JPH11180380A - 摩擦低減船及び船体の摩擦低減方法 - Google Patents
摩擦低減船及び船体の摩擦低減方法Info
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- JPH11180380A JPH11180380A JP9351756A JP35175697A JPH11180380A JP H11180380 A JPH11180380 A JP H11180380A JP 9351756 A JP9351756 A JP 9351756A JP 35175697 A JP35175697 A JP 35175697A JP H11180380 A JPH11180380 A JP H11180380A
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- Y02T70/10—Measures concerning design or construction of watercraft hulls
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 船体表面から水中に吹き出す気体の量を抑え
つつ、効果的に摩擦を低減する。 【解決手段】 航行中の船体から水中に気体を噴出して
船体表面に気泡を発生させることにより水に対する船体
の摩擦を低減する方法において、船体の長手方向に所定
間隔を隔てて気体を水中に噴出する。
つつ、効果的に摩擦を低減する。 【解決手段】 航行中の船体から水中に気体を噴出して
船体表面に気泡を発生させることにより水に対する船体
の摩擦を低減する方法において、船体の長手方向に所定
間隔を隔てて気体を水中に噴出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦低減船及び船
体の摩擦低減方法に係わり、特に微小気泡(マイクロバ
ブル)を船体から吹き出して水との摩擦を低減する技術
に関する。
体の摩擦低減方法に係わり、特に微小気泡(マイクロバ
ブル)を船体から吹き出して水との摩擦を低減する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特開昭
50−83992号、特開昭53−136289号、特
開昭60−139586号、特開昭61−71290
号、実開昭61−39691号、及び実開昭61−12
8185号等には、摩擦低減船に係わる技術が開示され
ている。この摩擦低減船は、航行状態において船体表面
から空気等の気体を水中に噴出することにより船体と水
との境界に多数の気泡を介在させ、該気泡の介在によっ
て水に対する船体の摩擦抵抗を低減するものである。
50−83992号、特開昭53−136289号、特
開昭60−139586号、特開昭61−71290
号、実開昭61−39691号、及び実開昭61−12
8185号等には、摩擦低減船に係わる技術が開示され
ている。この摩擦低減船は、航行状態において船体表面
から空気等の気体を水中に噴出することにより船体と水
との境界に多数の気泡を介在させ、該気泡の介在によっ
て水に対する船体の摩擦抵抗を低減するものである。
【0003】このような摩擦低減船に係わる技術に基づ
いて、船体表面の摩擦抵抗の低減量を増大させるために
は、船体表面の乱流境界層における平均ボイド率α
m(マイクロバブルの密度)を大きくしなければならな
いことが知られている。この平均ボイド率αmを大きく
するためには船体表面から水中に吹き出す気体の量を大
きくすることが考えられるが、この場合、マイクロバブ
ルが乱流境界層の外に逃げてしまうため、効果的に平均
ボイド率αmが大きくならない。
いて、船体表面の摩擦抵抗の低減量を増大させるために
は、船体表面の乱流境界層における平均ボイド率α
m(マイクロバブルの密度)を大きくしなければならな
いことが知られている。この平均ボイド率αmを大きく
するためには船体表面から水中に吹き出す気体の量を大
きくすることが考えられるが、この場合、マイクロバブ
ルが乱流境界層の外に逃げてしまうため、効果的に平均
ボイド率αmが大きくならない。
【0004】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、以下の点を目的とするものである。 (1)船体表面から水中に吹き出す気体の量を抑えつ
つ、効果的に摩擦を低減することが可能な摩擦低減船及
び船体の摩擦低減方法を提供する。 (2)マイクロバブルを乱流境界層に効果的に閉じこめ
ることが可能な摩擦低減船及び船体の摩擦低減方法を提
供する。
たもので、以下の点を目的とするものである。 (1)船体表面から水中に吹き出す気体の量を抑えつ
つ、効果的に摩擦を低減することが可能な摩擦低減船及
び船体の摩擦低減方法を提供する。 (2)マイクロバブルを乱流境界層に効果的に閉じこめ
ることが可能な摩擦低減船及び船体の摩擦低減方法を提
供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、船体の摩擦低減方法に係わる第1の手
段として、航行中の船体から水中に気体を噴出して船体
表面に気泡を発生させることにより水に対する船体の摩
擦を低減する方法において、船体の長手方向に所定間隔
を隔てて気体を水中に噴出するという手段を採用する。
また、船体の摩擦低減方法に係わる第2の手段として、
上記第1の手段において、船底が平坦なタンカー船の場
合には、船底のみにおいて気体を噴出するという手段を
採用する。船体の摩擦低減方法に係わる第3の手段とし
て、上記各手段において、船体にパイプを巻付けること
によって船体の長手方向に所定間隔を隔てて気体を噴出
するという手段を採用する。さらに、船体の摩擦低減方
法に係わる第4の手段として、上記第3の手段におい
