JP6419485B2 - 旋回床、パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ、旋回床の航空機接続方法、及びパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの改造方法 - Google Patents

旋回床、パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ、旋回床の航空機接続方法、及びパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの改造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ターミナルビルと航空機との間を接続して乗客や乗員を乗降させる設備であるパッセンジャー・ボーディング・ブリッジ(Passenger Boarding bridge;PBB)に係り、特に、機体内蔵タラップを備えている小型機に適用できるパッセンジャー・ボーディング・ブリッジ用の旋回床、この旋回床を備えたパッセンジャー・ボーディング・ブリッジ、旋回床の航空機接続方法、及びパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの改造方法に関する。
パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ(以下、「PBB」又は「搭乗橋」と呼ぶ)は、空港のターミナルビルと航空機との間を連絡するトンネル状の歩行通路であり、ターミナルビルと航空機との間を連結することにより、乗客が直接乗降できるようにしたものである。このようなPBBは、1台の装置(設備)で大小の各種航空機に広く対応できる汎用性を有することが望ましい。
一方、航空機側においては、特に小型の航空機においては、エアステア(Airstair)と呼ばれる乗降用の機体内蔵タラップを備えたものがある。このような機体内蔵タラップは、ドア開に伴って航空機の乗降口に設置された状態となるが、安全上の観点からタラップ通路の両側には手摺が設けられている。この手摺は、折り畳むことができない構造となっているタイプもあるため、中大型機用PBBと同様に航空機の乗降口に対して正面からPBBを近づけて取り付けようとすれば、手摺の存在が障害になるという問題を有している。
このような問題の解決策として、例えば下記の特許文献に開示された従来技術が知られている。
特許文献1では、床部の幅方向に移動可能な第1可動通路及び第2可動通路を備えた構造が採用され、特許文献2では、先端側開口の開口幅方向に移動可能な伸縮床と、この伸縮床から跳ね上げられるように回動可能に取り付けられたスロープ床とを備えた構造が採用されている。
さらに、特許文献3では、渡し台を左右方向へスライド移動させる機構を備えた構造が採用され、さらに、特許文献4では、微調整用の左右移動機構を備えた構造が開示されている。
特許第5502501号公報 特許第5225341号公報 特許第4850047号公報 特許第4850048号公報
ところで、上述したPBBは、1台の装置で大型機から小型機まで各種航空機に広く対応できることが望ましい。このため、例えば従来の中大型機用PBBに小型機用補助装置を追設するなどして、多様な機種に対応可能とすることが望まれる。
しかし、従来の中大型機用PBBに小型機用補助装置を取り付ける場合には、航空機との接続時にエアステアと干渉しないように配慮することが必要であり、従って、エアステアと干渉しない接続が可能な構造とした小型機用補助装置及びその航空機接続方法の開発が望まれる。
また、従来の中大型機用PBBにおいては、既設のPBBを容易に改造して小型機にも対応可能とすることが望まれる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、小型機への乗降を可能にする小型機用補助装置の旋回床、この旋回床を備えたパッセンジャー・ボーディング・ブリッジ、エアステアと干渉しない旋回床の航空機接続方法、及びパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの改造方法を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る旋回床は、パッセンジャー・ボーディング・ブリッジに取り付けられて航空機の乗降口との間に乗降通路の一部を形成する旋回床であって、ロタンダを介してターミナル建築構造部と接続されるトンネル部の航空機側先端部に設けられているヘッドの床下に取り付けられた床板本体を備え、前記床板本体が、前記ヘッドの床下に保持される収納位置と、前記乗降口と前記ヘッドとの間に乗降通路を形成する通路形成位置との間で旋回可能に支持されていることを特徴とするものである。
このような旋回床によれば、ヘッドの床下に取り付けられた床板本体が、ヘッドの床下に保持される収納位置と、乗降口とヘッドとの間に乗降通路を形成する通路形成位置との間で旋回可能に支持されているので、特にエアステアを備えた小型の航空機に使用する際には、エアステアの機体内蔵タラップと干渉することなく旋回床を乗降口に接続することができる。
