JP6418289B2 - プロジェクタ - Google Patents
プロジェクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6418289B2 JP6418289B2 JP2017133313A JP2017133313A JP6418289B2 JP 6418289 B2 JP6418289 B2 JP 6418289B2 JP 2017133313 A JP2017133313 A JP 2017133313A JP 2017133313 A JP2017133313 A JP 2017133313A JP 6418289 B2 JP6418289 B2 JP 6418289B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- polarization
- light source
- phosphor
- incident
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
一対の電極をそれぞれ有し、前記一対の電極の配列方向に沿う偏光面を有する励起光を出射する複数の固体光源素子と、
前記一対の電極が所定方向に配列されるように前記複数の固体光源素子を支持する支持部材と、
前記励起光により発光する蛍光体と、
前記蛍光体からの光の入射方向に対して垂直な面内で、前記所定方向とは異なる方向であって当該所定方向に対して非直交方向に配列される複数の透明基板と、前記複数の透明基板の間に設けられ、前記透過光の偏光成分をp偏光成分及びs偏光成分に分離可能なps分離膜とを有する偏光変換素子と
を具備する。
前記蛍光体は、前記紫色波長領域から青色波長領域の励起光の偏光面を維持した状態の直線偏光を出射する。
本技術に係るプロジェクタは、直線偏光による偏光面を有する励起光を出射する複数の固体光源素子と、
光軸方向で見て前記偏光面が所定方向に揃うように、前記複数の固体光源素子を支持する支持部材と、
前記励起光により発光する蛍光体と、
前記蛍光体からの光の入射方向に対して垂直な面内で、前記所定方向とは異なる方向であって当該所定方向に対して非直交方向に配列される複数の透明基板と、前記複数の透明基板の間に設けられ、前記透過光の偏光成分をp偏光成分及びs偏光成分に分離可能なps分離膜とを有する偏光変換素子と
を具備する。
前記偏光変換素子は、入射光の偏光成分をp偏光成分及びs偏光成分に分離可能なps分離膜を有する。
前記蛍光体は、励起光によって励起されることにより生成される、前記励起光の波長よりも長波長域の可視光を、前記ps分離膜に入射する前記入射光として照射可能である。
前記光源素子は、所定波長域のレーザ光を前記励起光として発し、前記励起光を前記蛍光体に照射することにより、前記p偏光の偏光面と前記s偏光の偏光面の間に偏光面を有する、前記蛍光体から出射されるレーザ光を、前記入射光として照射可能である。
前記偏光変換素子は、入射光の偏光成分をp偏光成分及びs偏光成分に分離可能なps分離膜を有する。
前記蛍光体は、励起光によって励起されることにより生成される、前記励起光の波長よりも長波長域の可視光を、前記ps分離膜に入射する前記入射光として照射可能である。
前記複数の光源素子は、所定波長域のレーザ光を前記励起光としてそれぞれ発し、前記励起光を前記蛍光体に照射することにより、前記蛍光体から出射される複数のレーザ光を、前記ps分離膜に入射する複数の入射光として照射可能である。
前記支持部材は、光軸方向で見て前記複数の入射光の各偏光面に沿ったベクトル方向が合成された合成ベクトル方向が、前記光軸方向で見て前記p偏光の偏光面と前記s偏光の偏光面との間に向くように、前記複数の光源素子を支持する。
本技術に係るプロジェクタは、上述の光源装置と、前記光源装置から出射された光を用いて画像を生成する画像生成素子とを具備する。
図1は、本技術の第1の実施形態に係る光源装置の構成を示す概略図である。この光源装置1は、青色波長域のレーザ光、及び、そのレーザ光によって励起される蛍光物質から生じる赤色波長域から緑色波長域の光を合成して白色光を出射するタイプの、プロジェクタ用の光源装置である。
光源素子であるレーザ光源2は、所定波長域のレーザ光を蛍光体ホイール3に向けて出射する。レーザ光源2は、例えば、400nm〜500nmの波長範囲内に発光強度のピーク波長を有する青色レーザ光B1を発振可能な青色レーザ光源である。
図2に示すように、蛍光体32から出射される光は、蛍光としての赤色光R1及び緑色光G1、及び、レーザ光源2からの励起光である青色レーザ光B1の一部である。
図6は、上記第1の実施形態に係る光源装置1の比較として第1の比較例に係る光源装置を模式的に示す。上記実施形態と同様の部材は、同一の符号を付している。
