JP6413078B2 - 部品搭載装置 - Google Patents

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本発明は、基板にフィルム状の部品を搭載する部品搭載装置に関するものである。
液晶パネルの製造では、基板にフレキシブル基板等のフィルム状の部品(以下、単に部品と称する)を搭載(仮圧着)する工程が実行される。この部品搭載工程を実行する部品搭載装置は、搭載ヘッドが部品を部品供給部から取り出して基板に搭載するが、搭載ヘッドが部品供給部から取り出すときの部品に対するピックアップ位置は比較的大雑把であることから、部品供給部から取り出された部品は一旦仮置きステージに載置し、そこで認識手段により部品の特定箇所を認識することによって、搭載ヘッドの部品に対する正確なピックアップ位置を算出するようにしている。このようにして算出したピックアップ位置で搭載ヘッドが改めて部品をピックアップすることで、その後の部品の基板への搭載作業をスムーズに進行させることができる。
ところで、部品が一旦載置される仮置きステージでは、認識手段による部品の特定箇所の認識が精度よく行われるようにするために、部品の特定箇所の近傍を複数の吸着部によって確実に吸着する必要がある。このため仮置きステージは部品の品種ごとに準備されるのが通常であり、その作製に多大な費用がかかっていた。また、基板に搭載する部品の品種が変わると仮置きステージを部品搭載装置に対して交換する必要があり、作業工数も増大するという問題点があった。その一方、このような問題に対応するために、1つの仮置きステージに複数箇所の吸着部を設けて複数品種の部品に対応できるようにしたものも提案されている(例えば、下記の特許文献1及び2)。
特開2002−9493号公報 特開2009−200377号公報
しかしながら、特許文献1及び2に示すものでは、予め形状が分かっている限定された一定品種の部品の吸着保持ができるだけであり、汎用性のあるものではなかった。また、このため、認識手段が認識しようとする部品の特定箇所の近傍を確実に保持できるものでもなく、搭載ヘッドの部品に対するピックアップ位置を正確に求めることは困難であった。
そこで本発明は、汎用性の高い仮置きステージでフィルム状の部品の適切な位置を確実に保持して精度の高い部品搭載作業を行うことができる部品搭載装置を提供することを目的としている。
本発明の部品搭載装置は、基板にフィルム状の部品を搭載する部品搭載装置であって、前記部品を供給する部品供給部と、前記部品供給部から取り出された前記部品が載置される仮置きステージと、前記仮置きステージに載置された前記部品を認識する認識手段と、前記認識手段による前記部品の認識結果に基づいて前記仮置きステージから前記部品をピックアップし、その部品を基板に搭載する搭載ヘッドとを備え、前記仮置きステージは、載置される前記部品の第1の部分を吸着保持する第1の保持部材と、前記部品の前記第1の保持部材によって保持された前記部品の前記第1の部分から離間した位置にある第2の部分を吸着保持する第2の保持部材を有し、記第1の保持部材は所定のエリア内において第1の方向に移動可能であり、前記第2の保持部材は、前記所定のエリアとは異なる他のエリア内において前記第1の方向と交差する第2の方向に移動可能である
本発明によれば、汎用性の高い仮置きステージでフィルム状の部品の適切な位置を確実に保持して精度の高い部品搭載作業を行うことができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置による基板に対する部品実装作業の進行手順を示す図 本発明の一実施の形態における基板移載部の斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるACF貼着部及び第1基板移送部の斜視図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるACF貼着部によるACFテープの貼着作業の実行手順を示す図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える部品搭載部及び第2基板移送部の斜視図 (a)本発明の一実施の形態における仮置きステージの斜視図(b)本発明の一実施の形態における仮置きステージに載置される部品の部分拡大図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える部品搭載部の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置による部品搭載作業の実行手順を示す図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置による部品搭載作業の実行手順を示す図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える部品圧着部及び第2基板移送部の斜視図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品圧着部による部品圧着作業の実行手順を示す図 本発明の一実施の形態における仮置きステージの斜視図 本発明の一実施の形態における仮置きステージの側面図 本発明の一実施の形態における仮置きステージの分解斜視図 本発明の一実施の形態における仮置きステージに部品が載置された状態を示す斜視図 本発明の一実施の形態における仮置きステージに部品が載置された状態を示す平面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す液晶パネル基板製造用の部品実装装置1は、図2に示す長方形のパネル状の基板2の四辺のうちの一辺の端部の上面に設けられた電極部2aに接着部材としてのACFテープ3を貼着したうえで、その貼着したACFテープ3にフィルム状の部品4を搭載(仮圧着)してその後圧着(本圧着)することにより基板2に部品4を装着する。ここで「フィルム状の部品4」とは、例えばフレキシブル基板のようなフィルム状の部材に電極4aを有した部品のことをいう(図2)。
図1において、部品実装装置1の基台11上には、2つの搬入ステージ12、部品実装部13、2つの搬出ステージ14及び3つの基板移載部(左方から左方移載部15a、中央移載部15b及び右方移載部15c)が設けられており、基台11の内部にはこれらの動作機構の作動制御を行う図示しない制御装置が設けられている。以下の説明では、作業者OPから見た左右方向(図1における紙面左右方向)をX軸方向とする。また、作業者OPから見た前後方向(図1における紙面上下方向)をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
図1及び図3において、左方移載部15a、中央移載部15b及び右方移載部15cはそれぞれ基台11の最前方領域をX軸方向に延びて設置された第1の移動ベース20A上をX軸方向に移動自在に設けられている。左方移載部15a、中央移載部15b及び右方移載部15cはそれぞれ、装置後方側に向かって延びたアーム16に設けられた吸着部17によって基板2を上方から吸着してピックアップする。
図1において、部品実装部13は、基板2にACFテープ3を貼着するACF貼着部13A、基板2の上面に部品4を搭載(仮圧着)する部品搭載部13B、部品搭載部13Bにおいて搭載した部品4を基板2に圧着(本圧着)する2つの部品圧着部13Cを有している。ACF貼着部13Aは基台11の左方領域に設けられており、部品搭載部13Bはその右方に設けられている。2つの部品圧着部13Cは部品搭載部13Bを左右両側方から挟む位置に設けられている。
図1において、基台11上のACF貼着部13Aの前方領域(作業者OPから見た手前側)にはX軸方向に延びた第2の移動ベース20Bが設けられている。第2の移動ベース20BにはX軸方向に並んだ2つの基板載置ステージ21Sを備えた第1基板移送部21がX軸方向に移動自在に設けられている。第1基板移送部21は2つの基板載置ステージ21SをX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動させることができる。
図1において、基台11上の部品搭載部13B及び2つの部品圧着部13Cの前方領域にはX軸方向に延びた第3の移動ベース20Cが設けられている。この第3の移動ベース20CにはX軸方向に並んだ2つの基板載置ステージ22Sを備えた2つの第2基板移送部22がそれぞれX軸方向に移動自在に設けられている。第2基板移送部22はそれぞれ、2つの基板載置ステージ22SをX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動させることができる。
2つの搬入ステージ12には図示しない基板搬入手段によって部品実装装置1の上流工程側から2枚の基板2が載置され、第1基板移送部21が備える2つの基板載置ステージ21Sには、2つの搬入ステージ12に載置された2枚の基板2が左方移載部15aによって移載される。また、左右の第2基板移送部22が備える2つの基板載置ステージ22Sには、第1基板移送部21が備える2つの基板載置ステージ21Sに載置された2枚の基板2が中央移載部15bによって移載される。また、左右の第2基板移送部22が備える2つの基板載置ステージ22Sに載置された2枚の基板2は、右方移載部15cによって2つの搬出ステージ14に移載される。