すなわち、小型機の乗降口に旋回床を接続する際、床板本体を収納位置にしたヘッドが航空機側のドア開操作を妨げない上方あるいは後方の接続位置まで移動し、この位置で床板本体を通路形成位置まで旋回させた後、航空機側のドア開操作を完了した状態にある機体内蔵タラップの手摺間にヘッドとともに床板本体を降下あるいは前進させれば、旋回床の床板本体は、機体内蔵タラップと干渉することなく乗降口に接続される。
また、このような旋回床を中大型機用のパッセンジャー・ボーディング・ブリッジに取り付ければ、1台の装置で大型機から小型機まで各種航空機に広く対応可能となる。
上記の旋回床においては、前記収納位置と前記通路形成位置との間で前記床板本体を旋回駆動させる旋回駆動機構を備えていることが好ましく、これにより、床板本体の旋回駆動を旋回駆動機構により自動あるいは手動操作で行うことができる。
上記の旋回床においては、前記床板本体を上下方向に移動させる昇降機構を備えていることが好ましく、これにより、ヘッドの床面と旋回床の床面との間に生じる段差を確実に解消することができる。
上記の旋回床においては、前記床板本体の先端部と前記乗降口との間に掛け渡して連結する先端歩廊部を備えていることが好ましく、これにより、床板本体と乗降口床面との間に生じる隙間を確実に解消することができる。
この場合、好適な先端歩廊部としては、軽量な渡り板を手動で掛け渡したものや、ばねを介して床板本体に取り付けられたフローティング床板等を例示できる。
上記の旋回床においては、前記床板本体に着脱または折り畳み可能な手摺を設けることが好ましく、これにより、床板本体の旋回動作を妨げることなく安全な乗降通路を形成することができる。
本発明に係るパッセンジャー・ボーディング・ブリッジは、ターミナル建築構造物と航空機との間を連結して旅客の乗降通路を形成するパッセンジャー・ボーディング・ブリッジであって、前記ターミナル建築構造物側に設けられたロタンダと、前記ロタンダに対して水平方向へ回動可能に接続され、かつ、軸方向へ伸縮可能なトンネル部と、前記トンネル部を上下方向に昇降可能にする昇降装置と、前記トンネル部の航空機側先端部に設けられている旋回可能なヘッドと、上述した旋回床と、を具備して構成されることを特徴とするものである。
このようなパッセンジャー・ボーディング・ブリッジによれば、上述した各旋回床のいずれか一つを備えているので、特にエアステアを備えた小型の航空機に使用する際には、エアステアの機体内蔵タラップと干渉することなく旋回床を乗降口に接続することができる。
また、このような旋回床を備えた中大型機用のパッセンジャー・ボーディング・ブリッジは、1台の装置で大型機から小型機まで各種航空機に広く対応可能となる。
本発明に係る旋回床の航空機接続方法は、上述した旋回床を航空機の乗降口に接続する旋回床の航空機接続方法において、床板本体を収納位置にしたヘッドが航空機側のドア開操作を妨げない上方あるいは後方の接続位置まで移動して待機する第1工程と、航空機側のドア開操作を完了した状態で前記床板本体を通路形成位置まで旋回させる第2工程と、前記ヘッドとともに前記床板本体を降下あるいは前進させて前記乗降口に接続する第3工程と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る旋回床の航空機接続方法は、第1工程から第3工程を備えているので、床板本体を収納位置にしたヘッドが航空機側のドア開操作を妨げない上方あるいは後方の接続位置まで移動し、この位置で床板本体を通路形成位置まで旋回させた後、航空機側のドア開操作を完了した状態にある機体内蔵タラップの手摺間にヘッドとともに床板本体を降下あるいは前進させることにより、旋回床の床板本体は、機体内蔵タラップと干渉することなく左右の手摺間に形成されている乗降通路となる空間を通って乗降口の端部に接続される。
本発明に係るパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの改造方法は、ターミナル建築構造物側に設けられたロタンダと、前記ロタンダに対して水平方向へ回動可能に接続され、かつ、軸方向へ伸縮可能なトンネル部と、前記トンネル部を上下方向に昇降可能にする昇降装置と、前記トンネル部の航空機側先端部に設けられている旋回可能なヘッドとを備え、前記ターミナル建築構造物と航空機との間を連結して旅客の乗降通路を形成するパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの改造方法であって、前記ヘッドの床下に上述した旋回床を追加して取り付けることを特徴とするものである。
このようなパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの改造方法によれば、ヘッドの床下に上述した旋回床を追加して取り付ける改造を行うことにより、例えば中大型機に対応した既存のパッセンジャー・ボーディング・ブリッジは、エアステアを備えた小型の航空機にも使用可能となる。このような旋回床の追設は、ヘッドの床下に旋回床を新たに設置するだけであり、従って、制約の少ない容易な改造となる。
上述した本発明によれば、旋回床を用いて小型機用の乗降通路を形成することにより、エアステアの機体内蔵タラップを備えた小型機にも乗降可能なパッセンジャー・ボーディング・ブリッジを提供することが可能となる。この結果、本発明の旋回床を備えたパッセンジャー・ボーディング・ブリッジは、小型機から大型機まで1台の装置により対応可能となる。
