JP6418352B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パッチアンテナを含むアンテナ装置に関する。
下記の特許文献1に、給電素子と、その両側に配置された無給電素子とを含む広角アンテナが開示されている。給電素子と、2つの無給電素子とは、励振方向と直交する方向に並ぶ。給電素子への給電線路の構造については示されていない。
下記の特許文献2に、給電素子と複数の無給電素子とを含むアンテナ装置が開示されている。このアンテナ装置においては、給電素子と、その上の導体層に複数の無給電素子が配置されている。給電素子と無給電素子とは、平面視において部分的に重なっている。複数の無給電素子を取り囲む領域を広くすることにより、アンテナ利得を向上させることができる。
特開2013−168875号公報 特開2004−242168号公報
特許文献1に開示された広角アンテナにおいて、給電線路が無給電素子に電磁気的影響を与えないようにするために、給電線路を無給電素子とは異なる導体層に配置するとともに、給電線路と無給電素子との間に接地導体を配置することが好ましい。このため、形成すべき導体層の層数が増加してしまう。
特許文献2に開示されたアンテナ装置においては、複数の無給電素子を配置することにより、アンテナ利得の向上が図られている。無給電素子によって共振点が増加しているわけではないため、広帯域化を図ることはできない。
本発明の目的は、無給電素子と給電線路との電磁的結合を弱め、かつ広帯域化を図ることが可能なアンテナ装置を提供することである。
本発明の第1の観点によるアンテナ装置は、
給電素子と無給電素子とを含むパッチアンテナと、
前記給電素子に給電を行う給電線路と
を有し、
前記給電素子と前記無給電素子とは、前記給電素子の励振方向と平行な方向に並んで配置され、
前記給電線路は、前記給電素子から前記励振方向に平行な方向に向かって伸び、
平面視において、前記無給電素子は前記給電線路の両側に配置された導体パターンを含み、前記導体パターンと前記給電線路とは重なっていない。
給電素子と無給電素子との複共振現象により、広帯域化を図ることができる。給電線路と無給電線路とが重なっていないため、給電線路が無給電線路に与える電磁気的影響が低減される。
本発明の第2の観点によるアンテナ装置においては、第1の観点によるアンテナ装置の構成に加えて、前記給電線路が、前記無給電素子とは異なる導体層に配置されている。
給電線路と無給電素子とが同一の導体層に配置される場合に比べて、給電線路から無給電素子までの距離を長くすることができる。これにより、給電線路と無給電素子との電磁気的結合をより低減させることができる。
本発明の第3の観点によるアンテナ装置においては、第1または第2の観点によるアンテナ装置の構成に加えて、前記給電素子と前記無給電素子とが、同一の導体層に配置されている。
給電素子と無給電素子とを同一の導体層に配置することにより、全体の導体層の層数の増加を抑制することができる。
本発明の第4の観点によるアンテナ装置は、第1乃至第3のアンテナ装置の構成に加えて、接地導体を有し、前記給電線路が、厚さ方向に関して、前記パッチアンテナと前記接地導体との間に配置されている。
給電線路と接地導体とによって、マイクロストリップラインが構成される。
本発明の第5の観点によるアンテナ装置においては、第1乃至第4の観点によるアンテナ装置の構成に加えて、前記無給電素子の、前記励振方向に関する寸法が、前記パッチアンテナの動作周波数における実効波長の1/2である。
給電素子と無給電素子とによる複共振現象が生じやすくなるため、広帯域化を図ることができる。
本発明の第6の観点によるアンテナ装置においては、第4の観点によるアンテナ装置の構成に加えて、前記無給電素子の、前記励振方向に関する寸法が、前記パッチアンテナの動作周波数における実効波長の1/4であり、前記励振方向に関して一方の端部が前記接地導体に接続されている。
給電素子と無給電素子とによる複共振現象が生じやすくなるため、広帯域化を図ることができる。
給電素子と無給電素子との複共振現象により、広帯域化を図ることができる。給電線路と無給電線路とが重なっていないため、給電線路が無給電線路に与える電磁気的影響が低減される。