図4(a),(b)において、ACF貼着部13AはX軸方向に並んで設けられた2つの貼着ヘッド31と、各貼着ヘッド31の下方にX軸方向に延びて設けられた貼着作業用のバックアップステージである2つの貼着ステージ32を備える。各貼着ヘッド31はテープ供給部31aと貼着ツール31bを備えている。テープ供給部31aは所定の長さに切断したACFテープ3を貼着ツール31bの下方に供給し、貼着ツール31bはテープ供給部31aによって供給されたACFテープ3を貼着ステージ32によって支持された基板2の上面に押し付ける。
第1基板移送部21が備える2つの基板載置ステージ21Sは、図4(a)に示す前方位置又は図4(b)に示す後方位置に位置される。前方位置は、搬入ステージ12からの基板2の受け取りと第2基板移送部22への基板2の受け渡しを行うときの基板載置ステージ22Sの位置である。一方、後方位置は、基板載置ステージ21Sに基板2が載置されている状態で、その基板の電極部2aを貼着ステージ32の上方に位置させるときの基板載置ステージ21Sの位置である。
基板2にACFテープ3を貼着するときは、先ず、テープ供給部31aが作動して、所定長さに切断したACFテープ3を基板2の電極部2aの上方に位置させる(図5(a))。そして、貼着ツール31bが下降し、ACFテープ3を基板2ごと貼着ステージ32に押し付ける(図5(b))。これによりACFテープ3が基板2に貼着されたら、貼着ツール31bが基板2に対して上昇する(図5(c))。
図1、図6(a),(b)において、部品搭載部13Bは、基台11の後部に設けられて部品4を供給する部品供給部41、搭載ヘッド移動機構42とこの搭載ヘッド移動機構42によって水平面内で移動される搭載ヘッド43、部品供給部41から取り出された部品4が一時的に載置される仮置きステージ44、第3の移動ベース20Cの後方領域にY軸方向に延びて設けられた部品搭載作業用のバックアップステージである搭載ステージ45を備える。
図7(a)において、仮置きステージ44は基台11上に設けられている。仮置きステージ44は載置された部品4を吸着保持する機構を備えている。本実施の形態では、搭載ヘッド43が部品供給部41から部品4を取り出して仮置きステージ44に載置する。図7(b)は図7(a)中に示す領域Rdの拡大図であり、仮置きステージ44に載置された部品4の電極4aの近傍領域を示している。
図6(a),(b)において、仮置きステージ44の上方には撮像視野を下方に向けた1つの部品認識カメラ46(認識手段)が設けられており、搭載ステージ45には撮像視野を上方に向けた2つの認識カメラ47がX軸方向に並んで設けられている。部品認識カメラ46は図示しないカメラ移動機構により、X軸方向に移動可能に構成されている。2つの認識カメラ47は、搭載ステージ45の上部に設けられた石英ガラス等の透明材料部45T(図6(a))を通して撮像を行う。
部品認識カメラ46は仮置きステージ44に載置された部品4の特定箇所を上方から認識(撮像)する。本実施の形態では、部品認識カメラ46が認識する部品4の上記特定箇所を、部品4が備える電極4aの近傍に位置する一対の角部4K(図7(a),(b))としており、部品認識カメラ46はカメラ移動機構によりX軸方向に移動され(図7(a)中に示す矢印K)、仮置きステージ44上でX軸方向に並んだ2つの角部4Kの認識(撮像)を行う。
各第2基板移送部22が備える2つの基板載置ステージ22Sは、図6(a)に示す前方位置又は図6(b)に示す後方位置に位置される。前方位置は、第1基板移送部21からの基板2の受け取りと搬出ステージ14への基板2の受け渡しを行うときの基板載置ステージ22Sの位置である。一方、後方位置は、基板載置ステージ22SにACFテープ3が貼着された基板2が載置されている状態で、その基板2のACFテープ3が貼着された部分を搭載ステージ45の上方に位置させるときの基板載置ステージ22Sの位置である。
基板2に部品4を搭載するときは、先ず、搭載ヘッド43が部品供給部41から部品4を吸着してピックアップする(図8(a))。そして、搭載ヘッド43は、吸着した部品4を仮置きステージ44に載置した後、仮置きステージ44の上方から退避する(図8(b))。搭載ヘッド43によって仮置きステージ44に部品4が載置されたら、部品認識カメラ46は部品4の特定箇所を認識(撮像)する。そして、この部品4の特定箇所の認識結果に基づいて、制御装置は搭載ヘッド43による部品4の吸着位置を設定する。