図8は、第2の比較例に係る光源装置を模式的に示す。図9は、この光源装置200における偏光変換素子5の出射側端面における出射光の強度分布を示す。この第2の比較例では、入射光としてp偏光を偏光変換素子5に照射するようにレーザ光源92が配置されている。この場合、p偏光である青色レーザ光Bpが全てps分離膜11を透過し、位相差フィルム13に入射してs偏光に変換される。したがって、青色レーザ光は、全て左側の光路Lpで出射され、s偏光側(右側)では出射されない。その結果、図9に示すように、青色光の強度分布が赤色光及び緑色光に比べて著しく不均等となり、白色光が不均等となってしまう。
図10は、第2の比較例に係る光源装置を模式的に示す。図11は、この光源装置310における偏光変換素子95の出射側端面における出射光の強度分布を示す。この例では、上記偏光変換素子5に比べ、偏光変換素子95に設けられた全反射膜12とそれに隣接する接着層14との位置が、互いに逆になっている。すなわち、基板10cに全反射膜12が形成され、その全反射膜12と図中右側の基板10dとの間に、接着層14が設けられている。
図12は、本技術の第2の実施形態に係る光源装置におけるレーザ光源を示す図である。この実施形態において、上記第1の実施形態に係る光源装置1が含む部材や機能等について同様のものは説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。
図13は、図1または12で示した光源装置を搭載可能なプロジェクタ100の構成を示す概略図である。プロジェクタ100は、光源装置から出射される光を利用する光学エンジン50を有している。
(1)入射光の偏光成分をp偏光成分及びs偏光成分に分離可能なps分離膜を有する偏光変換素子と、
励起光によって励起されることにより生成される、前記励起光の波長よりも長波長域の可視光を、前記ps分離膜に入射する前記入射光として照射可能な蛍光体と、
所定波長域のレーザ光を前記励起光として発し、前記励起光を前記蛍光体に照射することにより、前記p偏光の偏光面と前記s偏光の偏光面の間に偏光面を有する、前記蛍光体から出射されるレーザ光を、前記入射光として照射可能な光源素子と
を具備する光源装置。
(2)(1)に記載の光源装置であって、
前記p偏光の偏光面と前記s偏光の偏光面の間に前記入射光の前記偏光面を位置させるように、前記光源素子を支持する支持部材をさらに具備する
光源装置。
(3)(2)に記載の光源装置であって、
前記支持部材は、前記p偏光成分と前記s偏光成分とが1:1となる偏光面である基準偏光面の角度を0°とした場合に、前記入射光の前記偏光面の角度θが−20°≦θ≦20°となるように、前記光源素子を支持する
光源装置。
(4)(3)に記載の光源装置であって、
前記支持部材は、前記入射光の偏光面の角度が、前記基準偏光面と一致するように、前記光源素子を支持する
光源装置。
(5)入射光の偏光成分をp偏光成分及びs偏光成分に分離可能なps分離膜を有する偏光変換素子と、
励起光によって励起されることにより生成される、前記励起光の波長よりも長波長域の可視光を、前記ps分離膜に入射する前記入射光として照射可能な蛍光体と、
所定波長域のレーザ光を前記励起光としてそれぞれ発し、前記励起光を前記蛍光体に照射することにより、前記蛍光体から出射される複数のレーザ光を、前記ps分離膜に入射する複数の入射光として照射可能な複数の光源素子と、
光軸方向で見て前記複数の入射光の各偏光面に沿ったベクトル方向が合成された合成ベクトル方向が、前記光軸方向で見て前記p偏光の偏光面と前記s偏光の偏光面との間に向くように、前記複数の光源素子を支持する支持部材と
を具備する光源装置。
(6)(5)に記載の光源装置であって、
前記支持部材は、前記合成ベクトル方向が、前記光軸方向で見て、前記p偏光成分と前記s偏光成分とが1:1となる偏光面を基準として±20°以内に向くように、前記複数の光源素子を配置している
光源装置。
(7)(6)に記載の光源装置であって、
前記複数の光源素子は、第1の偏光面を有するレーザ光を前記複数の入射光のうち第1の入射光として照射可能な第1の光源素子と、第2の偏光面を有するレーザ光を前記複数の入射光のうち第2の入射光として照射可能な第2の光源素子とを有し、
前記支持部材は、前記第1の偏光面と前記第2の偏光面とが互いに垂直となるように、前記第1の光源素子と前記第2の光源素子とを配置している
光源装置。
(8)入射光の偏光成分をp偏光成分及びs偏光成分に分離可能なps分離膜を有する偏光変換素子と、
励起光によって励起され、前記励起光の波長よりも長波長域の可視光を、前記ps分離膜に入射する入射光として照射可能な蛍光体と、
青色の波長域以下の所定波長のレーザ光を発し、前記励起光を前記蛍光体に照射することにより、前記p偏光の偏光面と前記s偏光の偏光面の間に偏光成分を有する青色レーザ光を、前記ps分離膜に入射する前記入射光として照射可能な光源素子と
を有する光源装置と、
前記光源装置から出射された光を用いて画像を生成する画像生成素子と
を具備するプロジェクタ。
(9)入射光の偏光成分をp偏光成分及びs偏光成分に分離可能なps分離膜を有する偏光変換素子と、
励起光によって励起されることにより生成される、前記励起光の波長よりも長波長域の可視光を、前記ps分離膜に入射する前記入射光として照射可能な蛍光体と、
