JP7258213B2 - ステータ、電動機、送風機、空気調和装置およびステータの製造方法 - Google Patents

ステータ、電動機、送風機、空気調和装置およびステータの製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、ステータ、電動機、送風機、空気調和装置およびステータの製造方法に関する。
電動機のステータは、環状のコアバックと、コアバックから径方向内側に突出する複数のティースとを有するステータコアを有する。ステータコアは、モールド樹脂部によって外側から覆われている。近年、ステータコアのコアバックを周方向に分割したステータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-325354号公報(要約参照)
しかしながら、コアバックを周方向に分割した場合、ティースの先端部の位置がばらつきやすい。そのため、ステータとロータとの間のエアギャップが周方向に一定でなくなり、振動および騒音が発生しやすくなる。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、振動および騒音を低減することを目的とする。
本開示によるステータは、軸線を中心とする環状のコアバックを有するステータコアと、ステータコアを、軸線を中心とする径方向の外側から囲む非磁性のモールド樹脂部とを有する。ステータコアは、コアバックの軸線を中心とする周方向の少なくとも一部を径方向に貫通するコアバック隙間を有する。モールド樹脂部は、コアバックの径方向の外側から、コアバック隙間を介して、コアバックの径方向の内側に達している。
本開示によれば、コアバックを径方向に貫通するコアバック隙間が設けられているため、ティースの径方向内側の先端部を金型の位置決め面に押し当ててモールド成形を行うことができ、ティースの径方向位置のずれを抑制することができる。また、モールド樹脂部がコアバックを径方向外側および径方向内側から保持するため、ステータコアの剛性低下を抑制することができる。その結果、振動および騒音を低減することができる。
実施の形態1の電動機を示す部分断面図である。 実施の形態1のロータを示す断面図である。 実施の形態1のステータコアを示す平面図である。 実施の形態1のステータを示す平面図である。 実施の形態1の分割コアを示す平面図(A)、および分割コアユニットを示す平面図(B)である。 実施の形態1の分割コアユニットとモールド樹脂部とを示す模式図である。 実施の形態1のモールドステータを開口部側から見た図である。 実施の形態1の分割コアを示す斜視図(A)、および分割コアに取り付けられたインシュレータの一部を拡大して示す図(B)である。 実施の形態1のインシュレータの外側壁部のテーパ部を示す模式図である。 実施の形態1の電動機の製造工程を示すフローチャートである。 実施の形態1の固定子のモールド成形工程における金型の断面図である。 図11において円12で囲まれた部分を拡大して示す模式図である。 実施の形態1の分割コアユニットと金型のセンターシャフトとを示す断面図(A)、および図13(A)において円13Bで囲まれた部分を拡大して示す図(B)である。 実施の形態1の固定子のモールド成形工程における金型の断面図である。 実施の形態2の固定子の2つの分割コアユニットを示す図(A)、および両分割コアユニットを連結した状態を示す図(B)である。 実施の形態3の分割コアユニットおよび保持リングを、金型のセンターシャフトと共に示す断面図である。 実施の形態4の電動機のロータを示す断面図である。 各実施の形態の電動機が適用可能な空気調和装置を示す図(A)および室外機を示す断面図(B)である。
以下、各実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本開示が限定されるものではない。
実施の形態1.
<電動機1の構成>
図1は、実施の形態1における電動機1を示す部分断面図である。電動機1は、例えば空気調和装置の送風機に用いられる。
電動機1は、回転シャフト11を有するロータ2と、モールドステータ5とを有する。回転シャフト11は、ロータ2の回転軸である。モールドステータ5は、ロータ2を囲む環状のステータ3と、回路基板6と、これらを覆う樹脂部としてのモールド樹脂部50とを有する。
以下の説明では、回転シャフト11の中心軸線である軸線C1の方向を、「軸方向」と称する。また、回転シャフト11の軸線C1を中心とする周方向(図2,3等に矢印R1で示す)を、「周方向」と称する。回転シャフト11の軸線C1を中心とする半径方向を、「径方向」と称する。
回転シャフト11は、モールドステータ5から図1における左側に突出しており、その突出部に形成された取付け部11aには、例えば送風機の羽根車505(図18(A))が取り付けられる。そのため、回転シャフト11の突出側(図1における左側)を「負荷側」と称し、反対側(図1における右側)を「反負荷側」と称する。
<ロータ2の構成>
図2は、ロータ2を示す断面図である。図2に示すように、ロータ2は、回転シャフト11と、回転シャフト11に固定されたロータコア20と、ロータコア20に埋め込まれた複数のマグネット23と、回転シャフト11とロータコア20との間に設けられた樹脂部25とを有する。
ロータコア20は、軸線C1を中心とする環状の部材であり、回転シャフト11の径方向外側に設けられいる。ロータコア20は、複数の電磁鋼板を軸方向に積層し、カシメ等によって軸方向に互いに固定したものである。電磁鋼板の板厚は、例えば0.1mm~0.7mmである。
ロータコア20は、複数の磁石挿入孔21を有する。磁石挿入孔21は、周方向に等間隔で、且つ軸線C1から等距離に配置されている。磁石挿入孔21の数は、ここでは5である。
磁石挿入孔21は、その周方向中心を通る径方向の直線に直交する方向に、直線状に延在している。なお、磁石挿入孔21は、周方向中心が軸線C1側に突出するV字形状を有していてもよい。
