JP6413176B2 - 船舶 - Google Patents

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本発明は、取入口から流入する空気を流通管を介してエンジンルーム内に供給する、船舶の技術に関する。
従来、船舶において、取入口から流入された空気をエンジンルーム内に供給し、当該空気をエンジンルームのエンジンに吸気させる技術は公知となっている(特許文献1参照)。取入口は、空気を船内に取込んでエンジンルームに供給するための開口であり、船舶の任意の箇所(例えば、船体、甲板、または、舷牆等)に形成される。流通管は、エンジンルームに接続されて、取入口から取込まれた空気をエンジンルーム内に供給する。
特開2013−6479号公報
しかしながら、前記船舶では、エンジンルームと流通管とが接続されることから、エンジンルーム内のエンジンの騒音が、流通管を経由して取入口から出てしまうという問題があった。
本発明は、以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、取入口から出るエンジンの騒音を低減することができる船舶を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、取入口から流入する空気を、流通管を介してエンジンルーム内に供給する、船舶であって、前記取入口に配置される箱部材と、前記箱部材と前記流通管とに接続され、前記取入口から前記箱部材内に流入した前記空気を前記流通管に流通させる管部材と、前記箱部材内において前記管部材よりも空気の流通方向の上流側に配置され、前記箱部材の上面と下面とから交互に突出する仕切板と、を備え、前記箱部材は、開口部を船体の中心側に向けて取入口と一致させるようにして、舷牆内に配置され、前記箱部材の開口部には、蓋部材が配置され、前記蓋部材は、前記箱部材内に空気が流入するように形成された貫通孔を有するものである。
請求項2においては、前記管部材は、前記箱部材内に延出し、前記管部材の一端の開口部が前記箱部材内に位置するように構成され、前記管部材は、長円筒状に構成され、前記管部材は、前記管部材の一端部が前記箱部材の下面部に当接して配置され、前記管部材の開口は、前記管部材の一端部側において仕切板側の側面が切り欠かれるように形成されているものである。
請求項3においては、最も前記管部材側に位置する前記仕切板は、前記箱部材内において前記管部材が延出する方向と反対方向に突出するものである。
請求項4においては前記仕切板は、前記仕切板の突出側端部から前記箱部材の内面までの最短距離よりも前記仕切板同士の最短距離が短くなるように構成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、取入口から出るエンジンの騒音を低減することができる。
本発明の実施形態に係る船舶の全体的な構成を示した側面図。 同じく船舶の斜視図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す斜視図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す平面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す正面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す縦断面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す縦断面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す縦断面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す縦断面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す縦断面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す縦断面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す縦断面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す正面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す正面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す正面図。 同じく船舶の箱部材と蓋部材と管部材と仕切板とを示す斜視図。