制御装置が搭載ヘッド43による部品4の吸着位置を設定したら、搭載ヘッド43は設定された吸着位置で部品4を吸着する(図8(c))。そして、搭載ヘッド43は搭載ステージ45の側へ移動し、部品4に設けられた図示しない2つの位置認識マークが2つの認識カメラ47の上方に位置するように部品4を移動させる(図9(a))。
部品4に設けられた2つの位置認識マークが2つの認識カメラ47の上方に位置するように部品4が移動したら、第2基板移送部22が2つの基板載置ステージ22Sを後方位置に位置させて、2つの基板載置ステージ22Sに載置された各基板2の電極部2aを搭載ステージ45の上方に位置させる。基板2の電極部2aが搭載ステージ45の上方に位置したら、2つの認識カメラ47は基板2に設けられた2つの位置認識マーク2m(図2)を認識(撮像)する(図9(a))。これにより制御装置は2つの認識カメラ47に対する基板2の位置を算出する。
制御装置が基板2の位置を算出したら、第2基板移送部22は2つの基板載置ステージ22Sを前方に移動させ、基板2の電極部2aを搭載ステージ45の上方位置から一旦退避させる(図9(b))。そして、搭載ヘッド43が下降し、2つの認識カメラ47は部品4に設けられた位置認識マークを撮像・認識する(図9(c))。これにより制御装置は搭載ヘッド43に対する部品4の位置を算出する。
制御装置が搭載ヘッド43に対する部品4の位置を算出したら搭載ヘッド43は上昇し(図10(a))、2つの基板載置ステージ22Sを再び後方位置に位置させる。そして、第2基板移送部22は、既に算出されている基板2の位置と部品4の位置との関係に基づいて、部品4側の電極部(図示せず)と一方の基板2側の電極部2aが上下に合致するように2つの基板載置ステージ22Sを移動させ、部品4に対する基板2の位置決めを行う(図10(b))。
第2基板移送部22が、部品4に対する基板2の位置決めを行ったら搭載ヘッド43が下降し、吸着した部品4を基板2上のACFテープ3に押し付けて部品4を基板2に搭載(仮圧着)する(図10(c))。このときの搭載ヘッド43の押し付け力は、搭載ステージ45によって支持される。搭載ヘッド43は、基板2に部品4を搭載したら上昇する。
上記のようにして搭載ヘッド43が基板2に部品4を搭載すると、部品4の後端部分4bは基板2の外方にはみ出すが(図2)、そのはみ出している部品4の後端部分4bは、基板載置ステージ22Sに水平に延びて設けられた枠状の部品支持部材22Wによって下方から支持される(図11(a),(b)及び図12(a),(b),(c))。このため、基板2に搭載された部品4の後端部分4bが基板2の縁から垂れ下がった状態になることが防止される。
上記部品4の搭載作業を2つの部品4について順次に行い、これにより一方の基板2についての2つの部品4の搭載が終了したら、今度は他方の基板2について同様の手順で部品4の搭載を行う。このように搭載ヘッド43は、認識手段である部品認識カメラ46による部品4の特定箇所の認識結果に基づいて仮置きステージ44から部品4をピックアップし、その部品4を基板2に搭載するものとなっている。
図11(a),(b)において、各部品圧着部13Cは、X軸方向に並んで設けられた2つの圧着ヘッド51と、各圧着ヘッド51の下方にX軸方向に延びて設けられた2つの部品圧着作業用のバックアップステージである圧着ステージ52を備える。
第2基板移送部22は、2つの基板載置ステージ22Sに載置された2枚の基板2について、搭載ヘッド43による部品4の搭載作業が終了したら、2つの基板載置ステージ22Sをそのまま第3の移動ベース20Cに沿って圧着ステージ52の側に移動させ、2枚の基板2の部品4が搭載された部分を2つの圧着ステージ52の上方(圧着ヘッド51の下方)に位置させる。この際、第2基板移送部22は、既に取得している左右の基板2の位置に基づいて基板載置ステージ22SのX,Y,θの各方向を補正し、左方又は右方に位置する部品圧着部13Cに対して基板2を位置決めする(図11(a)及び図12(a))。位置決めが終了したら、その部品圧着部13Cが備える2つの圧着ヘッド51が下降し、搭載(仮圧着)された部品4を基板2に圧着(本圧着)する(図12(a)→図12(b)→図12(c))。
部品4の圧着が終了した状態の2つ基板載置ステージ22S上の2枚の基板2は、右方移載部15cによって2つの搬出ステージ14に移載される。2つの搬出ステージ14に移載された2枚の基板2は、図示しない基板搬出手段によって部品実装装置1の外部に搬出される。