また、本発明の旋回床は、既設の中大型機用パッセンジャー・ボーディング・ブリッジに追設する改造を容易に実施することができるため、新設及び既設の両方で広範囲の航空機に対応可能な装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る旋回床(小型機用補助装置)をパッセンジャー・ボーディング・ブリッジに取り付けた状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 旋回床を備えたパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの全体構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図1に示した旋回床の昇降機能を示す説明図であり、(a)は航空機接続時にパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの通路と旋回床面との間に段差を生じる方式、(b)はパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの通路と旋回床との間の段差を無くする方式において、収納時に旋回床を接続位置より下げた状態、(c)は旋回床の段差が無くなるまで上昇させた接続状態である。 パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ及び旋回床の航空機接続方法を示す説明図であり、(a)はパッセンジャー・ボーディング・ブリッジが航空機のドア開動作を妨げない待機位置まで移動した待機状態、(b)はドア開動作完了後に旋回床を旋回させた状態、(c)は旋回床の段差を無くした高さまで上昇させた状態、(c´)は旋回床を航空機の床位置まで下げ、かつ航空機のドア開に支障が無い位置まで後退した状態でパッセンジャー・ボーディング・ブリッジを待機させた状態、(d)はパッセンジャー・ボーディング・ブリッジを移動させて航空機の床位置まで移動させた接続状態である。 (a)は、旋回床の接続時における航空機側ドア中心とパッセンジャー・ボーディング・ブリッジのヘッド中心との位置ずれ調整を示す説明図であり、(b)は、(a)の位置ずれ調整において、ヘッドの旋回機能と旋回床の旋回動作とを組み合わせることにより、旋回床を航空機の開口に略平行に移動させることもできる機能を示す説明図である。 航空機側床面と旋回床との間に渡り板を掛けて接続する例を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図6の渡り板に代えてフローティング床板を用いる接続例(第1変形例)を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 フローティング床板の動作説明図であり、(a)は正常な接続位置におけるフローティング床板の平面図、(b)は(a)に示す床板を取り除いた内部構造を示す平面図、(c)は航空機側から押されて傾斜した状態を示す平面図、(d)は位置ずれによりフローティング床板が航空機に先端部を押されて縮んだ状態を示す平面図である。 図6の渡り板に代えて旋回床の先端部側に上下方向の揺動床板を用いる接続例(第2変形例)を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 旋回床の手摺構造例を示す図であり、(a)は手動差込み構造、(b)は通路内側への折り畳み構造、(c)は通路幅方向の何れか一方へ折り畳む構造、(d)は一方を折り畳み構造として他方を手動差込み構造とした構造、(e)は通路前後方向への折り畳み構造を示している。 (a)は通路内側に向けた折り畳み構造を有する手摺を示し、(b)は(a)の手摺に適用されるロック機構の構成例を示し、このロック機構がロック状態となる動作を示す説明図、(c)は(b)のロック解除機構の構成例を示している。
以下、本発明に係る旋回床、パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ、旋回床の航空機接続方法、及びパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの改造方法について、その一実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。
パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ(以下、「PBB」と呼ぶ)1は、例えば空港のターミナルビル(ターミナル建築構造物)と航空機との間を連結して旅客の乗降通路を形成するものである。すなわち、PBB1は、空港のターミナルビルと航空機の乗降口との間を連絡するトンネル状の乗降用歩行通路であるから、乗降客は、航空機に対し屋外に出ることなく直接乗降できるようになる。
図2に示すPBB1は、ターミナルビル側へ通じる固定橋FBに固定して設けられるロタンダ2と、このロタング2に対し水平方向へ回動可能に接続されるとともに、軸方向へ伸縮可能な筒状断面のトンネル部3と、このトンネル部3を上下方向に昇降可能にする昇降装置5bと、このトンネル部3の航空機側先端部に設けられている旋回可能なヘッド4とを備えている。