て、右舷側から船底にかけて巻付けらたパイプと左舷側
から船底にかけて巻付けたパイプとによって気体を水中
に噴出するという手段を採用する。
に、本発明では、船体の摩擦低減方法に係わる第1の手
段として、航行中の船体から水中に気体を噴出して船体
表面に気泡を発生させることにより水に対する船体の摩
擦を低減する方法において、船体の長手方向に所定間隔
を隔てて気体を水中に噴出するという手段を採用する。
また、船体の摩擦低減方法に係わる第2の手段として、
上記第1の手段において、船底が平坦なタンカー船の場
合には、船底のみにおいて気体を噴出するという手段を
採用する。船体の摩擦低減方法に係わる第3の手段とし
て、上記各手段において、船体にパイプを巻付けること
によって船体の長手方向に所定間隔を隔てて気体を噴出
するという手段を採用する。さらに、船体の摩擦低減方
法に係わる第4の手段として、上記第3の手段におい
て、右舷側から船底にかけて巻付けらたパイプと左舷側
から船底にかけて巻付けたパイプとによって気体を水中
に噴出するという手段を採用する。
【0006】一方、本発明では、摩擦低減船に係わる第
1の手段として、航行中の船体から水中に気体を噴出し
船体表面に気泡を発生させることにより水に対する船体
の摩擦を低減する摩擦低減船において、船体の長手方向
に所定間隔を隔てて設けられ、水中に気体を噴出する複
数の気体噴出手段と、該気体噴出手段に気体を供給する
気体供給手段とを具備する手段を採用する。また、摩擦
低減船に係わる第2の手段として、上記第1の手段にお
いて、船底が平坦なタンカー船においては、船底のみに
気体を噴出するように各気体噴出手段を構成するという
手段を採用する。摩擦低減船に係わる第3の手段とし
て、上記各手段において、各気体噴出手段を、巻付ける
ように船体の外板に固定されると共に気体を水中に噴出
する複数の孔が形成されたパイプから構成するという手
段を採用する。さらに、摩擦低減船に係わる第4の手段
として、上記第3の手段において、各気体噴出手段を構
成する各パイプを、右舷側から船底にかけて巻付けたパ
イプと左舷側から船底にかけて巻き付けたパイプから構
成するという手段を採用する。
1の手段として、航行中の船体から水中に気体を噴出し
船体表面に気泡を発生させることにより水に対する船体
の摩擦を低減する摩擦低減船において、船体の長手方向
に所定間隔を隔てて設けられ、水中に気体を噴出する複
数の気体噴出手段と、該気体噴出手段に気体を供給する
気体供給手段とを具備する手段を採用する。また、摩擦
低減船に係わる第2の手段として、上記第1の手段にお
いて、船底が平坦なタンカー船においては、船底のみに
気体を噴出するように各気体噴出手段を構成するという
手段を採用する。摩擦低減船に係わる第3の手段とし
て、上記各手段において、各気体噴出手段を、巻付ける
ように船体の外板に固定されると共に気体を水中に噴出
する複数の孔が形成されたパイプから構成するという手
段を採用する。さらに、摩擦低減船に係わる第4の手段
として、上記第3の手段において、各気体噴出手段を構
成する各パイプを、右舷側から船底にかけて巻付けたパ
イプと左舷側から船底にかけて巻き付けたパイプから構
成するという手段を採用する。
【0007】
【作用】このような手段を採用することにより、船体の
長手方向すなわち航行方向に対して後方に位置する気体
噴出手段から水中に噴出された気体によるマイクロバブ
ルは、前方に位置する気体噴出手段から水中に噴出され
た気体によるマイクロバブルによって包込まれる状態と
なるので、より多くのマイクロバブルを乱流境界層内に
分布させることが可能である。したがって、乱流境界層
から離脱するマイクロバブルの量を抑えることができる
ので、比較的少量の気体噴出量で乱流境界層における平
均ボイド率αmを高めて船体の摩擦を効果的に低減する
ことができる。
長手方向すなわち航行方向に対して後方に位置する気体
噴出手段から水中に噴出された気体によるマイクロバブ
ルは、前方に位置する気体噴出手段から水中に噴出され
た気体によるマイクロバブルによって包込まれる状態と
なるので、より多くのマイクロバブルを乱流境界層内に
分布させることが可能である。したがって、乱流境界層
から離脱するマイクロバブルの量を抑えることができる
ので、比較的少量の気体噴出量で乱流境界層における平
均ボイド率αmを高めて船体の摩擦を効果的に低減する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる摩擦低減船
及び船体の摩擦低減方法の一実施形態について、図面を
参照して説明する。なお、以下の実施形態は、船底が比
較的平坦なタンカー船に本発明を適用した例を示すもの
である。
及び船体の摩擦低減方法の一実施形態について、図面を
参照して説明する。なお、以下の実施形態は、船底が比
較的平坦なタンカー船に本発明を適用した例を示すもの
である。
【0009】図1は、本実施形態における摩擦低減船の
外観構成を示す平面図である。この図において、符号1
は船体、2は船首、3は船尾、4は没水面、5はスクリ
ュウ、6は舵、7〜9は気体噴出手段、またFは航行方
向、Wは吃水線である。船体1には、長手方向(船首2
から船尾3に向かう方向)に所定間隔を隔てて複数箇所
(この図の場合は3カ所)に気体噴出手段7〜9が設け
られている。
外観構成を示す平面図である。この図において、符号1
は船体、2は船首、3は船尾、4は没水面、5はスクリ
ュウ、6は舵、7〜9は気体噴出手段、またFは航行方
向、Wは吃水線である。船体1には、長手方向(船首2
から船尾3に向かう方向)に所定間隔を隔てて複数箇所
(この図の場合は3カ所)に気体噴出手段7〜9が設け
られている。
【0010】図2は、図1におけるA−A線矢視図、ま
た図3は図2におけるB−B線矢視図である。これらの
図に示すように、気体噴出手段7は、右舷から平板状の