上記構成の部品実装装置1において、本実施の形態では、部品搭載装置としての部品搭載部13Bが備える仮置きステージ44の構成について特徴があり、以下にその説明を行う。
図13及び図14は仮置きステージ44を示している。仮置きステージ44は、基台11上に設けられたステージベース44Dと、ステージベース44Dによって水平に支持されるベース部材60を有している。ベース部材60の前部領域は第1のエリア61となっている(図7(a)も参照)。第1のエリア61内には左右方向に延びた溝状部62が形成されており、溝状部62内には複数(ここでは4つ)の吸着保持部材63(第1の保持部材)が設けられている。溝状部62は、ベース部材60の最前方部に左右方向に延びて設けられた前方ガイド60aの後面S1を前縁とし、ベース部材60の中間部に設けられた段差部の前面S2を後縁としている。溝状部62には板厚方向に貫通する矩形の開口64が設けられている。
各吸着保持部材63は前後方向に延びた短冊形状を有しており、下方に突出した下方突出部63T(図15)と、上面に開口した大小の2種の吸着口63P,63Qを備えている。各吸着保持部材63が備える上記吸着口63P,63Qはその吸着保持部材63の内部を延びる図示しない管路に繋がっており、この管路は下方突出部63Tの下面に接続された真空配管DHに接続している。真空配管DHは開口64を通ってベース部材60の下方に延びている。真空配管DHは制御装置によって制御されるバルブVLを介して図示しない真空源に繋がっており、バルブVLを通じて真空配管DHに真空圧が供給されると、吸着口63P,63Qに吸引力が作用する。
第1のエリア61内の溝状部62の後方の位置には、第1の長孔65が左右方向に延びて設けられている。各吸着保持部材63の後方端部に設けられたボルト挿通孔63H(図15)には固定ボルト63Bが上方から挿通されており、この固定ボルト63Bは第1の長孔65を上方から貫通している。固定ボルト63Bの下端にはナット63Nが螺合されており、ナット63Nに対して固定ボルト63Bを緩めて固定ボルト63Bを第1の長孔65内で移動させることで、吸着保持部材63を第1のエリア61内で左右方向に移動させることができる。また、ナット63Nに対して固定ボルト63Bを締め付けることで、その位置に吸着保持部材63を固定することができる。このように4つの吸着保持部材63は、所定のエリア(第1のエリア61)内において相対移動自在になっている。
ベース部材60の中間部であって、上記第1の長孔65の後方の位置には、左右方向に配列された目盛を有したスケール板66が取り付けられている。このスケール板66は、各吸着保持部材63を第1のエリア61内で左右方向に位置決めする際に使用される。
図13において、ベース部材60の後部領域(スケール板66よりも後方の領域)は第2のエリア67となっている(図7(a)も参照)。第2のエリア67には、1つの主スペーサ68と、2つの大サイズ補助スペーサ69と、6つの小サイズ補助スペーサ70(第2の保持部材。図7(a)も参照)が設けられている。主スペーサ68はスケール板66のすぐ後方の領域を左右方向に延びており、左右一対のボルト68B及びこれに螺合する図示しないナットによってベース部材60に取り付けられている。主スペーサ68の上面にはスポンジ部材が貼り付けられており、その上面の高さは吸着保持部材63の上面高さ(以下、基準高さと称する)と同じ高さになるように調節されている。
2つの大サイズ補助スペーサ69はそれぞれ左右方向に延びて設けられており、主スペーサ68の後方に平行に並んで設けられている。各大サイズ補助スペーサ69は左右のボルト69Bとこれに螺合されるナット69N(図15)よってベース部材60に取り付けられている。各大サイズ補助スペーサ69の上面にはスポンジ部材が貼り付けられており、その上面の高さは上記基準高さと同じ高さになるように調節されている。2つの大サイズ補助スペーサ69を固定するボルト69Bはベース部材60の後部領域を前後方向に延びて設けられた第2の長孔71(図15)内を挿通して取り付けられており、それぞれ第2の長孔71に沿った任意の位置に固定して大サイズ補助スペーサ69を位置決めすることができる。
