JP6417947B2 - 三相インバータ回路の実装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、三相のブラシレスモータなどの駆動に用いられる三相インバータ回路が回路基板に実装されることによって構成された三相インバータ回路の実装構造に関するものである。
従来、特許文献1において、回路基板を構成するプリント基板にモータ駆動回路が実装された電子制御ユニットにおける放熱構造が提案されている。具体的には、プリント基板のうち電子部品と対応する位置にスルーホールを設け、このスルーホールを通じてプリント基板のうち電子部品の反対側となる裏面側に配置されるヒートシンクに熱を伝え、ヒートシンクより放熱されるようにしている。電子部品のうちプリント基板側の一面には金属プレートにて構成されたメタルベースが配置され、はんだなどを通じてメタルベースがスルーホールに接続されている。そして、放熱グリスなどを介してプリント基板の裏面側にヒートシンクが貼り付けられている。
特開2010−245174号公報
しかしながら、上記従来の構造では、ヒートシンクを配置した箇所に電子部品を実装できなくなるし、ヒートシンクが配置されることから複雑な構造設計が必要になるという問題がある。また、三相インバータ回路においては、上アームと下アームの各MOSFETの接続点の電位が電源電位とGND(接地)電位とが入れ替わり、GND固定できない。このため、GNDパターンのように広面積の放熱パターンに接続できず、回路パターンを用いた放熱を行うことも困難である。
一方、三相インバータ回路においては、特に負荷(例えば三相のブラシレスモータ)の起動初期時の突入電流に起因する発熱が問題になり、そのときに発した熱を適切に放出させることが求められる。その反面、負荷の起動が安定した後の発熱量はあまり大きくないため、比較的簡易な放熱構造によって放熱を果たすことも可能である。
本発明は上記点に鑑みて、三相インバータの駆動パターンに基づく放熱構造を備えた三相インバータ回路の実装構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、直流電源(2)から供給される直流電流を三相交流に変換する三相インバータ回路の実装構造であって、三相インバータ回路におけるU相、V相、W相それぞれに備えられる上アーム(41、43、45)を構成する半導体スイッチング素子(41a、43a、45a)が形成された半導体チップ(11)を有し、該半導体チップがモールド樹脂(13)にて封止されてなる第1電子部品(10)と、U相、V相、W相それぞれに備えられる下アーム(42、44、46)を構成する半導体スイッチング素子(42a、44a、46a)が形成された半導体チップ(31)を有し、該半導体チップがモールド樹脂(33)にて封止されてなる第2電子部品(30)と、第1電子部品が一面側に配置されると共に、第2電子部品が第1電子部品と反対側の面となる裏面側に配置され、U相、V相、W相の各相それぞれの第1電子部品と第2電子部品とが対面配置され、かつ、第1電子部品と第2電子部品との間にスルーホールが形成されてなる回路基板(20)と、を備え、第1電子部品および第2電子部品は、半導体チップが金属プレート(12、32)に搭載された状態でモールド樹脂にて封止されつつ、金属プレートが半導体チップが搭載された面と反対側の面においてモールド樹脂から露出させられており、金属プレート側が回路基板に向けられた状態で該回路基板に実装されていると共に、第1電子部品と第2電子部品ぞれぞれの金属プレートがスルーホールを介して接続されていることを特徴としている。
このように、回路基板を挟んで上アームを構成する第1電子部品の反対側に同相の下アームを構成する第2電子部品を配置した実装構造としている。また、スルーホールを介して第1電子部品および第2電子部品が熱的に連結された構成とされている。
このため、第1電子部品で発した熱は第2電子部品側に伝えられ、逆に、第2電子部品で発した熱は第1電子部品側に伝えられる。そして、これら回路基板を挟んで対向配置された第1電子部品と第2電子部品が同相の上下アームを構成するものとしていることから、互いに、半導体スイッチング素子のONタイミングが重ならない。