船底1aにかけて船体1の表面に設けられた1群管路7
Aと左舷から船底1aにかけて船体1の表面に設けられ
た1群管路7Bとから構成されている。これら1群管路
7A,7Bは、例えば船体1の外板に巻付けるように取
付けられると共に、船体1における水との摩擦抵抗が増
大しないように、船体1から突出しないようにすなわち
極力薄型に形成されている。
た図3は図2におけるB−B線矢視図である。これらの
図に示すように、気体噴出手段7は、右舷から平板状の
船底1aにかけて船体1の表面に設けられた1群管路7
Aと左舷から船底1aにかけて船体1の表面に設けられ
た1群管路7Bとから構成されている。これら1群管路
7A,7Bは、例えば船体1の外板に巻付けるように取
付けられると共に、船体1における水との摩擦抵抗が増
大しないように、船体1から突出しないようにすなわち
極力薄型に形成されている。
【0011】1群管路7Aは、船底1aにおいて船底船
首方向から船尾方向にかけて先端部が船側側に徐々に後
退するように形成された複数のパイプ7A1〜7A4(4
本)から構成されている。1群管路7Bも同様にして、
船底1aにおいて船底船首方向から船尾方向にかけて先
端部が船側側に徐々に後退するように形成された複数の
パイプ7B1〜7B4(4本)から構成されている。これ
ら各パイプ7A1〜7A4,7B1〜7B4の先端部の船尾
側には、空気(気体)を水中(船尾方向)に噴出するた
めの孔が多数形成されている。なお、気体噴出手段8,
9も、上述した気体噴出手段8と全く同様に構成される
ものである。
首方向から船尾方向にかけて先端部が船側側に徐々に後
退するように形成された複数のパイプ7A1〜7A4(4
本)から構成されている。1群管路7Bも同様にして、
船底1aにおいて船底船首方向から船尾方向にかけて先
端部が船側側に徐々に後退するように形成された複数の
パイプ7B1〜7B4(4本)から構成されている。これ
ら各パイプ7A1〜7A4,7B1〜7B4の先端部の船尾
側には、空気(気体)を水中(船尾方向)に噴出するた
めの孔が多数形成されている。なお、気体噴出手段8,
9も、上述した気体噴出手段8と全く同様に構成される
ものである。
【0012】続いて、図4は、上記各気体噴出手段7〜
9への空気供給の制御系統図である。この図において、
符号10は空気取入口、11はブロア、12は流量計、
13は第1群エアタンク、14は第2群エアタンク、1
5は第3群エアタンク、16a,16b,17a,17
b,18a,18bは各々制御弁、19a,19b,2
0a,20b,21a,21bは各々個別流量計、22
は気体供給制御装置である。これら図4に示す各構成要
素は、上記気体噴出手段7〜9に空気を供給する気体供
給手段を構成するものである。また、パイプ7A1,…
…,7B1,……については既に説明したが、符号8A
1,……,8B1,……は気体噴出手段8を構成するパ
イプであり、符号9A1,……,9B1,……は気体噴
出手段9を構成するパイプである。
9への空気供給の制御系統図である。この図において、
符号10は空気取入口、11はブロア、12は流量計、
13は第1群エアタンク、14は第2群エアタンク、1
5は第3群エアタンク、16a,16b,17a,17
b,18a,18bは各々制御弁、19a,19b,2
0a,20b,21a,21bは各々個別流量計、22
は気体供給制御装置である。これら図4に示す各構成要
素は、上記気体噴出手段7〜9に空気を供給する気体供
給手段を構成するものである。また、パイプ7A1,…
…,7B1,……については既に説明したが、符号8A
1,……,8B1,……は気体噴出手段8を構成するパ
イプであり、符号9A1,……,9B1,……は気体噴
出手段9を構成するパイプである。
【0013】空気取入口10は、外気を取入れてブロア
11に供給するものであり、船上等に設けられる。ブロ
ア11は、空気取入口10から送込まれた外気を流量計
12を介して第1群エアタンク13と第2群エアタンク
14と第3群エアタンク15とに送込むものである。流
量計12は、ブロア11から送出される空気量を計測し
て気体供給制御装置22に出力するものである。
11に供給するものであり、船上等に設けられる。ブロ
ア11は、空気取入口10から送込まれた外気を流量計
12を介して第1群エアタンク13と第2群エアタンク
14と第3群エアタンク15とに送込むものである。流
量計12は、ブロア11から送出される空気量を計測し
て気体供給制御装置22に出力するものである。
【0014】第1群エアタンク13は、上記気体噴出手
段7用に設けられたものであり、ブロア11から送込ま
れた空気を圧縮状態で貯蔵するものである。第2群エア
タンク14は、上記気体噴出手段8用に設けられたもの
であり、ブロア11から送込まれた空気を圧縮状態で貯
蔵するものである。第3群エアタンク15は、上記気体
噴出手段9用に設けられたものであり、ブロア11から
送込まれた空気を圧縮状態で貯蔵するものである。
段7用に設けられたものであり、ブロア11から送込ま
れた空気を圧縮状態で貯蔵するものである。第2群エア
タンク14は、上記気体噴出手段8用に設けられたもの
であり、ブロア11から送込まれた空気を圧縮状態で貯
蔵するものである。第3群エアタンク15は、上記気体
噴出手段9用に設けられたものであり、ブロア11から
送込まれた空気を圧縮状態で貯蔵するものである。
【0015】制御弁16aは、気体供給制御装置22に
よる制御の下に、個別流量計19aを介して第1群エア
タンク13から気体噴出手段7のパイプ7A1に供給さ
れる空気流量を調節するものである。制御弁16bは、
同じく気体供給制御装置22による制御の下に、個別流
量計19bを介して第1群エアタンク13から気体噴出
手段7のパイプ7B1に供給される空気流量を調節する