所定波長域のレーザ光を前記励起光としてそれぞれ発し、前記励起光を前記蛍光体に照射することにより、前記蛍光体から出射される複数のレーザ光を、前記ps分離膜に入射する複数の入射光として照射可能な複数の光源素子と、
光軸方向で見て前記複数の入射光の各偏光面に沿ったベクトル方向が合成された合成ベクトル方向が、前記光軸方向で見て前記p偏光の偏光面と前記s偏光の偏光面との間に向くように、前記複数の光源素子を支持する支持部材と
を有する光源装置と、
前記光源装置から出射された光を用いて画像を生成する画像生成素子と
を具備するプロジェクタ。
2、201、202…レーザ光源
5、95…偏光変換素子
11…ps分離膜
20…支持基板
32…蛍光体層
100…プロジェクタ
400R、400G及び400B…液晶ライトバルブ
Claims (5)
- 一対の電極をそれぞれ有し、前記一対の電極の配列方向に沿う偏光面を有する励起光を出射する複数の固体光源素子と、
前記一対の電極が所定方向に配列されるように前記複数の固体光源素子を支持する支持部材と、
前記励起光により発光する蛍光体と、
前記蛍光体からの光の入射方向に対して垂直な面内で、前記所定方向とは異なる方向であって当該所定方向に対して非直交方向に配列される複数の透明基板と、前記複数の透明基板の間に設けられ、前記蛍光体からの光の偏光成分をp偏光成分及びs偏光成分に分離可能なps分離膜とを有する偏光変換素子と
を具備するプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタであって、
前記蛍光体は、回転可能な蛍光体ホイールに設けられる
プロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタであって、
前記所定方向が、前記励起光の光軸方向で見て、前記p偏光成分と前記s偏光成分とが1:1となる基準偏光面内にあるように、前記支持部材が前記複数の固体光源素子を支持する
プロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタであって、
前記固体光源素子は、紫色波長領域から青色波長領域の励起光を発生し、
前記蛍光体は、前記紫色波長領域から青色波長領域の励起光の偏光面を維持した状態の直線偏光を出射する
プロジェクタ。 - 直線偏光による偏光面を有する励起光を出射する複数の固体光源素子と、
光軸方向で見て前記偏光面が所定方向に揃うように、前記複数の固体光源素子を支持する支持部材と、
前記励起光により発光する蛍光体と、
前記蛍光体からの光の入射方向に対して垂直な面内で、前記所定方向とは異なる方向であって当該所定方向に対して非直交方向に配列される複数の透明基板と、前記複数の透明基板の間に設けられ、前記蛍光体からの光の偏光成分をp偏光成分及びs偏光成分に分離可能なps分離膜とを有する偏光変換素子と
を具備するプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017133313A JP6418289B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017133313A JP6418289B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | プロジェクタ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016137254A Division JP6176371B2 (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | プロジェクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017194707A JP2017194707A (ja) | 2017-10-26 |
JP6418289B2 true JP6418289B2 (ja) | 2018-11-07 |
Family
ID=60155521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017133313A Active JP6418289B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6418289B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7188161B2 (ja) * | 2019-02-13 | 2022-12-13 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
CN114518685B (zh) * | 2020-11-19 | 2023-01-03 | 中强光电股份有限公司 | 照明系统以及投影装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0228613A (ja) * | 1988-04-12 | 1990-01-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 半導体レーザ光源装置 |
