JP6413942B2 - 組電池 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の平板状の電池を積層して、拘束した組電池に関する。
電動モータを用いて走行する電気自動車や、エンジンと電動モータとを併用して走行するハイブリッド自動車などには、電動モータの駆動源として電池パックが搭載されている。電池パックは、一端に正の電極、他端に負の電極が設けられた複数の電池セルを積層して構成された電池集合体と、この電池集合体に取り付けられるバスバーモジュールと、で構成されている。
特許文献1には、電池パックのバスバーモジュールとして、複数積層した電池セルの累積公差を吸収することができるヒンジを備えた構成が開示されている。またバスバーモジュールは、それぞれの電池セルの端子と接続する構成を備えている。
特開2010−170884号公報
前述の特許文献1に記載の従来技術では、バスバーモジュールにヒンジ構造を設けているので、バスバーモジュールが変形しやすい。したがってバスバーモジュールに基板などの剛体を固定すると、バスバーモジュールの変形に伴って剛体に応力が作用する。これによってバスバーモジュールに基板などの剛体を固定することができないという問題がある。
また、電池セルのスタック数は必要に応じて異なるものである。そのため前述の特許文献1のように、バスバーモジュールを一点もので作成した場合、セル数に応じて異なるバスバーモジュールを用意する必要があるという問題がある。
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、強度および汎用性に優れるバスバーモジュールを備える組電池を提供することを目的とする。
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明は、複数の電池セル(16)を積層した電池スタック(11)と、電池スタックの積層方向(X)の両面部を、積層方向に押圧した状態で拘束する拘束部材(12)と、各電池セルの端子を電気的に接続するバスバー(18)、および各電池セルの状態を検出する検出線(19)を備えるバスバーモジュール(14)と、検出線が接続され、各電池セルの状態を監視する電池監視部(13)と、を含み、バスバーモジュール(14)は、電池監視部(13)が配置され、積層方向に延びる本体部(20)と、本体部の側面の一部を挟み込み本体部係合し、積層方向に並ぶように設けられる複数の接続部(21)と、を含み、接続部は、バスバー(18)を支持し、積層方向に隣接する電池セル(16)の相対変位を規制し、本体部に対して積層方向に変位可能な構造を有することを特徴とする組電池である。
また本発明は、複数の電池セル(16)を積層した電池スタック(11)と、電池スタックの積層方向(X)の両面部を、積層方向に押圧した状態で拘束する拘束部材(12)と、各電池セルの端子を電気的に接続するバスバー(18)、および各電池セルの状態を検出する検出線(19)を備えるバスバーモジュール(14)と、検出線が接続され、各電池セルの状態を監視する電池監視部(13)と、を含み、バスバーモジュールは、電池監視部が配置され、積層方向に延びる本体部(20)と、体部に係合し、積層方向に並ぶように設けられる複数の接続部(21)と、を含み、本体部の側面には、積層方向に延びる溝部(30)が設けられ、接続部は、バスバーを支持し、積層方向に隣接する電池セルの相対変位を規制し、本体部に対して積層方向に変位可能な構造を有し、溝部に係合する係合爪(31)を有し、各接続部は、1つのバスバーおよび検出線の端部に設けられる1つの検出端子を支持することを特徴とする組電池である。
さらに本発明は、複数の電池セル(16)を積層した電池スタック(11)と、電池スタックの積層方向(X)の両面部を、積層方向に押圧した状態で拘束する拘束部材(12)と、各電池セルの端子を電気的に接続するバスバー(18)、および各電池セルの状態を検出する検出線(19)を備えるバスバーモジュール(14)と、検出線が接続され、各電池セルの状態を監視する電池監視部(13)と、を含み、バスバーモジュールは、電池監視部が配置され、積層方向に延びる本体部(20)と、本体部に係合し、積層方向に並ぶように設けられる複数の接続部(21)と、を含み、接続部は、バスバーを支持し、積層方向に隣接する電池セルの相対変位を規制し、本体部に対して積層方向に変位可能な構造を有し、電池スタックは、積層方向に隣接する電池セルの間に設けられる枠体(50)をさらに含み、枠体は、接続部を電池スタックに組み付ける際に、接続部を組み付け位置に案内するガイド(55)を有することを特徴とする組電池である。
また本発明は、複数の電池セル(16)を積層した電池スタック(11)と、電池スタックの積層方向(X)の両面部を、積層方向に押圧した状態で拘束する拘束部材(12)と、各電池セルの端子を電気的に接続するバスバー(18)、および各電池セルの状態を検出する検出線(19)を備えるバスバーモジュール(14)と、検出線が接続され、各電池セルの状態を監視する電池監視部(13)と、を含み、バスバーモジュールは、電池監視部が配置され、積層方向に延びる本体部(20)と、本体部に係合し、積層方向に並ぶように設けられる複数の接続部(21)と、を含み、接続部は、バスバーを支持し、積層方向に隣接する電池セルの相対変位を規制し、本体部に対して積層方向に変位可能な構造を有し、電池セルの温度を検出する温度検出素子(40)を着脱可能な構造を有する取付部(42)と、本体部側に向けて突出する突起部(43)と、を有し、温度検出素子の通信線(41)は、積層方向に見て、本体部の側面と接続部の側面および突起部とで囲まれた領域に、積層方向に延びるように配線されることを特徴とする組電池である。