ものである。制御弁17aは、気体供給制御装置22に
よる制御の下に、個別流量計20aを介して第2群エア
タンク14から気体噴出手段8のパイプ8A1に供給さ
れる空気流量を調節するものである。
よる制御の下に、個別流量計19aを介して第1群エア
タンク13から気体噴出手段7のパイプ7A1に供給さ
れる空気流量を調節するものである。制御弁16bは、
同じく気体供給制御装置22による制御の下に、個別流
量計19bを介して第1群エアタンク13から気体噴出
手段7のパイプ7B1に供給される空気流量を調節する
ものである。制御弁17aは、気体供給制御装置22に
よる制御の下に、個別流量計20aを介して第2群エア
タンク14から気体噴出手段8のパイプ8A1に供給さ
れる空気流量を調節するものである。
【0016】制御弁17bは、気体供給制御装置22に
よる制御の下に、個別流量計20bを介して第2群エア
タンク14から気体噴出手段8のパイプ8B1に供給さ
れる空気流量を調節するものである。制御弁18aは、
気体供給制御装置22による制御の下に、個別流量計2
1aを介して第3群エアタンク15から気体噴出手段9
のパイプ9A1に供給される空気流量を調節するもので
ある。また、制御弁18bは、気体供給制御装置22に
よる制御の下に、個別流量計21bを介して第3群エア
タンク15から気体噴出手段9のパイプ9B1に供給さ
れる空気流量を調節するものである。
よる制御の下に、個別流量計20bを介して第2群エア
タンク14から気体噴出手段8のパイプ8B1に供給さ
れる空気流量を調節するものである。制御弁18aは、
気体供給制御装置22による制御の下に、個別流量計2
1aを介して第3群エアタンク15から気体噴出手段9
のパイプ9A1に供給される空気流量を調節するもので
ある。また、制御弁18bは、気体供給制御装置22に
よる制御の下に、個別流量計21bを介して第3群エア
タンク15から気体噴出手段9のパイプ9B1に供給さ
れる空気流量を調節するものである。
【0017】さらに、個別流量計19aは、パイプ7A
1に供給される空気流量を計測して気体供給制御装置2
2に出力するものである。個別流量計19bは、パイプ
7B1に供給される空気流量を計測して気体供給制御装
置22に出力するものである。個別流量計20aは、パ
イプ8A1に供給される空気流量を計測して気体供給制
御装置22に出力するものである。個別流量計20b
は、パイプ8B1に供給される空気流量を計測して気体
供給制御装置22に出力するものである。個別流量計2
1aは、パイプ9A1に供給される空気流量を計測して
気体供給制御装置22に出力するものである。個別流量
計21bは、パイプ9B1に供給される空気流量を計測
して気体供給制御装置22に出力するものである。
1に供給される空気流量を計測して気体供給制御装置2
2に出力するものである。個別流量計19bは、パイプ
7B1に供給される空気流量を計測して気体供給制御装
置22に出力するものである。個別流量計20aは、パ
イプ8A1に供給される空気流量を計測して気体供給制
御装置22に出力するものである。個別流量計20b
は、パイプ8B1に供給される空気流量を計測して気体
供給制御装置22に出力するものである。個別流量計2
1aは、パイプ9A1に供給される空気流量を計測して
気体供給制御装置22に出力するものである。個別流量
計21bは、パイプ9B1に供給される空気流量を計測
して気体供給制御装置22に出力するものである。
【0018】なお、図示しないが、気体噴出手段7を構
成する他のパイプ7A2〜7A4,7B2〜7B4について
も、上記パイプ7A1,7Bと同様に制御弁と個別流量
計とがそれぞれ個別に設けられている。さらに、気体噴
出手段8を構成する他のパイプ8A2〜8A4,8B2〜
8B4及び気体噴出手段9を構成する他のパイプ9A2〜
9A4,9B2〜9B4についても、同様にして制御弁と
個別流量計とがそれぞれ設けられている。
成する他のパイプ7A2〜7A4,7B2〜7B4について
も、上記パイプ7A1,7Bと同様に制御弁と個別流量
計とがそれぞれ個別に設けられている。さらに、気体噴
出手段8を構成する他のパイプ8A2〜8A4,8B2〜
8B4及び気体噴出手段9を構成する他のパイプ9A2〜
9A4,9B2〜9B4についても、同様にして制御弁と
個別流量計とがそれぞれ設けられている。
【0019】気体供給制御装置22は、操舵室に設けら
れた操作手段(図示略)の操作に基づいて作動されるも
のであり、操作手段によって指定された目標流量と流量
計12及び個別流量計19a,……,19b,……,2
0a,……,20b,……,21a,……,21b,…
…に基づいて各制御弁16a,……,16b,……,1
7a,……,17b,……,18a,……,18b,…
…を制御することにより、各パイプ7A1〜7A4,7B
1〜7B4,8A1〜8A4,8B1〜8B4,9A1〜9A
4,9B1〜9B4に供給する空気流量をに調節するもの
である。
れた操作手段(図示略)の操作に基づいて作動されるも
のであり、操作手段によって指定された目標流量と流量
計12及び個別流量計19a,……,19b,……,2
0a,……,20b,……,21a,……,21b,…
…に基づいて各制御弁16a,……,16b,……,1
7a,……,17b,……,18a,……,18b,…
…を制御することにより、各パイプ7A1〜7A4,7B
1〜7B4,8A1〜8A4,8B1〜8B4,9A1〜9A
4,9B1〜9B4に供給する空気流量をに調節するもの
である。
【0020】このように構成された摩擦低減船におい
て、該摩擦低減船が航行状態となり気体供給制御装置2
2の作動が指示されると、気体供給制御装置22は、ブ
ロア11の回転を始動させて、第1群エアタンク13と
第2群エアタンク14と第3群エアタンク15への空気
の送込みを開始させる。そして、気体供給制御装置22