図13において、ベース部材60の最後部領域には、左右方向に延びた形状の小サイズ補助スペーサ保持プレート72が設けられている。小サイズ補助スペーサ保持プレート72には、左右方向に延びた第3の長孔73が設けられており、左右の両端部は左右一対のボルト74によってベース部材60に取り付けられている。左右のボルト74は前述の左右の第2の長孔71を貫通して設けられており、その下端部には図示しないナットが螺合されている。小サイズ補助スペーサ保持プレート72は、左右のボルト74をナットに対して緩めることで、その全体をベース部材60に対して前後方向に移動させることができる。
各小サイズ補助スペーサ70にはボルト70Bが挿通されており、このボルト70Bは第3の長孔73を上方から貫通している。ボルト70Bの下端にはナット70N(図15)が螺合されており、ナット70Nに対してボルト70Bを緩めてボルト70Bを第3の長孔73内で移動させることで、小サイズ補助スペーサ70を長孔73内(すなわち第2のエリア67内)で左右方向に移動させることができる。また、ナット70Nに対してボルト70Bを締め付けることで、その位置に小サイズ補助スペーサ70を固定することができる。
6つの小サイズ補助スペーサ70のうちの一部のものには、上面に開口する吸着口70Kが設けられている。これら吸着口70Kは小サイズ補助スペーサ70の内部を延びる図示しない管路に繋がっており、その管路には前述の真空配管DHが接続されている(図14)。このため真空源からバルブVLを通じて真空配管DHに真空圧が供給されると、吸着口70Kに吸引力が作用する。各小サイズ補助スペーサ70の上面の高さは上記基準高さと同じ高さになるように設定されている。
2つの大サイズ補助スペーサ69は、ボルト69Bを取り外すことにより、ベース部材60上から取り外すことができる。また、小サイズ補助スペーサ保持プレート72は、前後方向にスライド可能にベース部材60に取り付けられており、大サイズ補助スペーサ69が取り付けられていた領域まで移動させることができる。つまり、小サイズ補助スペーサ保持プレート72は、図13における第2のエリア67の範囲内で前後方向の任意の位置に移動可能となっている。
このような構成の仮置きステージ44では、吸着口63P,63Qを有した4つの吸着保持部材63を第1のエリア61内で左右方向の任意の位置に位置決めして固定できる。このため、搭載ヘッド43が部品供給部41からピックアップした部品4を仮置きステージ44に載置する位置に対応した適切な位置に吸着保持部材63を予め配置しておき、仮置きステージ44に部品4が載置されたとき、各吸着保持部材63の吸着口63P,63Qによって部品4を吸着するようにすれば、仮置きステージ44上に載置された部品4を確実に吸着することができる。そして、これにより、部品認識カメラ46が部品4を認識(撮像)している間、その部品4を仮置きステージ44上にしっかりと固定しておくことができる。
本実施の形態においては、部品認識カメラ46は部品4の特定箇所である部品4の一対の角部4Kを撮像するので、これら一対の角部4Kの近傍位置である複数の第1の部分4R(図7(b)参照)を吸着保持部材63が備える吸着口63P,63Qによって吸着して、仮置きステージ44に対して相対的に固定する必要がある(図16及び図17)。このため作業者OPは、スケール板66の目盛を利用する等して、第1のエリア61内での各吸着保持部材63の位置決め及び固定を行い、搭載ヘッド43によって仮置きステージ44に載置される部品4の第1の部分4Rの下方となる位置に吸着保持部材63の吸着口63P,63Qを位置させておく。
図16及び図17に示すように、本実施の形態では、1つの部品4が備える4つの第1の部分4Rを、2つの吸着保持部材63によって吸着する。このため、4つの吸着保持部材63により2つの部品4を保持することができる。部品4の形状や大きさによっては、4つの吸着保持部材63で1つの部品4を吸着保持するようにしてもよいし、4つの吸着保持部材63それぞれによって部品4を1つずつ保持するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、吸着保持部材63によって保持された部品4の第1の部分4Rから離間した位置にある後端部分4bを主スペーサ68、大サイズ補助スペーサ69及び小サイズ補助スペーサ70によって支持する。そして、更に、部品4の後端部分4bの一部である第2の部分4S(図7(a)参照)を、吸着口70Kを備えた小サイズ補助スペーサ70により吸着保持する(図16及び図17)。部品4の後端部分4bを主スペーサ68、大サイズ補助スペーサ69及び小サイズ補助スペーサ70によって支持することで後端部分4bが下方に撓んだ状態になることを防止できる。また、後端部分4bの一部である第2の部分4Sを小サイズ補助スペーサ70の吸着口70Kから真空吸着することで、後端部分4bのめくり上がりを防止できる。また、小サイズ補助スペーサ保持プレート72自体が前後方向に移動可能となっており、更に小サイズ補助スペーサ70は小サイズ補助スペーサ保持プレート72上を左右方向に移動可能となっているので、小サイズ補助スペーサ70を第2のエリア67内の任意の位置に固定することが可能となっている。これにより、より高精度かつ確実に部品4の後端部分4bを保持することができる。