したがって、回路基板を挟んで対面配置された第1電子部品および第2電子部品は互いに一方が発熱したときに他方がヒートシンクとしての役割を果たすようにできる。そして、第1電子部品および第2電子部品は、負荷の起動初期時に生じる突入電流に起因する発熱は比較的短時間(秒未満)であり、負荷の起動が安定した後の発熱量はあまり大きくない。このため、比較的簡易な放熱構造によって、放熱効率を向上させられ、発熱による第1電子部品および第2電子部品の破損を抑制することが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
三相インバータ回路1の回路構成を示した図である。 本発明の第1実施形態にかかる三相インバータ回路1の実装構造を示した断面図である。 三相インバータ回路1の駆動時の電流経路を示した図である。 三相インバータ回路1の各半導体スイッチング素子41a〜46a(Tr1〜Tr6)のオンオフ状態とU相、V相、W相それぞれの極性状態を示している。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる三相インバータ回路の実装構造について説明する。例えば、三相インバータ回路は、ブレーキ装置におけるブレーキ液圧制御用のアクチュエータに備えられるポンプ駆動用モータの制御に用いられ、ブレーキ用の電子制御装置(以下、ブレーキECUという)に組み込まれる。このブレーキECUにおける三相インバータ回路の実装構造に対して本実施形態にかかる三相インバータ回路の実装構造を適用できる。
図1に示すように、三相インバータ回路1は、直流電源(外部電源)2から供給される直流電流を交流電流に変換し、三相交流回転機、例えば三相ブラシレスモータなどの負荷3を駆動するためのものである。なお、図示していないが、三相インバータ回路1には平滑コンデンサが並列接続されるなど、他の素子も接続されているが、図1では省略してある。
三相インバータ回路1は、直列接続した上下アーム41〜46が三相分並列接続された構成とされる。そして、三相インバータ回路1は、上アーム41、43、45と下アーム42、44、46との各中間電位を例えば負荷3となる三相ブラシレスモータのU相、V相、W相の各相に順番に入れ替えながら印加する。具体的には、上下アーム41〜46は、それぞれ、MOSFETなどの半導体スイッチング素子41a〜46aを備えた構成とされている。ここでは図示していないが、各半導体スイッチング素子41a〜46aには、フリーホイールダイオード(FWD)などの還流を目的とした整流素子(片側導通素子)が並列接続されている。
このように構成される各相の上下アーム41〜46の半導体スイッチング素子41a〜46aが所定のタイミングでオンオフ制御されることで、負荷3に対して周期の異なる三相の交流電流を供給する。これにより、負荷3の駆動を可能としている。
本実施形態では、三相インバータ回路1を構成する6つの上下アーム41〜46それぞれを構成する半導体スイッチング素子41a〜41fが形成された半導体チップを樹脂モールドして構成された電子部品を1枚の回路基板に実装して一体化している。
図2に示すように、三相インバータ回路1の実装構造は、第1電子部品10、回路基板20、第2電子部品30などによって構成とされている。
第1電子部品10は、発熱素子となる上アーム41、43、45の半導体スイッチング素子41a、43a、45aのいずれかが形成された半導体チップ11を金属プレート12に搭載した状態でモールド樹脂13によって封止したものである。半導体チップ11に設けられた図示しない各種パッドに対してボンディングワイヤ14を介して電気的に接続された端子15がモールド樹脂13の外部に引き出されている。金属プレート12は、例えば銅などの熱伝導率が高い金属材料で構成されており、半導体チップ11で発した熱が金属プレート12に良好に伝えられるようになっている。また、金属プレート12のうち半導体チップ11が搭載された面と反対側の面がモールド樹脂13の裏面側から露出させられている。この金属プレート12側が回路基板20側に向けられて第1電子部品10が回路基板20に対して実装されている。
第1電子部品10は、負荷3の駆動のために半導体スイッチング素子41a、43a、45aをオンオフ駆動させると発熱する。特に、負荷3の起動初期時には突入電流の影響で第1電子部品10の発熱量が多くなる。