磁石挿入孔21の周方向両側には、空隙部であるフラックスバリア22が形成されている。フラックスバリア22とロータコア20の外周との間には、薄肉部が形成されている。薄肉部の厚さは、隣り合う磁極間の漏れ磁束を抑制するため、例えば、電磁鋼板の板厚と同等に設定されている。
各磁石挿入孔21には、マグネット23が挿入されている。マグネット23は、例えば、ネオジウム(Nd)、鉄(Fe)およびホウ素(B)を含む希土類磁石、あるいは、サマリウム(Sm)、鉄および窒素(N)を含む希土類磁石で構成される。マグネット23は、平板状であり、軸方向に直交する断面形状は矩形状である。マグネット23は、メインマグネットとも称する。
5つのマグネット23は、径方向外側に、互いに同一の磁極を有する。ロータコア20において、周方向に隣り合うマグネット23の間の領域には、マグネット23とは反対の磁極が形成される。
そのため、ロータ2には、マグネット23で構成された5つの第1の磁極P1と、ロータコア20で構成された5つの第2の磁極P2とが周方向に交互に配列される。第1の磁極P1は磁石磁極とも称され、第2の磁極P2は仮想磁極とも称される。このようなロータ2は、コンシクエントポール型のロータと称される。
以下では、単に「磁極」という場合、第1の磁極P1と第2の磁極P2の両方を含むものとする。ロータ2の極数は、10である。ロータ2の磁極P1,P2は、周方向に等角度間隔に配置される。第1の磁極P1と第2の磁極P2との間は、極間Mとなる。
ロータコア20の外周は、軸方向に直交する断面において、いわゆる花丸形状を有する。言い換えると、ロータコア20の外周は、磁極P1,P2のそれぞれの極中心で外径が最大となり、極間Mで外径が最小となり、極中心から極間Mまでが弧状となる。ロータコア20の外周は、花丸形状に限らず、円形状であってもよい。
ここではロータ2の極数を10としたが、極数は4以上の偶数であればよい。また、ここでは1つの磁石挿入孔21に1つのマグネット23を配置しているが、1つの磁石挿入孔21に2つ以上のマグネット23を配置してもよい。
回転シャフト11とロータコア20との間には、非磁性の樹脂部25が設けられている。樹脂部25は、回転シャフト11とロータコア20とを互いに離間させた状態で保持する。樹脂部25は、望ましくはポリブチレンテレフタレート(PBT)等の熱可塑性樹脂で構成される。
樹脂部25は、回転シャフト11に固定される環状の内筒部26と、ロータコア20の内周に固定される環状の外筒部28と、内筒部26と外筒部28とを連結する複数の突起27とを備えている。突起27は、軸線C1を中心として周方向に等間隔に配置されている。突起27の数は、例えば極数の半分であり、ここでは5である。
樹脂部25の内筒部26の内側には、回転シャフト11が固定されている。突起27は、周方向に等間隔で配置され、内筒部26から径方向外側に放射状に延在している。周方向に隣り合う突起27間には、空洞部29が形成される。ここでは、突起27の数が極数の半分であり、突起27の周方向位置が第2の磁極P2の極中心と一致しているが、このような数および配置に限定されるものではない。
図1に示すように、軸方向にロータコア20に対向するように、センサマグネット24が配置されている。センサマグネット24は、樹脂部25によって保持されている。センサマグネット24は、ロータ2と同数の磁極を有する。センサマグネット24の磁界は、回路基板6に実装された磁気センサによって検出され、これによりロータ2の周方向における位置、すなわち回転位置が検出される。
なお、ロータ2は、上記のようにロータコア20と回転シャフト11とが樹脂部25で連結された構成には限定されない。例えば、ロータコア20の内周に回転シャフト11を嵌合させてもよい。
<モールドステータ5の構成>
モールドステータ5は、上記の通り、ステータ3とモールド樹脂部50とを有する。ステータ3は、ロータ2を径方向外側から囲んでいる。ステータ3は、ステータコア30と、ステータコア30に設けられた樹脂部品としてのインシュレータ40と、インシュレータ40を介してステータコア30に巻き付けられたコイル45とを有する。
モールド樹脂部50は、バルクモールディングコンパウンド(BMC)等の熱硬化性樹脂で構成されることが望ましい。但し、PBT、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の熱可塑性樹脂で構成してもよい。
モールド樹脂部50は、反負荷側に軸受保持部56を有し、負荷側に開口部57を有する。軸受保持部56と開口部57との間には、ロータ2が収容される空間であるロータ収容部59が形成される。ロータ2は、開口部57からロータ収容部59に挿入される。
モールド樹脂部50の軸受保持部56には、回転シャフト11を支持する一方の軸受13が支持される。開口部57を囲む周縁部57aには、金属製のブラケット15が取り付けられる。このブラケット15には、回転シャフト11を支持する他方の軸受12が保持される。また、ブラケット15の外側には、水等の侵入を防止するためのキャップ14が取り付けられる。
図3は、ステータコア30を示す平面図である。ステータコア30は、複数の電磁鋼板を軸方向に積層し、カシメ等によって軸方向に互いに固定したものである。電磁鋼板の板厚は、例えば0.1mm~0.7mmである。
ステータコア30は、軸線C1を中心とする環状のコアバック31と、コアバック31から径方向内側に延在する複数のティース32とを有する。ティース32は、周方向に等間隔に配置されている。ティース32の径方向内側の先端部32aは、ロータ2(図1)の外周に対向する。ティース32の数は、ここでは12個であるが、12個に限定されるものではない。
隣り合う2つのティース32の間には、コイル45を収容するスロット34が形成される。スロット34の径方向内側には、スロット開口Sが形成される。スロット開口Sは、隣り合うティース32の先端部32aの間に形成される。
ステータコア30は、ティース32毎に複数の分割コア33に分割されている。環状のコアバック31のうち、各分割コア33に含まれる円弧状の部分を、コアバック部31Aとする。分割コア33の数は、ここでは12個であるが、ティース32の数と同じであればよい。