は、流量計12の計測流量に基づいて所定量の空気がブ
ロア11から各エアタンク(第1群エアタンク13と第
2群エアタンク14と第3群エアタンク15)に供給さ
れたと判断すると、各制御弁16a,……,16b,…
…,17a,……,17b,……,18a,……,18
b,……を開放状態として各パイプ7A1〜7A4,7B
1〜7B4,8A1〜8A4,8B1〜8B4,9A1〜9A
4,9B1〜9B4に空気を供給させる。
て、該摩擦低減船が航行状態となり気体供給制御装置2
2の作動が指示されると、気体供給制御装置22は、ブ
ロア11の回転を始動させて、第1群エアタンク13と
第2群エアタンク14と第3群エアタンク15への空気
の送込みを開始させる。そして、気体供給制御装置22
は、流量計12の計測流量に基づいて所定量の空気がブ
ロア11から各エアタンク(第1群エアタンク13と第
2群エアタンク14と第3群エアタンク15)に供給さ
れたと判断すると、各制御弁16a,……,16b,…
…,17a,……,17b,……,18a,……,18
b,……を開放状態として各パイプ7A1〜7A4,7B
1〜7B4,8A1〜8A4,8B1〜8B4,9A1〜9A
4,9B1〜9B4に空気を供給させる。
【0021】この結果、各パイプ7A1〜7A4,7B1
〜7B4,8A1〜8A4,8B1〜8B4,9A1〜9A
4,9B1〜9B4の先端部の複数の孔からは、一斉に空
気が水中(海中)に噴出され、複数のマイクロバブルが
船底1aを覆うように発生される。各気体噴出手段7〜
9の近傍船尾側に発生した複数のマイクロバブルは、船
底1aの表面を船尾方向(航行方向Fとは逆方向)に順
次拡散して行く。ここで、上記複数のマイクロバブルに
は浮力が働くので、図1に示すように船底1a表面に沿
って船尾方向に拡散する。
〜7B4,8A1〜8A4,8B1〜8B4,9A1〜9A
4,9B1〜9B4の先端部の複数の孔からは、一斉に空
気が水中(海中)に噴出され、複数のマイクロバブルが
船底1aを覆うように発生される。各気体噴出手段7〜
9の近傍船尾側に発生した複数のマイクロバブルは、船
底1aの表面を船尾方向(航行方向Fとは逆方向)に順
次拡散して行く。ここで、上記複数のマイクロバブルに
は浮力が働くので、図1に示すように船底1a表面に沿
って船尾方向に拡散する。
【0022】さらに、本実施形態では、船首から船尾に
かけて所定間隔をあけて3つの気体噴出部7〜9が設け
られているので、後方の気体噴出手段9で発生した複数
のマイクロバブルは、前方の気体噴出手段8で発生して
拡散してきた複数のマイクロバブルによって囲まれる。
したがって、気体噴出手段9で発生した複数のマイクロ
バブルは、船底1a表面に形成される乱流境界層から離
脱することなく、該乱流境界層内に閉込められることに
なる。
かけて所定間隔をあけて3つの気体噴出部7〜9が設け
られているので、後方の気体噴出手段9で発生した複数
のマイクロバブルは、前方の気体噴出手段8で発生して
拡散してきた複数のマイクロバブルによって囲まれる。
したがって、気体噴出手段9で発生した複数のマイクロ
バブルは、船底1a表面に形成される乱流境界層から離
脱することなく、該乱流境界層内に閉込められることに
なる。
【0023】全く同様にして、気体噴出手段7に対して
後方の気体噴出手段8で発生した複数のマイクロバブル
は、気体噴出手段7で発生して拡散してきた複数のマイ
クロバブルによって囲まれる状態となる。したがって、
気体噴出手段8で発生した複数のマイクロバブルも、船
底1a表面に形成される乱流境界層から離脱することな
く、該乱流境界層内に閉込められることになる。
後方の気体噴出手段8で発生した複数のマイクロバブル
は、気体噴出手段7で発生して拡散してきた複数のマイ
クロバブルによって囲まれる状態となる。したがって、
気体噴出手段8で発生した複数のマイクロバブルも、船
底1a表面に形成される乱流境界層から離脱することな
く、該乱流境界層内に閉込められることになる。
【0024】このようにして各気体噴出手段7〜9にお
いて発生した複数のマイクロバブルは、船底1a表面全
体に亘って乱流境界層内に閉じ込められるような状態と
なるため、船底1aが広範囲に平坦なタンカー船におい
て、各気体噴出手段7〜9に供給する空気量を抑えた状
態で船底1aにおける水との摩擦を効果的に低減するこ
とができる。
いて発生した複数のマイクロバブルは、船底1a表面全
体に亘って乱流境界層内に閉じ込められるような状態と
なるため、船底1aが広範囲に平坦なタンカー船におい
て、各気体噴出手段7〜9に供給する空気量を抑えた状
態で船底1aにおける水との摩擦を効果的に低減するこ
とができる。
【0025】上記実施形態では、平坦な船底1aにおい
ては浮力の働きによってマイクロバブルが船体表面から
逃げにくいという性質をも有効に利用するために、船底
1aの乱流境界層のみにマイクロバブルを介在させてい
る。マイクロバブルの介在による摩擦低減効果によって
節約できるエネルギー量と上記気体供給手段の駆動に係
わるエネルギー量との兼合いを考慮すると、船底1aが
比較的に広範囲に亘って平坦なタンカー船においては、
船底1aのみに空気を噴出することが経済的であると考
えられる。
ては浮力の働きによってマイクロバブルが船体表面から
逃げにくいという性質をも有効に利用するために、船底
1aの乱流境界層のみにマイクロバブルを介在させてい
る。マイクロバブルの介在による摩擦低減効果によって
節約できるエネルギー量と上記気体供給手段の駆動に係
わるエネルギー量との兼合いを考慮すると、船底1aが
比較的に広範囲に亘って平坦なタンカー船においては、
船底1aのみに空気を噴出することが経済的であると考
えられる。
【0026】また、複数のパイプからなる気体噴出手段
7〜9を船体1の外板に巻付けるのみなので、既存の船