次に、図1から図16に記載の船舶について説明する。
図1または図2に示すように、船舶1は、搭載人員が10名程度の小型船舶であり、船体1aの上方に甲板1bが設けられ、甲板1bの上方にキャビン1cが設けられ、甲板1bの周りに舷牆(ブルワーク)1dが設けられ、船体1a後部にアウトドライブ装置1fが設けられて構成される。船体1aと甲板1bとで囲まれる空間(船内)に、エンジンルーム1eが設けられる。エンジンルーム1eには、エンジン2が配置される。エンジン2の回転動力は、駆動軸、ギア、および、継手等を介してアウトドライブ装置1fに伝達され、アウトドライブ装置1fのスクリュープロペラを回転させることによって、船舶1を前後進させる推力を発生させる。
図2から図6に示すように、船舶1は、取入口3と、流通管4と、箱部材5と、蓋部材6と、管部材7と、仕切板8と、を備える。
船舶1の取入口3は、空気を船内に取込んでエンジンルーム1eに供給するための開口であり、船首尾方向を長手方向とする略長方形状に形成される。取入口3は、舷牆1dの内面において、船首尾方向に複数個(四個)並べて配置される。取入口3は、船首尾方向において船首側に配置される。取入口3は、甲板1bの上方に位置する。取入口3は、船体1aの中心側(キャビン1c側)に向かって開口する。なお、取入口3の個数は、四個であることに限定されるものではなく、船舶1の仕様(エンジンルーム1eの大きさ等)によって設定される。また、取入口3は、船舶1の仕様によって船首尾方向において船尾側または中央部に配置することもできる。船舶1の流通管4は、エンジンルーム1eに接続されて、取入口3から取込まれた空気を流通させてエンジンルーム1e内に供給する。
船舶1の箱部材5は、取入口3に配置される。箱部材5は、上面部と下面部と三個の側面部とを有するとともに、側部に開口部50を有する箱状に構成される。箱部材5の開口部50は、取入口3の形状と一致するように形成されるとともに、船首尾方向を長手方向とする略長方形状に形成される。箱部材5は、開口部50を船体1aの中心側に向けて取入口3と一致させるようにして、舷牆1d内に配置される。
船舶1の蓋部材6は、平板状の部材であり、箱部材5の開口部50に蓋をするように配置されて、舷牆1dに露出する。蓋部材6は、貫通孔60を有する。蓋部材6の貫通孔60は、蓋部材6を貫通して形成され、箱部材5内に空気が流入するように構成される。
管部材7は、箱部材5と流通管4とに接続され、取入口3から箱部材5内に流入した空気を流通管4に流通させる。管部材7は、船首尾方向を長手方向とする長円筒状に構成される。管部材7は、箱部材5の上面部に配置される。管部材7の一端側の開口部70は、箱部材5内で開口する。管部材7の他端部は、流通管4に接続される。なお、管部材7は、円筒状または角筒状等に構成することもできる。
船舶1の仕切板8は、平板状の部材であり、二枚(複数枚)で構成される。仕切板8は、箱部材5内を迷路状に区画して仕切るように、箱部材5内に配置される。仕切板8は、箱部材5内において管部材7よりも空気の流通方向の上流側に配置される。仕切板8は、箱部材5内に流入した空気が流通可能なように箱部材5内に配置される。仕切板8は、箱部材5の上面部と下面部とから交互に突出するように構成される。以下において、箱部材5の上面部に配置される仕切板8を「上仕切板8A」と、箱部材5の下面部に配置される仕切板8を「下仕切板8B」と、それぞれ称して説明する。
船舶1の上仕切板8Aは、箱部材5の上面部から下方に突出するように構成される。上仕切板8Aは、箱部材5内に流入した空気が流通可能なように、上仕切板8Aの突出側端部から箱部材5の下面部(箱部材5の内面)まで、所定の間隔(距離)を空けて配置される。下仕切板8Bは、箱部材5の下面部から上方に突出するように構成される。下仕切板8Bは、箱部材5内に流入した空気が流通可能なように、下仕切板8Bの突出側端部から箱部材5の上面部(箱部材5の内面)まで、所定の間隔(距離)を空けて配置される。上仕切板8Aと下仕切板8Bとは、箱部材5内に流入した空気が流通可能なように、蓋部材6または管部材7と所定の間隔(距離)を空けて配置される。上仕切板8Aと下仕切板8Bとは、箱部材5内に流入した空気が流通可能なように、互いに所定の間隔(距離)を空けて配置される。上仕切板8Aと下仕切板8Bとは、支持体9によって、箱部材5または互いに支持される。