周方向に隣り合う分割コア33は、互いに連結されていない。すなわち、隣り合うコアバック部31Aの周方向の端部313同士の間には、隙間が形成される。この隙間を、コアバック隙間Gと称する。コアバック隙間Gは、環状のコアバック31を複数のコアバック部31Aに分割する隙間である。
図4は、ステータコア30の各分割コア33に、インシュレータ40を取り付け、さらにコイル45を巻き付けた状態を示す図である。図4では、ステータ3の12個のティース32のうち、3個のティース32を破線で示している。
インシュレータ40は、ティース32を囲むように形成されたコイル巻き付け部としての胴部43と、胴部43の径方向外側に位置する壁部41と、胴部43の径方向内側に位置するフランジ部42とを有する。壁部41とフランジ部42と胴部43とは、一体に形成されている。
壁部41およびフランジ部42は、径方向に互いに対向している。壁部41およびフランジ部42は、胴部43に巻き付けられたコイル45を径方向両側からガイドする。
コイル45は、例えばマグネットワイヤであり、インシュレータ40を介してティース32の周囲に巻き付けられる。コイル45のうち、各ティース32に巻き付けられた部分を、巻線部とも称する。
インシュレータ40は、例えばPBT等の熱可塑性樹脂で構成されている。インシュレータ40は、例えば、熱可塑性樹脂の成形体をステータコア30に組み付けることによって形成されるが、熱可塑性樹脂をステータコア30と一体成形してもよい。
図1に戻り、ステータ3の反負荷側には、回路基板6が配置されている。回路基板6は、電動機1を駆動するためのパワートランジスタ等の駆動回路61が実装されたプリント基板であり、リード線63が配線されている。回路基板6のリード線63は、モールド樹脂部50の外周部分に取り付けられたリード線口出し部品62から、電動機1の外部に引き出される。
また、モールド樹脂部50には、ステータ3および回路基板6で発生した熱を外部に放熱するための放熱部材7が取り付けられている。この放熱部材7については、説明を省略する。
図5(A)は、分割コア33を示す平面図である。図5(A)に示すように、分割コア33のコアバック部31Aは、径方向外側の外周311と、径方向内側の内周312と、周方向両側の端部313とを有する。
分割コア33は、複数の電磁鋼板を軸方向に積層し、カシメ33aによって固定した積層体で構成される。カシメ33aは、例えばコアバック部31Aおよびティース32に形成されるが、これらの位置に限定されるものではない。また、図5(A)以外の図面では、カシメ33aを省略する。
図5(B)は、分割コア33にインシュレータ40およびコイル45を取り付けた状態を示す平面図である。分割コア33とインシュレータ40とコイル45とにより、分割コアユニット35が構成される。
各分割コアユニット35は、独立して取り扱うことができる。12個の分割コアユニット35を金型200(図11)に設置し、回路基板6と共にモールド樹脂で一体成形することにより、図1に示したモールドステータ5が得られる。
図6は、隣り合う2つの分割コアユニット35を拡大して示す図である。上記の通り、隣り合う2つのコアバック部31Aの端部313の間には、コアバック隙間Gが形成される。また、隣り合う2つのティース32の先端部32aの間には、スロット開口Sが形成される。
モールド樹脂部50は、コアバック31の径方向外側から、コアバック隙間Gを介して、コアバック31の径方向内側に達している。
より具体的には、モールド樹脂部50は、コアバック部31Aの外周311を覆う外周樹脂部51と、コアバック隙間G内に位置する隙間樹脂部52と、コイル45の隣り合う巻線部の間に位置するスロット内樹脂部53とを有する。
モールド樹脂部50のスロット内樹脂部53は、スロット開口Sまで達している。スロット内樹脂部53の径方向内側の端部には、凹部55が形成されている。凹部55は、モールド成形時に、後述する金型200のリブ212(図13(B))によって形成される。
ティース32の先端部32aの表面すなわち径方向内側の端面には、表面樹脂層54が形成される。表面樹脂層54は、モールド成形時に、ティース32の先端部32aの表面にモールド樹脂の一部が入り込むことによって形成される。
図7は、モールドステータ5を開口部57側から見た図である。モールドステータ5を開口部57側から見ると、モールド樹脂部50の内側のロータ収容部59の周囲に、表面樹脂層54が表れている。また、表面樹脂層54に隣接して、凹部55が表れている。
モールド樹脂部50の外周には、取り付け脚58が形成されている。ここでは、4つの取り付け脚58が、軸線C1を中心として90度間隔に形成されている。但し、取り付け脚58の数は4つに限らず、1つ以上であればよい。各取り付け脚58には、空気調和装置のフレーム等に電動機1を固定するネジを挿通する穴部が形成されている。
図8(A)は、分割コアユニット35を示す斜視図である。インシュレータ40の壁部41は、コアバック部31Aの軸方向両端にそれぞれ設けられている。コアバック部31Aの軸方向一端に設けられた壁部41を壁部41aとし、他端に設けられた壁部41を壁部41bとする。
軸方向において、壁部41aが設けられた側は、回路基板6(図1)が取り付ける側である。インシュレータ40の壁部41aには、コイル45に接続される端子41c、あるいは、回路基板6の取付け穴に挿通されるピンが配置されている。
インシュレータ40のフランジ部42は、ティース32の先端部32aから軸方向の一方の側に突出するフランジ部42aと、軸方向の他方の側に突出するフランジ部42bとを有する。軸方向において、フランジ部42aは壁部41aと同じ側に位置し、フランジ部42bは壁部41bと同じ側に位置している。
図8(B)は、フランジ部42bを径方向内側すなわちロータ2(図1)側から見た図である。フランジ部42bは、軸方向の端面420(図8(B)における下面)に、突起42cを有する。
