JPH0644109U - 電磁弁のソレノイド - Google Patents

電磁弁のソレノイド

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JPH0644109U
JPH0644109U JP8395592U JP8395592U JPH0644109U JP H0644109 U JPH0644109 U JP H0644109U JP 8395592 U JP8395592 U JP 8395592U JP 8395592 U JP8395592 U JP 8395592U JP H0644109 U JPH0644109 U JP H0644109U
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
coil
insulating resin
resin material
solenoid
Prior art date
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Pending
Application number
JP8395592U
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English (en)
Inventor
省吾 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Publication date
Application filed by Ricoh Elemex Corp filed Critical Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁樹脂材の封入作業をなくし、単純な構造
であるにも拘らず雷サージ等に対して十分な絶縁性能を
発揮でき、コイルの交換を容易に行うことができるよう
にする。 【構成】 両側に鍔27・28を有するボビン14を、
絶縁樹脂材で一体に構成する。そのボビン14に保持さ
れたコイル15とヨーク20との間に、絶縁樹脂材より
なるコイルカバ−29を配置する。そして、該コイルカ
バー29の一端の段部29aとボビンの一方の鍔28の
段部28aとを互いに係合させるとともに、コイルカバ
ー29の他端のねじ部29bと他方の鍔27のねじ部2
7aとを互いに螺合させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガスメータ等に組み込まれる電磁弁において、雷サージ等に対する 絶縁対策を講じたソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、雷サージ等でコイルと電磁弁本体(ケース)とが放電し、当該電磁弁及 びガスメータに悪影響を与えないようにするために、その絶縁対策として銅線( コイル)の回りに絶縁樹脂材をポッティングするか、絶縁樹脂材をモールド成形 していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、絶縁樹脂材をポッティングする場合、封入後の脱泡や乾燥に工数がか かり、きわめて作業性が悪く取扱いも容易でなかった。しかも、コイルに不具合 があった場合、一度ポッティングしたものは廃棄しなければならなかった。また 、モールド成形したものも同様であった。
【0004】 そこで、本考案の目的は、電磁弁のソレノイドにおいて、絶縁樹脂材の封入作 業をなくし、単純な構造であるにも拘らず雷サージ等に対して十分な絶縁性能を 発揮でき、しかもコイルの交換を容易に行うことができるようにすることにある 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、図1に従って説明すると、外周にコイル15を保持したボビン14 と、該ボビン14の外側に磁気回路を形成するため該ボビン14とケース10の 間に設けられたヨーク20と、該ボビン14内の一方側に一部を挿入させた固定 鉄芯12と、該ボビン14内の他方側に摺動自在に挿入するプランジャ16と、 該プランジャ16に連結された弁体19とを有する電磁弁において、次のような 構成を採ったものである。
【0006】 すなわち、ボビン14及びその両側の鍔27・28を絶縁樹脂材で一体に構成 し、またコイル15とヨーク20との間に、絶縁樹脂材よりなるコイルカバ−2 9を配置し、該コイルカバー29の一端の段部29aとボビン14の一方の鍔2 8の段部28aとを互いに係合させるとともに、コイルカバー14の他端のねじ 部29bとボビン14の他方の鍔27のねじ部27aとを互いに螺合させたこと を特徴とする。
【0007】
【作用】
このようなソレノイドを組み込んだ電磁弁において、雷等によるサージをケー ス10が受けたときは、ヨーク20、プランジャ16又は固定鉄芯12からコイ ル15側へ放電しようとし、またコイル15側が受けたときは逆に放電しようと する。しかし、ボビン14は、その両側の鍔27・28と共に絶縁樹脂材で一体 に形成され、また該ボビン14に保持されたコイル15とヨーク20との間には 絶縁樹脂材によるコイルカバー29が配置されているので、ケース10側からコ イル15側、又はその逆へと放電することはない。また、コイルカバー29とボ ビン14の鍔27・28との間は、一方側が段部28a・29aによる係合、他 方側がねじ部27a・29bによる螺合で隙間なく接合されるため、ここから放 電することもない。コイルカバー29はボビン14に対し着脱自在であるため、 コイルの交換は容易である。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に従い詳細に説明する。 図1において、電磁弁本体であるケース10内には、その下部ケース10aの 底部11上の中央に固定鉄芯12、該固定鉄芯12の周囲に永久磁石13、該永 久磁石13上にボビン14が固定配置されている。永久磁石13は固定鉄芯12 の軸方向に磁束を通し、また固定鉄芯12の上部は、ボビン14の外周に保持さ れたコイル15による磁界を軸方向に誘導するため、該ボビン14内に挿入され ている。更に、ボビン14内には、プランジャ16が摺動自在に嵌装されている 。該プランジャ16の下端面には、固定鉄芯12の円錐形の頭部12aと嵌合す る凹部16aが設けられている。
【0009】 プランジャ16の突出した頭部16bは、上部ケース10bの天井部17に設 けられた孔18を貫通してケース10外へ突出している。この頭部16bの先端 部分には、ケース10外において弁体19が取り付けられる。また、頭部16b の基端に、ケース10内において可動ヨーク20が固着されている。可動ヨーク 20は、天井部20aを外周に複数のばね受け突部24を突設して円板状に形成 し、その隣接するばね受け突部24間からそれぞれ帯板状の足を複数本下向きに のばしてなるような中空体形状とする。そして、その天井部20aの中央にプラ ンジャ16を貫通させて該プランジャ16にカシメ固定され、プランジャ16と 一体に移動する。この可動ヨーク20は、ボビン14の外周と永久磁石13の外 周の一部とを覆うことができる大きさとなっている。
