JP6567177B2 - Ipmモータのロータ、ipmモータ、及びipmモータのロータの製造方法 - Google Patents

Ipmモータのロータ、ipmモータ、及びipmモータのロータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6567177B2
JP6567177B2 JP2018518819A JP2018518819A JP6567177B2 JP 6567177 B2 JP6567177 B2 JP 6567177B2 JP 2018518819 A JP2018518819 A JP 2018518819A JP 2018518819 A JP2018518819 A JP 2018518819A JP 6567177 B2 JP6567177 B2 JP 6567177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
rotor core
ipm motor
sensor magnet
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018518819A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017203570A1 (ja
Inventor
知毅 林
知毅 林
宏典 薮内
宏典 薮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2017203570A1 publication Critical patent/JPWO2017203570A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6567177B2 publication Critical patent/JP6567177B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K29/00Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
    • H02K29/06Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices
    • H02K29/08Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices using magnetic effect devices, e.g. Hall-plates, magneto-resistors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/274Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2753Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
    • H02K1/276Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM]
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/20Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for measuring, monitoring, testing, protecting or switching
    • H02K11/21Devices for sensing speed or position, or actuated thereby
    • H02K11/215Magnetic effect devices, e.g. Hall-effect or magneto-resistive elements
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • H02K15/03Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies having permanent magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/12Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

本発明は、永久磁石埋め込み型モータのロータ、永久磁石埋め込み型モータ、及び永久磁石埋め込み型モータのロータの製造方法に関し、特に、ロータへのセンサーマグネットの取り付け構造に関するものである。
従来、ロータコアに永久磁石が埋め込まれたロータを有する永久磁石埋め込み型モータが知られている。なお、以下では、永久磁石埋め込み型モータをIPM(Interior Permanent Magnet)モータと称する。IPMモータは、コイルと永久磁石との吸引力及び反発力に起因するマグネットトルクに加えて、リラクタンストルクを得ることができる。このため、IPMモータは、永久磁石をロータの外周面に貼着して構成される表面磁石型モータに比べて、高トルクかつ高効率である。IPMモータのロータコアに埋め込まれる永久磁石としては、希土類磁石、フェライト磁石及びアルニコ磁石等の焼結磁石が一般に用いられている。