突起42cは、周方向の両側に支持面421を有する。支持面421は、周方向および軸方向に対して傾斜している。より具体的には、支持面421は、端面420から軸方向に離れた位置ほど突起42cの周方向内側に変位するように傾斜している。
フランジ部42の突起42cは、モールド成形時に金型200(図11)の位置決め凹部206に係合する。位置決め凹部206は、突起42cの支持面421に対応する当接面207を有する。
突起42cの支持面421と、位置決め凹部206の当接面207との当接により、分割コアユニット35を金型200に設置する際に、分割コアユニット35を周方向に位置決めすることができる。
図9は、インシュレータ40の壁部41a,41bの形状を説明するための模式図である。壁部41a,41bは、いずれも、軸方向の端部に、当接面としてのテーパ面412を有する。
テーパ面412は、壁部41a,41bの軸方向端部から、壁部41の径方向外側の壁面411にかけて形成されている。テーパ面412は、径方向および軸方向に対して傾斜している。より具体的には、テーパ面412は、コアバック部31Aから軸方向に離れた位置ほど径方向内側に変位するように傾斜している。
壁部41a,41bのテーパ面412は、モールド成形時に金型200の位置決めピン208,209に当接する。位置決めピン208,209は、いずれも、テーパ面412に対応する傾斜面を有する。
インシュレータ40のテーパ面412が、金型200の位置決めピン208,209に当接することにより、分割コアユニット35が径方向内側に付勢される。これにより、ティース32の先端部32aが金型200のセンターシャフト205(図11)に押し当てられ、ティース32の径方向の位置決め精度を向上することができる。
なお、テーパ面412は、壁部41a,41bの軸方向端部の少なくとも一方の、周方向の少なくとも一部に形成されていればよい。また、図9では、金型200の位置決めピン208,209を簡略化して示している。位置決めピン208,209の具体的な形状は、後述する図11に示す。
<電動機1の製造方法>
次に、電動機1の製造方法について説明する。図10は、電動機1の製造工程を示すフローチャートである。
電動機1の製造工程では、まず、複数の積層要素を軸方向に積層し、カシメ等によって一体に固定することにより、分割コア33を形成する(ステップS101)。
次に、分割コア33に、予め成形したインシュレータ40を取り付ける(ステップS102)。さらに、分割コア33にインシュレータ40を介してコイル45を巻き付ける(ステップS103)。これにより、分割コアユニット35が形成される。
このように形成した12個の分割コアユニット35を、モールド成形用の金型200内に設置する。この工程は、金型200内にステータコア30を配置する工程に相当する。
図11は、モールド成形工程で用いる金型200を示す断面図である。図11に示すように、金型200は、上金型201と下金型202とを備え、両者の間にキャビティ204が形成される。
上金型201は、下金型202に対して接近および離間する方向、ここでは上下方向に移動可能である。図11に示した状態では、上金型201は下金型202から離間した位置(上昇位置)にあり、キャビティ204を開放している。
下金型202は、キャビティ204内に、中芯としてのセンターシャフト205を有する。センターシャフト205は、キャビティ204の底部から軸方向に突出している。センターシャフト205は、軸受13(図1)に対応する軸受形状部205aと、ロータコア20(図1)に対応するコア形状部205bと、開口部57(図1)に対応する段差部205cと、開口部57の周囲の周縁部57a(図1)に対応する大径部205dとを有する。
下金型202には、また、キャビティ204に注入される溶融樹脂の流路であるランナ210と、ランナ210からキャビティ204への溶融樹脂の注入口であるゲート211とが形成されている。
12個の分割コアユニット35は、下金型202のキャビティ204内に配置される。12個の分割コアユニット35は、図11に示すように、金型200のセンターシャフト205の周囲に装着される。
図12は、図11において円12で囲まれた部分を拡大して示す図である。下金型202の段差部205cには、位置決め凹部206が形成されている。位置決め凹部206は、図8(B)を参照して説明したように、フランジ部42bの突起42cに係合する。
位置決め凹部206と、フランジ部42bの突起42cとの係合により、キャビティ204に配置された分割コアユニット35が周方向に位置決めされる。位置決め凹部206は、分割コアユニット35の数と同数だけ、周方向に等間隔に設けられていることが望ましい。
図13は、分割コアユニット35をセンターシャフト205の周囲に装着した状態を、上金型201側から見た図である。各分割コアユニット35のティース32の先端部32aは、センターシャフト205の外周面すなわち位置決め面に当接する。これにより、ティース32の先端部32aが径方向に高精度に位置決めされる。
また、センターシャフト205の外周には、隣り合うティース32の先端部32aの間に係合するリブ212(図13(B))が形成されている。リブ212は、分割コアユニット35と同数だけ、周方向に等間隔に設けられていることが望ましい。このリブ212により、各分割コアユニット35が周方向に位置決めされる。
なお、各リブ212は、軸方向に長くレール状に形成されていてもよく、軸方向に間隔をあけて形成された複数の突起部によって形成されていてもよい。
このようにキャビティ204内に配置した分割コアユニット35上に、回路基板6を載置する(ステップS105)。
次に、金型200の上金型201を下方に移動させて、図14に示すようにキャビティ204を閉鎖し、モールド樹脂による一体成形を行う(ステップS106)。
上金型201および下金型202には、キャビティ204内に突出する位置決め部としての位置決めピン208,209が設けられている。位置決めピン208,209は、インシュレータ40の壁部41a,41bのテーパ面412(図9)に当接し、分割コアユニット35を径方向内側に付勢する。