このような本発明に従えば、バスバーモジュールは積層方向に延びる本体部を備える。そして本体部には、電池監視部が配置される。電池監視部を配置する部分は、強度が必要だが、本体部によって必要な強度を得ることができる。
また本体部には、複数の接続部が係合して設けられる。接続部は、バスバーを支持し、積層方向に隣接する電池セルの相対変位を規制する。したがってバスバーによって隣接する電池セル同士の電気的接続状態を維持することができる。また接続部は、本体部に対して積層方向に変位可能な構造を有する。これによって電池セルを積層した際に生じる累積寸法公差を、接続部の変位によって吸収することができる。したがって電池セル数の変更があった場合でも、本体部だけを変更し、接続部は数を変更するだけでよい。これによって部品の標準化ができ、バスバーモジュールの製造コストを低減することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態の組電池10を示す斜視図である。 組電池10を示す平面図である。 排煙ダクト20とバスバーケース21とを拡大して示す平面図である。 排煙ダクト20とバスバーケース21とを拡大して示す側面図である。 排煙ダクト20とバスバーケース21との組み付け前を示す斜視図である。 排煙ダクト20の裏側を示す斜視図である。 組電池10の一部を拡大して示す断面図である。 第2実施形態の排煙ダクト20の裏側を示す斜視図である。 排煙ダクト20とバスバーケース21との組み付け前を示す斜視図である。 排煙ダクト20とバスバーケース21とを拡大して示す平面図である。 排煙ダクト20とバスバーケース21との組み付け前を示す斜視図である。 サーミスタ40を示す正面図である。 サーミスタ40を示す側面図である。 第3実施形態の組電池10の一部を拡大して示す平面図である。 組電池10の一部を拡大して示す断面図である。 組電池10の一部を拡大して示す正面図である。 第4実施形態の組電池10を示す分解斜視図である。 樹脂枠50とバスバーケース21を示す斜視図である。 組電池10の一部を拡大して示す平面図である。 組み付け前の図19の切断面線XX−XXで切断した断面図である。 組み付け前の図19の切断面線XXI−XXIで切断した断面図である。 組み付け前の組電池10を示す正面図である。 組み付け後の図20の断面図である。 組み付け後の図21の切断した断面図である。 組み付け後の組電池10を示す正面図である。 第5実施形態の組電池10を示す分解斜視図である。 組電池10の一部を拡大して示す平面図である。 組み付け前の図27の切断面線XXVIII−XXVIIIで切断した断面図である。 組み付け前の図27の切断面線XXIX−XXIXで切断した断面図である。 組み付け後の図28の断面図である。 組み付け後の図29の断面図である。 第6実施形態の組電池10を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に関して、図1〜図7を用いて説明する。組電池10は、電池スタック11、拘束部材12、電池監視基板13、バスバーモジュール14および固定部材15を含んで構成される。組電池10は、例えば内燃機関と電池に充電された電力によって駆動されるモータとを組み合わせて走行駆動源とするハイブリッド自動車、およびモータを走行駆動源とする電気自動車等に用いられる。
電池スタック11は、平板状の電池セル16を積層して構成される。複数の電池セル16は、電気的に直列に接続されている。電池セル16は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池および有機ラジカル電池である。
以下、電池セル16が積層されている方向を積層方向Xと称する。積層方向Xに直交し、長方形状の電池セル16の長辺に沿った方向を長手方向Yと称する。また積層方向Xに直交し、長方形状の電池セル16の短辺に沿った方向を上下方向Zと称する。
電池セル16の外装ケースは、薄い平板状の形態をなす。外装ケースの内部空間には、電極積層体、電解質、端子接続部、正極端子部の一部、及び負極端子部の一部が内蔵されている。正極端子部及び負極端子部の夫々の残部は、外装ケースの上面から上方に突出している。外装ケースの外方に突出している端子部を総称して、電極端子17ということがある。外装ケースから露出する電極端子17は、隣り合う電池セル16における異極の端子とバスバー18を介して接続される。したがって積層される複数の電池セル16は、直列に接続される。そして直列に接続された電極端子17のうち両端の電極端子17すなわち電池スタック11の両端に設置されたプラス端子およびマイナス端子は、電力が供給されたり、他の電気機器へ向けて放電されたりするために使用される。