JP2009092730A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Epson Toyocom Corp | 偏光変換素子 |
JP5567844B2 (ja) * | 2010-01-29 | 2014-08-06 | 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 | 投写型映像表示装置 |
JP5459092B2 (ja) * | 2010-06-17 | 2014-04-02 | セイコーエプソン株式会社 | 光源装置およびプロジェクター |
JP5445349B2 (ja) * | 2010-06-24 | 2014-03-19 | セイコーエプソン株式会社 | 光源装置及びプロジェクター |
JP5527058B2 (ja) * | 2010-07-06 | 2014-06-18 | セイコーエプソン株式会社 | 光源装置及びプロジェクター |
JP5817109B2 (ja) * | 2010-12-08 | 2015-11-18 | セイコーエプソン株式会社 | 光源装置およびプロジェクター |
WO2012077192A1 (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-14 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 照明光学系、およびそれを備えた投写型表示装置 |
-
2017
- 2017-07-07 JP JP2017133313A patent/JP6418289B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017194707A (ja) | 2017-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5970994B2 (ja) | 光源装置及びプロジェクタ | |
US8955985B2 (en) | Lighting device and projection-type display device using same | |
US8733940B2 (en) | Light source device and projection display apparatus | |
JP5770433B2 (ja) | 光源装置及び画像投影装置 | |
JP5617288B2 (ja) | 照明装置及びプロジェクター | |
US9955129B2 (en) | Light source device and projector | |
JP5445379B2 (ja) | プロジェクター | |
JP6476970B2 (ja) | 照明装置およびプロジェクター | |
CN106569381B (zh) | 投影式图像显示装置 | |
JP2014119471A (ja) | 光源装置及びプロジェクター | |
JP6766617B2 (ja) | 光源装置及びプロジェクター | |
JP2019219625A (ja) | 照明装置及びプロジェクター | |
JP2017083636A (ja) | 照明装置及びプロジェクター | |
CN112987470B (zh) | 光源装置和投影仪 | |
JP2013228530A (ja) | プロジェクター | |
JP2018194819A (ja) | 光源装置および投写型映像表示装置 | |
JP6418289B2 (ja) | プロジェクタ | |
CN114265275B (zh) | 光源装置以及投影仪 | |
JP6176371B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP5423442B2 (ja) | 照明装置及びプロジェクター | |
JP6137238B2 (ja) | 光源装置及び画像投影装置 | |
JP6515514B2 (ja) | 光源装置、照明装置およびプロジェクター | |
WO2017208572A1 (ja) | 画像表示装置、及び光源装置 | |
JP2021110883A (ja) | 光源装置およびプロジェクター | |
JP6862904B2 (ja) | 光源装置およびプロジェクター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180501 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180911 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180924 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6418289 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |