JP6415941B2 - 水素製造装置、水素製造方法及び電力貯蔵システム - Google Patents

水素製造装置、水素製造方法及び電力貯蔵システム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、高温水蒸気電解により水素を製造・貯蔵する水素製造技術、貯蔵した水素を燃料として発電を行う電力貯蔵システムに関する。
近年、水素をエネルギー媒体とした水素エネルギー社会の実現が注目されている。水素を製造する技術の一つとして、高温水蒸気電解法が広く知られている。この高温水蒸気電解法は、高温(通常、500℃以上)の水蒸気を電気分解することにより水素及び酸素を生成する方法である。
高温水蒸気電解法を用いるメリットを具体的に説明する。水の電気分解に必要なエネルギー(ΔH)は次式(1)で表される。ここで、ΔGはギブスエネルギー差、TΔSは可逆反応熱を意味し、ΔGは電気エネルギーで、TΔSは熱エネルギーで与えられる。
ΔH=ΔG+TΔS (1)
ΔHは温度による変化が小さいのに対し、ΔGは高温になるにつれて小さくなる。このため、高温環境下で水蒸気の電気分解を行うことにより、水の電気分解に比べて電気分解に必要な電気量を低減することができる。この性質により、室温での水の電気分解よりも30%程度少ない電力で同じ水素製造量が得られるため、高いエネルギー効率で水素製造を行うことができる。
さらに、原料が水であるため、二酸化炭素を生じない再生可能エネルギーによる電力と二酸化炭素を生じない熱源を用いれば、全く二酸化炭素を排出せずに水素製造が可能となる。
また、製造した水素を一時的に貯蔵する方法としては、(1)圧縮して高圧水素ガスにする、(2)液化水素にする、(3)水素吸蔵材料に吸蔵する、という3つの水素貯蔵方法が知られている。これらのうち、水素吸蔵材料は一般的に水素を吸蔵するとき発熱して、水素を放出するときに吸熱する。
このため、水素を水素吸蔵材料に吸蔵する水素貯蔵方法は、熱エネルギーが水素製造に及ぼす寄与が大きい高温水蒸気電解法との組み合わせに適している。
従来、高温水蒸気電解により水素を生成する水素製造装置において、水素製造に係るエネルギー効率を改善する様々な技術が検討されている。
例えば、特許文献1には、水素吸蔵材料が水素を吸蔵する際の発熱を高温水蒸気電解の原料となる水蒸気の製造に利用して、高温水蒸気電解による水素製造のエネルギー効率を改善する技術が提案されている。
また、特許文献2には、水素吸蔵材料に吸蔵した水素を取り出すためには熱源として、固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)の排熱を利用する技術が提案されている。
特開2013−199675号公報 特開2005−203266号公報
ところで、高温水蒸気電解により水素を生成する際、生成された水素には電解未反応分の水蒸気が含まれる。このため、生成された水素を水素吸蔵材料に吸蔵させる場合、水素吸蔵材料の性能劣化を防止するため、水素と未反応分の水蒸気との混合ガスを冷却し、水蒸気を凝縮させて、混合ガスに含まれる水分を予め分離除去する必要がある。そして、水分除去後に、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度まで水素を再度加熱して、生成した水素を水素吸蔵材料に吸蔵させる。
このように、水素と未反応分の水蒸気との混合ガスを一旦冷却した後に、水素化反応に必要な温度まで再加熱するプロセスが必要となるため、熱ロスが生じており、水素製造効率(水素製造量または製造水素の燃焼熱/投入する熱エネルギー)が低下するという問題があった。
