JP7031509B2 - 監視装置 - Google Patents

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Description

本明細書の開示は、電池セルの監視装置に関するものである。
特許文献1に示されるように、複数の電池セルと制御基板とを接続する配線材が知られている。
特開2015-118731号公報
特許文献1に記載の配線材は複数の電池セルの電極と接続される。そのために配線材は複数の電池セルの電極の形成された面(形成面)に設けられている。
配線材は電池セルの電極だけではなく制御基板とも接続される。この制御基板を配置するスペースが形成面にない場合、制御基板は電池セルにおける形成面とは異なる面に設けられる。
これに伴って、配線材の一部も形成面とは異なる面に設けられる。この結果、配線材は形成面と、形成面とは異なる面それぞれに設けられる。これを実現するために、例えば配線材の一部が屈曲した態様となる。また、形成面に配線材と制御基板とが重なる態様で設けられる構成を考えることもできる。これを実現する場合、やはり配線材の一部が屈曲した態様となる。
上記したように配線材が屈曲した態様になると、その屈曲した部位に応力集中が生じる。これによって配線材(配線部)の寿命が低下する虞がある。
そこで本明細書の開示物は、配線部の寿命の低下が抑制された監視装置を提供することを目的とする。
開示の1つは、直列接続された複数の電池セル(220)の電圧を監視する監視部(10)と、
電池セル(220)の電極端子(221,222)と監視部とを電気的に接続する配線部(30)と、を有し、
配線部は、可撓性を有するとともに、一体的に連結された第1可撓基板(33)と第2可撓基板(34)を有し、
第1可撓基板と第2可撓基板の連結部位は屈曲し、
第1可撓基板は電極端子と接続され、
第2可撓基板は監視部と接続され、
第1可撓基板と第2可撓基板の一方に突起したアーム(37)が形成され、
第1可撓基板と第2可撓基板の他方にスリット(36)が形成され、
アームがスリットに固定されることで連結部位が補強されている。
本開示では、アーム(37)がスリット(36)に固定されることで、屈曲状態の第1可撓基板(33)と第2可撓基板(34)の連結部位が補強されている。これによれば、例えば第1可撓基板(33)と第2可撓基板(34)の熱による伸縮によって連結部位に応力集中が発生したとしても、それによって連結部位に損傷が生じることが抑制される。この結果、配線部(30)の寿命の低下が抑制される。
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
電池パックの回路図である。 電池スタックを示す上面図である。 監視装置が電池スタックに設けられた状態を示す上面図である。 監視装置が電池スタックに設けられた状態を示す側面図である。 第1実施形態に係る監視装置を示す上面図である。 アームの屈曲された状態を示す上面図である。 屈曲状態の配線部を示す上面図である。 監視装置の変形例を説明するための側面図である。 監視装置の変形例を説明するための側面図である。 監視装置の変形例を示す上面図である。 監視装置が電池スタックに設けられた状態を示す上面図である。 監視装置が電池スタックに設けられた状態を示す側面図である。 第2実施形態に係る監視装置を示す上面図である。 アームの屈曲された状態を示す上面図である。 配線部が1回屈曲された状態を示す側面図である。 配線部が2回屈曲された状態を示す側面図である。
以下、実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1~図7に基づいて本実施形態に係る電池パックの監視装置を説明する。本実施形態では、電池パックがハイブリッド自動車に適用された例を説明する。
<電池パックの概要>
電池パック400はハイブリッド自動車の電気負荷に電力供給する機能を果たす。この電気負荷には、動力供給源および発電源としての機能を果たすモータジェネレータが含まれている。例えばこのモータジェネレータが力行する場合、電池パック400は放電してモータジェネレータに電力供給する。モータジェネレータが発電する場合、電池パック400は発電によって生じた発電電力を充電する。
電池パック400は電池ECU300を有する。この電池ECU300はハイブリッド自動車に搭載された各種ECU(車載ECU)と電気的に接続される。電池ECU300と車載ECUは相互に信号を送受信し、ハイブリッド自動車を協調制御する。この協調制御により、電池パック400の充電量に応じたモータジェネレータの発電と力行、および、内燃機関の出力などが制御される。
なお、ECUはelectronic control unitの略である。ECUは、少なくとも1つの演算処理装置(CPU)と、プログラムおよびデータを記憶する記憶媒体としての少なくとも1つのメモリ装置(MMR)と、を有する。ECUはコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体はコンピュータによって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって提供され得る。
電池パック400は電池モジュール200を有する。図2に示すように電池モジュール200は複数の電池セル220が電気的および機械的に直列接続された電池スタック210を有する。