そのため、ティース32の先端部32aを、より確実にセンターシャフト205に当接させることができる。なお、位置決めピン208,209は、いずれも、分割コアユニット35の数と同数だけ、周方向に等間隔に設けられていることが望ましい。
次に、溶融状態のモールド樹脂を、ランナ210およびゲート211を介してキャビティ204に注入する。キャビティ204に注入されたモールド樹脂は、分割コアユニット35および回路基板6を覆い、さらに軸受保持部56の外周側を覆う。このステップS106の工程は、ステータコア30をモールド樹脂と一体に成形する工程に相当する。
モールド樹脂としてBMC等の熱硬化性樹脂を用いた場合には、キャビティ204にモールド樹脂を注入したのち、金型200を加熱することにより、キャビティ204内のモールド樹脂を硬化させる。これにより、モールド樹脂部50が形成される。すなわち、分割コアユニット35および回路基板6をモールド樹脂部50で覆ったモールドステータ5が形成される。
ステップS101~S106とは別に、ロータ2の組み立てを行う。すなわち、複数の積層要素を軸方向に積層し、カシメ等によって一体に固定してロータコア20を形成し、磁石挿入孔21にマグネット23を挿入する。さらに、回転シャフト11、ロータコア20、マグネット23およびセンサマグネット24を、樹脂部25となる樹脂で一体成形する。その後、回転シャフト11に軸受12,13を取り付けることにより、ロータ2が完成する。
その後、ロータ2をモールドステータ5の開口部57からロータ収容部59に挿入し、ブラケット15を開口部57の周縁部57aに嵌合させる(ステップS107)。これにより、軸受13が軸受保持部56に取り付けられ、軸受12がブラケット15に取り付けられる。さらに、ブラケット15の外側にキャップ14を取り付ける。これにより、電動機1が完成する。
上記のステップS101~S107のうち、ステップS101~S106は、ステータ3の製造工程に相当し、モールドステータ5の製造工程にも相当する。
<作用>
従来より、コイルの巻き付けを容易にする目的で、複数の分割コアを薄肉部で連結したステータコアが知られている。この構成では、分割コアの相互の位置関係が薄肉部によって決定されるため、全てのティースの先端部を金型の位置決め面に押し当てることができず、ティースの先端部の径方向位置がばらつきやすい。そのため、ステータとロータとのエアギャップが周方向に不均一になる可能性がある。
これに対し、実施の形態1の電動機1では、ステータコア30を構成する複数の分割コア33が薄肉部で連結されておらず、コアバック隙間Gによって互いに隔てられている。そのため、複数の分割コアユニット35を金型200内に配置した際に、全てのティース32の先端部32aをセンターシャフト205の外周面に当接させることができる。
そのため、全てのティース32の先端部32aを径方向に高精度に位置決めすることができる。これにより、ステータ3とロータ2とのエアギャップを周方向に均一にすることができ、振動および騒音を低減することができる。
また、モールド樹脂部50が、コアバック31の径方向外側からコアバック隙間Gを介してコアバック31の径方向内側に達しているため、コアバック31をコアバック隙間Gで分割したことによる剛性低下を抑制することができる。
特に、コンシクエントポール型のロータ2を有する電動機1では、磁石磁極である第1の磁極P1と仮想磁極である第2の磁極P2とでインダクタンスが異なるため、振動および騒音が大きくなりやすい。実施の形態1では、ステータ3とロータ2とのエアギャップを周方向に均一にすることができるため、コンシクエントポール型のロータ2を有する電動機1における振動および騒音の低減効果が大きい。
また、モールド樹脂部50は、スロット開口Sに凹部55を有する。これは、モールド成形時に、金型200のセンターシャフト205のリブ212が、ステータコア30の隣り合うティース32の先端部32a間に係合することによって形成される。このリブ212によって、各ティース32を周方向に位置決めすることができる。
また、インシュレータ40は突起42cを有し、突起42cは支持面421を有する。突起42cの支持面421は、金型200の位置決め凹部206の当接面207に当接するため、各分割コアユニット35を周方向に位置決めすることができる。これにより、各ティース32の周方向の位置精度を向上することができる。
インシュレータ40の突起42cは、モールド成形時に金型200の位置決め凹部206に係合しており、モールド樹脂によって覆われない。そのため、モールド成形後は、突起42cはモールド樹脂部50から外部に表出する。そのため、インシュレータ40の突起42cは、表出部とも称する。
ここでは、インシュレータ40のフランジ部42に突起42cが設けられているが、突起42cはインシュレータ40の他の部分に設けられていてもよい。また、突起42cは、インシュレータ40に限らず、分割コア33に取り付けられる樹脂部品に設けられていればよい。
また、インシュレータ40の壁部41a,41bの軸方向端部には、当接面としてのテーパ面412が形成されている。テーパ面412は、金型200の位置決めピン208,209に当接し、これにより分割コアユニット35がセンターシャフト205側に付勢される。そのため、各ティース32をより確実にセンターシャフト205に押し当て、ティース32の径方向の位置精度を向上することができる。
インシュレータ40のテーパ面412は、モールド成形時に金型200の位置決めピン208,209に当接しており、モールド樹脂によって覆われない。そのため、モールド成形後は、テーパ面412はモールド樹脂部50から外部に表出する。そのため、テーパ面412は、表出部とも称する。
ここでは、インシュレータ40の壁部41a,41bにテーパ面412が設けられているが、テーパ面412はインシュレータ40の他の部分に設けられていてもよい。また、テーパ面412は、インシュレータ40に限らず、分割コア33に取り付けられる樹脂部品に設けられていればよい。