一般的なIPMモータは、ロータに円環状のセンサーマグネットを備え、該センサーマグネットの磁力をホールセンサー(ホール素子)で検出することにより、ロータの回転位置を検出する。上記センサーマグネットは、例えば、ロータコアの一端に樹脂封止されることにより、ロータコアに固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−228736号公報
ロータコアの一端にセンサーマグネットを樹脂封止し、センサーマグネットをロータコアに固定する場合、ロータコア及びセンサーマグネットを金型内に配置し、ロータコア及びセンサーマグネットと金型との間に液状樹脂を流し込み、該樹脂を硬化させる。この際、従来のIPMモータは、センサーマグネットが金型内を流れる液状樹脂に対して壁となり、金型内における液状樹脂の流動性が悪化してしまうという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、樹脂封止によってセンサーマグネットをロータコアに固定する際、金型内において液状樹脂の流動性を向上させることができるIPMモータのロータ、当該ロータを備えたIPMモータ、及び当該ロータの製造方法を得ることを目的とする。
本発明に係るIPMモータのロータは、ロータコアと、該ロータコアに埋め込まれている永久磁石と、前記ロータコアの一端に設けられ、樹脂に覆われて前記ロータコアに固定されているセンサーマグネットと、を備え、前記センサーマグネットは、円環状の基部と、該基部における前記ロータコアと対向する側の面である第1面から該ロータコアに向かって突出している複数の突部と、を有し、複数の前記突部は、内周側にテーパ部が形成され、前記第1面に間隔を空けて配置されているものである。
また、本発明に係るIPMモータは、本発明に係るIPMモータのロータと、規定間隔を空けて前記ロータの外周側を覆うように配置されたステータと、を備えたものである。
また、本発明に係るIPMモータのロータの製造方法は、注入口が形成された金型内に前記ロータコア及び前記永久磁石を配置し、前記注入口から液状の樹脂を注入した後、該樹脂を硬化させ、前記ロータコアの一端に前記永久磁石を樹脂封止して、前記ロータコアに前記永久磁石を固定するものである。
本発明においては、上述のような形状にセンサーマグネットを構成しているので、樹脂封止によってセンサーマグネットをロータコアに固定する際、金型内において液状樹脂の流動性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るIPMモータを示す断面模式図である。 本発明の実施の形態に係るIPMモータのセンサーマグネットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るIPMモータのロータコアを示す斜視図である。 ロータコアにセンサーマグネットを取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るロータを金型内に配置し、液状樹脂を注入している状態を示す断面模式図であり、センサーマグネットの凹部位置においてロータの中心軸方向に切断した断面模式図である。 図5のQ部拡大図である。 本発明の実施の形態に係るロータを金型内に配置し、液状樹脂を注入している状態を示す断面模式図であり、センサーマグネットの突部位置においてロータの中心軸方向に切断した断面模式図である。 図7のP部拡大図である。 本発明の実施の形態に係るロータの硬化後の樹脂形状を示す斜視図である。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係るIPMモータを示す断面模式図である。なお、図1及び後述の断面模式図では、各構成の形状の認識を容易にするため、断面で示される構成のうち、一部の構成部材(永久磁石14、樹脂30、金型50)のみにハッチングを施している。
本実施の形態に係るIPMモータ100は、ロータ10、及び、規定間隔を空けてロータ10の外周側を覆うように配置されたステータ1を備えている。
ステータ1は、例えば複数の電磁鋼板を積層して形成されたステータコアと、該ステータコアのティースに巻かれたコイルと、を備えている。ステータ1は、その中心部に、中心軸方向に貫通した貫通孔が形成されている。そして、ステータ1の該貫通孔には、外観通孔の内周面と規定の間隔を空けて、回転自在にロータ10が配置されている。
ロータ10は、略円筒形状のロータコア11と、ロータコア11に埋め込まれている永久磁石14と、を備えている。ロータコア11は、その中心部に、中心軸方向に貫通した貫通孔が形成されている。そして、ステータ1の該貫通孔には、例えば圧入等により、回転軸41が取り付けられている。すなわち、ステータ1のコイルに電流を流すことによってステータ1に発生する回転磁界により、ロータコア11と共に回転軸41が回転する構成となっている。