電池パック400は監視装置100を有する。監視装置100は電池スタック210を構成する各電池セル220の電圧を検出する。監視装置100はその監視結果を電池ECU300に出力する。電池ECU300は監視装置100の監視結果に基づいて複数の電池セル220それぞれのSOCの均等化を判断する。そして電池ECU300はその判断に基づく均等化処理の指示を監視装置100に出力する。監視装置100は電池ECU300から入力された指示にしたがって、複数の電池セル220のSOCを等しくする均等化処理を行う。SOCはstate of chargeの略である。
以上に示すように電池パック400は、監視装置100、電池モジュール200、および、電池ECU300を有する。図示しないが、電池パック400はこれらの他に電池モジュール200を冷却する送風ファンを有する。この送風ファンの駆動は電池ECU300によって制御される。
電池パック400はハイブリッド自動車の例えば座席下の配置空間に設けられる。概して後部座席下のほうが前部座席下よりも広い。そのために本実施形態の電池パック400は後部座席下の配置空間に設けられる。ただし電池パック400の設置場所としてはこれに限定されない。例えば後部座席とトランクルームの間、運転席と助手席の間などに電池パック400を設置することができる。以下、電池モジュール200と監視装置100を説明する。
<電池モジュールの概要>
以下においては互いに直交の関係にある3方向を、横方向、縦方向、および、高さ方向と示す。本実施形態では横方向はハイブリッド自動車の進退方向に沿っている。縦方向はハイブリッド自動車の左右方向に沿っている。高さ方向はハイブリッド自動車の天地方向に沿っている。
上記したように電池モジュール200は電池スタック210を有する。また電池モジュール200は電池スタック210を収容する電池ケース(図示略)を有する。この電池ケースは筐体と蓋部を有する。筐体はアルミダイカストで製造される。また筐体は鉄やステンレスをプレス加工することで製造することもできる。蓋部は樹脂材料、若しくは、金属材料で形成される。
筐体は高さ方向に開口するとともに底を有する箱形状を成している。筐体の開口は蓋部によって覆われている。筐体と蓋部とによって電池スタック210を収納する収納空間が構成されている。収納空間には風の流通する流通経路が構成されている。筐体と蓋部の少なくとも一方に、外部雰囲気と流通経路とを連通するための連通孔が構成されている。
電池スタック210は複数の電池セル220を有する。これら複数の電池セル220は縦方向に並んでいる。複数の電池セル220は電気的および機械的に直列接続されている。そのために電池モジュール200の出力電圧は複数の電池セル220の出力電圧を総和した電圧になっている。
<監視装置の概要>
図1に示すように監視装置100は、複数の電池セル220それぞれの電圧を監視する監視部10、および、監視部10と複数の電池セル220それぞれとを電気的に接続する配線部30を有する。
監視部10は縦方向若しくは高さ方向で電池スタック210と並ぶ態様で電池モジュール200に設けられる。配線部30は高さ方向で電池スタック210と並ぶ態様で電池モジュール200に設けられる。
<電池スタックの構成>
上記したように電池スタック210は複数の電池セル220を有する。図2に示すように電池セル220は四角柱形状を成す。電池セル220は6面を有する。
電池セル220は高さ方向に面する上端面220aと下端面220bを有する。電池セル220は横方向に面する第1側面220cと第2側面220dを有する。電池セル220は縦方向に面する第1主面220eと第2主面220fを有する。これら6面のうち第1主面220eと第2主面220fは他の4面よりも面積が大きくなっている。
電池セル220は縦方向の長さが高さ方向および横方向の長さよりも短くなっている。そのために電池セル220は縦方向の長さの短い扁平形状を成している。複数の電池セル220はこの縦方向に並んでいる。
電池セル220は二次電池である。具体的には電池セル220はリチウムイオン二次電池である。リチウムイオン二次電池は化学反応によって起電圧を生成する。起電圧の生成により電池セル220に電流が流れる。これにより電池セル220はガスを発生する。電池セル220は膨張する。なお電池セル220としてはリチウムイオン二次電池に限定されない。例えば電池セル220としては、ニッケル水素二次電池、有機ラジカル電池などを採用することができる。
上記したように電池セル220の第1主面220eと第2主面220fは他の4面よりも面積が大きくなっている。そのために電池セル220では第1主面220eと第2主面220fが膨張しやすくなっている。これにより電池セル220は縦方向に膨張する。すなわち電池セル220は複数の電池セル220の並ぶ方向に膨張する。
電池スタック210は図示しない拘束具を有する。この拘束具により、複数の電池セル220は機械的に縦方向に直列接続されている。またこの拘束具により複数の電池セル220それぞれの膨張による電池スタック210の体格の増大が抑制されている。なお、隣接する電池セル220の間には空隙が構成されている。この空隙を空気が通ることで各電池セル220の放熱が促される。縦方向が所定方向に相当する。
電池セル220の上端面220aに正極端子221と負極端子222が形成されている。正極端子221と負極端子222は横方向に離間して並んでいる。正極端子221は第1側面220c側に位置する。負極端子222は第2側面220d側に位置する。上端面220aが形成面に相当する。