図示のトンネル部3は、ロタンダ2側の基端トンネル3aと、この基端トンネル3aの先端側(航空機側)を入れ子式に嵌合された先端トンネル3bとにより、軸方向(長手方向)の伸縮が可能な構造となっている。
そして、本実施形態のPBB1は、可動脚5と固定脚6とにより、トンネル部3やヘッド4等が地表面より離間した状態に支持されている。
一方の可動脚5は、先端トンネル3bの航空機側先端部近傍を下面側から支持し、所望の方向へ自力で走行可能な駆動輪5a及び駆動機構(不図示)と、トンネル部3を昇降させる昇降装置5bを備えている。また、他方の固定脚6は、地上に固定設置されてロタンダ2の下部を支持している。従って、トンネル部3は、可動脚が駆動操作されることにより、航空機へ接近して乗降口に連結する動作や、乗降口の高さにヘッド4の高さを合わせる動作や、乗降口から分離して航空機から離間する動作が可能になる。
さらに、本実施形態のPBB1は、例えば図1に示すように、航空機APの乗降口Eとの間に乗降通路の一部を形成する旋回床10を備えている。なお、図中の符号Dは航空機APのドア、TはドアDに設けられた機体内蔵タラップ、Hは機体内蔵タラップTの手摺である。
旋回床10は、PBB1を構成するヘッド4の床下4aに取り付けられた床板本体11を備えている。この床板本体11は、乗降通路として十分な強度を有する板状の部材であり、ヘッド4の床下4aに保持される収納位置(図1(a)に破線表示)と、乗降口Eとヘッド4との間に乗降通路を形成する通路形成位置(図1(a)に実線表示)との間において、回転軸12を支点(回転中心)として、床下面と平行な平面上の旋回が可能に支持されている。
この場合の旋回可能角度αは、90度よりやや大きい値となるように設定されている。すなわち、収納位置における床板本体11の軸中心C1は、航空機APの機体中心軸Caと平行に設定され、最も旋回した状態の通路形成位置における床板本体11の軸中心C2は、後述するPBB1側の位置ずれ対策として、航空機APの機体中心軸Caに直交させた軸中心C3よりさらに旋回角度βだけ大きく旋回可能な位置に設定されている。
この結果、旋回可能角度αは、90度に旋回角度βを加えた値(α=90+β)となるため、この場合の旋回角度βが後述するPBB1側の位置ずれ対策に利用可能となる。
また、本実施形態の旋回床10は、収納位置と通路形成位置との間で床板本体11を自動的に旋回駆動させるための装置として、ヘッド4の床下4aに支持された旋回駆動機構20を備えている。この旋回駆動機構20は、例えば油圧駆動のジャッキ21を駆動源として用いることで、油圧により伸縮するピストンロッド22の先端部に床板本体11をピン結合した構造を例示できる。すなわち、ピストンロッド22が最も縮んだ状態で収納位置となり、ピストンロッド22が最も伸びた状態で収納位置から最大の旋回可能角度αだけ旋回した通路形成位置となる。
このような旋回駆動機構20は、スイッチ操作等により自動的に作動して旋回床10を所望の位置に旋回移動させることができる。
このように構成された旋回床10は、ヘッド4の床下4aに取り付けられた床板本体11が、ヘッド4の床下4aに保持される収納位置と、乗降口Eとヘッド4との間に乗降通路を形成する通路形成位置との間で旋回可能に支持されているので、特に、エアステアと呼ばれるドアDに機体内蔵タラップTを備えた小型の航空機APに使用する際には、機体内蔵タラップT及び手摺Hと干渉することなく旋回床10を乗降口Eに接続することができる。
すなわち、上述した旋回床10は、床板本体11を収納位置にしたヘッド4が航空機AP側のドア開操作を妨げない上方あるいは後方の接続位置まで移動し、この位置で床板本体11を通路形成位置まで旋回させた後、航空機AP側のドア開操作を完了した状態にある機体内蔵タラップTの手摺H間にヘッド4とともに床板本体11を降下あるいは前進させる動作が可能となり、この結果、旋回床10の床板本体11は、機体内蔵タラップTや手摺Hと干渉することなく乗降口Eに接続できる。
ところで、本実施形態の旋回駆動機構20では油圧駆動のジャッキ21を例示したが、例えば電動機で回動するボールネジを用いたスライダ機構やラック&ピニオン機構等のように、他の駆動機構を適用可能なことは言うまでもない。また、諸事情によっては電動機等の駆動源を備えた旋回駆動機構20を使用せず、手動操作により旋回させる構造を採用することも可能である。
また、本実施形態の旋回床10は、通路形成位置にある床板本体11を上下方向に移動させる昇降機構30を備えている。この昇降機構30は、ヘッド4の床面4bと旋回床10の床面、具体的には床板本体11の床面11aとの間に生じる段差解消を目的とするものである。すなわち、上述した旋回床10は、例えば図3(a)に示すように、ヘッド4の床下4aで旋回移動するものであるから、床板本体11の床面11aはヘッド4の床面4bより低い位置にあり、そのままでは歩行の障害となる段差hが形成される。
そこで、図1(b)や図3(b),(c)等に示すように、ヘッド4の床下4aには、例えば油圧駆動のジャッキ31を駆動源とする昇降機構30が、床下4aに対して旋回可能に設けられている。この昇降機構30は、ジャッキ31から伸縮するピストンロッド32の先端部がリンク機構33を介して床板本体11と連結されている。
図示のリンク機構33は、略く字状とした駆動アーム34と、直線状とした従動アーム35とを備えている。なお、本実施形態の昇降機構30は、床板本体11の軸中心位置において、1本の駆動アーム34及び1本の従動アーム35よりなるリンク機構33を1本のジャッキ31で駆動する構造となっているが、床板本体11の両側端部を支持して昇降させる構造を採用してもよく、特に限定されることはない。
一方の駆動アーム34は、略く字状の折曲部付近がヘッド4の床下適所にピン結合(図3の符号aを参照)され、さらに、一端がピストンロッド32の先端部とピン結合(図3の符号bを参照)されるとともに、他端が床板本体11の床下適所にピン結合(図3の符号cを参照)されている。
また、他方の従動アーム35は、一端がヘッド4の床下適所にピン結合(図3の符号dを参照)され、他端が床板本体11の床下適所にピン結合(図3の符号eを参照)されている。
このように構成された昇降機構30は、ピストンロッド32が最も縮んだ状態において床板本体11を降下させるので、旋回床10の旋回が可能な状態の旋回可能位置となる。
そして、通路形成位置にある床板本体11は、昇降機構30のピストンロッド32を伸ばすことにより、駆動アーム34が折曲部付近のピン結合部を中心とする時計回りの回転により押し上げられる。この結果、床板本体11の床面11aがヘッド4の床面4bと略一致する位置まで上昇するので、床面4b,11a間に形成される段差を確実に解消してフラットな通路を形成することができる。
また、上述した旋回床10は、床板本体11の先端部と乗降口Eとの間に隙間が形成されることを確実に防止するため、床板本体11の先端部と乗降口Eとの間に掛け渡して連結する先端歩廊部40を備えている。
この場合、好適な先端歩廊部40としては、例えば図6に示すように、床板本体11の先端部と乗降口Eとの間に手動で掛け渡す軽量な渡り板41がある。すなわち、乗降口Eの開口部を利用して、床板本体11の床面11aと機内床面Faとの間に渡り板41を設置するものである。このような渡り板41としては、例えばアルミニウム製等の板材があり、簡単かつ安価な構造で隙間Sの形成を確実に解消することができる。
また、図7及び図8は、先端歩廊部40の好適な実施形態として図6に示した渡り板41の第1変形例を示している。なお、以下の説明において、前後方向は航空機APの機体中心軸Caと直交する方向であり、左右方向は航空機APの機体中心軸Caと平行な方向(床板本体11の幅方向)である。
なお、ヘッド4の床面4bと床板本体11の床面11aの間に生じる隙間は、例えば図6に示すように、渡り板41´を設置することで容易に解消することができる。
第1変形例の先端歩廊部40は、前後方向において航空機AP側へ付勢する複数のコイルばね42を介して床板本体11に取り付けられたフローティング床板43である。
本実施形態のフローティング床板43は、例えば図8(b)に示すように、床板本体11の先端部に対して、左右方向に並べられて各々が航空機APの方向へ同じ力で付勢する2つのコイルばね42により、航空機APの方向へ軽く押し出される状態に取り付けられている。なお、図中の符号42aは、コイルばね42の伸縮方向を規定する棒状部材である。
このようなフローティング床板43は、図8(a)に示す正常位置の場合において、コイルばね42に押し出された先端部が航空機APの乗降口Eから航空機内に入り込み、機内床面Fa上に載置される。この結果、床板本体11の先端部と乗降口Eとの間が自動的に連結されるため、上述した渡り板41と同様に隙間Sをなくすことができる。
また、フローティング床板43は、図8(d)に示すように位置ずれ等を生じた場合、先端部が航空機APと接触する。この結果、フローティング床板43は、航空機AP側から押される状態となる。しかし、このような場合には、フローティング床板43が付勢に打ち勝ってコイルばね42を圧縮するので、航空機AP側に損傷を与えることなくヘッド4側へ引っ込むようになっている。
なお、PBB1を後退させて航空機AP側からの押圧力が減少すると、フローティング床板43はコイルばね42の作用で元の位置に押し出されるため、PBB1の位置を再調整すれば隙間Sの形成は確実に解消される。
また、図8(b)に示す2つのコイルばね42は、フローティング床板43の左右端付近において、左右対称となるように配置されて同じ付勢力を有している。このため、通常の状態では、フローティング床板43が中央付近に位置している。
しかし、図8(c)に示すように、フローティング床板43が航空機AP側から左右方向の力(例えば図中の矢印F)を受けると、左右一対のコイルばね42は、一方が圧縮量を増すとともに他方の圧縮量は低減される。この結果、フローティング床板43は、左右方向の力Fにより傾斜して追従することができ、さらに、力Fが解消されるとコイルばね42の作用で元の位置に戻る。
このようなフローティング床板43は、航空機APと接触する先端部及び左右両端部に緩衝材44を取り付けて航空機保護を行うことが望ましい。この場合に好適な緩衝材44としては、例えばゴムチューブを例示できる。
なお、緩衝材44の表面は、滑りやすい材料で保護することが望ましい。