固定部材15は、電池スタック11を所定の設置箇所に固定するための部材である。固定部材15は、図2に示すように、電池スタック11の積層方向Xの両面部に設けられる。固定部材15は、設置箇所に連結されるとともに、拘束部材12の両端部が固定される。固定部材15は、第1プレート15aと第2プレート15bを含む。第1プレート15aと第2プレート15bは、図1に示すように重なった状態で固定されている。内側に位置する第1プレート15aは、拘束部材12と連結される。外側に位置する第2プレート15bは、設置箇所に固定される。本実施形態では、設置箇所は、組電池10の下方に位置している。したがって第2プレート15bの下方は、外側に屈曲しており、貫通孔15cが形成されている。この貫通孔15cに挿通されるボルト(図示せず)によって、設置箇所に固定される。
拘束部材12は、図2に示すように、電池スタック11の両面部を、積層方向Xに押圧した状態で拘束する。拘束部材12は、図1に示すように、積層方向Xの延びる部材であって、両端部が内側に屈曲している。したがって拘束部材12は、上下方向Zに見て断面U字状に形成されている。この端部が固定部材15に固定される。具体的には、第1プレート15aには孔が形成されており、拘束部材12の屈曲部にも孔が形成されている。この孔を挿通してボルトが設けられ、拘束部材12と第1プレート15aとが連結される。またボルトを締め付けることによって、電池スタック11を積層方向Xに押圧することになる。拘束部材12は、片側に上下方向Zに間隔をあけて2本ずつ、合計4本設けられる。
バスバーモジュール14は、図2および図3に示すように、電池スタック11の上面に設けられる。バスバーモジュール14は、バスバー18、セル電圧検出線19、排煙ダクト20およびバスバーケース21を含んでされる。
複数のバスバー18のそれぞれは、バスバーケース21に収容されている。バスバーケース21は、絶縁性を有する材料、たとえば合成樹脂からなる。したがって合成樹脂製で絶縁特性を有するバスバーケース21が、バスバー18を包んでいる。バスバー18を包むように壁が形成されているので、隣接するバスバーケース21の電極端子17との絶縁性を確保することができる。
バスバー18は、板状であり、電極端子17が挿通する挿通孔が2つ形成されている。この挿通孔に隣り合う電池セル16のプラスの電極端子17とマイナスの電極端子17とが挿入される。これによって隣り合う電池セル16のプラスの電極端子17とマイナスの電極端子17とが電気的に接続する。またバスバー18は、電極端子17が挿通されるので、隣接する電池セル16の相対変位を規制する。
セル電圧検出線19は、各電池セル16の電圧を検出すための検出線である。セル電圧検出線19は、端部に設けられる検出端子によって、電池セル16の電圧を検出する。セル電圧検出線19は、検出端子が検出した電池セル16の電位を電池監視基板13に送信する。セル電圧検出線19は、バスバーケース21に支持される。バスバーケース21の外側は、セル電圧検出線19を収容する収容空間である。セル電圧検出線19は、図1および図2に示すように、バスバーケース21の外側を積層方向Xに延びるように配線される。複数のセル電圧検出線19は、たとえばフレキシブルプリント基板(FPC)によって束ねられる。
複数のバスバーケース21は、電池セル16のプラスの電極端子17とマイナスの電極端子17の列に沿って、排煙ダクト20の両側にそれぞれ配置されている。複数のバスバーケース21の集合は、図5に示すように、排煙ダクト20の両側に係合されて、一体のバスバーモジュール14を構成している。
排煙ダクト20は、本体部であって、上面に電池監視基板13が配置される。また排煙ダクト20は、積層方向Xに延びる長手状の部材である。排煙ダクト20は、図5〜図7に示すように、積層方向Xに見て断面U字状である。排煙ダクト20の内部空間は、電池セル16から発生したガスを排出するダクトとしても機能する。
そして排煙ダクト20の側面には、図6および図7に示すように、複数のバスバーケース21が係合する溝部30が形成されている。溝部30は、積層方向Xに延びる。バスバーケース21は、図5および図7に示すように、溝部30に係合する係合爪31を有する。バスバーケース21の係合爪31は、溝部30に係合し、図3および図4に示すように、溝部30に沿って積層方向Xにスライドして変位可能に設けられる。係合爪31と溝部30とによって、バスバーケース21が排煙ダクト20に対して変位可能な構造を有する。
バスバーケース21は、排煙ダクト20の側面の一部を挟み込むので排煙ダクト20と係合する。本実施形態では、係合爪31が溝部30を上下方向Zから挟みこんで、溝部30と係合する。係合爪31は、溝部30の内部に挿入される下爪31aと、溝部30の外側に係合する上爪31bとを有する。本実施形態では、図7に示すように、バスバーケース21の側面において、下爪31aの両側に上爪31bが形成されている。そして上爪31bは、溝部30の上方に凸に湾曲している表面に接触するように、下面が上側に凸に湾曲している。下爪31aは、溝部30の内部に挿入できるように、形状および寸法が選択されている。
バスバーモジュール14を電池スタック11に組み付けるときには、まず、バスバーケース21を排煙ダクト20に必要な数だけ係合するように組み付ける。したがってバスバーケース21は、排煙ダクト20の両側に積層方向Xに並ぶように設けられる。そしてバスバーケース21に係合された排煙ダクト20を、電池スタック11の上方から組み付ける。この際、各バスバーケース21のバスバー18が所定の電池セル16の電極端子17に挿通するように、位置決めされる。各バスバーケース21は、スライド変位可能であるので、電池セル16の寸法公差による影響を受けることなく、所定の2つの電極端子17をバスバー18に挿入させることができる。