図2に示すように隣接して並ぶ2つの電池セル220は互いに第1主面220e同士、第2主面220f同士で対向している。これにより隣接して並ぶ2つの電池セル220の上端面220aが縦方向に並んでいる。隣接して並ぶ2つの電池セル220のうちの一方の正極端子221と他方の負極端子222が縦方向に並んでいる。この結果、電池スタック210では正極端子221と負極端子222が縦方向に交互に並んでいる。
電池スタック210では、縦方向に負極端子222と正極端子221とが交互に並ぶ第1電極端子群211と、縦方向に正極端子221と負極端子222とが交互に並ぶ第2電極端子群212と、が構成されている。第1電極端子群211と第2電極端子群212とでは正極端子221と負極端子222の並びが反対である。第1電極端子群211と第2電極端子群212は横方向に離間して並んでいる。
上記した第1電極端子群211と第2電極端子群212を構成する電極端子のうち、縦方向に並んで隣り合う1つの正極端子221と1つの負極端子222とが縦方向に延びる直列端子223を介して機械的および電気的に接続されている。これにより電池スタック210を構成する複数の電池セル220が電気的に直列接続されている。
本実施形態の電池スタック210は9個の電池セル220を有する。そのために正極端子221と負極端子222の総数は18個になっている。図1~図4に示すように、これら18個の電極端子に、最低電位から最高電位に向かうにしたがって数の大きくなる番数(No)を付与している。
図2に示すようにNo.1の正極端子221とNo.2の負極端子222は縦方向で隣接して並んでいる。これら縦方向で隣接して並ぶ正極端子221と負極端子222が直列端子223を介して接続される。
これと同様にして、第1電極端子群211では、No.1とNo.2の電極端子、No.5とNo.6の電極端子、No.9とNo.10の電極端子、No.13とNo.14の電極端子が直列端子223を介して接続される。第2電極端子群212では、No.3とNo.4の電極端子、No.7とNo.8の電極端子、No.11とNo.12の電極端子、No.15とNo.16の電極端子が直列端子223を介して接続される。このように9個の電池セル220は計8個の直列端子223を介して直列接続されている。
以上に示した接続構成により、No.0の負極端子222は最低電位になる。No.0の負極端子222はグランド電位になる。No.17の正極端子221は最高電位になる。No.17の正極端子221は各電池セル220の出力を総和した電位になる。
この最低電位の負極端子222と最高電位の正極端子221に出力端子224が接続されている。これら2つの出力端子224が電気負荷と電気的に接続される。この結果、最低電位と最高電位との電位差が、電池モジュール200の出力電圧として電気負荷に出力される。
<監視装置の回路構成>
次に、図1に基づいて監視装置100の回路構成を説明する。
図1に示すように監視部10は配線基板11、第1電子素子12、および、監視ICチップ13を有する。配線基板11に第1電子素子12と監視ICチップ13が搭載されている。第1電子素子12と監視ICチップ13は配線基板11の基板配線14を介して電気的に接続されている。
配線基板11に配線部30が接続される。配線部30は電池スタック210に接続される。これにより監視部10は配線部30を介して電池スタック210と電気的に接続されている。
配線基板11には図示しないコネクタが設けられている。このコネクタに図1に示すワイヤ301が接続される。このワイヤ301を介して監視部10と電池ECU300とが電気的に接続されている。
配線部30は可撓性を有する可撓基板31と、可撓基板31に形成された複数の配線パターン32と、を有する。
複数の配線パターン32は直列端子223と出力端子224に接続される。これら複数の配線パターン32それぞれに対応する複数の基板配線14が配線基板11に形成されている。これら複数の配線パターン32と複数の基板配線14とが電気的に接続されている。
以下においては、説明を簡便とするため、互いに電気的に接続された配線パターン32と基板配線14をまとめて電圧検出配線と示す。
図1に示すように可撓基板31には第2電子素子60が搭載されている。第2電子素子60はヒューズ61とインダクタ62を有する。また監視部10は第1電子素子12としてツェナーダイオード15、並列コンデンサ16、および、抵抗17を有する。これらツェナーダイオード15、並列コンデンサ16、および、抵抗17それぞれは配線基板11に搭載されている。
図1に示すように複数の電圧検出線それぞれにヒューズ61、インダクタ62、および、抵抗17が設けられている。電池セル220から監視ICチップ13へと向かって、ヒューズ61、インダクタ62、および、抵抗17が順に直列接続されている。
ツェナーダイオード15と並列コンデンサ16それぞれは、電位順に並ぶ2つの電圧検出線の間で並列接続されている。詳しく言えば、電圧検出線におけるインダクタ62と抵抗17との間にツェナーダイオード15と並列コンデンサ16が接続されている。ツェナーダイオード15のアノード電極は隣り合う2つの電圧検出線のうちの低電位側に接続されている。ツェナーダイオード15のカソード電極は隣り合う2つの電圧検出線のうちの高電位側に接続されている。
以上に示した接続構成により、抵抗17と並列コンデンサ16とによってRC回路が構成されている。このRC回路とインダクタ62は、電圧検出の際にノイズを除去するフィルタとしての機能を果たしている。