図1Aは、実施例1によるアンテナ装置の平面図であり、図1B及び図1Cは、それぞれ図1Aの一点鎖線1B−1B、及び1C−1Cにおける断面図である。 図2Aは、実施例2によるアンテナ装置の平面図であり、図2Bは、図2Aの一点鎖線2B−2Bにおける断面図である。 図3A及び図3Bは、それぞれ比較例及び実施例2によるアンテナ装置のリターンロスを示すグラフであり、図3C及び図3Dは、それぞれ比較例及び実施例2によるアンテナ装置のアンテナゲインを示すグラフである。 図4は、比較例によるシミュレーション対象のアンテナ装置の平面図である。 図5A及び図5Bは、それぞれ実施例3及びその変形例によるアンテナ装置の平面図である。 図6A及び図6Bは、それぞれ実施例4及びその変形例によるアンテナ装置の断面図である。 図7Aは、実施例5によるアンテナ装置の平面図であり、図7Bは、図7Aの一点鎖線7B−7Bにおける断面図である。 図8Aは、実施例6によるアンテナ装置の平面図であり、図8Bは、図8Aの一点鎖線8B−8Bにおける断面図である。 図9は、実施例7によるアンテナ装置の平面図である。
[実施例1]
図1Aから図1Cまでの図面を参照して、実施例1によるアンテナ装置について説明する。
図1Aに、実施例1によるアンテナ装置の平面図を示す。誘電体基板10に、給電素子11と無給電素子12、13とを含むパッチアンテナ、及び給電線路14が形成されている。給電素子11は、ほぼ正方形または長方形の平面形状を有する。正方形または長方形の一対の辺に平行な方向をx方向、他の一対の辺に平行な方向をy方向と定義する。
給電線路14が給電点15において給電素子11に接続されており、給電素子11に給電を行う。給電点15は、給電素子11の中心からx方向にずれた位置に配置されている。給電素子11の中心から給電点15までの距離は、給電素子11のx方向の寸法の1/4である。この場合、x方向が給電素子11の励振方向に相当する。給電線路14は、給電点15からx方向(励振方向と平行な方向)に伸びる。
一方の無給電素子12、給電素子11、及び他方の無給電素子13が、この順番にx方向に並んでいる。一方の無給電素子12は、給電素子11に対して、給電線路14が伸びる方向とは反対側に配置されており、x方向及びy方向に平行な辺を持つ正方形または長方形の平面形状を有する。他方の無給電素子13は、給電素子11に対して、給電線路14が伸びる方向と同一の側に配置されている。
無給電素子13は、無給電素子12と同一の平面形状を持つ仮想パターンを、給電線路14に沿う直線によって2つに分割して得られる一対の導体パターンで構成される。すなわち、無給電素子13は、平面視において給電線路14の両側に配置された一対の導体パターンで構成される。この一対の導体パターンは、給電線路14と重ならない。一対の導体パターンの間隔をGyで表す。無給電素子13のy方向の寸法をWyで表す。
図1Aでは、給電線路14は、給電点15から、無給電素子13が配置された領域を通過した後、y方向に曲がり、その後、x方向に曲がっている例を示している。無給電素子13が配置された領域を通過した後の給電線路14の形状は、図1Aに示した形状に限定されない。ただし、給電線路14は、平面視において無給電素子13を構成する導体パターンと重ならないように配置されている。
給電素子11の、x方向の寸法は、動作周波数における実効波長の1/2である。実効波長は、誘電体基板10の誘電率に依存する。給電素子11の、y方向の寸法も、例えば動作周波数における実効波長の1/2である。例えば、動作周波数は60GHz、誘電体基板10の比誘電率が約3の場合、給電素子11のx方向の寸法は約1.5mmである。
無給電素子12、13のx方向の寸法は、パッチアンテナの動作周波数における実効波長の約1/2に設定される。これにより、給電素子11と無給電素子12、13との複共振現象により、広帯域化を図ることが可能になる。無給電素子12、13のy方向の寸法は、給電素子11のy方向の寸法とほぼ同一である。
図1Bに、図1Aの一点鎖線1B−1Bにおける断面図を示す。誘電体基板10の内部及び上面に、例えば合計3層の導体層が配置される。導体層の層数は、必要に応じで増やすことが可能である。
給電素子11、無給電素子12、13は、誘電体基板10の最上の導体層に配置される。図1Bには、給電素子11及び無給電素子12の断面、及び無給電素子13の側面が現れている。給電線路14は、上から2番目の導体層に配置される。給電線路14は、導電ビア16を介して給電素子11に接続される。上から3番目の導体層に接地導体17が配置される。このように、給電線路14は無給電素子13とは異なる導体層に配置される。さらに、給電線路14は、厚さ方向に関して、給電素子11、無給電素子12、13からなるパッチアンテナと接地導体17との間に配置される。給電線路14と接地導体17とによって、マイクロストリップラインが構成される。