また、本実施の形態に係るロータ10は、ロータコア11の一端(図1では上端)に、センサーマグネット20を備えている。すなわち、本実施の形態に係るIPMモータ100は、センサーマグネット20の磁力をホールセンサー42(ホール素子)で検出することにより、ロータ10の回転位置を検出することができる構成となっている。
なお、ホールセンサー42及び回転軸41は、IPMモータ100の構成としてもよいし、IPMモータ100が搭載される機器の構成としてもよい。
図2は、本発明の実施の形態に係るIPMモータのセンサーマグネットを示す斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係るIPMモータのロータコアを示す斜視図である。また、図4は、本発明の実施の形態に係るIPMモータにおいて、ロータコアにセンサーマグネットを取り付けた状態を示す斜視図である。なお、図2は、ロータコア11側から見たセンサーマグネット20を示す斜視図である。
以下、これら図2〜図4、及び上述の図1に基づいて、本実施の形態に係るロータ10の詳細構成について説明する。
本実施の形態に係るロータ10のロータコア11は、内側ロータコア12及び外側ロータコア13を備えている。
内側ロータコア12は、略円筒形状をしており、樹脂で構成されている。内側ロータコア12は、その中心部に、中心軸方向に貫通した貫通孔が形成されている。上述の回転軸41は、内側ロータコア12の当該貫通孔に取り付けられている。
外側ロータコア13は、複数の電磁鋼板を積層して形成されている。外側ロータコア13は、その中心部に、中心軸方向に貫通した貫通孔が形成されている。そして、外側ロータコア13の該貫通孔には、内側ロータコア12が配置されている。また、外側ロータコア13には、周方向に規定の間隔を空けて、複数の永久磁石14が埋め込まれている。本実施の形態では、永久磁石14として、希土類磁石を使用している。また、外側ロータコア13には、後述するセンサーマグネット20の位置決めピン24が挿入される位置決め穴13aが形成されている。位置決め穴13aの数は、センサーマグネット20の位置決めピン24の数以上の数である。位置決め穴13aは、外側ロータコア13の一端から他端にかけて(図1では上下方向に)、外側ロータコア13を貫通している。
内側ロータコア12と外側ロータコア13とは、両者の間に注入された樹脂30によって固定(一体化)されている。ここで、本実施の形態では、永久磁石14として、希土類磁石を使用している。この希土類磁石は、高温減磁する特徴がある。このため、本実施の形態では、樹脂30として、冷却時に硬化する熱可塑性樹脂を用いている。より詳しくは、本実施の形態では、樹脂30として、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂を使用している。
なお、樹脂30は、熱可塑性樹脂に限定されるものではない。例えば、永久磁石14として低温減磁する特徴を有するフェライト磁石を用いる場合、加熱時に硬化する熱硬化性樹脂を樹脂30として用いてもよい。
また、本実施の形態では、内側ロータコア12を樹脂製としたが、複数の電磁鋼板を積層して内側ロータコア12を形成しても勿論よい。また、複数の電磁鋼板を積層して内側ロータコア12を形成する場合、内側ロータコア12と外側ロータコア13とを、1つのロータコアとして一体に形成してもよい。なお、本実施の形態に係るIPMモータ100は、要求される出力(回転軸41の回転力)が大きくなく、ロータコアに要求される強度も大きくないため、内側ロータコア12を樹脂製として、電気絶縁性の向上及び軽量化等を図っている。
センサーマグネット20は、外側ロータコア13の一端(図1では上端)に設けられている。そして、センサーマグネット20は、樹脂30に覆われて、外側ロータコア13に固定されている。つまり、センサーマグネット20は、樹脂30によって外側ロータコア13の一端に樹脂封止されることにより、外側ロータコア13に固定されている。
このセンサーマグネット20は、円環状の基部21と、該基部21に設けられた複数の突部22と、を備える。詳しくは、複数の突部22は、基部21における外側ロータコア13と対向する側の面である第1面21aに、規定の間隔を空けて配置されている。すなわち、複数の突部22は、基部21の第1面から外側ロータコア13に向かって突出した突部となっている。これにより、これら突部22の間には、凹部23が形成されることとなる。また、突部22のそれぞれは、内周側に、基部21側から外側ロータコア13側に向かって外周側へ傾斜するテーパ部22aが形成されている。
また、本実施の形態では、突部22の数つまり凹部23の数を、永久磁石14と同数形成している。ホールセンサー42でセンサーマグネット20の磁力を検出し、ロータ10の回転位置を検出するためには、周方向にN極及びS極が交互に配置されるようにセンサーマグネット20を着磁し、N極及びS極の各数を、永久磁石14と同数にする必要がある。この際、突部22の数つまり凹部23の数を永久磁石14と同数とすれば、センサーマグネット20の突部22部分をN極又はS極の一方に着磁し、センサーマグネット20の凹部23部分をN極又はS極の他方に着磁することにより、N極及びS極の各数を永久磁石14と同数にすることができる。このため、センサーマグネット20の製造が容易となる。