なおツェナーダイオード15は、電池モジュール200から過電圧が印加された際に短絡故障(ショート故障)する構造となっている。具体的に言えば、ツェナーダイオード15は一対のリードにてPN接合型のICチップが直接狭持された構造となっている。これにより、例えばICチップとリードとがワイヤを介して間接的に接続された構成とは異なり、過電圧の印加によるワイヤの破断によってツェナーダイオード15がオープン故障することが避けられている。
ヒューズ61は、過電圧にてツェナーダイオード15が短絡故障した際に、電圧検出配線に流れる大電流によって破断するように構成されている。ヒューズ61の定格電流は、過電圧にてツェナーダイオード15が短絡故障した際の電圧検出配線に流れる大電流を基準に設定されている。ヒューズ61の破断により監視ICチップ13に大電流が流れることが抑制される。
図1に示すように監視ICチップ13は、増幅などの信号処理を行うドライバ18と、複数の電池セル220それぞれに対応するスイッチ19と、を有する。このスイッチ19は電位順に並ぶ2つの電圧検出線間の電気的な接続を制御する。スイッチ19の一端は電位順に並ぶ2つの電圧検出線の一方に接続された監視ICチップ13の配線に接続される。スイッチ19の他端は電位順に並ぶ2つの電圧検出線の他方に接続された監視ICチップ13の配線に接続される。スイッチ19の開閉制御により、このスイッチ19の接続された2つの電圧検出線に電気的に接続された電池セル220の充放電が制御される。
図1に示すように監視ICチップ13と複数の電圧検出線それぞれとが電気的に接続されている。したがって監視ICチップ13には複数の電池セル220それぞれの出力電圧が入力される。監視ICチップ13は複数の電池セル220それぞれの出力電圧(起電圧)を電池ECU300に出力する。
電池セル220の充電状態(SOC)と起電圧には相関関係がある。電池ECU300はこの相関関係を記憶している。電池ECU300は監視ICチップ13から入力された出力電圧(起電圧)と記憶している相関関係に基づいて、複数の電池セル220それぞれのSOCを検出する。
電池ECU300はこの検出したSOCに基づいて、複数の電池セル220のSOCの均等化処理を判断する。そして電池ECU300はその判断に基づく均等化処理の指示を監視ICチップ13のドライバ18に出力する。ドライバ18は均等化処理の指示にしたがって複数の電池セル220それぞれに対応するスイッチ19を開閉制御する。これにより複数の電池セル220が充放電される。複数の電池セル220のSOCが均等化される。
なお、電池ECU300は入力された電圧などに基づいて電池スタック210の充電状態も検出する。電池ECU300は検出した電池スタック210の充電状態を車載ECUに出力する。車載ECUはこの充電状態、車両に搭載された各種センサから入力されるアクセルペダルの踏み込み量やスロットルバルブ開度などの車両情報、そしてイグニッションスイッチなどに基づいて、電池ECU300に指令信号を出力する。電池ECU300はこの指令信号に基づいて電池スタック210と電気負荷との接続を制御する。
図示しないが、電池スタック210と電気負荷との間にはシステムメインリレーが設けられている。このシステムメインリレーは磁界の発生によって電池スタック210と電気負荷との電気的な接続を制御する。電池ECU300はこのシステムメインリレーの磁界の発生を制御することで、電池スタック210と電気負荷との接続を制御する。
<監視部の構成>
次に図3および図4に基づいて監視部10の構成を説明する。なお表記が煩雑となることを避けるために、図3では電池スタック210の構成要素を示す符号の図示を省略している。図4では後述のスリット36とアーム37を明示するために、監視装置100の断面形状を示している。これは、他の側面図においても同様である。
上記したように監視部10は、配線基板11、第1電子素子12、および、監視ICチップ13を有する。監視ICチップ13は配線基板11の表面11aに搭載されている。第1電子素子12は配線基板11の表面11a、および、その裏側の裏面11bの少なくとも一方に搭載されている。
監視部10はこれら構成要素の他に樹脂部20を有する。樹脂部20は配線基板11、および、配線基板11に搭載された第1電子素子12と監視ICチップ13を被覆保護する。また樹脂部20は配線基板11における配線部30との接続部位を覆って保護する。
図3および図4に示すように樹脂部20は直方体形状を成している。樹脂部20は縦方向に面する搭載面20aを有する。図4に示すように本実施形態の監視部10は、縦方向に並ぶ9個の電池セル220のうちの端に位置する電池セル220の第1主面220eに設けられる。この第1主面220eに樹脂部20の搭載面20aが縦方向で対向している。
なお樹脂部20は無くともよい。監視部10が樹脂部20を有さない場合、配線基板11の裏面11bが第1主面220eと縦方向で対向する。配線基板11が第1主面220eに固定される。第1主面220eが側面に相当する。
<配線部の構成>
次に図3~図7に基づいて配線部30の構成を説明する。上記したように配線部30は可撓基板31と配線パターン32を有する。可撓基板31は配線基板11よりも厚みが薄く、撓みやすい樹脂材料から成る。そのために可撓基板31は湾曲可能になっている。すなわち可撓基板31は弾性変形可能になっている。