また、モールド樹脂部50の外周部には、金型200のゲート211に対応する形状のゲート痕が残る。金型200のゲート211から分割コアユニット35に向けてモールド樹脂が流入するため、モールド樹脂の圧力によって各分割コアユニット35がセンターシャフト205側に付勢される。これによって、各ティース32の径方向の位置精度がさらに向上する。
モールド樹脂部50のうち、ステータコア30よりも径方向外側に位置する部分の体積をV1とし、ステータコア30よりも径方向内側に位置する部分の体積をV2とする。より具体的には、体積V1は、図6に示した外周樹脂部51の体積であり、体積V2は、図6に示した表面樹脂層54の体積である。体積V1,V2は、ステータコア30よりも軸方向に突出する部分(例えば軸受保持部56)を含まない。
ここでは、図6から明らかなように、体積V1,V2は、V1>V2を満足する。すなわち、金型200内において、分割コア33よりも径方向外側に位置するモールド樹脂の量が、分割コア33よりも径方向内側に位置するモールド樹脂の量よりも多い。そのため、モールド樹脂の圧力によって各分割コア33がセンターシャフト205側に付勢され、各ティース32の径方向の位置精度がさらに向上する。
ここでは、環状のコアバック31が、コアバック隙間Gを介して複数のコアバック部31Aに分割されている。しかしながら、実施の形態1は、このような態様に限定されるものではない。コアバック31の周方向の少なくとも一部を径方向に貫通するように、コアバック隙間Gが形成されていればよい。
<実施の形態の効果>
以上説明したように、実施の形態1のステータ3は、コアバック31とティース32とを有するステータコア30と、ステータコア30を径方向外側から囲むモールド樹脂部50とを有する。ステータコア30は、コアバック31の周方向の少なくとも一部を径方向に貫通するコアバック隙間Gを有する。モールド樹脂部50は、コアバック31の径方向外側から、コアバック隙間Gを介して、コアバック31の径方向内側まで達している。
このように、コアバック31の周方向の少なくとも一部を径方向に貫通するコアバック隙間Gが形成されているため、ティース32の先端部32aを金型200のセンターシャフト205の外周面(位置決め面)に押し当てて、モールド成形を行うことができる。これにより、ティース32の先端部32aの径方向位置を高精度に位置決めすることができ、ステータ3とロータ2とのエアギャップを周方向に均一にすることができる。また、モールド樹脂部50がコアバック31を径方向外側および径方向内側から保持するため、ステータコア30の剛性低下を抑制することができる。その結果、電動機1の振動および騒音を低減することができる。
また、モールド樹脂部50は、スロット開口Sに凹部55を有する。これは、金型200のリブ212が、隣り合うティース32の先端部32a間に係合することによって形成される。金型200のリブ212が隣り合うティース32の先端部32a間に係合することにより、各ティース32を周方向に位置決めすることができる。
また、樹脂部品としてのインシュレータ40が、周方向の支持面421を有する突起42cを有するため、支持面421と金型200の当接面207との当接により、各分割コアユニット35を周方向に位置決めし、これにより各ティース32の周方向の位置精度を向上することができる。
また、壁部41a,41bが、軸方向端部に当接面としてのテーパ面412を有するため、各分割コアユニット35を径方向に位置決めし、これにより各ティース32を径方向に位置決めすることができる。
また、モールド樹脂部50の外周には、ゲート痕が形成される。これは、金型200のキャビティ204において、分割コア33の外周に対向する位置にゲート211が配置されているためである。これにより、ゲート211から流入させたモールド樹脂の圧力によって、各分割コアユニット35をセンターシャフト205側に付勢することができ、各ティース32の径方向の位置精度をさらに向上することができる。
また、モールド樹脂部50において、ステータコア30よりも径方向外側に位置する部分の体積V1と、ステータコア30よりも径方向内側に位置する部分の体積V2とが、V1>V2を満足するため、金型200内で各分割コア33よりも径方向外側に位置するモールド樹脂の量が、各分割コア33よりも径方向内側に位置するモールド樹脂の量よりも多くなる。そのため、モールド樹脂の圧力によって各分割コア33をセンターシャフト205側に付勢することができ、各ティース32の径方向の位置精度をさらに向上することができる。
また、コンシクエントポール型のロータ2を有する電動機1では振動および騒音が大きくなりやすいため、ステータ3とロータ2とのエアギャップを周方向に均一にすることによる振動および騒音の低減効果が大きい。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。図15(A)は、実施の形態2のステータ3において周方向に隣り合う2つの分割コアユニット35を示す図である。
実施の形態1で説明したように、分割コアユニット35は、分割コア33とインシュレータ40とコイル45とを有する。インシュレータ40は、壁部41と、フランジ部42と、胴部43(図4)とを有する。
実施の形態2では、各分割コアユニット35のインシュレータ40のフランジ部42に、凸部401および凹部402が設けられている。
凸部401は、フランジ部42の周方向一端から、さらに周方向に突出している。凹部402は、フランジ部42の周方向の他端に開口している。凸部401および凹部402は、例えば、軸方向に直交する面において、いずれも円形状を有する。
2つの分割コアユニット35を矢印で示すように組み合わせると、図15(B)に示すように、一つの分割コアユニット35の凸部401が、隣接する分割コアユニット35の凹部402に係合する。