船舶1では、空気が、蓋部材6の貫通孔60(取入口3)から箱部材5内に流入する。そして、前記空気は、箱部材5内(仕切板8(上仕切板8A)と蓋部材6との間、仕切板8と箱部材5の内面との間、仕切板8同士の間、および、仕切板8(下仕切板8B)と管部材7との間)を流通して、管部材7の開口部70から管部材7内に流入し、流通管4を介してエンジンルーム1eに供給される。また、船舶1では、エンジンルーム1e内のエンジン2の騒音は、流通管4、管部材7、箱部材5内(仕切板8(上仕切板8A)と蓋部材6との間、仕切板8と箱部材5の内面との間、仕切板8同士の間、および、仕切板8(下仕切板8B)と管部材7との間)を介して、蓋部材6の貫通孔60(取入口3)から甲板1b側またはキャビン1c側に漏れ出す。
以上のように、仕切板8が、箱部材5内において管部材7よりも空気の流通方向の上流側に、箱部材5内に流入した空気が流通可能なように箱部材5内に配置され、箱部材5の上面部と下面部とから交互に突出する、船舶1では、仕切板8によって箱部材5内が迷路状に区画されて、箱部材5内のエンジン2の騒音の通り道が長く構成されることから、取入口3(蓋部材6の貫通孔60)から出るエンジン2の騒音を低減することができる。
船舶1の管部材7は、箱部材5内に延出する。管部材7は、箱部材5内において下方に延出する。管部材7は、管部材7の一端部が箱部材5の下面部に当接して配置される。管部材7は、管部材7の一端側の開口部70が箱部材5内に位置するように構成される。管部材7の開口部70は、管部材7の一端部側において仕切板8側の側面が切欠かれるように形成される。
以上のように、管部材7が、箱部材5内に延出し、管部材7の一端側の開口部70が箱部材5内に位置するように構成される、船舶1では、仕切板8と管部材7と(管部材7の側面)とによって箱部材5内が迷路状に区画されて、箱部材5内のエンジン2の騒音の通り道がさらに長く構成されることから、取入口3(蓋部材6の貫通孔60)から出るエンジン2の騒音をより低減することができる。
船舶1の管部材7は、管部材7の内面間の最短距離aが、管部材7の開口部70の高さ(開口部70の高さ方向の長さ)bよりも長くなるように構成される。
以上のように、管部材7の内面間の最短距離aが管部材7の開口部70の高さbよりも長くなるように管部材7が構成される、船舶1では、管部材7内と管部材7の開口部70とによってエンジン2の騒音が通る空間の大きさを変化させることで、これを通るエンジン2の騒音が圧縮および膨張して減衰し、取入口3(蓋部材6の貫通孔60)から出るエンジン2の騒音をより低減することができる。なお、エンジン2の騒音を低減するにあたって、管部材7の開口部70は、箱部材5内の高さ(箱部材5の下面部の内面から上面部の内面までの最短距離)cの1/2よりも低い位置に配置されることが好ましい。また、エンジン2の騒音を低減するにあたって、管部材7の開口部70は、箱部材5内の高さcの1/3よりも低い位置に配置されることがさらに好ましい。
船舶1の上仕切板8Aは、最も蓋部材6側(空気の流通方向の上流側)に位置する。上仕切板8Aは、箱部材5内において管部材7が延出する方向に突出する。下仕切板8Bは、最も管部材7側(空気の流通方向の下流側)に位置する。下仕切板8Bは、箱部材5内において上仕切板8Aが突出する方向と反対方向に突出する。下仕切板8Bは、箱部材5内において管部材7が延出する方向(下方)と反対方向に突出する。
船舶1の管部材7と下仕切板8Bとは、管部材7の開口部70の高さbと、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dと、が略同一となるように構成される。管部材7と蓋部材6と上仕切板8Aと下仕切板8Bとは、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dと、上仕切板8Aから下仕切板8Bまで(仕切板8間)の最短距離fと、上仕切板8Aから蓋部材6までの最短距離hと、が略同一となるように構成される。
船舶1の管部材7と下仕切板8Bとは、管部材7の内面間の最短距離aが、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dよりも長くなるように構成される。管部材7と下仕切板8Bと箱部材5とは、例えば、箱部材5の開口部50から空気の流通方向の下流側の側面部までの最短距離iが88mm、管部材7の内面間の最短距離aが28mm、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dが57mmとなるように構成される。
以上のように、下仕切板8B(最も管部材7側に位置する仕切板8)が、箱部材5内において管部材7が延出する方向と反対方向(上方)に突出する、船舶1では、下仕切板8Bと管部材7(管部材7の側面)とによって箱部材5内が迷路状に区画されて、箱部材5内のエンジン2の騒音の通り道が長く構成されることから、取入口3(蓋部材6の貫通孔60)から出るエンジン2の騒音を低減することができる。
