位の端縁が、枠体2において張出部2cより幅方向に突出している躯体当接部2aと対向するように構成されている。
アタッチメント本体21は、枠体2の下面2bであって、固定された支持部材5よりも見込み方向屋外側の部位に長手方向における全幅に亘って当接される当接部としての枠当接部21aと、枠当接部21aの見込み方向屋内側に設けられ当該枠当接部21aより下方に窪む凹部21bと、凹部21bの見込み方向屋内側に設けられ枠体2の全幅に亘って平面状をなすアタッチメント接合部21cと、枠当接部21aの見込み方向屋外側の縁と繋がって枠当接部21aの下方にて水切り材10と係合するアタッチメント係合部21dと、を有している。
凹部21bには、下方に窪んだ底部に凹部21b内と水切り材10との間の空間とを連通するアタッチメント連通孔21eが設けられている。アタッチメント連通孔21eは、底部に1箇所または幅方向に適宜間隔を隔てて複数設けられている。
凹部21bの見込み方向屋内側に設けられたアタッチメント接合部21cは、支持部材5における枠載置部5aの見込み方向屋外側の部位より下方に位置している。また、アタッチメント接合部21cは、その見込み方向屋外側に位置する凹部21bに向かって低くなるような傾斜を有している。
アタッチメント係合部21dは、枠当接部21aの見込み方向屋外側の縁から垂設された垂設部21fと、垂設部21fの下端から見込み方向屋内側に延出されたアタッチメント係合片21gとを有している。アタッチメント係合片21gは、見込み方向屋内側に向かって高くなるような僅かな傾斜を有している。
水切り材本体11は、アタッチメント20に取り付けられたときに、外壁3aよりも見込み方向屋内側から枠体2より見込み方向屋外側に至るように設けられ、上面が見込み方向屋外側に向かって漸次低くなるような上面としての湾曲上面11aを有する本体湾曲部11bと、湾曲上面11aの見込み方向における中央より見込み方向屋内側に立設された脚部11cと、脚部11cの上端に設けられアタッチメント接合部21cと対向して接合される平面状をなす水切り材接合部11dと、湾曲上面11aの見込み方向における中央より見込み方向屋外側に設けられアタッチメント係合部21dと係合する水切り材係合部11eと、を有している。
水切り材係合部11eは、湾曲上面11aから上方に延出された上方延出部11fと、上方延出部11fの上端から見込み方向屋外側に向かってに延出された水切り材係合片11gとを有している。水切り材係合片11gは、見込み方向屋外側に向かって低くなるような僅かな傾斜を有している。上方延出部11fには下端部に見込み方向屋内外を連通する水切り材連通孔11hが設けられ、本体湾曲部11bの湾曲上面11aは水切り材連通孔11hの屋内外において滑らかな曲面で繋がっている。水切り材連通孔11hは、上方延出部11fに1箇所または幅方向に適宜間隔を隔てて複数設けられている。
水切り端部キャップ12は、水切り材本体11の見込み方向屋外側の部位に係合されるキャップ係合部12aと、キャップ係合部12aと一体に形成され水切り材本体11の小口に当接される小口当接部12bと、小口当接部12bの見込み方向屋内側の縁部から枠体2内周方向に向かって延出されキャップ延出部12cと、を有している。水切り端部キャップ12は、キャップ係合部12aが水切り材本体11に係合された状態で、長手方向に沿って水切り材本体11に形成されているビス螺合部に小口当接部12b側からビスが螺合されて固定されている。小口当接部12bは水切り材本体11より見込み方向屋内側に大きく突出され、その縁部にキャップ延出部12cが設けられている。
水切り材10がアタッチメント20を介して適切な位置に取り付けられた状態における、枠体2を形成する縦枠材の躯体当接部2aと、水切り端部キャップ12のキャップ延出部12cの見込み方向屋内側の縁との距離X1が、アタッチメント係合部21dと水切り材係合部11eとの係合代X2より小さくなるように構成されている。
水切りユニット7の取付方法は、まず、アタッチメント20の枠当接部21aを枠体2の下面2bの、支持部材5よりも見込み方向屋外側の部位に当接させるとともにアタッチメント端部キャップ22を枠体2の側面に当接されてビス止めする。