また、高温水蒸気電解により水素を製造・貯蔵して、この水素を燃料として発電するという、水素を媒介とした電力貯蔵システムにおいて、充放電効率(得られる電気量/外部から供給される電気量)を高くするためには、システムを構成する各要素で熱ロスを低減して、熱エネルギーを最大限有効に利用することが求められる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、水素製造に係る入熱を低減して、高い水素製造効率を実現する水素製造装置、水素製造方法及び電力貯蔵システムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る水素製造装置において、供給された原料水を加熱して水蒸気を発生させて、所定の温度まで昇温させる第1加熱部と、前記水蒸気を入力して、高温水蒸気電解により水素と酸素とを生成する電解セルと、生成された前記水素と電解未反応分の前記水蒸気とを入力して、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度よりも高い温度で、前記水素と前記水蒸気とを分離する水分分離器と、分離された前記水素と前記水素吸蔵材料との混合物を水素化反応させて、前記水素を前記水素吸蔵材料に吸蔵させる水素化反応器と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る水素製造方法において、供給された原料水を加熱して水蒸気を発生させて、所定の温度まで昇温させるステップと、前記水蒸気を入力して、高温水蒸気電解により水素と酸素とを生成するステップと、生成された前記水素と電解未反応分の前記水蒸気とを入力して、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度よりも高い温度で、前記水素と前記水蒸気とを分離するステップと、分離された前記水素と前記水素吸蔵材料との混合物を水素化反応させて、前記水素を前記水素吸蔵材料に吸蔵させるステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態に係る電力貯蔵システムにおいて、供給された原料水を加熱して水蒸気を発生させて、所定の温度まで昇温させる第1加熱部と、前記水蒸気を入力して、高温水蒸気電解により水素と酸素とを生成する電解セルと、生成された前記水素と電解未反応分の前記水蒸気とを入力して、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度よりも高い温度で、前記水素と前記水蒸気とを分離する水分分離器と、分離された前記水素と前記水素吸蔵材料との混合物を水素化反応させて、前記水素を前記水素吸蔵材料に吸蔵させる水素化反応器と、水素吸蔵後の前記水素吸蔵材料を入力して、所定の温度まで加熱する第2加熱部と、前記第2加熱部において加熱された水素吸蔵後の前記水素吸蔵材料を脱水素化反応させて、前記水素を脱離させる脱水素化反応器と、前記脱水素化反応器により脱離された前記水素と前記水素吸蔵材料とを入力して、前記水素と前記水素吸蔵材料とに分離する分離器と、前記分離器において分離された前記水素を入力して、燃料電池反応により発電する燃料電池セルと、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態により、水素製造に係る入熱を低減して、高い水素製造効率を実現する水素製造装置、水素製造方法及び電力貯蔵システムが提供される。
第1実施形態に係る水素製造装置の構成図。 第1実施形態に係る水素製造装置の変形例を示す構成図。 第2実施形態に係る水素製造装置の構成図。 本実施形態に係る電力貯蔵システムの構成図。
(第1実施形態)
以下、本実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係る水素製造装置10は、供給された原料水を加熱して水蒸気を発生させて、所定の温度まで昇温させる第1加熱部12と、水蒸気を入力して、高温水蒸気電解により水素と酸素とを生成する電解セル17と、生成された水素と電解未反応分の水蒸気とを入力して、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度よりも高い温度で、水素と水蒸気とを分離する水分分離器18と、分離された水素と水素吸蔵材料との混合物を水素化反応させて、水素を水素吸蔵材料に吸蔵させる水素化反応器21と、を備える。なお、図1は、水素吸蔵材料として不飽和炭化水素を使用する場合の構成を示している。
水供給部11には、高温水蒸気電解により水素と酸素とに分解される原料水50が貯水されている。原料水50は、ポンプ(図示省略)により吸引されて、第1加熱部12に供給される。