次に、バスバーケース21を電池スタック11に固定する。ことのき、バスバーケース21は、排煙ダクト20を電池スタック11側に押圧した状態で拘束する。具体的には、バスバーケース21は、図2に示すように、バスバー18を固定するボルト18aによって両端部が下方に押圧されて固定される。バスバーケース21を下方に押圧することによって、バスバーケース21の係合爪31と係合している溝部30も下方に押圧される。図7に示すように、排煙ダクト20と電池セル16上面とが接触する部分には、弾力性を有するシール部材34が設けられている。シール部材34は、積層方向Xに延び、排煙ダクト20の気密性を向上するために設けられる。バスバーケース21をボルト18aに締め付けて、下方に押圧することによって、バスバーケース21を押し下げ、排煙ダクト20のシール部材34を圧縮し、排煙空間のシール性確保することができる。
以上説明したように本実施形態の組電池10は、バスバーモジュール14が積層方向Xに延びる排煙ダクト20を備える。そして排煙ダクト20には、電池監視部である電池監視基板13が配置される。電池監視基板13を配置する部分は、強度が必要だが、排煙ダクト20によって必要な強度を得ることができる。
また排煙ダクト20には、複数のバスバーケース21が係合して設けられる。バスバーケース21は、バスバー18を支持し、バスバー18によって積層方向Xに隣接する電池セル16の相対変位を規制する。バスバー18によって隣接する電池セル16同士の電気的接続状態を維持することができる。またバスバーケース21は、排煙ダクト20に対して積層方向Xに変位可能に設けられる。これによって電池セル16を積層した際に生じる累積寸法公差を、バスバーケース21の変位によって吸収することができる。したがって電池セル16の数の変更があった場合でも、排煙ダクト20だけを変更し、バスバーケース21は数を変更するだけでよい。これによってバスバーケース21の標準化ができ、バスバーモジュール14の製造コストを低減することができる。
換言すると、本実施形態では、バスバーケース21が排煙ダクト20に対して可動することにより電池スタック11の累積寸法公差を吸収する可変機構を備えている。またバスバーケース21は、複数の最小機能単位、たとえば組付に最適な単位に分割されている。そして排煙ダクト20は、基板など剛体を固定可能な構成である。このように強度が必要な部分を排煙ダクト20によって確実に強度を確保した上で、バスバーケース21を係合する部分で電池スタック11の累積寸法公差を吸収することができる。
また本実施形態では、バスバーケース21は、排煙ダクト20を電池スタック11側に押圧した状態で拘束し、排煙ダクト20のシール性を確保している。これによって排煙ダクト20は、電池セル16から発生したガスを排出する機能を奏することができる。したがって電池スタック11の上部に搭載されているほかの部品との機能統合によって、コストを低減することができる。また積層方向Xに延びる排煙ダクト20のシール性を確保し、電池セル16からのガスが意図しない箇所から漏れるのを防止することができる。
また排煙ダクト20の両端部を積層方向Xに複数設けられるバスバーケース21によって押圧して、固定している。たとえば排煙ダクト20を積層方向Xの両端部で固定する構成であると、排煙ダクト20の反りおよび電池スタック11の各電池セル16の上面高さばらつきなどによりシール性確保が難しい場合がある。これに対して本実施形態では、前述のように排煙ダクト20の両端部を積層方向Xの全域にわたって押圧して固定しているので、排煙ダクト20の反りおよび高さのばらつきがあった場合でも、シール性を確保することができる。
さらに本実施形態では、バスバーケース21は、排煙ダクト20の側面の一部を挟み込むので排煙ダクト20と係合する。具体的には、バスバーケース21の側面に設けられた溝部30に対して、係合爪31が上下から挟み込む形で係合される形状である。したがって溝部30をレールにみたて、バスバーケース21がレールに沿って移動する、いわゆるレールタイプ構造である。これによって電池スタック11に組付け前に、バスバーケース21を排煙ダクト20に組み付けて製品として一体化することができる。これによって一体にして持ち運べることができ、取り扱いが容易となる。さらにバスバーケース21を電池スタック11側に押圧して固定することで、排煙ダクト20の側部をバスバーケース21によって電池スタック11側に押圧することができる。これによって排煙ダクト20内の空間の気密性を向上することができる。
さらに本実施形態では、各バスバーケース21は、1つのバスバー18および電圧検出線の端部に設けられる1つの検出端子を支持する。そして排煙ダクト20の側面には、積層方向Xに延びる溝部30が設けられ、バスバーケース21は、溝部30に係合する係合爪31を有する。これによって溝部30に係合爪31を挿入することで、各バスバーケース21を連結することができる。また単一のバスバー―ケースとすることで、バスバーケース21を標準化できる。また各バスバーケース21を独立で溝部30に挿入することで、複数のバスバーケース21を排煙ダクト20に一体化することができる。これによって電池セル16の寸法やピッチ変動に追従することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に関して、図8〜図11を用いて説明する。本実施形態では、排煙ダクト20の溝部30を積層方向Xに分断する切欠き部32が設けられる点に特徴を有する。