また、センサーマグネット20は、位置決めピン24を有している。そして、センサーマグネット20は、位置決めピン24を外側ロータコア13の位置決め穴13aに挿入した状態で、外側ロータコア13に固定されている。本実施の形態では、センサーマグネット20は、突部22に、4つの位置決めピン24を備えている。位置決めピン24を設けることにより、センサーマグネット20を外側ロータコア13の正規の位置へ取り付けることが容易となる。また、複数の位置決めピン24を備えることにより、センサーマグネット20が周方向にずれることも防止できるため、ロータ10の回転位置の検出精度を向上させることもできる。また、3つ以上の位置決めピン24を備えることにより、センサーマグネット20を樹脂30で樹脂封止する際、センサーマグネット20が樹脂圧によって外周側へ変形することも防止できる。また、3つ以上の位置決めピン24を備える場合、これら位置決めピン24を非対称に配置することにより、センサーマグネット20を外側ロータコア13に対して誤った各度位置で取り付けることを防止でき、ロータ10の組立ミスを防止できる。
なお、本実施の形態では、センサーマグネット20の位置決めピン24と外側ロータコア13の位置決め穴13aとの間の隙間を、次のように規定している。位置決めピン24の位置決め穴13aへの挿入を容易としつつ、センサーマグネット20が周方向にずれることを防止するため、位置決めピン24と位置決め穴13aの周方向側側面(周方向において位置決めピン24と対向する側面)との間の隙間は、若干の隙間としている。また、位置決めピン24の位置決め穴13aへの挿入を容易としつつ、センサーマグネット20が樹脂圧によって外周側へ変形することを防止するため、位置決めピン24と位置決め穴13aの外側側面(外側ロータコア13の外周側に位置する側面)との間の隙間は、若干の隙間としている。また、位置決め穴13a内において樹脂30の流動性を向上させるため、位置決めピン24と位置決め穴13aの内側側面(外側ロータコア13の内周側に位置する側面)との間の隙間を大きくしている。
続いて、ロータ10の製造方法について説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係るロータを金型内に配置し、液状樹脂を注入している状態を示す断面模式図であり、センサーマグネットの凹部位置においてロータの中心軸方向に切断した断面模式図である。図6は、図5のQ部拡大図である。図7は、本発明の実施の形態に係るロータを金型内に配置し、液状樹脂を注入している状態を示す断面模式図であり、センサーマグネットの突部位置においてロータの中心軸方向に切断した断面模式図である。図8は、図7のP部拡大図である。また、図9は、本発明の実施の形態に係るロータの硬化後の樹脂形状を示す斜視図である。ここで、図6及び図8に示す白抜き矢印は、樹脂30の流動方向を示すものである。
なお、以下では、上下方向を図5〜図9にしたがって説明する。
内側ロータコア12、外側ロータコア13及びセンサーマグネット20を樹脂30で固定して一体化する際、まず、これらを金型50内に配置する。詳しくは、永久磁石14が埋め込まれた外側ロータコア13を、金型50内に配置する。また、金型50内において、外側ロータコア13の内周側に内側ロータコア12を配置する。また、センサーマグネット20の位置決めピン24を外側ロータコア13の位置決め穴13aに挿入して、金型50内において、センサーマグネット20を外側ロータコア13の上端に配置する。なお、これらの配置順は任意である。
内側ロータコア12、外側ロータコア13及びセンサーマグネット20を金型50内に配置した後、金型50に形成された注入口51から、金型50内に液状の樹脂30を注入する。注入口51は、ロータ10の上方であって、センサーマグネット20の内周側となる位置に形成されている。金型50内に注入された液状の樹脂30の一部は、内側ロータコア12と外側ロータコア13との間の隙間を通って、内側ロータコア12及び外側ロータコア13の下端(センサーマグネット20が設けられていない側の端部)と金型50との間の隙間に流入し、これらの隙間を充たす。
また、注入口51から金型50内に注入された液状の樹脂30の一部は、内側ロータコア12及び外側ロータコア13の上端(センサーマグネット20が設けられている側の端部)と金型50との間の隙間に流入して当該隙間を充たした後、外周側つまりセンサーマグネット20の方に流れていく。そして、センサーマグネット20の方に流れていった液状の樹脂30によってセンサーマグネット20を覆い、センサーマグネット20を樹脂封止する。
ここで、ロータコアの一端にセンサーマグネットを樹脂封止し、センサーマグネットをロータコアに固定する従来のIPMモータにおいては、センサーマグネットが金型内を流れる液状樹脂に対して壁となり、金型内における液状樹脂の流動性が悪化してしまい、樹脂封止不良を発生する場合があった。しかしながら、本実施の形態では上述のような形状にセンサーマグネット20を形成しているので、図5〜図8に示すようにセンサーマグネット20近傍において液状の樹脂30が流れ、樹脂封止不良の発生を防止できる。