管部材7と下仕切板8Bと箱部材5とは、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dが、下仕切板8Bの突出側端部から箱部材5の上面部までの最短距離eよりも短く構成される。このように、管部材7と下仕切板8Bと箱部材5とが、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dが下仕切板8Bの突出側端部から箱部材5の上面部までの最短距離eよりも短く構成される、船舶1では、下仕切板8Bから管部材7までの空間と下仕切板8Bから箱部材5の上面部までの空間とによってエンジン2の騒音が通る空間の大きさを変化させることで、これを通るエンジン2の騒音が圧縮および膨張して減衰し、取入口3(蓋部材6の貫通孔60)から出るエンジン2の騒音をより低減することができる。
船舶1の上仕切板8Aと下仕切板8Bと箱部材5とは、上仕切板8Aから下仕切板8Bまで(仕切板8間)の最短距離fが、下仕切板8Bの突出側端部から箱部材5の上面部までの最短距離eおよび上仕切板8Aの突出側端部から箱部材5の下面部までの最短距離gよりも短く構成される。このように、上仕切板8Aと下仕切板8Bと箱部材5とが、上仕切板8Aから下仕切板8Bまで(仕切板8間)の最短距離fが下仕切板8Bの突出側端部から箱部材5の上面部までの最短距離eおよび上仕切板8Aの突出側端部から箱部材5の下面部までの最短距離gよりも短く構成される、船舶1では、上仕切板8Aから下仕切板8Bまでの空間と下仕切板8Bから箱部材5の上面部までの空間と上仕切板8Aから箱部材5の下面部までの空間によってエンジン2の騒音が通る空間の大きさを変化させることで、これを通るエンジン2の騒音が圧縮および膨張して減衰し、取入口3(蓋部材6の貫通孔60)から出るエンジン2の騒音をより低減することができる。
船舶1の蓋部材6と上仕切板8Aと箱部材5とは、上仕切板8Aから蓋部材6までの最短距離hが、上仕切板8Aの突出側端部から箱部材5の下面部までの最短距離gよりも短く構成される。このように、蓋部材6と下仕切板8Bと箱部材5とが、上仕切板8Aから蓋部材6までの最短距離hが上仕切板8Aの突出側端部から箱部材5の下面部までの最短距離gよりも短く構成される、船舶1では、上仕切板8Aから蓋部材6までの空間と上仕切板8Aから箱部材5の下面部までの空間とによってエンジン2の騒音が通る空間の大きさを変化させることで、これを通るエンジン2の騒音が圧縮および膨張して減衰し、取入口3(蓋部材6の貫通孔60)から出るエンジン2の騒音をより低減することができる。
船舶1の蓋部材6は、複数個(12個)の貫通孔60を有する。蓋部材6の貫通孔60は、取入口3に対して均等に並べて配置さえる。蓋部材6の貫通孔60は、圧力損失が増加することを抑制しつつエンジン2の騒音を低減するにあたって、蓋部材6の複数個の貫通孔60の総開口面積が取入口3の開口面積の30%以下であることが好ましい。また、蓋部材6の貫通孔60は、圧力損失が増加することを抑制しつつエンジン2の騒音を低減するにあたって、蓋部材6の複数個の貫通孔60の総開口面積が取入口3の開口面積の15%以下であることがより好ましい。なお、蓋部材6の貫通孔60の個数は、12個であることに限定されるものではない。
なお、船舶1では、エンジン2の騒音を低減するにあたって、管部材7の内面間の最短距離aが、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dの長さの1/4以上であることが好ましい。また、エンジン2の騒音を低減するにあたって、管部材7の内面間の最短距離aが、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dの長さの1/3以上であることがさらに好ましい。また、エンジン2の騒音を低減するにあたって、管部材7の内面間の最短距離aが、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dの長さの1/2以上であることがさらに好ましい。
図7に示すように、船舶1では、管部材7の開口部70は、箱部材5内の高さcの約1/2の位置から下方に切欠かれるように形成することもできる。また、図8に示すように、管部材7の開口部70は、箱部材5内の高さcの約1/3の位置から下方に切欠かれるように形成することもできる。