第1加熱部12は、直列に接続された熱交換器13、14、15、及び16を有しており、水供給部11から供給された原料水50を加熱して水蒸気を発生させて、所定の温度まで昇温させる。なお、所定の温度とは、高温水蒸気電解を行う最適な温度を意味しており、通常は500℃以上、より望ましくは700℃以上となる。第1加熱部12は、原料水50の蒸発、加熱を補助するための加熱器を備えても良い。なお、熱交換器13〜16の具体的な動作については後述する。
電解セル17は、固体酸化物電解質(図示省略)を中心に配置して、その両側に水素極と酸素極とが形成されている。第1加熱部12から出力された高温の水蒸気51は、電解セル17の水素極側に導入されて、酸素極側には空気または水蒸気が導入される。
電解セル17は、外部から入力電力100の供給を受けて電気分解を行い、水素と酸素を生成する。そして、電解セル17の水素極側からは、水素と電解未反応分の水蒸気との混合ガス52が出力され、酸素極側からは酸素53が出力される。なお、電解セル17に供給する入力電力100として、風力、水力、太陽光等の再生可能エネルギーを利用した電力源から供給しても良い。
電解セル17から出力された酸素53は、第1加熱部12の熱交換器15、13で原料水50または水蒸気と熱交換を行った後に、外部に排出される。
一方、電解セル17から出力された水素と水蒸気との混合ガス52は、熱交換器16で第1加熱部12を流動する水蒸気と熱交換を行った後に、水分分離器18に出力される。
水分分離器18は、水素と電解未反応分の水蒸気との混合ガス52を入力して、混合ガス52を冷却すること無く、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度よりも高い温度で、生成された水素54と未反応分の水蒸気55とに分離する。
高温の混合ガス52から水分を分離する水分分離器18として、500℃程度の温度で水分分離性能を発揮するパラジウム膜やシリカ膜を適用する。水分は水素吸蔵材料の性能を阻害するため、事前に水分を分離除去することで、水素吸蔵材料の性能を長期間維持することができる。
水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度は、使用される水素吸蔵材料により異なるものであるが、電解セル17から出力された混合ガス52は非常に高温であるため、余分な加熱をすること無く、混合ガス52は水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度条件を満たす。
水分分離器18において分離された水蒸気55は、電解セル17に入力される水蒸気に合流され電気分解に用いられる。
一方、分離された水素54は、不飽和炭化水素貯留槽19から供給され、熱交換器20を介して昇温された不飽和炭化水素56(水素吸蔵材料)と合流、混合される。不飽和炭化水素として、トルエン、ベンゼン、ナフタレン等が例示される。
水素化反応器21は、水素化反応に適した触媒(例えば、白金、ニッケルなど)が充填されており、水素と不飽和炭化水素との混合ガス57を入力する。そして、水素化反応により水素を不飽和炭化水素に吸蔵させて有機ハイドライド58(水素吸蔵後の水素吸蔵材料)を生成する。なお、生成された有機ハイドライド58には、未反応分の水素または不飽和炭化水素も含まれる。
生成された有機ハイドライド58は、熱交換器(第1の熱交換器)14で原料水50と熱交換を行って、原料水50を水蒸気に変換する。さらに、熱交換器20において不飽和炭化水素56と熱交換を行った後に、有機ハイドライド貯留槽22に貯蔵される。
このように、水素に含まれる未反応の水蒸気を分離する際に、外部冷却せず、水素吸蔵材料が水素を吸蔵する際の温度よりも高い温度で、水素に含まれる未反応の水蒸気を分離することにより、水素吸蔵前での水素の昇温を省略することができ、水素製造に係る熱ロスを低減することができる。
未反応の水蒸気を冷却して凝縮分離した場合には、水素吸蔵材料に水素を吸蔵させるために再加熱が必要となるが、これが不要なシンプルな構成となり、投入エネルギーが少ないプロセスが可能となる。また、水素吸蔵時の反応熱を用いて高温水蒸気電解に用いる原料水50の蒸発、加熱を行うことにより、水素製造効率をさらに向上させることができる。