詳しくは、センサーマグネット20を外側ロータコア13の上端に配置した状態においては、センサーマグネット20の突部22の先端が外側ロータコア13に当接する。このため、センサーマグネット20の凹部23は、センサーマグネット20の内周側と外周側とを連通する液状の樹脂30の流路となる。このため、図6に示すように、センサーマグネット20の凹部23部分では、凹部23を通ってセンサーマグネット20の内周側から外周側へと、液状の樹脂30が流れる。そして、この液状の樹脂30は、センサーマグネット20の外周側と金型50との間の隙間を通って、上方へ流入する。つまり、この液状の樹脂30は、基部21における第1面21a(外側ロータコア13と対向する側の面)とは反対側の第2面21bと金型50との間の隙間に流れ込む。すなわち、センサーマグネット20の凹部23部分では、センサーマグネット20の上方に流れ込もうとする液状の樹脂30の流れが発生する。
一方、図8に示すように、センサーマグネット20の突部22部分では、センサーマグネット20の方に流れていった液状の樹脂30は、テーパ部22aによって下方へ誘導される。このため、当該樹脂30の流れに引っ張られ、センサーマグネット20の突部22部分では、センサーマグネット20の内周側からセンサーマグネット20の上方に流入した液状の樹脂30も、センサーマグネット20の外周側を通ってセンサーマグネット20の下方へ流れる。すなわち、センサーマグネット20の突部22部分では、センサーマグネット20の下方へ向かう液状の樹脂30の流れが発生する。したがって、本実施の形態においては、センサーマグネット20の上方に流れ込もうとする凹部23部分の流れと、センサーマグネット20の下方へ向かおうとする突部22部分の流れにより、センサーマグネット20周辺における液状の樹脂30の流動性が向上する。したがって、センサーマグネット20の周囲に液状の樹脂30が十分に流れる。このため、樹脂30を硬化させて、外側ロータコア13にセンサーマグネット20を固定した際、図9に示すように、樹脂封止不良の発生を防止できる。
以上、本実施の形態に係るロータ10及びIPMモータ100においては、円環状の基部21の第1面21aに上述の突部22及び凹部23を備えているので、センサーマグネット20周辺における液状の樹脂30の流動性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るロータ10及びIPMモータ100においては、突部22の数つまり凹部23の数を永久磁石14と同数にしているので、センサーマグネット20の製造が容易となる。
また、本実施の形態に係るロータ10及びIPMモータ100においては、センサーマグネット20は、外側ロータコア13の位置決め穴13aに挿入する位置決めピン24を有している。このため、本実施の形態に係るロータ10及びIPMモータ100は、センサーマグネット20を外側ロータコア13の正規の位置へ取り付けることが容易となる。
また、本実施の形態に係るロータ10及びIPMモータ100においては、位置決め穴13aは、外側ロータコア13の一端から他端にかけて外側ロータコア13を貫通している。そして、センサーマグネット20の位置決めピン24は、突部22に設けられている。このため、樹脂封入時、突部22のテーパ部22aによって下方へ流れた液状の樹脂30は、位置決め穴13aを通って外側ロータコア13の下端(センサーマグネット20が設けられていない側の端部)側へ流れることができる。したがって、センサーマグネット20の下方へ向かおうとする突部22部分の流れを促進させることができ、センサーマグネット20周辺における液状の樹脂30の流動性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態に係るロータ10及びIPMモータ100においては、センサーマグネット20は、3つ以上の位置決めピン24を備えている。このため、本実施の形態に係るロータ10及びIPMモータ100は、センサーマグネット20を樹脂30で樹脂封止する際、センサーマグネット20が樹脂圧によって外周側へ変形することも防止できる。
また、本実施の形態に係るロータ10及びIPMモータ100においては、3つ以上の位置決めピン24が非対称に配置されているので、センサーマグネット20を外側ロータコア13に対して誤った各度位置で取り付けることを防止でき、ロータ10の組立ミスを防止できる。
1 ステータ、10 ロータ、11 ロータコア、12 内側ロータコア、13 外側ロータコア、13a 位置決め穴、14 永久磁石、20 センサーマグネット、21 基部、21a 第1面、21b 第2面、22 突部、22a テーパ部、23 凹部、24 位置決めピン、30 樹脂、41 回転軸、42 ホールセンサー、50 金型、51 注入口、100 IPMモータ。

Claims (12)

  1. ロータコアと、
    該ロータコアに埋め込まれている永久磁石と、