【0010】 可動ヨーク20とケース10との間には間隙21が形成され、この間隙21内 に、ばね定数が異なる強弱2つのコイル状ばね22・23が上下に配置されてい る。これらばね22・23は、可動ヨーク20の外周に突設されたばね受け突部 24と、下部ケース10a内に固定されたばね座25との間に設けられる。更に 、両ばね22・23の間には、ばね受けリング26が介在されている。
【0011】 ボビン14は、その上下両側の鍔27・28と共に絶縁樹脂材で十分な絶縁厚 さをもって一体に構成されている。該ボビン14の外周に保持されたコイル15 の外周は、ボビン14の鍔27・28に次のように固定されたコイルカバー29 によって覆われている。
【0012】 コイルカバー29は、絶縁樹脂材で十分な絶縁厚さをもって円筒形に成形され 、その内周面の下端には図2に示すように上向きの段部29a、上端には図3に 示すように雌ねじ部29bが刻設されている。一方、ボビン14の下側の鍔28 の先端周縁には、図2に示すように下向きの段部28aが形成され、また上側の 鍔27の先端周縁には、図3に示すように雄ねじ部27aが刻設されている。そ して、コイルカバー29は、その段部29aを下側の鍔28の段部28aと係合 させるとともに、雌ねじ部29bを上側の鍔27の雄ねじ部27aと螺合させて 上下の鍔27・28間に固定されている。
【0013】 このような電磁弁がガスメータ本体に組み込まれている場合、雷等によるサー ジを配管を通してガスメータ本体が受けたとき、ケース10側からコイル15側 へ放電しようしても、これらケース10とコイル15との間には、十分な絶縁厚 さをもった絶縁樹脂材によるコイルカバー29が配置され、しかもコイル25は 、コイルカバー29及び同じく十分な絶縁厚さをもった絶縁樹脂材によるボビン 14によって全周を包被されているため、放電するようなことはない。また、逆 にコイル15側からケース10側へ放電することもない。
【0014】
【考案の効果】
本考案によるソレノイドによれば、ボビンの外周に保持したコイルの外周を、 該ボビンに後付けする絶縁樹脂材製コイルカバーで覆う形態としたので、従来の ような絶縁樹脂封入作業がなくなり、製作作業性を改善できるとともに、ボビン と、コイルカバーとによって全周を包被し、しかもコイルカバーとボビンの両側 の鍔との間は、一方側が段部による係合、他方側がねじ部による螺合で隙間なく 接合されるため、ボビンとコイルカバーとが別体でもそれらの間で放電すること はなく、絶縁樹脂封入の場合と同等の絶縁性を確保できる。また、コイルカバー はボビンに対し着脱自在であるため、コイルの交換を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるソレノイドを組み込んだ電磁弁の
断面図である。
【図2】同ソレノイドのボビンの下側の鍔の段部とコイ
ルカバーの段部との係合部分の拡大断面図である。
【図3】同ソレノイドのボビンの上側の鍔の雄ねじ部と
コイルカバーの雌ねじ部との螺合部分の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ケース 12 固定鉄芯 14 ボビン 15 コイル 16 プランジャ 19 弁体 20 可動ヨーク 27 上側の鍔 27a 雄ねじ部 28 下側の鍔 28a 段部 29 コイルカバー 29a 段部 29b 雌ねじ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にコイルを保持したボビンと、該ボ
    ビンの外側に磁気回路を形成するため該ボビンとケース
    の間に設けられたヨークと、該ボビン内の一方側に一部
    を挿入させた固定鉄芯と、該ボビン内の他方側に摺動自
    在に挿入するプランジャと、該プランジャに連結された
    弁体とを有する電磁弁において、前記ボビン及びその両
    側の鍔を絶縁樹脂材で一体に構成し、また前記コイルと
    前記ヨークとの間に、絶縁樹脂材よりなるコイルカバー
    を配置し、該コイルカバーの一端の段部と前記ボビンの
    一方の鍔の段部とを互いに係合させるとともに、コイル
    カバーの他端のねじ部と前記ボビンの他方の鍔のねじ部
    とを互いに螺合させたことを特徴とする、電磁弁のソレ
    ノイド。
JP8395592U 1992-11-11 1992-11-11 電磁弁のソレノイド Pending JPH0644109U (ja)

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JP8395592U JPH0644109U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 電磁弁のソレノイド

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JP8395592U JPH0644109U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 電磁弁のソレノイド

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JPH0644109U true JPH0644109U (ja) 1994-06-10

Family

ID=13817006

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JP8395592U Pending JPH0644109U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 電磁弁のソレノイド

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JP (1) JPH0644109U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018061427A (ja) * 2017-11-01 2018-04-12 株式会社不二工機 ステータユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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