次に、水切り材接合部11dの上面の全幅に亘って止水性を有する両面テープ15を備えた水切り材10の、水切り材係合部11eをアタッチメント係合部21dに係合させた後、水切り材接合部11dをアタッチメント接合部21c側に押圧して両面テープ15により水切り材接合部11dとアタッチメント接合部21cとを、全幅に亘って接着する。
このとき、適切な位置に取り付けられた水切り材10の小口当接部12bとの見込み方向屋内側の縁と躯体当接部2aとの距離X1が、アタッチメント係合部21dと水切り材係合部11eとの係合代X2より小さいので、アタッチメント係合部21dと水切り材係合部11eとが係合していない状態では、キャップ延出部12cの見込み方向屋内側の縁が躯体当接部2aに接触して取り付けられないように構成されている。
本実施形態の水切りユニット7は、外壁3aより見込み方向屋外側に張り出して設けられ、張り出した張出部2cの下面2bが支持部材5により支持された枠体2に設けられる水切りユニット7であって、下面2bの、支持部材5より見込み方向屋外側に当接される枠当接部21aを有し当該枠当接部21aにて下面2bに固定されるアタッチメント20と、アタッチメント20を介して枠体2に取り付けられる水切り材10と、を有し、アタッチメント20は、枠当接部21aより見込み方向屋内側に、下面2bより低い位置に配置され枠体2の全幅に亘って水切り材10が接合されるアタッチメント接合部21cを有し、水切り材10は、アタッチメント接合部21cとの間が全幅に亘って止水されてアタッチメント接合部21cと接合される水切り材接合部11eを有している。
本実施形態の水切りユニット7によれば、枠体2にアタッチメント20を介して取り付けられる水切り材10は、アタッチメント20が枠体2に固定されている枠当接部21aより見込み方向屋内側に設けられ、枠体2の全幅に亘って平面を形成するアタッチメント接合部21cに、水切り材接合部11dが全幅に亘って止水性を有する両面テープ15により固定されることによりアタッチメント20との接合部分が止水される。このため、アタッチメント接合部21cと水切り材接合部11dとの平面同士の接合部分により水切り材10とアタッチメント20との間を確実に止水することが可能である。
また、アタッチメント接合部21cは、枠体2の下面2bより低い位置に配置されているので、枠当接部21aと枠体2の下面2bとの間から浸入する水を、枠体2の張り出している下面2bとの固定部より低い位置、すなわち枠体2の下面2bより下側の離れた位置に移動させることが可能である。このため、枠当接部21aと枠体2の下面2bとの間から浸入した水が外壁3aより見込み方向屋内側に進入することを防止することが可能である。
また、アタッチメント20の固定およびアタッチメント20と水切り材10とを接合した状態でアタッチメント20および水切り材10は支持部材5と干渉しないので、枠体2の下面2bに支持部材5が取り付けられていたとしても止水性を備えつつ水切り材10を備えることが可能である。
また、アタッチメント接合部21cと水切り材接合部11dとの接合部分より見込み方向屋外側にて係合するアタッチメント係合部21dと水切り材係合部11eとは、いずれも全幅に亘って設けられているので、アタッチメント接合部21cと水切り材接合部11dとの接合部分に水が直接進入することを防止することが可能である。このため、より止水性に優れた水切りユニット7を提供することが可能である。
また、水切り材10が取り付けられたときの、水切り材10に取り付けられた水切り材端部キャップ12の見込み方向屋内側の縁と枠体2の躯体当接部2aとの距離X1が、アタッチメント係合片21gと水切り材係合片11gとの係合代X2より短いので、水切り材10を取り付ける際にアタッチメント係合片21gと水切り材係合片11gとが係合していない場合には、図4に示すように、水切り端部キャップ12のキャップ延出部12cが躯体当接部2aに接触して水切り材10を取り付けることができない。このため、容易に且つ確実に水切り材10を適切に取り付けることが可能な水切りユニット7を提供することが可能である。