ここで、水素製造装置10の物質収支及び熱収支を、プロセスシュミレータを用いて具体的に計算、評価した。なお、不飽和炭化水素としてトルエンを使用し、有機ハイドライド(水素吸蔵後の不飽和炭化水素)をメチルシクロヘキサンとする。
計算条件は、原料水50を温度20℃、1kmol/hで供給、トルエンを温度20℃、6kmol/hで供給する。また、電解セル17における、高温水蒸気電解の運転温度を750℃、水蒸気利用率(水素生成量(水蒸気反応量)/供給水蒸気量)を80%とする。なお、高温水蒸気電解への入力電力100は前述の式(1)のΔH相当分とした。
この条件で計算した結果、熱交換器20出口の有機ハイドライド58は、温度54℃、メチルシクロヘキサン;0.24kmol/h、トルエン;5.76kmol/hとなった。また、酸素53が、温度20℃、0.4kmol/hとなった。
水分分離器18で分離された水蒸気55は、温度484℃、0.2kmol/hであった。水素化反応器21に供給される不飽和炭化水素と水素の混合ガス57は、温度132℃、トルエン;6kmol/h、水素;0.8kmol/hとなった。
水素化反応器21出口の有機ハイドライド58は、温度187℃、メチルシクロヘキサン;0.24kmol/h、トルエン;5.76kmol/h、水素;0.08kmol/hであった。
熱交換器14で原料水50が水蒸気に変化し、熱交換器14出口の水蒸気は、温度187℃、1kmol/hとなった。
なお、水素化反応器21の出口の有機ハイドライド58に含まれる水素0.08kmol/hは、熱交換器20の下流で液相と分離して、水分分離器18出口の水素54に合流させている。
また、熱交換器20出口の有機ハイドライドの組成がモル分率でメチルシクロヘキサン;0.04、トルエン;0.96となっているが、この組成のままで不飽和炭化水素56として供給すれば、メチルシクロヘキサンのモル分率を上げることができる。
以上の結果により、トルエンに水素が付加される際の反応熱により、水素化反応器21の出口の有機ハイドライド58が加熱され、その熱が熱交換器14により原料水50が水蒸気に変化する蒸発潜熱が賄うことができることが評価された。
さらに、高温水蒸気電解への入力電力100は、前述の式(1)のΔHに相当する分が55kW、熱交換器16出口の水蒸気を750℃に昇温する顕熱として0.5kW、を合計して55.5kWと評価された。
水素製造量が、0.8kmol/h(17.9Nm/h)なので、水素製造の原単価は3.1kWh/Nmとなった。水素化反応の反応熱を利用しない場合には、原料水の蒸発潜熱分(本条件では11.3kW)を別途供給する必要があるが、本実施形態によれば削減可能となる。
図2は、第1実施形態に係る水素製造装置10の変形例を示している。なお、図1と共通の構成又は機能を有する部分については、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
第1実施形態(図1)では、水分分離器18において水素54と電解未反応分の水蒸気55とを分離した後に、水素54と不飽和炭化水素56とを混合させて水素化反応器21に入力していた。
一方、本変形例では、電解セル17において生成された水素と電解未反応分の水蒸気との混合ガス52を水分分離器18に入力する前に、不飽和炭化水素56と混合ガス52とを合流させて、水素と不飽和炭化水素と混合させる。そして、水素と電解未反応分の水蒸気と不飽和炭化水素との混合ガス59が水分分離器18に入力される。
水分分離器18は、混合ガス59を入力して、混合ガス59を冷却すること無く、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度よりも高い温度で、混合ガス59から水蒸気を分離する。そして、水蒸気が除去された、水素と不飽和炭化水素との混合ガス57を水素化反応器21に出力する。