また、上述したコイルばね42は、圧縮限界を検知するセンサ45を備えていることが望ましい。このセンサ45がコイルばね42の圧縮限界を検知すると、PBB1の操作に対するアラームを出すことにより、過度な力が作用して航空機AP及びPBB1に生じる損傷を防止できる。この場合に好適なセンサ45としては、例えばリミットスイッチを例示できる。
なお、上述した本実施形態ではコイルばね42を使用しているが、これに限定されることはなく、同様の機能を有する弾性部材の使用が可能である。
また、フローティング床板43の先端部には、図7(b)に示すように、上下フリー床板46を取り付けておくことが望ましい。この上下フリー床板46は、フローティング床板43に対して揺動軸47を中心にした上下方向の揺動を可能とされるが、下向きの揺動については図示しない下限ストッパを設けて制限する。
このような上下フリー床板46は、積載重量の低下により航空機APの機内床面Faが上昇した場合や、ヘッド4側の床面4bが降下した場合のような上下変動において、その変動を収可能としたものである。
また、図9に示す第2変形例の先端歩廊部40は、図6の渡り板41に代えて、旋回床10の先端部側に上下方向の揺動床板を用いる他の構成例を示している。この構成例は、コイルばね42のような弾性部材を使用するのではなく、前後方向及び上下方向の駆動装置を使用している。
すなわち、第2変形例の先端歩廊部40は、床板本体11の先端部に対し、前後方向駆動装置48を備えた前後スライド床板49及び上下方向駆動装置50を備えた上下揺動床板51を取り付けた構成とされる。
この場合、前後スライド床板49及び上下揺動床板51は、上述した第1変形例のフローティング床板43及び上下フリー床板46と実質的に同じ構造とされ、例えば油圧シリンダのような前後方向駆動装置48及び上下方向駆動装置50により、状況に応じて前後方向や上下方向へ確実に動作させる点が異なっている。なお、第1変形例と同様の構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
このように構成された先端歩廊部40は、前後方向駆動装置48の動作により伸縮するピストンロッド48aの先端部にピン結合された前後スライド床板49が、床板本体11に対して、矢印52で示す前後方向にスライドする。
また、上下方向駆動装置50の動作により伸縮するピストンロッド50aの先端部にピン結合された上下揺動床板51は、揺動軸47で連結された前後スライド床板49に対して、矢印53で示す上下方向に揺動する。
この結果、第2変形例の先端歩廊部40は、隙間Sを確実に解消するため位置ずれに対応可能となり、さらに、航空機APの機内床面変動や、ヘッド4側の床面変動にも対応可能となる。
なお、前後方向駆動装置48及び上下方向駆動装置50は、油圧シリンダに限定されることはなく、例えば電動機で回動するボールネジを用いたスライダ機構など、他の駆動機構を適宜採用してもよい。
ところで、上述した旋回床10は、例えば図10に示すように、床板本体11に着脱または折り畳み可能な手摺13を設けることが望ましい。
図10(a)に示す手摺13は手動差込み構造であり、通路形成位置にある床板本体11に対し、左右端部適所に設けた挿入筒14に脚部を作業員が差し込んで取り付ける構造となっている。
図10(b)及び図11に示す手摺13Aは、収納位置にある床板本体11において、図中に想像線で示すように、通路内側へ折り畳んで収納する構造である。この場合、通路形成位置では、図中に実線で示すように、折り畳んだ状態の手摺13Aを手動で引き上げて所定位置に固定する構造となっている。このような折り畳み構造には、例えば図11(b),(c)に示すように、使用時の手摺13Aを立てた状態に固定するロック機構60を備えている。
なお、図11において、図中の符号Pは手摺13Aを折り畳み可能に支持するピン、61はロック機構60及び手摺13Aを床板本体11の側壁部に固定して取り付ける下部構造体、62は下部構造体の上面に設けられた下部板である。
手摺13Aは、下部板62の上面にピンPを介して折り畳み可能に支持されている。なお、図11(b)においては、手摺13Aの上部を構成する柱や手摺本体等の図示が省略されている。
図示のロック機構60は、手摺13Aの下部側壁に対し、ピンPrと一体に回動可能に支持されたフック63を備えており、さらに、このフック63は、ロック状態を維持する方向に付勢するばね(不図示)を備えている。また、このフック63は、傾斜面63aを有する三角形断面形状とされ、傾斜面63aの上端部には段差部64が形成されている。なお、図中の符号65は、フック63とピンPrにより支持された旋回部66との間を連結するロッド部である。
このように構成されたロック機構60は、折り畳まれた手摺13Aを引き上げて使用位置に立てる際、フック63の傾斜面63aが下部板62の角部に接して押し上げられる。そして、手摺13Aが所定の使用位置に到達すると、段差部64が下部板62の下面に入り込んで係止される。この結果、手摺13Aは、使用位置に確実に固定されたロック状態となる。
また、手摺13Aの使用後には、例えば図11(c)に示すようなロック解除機構70を使用し、手動でロック状態を解除して手摺13Aを折り畳む。