また、枠当接部21aとアタッチメント接合部21cとの間に枠当接部21aより低く窪む凹部21bが設けられているので、たとえ枠体2の下面2bと枠当接部21aとの間から水が浸入したとしても凹部21bに至らせて、アタッチメント接合部21c側、すなわち外壁3aより見込み方向屋内側に流れることを抑えることが可能である。また、アタッチメント20が有する凹部21b内と水切り材10の上方の空間とを連通するアタッチメント連通孔21eと、水切り材10が有する見込み方向屋外側に向かって低くなるように形成された湾曲上面11aとにより、凹部21bに至った水を見込み方向屋外に排出することが可能である。
また、アタッチメント接合部21cの上面が、凹部21bに向かって低くなるような傾斜を有していることにより、たとえアタッチメント接合部21cの上面に水が至ったとしても、凹部21bに流し、凹部21bから見込み方向屋外に排出することが可能である。本実施形態においては、アタッチメント接合部21c及び水切り材接合部11dが平面状をなしている例について説明したが、これに限らず、凹部21bに向かって低くなるように形成されていれば、曲面などその他の形状であっても構わない。
本実施形態のような合成樹脂製の建具1の場合には、コストを抑えるために同一断面形状をなす押出成形材でなる4本の枠材を、各々の枠材において斜めに切断された両端部を互いに突き合わせて溶着し枠体を形成する場合が多い。しかしながら、水切り材を係合する係合部を下側の枠材のみに形成すると下側の枠材用に別途成形型が必要となり、単一の成形型にて、係合部を備えた枠材を形成すると、成形後に左右縦枠及び上枠の係合部を除去しなければならなくなる。このため、本実施形態の水切りユニット7のように、枠体2にアタッチメント20を介して水切り材10を取り付ける構成とすることにより、繁雑な作業を必要としない安価な水切りユニット7を実現することが可能である。
また、本実施形態の水切りユニット7を備えた建具1も実現可能である。
上記実施形態の水切りユニット7は、アタッチメント20が枠当接部21aにて枠体2の下面2bに当接されてビス止めされる例について説明したが、これに限らず、例えば、図5に示すように、枠当接部23aの屋内側の縁から垂設された屋内壁部23bの下縁から見込み方向屋内側に延出された水平面部23cを有し、水平面部23cの上方に突出し先端が枠体2の下面2bに当接する突起23dが屋内壁部23bと間隔を隔てて設けられている形態のアタッチメント23であっても構わない。この場合には、水平面部23cおいて突起23dより見込み方向屋内側の部位がアタッチメント接合部をなし、屋内壁部23bと突起23dとの間が、枠当接部とアタッチメント接合部との間に設けられ枠当接部より低く窪む凹部23eに相当する。また、アタッチメント23は、凹部23eにてビス止めされており、凹部23eの底をなす水平面部23cには、凹部23e内と水切り材10との間の空間とを連通するアタッチメント連通孔(不図示)が設けられている。
また、上記実施形態においては、アタッチメント係合部21dと水切り材係合部11eとが係合していない状態では、キャップ延出部12cの見込み方向屋内側の縁が躯体当接部2aに接触する例について説明したが、水切り材端部キャップ12の小口当接部12bが枠体2の躯体当接部2aより外側に位置する場合には、キャップ延出部12cの見込み方向屋内側の縁が躯体8に接触してもよい。
また、上記実施形態においては、枠体2の下面2bに、複数の支持部材5が幅方向に互いに間隔を隔てて配置されている例について説明したが、支持部材5は、枠体2の張出部2cの全幅に亘るように形成されていても構わない。
上記実施形態においては、FIX窓用の建具1を例に挙げて説明したが、これに限らず、引き違い窓用の建具、辷り出し窓用の建具、開き窓用の建具など、外壁より張り出して設けられる枠体を有する建具であれば構わない。また、上記実施形態においては合成樹脂製の枠体2に水切りユニット7を設ける例について説明したが、枠体はアルミニウム製であってもかまわない。