回路基板20は、三相インバータ回路1の配線部を構成する配線パターンなどが形成されたものであり、プリント配線基板などによって構成されている。この回路基板20に対して第1電子部品10などが実装されることにより、第1電子部品10などを含む三相インバータ回路1が構成されている。なお、回路基板20には、三相インバータ回路1に加えて、他の回路などが備えられる場合もある。例えば、本実施形態にかかる電子装置がブレーキECUとして適用される場合には、ブレーキ液圧制御用の各種電磁弁の制御用の電気回路がポンプ駆動用の三相ブラシレスモータの制御を行うための三相インバータ回路1と共に回路基板20に備えられる。
具体的には、回路基板20の表面側において、接合部材を構成するはんだ21、22を介して第1電子部品10の裏面側および端子15が接合されている。端子15は、はんだ21を介して回路基板20に形成された配線パターンと電気的に接続されている。これにより、配線パターンに対して半導体チップ11に形成された素子が電気的に接続された状態となっている。一方、第1電子部品10の裏面側では、金属プレート12と回路基板20に配線パターンの一部として備えられたマウント部との間がはんだ22を介して接合されている。これにより、第1電子部品10の裏面が回路基板20の表面に対して物理的に固定された状態とされている。
なお、第1電子部品10の裏面側と回路基板20との接続は単なる物理的な接合であっても良いし、物理的な接合に加えて電気的な接続が行われていても良い。例えば、半導体チップ11に形成された素子が半導体チップ11の裏面側にも電極が形成されるような構造とされる場合がある。その場合には、はんだ22を介して半導体チップ11の裏面側と配線パターンとが電気的に接続されることになる。
また、回路基板20のうち第1電子部品10と対応する位置にはスルーホール23が形成されている。スルーホール23は、複数個形成されており、孔の内壁面を金属薄膜でコーティングすること、もしくは、孔の内部を金属によって埋め込むことによって構成されている。スルーホール23は、第1電子部品10の裏面と対応する位置においてはんだ21に接続されており、第1電子部品10で発した熱がはんだ21を通じて回路基板20の裏面側に伝えられる放熱経路を構成している。スルーホール23の上面形状は任意であり、例えば円形、四角形などの多角形などとされている。
第2電子部品30は、発熱素子となる下アーム42、44、46の半導体スイッチング素子42a、44a、46aのいずれかが形成された半導体チップ31を金属プレート32に搭載した状態でモールド樹脂33によって封止したものである。半導体チップ31に設けられた図示しない各種パッドに対してボンディングワイヤ34を介して電気的に接続された端子35がモールド樹脂33の外部に引き出されている。金属プレート32は、例えば銅などの熱伝導率が高い金属材料で構成されており、半導体チップ31で発した熱が金属プレート32に良好に伝えられるようになっている。また、金属プレート32のうち半導体チップ31が搭載された面と反対側の面がモールド樹脂33の裏面側から露出させられている。この金属プレート32側が回路基板20側に向けられて第2電子部品30が回路基板20に対して実装されている。
第2電子部品30も、負荷3の駆動のために半導体スイッチング素子42a、44a、46aをオンオフ駆動させると発熱する。特に、負荷3の起動初期時には突入電流の影響で第2電子部品30の発熱量が多くなる。
このように構成される第2電子部品30も、回路基板20の表面側と反対側となる裏面側において、第1電子部品10と同様、接合部材を構成するはんだ24、25を介して第2電子部品30の裏面側および端子35が回路基板20に接合されている。
なお、図2では、三相のうちの一相の断面を示してあるが。各相それぞれ同じ断面図となる。回路基板20を挟んだ両側に対向配置されている第1電子部品10と第2電子部品30は、共に、同相の上下アーム41〜46を構成するものであり、他の相の上下アーム41〜46を組み合わせたものではない。
なお、第1電子部品10や第2電子部品30が半導体チップ11、31の裏面側において配線パターンと電気的に接続される形態とされても良い。例えば、第1電子部品10とされる上アーム41、43、45に備えられるMOSFETのソース電極と第2電子部品30とされる下アーム42、44、46に備えられるMOSFETのドレイン電極とが同電位とされる。このため、同電位とされる部位が金属プレート12、32側を向くようにして第1電子部品10や第2電子部品30を構成し、同電位となる部位同士がスルーホール23を通じて電気的に接続されるようにすると好ましい。