切欠き部32は、図10に示すように、係合部の下爪31aが挿入可能な寸法に設定されている。これによって図9に示すように、切欠き部32から下爪31aを上下方向Zに挿入して、積層方向Xに変位させることによって、溝部30と係合爪31とを係合することができる。溝部30と係合爪31とが係合した係合状態では、積層方向Xへのスライド変位が許容され、長手方向Yおよび上下方向Zへの相対変位が規制されている。
また溝部30には、図8に示すように、溝部30を補強するリブ33が設けられている。リブ33は、溝部30を部分的に塞ぐように設けられる。リブ33は、溝部30の長手方向Yに対向する内周面の一部分を連結している。これによって溝部30の強度が向上し、溝部30が変形することを抑制している。
このように本実施形態では、排煙ダクト20には、溝部30を分断する切欠き部32が設けられている。そして係合爪31は、切欠き部32から挿入して、溝部30に係合可能である。これによって排煙ダクト20の端部からでなく、図11に示すように切欠き部32からバスバーケース21を溝部30に挿入することができる。したがって組み付け性を向上することができる。また切欠き部32を等間隔に配置し、溝部30の長さを所定の個数のバスバーケース21を係合させることができる。これによって排煙ダクト20の端から入れる構成に対して、挿入個数を明確することができる。また切欠き部32を設けることによって、溝部30の反りなどを抑制するリブ33を追加することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に関して、図12〜図16を用いて説明する。本実施形態では、電池セル16の温度を検出するサーミスタ40を備え、サーミスタ40の通信線41の配線に特徴を有する。
バスバーケース21は、図14に示すように、サーミスタ40を着脱可能な構造を有する取付部42を備える。取付部42は、バスバーケース21において係合爪31とバスバー18の収容部22との間に位置する。
サーミスタ40は、電池セル16の温度を検出する温度検出素子である。サーミスタ40は、図12および図13に示すように、下部を対象物に接触させて、接触している対象物の温度を検出する。またサーミスタ40は、上部から図12の左右方向に延びる湾曲部40aを有する。湾曲部40aは、取付部42に装着すると弾性変形して、取付部42に弾発的に接触する。これによってサーミスタ40は、取付部42に固定される。そしてサーミスタ40は、検出した温度情報を通信線41を介して電池監視基板13に送信する。
バスバーケース21は、第1実施形態の図9および本実施形態の図15に示すように、排煙ダクト20側の側面から排煙ダクト20側に向けて突出する突起部43を有する。突起部43は、上爪31bから上方に延びる腕部44の先端に設けられる。したがって突起部43および腕部44は、本実施形態では上爪31bに一体に形成されている。また突起部43は、図16に示すように、排煙ダクト20の側面に近接または接触している。
サーミスタ40の通信線41は、図14に示すように、サーミスタ40から先ず、排煙ダクト20側に長手方向Yに延び、その後、積層方向Xに屈曲するように配線される。そして通信線41は、排煙ダクト20とバスバーケース21との間に積層方向Xに延びるように配線されている。
通信線41は、積層方向Xに屈曲した後は、図15および図16に示すように、積層方向Xに見て、排煙ダクト20とバスバーケース21とに挟まれた間隔に配線されている。換言すると、通信線41は、排煙ダクト20の側面とバスバーケース21の側面と突起部43との囲まれた領域に位置している。これによって通信線41は、上下方向Zにずれるのが突起部43によって防がれる。また通信線41は、長手方向Yにずれるのが、排煙ダクト20の側面およびバスバーケース21の側面によって防がれる。
また突起部43は、上爪31bから上方に延びる腕部44の先端に設けられる。したがって全体として、鍵状の形をしている。これによって突起部43の位置は、上爪31bを支点に弾性変形可能である。したがって突起部43は長手方向Yに変位するので、通信線41を配線するときには、突起部43を排煙ダクト20から離間する方向に変位させて通信線41を引っかけることができる。これによって通信線41の配線を容易にすることができる。
このようなサーミスタ40は、全てのバスバーケース21に搭載してもよいが、たとえば積層方向Xの両端の位置する2つのバスバーケース21と、中央に位置するバスバーケース21に設ける。これによって3つ電池セル16の温度の管理に用いることができる。
バスバーケース21は、前述のように電池スタック11側に押圧された状態で固定される。これによってバスバーケース21が電池スタック11側に押圧されるので、サーミスタ40を確実に電池セル16の上面に接触させることができる。したがってサーミスタ40による温度検出性能を維持することができる。