    前記ロータコアの一端に設けられ、樹脂に覆われて前記ロータコアに固定されているセンサーマグネットと、
    を備え、
    前記センサーマグネットは、
    円環状の基部と、
    該基部における前記ロータコアと対向する側の面である第1面から該ロータコアに向かって突出している複数の突部と、
    を有し、
    複数の前記突部は、内周側にテーパ部が形成され、前記第1面に間隔を空けて配置されているIPMモータのロータ。
  2. 前記突部は、前記永久磁石と同数である請求項1に記載のIPMモータのロータ。
  3. 前記センサーマグネットは、位置決めピンを有し、
    前記ロータコアは、該位置決めピンが挿入された位置決め穴が形成されている請求項1又は請求項2に記載のIPMモータのロータ。
  4. 前記位置決め穴は、前記ロータコアの前記一端から他端にかけて該ロータコアを貫通しており、
    前記位置決めピンは、前記センサーマグネットの前記突部に設けられている請求項3に記載のIPMモータのロータ。
  5. 前記位置決めピンを3つ以上有している請求項3又は請求項4に記載のIPMモータのロータ。
  6. 前記センサーマグネットは、
    複数の前記突部の間に凹部が形成されている請求項5に記載のIPMモータのロータ。
  7. 前記センサーマグネットの前記突部の先端は、前記ロータコアに当接し、前記凹部と前記ロータコアとの間に前記樹脂の流路が形成される、請求項6に記載のIPMモータのロータ。
  8. 前記ロータコアの前記位置決め穴の数は、前記センサーマグネットの前記位置決めピンの数以上の数である、請求項7に記載のIPMモータのロータ。
  9. 前記センサーマグネットの前記突部のテーパ部に対応して前記位置決め穴が配置されている、請求項8に記載のIPMモータのロータ。
  10. 前記位置決めピンが非対称に配置されている請求項5〜請求項9の何れか一項に記載のIPMモータのロータ。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のIPMモータのロータと、
    規定間隔を空けて前記ロータの外周側を覆うように配置されたステータと、
    を備えたIPMモータ。
  12. 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のIPMモータのロータの製造方法であって、
    注入口が形成された金型内に前記ロータコア及び前記永久磁石を配置し、
    前記注入口から液状の樹脂を注入した後、該樹脂を硬化させ、
    前記ロータコアの一端に前記永久磁石を樹脂封止して、前記ロータコアに前記永久磁石を固定するIPMモータのロータの製造方法。
JP2018518819A 2016-05-23 2016-05-23 Ipmモータのロータ、ipmモータ、及びipmモータのロータの製造方法 Active JP6567177B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/065186 WO2017203570A1 (ja) 2016-05-23 2016-05-23 Ipmモータのロータ、ipmモータ、及びipmモータのロータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017203570A1 JPWO2017203570A1 (ja) 2018-12-13
JP6567177B2 true JP6567177B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=60412744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018518819A Active JP6567177B2 (ja) 2016-05-23 2016-05-23 Ipmモータのロータ、ipmモータ、及びipmモータのロータの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10749421B2 (ja)
EP (1) EP3468002B1 (ja)
JP (1) JP6567177B2 (ja)
WO (1) WO2017203570A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3134176A1 (en) * 2019-04-18 2020-10-22 Parker-Hannifin Corporation Electric motor

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4604665A (en) * 1980-12-05 1986-08-05 Papst-Motoren Gmbh & Co. Kg Driving mechanism for magnetic hard disc
JPH02174543A (ja) * 1988-12-23 1990-07-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 速度検出用磁石の取付装置
