JP6413004B2 - ステータユニット - Google Patents

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本発明は、冷凍サイクルにおいて冷媒の流量を制御する電動弁や電磁弁に装備されるステータユニットに関する。
冷凍サイクルに使用される電動弁や電磁弁は、キャンと称する円筒形状の圧力容器内にロータやプランジャを配設し、キャンの外側に装着されるステータユニットは、コイルを樹脂でモールドして防水、防湿性を確保する構造を備える。
樹脂モールドコイルを製造する手段としては、成形用金型内にコイルを挿入して射出成形によりステータユニットを形成するもの(例えば、特許文献1参照)、樹脂製のカップ内にコイルを設置してカップ内に樹脂を注入してステータユニットを形成するもの(例えば、特許文献2参照)等がある。
樹脂製カップ内にコイルを設置し、カップ内に樹脂を注入して形成するステータユニットの従来の構造は、図4に示すようにステータユニット1がコイル5の一方の端部とコイルの外周部を覆う中央に開口部52を有する第1のカップ部材50とコイルの他方の端部とコイルの外周部を覆う中央に開口部72を有する第2のカップ部材70を有し、第1のカップ部材50と第2のカップ部材70は嵌合部Fで嵌合されて樹脂の注入口である開口部60を有する樹脂製カップを構成する。第2のカップ部材70の外側の突部74は、他の部材を溶着する際に利用される。
コイル5は外磁極歯12を有する外ヨーク10と、内磁極歯22を有する内ヨーク20を嵌合し、外周部に巻線32が巻かれたボビン30を有する1対の組立体を対向して配設することで形成される。このコイル5を第1のカップ部材50と第2のカップ部材70の内部に収容し、開口部60が上向きとなる姿勢でモールド樹脂Pを注入してステータユニット1を形成する。
特開平08−65994号公報 特開2006−14427号公報
上述したステータユニット1にあっては、コイルを構成するヨークの側面はカップ部材の内壁に押圧されて密着するので、間隙Gはゼロとなる。
このため、開口部から注入される樹脂はこの部分には注入されず、カップ部材との間に空隙が形成される原因となっていた。この空隙には水分等が侵入すると、絶縁不良等の不具合の原因となる。
本発明の目的は、上述した不具合を解消するステータユニットを提供することである。
上記目的を達成するために本発明のステータユニットは、電動弁や電磁弁のステータとして機能するコイルと、前記コイルの一方の端部と前記コイルの外周部を覆う第1のカップ部材と、前記コイルの他方の端部と前記コイルの外周部を覆う第2のカップ部材と、前記コイルを覆うモールド樹脂と、を備え、前記第1のカップ部材と前記第2のカップ部材を嵌合して、前記コイルを収容する樹脂製カップが形成され、前記第1のカップ部材は、内面に前記第2のカップ部材側へ向けて突出した複数の第1の突起を備え、前記第2のカップ部材は、内面に前記第1のカップ部材側へ向けて突出した複数の第2の突起を備え、前記コイルと前記第1のカップ部材との間は、前記第1の突起により間隙が設けられ、前記コイルと前記第2のカップ部材との間は、前記第2の突起により第2の間隙が設けられ、前記間隙および前記第2の間隙には前記モールド樹脂が注入されていることを特徴とする。
そして、前記第1のカップ部材の前記第1の突起と前記第2のカップ部材の前記第2の突起は、同一の高さ寸法を有するか、または、異なる高さ寸法を有することができる。
また、前記樹脂製カップには、前記第1のカップ部材が前記第2のカップ部材に嵌合されることにより、前記モールド樹脂が注入される前記コイルの軸線に直交する方向に突出する開口部が形成されるものである。
上述する手段を備えることにより、樹脂製カップ内に注入される樹脂は、コイルの全周囲を確実にモールドして水分等が浸入する空隙部が形成されることがない。
そこで、ステータユニットの電気絶縁性を向上し、電動弁や電磁弁の信頼性を確保することができる。
本発明のステータユニットの一実施形態を示し、(a)は中央縦断面図、(b)は上面図である。 図1に示すステータユニットの第1のカップ部材を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は中央縦断面図である。 図1に示すステータユニットの第2のカップ部材を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は中央縦断面図である。 従来のステータユニットの中央縦断面図である。
本発明のステータユニットの好適な一実施形態について、図1を参照して説明する。
ステータユニット1aは第1のカップ部材100と第2のカップ部材130を嵌合して構成される樹脂製カップを備える。
樹脂製カップ内にはコイル5が設置され、第1のカップ部材100と第2のカップ部材130を嵌合部Fで嵌合することでコイル5が樹脂製カップ内に固定される。
コイル5は外磁極歯12を有する外ヨーク10と、内磁極歯22を有する内ヨーク20を嵌合し、外周部に巻線32が巻かれたボビン30を有する1対の組立体を対向して設置することで形成される。
第1のカップ部材100の内側には突起110が設けられ、第2のカップ部材130の内側には突起140が設けられて、第1のカップ部材100と第2のカップ部材130を嵌合して内部にコイル5を設置させた状態において、第1のカップ部材100とコイル5の外ヨーク10の側面との間に間隙Gが形成され、同様に第2のカップ部材130とコイル5の外ヨーク10の側面の間に間隙Gが形成される。
第1のカップ部材100と第2のカップ部材130は、モールド樹脂Pを注入するための樹脂注入口(開口部)170を有するが、第1のカップ部材100に形成されるテーパー面108と、第2のカップ部材130に形成されるテーパー面138を当接させることにより、樹脂注入口(開口部)170は液密に形成される。
巻線32に給電するためのリード線40は、この樹脂注入口(開口部)170から外部へ導き出される。
樹脂注入口(開口部)170が重力方向に対して上向きとなるようにステータユニット1aを図示しない治具に固定し、樹脂注入口(開口部)170から溶融したモールド樹脂Pを注入する。この際に第1のカップ部材100の中央の穴102と第2のカップ部材130の中央の穴132を貫通する中子を挿入しておくのは従来と同様である。
コイル5を構成する一方の外ヨーク10と第1のカップ部材100の間には突起110により間隙Gが形成されており、他方の外ヨーク10と第2のカップ部材130の間には突起140により間隙Gが形成されている。
このため、樹脂注入口(開口部)170から注入されたモールド樹脂Pは、間隙G,Gにも注入され、コイル5の周囲は完全にモールドされる。したがって、水分等が浸入する空隙等がなくなり、ステータユニット1aの絶縁性能等が長期間確保される。
第1のカップ部材100は、図2の(a)、(b)、(c)に示すように中央部に丸穴102を有し、内側には間隙Gを形成するための複数の突起110を有する。複数の突起110の互いの高さ寸法は同じになるように形成される。さらに突起110はコイル5と同様に環状に形成しているが、中穴102と同心円となるように規則的に配置することも可能であるし、同心円上ではなく不規則に配置することも可能である。
また突起110のコイルの径方向の断面形状は円形としているが、円形以外にも三角形や四角形等の多角形や楕円形などの種々の形状とすることが可能である。
第2カップ部材130と嵌合した時に、樹脂注入口(開口部)170を形成するテーパー面108が形成される。
嵌合部Fを構成する縁部104,106が設けられる。
第2のカップ部材130は、図3の(a)、(b)、(c)に示すように中央部に丸穴132を有し、内側には間隙Gを形成するための複数の突起140を有する。複数の突起140の互いの高さ寸法は同じになるように形成される。さらに突起140はコイル5と同様に環状に形成しているが、中穴102と同心円となるように規則的に配置することも可能であるし、同心円上ではなく不規則に配置することも可能である。
また、突起140のコイルの径方向の断面形状は円形としているが、円形以外にも三角形や四角形等の多角形や楕円形などの種々の形状とすることが可能である。
さらに、図2で示した第1のカップ部材100に形成される突起110と第2のカップ部材130に設けられる突起140の高さ寸法は互いに異なる寸法としているが、互いに同じ寸法とすることも可能である。
突起140とは別に設けられている突起142はコイル5を保持するために使用される。
第2のカップ部材130の外側に設けられる突部150は他の部材を溶着する際に使用される。
第2のカップ部材130の端面134,136は嵌合部Fを形成し、テーパー面138は第1のカップ部材100と嵌合した時に樹脂注入口(開口部)170の液密部を形成する。
本発明は以上のように、樹脂製カップの内側に突起を設け樹脂製カップとコイルの間に隙間を形成したことにより、樹脂製カップの内側に注入される樹脂はコイル全体を確実に覆うことができ水分等の侵入を防止することができるものである。
1,1a ステータユニット
5 コイル
10 外ヨーク
12 外磁極歯
20 内ヨーク
22 内磁極歯
30 ボビン
32 巻線
40 リード線
100 第1のカップ部材
110 突起
130 第2のカップ部材
140 突起
150 突部
170 樹脂注入口(開口部)
P モールド樹脂