逆に、第1電子部品10や第2電子部品30がスルーホール23を通じて回路基板20の裏面側への電気的な接続が行われると好ましくない場合も有る。その場合には、半導体チップ11の裏面側に配置される金属プレート12を複数に分割し、配線パターンに接続される部分についてはスルーホール23には接続しないようにし、配線パターンに接続されていない部分についてスルーホール23に接続すれば良い。
以上のようにして、本実施形態にかかる電子装置1が構成されている。このように構成された電子装置1は、回路基板20を挟んで上アーム41、43、45を構成する第1電子部品10の反対側に同相の下アーム42、44、46を構成する第2電子部品30を配置している。また、スルーホール23を介して第1電子部品10および第2電子部品30が熱的に連結された構成とされている。すなわち、第1電子部品10で発した熱は第2電子部品30側に伝えられ、逆に、第2電子部品30で発した熱は第1電子部品10側に伝えられるようになっている。そして、これら回路基板20を挟んで対向配置された第1電子部品10と第2電子部品30が同相の上下アーム41〜46を構成するものとしていることから、互いに、一方の電子部品が発した熱を放出する放熱部品を構成し、お互いが高温になることを抑制している。図3および図4を参照して、この理由について説明する。
図3は、三相インバータ回路1によって負荷3に相当する三相ブラシレスモータを駆動する場合の電流経路を示しており、図中のTr1〜Tr6は半導体スイッチング素子41a〜46aとそれぞれ対応している。また、図4は、三相インバータ回路1の各半導体スイッチング素子41a〜46a(Tr1〜Tr6)のオンオフ状態とU相、V相、W相それぞれの極性状態を示している。
図4中の状態(1)のように、Tr1、Tr6をON、Tr2〜Tr4をOFFとしているときには、図3中の状態(1)に示す電流経路で三相ブラシレスモータへの電流供給が為される。続く、状態(2)のように、Tr2、Tr6をON、Tr1、Tr3〜Tr5をOFFとしているときには、図3中の状態(2)に示す電流経路で三相ブラシレスモータへの電流供給が為される。この後も、図4中の状態(3)〜(6)に移行することによって、図3中の状態(3)〜(6)に示す電流経路で三相ブラシレスモータへの電流供給が変化していく。そして、状態(7)〜(12)では、再び状態(1)〜(6)と同様に電流経路が変化していき、以降も状態(1)〜(6)と同様の動作が繰り返し行われる。
そして、状態が1つずつ移行する毎に30度ずつモータが回転し、状態(1)〜(12)に移行することで、モータが1回転させられる。したがって、状態(1)〜(12)を繰り返し行うことにより、三相ブラシレスモータが起動され、所望の回転数となるように制御される。
ここで、U相、V相、W層それぞれにおいて、上下アーム41〜46の動作を見てみると、同相において、上アーム41、43、45と下アーム42、44、46が同時にONされることはなく、一方がONされているときには必ず他方はOFFされている。つまり、一方が発熱しているときには他方は発熱していない状態となっている。そして、三相インバータ回路1においては、半導体スイッチング素子41a〜46aは、ONさせられる期間に対してOFFさせられる期間の方が短く、ONさせられる期間中に発した熱をOFFさせられる期間中に放出させられる。
このため、上アーム41、43、45側の半導体スイッチング素子41a、43a、45aがON時に発熱させられたとしても、その熱が回路基板20を挟んで配置された同相の下アーム42、44、46側に伝えられ、放出させられる。逆に、下アーム42、44、46側の半導体スイッチング素子42a、44a、46aがON時に発熱させられたとしても、その熱が回路基板20を挟んで配置された同相の上アーム41、43、45側に伝えられ、放出させられる。
以上説明したように、本実施形態の三相インバータ回路1では、回路基板20を挟んで上アーム41、43、45を構成する第1電子部品10の反対側に同相の下アーム42、44、46を構成する第2電子部品30を配置した実装構造としている。また、スルーホール23を介して第1電子部品10および第2電子部品30が熱的に連結された構成とされている。