またバスバーケース21と排煙ダクト20の間にできた空間を、通信線41の配線空間に用いることによって、省スペース化を実現することができる。また通信線41の配線空間を他の配線の空間に用いてもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に関して、図17〜図25を用いて説明する。本実施形態では、電池スタック11は、樹脂枠50を含んで構成される点に特徴を有する。
樹脂枠50は、枠体であって、積層方向Xに隣接する電池セル16の間に設けられる。樹脂枠50は、基体部51と側壁部52と天井部53と底壁部54を備える。樹脂枠50は、たとえば樹脂からなり、各部が一体に成型されている。樹脂枠50は、隣接する電池セル16を絶縁する機能も有する。
基体部51は、平板状であって、電池セル16の主面と対向する。電池セル16の主面は、扁平状の電池セル16を最も面積が大きい面である。したがって基体部51は、積層方向Xに隣接する電池セル16に挟み込まれるように配置される。
側壁部52は、電池セル16の側面の外側に位置する。側壁部52は、図17および図18に示すように、基体部51の縁から積層方向Xに延び、電池セル16の側面と対向する。換言すると、側壁部52は、基体部51の長手方向Yの両端部から、積層方向Xの両側に突出するように設けられる。したがって樹脂枠50は、上下方向Zに見て、断面I字状である。
天井部53は、電池セル16の上面よりも高い位置にある。天井部53は、基体部51の縁から積層方向Xに延び、電池セル16の上面の一部と対向する。換言すると、天井部53は、基体部51の上方の端部から、積層方向Xの両側に突出するように設けられる。天井部53は、隣接する電池セル16の各上面と対向する。したがって天井部53は、電池セル16の上方への変位を規制する。
底壁部54は、電池セル16の下面よりも低い位置にある。底壁部54は、基体部51の縁から積層方向Xに延び、電池セル16の下面の一部と対向する。換言すると、底壁部54は、基体部51の下方の端部から、積層方向Xの両側に突出するように設けられる。底壁部54は、隣接する電池セル16の各下面と対向する。したがって底壁部54は、電池セル16の下方への変位を規制する。
このように樹脂枠50は、隣接する電池セル16の上面、側面および下面を取り囲むように収納する。したがって樹脂枠50から電池セル16が上下方向Zおよび長手方向Yに位置ずれすることを抑制している。また積層方向Xに拘束される電池セル16を支持することができる。
樹脂枠50は、バスバーケース21を電池スタック11に組み付ける際に、バスバーケース21を組み付け位置に案内するガイド55を有する。ガイド55は、樹脂枠50の天井部53の上面に設けられる。またガイド55は、天井部53の長手方向Yの両端部に設けられる。ガイド55は、円柱状であって、天井部53の上面から上下方向Zに延びる。
バスバーケース21には、図18に示すように、ガイド55が挿入可能なガイド孔56がされている。ガイド孔56は、バスバー18の収容部22の排煙ダクト20とは反対側に位置している。
またバスバーケース21には、図20に示すように、ガイド孔56にガイド55を案内する案内部57が設けられている。案内部57は、ガイド孔56が形成される底板の下面から下方に突出している。案内部57は、板状であって、主面が積層方向Xおよび上下方向Zを含む仮想一平面と略平行である。案内部57は、バスバーケース21に2つ設けられる。各案内部57は、ガイド孔56を中心に積層方向Xに間隔をあけて設けられる。
案内部57は、図20に示すように、上方に向かうにつれて積層方向Xでガイド孔56に近づくように傾斜するテーパを有する。積層方向Xに隣接する2つの案内部57によって、1つのガイド孔56に案内される。これによってガイド55がガイド孔56に対して積層方向Xのずれがあった場合に、案内部57のテーパがガイド55をガイド孔56に導く。ガイド55がガイド孔56に挿入されることによって、バスバーケース21の位置決めをすることができる。
また図21および図22に示すように、電極端子17がバスバー18に当接する前に、樹脂枠50から突出したガイド55を案内部57が誘導している。電極端子17がガイド55よりも高いが、バスバーケース21の下面に設けられる案内部57によって、先にガイド55を案内部57に接触させることができる。これによってガイド55が有効に機能させて、図23〜図25に示すように、電極端子17をバスバー18の挿入孔に挿入させることができる。
また図19および図23に示すように、バスバーケース21の数よりも樹脂枠50の数が多いので、バスバーケース21の間に挿入されるガイド55もある。したがってガイド55の寸法は、バスバーケース21間のクリアランスと、電池セル16の寸法公差を考慮して、ガイド55が隣接するバスバーケース21間に挿入可能であり、かつ電池セル16の寸法公差を吸収できる値に設定される。
このように本実施形態では、排煙ダクト20に対してスライド変位可能なバスバーケース21において、電池スタック11に取り付ける際に、電極端子17の位置を合わせるための手間を省略することができる。したがって組付工数を低減することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に関して、図26〜図31を用いて説明する。本実施形態は、前述の第4実施形態と類似しており、樹脂枠50に設けるガイド55の位置が異なる点に特徴を有する。