前述したプロセスシュミレーションと同様の条件で熱収支を計算、評価した場合、水分分離器18での水分除去温度は132℃と評価された。この温度条件では、水分分離器18として、モレキュラーシーブを充填した吸着塔で水分の吸着と脱着を交互に繰り返す圧力変動吸着(PSA)法を適用することで、混合ガス59から水蒸気を分離できる。
また、合金系や無機系の材料を水素化反応器21に充填させて、水素化吸蔵材料として使用しても良い。合金系や無機系の材料を水素化吸蔵材料として使用する場合、水素化反応器21を熱交換器14と兼用する構成が可能となる。また、熱媒を介して水素化反応により発生する熱エネルギーを熱交換器14に輸送する構成も可能となる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態に係る水素製造装置10の構成図である。なお、第1実施形態と共通の構成又は機能を有する部分については、同一符号で示し、重複する説明を省略する。なお、第2実施形態では、水素化反応器21内に、水素吸蔵材料として合金系または無機系の材料が充填されているものとする。
ヒートポンプ23は、第1加熱部12と水素化反応器21との間に設けられており、循環する冷媒を圧縮及び膨張させて熱エネルギーを移動させるものである。このヒートポンプ23は、冷媒を介して水素化反応器21において水素化反応の際に生じる熱エネルギーを、第1加熱部12に供給された原料水50に伝達させる。
なお、図3では、水素化反応の際に生じる熱エネルギーを、熱交換器14を流動する原料水50に伝達させる構成が示されているが、本構成に限定されるものでは無く、第1加熱部12を流動する原料水50または水蒸気に伝達出来れば良い。
第1実施形態で示したプロセスシュミレーションと同様の条件下で、COP5のヒートポンプ23を使用して熱収支を評価した場合、原料水50の蒸発潜熱分(第1実施形態の条件では11.3kW)を1/6に削減することが評価された。ヒートポンプ23を用いることにより、水素吸蔵材料の反応熱を効率よく利用でき原単位の低減が可能となる。
(第3実施形態)
図4は、本実施形態に係る電力貯蔵システム40の構成図である。
電力貯蔵システム40は、高温水蒸気電解により生成した水素を不飽和炭化水素に吸蔵させて有機ハイドライドとして貯留する。そして、貯留している水素を用いて燃料電池反応により発電を行うシステムである。なお、高温水蒸気電解により生成した水素を不飽和炭化水素に吸蔵させて有機ハイドライドとして貯留するまでの構成は、第1実施形態(図1)と同様となるため説明を省略する。
第2加熱部24は、熱交換器25、26、27、及び補助加熱器28を有しており、有機ハイドライド貯留槽22に貯留された有機ハイドライド60を入力する。そして、有機ハイドライド60の脱水素化に必要な温度まで昇温させる。なお、補助加熱器28は、熱交換器25〜27からの入熱だけでは不足する場合に、有機ハイドライド60を昇温させるための補助的な加熱器である。
脱水素化反応器29は、有機ハイドライド60の脱水素化に適した触媒(例えば、白金、ニッケルなど)が充填されており、第2加熱部24において昇温された有機ハイドライド60を脱水素化させて、有機ハイライドから水素を脱離させる。
水素の脱離により生成された水素と不飽和炭化水素の混合ガス61は、熱交換器(第2の熱交換器)26で有機ハイドライド60と熱交換した後に、分離器30に出力される。
分離器30は、脱水素化反応器29により脱離された水素と不飽和炭化水素を入力して、水素と不飽和炭化水素とに分離する。分離器30は、100℃〜150℃程度の温度で性能を発揮するポリイミド膜を適用する。
分離された不飽和炭化水素63は、熱交換器(第3の熱交換器)25で有機ハイドライド60と熱交換した後に、不飽和炭化水素貯留槽19に回収される。一方、水素62は、熱交換器31を介して燃料電池セル33に出力される。
燃料電池セル33は、電解セル17と同様、固体酸化物電解質を中心に配置して、その両側に水素極と酸素極とが形成されている。燃料電池セル33の水素極側には水素62が導入され、酸素極側には窒素及と酸素の混合ガス64が導入される。そして、燃料電池セル33は、水素極及び酸素極に導入された供給ガスを用いて燃料電池反応を行い、出力電力101を生成する。