図示のロック解除機構70は、フック63を回動自在に支持しているピンPrを通し軸とし、ピンPrとフック63との間は、両者が一体に回動するよう止めネジ(不図示)により固定されている。また、ピンPrの一端には、ピンPrを手動で回転させてロック状態を解除するハンドル71が設けられている。従って、ハンドル71を操作してピンPrをロック解除方向へ回転させれば、フック63も一体に同方向へ回転するので、段差部64と下部板62の下面との係合によるロック状態が解除される。なお、図示のロック解除機構70は、左右の手摺13Aにそれぞれ設けられている。
図10(c)に示す手摺13Bは、収納位置にある床板本体11において、図中に想像線で示すように、通路幅方向の何れか一方となる同方向へ折り畳んで収納する構造である。この場合、通路形成位置では、図中に実線で示すように、折り畳んだ状態の手摺13Bを手動で引き上げて所定位置に固定する構造となっている。
図10(d)に示す手摺13C,13C´は、左右のいずれか一方を折り畳み構造の手摺とし、他方を手動差込み構造の手摺13C´としたものである。
図10(e)に示す手摺13Dは、図中に想像線で示すように、床板本体11の通路前後方向に折り畳む構造となっている。
上述した各構造の手摺13を設けることにより、床板本体11の旋回動作を妨げることなく安全な乗降通路を形成することができる。
上述したように、本実施形態及びその変形例で説明した旋回床10を備えているPBB1は、特にエアステアを備えた小型の航空機APに使用する場合でも、エアステアの機体内蔵タラップTと干渉することなく旋回床10を乗降口Eに接続することができる。
また、上述した旋回床10を備えた中大型機用のPBB1は、1台の装置で大型機から小型機まで各種航空機に広く対応することが可能となる。
また、上述した旋回床10は、以下に説明する航空機接続方法を採用することにより、機体内蔵タラップTと干渉することなく左右の手摺H間に形成されている乗降通路となる空間を通って乗降口Eの端部に接続できる。すなわち、旋回床10は、図4に示すような手順でエアステアを備えた航空機APの乗降口Eに接続可能となる。
図4(a)は、PBB1が航空機APのドア開動作を妨げない待機位置まで移動した待機状態を示している。すなわち、図示の第1工程では、床板本体11を収納位置にしたヘッド4が、航空機AP側のドア開操作を妨げない上方、あるいは後方の接続位置まで移動して待機する。このような待機位置において、航空機APのドアDが開かれる。
この後、図4(b)に示すように、上述した待機位置において、旋回駆動機構20を動作させて床板本体11を通路形成位置まで旋回させる。すなわち、図示の第2工程では、航空機AP側のドア開操作を完了した状態で、床板本体11を通路形成位置まで旋回させる。このような旋回は、旋回駆動機構30を動作させて実施されるが、旋回駆動機構30がない場合には手動で行われる。
次に、昇降機構30を備えている場合には、図4(c)に示すように、昇降機構30を動作させることにより、旋回床10をヘッド4の床面4bと段差のない高さまで上昇させる。なお、図4(c´)は、PBB1を後方の接続位置で待機させる状況を示しており、PBB1を航空機APの床位置まで下げた状態で航空機APのドア開動作ができるような後方位置に待機させた後、航空機APのドア開動作完了後にPBB1を前進させる方式を示す。
この後、図4(d)に示すように、PBB1を航空機APの床位置まで移動させて乗降通路を接続する。すなわち、図示の第3工程では、ヘッド4とともに床板本体11を降下させることにより、航空機APの乗降口Eに接続して乗降通路を形成する。
この後、先端歩廊部40を掛け渡す作業や、手摺13を取り付ける作業を実施することで、段差や隙間がなく、しかも手摺13を備えた安全な乗降通路が形成される。
また、図5(a)の上段に示すように、航空機APに開口する乗降口Eの中心軸Ceと、旋回床10の中心軸Cpとが機体中心軸Caの方向に位置ずれして不一致の場合には、上述した旋回角度αの範囲で旋回床10を回転させることができる。このため、図5の下段に示すように、旋回床10の中心軸Cpを旋回角度βの範囲内で90度より大きい方向へ旋回させれば、乗降口Eの中心軸Ceに旋回床10の中心軸Cp´を略一致させることができるので、水平方向に生じた細かい位置ずれを解消することができる。
図5(b)は、ヘッド4の旋回動作と旋回床10の旋回動作とを組み合わせることにより、旋回床10を航空機APの開口部Eに略平行移動させることも可能であることを示す図である。
また、上述した旋回床10は、既設のPBB1においても、ヘッド4の床下に追加して容易に取り付けることができる。すなわち、中大型機に対応する既設のPBB1に対し、ヘッド4の床下に旋回床10を追加して取り付けるという改造方法が可能となる。
このようなPBB1の改造方法は、例えば中大型機に対応した既存のPBB1に旋回床10を追設することにより、エアステアを備えた小型の航空機APにも使用可能となる。このような旋回床10の追設は、ヘッド4の床下に旋回床10を新たに設置するだけであるから、制約の少ない容易な改造となる。
このように、上述した実施形態によれば、旋回床10を用いて小型機用の乗降通路を形成することにより、エアステアの機体内蔵タラップTを備えた小型の航空機APにも乗降可能なPBB1を提供することが可能になる。この結果、本実施形態の旋回床10を備えたPBB1は、小型から大型の航空機APまで1台の装置により対応可能となる。