図示しないが、縦方向および横方向への大きな変形が可能なように、可撓基板31の一部に切欠きが形成されていたり、その一部が蛇腹構造になっていたりしてもよい。また、電池ケースによって構成される収容空間内の風の流動が妨げられるのを避けるために、切欠きや孔が可撓基板31に形成されていてもよい。
配線パターン32は可撓基板31の表面31aに形成されている。そして配線パターン32は被覆樹脂で覆われている。ただし、配線パターン32の端側の先端は可撓基板31および被覆樹脂それぞれの外に突出して露出している。この配線パターン32の一端側の先端が直列端子223や出力端子224に溶接などによって機械的および電気的に接続される。配線パターン32の他端側の先端が配線基板11の基板配線14にはんだなどによって機械的および電気的に接続される。
上記したように直列端子223および出力端子224は電池セル220の上端面220aに設けられた正極端子221および負極端子222の少なくとも一方に接続されている。そして監視部10は電池セル220の第1主面220eに設けられる。
配線部30は上端面220aに設けられた直列端子223および出力端子224と、第1主面220eに設けられた監視部10とを接続する。そのために配線部30の一部が上端面220a側に設けられている。配線部30の残りが監視部10側に設けられている。配線部30は、上端面220a側に設けられた部位と、監視部10側に設けられた部位との境で屈曲している。
以下においては説明を簡便とするために、配線部30における屈曲した部位を境として上端面220a側に位置する部位を第1配線部33、監視部10側に位置する部位を第2配線部34と示す。第1配線部33が第1可撓基板に相当する。第2配線部34が第2可撓基板に相当する。
なお、配線部30における屈曲した部位の境は、理想的に直線で表されるわけではない。本来であれば、第1配線部33と第2配線部34の間には連続的に屈曲する屈曲部が多少なりとも存在する。しかしながら本実施形態では説明を簡便とするために、この第1配線部33と第2配線部34との境を、図6に示すように一点鎖線で簡易的に示す。
<第1配線部>
第1配線部33は縦方向に延びた形状を成している。第1配線部33の一部は、複数の電池セル220の上端面220aにおける第1電極端子群211と第2電極端子群212の間に設けられる。第1配線部33の残りは上端面220aから飛び出して、監視部10と高さ方向で離間して対向している。
第1配線部33の可撓基板31における第1電極端子群211と第2電極端子群212の間に設けられた部位には、電極端子群に向かって延びる複数の突起部35が形成されている。これら複数の突起部35は縦方向に離間して並んでいる。
複数の突起部35に配線パターン32の一端が設けられている。配線パターン32の一端側の先端が、突起部35を構成する可撓基板31と被覆樹脂の外に露出している。この配線パターン32の一端側の先端が、直列端子223や出力端子224に接続される。
第1配線部33の可撓基板31における監視部10と離間して対向する部位には、可撓基板31の表面31aとその裏側の裏面31bとを貫通するスリット36が形成されている。このスリット36に、後述のアーム37が挿入固定される。
本実施形態では2つのスリット36が第1配線部33に形成されている。2つのスリット36は横方向に離間して並んでいる。スリット36の開口は矩形を成している。この開口は横方向よりも縦方向の長さが長くなっている。なおもちろんではあるが、スリット36の開口は、縦方向よりも横方向の長さが長い構成を採用することもできる。またスリット36の数も2つに限定されない。
<第2配線部>
第2配線部34は高さ方向に延びた形状を成している。第2配線部34の一部は監視部10に設けられる。第2配線部34の残りは、監視部10の設けられた第1主面220eと縦方向で離間する態様で並んでいる。
第2配線部34は第1配線部33よりも延長方向の長さが短くなっている。すなわち、第2配線部34の高さ方向の長さは、第1配線部33の縦方向の長さよりも短くなっている。換言すれば、第1配線部33の縦方向の長さは、第2配線部34の高さ方向の長さよりも長くなっている。
第2配線部34の可撓基板31における監視部10に設けられた部位には、配線パターン32の他端が設けられている。配線パターン32の他端側の先端が可撓基板31と被覆樹脂の外に露出されている。この配線パターン32の他端側の先端が配線基板11の表面11aに形成された基板配線14と接続される。また可撓基板31が配線基板11の表面11aに連結される。なおもちろんではあるが、配線パターン32の他端側の先端と可撓基板31は配線基板11の裏面11bに連結されてもよい。
また、配線パターン32の他端側の先端が可撓基板31と被覆樹脂の外に露出されていない構成を採用することもできる。この場合、第2配線部34の可撓基板31における監視部10に設けられた部位に、配線パターン32の他端と基板配線14とを電気的に接続するためのビアが形成される。このビアは可撓基板31の表面31aと裏面31bとを電気的に接続する機能を果たす。ビアが基板配線14と接続されることで、ビアを介して配線パターン32と基板配線14とが電気的に接続される。
第2配線部34の可撓基板31における監視部10の設けられた第1主面220eと縦方向で離間して対向する部位には、スリット36に挿入固定されるアーム37が形成されている。図5に明示するように、第2配線部34は第1配線部33よりも横方向の長さが短くなっている。第2配線部34の縦方向に沿う2つの側辺は2つのスリット36と縦方向で並んでいる。この第2配線部34の2つの側辺からアーム37が延びている。なおアーム37の数としては2つに限定されない。