舶への取付けが極めて容易になっている。また、各気体
噴出手段7〜9は、右舷から平板状の船底1aにかけて
船体1に巻付けるように設けられた各群管路と左舷から
船底1aにかけて船体1を巻付けるように設けられた別
個の各群管路とから構成されている。したがって、これ
らを連続した管路群として左舷から船底1aを経由して
右舷まで設けた場合に比較して、各群管路が短くなるの
で、上記気体供給手段の駆動に係わるエネルギー消費を
抑えることができる。
7〜9を船体1の外板に巻付けるのみなので、既存の船
舶への取付けが極めて容易になっている。また、各気体
噴出手段7〜9は、右舷から平板状の船底1aにかけて
船体1に巻付けるように設けられた各群管路と左舷から
船底1aにかけて船体1を巻付けるように設けられた別
個の各群管路とから構成されている。したがって、これ
らを連続した管路群として左舷から船底1aを経由して
右舷まで設けた場合に比較して、各群管路が短くなるの
で、上記気体供給手段の駆動に係わるエネルギー消費を
抑えることができる。
【0027】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、以下のような変形構成も本発明の範囲に
含まれるものである。 (1)上記実施形態では、本発明のタンカー船への適用
例について説明したが、本発明は該タンカー船のみに適
用されるものではない。船底が平坦でないあるいは船側
に対して平坦な船底の面積比率が比較的小さな船舶につ
いても適用可能なものである。
ものではなく、以下のような変形構成も本発明の範囲に
含まれるものである。 (1)上記実施形態では、本発明のタンカー船への適用
例について説明したが、本発明は該タンカー船のみに適
用されるものではない。船底が平坦でないあるいは船側
に対して平坦な船底の面積比率が比較的小さな船舶につ
いても適用可能なものである。
【0028】(2)気体噴出手段の数及び気体噴出手段
を構成するパイプの本数等は、船体1の大きさ等を考慮
して適宜設定されるものである。例えば、船長がさらに
長い船体の場合には、気体噴出手段の数をさらに増やす
ことが考えられる。また、船底幅がさらに広いすなわち
船底面積が広い船体の場合には、パイプの本数をさらに
増やして船底全体に亘ってマイクロバブルが介在させる
ことが考えられる。
を構成するパイプの本数等は、船体1の大きさ等を考慮
して適宜設定されるものである。例えば、船長がさらに
長い船体の場合には、気体噴出手段の数をさらに増やす
ことが考えられる。また、船底幅がさらに広いすなわち
船底面積が広い船体の場合には、パイプの本数をさらに
増やして船底全体に亘ってマイクロバブルが介在させる
ことが考えられる。
【0029】(3)上記実施形態では、図3に示したよ
うに、船底1aにおける各パイプ7A1〜7A4,7B1
〜7B4,8A1〜8A4,8B1〜8B4,9A1〜9A
4,9B1〜9B4の向きが船首方向(航行方向F)に対
して略直交するようにしているが、本発明はこれに限定
されるものではない。船体1の形状によっては、船首近
傍の船底、船央近傍の船底あるいは船尾近傍の船底等、
船底の部位によって水の流線方向が異なる。したがっ
て、船底のより広い範囲の乱流境界層に亘ってマイクロ
バブルが分布するように、上記船底の各部位の流線方向
等をも考慮して水中への空気の噴出方向を設定すること
が考えられる。
うに、船底1aにおける各パイプ7A1〜7A4,7B1
〜7B4,8A1〜8A4,8B1〜8B4,9A1〜9A
4,9B1〜9B4の向きが船首方向(航行方向F)に対
して略直交するようにしているが、本発明はこれに限定
されるものではない。船体1の形状によっては、船首近
傍の船底、船央近傍の船底あるいは船尾近傍の船底等、
船底の部位によって水の流線方向が異なる。したがっ
て、船底のより広い範囲の乱流境界層に亘ってマイクロ
バブルが分布するように、上記船底の各部位の流線方向
等をも考慮して水中への空気の噴出方向を設定すること
が考えられる。
【0030】(4)上記気体噴出手段7〜9の構成につ
いても、他の形態のものが考えられる。例えば、1群管
路7A,7Bと2群管路8A,8Bと3群管路9A,9
Bを各々1本のパイプから構成するようにし、各パイプ
の船底1aに位置する部分から空気を噴出することが考
えられる。
いても、他の形態のものが考えられる。例えば、1群管
路7A,7Bと2群管路8A,8Bと3群管路9A,9
Bを各々1本のパイプから構成するようにし、各パイプ
の船底1aに位置する部分から空気を噴出することが考
えられる。
【0031】(5)上記実施形態では、船底1aの乱流
境界層のみにマイクロバブルを介在させるようにしてい
るが、没水状態にある船側部(両舷部)の水中にも空気
を噴出するようにして、没水面4全体に亘ってマイクロ
バブルを介在させるようにしても良い。
境界層のみにマイクロバブルを介在させるようにしてい
るが、没水状態にある船側部(両舷部)の水中にも空気
を噴出するようにして、没水面4全体に亘ってマイクロ
バブルを介在させるようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる摩
擦低減船及び船体の摩擦低減方法によれば、以下のよう
な効果を奏する。 (1)航行中の船体から水中に気体を噴出して船体表面
に気泡を発生させることにより水に対する船体の摩擦を
低減する方法において、船体の長手方向に所定間隔を隔
てて気体を水中に噴出するので、マイクロバブルが乱流
境界層に効果的に閉じこめられる。したがって、船体表
面から水中に吹き出す気体の量を抑えつつ、船体の摩擦
を効果的に低減することができる。 (2)船底が平坦なタンカー船の場合には船底のみに気
体を噴出するので、気体の噴出に係わるエネルギーを極
力抑えつつ、効果的に摩擦低減効果による船体の航行に