また、本実施形態の旋回床10は、中大型機用の既設PBBに追設する改造を容易に実施できるため、新設及び既設の両方で広範囲の航空機APに対応可能な装置の提供に有効である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ(PBB)
2 ロタンダ
3 トンネル部
4 ヘッド
4a 床下
4b,11a 床面
10 旋回床
11 床板本体
12 回転軸
13,13A,13B,13C,13C´,13D 手摺
20 旋回駆動機構
21,31 ジャッキ
22,32,48a,50a ピストンロッド
30 昇降機構
33 リンク機構
40 先端歩廊部
41,41´ 渡り板
42 コイルばね
43 フローティング床板
44 緩衝材
45 センサ
46 上下フリー床板
48 前後方向駆動装置
49 前後スライド床板
50 上下方向駆動装置
51 上下揺動床板
60 ロック機構
63 フック
64 段差部
70 ロック解除機構
AP 航空機
D ドア
E 乗降口
Fa 機内床面
H 手摺
S 隙間
T 機体内蔵タラップ

Claims (9)

  1. パッセンジャー・ボーディング・ブリッジに取り付けられて航空機の乗降口との間に乗降通路の一部を形成する旋回床であって、
    ロタンダを介してターミナル建築構造部と接続されるトンネル部の航空機側先端部に設けられているヘッドの床下に取り付けられた床板本体を備え、
    前記床板本体が、前記ヘッドの床下に保持される収納位置と、前記乗降口と前記ヘッドとの間に乗降通路を形成する通路形成位置との間で、前記床板本体の床面に対して垂直な回転軸を中心にして旋回可能に支持されていることを特徴とする旋回床。
  2. パッセンジャー・ボーディング・ブリッジに取り付けられて航空機の乗降口との間に乗降通路の一部を形成する旋回床であって、
    ロタンダを介してターミナル建築構造部と接続されるトンネル部の航空機側先端部に設けられているヘッドの床下に取り付けられた床板本体を備え、
    前記床板本体が、前記ヘッドの床下に保持される収納位置と、前記乗降口と前記ヘッドとの間に乗降通路を形成する通路形成位置との間で旋回可能に支持され
    前記床板本体を上下方向に移動させる昇降機構が設けられていることを特徴とする旋回床。
  3. 前記収納位置と前記通路形成位置との間で前記床板本体を旋回駆動させる旋回駆動機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の旋回床。
  4. 前記床板本体を上下方向に移動させる昇降機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の旋回床。
  5. 前記床板本体の先端部と前記乗降口との間に掛け渡して連結する先端歩廊部が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の旋回床。
  6. 前記床板本体に着脱または折り畳み可能な手摺が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の旋回床。
  7. ターミナル建築構造物と航空機との間を連結して旅客の乗降通路を形成するパッセンジャー・ボーディング・ブリッジであって、
    前記ターミナル建築構造物側に設けられたロタンダと、
    前記ロタンダに対して水平方向へ回動可能に接続され、かつ、軸方向へ伸縮可能なトンネル部と、
    前記トンネル部の航空機側先端部に設けられているヘッドと、
    請求項1からのいずれか1項に記載の旋回床と、
    を具備して構成されることを特徴とするパッセンジャー・ボーディング・ブリッジ。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の旋回床を航空機の乗降口に接続する旋回床の航空機接続方法が、
    床板本体を収納位置にしたヘッドが航空機側のドア開操作を妨げない上方あるいは後方の接続位置まで移動して待機する第1工程と、
    航空機側のドア開操作を完了した状態で前記床板本体を通路形成位置まで旋回させる第2工程と、
    前記ヘッドとともに前記床板本体を降下あるいは前進させて前記乗降口に接続する第3工程と、
    を備えていることを特徴とする旋回床の航空機接続方法。
  9. ターミナル建築構造物側に設けられたロタンダと、前記ロタンダに対して水平方向へ回動可能に接続され、かつ、軸方向へ伸縮可能なトンネル部と、上下方向に昇降可能な昇降装置と、前記トンネル部の航空機側先端部に設けられている旋回可能なヘッドとを備え、前記ターミナル建築構造物と航空機との間を連結して旅客の乗降通路を形成するパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの改造方法であって、
    前記ヘッドの床下に請求項1からのいずれか1項に記載の旋回床を追加して取り付けることを特徴とするパッセンジャー・ボーディング・ブリッジの改造方法。
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