アーム37は支持部38と挿入部39を有する。支持部38は第2配線部34の側辺から一体的に延びている。挿入部39は支持部38に一体的に連結されている。
図4に示すように支持部38は直角三角形を成している。支持部38の直角を成す2辺のうちの1つが第2配線部34の可撓基板31に一体的に連結されている。支持部38の直角を成す2辺のうちの残りが第1配線部33の可撓基板31の裏面31bに接触している。
挿入部39は、支持部38の第1配線部33の可撓基板31の裏面31bに接触する辺から高さ方向に延びている。挿入部39の一部がスリット36に挿入される。そしてこの挿入部39におけるスリット36に挿入された部位が、接着剤、はんだ、溶接などによって第1配線部33に固定される。なお、挿入部39だけではなく、支持部38も第1配線部33に固定されてもよい。
以上に示したように、アーム37の支持部38の直角を成す2辺が第2配線部34と第1配線部33に連結される構成となっている。アーム37とスリット36は第1配線部33と第2配線部34との連結を補強するリブとしての機能を果たしている。
<組み付け>
次に、監視装置100を電池スタック210に組み付ける工程を説明する。図5に、電池スタック210に組み付ける前の監視装置100を示す。この時点で配線部30は屈曲していない。配線部30は縦方向に延びた形状を成している。アーム37は可撓基板31から離れる態様で横方向に延びている。
図5に示す一点鎖線を折り目として、2つのアーム37それぞれを可撓基板31の裏面31b側に向けて屈曲する。これにより2つのアーム37は裏面31bから高さ方向に沿って離れるように延びた態様となる。アーム37の挿入部39の横方向の位置と、スリット36の横方向の位置が一致する。
次に、図6に示す一点鎖線を折り目として、第2配線部34を、第1配線部33の可撓基板31の裏面31b側に向けて屈曲する。これにより、図4および図7に示すように第2配線部34は高さ方向に延びた態様となる。図4に示すように配線部30(監視装置100)はL字形状に屈曲した形状となる。配線部30は電池スタック210の外形形状に合わせて屈曲した形状となる。配線部30は電池スタック210から離れるのではなく、近づく態様で屈曲した形状となる。
この際、アーム37の挿入部39をスリット36に挿入する。そして挿入部39を第1配線部33に機械的に接続する。こうすることで第1配線部33と第2配線部34の屈曲状態を保持する。監視装置100のL字形状の屈曲状態を保持する。
最後に、図3に示すように第1配線部33を複数の電池セル220の上端面220aに設ける。それとともに、図4に示すように樹脂部20の搭載面20aを第1主面220eに設ける。そして配線パターン32の一端を直列端子223と出力端子224に接続する。
以上により、監視装置100が電池スタック210に組み付けられる。なお、配線パターン32の一端を直列端子223と出力端子224に接続した後に、配線部30を屈曲させてもよい。
<作用効果>
次に、監視装置100の作用効果を説明する。上記したように、配線部30は屈曲している。その屈曲部位で、配線部30は第1配線部33と第2配線部34に区分けされている。第1配線部33は縦方向に延びている。第2配線部34は高さ方向に延びている。
複数の電池セル220は縦方向に並んでいる。電池セル220の縦方向に面する第1主面220eと第2主面220fが膨張しやすくなっている。このために複数の電池セル220は縦方向に膨張しやすくなっている。
複数の電池セル220の上端面220aに第1配線部33が設けられている。第1配線部33は複数の電池セル220に接続された直列端子223と出力端子224それぞれと連結されている。そして第1配線部33の縦方向の長さは、第2配線部34の高さ方向の長さよりも長くなっている。
以上に示した構成のため、第1配線部33は縦方向に伸縮しやすくなっている。この伸縮により、屈曲状態の第1配線部33と第2配線部34との連結部位に応力集中が起きやすくなっている。
これに対して監視装置100では、第1配線部33にスリット36が形成されている。第2配線部34にアーム37が形成されている。スリット36にアーム37が機械的に連結されている。これにより屈曲状態の第1配線部33と第2配線部34の連結部位の強度が補強されている。
したがって、例えば上記の伸縮によって連結部位に応力集中が起きたとしても、連結部位に損傷が生じることが抑制される。連結部位を通る配線パターン32に接触不良が生じることが抑制される。この結果、配線部30の寿命の低下が抑制される。
また、上記したように配線部30の屈曲部位の補強を、アーム37とスリット36を用いて行っている。すなわち、配線部30の屈曲部位の補強を、配線部30の構成材料の一部を用いて行っている。これによれば、配線部30の屈曲部位の補強を、配線部30とは全く異なる部材によって行う構成と比べて、部品点数の増大が抑制される。
縦方向に伸縮しやすい第1配線部33にスリット36が形成されている。そのためにアーム37とスリット36との固定部位が第1配線部33になっている。
これにより、第1配線部33の伸縮がアーム37とスリット36との固定部位を介して2つに分けられる。第1配線部33の伸縮によって連結部位に作用する応力が小さくなる。これにより配線部30の寿命の低下がより効果的に抑制される。
(第1の変形例)