図1Cに、図1Aの一点鎖線1C−1Cにおける断面図を示す。給電線路14の上面から、無給電素子13の下面までの厚さ方向の間隔をTで表す。給電線路14は、無給電素子13を構成する一対の導体パターンの間隔Gyの中央に配置することが好ましい。給電線路14から一方の導体パターンまでのy方向の間隔をMyで表す。
次に、実施例1の効果について説明する。実施例1では、給電素子11に無給電素子12、13が装荷されているため、複共振効果によって広帯域化を図ることができる。
給電線路14と無給電素子13とが重なっていないため、無給電素子13と給電線路14との間に接地導体を配置することなく、給電線路14が無給電素子13に与える電磁気的影響を低減することができる。さらに、給電素子11と無給電素子12とが同一の導体層に配置されている。その結果、両者を異なる導体層に配置する場合に比べて、導体層の層数の増加を抑制することができる。
給電線路14と無給電素子13との結合を低減するために、給電線路14から一方の導体パターンまでのy方向の間隔Myを大きくすることが好ましい。例えば、間隔Myを0以上とすることが好ましく、給電線路14の上面から、無給電素子13の下面までの厚さ方向の間隔T以上とすることがより好ましい。
ところが、間隔Myを大きくしすぎると、無給電素子13を構成する導体パターンの面積が小さくなり、給電素子11に無給電素子13を装荷する効果が減殺されてしまう。給電素子11に無給電素子13を装荷する十分な効果を得るために、一対の導体パターンの間隔Gyを無給電素子13のy方向の寸法Wyの1/2以下とすることが好ましい。
[実施例2]
次に、図2Aから図4までの図面を参照して、実施例2によるアンテナ装置について説明する。以下、実施例1との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。実施例1と実施例2とでは、無給電素子12、13の構成が異なる。
図2Aに、実施例2によるアンテナ装置の平面図を示す。実施例1では、図1Aに示したように、無給電素子12、13の各々のx方向の寸法が、動作周波数における実効波長の約1/2であった。実施例2においては、無給電素子12、13の各々のx方向の寸法が、動作周波数における実効波長の約1/4である。言い換えると、無給電素子12、13の各々のx方向の寸法が、給電素子11のx方向の寸法の1/2である。
図2Bに、図2Aの一点鎖線2B−2Bにおける断面図を示す。無給電素子12の、給電素子11から遠い方の端部が、導電ビア18を介して接地導体17に接続されている。同様に、無給電素子13の、給電素子11から遠い方の端部が、導電ビア19を介して接地導体17に接続されている。
実施例2においても、給電素子11と無給電素子12、13との複共振現象により、広帯域化を図ることができる。さらに、実施例2においても、実施例1と同様に、給電線路14が無給電素子13に与える影響を低減することができ、かつ導体層の層数の増加を抑制することができる。その他に、実施例2においては、実施例1と比べて、無給電素子12、13のx方向の寸法が小さいため、パッチアンテナの小型化を図ることが可能である。
図3Aから図3Dまでの図面を参照して、実施例2によるアンテナ装置の効果について説明する。実施例2によるアンテナ装置、及び比較例によるアンテナ装置のリターンロス及びアンテナゲインを、シミュレーションにより算出した。
実施例2によるアンテナ装置のシミュレーション条件は下記のとおりである。
・給電素子11のx方向の寸法 1.5mm、y方向の寸法 1.4mm
・無給電素子12のx方向の寸法 0.8mm、y方向の寸法 1.4mm
・無給電素子13のx方向の寸法 0.8mm
・無給電素子13のy方向の寸法Wy 1.4mm
・無給電素子13の一対の導体パターンの間隔Gy 0.3mm
・給電線路14の上面から無給電素子13の底面までの間隔T 0.05mm
・給電線路14から無給電素子13の導体パターンまでのy方向の間隔My 0.1mm
・誘電体基板10の比誘電率 3
図4に、比較例によるシミュレーション対象のアンテナ装置の平面図を示す。比較例においては、無給電素子13が一対の導体パターンに分離されておらず、1つの導体パターンで構成される。このため、給電線路14が無給電素子13と重なる。その結果、実施例2によるアンテナ装置と比べて、給電線路14が無給電素子13に与える電磁気的影響が大きくなる。比較例によるアンテナ装置のその他の構成は、実施例2によるアンテナ装置の構成と同一である。