このため、第1電子部品10で発した熱は第2電子部品30側に伝えられ、逆に、第2電子部品30で発した熱は第1電子部品10側に伝えられる。そして、これら回路基板20を挟んで対向配置された第1電子部品10と第2電子部品30が同相の上下アーム41〜46を構成するものとしていることから、互いに、半導体スイッチング素子41a〜46aのONタイミングが重ならない。
したがって、回路基板20を挟んで対面配置された第1電子部品10および第2電子部品30は互いに一方が発熱したときに他方がヒートシンクとしての役割を果たすようにできる。そして、第1電子部品10および第2電子部品30は、負荷3の起動初期時に生じる突入電流に起因する発熱は比較的短時間(秒未満)であり、負荷3の起動が安定した後の発熱量はあまり大きくない。このため、本実施形態のような比較的簡易な放熱構造によって、放熱効率を向上させられ、発熱による第1電子部品10および第2電子部品30の破損を抑制することが可能となる。また、第1電子部品10および第2電子部品30を対面配置させていることから、装置の小型化を図ることも可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、電子装置1の一例として、ブレーキECUを例に挙げたが、三相インバータ回路1において、各相の上下アーム41〜46を構成する第1電子部品10と第2電子部品30とが回路基板20の表裏面それぞれに配置されるものであれば、他のものでも良い。
また、第1電子部品10や第2電子部品30の半導体スイッチング素子41a〜46aの一例としてMOSFETを挙げたが、他のもの、例えばバイポーラトランジスタやIGBTであっても良い。また、三相インバータ回路1によって駆動される負荷3として、三相ブラシレスモータのような三相交流回転機を例に挙げたが三相交流によって駆動されるものであれば他のものあっても良い。
1…電子装置、2…直流電源、3…負荷、10、30…第1、第2電子部品、11、31…半導体チップ、12、32…金属プレート、13、33…モールド樹脂、14、34…ボンディングワイヤ、15、35…端子、20…回路基板、21、22…はんだ、23…スルーホール、41〜46…上下アーム、41a〜46a…半導体スイッチング素子

Claims (2)

  1. 直流電源(2)から供給される直流電流を三相交流に変換する三相インバータ回路の実装構造であって、
    前記三相インバータ回路におけるU相、V相、W相それぞれに備えられる上アーム(41、43、45)を構成する半導体スイッチング素子(41a、43a、45a)が形成された半導体チップ(11)を有し、該半導体チップがモールド樹脂(13)にて封止されてなる第1電子部品(10)と、
    前記U相、V相、W相それぞれに備えられる下アーム(42、44、46)を構成する半導体スイッチング素子(42a、44a、46a)が形成された半導体チップ(31)を有し、該半導体チップがモールド樹脂(33)にて封止されてなる第2電子部品(30)と、
    前記第1電子部品が一面側に配置されると共に、前記第2電子部品が前記第1電子部品と反対側の面となる裏面側に配置され、前記U相、V相、W相の各相それぞれの前記第1電子部品と前記第2電子部品とが対面配置され、かつ、前記第1電子部品と前記第2電子部品との間にスルーホール(23)が形成されてなる回路基板(20)と、を備え
    前記第1電子部品および前記第2電子部品は、前記半導体チップが金属プレート(12、32)に搭載された状態で前記モールド樹脂にて封止されつつ、前記金属プレートが前記半導体チップが搭載された面と反対側の面において前記モールド樹脂から露出させられており、前記金属プレート側が前記回路基板に向けられた状態で該回路基板に実装されていると共に、前記第1電子部品と前記第2電子部品ぞれぞれの前記金属プレートが前記スルーホールを介して接続されていることを特徴とする三相インバータ回路の実装構造。
  2. 前記U相、V相、W相それぞれにおいて、前記上アームを構成する前記半導体スイッチング素子と前記下アームを構成する前記半導体スイッチング素子とが電気的に接続されており、
    前記第1電子部品と前記第2電子部品のうちの同電位とされる部位同士が前記スルーホールを通じて電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の三相インバータ回路の実装構造。
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