図9に示すように、船舶1では、管部材7と下仕切板8Bとは、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dが管部材7の開口部70の高さbよりも長くなるように構成することもできる。このように、管部材7と下仕切板8Bとが、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dが管部材7の開口部70の高さbよりも長くなるように構成される、船舶1では、管部材7の開口部70と下仕切板8Bから管部材7までの空間とによってエンジン2の騒音が通る空間の大きさを変化させることで、これを通るエンジン2の騒音が圧縮および膨張して減衰し、取入口3(蓋部材6の貫通孔60)から出るエンジン2の騒音をより低減することができる。
図10に示すように、船舶1では、エンジン2の騒音が通る空間の大きさを変化させるにあたって、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離d、上仕切板8Aから下仕切板8Bまで(仕切板8間)の最短距離f、および、上仕切板8Aから蓋部材6までの最短距離hが、下仕切板8Bの突出側端部から箱部材5の上面部までの最短距離eおよび上仕切板8Aの突出側端部から箱部材5の下面部までの最短距離gよりも長く構成することもできる。
図11に示すように、管部材7と蓋部材6と上仕切板8Aと下仕切板8Bとは、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dが上仕切板8Aから下仕切板8Bまで(仕切板8間)の最短距離fよりも長く、上仕切板8Aから下仕切板8Bまで(仕切板8間)の最短距離fが上仕切板8Aから蓋部材6までの最短距離hよりも長くなるように構成することもできる。また、図12に示すように、管部材7と蓋部材6と上仕切板8Aと下仕切板8Bとは、下仕切板8Bから管部材7までの最短距離dが上仕切板8Aから下仕切板8Bまで(仕切板8間)の最短距離fよりも短く、上仕切板8Aから下仕切板8Bまで(仕切板8間)の最短距離fが上仕切板8Aから蓋部材6までの最短距離hよりも短くなるように構成することもできる。
図13に示すように、蓋部材6は、貫通孔60を12個以上有する構成とすることもできる。また、図14に示すように、蓋部材6の貫通孔60は、箱部材5の上面部側に寄せて配置することもできる。また、図15に示すように、蓋部材6の貫通孔60は、箱部材5の下面部側に寄せて配置することもできる。
図16に示すように、船舶1は、エンジン2の騒音を低減するにあたって、干渉型消音器10(サイドブランチ)を備える構成とすることもできる。干渉型消音器10は、管部材7の開口部70から出るエンジン2の騒音を消音させるものであり、箱部材5の底面部に配置される。干渉型消音器10は、底面部から下方に突出するように設けられる。
1 船舶
1a 船体
1b 甲板
1c キャビン
1d 舷牆
1e エンジンルーム
1f アウトドライブ装置
2 エンジン
3 取入口
4 流通管
5 箱部材
6 蓋部材
7 管部材
8 仕切板
50 開口部
60 貫通孔
70 開口部
8A 上仕切板
8B 下仕切板

Claims (4)

  1. 取入口から流入する空気を、流通管を介してエンジンルーム内に供給する、船舶であって、
    前記取入口に配置される箱部材と、
    前記箱部材と前記流通管とに接続され、前記取入口から前記箱部材内に流入した前記空気を前記流通管に流通させる管部材と、
    前記箱部材内において前記管部材よりも空気の流通方向の上流側に配置され、前記箱部材の上面と下面とから交互に突出する仕切板と、を備え
    前記箱部材は、開口部を船体の中心側に向けて取入口と一致させるようにして、舷牆内に配置され、
    前記箱部材の開口部には、蓋部材が配置され、
    前記蓋部材は、前記箱部材内に空気が流入するように形成された貫通孔を有する
    船舶。
  2. 前記管部材は、前記箱部材内に延出し、前記管部材の一端の開口部が前記箱部材内に位置するように構成され
    前記管部材は、長円筒状に構成され、
    前記管部材は、前記管部材の一端部が前記箱部材の下面部に当接して配置され、
    前記管部材の開口は、前記管部材の一端部側において仕切板側の側面が切り欠かれるように形成されている
    請求項1に記載の船舶。
  3. 最も前記管部材側に位置する前記仕切板は、前記箱部材内において前記管部材が延出する方向と反対方向に突出する、
    請求項2に記載の船舶。
  4. 前記仕切板は、前記仕切板の突出側端部から前記箱部材の内面までの最短距離よりも前記仕切板同士の最短距離が短くなるように構成される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の船舶。
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