図3A及び図3Bに、それぞれ比較例及び実施例2によるアンテナ装置のリターンロスを示す。横軸は周波数を単位「GHz」で表し、縦軸はリターンロスを単位「dB」で表す。一例としてリターンロスが−10dB以下となる周波数帯域幅を比較すると、比較例によるアンテナ装置の帯域幅が約3GHzであるのに対し、実施例2によるアンテナ装置の帯域幅が5GHz以上であることがわかる。このように、実施例2によるアンテナ装置の動作帯域幅は、比較例によるアンテナ装置の動作帯域幅よりも広い。
図3C及び図3Dに、それぞれ比較例及び実施例2によるアンテナ装置のアンテナゲインを示す。横軸は周波数を単位「GHz」で表し、縦軸はアンテナゲインを単位「dBi」で表す。比較例によるアンテナ装置では、61GHz近傍においてアンテナゲインに窪みが生じている。これに対し、実施例2によるアンテナ装置においては、この窪みが生じていない。このように、実施例2によるアンテナ装置において、比較例によるアンテナ装置よりも高いアンテナゲインが得られている。
図3Aから図3Dまでのグラフに示したシミュレーションから、比較例に対する実施例2の優れた効果を確認することができる。すなわち、無給電素子13を一対の導体パターンに分離することによって、給電線路14が無給電素子13に与える影響を低減することができる。その結果、アンテナ装置の広帯域化が図られ、かつアンテナゲインが増大する。
[実施例3]
次に、図5A及び図5Bを参照して、実施例3によるアンテナ装置について説明する。
図5Aに、実施例3によるアンテナ装置の平面図を示す。実施例3によるアンテナ装置においては、実施例1によるアンテナ装置の一方の無給電素子12(図1A)が配置されていない。パッチアンテナは、給電素子11及び分割された無給電素子13により構成される。その他の構成は、実施例1によるアンテナ装置の構成と同一である。
図5Bに、実施例3の変形例によるアンテナ装置の平面図を示す。実施例3の変形例によるアンテナ装置においては、実施例2によるアンテナ装置の一方の無給電素子12(図2A)が配置されていない。パッチアンテナは、給電素子11及び分割された無給電素子13により構成される。その他の構成は、実施例2によるアンテナ装置の構成と同一である。
実施例3及びその変形例によるアンテナ装置においても、実施例1及び実施例2と同様の効果が得られる。
[実施例4]
次に、図6A及び図6Bを参照して、実施例4によるアンテナ装置について説明する。以下、図1A及び図1Bに示した実施例1との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図6Aに、実施例4によるアンテナ装置の断面図を示す。実施例1においては、給電素子11及び無給電素子12、13(図1B)が、同一の導体層に配置されていた。実施例4では、給電素子11が最上の導体層に配置されており、無給電素子12、13が、上から2番目の導体層に配置されている。給電線路14及び接地導体17は、それぞれ上から3番目及び4番目の導体層に配置されている。
図6Bに、実施例4の変形例によるアンテナ装置の断面図を示す。この変形例においては、給電素子11が上から2番目の導体層に配置されており、無給電素子12、13が最上の導体層に配置されている。その他の構成は、図6Aに示した実施例4のアンテナ装置の構成と同一である。
実施例4においても、給電線路14と無給電素子13との間に接地導体を配置することなく、両者の結合を低減することができる。
[実施例5]
次に、図7A及び図7Bを参照して、実施例5によるアンテナ装置について説明する。以下、図1A及び図1Bに示した実施例1との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図7Aに、実施例5によるアンテナ装置の平面図を示し、図7Bに、図7Aの一点鎖線7B−7Bにおける断面図を示す。実施例5においては、給電素子11と給電線路14とが、同一の導体層、例えば最上の導体層に配置されている。上から2番目の導体層に接地導体17が配置されている。
給電素子11を構成する導体パターンに、x方向に対して垂直な1つの辺の中央から中心に向かう窪み11Aが設けられている。窪み11Aの平面形状は正方形または長方形であり、その深さ(x方向の寸法)は、給電素子11のx方向の寸法の1/4である。給電線路14は、窪み11Aの底辺の中央からx方向に伸びている。給電線路14と給電素子11との接続点が給電点15に相当する。給電線路14は、無給電素子13の一対の導体パターンの間を通過する。
実施例5においても、給電線路14と無給電素子13とが重ならないため、実施例1と同様に、給電線路14が無給電素子13に与える影響を低減することができる。さらに、実施例5においては、給電素子11、無給電素子12、13、及び給電線路14が同一の導体層に配置されているため、導体層の層数を低減することができる。