ガイド55は、図26に示すように、前述の第4実施形態よりも長手方向Yにおいて排煙ダクト20側に配置される。またガイド55は、積層方向Xに見て、電極端子17と対向する位置に配置されている。
バスバーケース21においてガイド55が挿入される部分は、バスバー18に形成されている。図27および図28に示すように、バスバー18の積層方向Xの中央が上方に凸となる形成されている。この凸部60の内部が、ガイド55が挿入される部分となる。
ガイド55は、図28および図29に示すように、電極端子17よりも高くなるように設定されている。ガイド55が凸部60によって案内されることによって、電極端子17をバスバー18の凸部60に誘導することができる。これによって図28および図29に示す組み付け前の状態から、上下方向Zに変位させることによって、図30および図31に示すように、バスバーケース21がガイド55によって案内されて所定の位置に組み付けられる。
本実施形態では、前述の案内部57を備えていないが、バスバー18の凸部60に隣接する部分にテーパを設けて案内部57として機能させてもよい。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態に関して、図32を用いて説明する。本実施形態では、排煙ダクト20の形状に特徴を有する。排煙ダクト20のうち、電池監視基板13が搭載されている部分は、他の部分よりも薄くなるように形成されている。これによって電池監視基板13を搭載しても省スペース化を実現することができる。
このように排煙ダクト20の内部空間を小さくすると、排煙空間が小さくなるが、電池監視基板13の大きさなどに基づいて排煙性の要求仕様が満足するように選択することによって排煙性および省スペース化を両立することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の第1実施形態では、複数の電池セル16は積層させて1列に並べて配置しているが、このような配列に限るものではない。電池セル16の配列は、複数列であってもよい。
前述の第1実施形態では、組電池10は、車両に搭載されるが、車両に限るものではなく、他の移動手段、たとえば航空機および船舶などに搭載してもよい。また移動手段でなく、他の装置に搭載してもよい。
前述の第1実施形態では、バスバーケース21は、1つのバスバー18を支持する構成であったが、1つに限るものではない。たとえばバスバーケース21は、2つのバスバー18を支持する構成であってもよく、3つ以上であってもよい。取り扱いが容易な数に従って変更することができる。
前述の第1実施形態では、排煙ダクト20に溝部30と、バスバーケース21の係合爪31とが係合しているが、このような構成に限るものではない。たとえばバスバーケース21に溝部を設け、排煙ダクト20に突起などを設けて係合させてもよい。したがって排煙ダクト20とバスバーケース21とが係合して、スライド変位を許容する構成であればよい。
前述の第1実施形態では、本体部は排煙ダクト20によって実現されているが、排煙ダクト20に限るものではない。本体部は、排煙機能を有さずに、電池監視基板13が搭載されて、バスバーケース21に係合する部材であってもよい。
10…組電池 11…電池スタック 12…拘束部材
13…電池監視基板(電池監視部) 14…バスバーモジュール 15…固定部材
16…電池セル 17…電極端子 18…バスバー 18a…ボルト
19…セル電圧検出線(検出線) 20…排煙ダクト(本体部)
21…バスバーケース(接続部) 30…溝部 31…係合爪 31a…下爪
31b…上爪 32…切欠き部 33…リブ 34…シール部材
40…サーミスタ(温度検出素子) 41…通信線 42…取付部 43…突起部
50…樹脂枠(枠体) 55…ガイド 56…ガイド孔

Claims (10)

  1. 複数の電池セル(16)を積層した電池スタック(11)と、
    前記電池スタックの積層方向(X)の両面部を、前記積層方向に押圧した状態で拘束する拘束部材(12)と、
    前記各電池セルの端子を電気的に接続するバスバー(18)、および前記各電池セルの状態を検出する検出線(19)を備えるバスバーモジュール(14)と、
    前記検出線が接続され、前記各電池セルの状態を監視する電池監視部(13)と、を含み、
    前記バスバーモジュールは、
    前記電池監視部が配置され、前記積層方向に延びる本体部(20)と、
    前記本体部の側面の一部を挟み込み前記本体部係合し、前記積層方向に並ぶように設けられる複数の接続部(21)と、を含み、
    前記接続部は、前記バスバーを支持し、前記積層方向に隣接する前記電池セルの相対変位を規制し、前記本体部に対して前記積層方向に変位可能な構造を有することを特徴とする組電池。
  2. 複数の電池セル(16)を積層した電池スタック(11)と、
    前記電池スタックの積層方向(X)の両面部を、前記積層方向に押圧した状態で拘束する拘束部材(12)と、
    前記各電池セルの端子を電気的に接続するバスバー(18)、および前記各電池セルの状態を検出する検出線(19)を備えるバスバーモジュール(14)と、
    前記検出線が接続され、前記各電池セルの状態を監視する電池監視部(13)と、を含み、