図15(A),(B)では2つの分割コアユニット35を示しているが、ステータ3の全ての分割コアユニット35のインシュレータ40が、凸部401および凹部402を有する。そのため、ステータコア30の全ての分割コアユニット35を環状に組み合わせると、各分割コアユニット35の凸部401が、隣接する分割コアユニット35の凹部402に係合する。
これにより、分割コアユニット35を環状に組み合わせた状態で仮固定し、一体的に取り扱うことが可能になる。すなわち、ステータ3の製造工程において、各分割コアユニット35の金型200への設置作業などを簡単に行うことができる。
なお、凸部401と凹部402とは、ある程度の隙間をもって係合することが望ましい。各分割コアユニット35を金型200に設置した際に、各ティース32の先端部32aがセンターシャフト205の外周面に当接するのを妨げないようにするためである。
ここでは、凸部401および凹部402が、軸方向に直交する面においていずれも円形状を有しているが、凸部401が凹部402に係合すれば、他の形状を有していてもよい。
また、凸部401および凹部402は、図8(A)に示したフランジ部42a,42bの何れか一方のみに設けてもよく、両方に設けてもよい。
また、凸部401および凹部402は、フランジ部42に限らず、壁部41に設けてもよい。また、凸部401および凹部402は、インシュレータ40に限らず、分割コア33に取り付けられる樹脂部品に設けられていればよい。
実施の形態2のステータ3は、上述した点を除き、実施の形態1のステータ3と同様に構成されている。
以上説明したように、実施の形態2では、各分割コア33に取り付けられるインシュレータ40が、凸部401および凹部402を有する。そのため、各インシュレータ40の凸部401と、隣接するインシュレータ40の凹部402とを係合させることにより、複数の分割コア33を一体として取り扱うことが可能になる。これにより、ステータ3の製造工程を簡単にすることができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3について説明する。図16は、実施の形態3のステータ3Aを、金型200のセンターシャフト205と共に示す図である。
実施の形態3のステータ3Aは、ステータコア30の径方向外側に、リング状の外周保持部材90を有する。外周保持部材90は、金型200のセンターシャフト205の周囲に環状に配置された分割コア33を、径方向外側から保持する。
外周保持部材90は、各分割コア33をセンターシャフト205に押し当てる作用を有する。これにより、モールド成形時の各分割コア33の位置ずれを防止することができる。
外周保持部材90は、分割コア33を構成する電磁鋼板よりも弾性率の低い材料、すなわち電磁鋼板よりも弾性変形しやすい材料で構成される。具体的には、外周保持部材90は、例えば、ゴム等の弾性材料で構成される。これにより、外周保持部材90を押し広げた状態で、分割コア33の外側に取り付けることができる。また、外周保持部材90の弾性力を利用して、分割コア33をセンターシャフト205側に付勢することができる。
実施の形態3のステータ3Aは、上述した点を除き、実施の形態1のステータ3と同様に構成されている。
また、実施の形態2で説明したように、インシュレータ40に凸部401および凹部402(図15)を設けてもよい。
以上説明したように、実施の形態3のステータ3Aは、各分割コア33を径方向外側から覆う外周保持部材90を有する。そのため、ステータコア30を構成する各分割コア33を金型200のセンターシャフト205に押し当てることができ、モールド成形時の各分割コア33の位置ずれを効果的に防止することができる。
実施の形態4.
図17は、実施の形態4のロータ2Aを示す断面図である。上述した実施の形態1~3のロータ2は、磁石磁極と仮想磁極とを有するコンシクエントポール型であった。これに対し、実施の形態4のロータ2Aは、全ての磁極が磁石磁極で構成される非コンシクエントポール型である。
ロータ2Aは、軸線C1を中心とする円筒状のロータコア20Aを有する。ロータコア20Aは、複数の積層要素を軸方向に積層し、カシメ、溶接または接着等によって一体に固定したものである。積層要素は、例えば電磁鋼板であり、厚さは0.1mm~0.7mmである。ロータコア20Aは、径方向中心に中心孔を有し、この中心孔には回転シャフト11が固定されている。
ロータコア20Aの外周に沿って、複数の磁石挿入孔21が形成されている。磁石挿入孔21は、周方向に等間隔に配置されている。各磁石挿入孔21の形状は、実施の形態1で説明したとおりである。磁石挿入孔21の周方向両側には、フラックスバリア22が形成されている。磁石挿入孔21の数は、ここでは10であるが、10に限定されるものではない。
各磁石挿入孔21には、マグネット23が挿入されている。マグネット23は平板状であり、軸方向に直交する断面形状は矩形状である。マグネット23の材質および形状は、実施の形態1で説明したとおりである。
周方向に隣り合うマグネット23は、互いに反対の磁極がロータコア20Aの外周側に向くように配置されている。そのため、ロータ2Aの全ての磁極は、マグネット23によって構成される。ここでは、ロータ2Aが10個のマグネット23を有し、ロータ2Aの磁極数は10極である。
非コンシクエントポール型のロータ2Aは、コンシクエントポール型のロータ2よりもマグネット23の数は多いが、振動および騒音が発生しにくいというメリットがある。
実施の形態4の電動機は、ロータ2Aが非コンシクエントポール型である点を除き、実施の形態1の電動機1と同様に構成されている。また、実施の形態2,3で説明したステータ3に、実施の形態4の非コンシクエントポール型のロータ2Aを組み合わせてもよい。
このように非コンシクエントポール型のロータ2Aを用いた場合であっても、実施の形態1~3のいずれかのステータ3を用いることにより、ロータ2Aとステータ3とのエアギャップを周方向に均一にし、振動および騒音を低減することができる。
<空気調和装置>
次に、上述した各実施の形態の電動機1が適用可能な空気調和装置について説明する。図18(A)は、実施の形態1の電動機1を適用した空気調和装置500の構成を示す図である。空気調和装置500は、室外機501と、室内機502と、これらを接続する冷媒配管503とを備える。