本実施形態では、図4に示すように樹脂部20の搭載面20aと配線基板11の裏面11bとの間の長さが、配線基板11の表面11aと裏面11bとの間の長さよりも長い例を示した。しかしながら図8に示すように、樹脂部20の搭載面20aと裏面11bとの間の長さが、配線基板11の表面11aと裏面11bとの間の長さよりも短い構成を採用することもできる。この場合、支持部38の直角を成す2辺のうちの第2配線部34の可撓基板31に一体的に連結された辺よりも、第1配線部33の可撓基板31の裏面31bに接触する辺のほうが、長さが短くなる。また監視装置100の縦方向の体格の増大が抑制される。
(第2の変形例)
本実施形態では、第1配線部33にスリット36が形成され、第2配線部34にアーム37が形成された例を示した。しかしながら図9に示すように第1配線部33にアーム37が形成され、第2配線部34にスリット36が形成された構成を採用することもできる。
(第3の変形例)
本実施形態では配線部30が1枚の可撓基板31を有する例を示した。しかしながら図10に示すように配線部30が2枚の可撓基板31を有する構成を採用することもできる。この変形例では、2枚の可撓基板31が横方向で離間して並ぶ。2枚の可撓基板31のうちの一方に、第1電極端子群211に対応する配線パターン32が形成される。残りの他方の可撓基板31に、第2電極端子群212に対応する配線パターン32が形成される。
(第4の変形例)
また、図10に示すように、アーム37に、可撓基板31の形成材料よりも剛性の高い補強部材40が設けられた構成を採用することもできる。補強部材40は例えば銅などを採用することができる。補強部材40は配線パターン32と同一の材料を採用することができる。
上記の補強部材40により、アーム37の強度が高まる。これにより、屈曲状態の第1配線部33と第2配線部34の連結部位の強度がより効果的に補強される。なお補強部材40は少なくとも支持部38に設けられていればよい。補強部材40は挿入部39に形成されていなくともよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図11~図16に基づいて説明する。以下に示す各実施形態に係る監視装置は上記した実施形態によるものと共通点が多い。そのため以下においては共通部分の説明を省略し、異なる部分を重点的に説明する。また以下においては上記した実施形態で示した要素と同一の要素には同一の符号を付与する。
第1実施形態では、監視部10が第1主面220eに設けられる例を示した。これに対して本実施形態では、図11および図12に示すように監視部10は上端面220aに設けられる。
係る構成を採用するため、以下に示すように第1配線部33と第2配線部34との境だけではなく、第2配線部34も屈曲される。そして本実施形態におけるアーム37の支持部38は第2配線部34から離れる態様で延びる矩形を成す。挿入部39は支持部38よりも、支持部38の延長方向に直交する方向の長さの長い矩形を成す。
図13に、電池スタック210に組み付ける前の監視装置100を示す。この状態において、支持部38は横方向に延びている。挿入部39は支持部38の先端で縦方向に延びている。
図13に矢印で示すように、2つのアーム37それぞれを、可撓基板31の表面31aと対向するように屈曲する。次いで、2つのアーム37それぞれを表面31aから離間するように屈曲する。これによりアーム37の支持部38の先端側と挿入部39は、表面31aから高さ方向に沿って離れるように延びた態様となる。挿入部39の横方向の位置と、スリット36の横方向の位置が一致する。
次に、図14に示す一点鎖線を折り目として、第2配線部34を、第1配線部33の可撓基板31の表面31a側に向けて屈曲する。これにより、図15に示すように第2配線部34および監視部10が高さ方向で第1配線部33と対向する態様となる。
この際、挿入部39をスリット36に挿入する。挿入部39を第1配線部33に機械的に接続する。これにより第1配線部33と第2配線部34の屈曲状態が保持される。
次いで、図14に示す二点鎖線を折り目として、第2配線部34を、監視部10が第2配線部34の可撓基板31の裏面31bに向かうように屈曲する。これにより、図16に示すように監視部10が高さ方向で第2配線部34と対向する態様となる。図12に示すように複数の電池セル220の上端面220a上において、第1配線部33、第2配線部34、および、監視部10が重なる態様となる。
本実施形態に係る監視装置100には、第1実施形態に記載の監視装置100と同等の構成要素が含まれている。そのため同等の作用効果を奏することは言うまでもない。
以上、本開示物の好ましい実施形態について説明したが、本開示物は上記した実施形態になんら制限されることなく、本開示物の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
(第5の変形例)
本実施形態では可撓基板31にヒューズ61とインダクタ62が設けられる例を示した。これに対して、ヒューズ61とインダクタ62の他に、例えばツェナーダイオード15、並列コンデンサ16、および、抵抗17が可撓基板31に設けられる構成を採用することもできる。
(第6の変形例)
本実施形態では配線パターン32が表面31aに形成される例を示した。しかしながら配線パターン32が裏面31bに形成された構成を採用することもできる。
(第7の変形例)
各実施形態では電池スタック210が9個の電池セル220を有する例を示した。しかしながら電池スタック210の有する電池セル220の数としては上記例に限定されず、複数であればよい。そして電池スタック210は偶数個の電池セル220を有してもよい。