    前記バスバーモジュールは、
    前記電池監視部が配置され、前記積層方向に延びる本体部(20)と、
    前記本体部に係合し、前記積層方向に並ぶように設けられる複数の接続部(21)と、を含み、
    前記本体部の側面には、前記積層方向に延びる溝部(30)が設けられ、
    前記接続部は、前記バスバーを支持し、前記積層方向に隣接する前記電池セルの相対変位を規制し、前記本体部に対して前記積層方向に変位可能な構造を有し、前記溝部に係合する係合爪(31)を有し、
    前記各接続部は、1つの前記バスバーおよび前記検出線の端部に設けられる1つの検出端子を支持することを特徴とする組電池。
  3. 複数の電池セル(16)を積層した電池スタック(11)と、
    前記電池スタックの積層方向(X)の両面部を、前記積層方向に押圧した状態で拘束する拘束部材(12)と、
    前記各電池セルの端子を電気的に接続するバスバー(18)、および前記各電池セルの状態を検出する検出線(19)を備えるバスバーモジュール(14)と、
    前記検出線が接続され、前記各電池セルの状態を監視する電池監視部(13)と、を含み、
    前記バスバーモジュールは、
    前記電池監視部が配置され、前記積層方向に延びる本体部(20)と、
    前記本体部に係合し、前記積層方向に並ぶように設けられる複数の接続部(21)と、を含み、
    前記接続部は、前記バスバーを支持し、前記積層方向に隣接する前記電池セルの相対変位を規制し、前記本体部に対して前記積層方向に変位可能な構造を有し、
    前記電池スタックは、前記積層方向に隣接する前記電池セルの間に設けられる枠体(50)をさらに含み、
    前記枠体は、前記接続部を前記電池スタックに組み付ける際に、前記接続部を組み付け位置に案内するガイド(55)を有することを特徴とする組電池。
  4. 複数の電池セル(16)を積層した電池スタック(11)と、
    前記電池スタックの積層方向(X)の両面部を、前記積層方向に押圧した状態で拘束する拘束部材(12)と、
    前記各電池セルの端子を電気的に接続するバスバー(18)、および前記各電池セルの状態を検出する検出線(19)を備えるバスバーモジュール(14)と、
    前記検出線が接続され、前記各電池セルの状態を監視する電池監視部(13)と、を含み、
    前記バスバーモジュールは、
    前記電池監視部が配置され、前記積層方向に延びる本体部(20)と、
    前記本体部に係合し、前記積層方向に並ぶように設けられる複数の接続部(21)と、を含み、
    前記接続部は、
    前記バスバーを支持し、前記積層方向に隣接する前記電池セルの相対変位を規制し、前記本体部に対して前記積層方向に変位可能な構造を有し、
    前記電池セルの温度を検出する温度検出素子(40)を着脱可能な構造を有する取付部(42)と、前記本体部側に向けて突出する突起部(43)と、を有し、
    前記温度検出素子の通信線(41)は、前記積層方向に見て、前記本体部の側面と前記接続部の側面および前記突起部とで囲まれた領域に、前記積層方向に延びるように配線されることを特徴とする組電池。
  5. 前記接続部は、前記本体部の側面の一部を挟み込み前記本体部と係合することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の組電池。
  6. 前記各接続部は、1つの前記バスバーおよび前記検出線の端部に設けられる1つの検出端子を支持し、
    前記本体部の側面には、前記積層方向に延びる溝部(30)が設けられ、
    前記接続部は、前記溝部に係合する係合爪(31)を有することを特徴とする請求項1,3,4のいずれか1つに記載の組電池。
  7. 前記電池スタックは、前記積層方向に隣接する前記電池セルの間に設けられる枠体(50)をさらに含み、
    前記枠体は、前記接続部を前記電池スタックに組み付ける際に、前記接続部を組み付け位置に案内するガイド(55)を有することを特徴とする請求項1,2,4のいずれか1つに記載の組電池。
  8. 前記接続部は、
    前記電池セルの温度を検出する温度検出素子(40)を着脱可能な構造を有する取付部(42)と、
    前記本体部側に向けて突出する突起部(43)と、を有し、
    前記温度検出素子の通信線(41)は、前記積層方向に見て、前記本体部の側面と前記接続部の側面および前記突起部とで囲まれた領域に、前記積層方向に延びるように配線されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の組電池。
  9. 前記本体部には、前記溝部を分断する切欠き部(32)が設けられ、
    前記係合爪は、前記切欠き部から挿入して、前記溝部に係合可能であることを特徴とする請求項2または6に記載の組電池。
  10. 前記接続部は、前記本体部を前記電池スタック側に押圧した状態で拘束し、
    前記本体部は、前記電池セルから発生したガスを排出する排煙ダクト(20)であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の組電池。
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