係わるエネルギー消費を低減することができる。 (3)船体にパイプを巻付けることによって船体の長手
方向に所定間隔を隔てて気体を噴出するので、既存の船
舶への取り付けが極めて容易である。 (4)右舷側から船底にかけて巻付けらたパイプと左舷
側から船底にかけて巻付けたパイプとによって気体を水
中に噴出するので、気体噴出に係わるエネルギー消費を
抑えることが可能である。したがって、摩擦低減船にお
いて究極目標とする航行エネルギーの節約をより効果的
に実現することができる。
擦低減船及び船体の摩擦低減方法によれば、以下のよう
な効果を奏する。 (1)航行中の船体から水中に気体を噴出して船体表面
に気泡を発生させることにより水に対する船体の摩擦を
低減する方法において、船体の長手方向に所定間隔を隔
てて気体を水中に噴出するので、マイクロバブルが乱流
境界層に効果的に閉じこめられる。したがって、船体表
面から水中に吹き出す気体の量を抑えつつ、船体の摩擦
を効果的に低減することができる。 (2)船底が平坦なタンカー船の場合には船底のみに気
体を噴出するので、気体の噴出に係わるエネルギーを極
力抑えつつ、効果的に摩擦低減効果による船体の航行に
係わるエネルギー消費を低減することができる。 (3)船体にパイプを巻付けることによって船体の長手
方向に所定間隔を隔てて気体を噴出するので、既存の船
舶への取り付けが極めて容易である。 (4)右舷側から船底にかけて巻付けらたパイプと左舷
側から船底にかけて巻付けたパイプとによって気体を水
中に噴出するので、気体噴出に係わるエネルギー消費を
抑えることが可能である。したがって、摩擦低減船にお
いて究極目標とする航行エネルギーの節約をより効果的
に実現することができる。
【図1】 本発明に係わる摩擦低減船及び船体の摩擦低
減方法の一実施形態において、摩擦低減船の外観構成を
示す平面図である。
減方法の一実施形態において、摩擦低減船の外観構成を
示す平面図である。
【図2】 図1におけるA−A線矢視図である。
【図3】 図2におけるB−B線矢視図である。
【図4】 本発明に係わる摩擦低減船及び船体の摩擦低
減方法の一実施形態において、気体噴出に係わる制御構
成を示す制御系統図である。
減方法の一実施形態において、気体噴出に係わる制御構
成を示す制御系統図である。
1……船体 1a……船底 2……船首 3……船尾 4……没水面 5……スクリュウ 6……舵 7〜9……気体噴出手段 7A,7B……1群管路 7A1〜7A4,7B1〜7B4,8A1,8B1,9A
1,9B1……パイプ 10……空気取入口 11……ブロア 12……流量計 13……第1群エアタンク 14……第2群エアタンク 15……第3群エアタンク 16a,16b,17a,17b,18a,18b……
制御弁 19a,19b,20a,20b,21a,21b……
個別流量計 F……航行方向 W……吃水線
1,9B1……パイプ 10……空気取入口 11……ブロア 12……流量計 13……第1群エアタンク 14……第2群エアタンク 15……第3群エアタンク 16a,16b,17a,17b,18a,18b……
制御弁 19a,19b,20a,20b,21a,21b……
個別流量計 F……航行方向 W……吃水線
Claims (8)
- 【請求項1】 航行中の船体から水中に気体を噴出して
船体表面に気泡を発生させることにより水に対する船体
の摩擦を低減する方法であって、 船体の長手方向に所定間隔を隔てて気体を水中に噴出す
ることを特徴とする船体の摩擦低減方法。 - 【請求項2】 船底が平坦なタンカー船の場合には、船
底のみにおいて気体を噴出することを特徴とする請求項
1記載の船体の摩擦低減方法。 - 【請求項3】 船体にパイプを巻付けることによって船
体の長手方向に所定間隔を隔てて気体を噴出することを
特徴とする請求項1または2記載の船体の摩擦低減方
法。 - 【請求項4】 右舷側から船底にかけて巻付けらたパイ
プと左舷側から船底にかけて巻付けたパイプとによって
気体を水中に噴出することを特徴とする請求項3記載の
船体の摩擦低減方法。 - 【請求項5】 航行中の船体から水中に気体を噴出し船
体表面に気泡を発生させることにより水に対する船体の
摩擦を低減する摩擦低減船であって、 船体の長手方向に所定間隔を隔てて設けられ、水中に気
体を噴出する複数の気体噴出手段と、 該気体噴出手段に気体を供給する気体供給手段と、 を具備することを特徴とする摩擦低減船。 - 【請求項6】 各気体噴出手段は、船底が平坦なタンカ
ー船においては、船底のみに気体を噴出するように構成
されることを特徴とする請求項5記載の摩擦低減船。 - 【請求項7】 各気体噴出手段は、巻付けるように船体
の外板に固定されると共に、気体を水中に噴出する複数
の孔が形成されたパイプからなることを特徴とする請求
項5または6記載の摩擦低減船。 - 【請求項8】 各気体噴出手段を構成する各パイプは、
右舷側から船底にかけて巻付けたパイプと左舷側から船
底にかけて巻き付けたパイプからなることを特徴とする
請求項7記載の摩擦低減船。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9351756A JPH11180380A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 摩擦低減船及び船体の摩擦低減方法 |
US09/113,876 US6145459A (en) | 1997-12-19 | 1998-07-10 | Friction-reducing ship and method for reducing skin friction |
CA002243045A CA2243045A1 (en) | 1997-12-19 | 1998-07-13 | Friction-reducing ship and method for reducing skin friction |