燃料電池反応の際に水素極側から出力される水蒸気66は、熱交換器27で有機ハイドライド60と熱交換を行い、さらに熱交換器31で分離器30から出力された水素62と熱交換を行った後に、外部に排出される。
一方、酸素極側から出力される窒素65は、熱交換器32で燃料電池セル33に供給される窒素及と酸素の混合ガス64と熱交換を行った後に、外部に排出される。
なお、第2加熱部24は、燃料電池セル33において発電時に生じるジュール熱を用いて、有機ハイドライド60を加熱しても良い。
このように、電力貯蔵システム40は、第1実施形態(図1)で示した水素製造・貯蔵方法と、貯蔵された水素を燃料として発電する際に各要素において発生する熱エネルギーを有効に利用するエネルギー自立型の発電方法と、を組み合わせて構成することにより、高い充放電効率を実現することができる。
ここで、電力貯蔵システム40の熱収支及び物質収支を具体的に計算、評価する。なお、高温水蒸気電解により水素を有機ハイドライドとして貯蔵するまでの構成については第1実施形態で示した条件と同様なものとして、貯蔵した水素を燃料にして発電して電力を得るプロセスについて計算、評価する。
まず、計算条件として、水素吸蔵済みの有機ハイドライド60を温度20℃、メチルシクロヘキサン0.28kmol/h、トルエン0.05kmol/hで供給する。
一方、燃料電池セル33には、酸素と窒素の混合ガス64を温度20℃、酸素0.4kmol/h、窒素1.6kmol/hで供給する。また、燃料電池セル33の運転温度850℃、水素利用率(水蒸気生成量/水素供給量)100%とする。
この条件下で計算した結果、熱交換器25出口の不飽和炭化水素63が、温度22℃、メチルシクロヘキサン0.01kmol/h、トルエンが0.32kmol/hとなった。
また、熱交換器31出口の水蒸気66が、温度114℃、0.8kmol/hとなり、熱交換器32出口の窒素65が温度68℃、1.6kmol/hとなった。
また、脱水素反応に必要な吸熱分に対する不足分として11.2kWの補助加熱を要する。この不足分は、燃料電池セル33で発電する際に生じるジュール熱で賄うことにより、外部からの加熱は不要となる。
前述の式(1)を燃料電池反応に当てはめると、ΔGが得られる理論電力となる。実際には、ΔGからセルのジュール熱として失われる分を差し引いたものが得られる出力電力101となる。本条件では出力電力101は入力電力100の約65%となった
以上述べた各実施形態の水素製造装置によれば、高温水蒸気電解により生成された水素と電解未反応分の水蒸気とを分離する際に、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度より高い温度で分離することで、水素製造時の入熱を低減して、高い水素製造効率を実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、本実施形態に係る電力貯蔵システム(図4)では、水素を燃料とする発電プロセスに固体酸化物型の燃料電池セル33を適用したが、水素を単独で燃料にして燃焼し燃焼ガスでガスタービンを駆動する発電あるいは天然ガス等、他の燃料に混合して燃焼し燃焼ガスでガスタービンを駆動する発電プロセスを適用することも可能である。
さらには、水素を単独またはほかの燃料に混合して燃焼し燃焼ガスを二酸化炭素等の媒体と混合してガスタービンを駆動する発電プロセスを適用することも可能である。
10…水素製造装置、11…水供給部、12…第1加熱部、13、14、15、16…熱交換器、17…電解セル、18…水分分離器、19…不飽和炭化水素貯留槽、20…熱交換器、21…水素化反応器、22…有機ハイドライド貯蔵槽、23…ヒートポンプ、24…第2加熱部、25、26,27…熱交換器、28…補助加熱器、29…脱水素化反応器、30…分離器、31…熱交換器、32…熱交換器、33…燃料電池セル、40…電力貯蔵システム、50…原料水、51…水蒸気、52…水素と水蒸気の混合ガス、53…酸素、54…水素、55…水蒸気、56…不飽和炭化水素、57…不飽和炭化水素と水素の混合ガス、58…有機ハイドライド、59…水素と不飽和炭化水素と水蒸気の混合ガス、60…有機ハイドライド、61…不飽和炭化水素と水素の混合ガス、62…水素、63…不飽和炭化水素、64…酸素と窒素の混合ガス、65…窒素、66…水蒸気、100…入力電力、101…出力電力。