JP2003032988A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Zexel Valeo Climate Control Corp ブラシレスモータ、センサマグネットの取付構造及びセンサマグネットの着磁方法
JP4203273B2 (ja) * 2002-07-08 2008-12-24 日本電産シバウラ株式会社 ブラシレスdcモータの回転子
JP4492176B2 (ja) 2004-03-26 2010-06-30 株式会社デンソー 回転式アクチュエータ
JP4669734B2 (ja) * 2005-05-13 2011-04-13 日立アプライアンス株式会社 電動機の回転子及び電動機並びに洗濯機
JP2007228736A (ja) 2006-02-23 2007-09-06 Nidec Shibaura Corp モータ
CN102577040B (zh) * 2009-09-10 2013-03-06 松下电器产业株式会社 电动机和具备它的电气设备
US9515532B2 (en) * 2011-01-18 2016-12-06 Mitsubishi Electric Corporation Mold motor and air conditioner
JP5988648B2 (ja) 2012-03-29 2016-09-07 三菱電機株式会社 Dcブラシレスモータ
JP2015177649A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 三菱電機株式会社 電動機の回転子、電動機、空気調和機、および電動機の回転子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20190207442A1 (en) 2019-07-04
WO2017203570A1 (ja) 2017-11-30
EP3468002B1 (en) 2020-08-12
EP3468002A4 (en) 2019-05-22
US10749421B2 (en) 2020-08-18
JPWO2017203570A1 (ja) 2018-12-13
EP3468002A1 (en) 2019-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2573917B1 (en) Method of producing a rotor and an inner rotor type brushless motor
JP6135967B2 (ja) ロータ、モータ、およびロータの製造方法
JP6069250B2 (ja) ロータ製造装置およびロータ製造方法
KR100819972B1 (ko) 전동기의 로터
US20160380493A1 (en) Rotor
JP4812787B2 (ja) ポンプ用電動機の回転子及びポンプ用電動機及びポンプ及びポンプ用電動機の回転子の製造方法
EP3168963B1 (en) Rotor of electric motor, electric motor, and air conditioner
EP3579384B1 (en) Bonded rotor shaft
WO2018134988A1 (ja) 回転子、電動機、空気調和装置、および回転子の製造方法
US20150162791A1 (en) Rotor and motor including the same
JP4673825B2 (ja) 磁石埋込型ロータ及び磁石埋込型ロータの製造方法
JP2018068059A (ja) ロータユニット、およびロータユニットの製造方法
JP5734148B2 (ja) 磁石埋込型回転子及びその製造方法
JP6076288B2 (ja) ロータ製造方法、ロータおよびモータ
JP2008259359A (ja) 外転型永久磁石電動機の回転子
JP6567177B2 (ja) Ipmモータのロータ、ipmモータ、及びipmモータのロータの製造方法
KR101243491B1 (ko) 모터의 로터
JP2014057433A (ja) 回転電気機械
JP6112970B2 (ja) 永久磁石式回転電機
JP6366844B2 (ja) 電動機および空気調和機
JP2016184991A (ja) 磁石埋込型ロータ及び磁石埋込型ロータの製造方法
KR102175934B1 (ko) 로터 및 이를 포함하는 모터
JP2010011549A (ja) 永久磁石型積層鉄心及びこれへの永久磁石の固定方法
CN109075632B (zh) 电动机和空调机
JP7258213B2 (ja) ステータ、電動機、送風機、空気調和装置およびステータの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180816

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6567177

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250