TW087112065A TW421633B (en) | 1997-02-17 | 1998-07-23 | Friction-reducing ship and method for reducing skin friction |
KR1019980029700A KR100318114B1 (ko) | 1997-12-19 | 1998-07-23 | 마찰감소선박및표면마찰감소방법 |
NO983653A NO983653L (no) | 1997-12-19 | 1998-08-10 | Skip med redusert friksjon og fremgangsmÕte for redusering av hudfriksjonen |
EP98402042A EP0926060A3 (en) | 1997-12-19 | 1998-08-12 | Friction-reducing ship and method for reducing skin friction |
FI981751A FI981751A (fi) | 1997-12-19 | 1998-08-13 | Alhaisen kitkan laiva ja menetelmä pintakitkan vähentämiseksi |
BR9803750-1A BR9803750A (pt) | 1997-12-19 | 1998-08-14 | Navio redutor de atrito e processo de reduzir a resistência ao atrito superficial. |
CN98118345A CN1220225A (zh) | 1997-12-19 | 1998-08-14 | 减摩船与减小表面摩擦的方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9351756A JPH11180380A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 摩擦低減船及び船体の摩擦低減方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180380A true JPH11180380A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18419398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9351756A Pending JPH11180380A (ja) | 1997-02-17 | 1997-12-19 | 摩擦低減船及び船体の摩擦低減方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11180380A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013128A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | National Maritime Research Institute | 船体摩擦抵抗低減装置 |
WO2009128210A1 (ja) * | 2008-04-17 | 2009-10-22 | Takahashi Yoshiaki | 摩擦抵抗低減船およびその運転方法 |
JP2009292202A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Zuei-Ling Lin | 船体と水の間の摩擦抵抗力を減少させる方法 |
JP2022518332A (ja) * | 2018-11-19 | 2022-03-15 | エデュアルド アークシン カルロス | 航行中での船の船体の抵抗を減少させる船首及び/又は船尾の装置 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP9351756A patent/JPH11180380A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013128A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | National Maritime Research Institute | 船体摩擦抵抗低減装置 |
WO2009128210A1 (ja) * | 2008-04-17 | 2009-10-22 | Takahashi Yoshiaki | 摩擦抵抗低減船およびその運転方法 |
WO2009128211A1 (ja) | 2008-04-17 | 2009-10-22 | Takahashi Yoshiaki | 摩擦抵抗低減船およびその運転方法 |
US8011310B2 (en) | 2008-04-17 | 2011-09-06 | K & I Inc. | Ship with reduced frictional resistance and its operation method |
JP2009292202A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Zuei-Ling Lin | 船体と水の間の摩擦抵抗力を減少させる方法 |
JP2022518332A (ja) * | 2018-11-19 | 2022-03-15 | エデュアルド アークシン カルロス | 航行中での船の船体の抵抗を減少させる船首及び/又は船尾の装置 |
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