Claims (9)

  1. 供給された原料水を加熱して水蒸気を発生させて、所定の温度まで昇温させる第1加熱部と、
    前記水蒸気を入力して、高温水蒸気電解により水素と酸素とを生成する電解セルと、
    生成された前記水素と電解未反応分の前記水蒸気とを入力して、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度よりも高い温度で、前記水素と前記水蒸気とを分離する水分分離器と、
    分離された前記水素と前記水素吸蔵材料との混合物を水素化反応させて、前記水素を前記水素吸蔵材料に吸蔵させる水素化反応器と、を備えることを特徴とする水素製造装置。
  2. 前記第1加熱部は、水素吸蔵後の前記水素吸蔵材料と前記原料水との間で熱交換させる第1の熱交換器を有することを特徴とする請求項1に記載の水素製造装置。
  3. 循環する冷媒を圧縮及び膨張させて熱エネルギーを移動させるヒートポンプをさらに備えて、
    前記ヒートポンプは、前記冷媒を介して前記水素化反応の際に生じる熱エネルギーを前記原料水に伝達させることを特徴とする請求項1または請求項に記載の水素製造装置。
  4. 前記水素吸蔵材料は、不飽和炭化水素であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の水素製造装置。
  5. 供給された原料水を加熱して水蒸気を発生させて、所定の温度まで昇温させるステップと、
    前記水蒸気を入力して、高温水蒸気電解により水素と酸素とを生成するステップと、
    生成された前記水素と電解未反応分の前記水蒸気とを入力して、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度よりも高い温度で、前記水素と前記水蒸気とを分離するステップと、
    分離された前記水素と前記水素吸蔵材料との混合物を水素化反応させて、前記水素を前記水素吸蔵材料に吸蔵させるステップと、を含むことを特徴とする水素製造方法。
  6. 供給された原料水を加熱して水蒸気を発生させて、所定の温度まで昇温させる第1加熱部と、
    前記水蒸気を入力して、高温水蒸気電解により水素と酸素とを生成する電解セルと、
    生成された前記水素と電解未反応分の前記水蒸気とを入力して、水素吸蔵材料の水素化反応に必要な温度よりも高い温度で、前記水素と前記水蒸気とを分離する水分分離器と、
    分離された前記水素と前記水素吸蔵材料との混合物を水素化反応させて、前記水素を前記水素吸蔵材料に吸蔵させる水素化反応器と、
    水素吸蔵後の前記水素吸蔵材料を入力して、所定の温度まで加熱する第2加熱部と、
    前記第2加熱部において加熱された水素吸蔵後の前記水素吸蔵材料を脱水素化反応させて、前記水素を脱離させる脱水素化反応器と、
    前記脱水素化反応器により脱離された前記水素と前記水素吸蔵材料とを入力して、前記水素と前記水素吸蔵材料とに分離する分離器と、
    前記分離器において分離された前記水素を入力して、燃料電池反応により発電する燃料電池セルと、を備えることを特徴とする電力貯蔵システム。
  7. 前記第2加熱部は、前記脱水素化反応器により脱離された前記水素と水素吸蔵後の前記水素吸蔵材料との間で熱交換させる第2の熱交換器を有することを特徴とする請求項に記載の電力貯蔵システム。
  8. 前記第2加熱部は、前記分離器により分離された前記水素吸蔵材料と水素吸蔵後の前記水素吸蔵材料との間で熱交換させる第3の熱交換器を有することを特徴とする請求項または請求項に記載の電力貯蔵システム。
  9. 前記第2加熱部は、前記燃料電池セルにおいて発電時に生じるジュール熱を用いて、水素吸蔵後の前記水素吸蔵材料を加熱することを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
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