このように、本実施の形態における部品実装装置1の部品搭載部13B(部品搭載装置)が備える仮置きステージ44は、載置される部品4の特定箇所の近傍の第1の部分4Rを吸着保持する複数の吸着保持部材63(第1の保持部材)が、所定のエリア(第1のエリア61)内において相対移動自在な構成になっており、部品4を品種によらず適切に吸着保持できるので、非常に汎用性が高い。このため、本実施の形態における部品搭載部13Bによれば、フィルム状の部品4の適切な位置を確実に保持することができ、認識手段による認識精度を向上させて、精度の高い部品搭載作業を行うことができる。
また、仮置きステージ44は、部品4の4つの吸着保持部材63によって保持された部品4の第1の部分4Rから離間した位置にある第2の部分4Sを吸着保持する小サイズ補助スペーサ70(第2の保持部材)を有しており、この小サイズ補助スペーサ70は、第1のエリア61とは異なる他のエリア(第2のエリア67)内において、吸着保持部材63に対して相対移動自在な構成になっている。このため、小サイズ補助スペーサ70を部品4の形状等に合わせて予め適切な位置に固定しておくことで、吸着保持部材63により吸着される第1の部分4Rから離れた位置にある部分(後端部分4b)を下方に垂れることなく安定した姿勢に保持できる。これにより、認識手段による認識精度をより一層向上させることができる。
上述の実施の形態では、本発明が適用される部品搭載装置は部品実装装置1の一部を構成する部品搭載部13Bであったが、本発明はこのような部品実装装置1の一部としての部品搭載部13Bではなく、部品実装ラインを構成する単体の(同じく部品実装ラインを構成するACF貼着装置や圧着装置等とは独立した装置としての)部品搭載装置に適用することもできる。
汎用性の高い仮置きステージでフィルム状の部品の適切な位置を確実に保持して精度の高い部品搭載作業を行うことができる部品搭載装置を提供する。
2 基板
4 部品
4R 第1の部分
4S 第2の部分
13B 部品搭載部(部品搭載装置)
41 部品供給部
43 搭載ヘッド
44 仮置きステージ
46 部品認識カメラ(認識手段)
61 第1のエリア(所定のエリア)
63 吸着保持部材(第1の保持部材)
67 第2のエリア(他のエリア)
70 小サイズ補助スペーサ(第2の保持部材)

Claims (5)

  1. 基板にフィルム状の部品を搭載する部品搭載装置であって、
    前記部品を供給する部品供給部と、
    前記部品供給部から取り出された前記部品が載置される仮置きステージと、
    前記仮置きステージに載置された前記部品を認識する認識手段と、
    前記認識手段による前記部品の認識結果に基づいて前記仮置きステージから前記部品をピックアップし、その部品を基板に搭載する搭載ヘッドとを備え、
    前記仮置きステージは、載置される前記部品の第1の部分を吸着保持する第1の保持部材と、
    前記部品の前記第1の保持部材によって保持された前記部品の前記第1の部分から離間した位置にある第2の部分を吸着保持する第2の保持部材を有し、
    記第1の保持部材は所定のエリア内において第1の方向に移動可能であり、前記第2の保持部材は、前記所定のエリアとは異なる他のエリア内において前記第1の方向と交差する第2の方向に移動可能であることを特徴とする部品搭載装置。
  2. 前記仮置きステージは前記第1の保持部材を複数有し、前記複数の第1の保持部材はそれぞれ前記所定のエリア内において前記第1の方向に移動可能である請求項1に記載の部品搭載装置。
  3. 前記他のエリア内において前記第2の方向に移動可能なプレートを有し、前記プレートは前記第2の保持部材を保持する請求項1又は2に記載の部品搭載装置。
  4. 前記第2の保持部材は、前記プレート上で前記第1の方向に移動可能である請求項3に記載の部品搭載装置。
  5. 前記第1の方向に配列された目盛を有するスケールを備えた請求項1〜4のいずれかに記載の部品搭載装置。
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