[実施例6]
次に、図8A及び図8Bを参照して、実施例6によるアンテナ装置について説明する。以下、図7A及び図7Bに示した実施例5との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図8Aに、実施例6によるアンテナ装置の平面図を示し、図8Bに、図8Aの一点鎖線8B−8Bにおける断面図を示す。実施例5では、給電素子11、無給電素子12、13、及び給電線路14が同一の導体層に配置されていた。実施例6においては、給電素子11と無給電素子12、13とが異なる導体層に配置されている。2つの無給電素子12、13は同一の導体層、例えば最上の導体層に配置されている。給電素子11及び給電線路14が同一の導体層、例えば上から2番目の導体層に配置されている。
実施例6においても、給電線路14と無給電素子13とが重なっていない。このため、実施例7と同様に、給電線路14が無給電素子13に与える影響を低減することができる。
[実施例7]
次に、図9を参照して、実施例7によるアンテナ装置について説明する。以下、図1A及び図1Bに示した実施例1との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図9に、実施例7によるアンテナ装置の平面図を示す。実施例7によるアンテナ装置は、y方向に並ぶ複数のパッチアンテナ20を含むアレイアンテナ構造を有する。パッチアンテナ20の各々は、実施例1によるパッチアンテナと同一の構造を有し、x方向に並ぶ給電素子11、無給電素子12、13を含む。複数の給電線路14が、それぞれ複数の給電素子11に接続されている。
実施例7におけるアンテナ装置のように、実施例1のアンテナ装置を用いてアレイアンテナを構成することが可能である。同様に、実施例2から実施例6までのいずれかのアンテナ装置を用いてアレイアンテナを構成することも可能である。
実施例7においては、パッチアンテナ20の各々の給電線路14が、パッチアンテナ20の配列方向(y方向)に直交する方向(x方向)に伸びている。このため、給電線路14が、無給電素子13に重ならないことに加えて、他のパッチアンテナ20の給電素子11、無給電素子12、13とも重ならない。この構成により、給電線路14が、他のパッチアンテナ20に与える影響を低減することができる。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 誘電体基板
11 給電素子
11A 窪み
12、13 無給電素子
14 給電線路
15 給電点
16 導電ビア
17 接地導体
18、19 導電ビア
20 パッチアンテナ

Claims (6)

  1. 給電素子と無給電素子とを含むパッチアンテナと、
    前記給電素子に給電を行う給電線路と
    を有し、
    前記給電素子と前記無給電素子とは、前記給電素子の励振方向と平行な方向に並んで配置され、
    前記給電線路は、前記給電素子から前記励振方向に平行な方向に向かって伸び、
    平面視において、前記無給電素子は前記給電線路の両側に配置された導体パターンを含み、前記導体パターンと前記給電線路とは重なっていないアンテナ装置。
  2. 前記給電線路は、前記無給電素子とは異なる導体層に配置されている請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記給電素子と前記無給電素子とは、同一の導体層に配置されている請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. さらに、接地導体を有し、
    前記給電線路は、厚さ方向に関して、前記パッチアンテナと前記接地導体との間に配置されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記無給電素子の、前記励振方向に関する寸法が、前記パッチアンテナの動作周波数における実効波長の1/2である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記無給電素子の、前記励振方向に関する寸法が、前記パッチアンテナの動作周波数における実効波長の1/4であり、前記励振方向に関して一方の端部が前記接地導体に接続されている請求項4に記載のアンテナ装置。
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