各実施形態では電池モジュール200が1つの電池スタック210を有する例を示した。しかしながら電池モジュール200は複数の電池スタック210を有してもよい。この場合、電池モジュール200の筐体には各電池スタック210に対応する収容空間が構成される。これら複数の収容空間は横方向に並んで設けられる。
例えば2つの電池スタック210の電池セル220が直列接続される場合、2つの電池スタック210は偶数個の電池セル220を同数有する。2つの電池スタック210それぞれの複数の電池セルは縦方向に並んでいる。2つの電池スタック210のうちの一方の縦方向において右端に位置する電池セル220の負極端子222と、2つの電池スタック210のうちの他方の右端に位置する電池セル220の正極端子221とが、ワイヤを介して電気的に接続される。これにより2つの電池スタック210のうちの一方の縦方向において左端に位置する電池セル220の負極端子222が最低電位、他方の左端に位置する電池セル220の正極端子221が最高電位になる。最高電位の正極端子221と最低電位の負極端子222は横方向に並んで配置される。これら2つの電池スタック210それぞれに配線部30が設けられる。
(その他の変形例)
本実施形態では電池パック400をハイブリッド自動車に適用した例を示した。しかしながら電池パック400は例えばプラグインハイブリッド自動車や電気自動車に適用することもできる。
10…監視部、11…配線基板、13…監視ICチップ、30…配線部、31…可撓基板、32…配線パターン、33…第1配線部、34…第2配線部、36…スリット、37…アーム、40…補強部材、100…監視装置、200…電池モジュール、210…電池スタック、211…第1電極端子群、212…第2電極端子群、220…電池セル、220a…上端面、220e…第1主面、221…正極端子、222…負極端子、300…電池ECU、400…電池パック

Claims (6)

  1. 直列接続された複数の電池セル(220)の電圧を監視する監視部(10)と、
    前記電池セル(220)の電極端子(221,222)と前記監視部とを電気的に接続する配線部(30)と、を有し、
    前記配線部は、可撓性を有するとともに、一体的に連結された第1可撓基板(33)と第2可撓基板(34)を有し、
    前記第1可撓基板と前記第2可撓基板の連結部位は屈曲し、
    前記第1可撓基板は前記電極端子と接続され、
    前記第2可撓基板は前記監視部と接続され、
    前記第1可撓基板と前記第2可撓基板の一方に突起したアーム(37)が形成され、
    前記第1可撓基板と前記第2可撓基板の他方にスリット(36)が形成され、
    前記アームが前記スリットに固定されることで前記連結部位が補強されている監視装置。
  2. 前記第2可撓基板に前記アームが形成され、前記第1可撓基板に前記スリットが形成されている請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記第1可撓基板と前記第2可撓基板は、可撓性を有する基板(31)と、可撓性を有する前記基板に形成された配線パターン(32)と、を有し、
    前記アームには可撓性を有する前記基板の形成材料よりも剛性の高い補強部材(40)が設けられている請求項1または請求項2に記載の監視装置。
  4. 複数の前記電池セルは所定方向に並び、
    前記電極端子として、前記所定方向に交差する横方向に並ぶ正極端子(221)と負極端子(222)があり、
    複数の前記電池セルそれぞれの前記正極端子と前記負極端子とが前記所定方向に交互に並ぶことで、前記正極端子と前記負極端子とが交互に並ぶ第1電極端子群(211)、および、前記第1電極端子群とは前記正極端子と前記負極端子の並びが逆の第2電極端子群(212)が構成されており、
    前記第1可撓基板は、複数の前記電池セルの前記電極端子の形成面(220a)に対向する態様で、前記第1電極端子群と前記第2電極端子群との間に設けられ、
    前記第2可撓基板と前記監視部は、前記所定方向に並ぶ複数の前記電池セルのうちの端に位置する1つの前記電池セルの側面(220e)に設けられている請求項1~3いずれか1項に記載の監視装置。
  5. 複数の前記電池セルは所定方向に並び、
    前記電極端子として、前記所定方向に交差する横方向に並ぶ正極端子(221)と負極端子(222)があり、
    複数の前記電池セルそれぞれの前記正極端子と前記負極端子とが前記所定方向に交互に並ぶことで、前記正極端子と前記負極端子とが交互に並ぶ第1電極端子群(211)、および、前記第1電極端子群とは前記正極端子と前記負極端子の並びが逆の第2電極端子群(212)が構成されており、
    前記第1可撓基板、前記第2可撓基板、および、前記監視部は、前記第2可撓基板が屈曲することで、複数の前記電池セルの前記電極端子の形成面(220a)における前記第1電極端子群と前記第2電極端子群との間に重なる態様で設けられている請求項1~3いずれか1項に記載の監視装置。
  6. 前記監視部は、前記第2可撓基板に連結される配線基板(11)と、前記配線基板に設けられた監視ICチップ(13)と、を有する請求項1~5いずれか1項に記載の監視装置。
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