Claims (4)

  1. 電動弁や電磁弁のステータとして機能するコイルと、前記コイルの一方の端部と前記コイルの外周部を覆う第1のカップ部材と、前記コイルの他方の端部と前記コイルの外周部を覆う第2のカップ部材と、前記コイルを覆うモールド樹脂と、を備え、
    前記第1のカップ部材と前記第2のカップ部材を嵌合して、前記コイルを収容する樹脂製カップが形成され、
    前記第1のカップ部材は、内面に前記第2のカップ部材側へ向けて突出した複数の第1の突起を備え、
    前記第2のカップ部材は、内面に前記第1のカップ部材側へ向けて突出した複数の第2の突起を備え、
    前記コイルと前記第1のカップ部材との間は、前記第1の突起により間隙が設けられ、前記コイルと前記第2のカップ部材との間は、前記第2の突起により第2の間隙が設けられ、
    前記間隙および前記第2の間隙には前記モールド樹脂が注入されていることを特徴とするステータユニット。
  2. 前記第1のカップ部材の前記第1の突起と前記第2のカップ部材の前記第2の突起は、同一の高さ寸法を有することを特徴とする請求項1記載のステータユニット。
  3. 前記第1のカップ部材の前記第1の突起と前記第2のカップ部材の前記第2の突起は、異なる高さ寸法を有することを特徴とする請求項1記載のステータユニット。
  4. 前記樹脂製カップには、前記第1のカップ部材が前記第2のカップ部材に嵌合されることにより、前記モールド樹脂が注入される前記コイルの軸線に直交する方向に突出する開口部が形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のステータユニット。
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