上記実施形態においては、アタッチメント接合部21cと水切り材接合部11dとを止水性を有する両面テープ15により接着することにより接合した例について説明したが、これに限らず、例えば、アタッチメント接合部21cと水切り材接合部11dとの間に止水材を介在させてビス止めしたり、ビス止めまたはかしめ等にて接合した後に周囲をコーキングするなど、アタッチメント接合部21cと水切り材接合部11dとの間を止水できればいかなる接合方法または接着方法でもかまわない。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、2 枠体、2a 躯体当接部、2b 下面、3a 外壁、5 支持部材、
7 水切りユニット、8 躯体、10 水切り材、11a 湾曲上面、
11d 水切り材接合部、11e 水切り材係合部、11g 水切り材係合片、
12 水切り材端部キャップ、12c キャップ延出部、20 アタッチメント、
21a 枠当接部、21b 凹部、21c アタッチメント接合部、
21d アタッチメント係合部、21e アタッチメント連通孔、
21g アタッチメント係合片、22 アタッチメント端部キャップ、
23 アタッチメント、23a 枠当接部、23b 屋内壁部、23c 水平面部、
23d 突起、23e 凹部、
X1 キャップ延出部と躯体当接部2aとの距離、X2 係合代

Claims (6)

  1. 外壁より見込み方向屋外側に張り出して設けられ、張り出した部位の下面が支持部材により支持された枠体に設けられる水切りユニットであって、
    前記下面の、前記支持部材より見込み方向屋外側に当接される枠当接部を有し当該枠当接部にて前記下面に固定されるアタッチメントと、
    前記アタッチメントを介して前記枠体に取り付けられる水切り材と、
    を有し、
    前記アタッチメントは、前記枠当接部より見込み方向屋内側に、前記下面より低い位置に配置され前記枠体の全幅に亘って前記水切り材が接合されるアタッチメント接合部を有し、
    前記水切り材は、前記アタッチメント接合部との間が全幅に亘って止水されて前記アタッチメント接合部と接合される水切り材接合部を有していることを特徴とする水切りユニット。
  2. 請求項1に記載の水切りユニットであって、
    前記アタッチメント接合部と前記水切り材接合部とが接合されている接合部分より見込み方向屋外側に、前記アタッチメントと前記水切り材とが全幅に亘って係合する係合部が設けられていることを特徴とする水切りユニット。
  3. 請求項2に記載の水切りユニットであって、
    前記係合部は、前記アタッチメントに設けられ前記枠当接部より下方にて見込み方向屋内側に突出するアタッチメント係合片と、
    前記水切り材に設けられ前記アタッチメント係合片の上側にて見込み方向屋外側に突出する水切り材係合片と、が係合しており、
    前記水切り材は、前記アタッチメントの幅より広く形成され、幅方向における両側に突出した小口を塞ぐ端部キャップを有しており、
    前記水切り材が前記アタッチメントと係合して取り付けられたときの前記端部キャップと前記枠体または前記枠体が固定されている躯体との距離は、前記アタッチメント係合片と前記水切り材係合片との係合代より短いことを特徴とする水切りユニット。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の水切りユニットであって、
    前記アタッチメントは、前記枠当接部と前記アタッチメント接合部との間に前記枠当接部より低く窪む凹部と、前記凹部内と前記水切り材の上方の空間とを連通するアタッチメント連通孔と、を有し、
    前記水切り材の上面は、見込み方向屋外側に向かって低くなるように形成されていることを特徴とする水切りユニット。
  5. 請求項4に記載の水切りユニットであって、
    前記アタッチメント接合部は、前記凹部に向かって低くなる傾斜を有する平面状をなしていることを特徴とする水切りユニット。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の水切りユニットと、
    前記水切りユニットが取り付けられる前記枠体と、を備えたことを特徴とする建具。
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