室外機501は、例えばプロペラファンである室外送風機510を備え、室内機502は、例えばクロスフローファンである室内送風機520を備える。室外送風機510は、羽根車505と、これを駆動する電動機1Aとを有する。室内送風機520は、羽根車521と、これを駆動する電動機1Bとを有する。電動機1A,1Bは、いずれも、実施の形態1で説明した電動機1で構成される。なお、図18(A)には、冷媒を圧縮する圧縮機504も示されている。
図18(B)は、室外機501の断面図である。電動機1Aは、室外機501のハウジング508内に配置されたフレーム509によって支持されている。電動機1の回転シャフト11には、ハブ506を介して羽根車505が取り付けられている。
室外送風機510では、電動機1Aのロータ2の回転により、羽根車505が回転し、室外に送風する。空気調和装置500の冷房運転時には、圧縮機504で圧縮された冷媒が凝縮器で凝縮する際に熱が放出され、この熱を室外送風機510の送風によって室外に放出する。
室内送風機520(図18(A))では、電動機1Bのロータ2の回転により羽根車521が回転し、室内に送風する。空気調和装置500の冷房運転時には、冷媒が蒸発器で蒸発する際に空気の熱を奪い、その空気を室内送風機520の送風によって室内に送風する。
上述した実施の形態1の電動機1は、振動および騒音が少ない。そのため、電動機1A,1Bを実施の形態1の電動機1で構成することにより、空気調和装置500の静音性を向上することができる。
なお、ここでは、電動機1A,1Bをいずれも実施の形態1の電動機1で構成したが、電動機1A,1Bの少なくとも一方を電動機1で構成すればよい。また、電動機1A,1Bとして、実施の形態2~4のいずれかの電動機を用いても良い。
また、各実施の形態で説明した電動機1は、空気調和装置の送風機以外の電気機器に搭載することもできる。
以上、望ましい実施の形態について具体的に説明したが、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良または変形を行なうことができる。
1,1A,1B 電動機、 2,2A ロータ、 3,3A ステータ、 5 モールドステータ、 6 回路基板、 11 回転シャフト、 20,20A ロータコア、 21 磁石挿入孔、 23 マグネット、 25 樹脂部、 30 ステータコア、 31 コアバック、 31A コアバック部、 32 ティース、 32a 先端部、 33 分割コア、 33a カシメ、 35 分割コアユニット、 40 インシュレータ(樹脂部品)、 41,41a,41b 壁部、 42,42a,42b フランジ部、 42c 突起(表出部)、 43 胴部、 45 コイル、 50 モールド樹脂部、 51 外周部分、 52 隙間樹脂部、 53 スロット内樹脂部、 54 表面樹脂部、 55 凹部、 90 外周保持部材、 200 金型、 201 上金型、 202 下金型、 204 キャビティ、 205 センターシャフト、 206 凹部、 207 当接面、 208,209 位置決めピン、 210 ランナ、 211 ゲート、 212 リブ、 401 凸部、 402 凹部、 412 テーパ面(表出部)、 421 位置決め面、 500 空気調和装置、 501 室外機、 502 室内機、 503 冷媒配管、 504 圧縮機、 505 羽根車、 510 室外送風機、 520 室内送風機、 521 羽根車、 G コアバック隙間、 S スロット開口。

Claims (21)

  1. 軸線を中心とする環状のコアバックを有するステータコアと、
    前記ステータコアを、前記軸線を中心とする径方向の外側から囲む非磁性のモールド樹脂部と
    を有し、
    前記ステータコアは、前記コアバックの前記軸線を中心とする周方向の少なくとも一部を前記径方向に貫通するコアバック隙間を有し、
    前記モールド樹脂部は、前記コアバックの前記径方向の外側から、前記コアバック隙間を介して、前記コアバックの前記径方向の内側に達している
    ステータ。
  2. 前記ステータコアは、少なくとも2つの分割コアを有し、
    前記少なくとも2つの分割コアは、いずれも、前記コアバック隙間によって分割されたコアバック部と、前記コアバック部から前記径方向の内側に延在するティースとを有し、前記ティースにはコイルが巻き付けられ、
    前記少なくとも2つの分割コアのうち周方向に隣り合う2つの分割コアの間に、前記コイルを収容するスロットが形成され、
    前記モールド樹脂部は、前記コアバック隙間から前記スロットの内部に延在している
    請求項1に記載のステータ。
  3. 前記スロットは、前記径方向の内側にスロット開口を有し、
    前記モールド樹脂部は、前記スロット開口内に凹部を有する
    請求項2に記載のステータ。
  4. 前記少なくとも2つの分割コアには、いずれも、樹脂部品が取り付けられ、
    前記樹脂部品は、前記モールド樹脂部によって覆われない表出部を有する
    請求項2または3に記載のステータ。
  5. 前記表出部は、前記周方向を向く支持面を有する
    請求項4に記載のステータ。
  6. 前記表出部は、前記径方向を向く当接面を有する
    請求項4に記載のステータ。
  7. 前記当接面は、前記軸線に対して傾斜している
    請求項6に記載のステータ。
  8. 前記樹脂部品は、凸部および凹部を有し、
    前記2つの分割コアのうち、一方の分割コアの前記樹脂部品の凸部が、他方の分割コアの前記樹脂部品の凹部に係合する
    請求項4から7までの何れか1項に記載のステータ。
  9. 前記モールド樹脂部の外周面に、ゲート痕が形成されている
    請求項1から8までの何れか1項に記載のステータ。
  10. 前記モールド樹脂部のうち、前記ステータコアよりも前記径方向の外側に位置する部分の体積V1が、前記ステータコアよりも前記径方向の内側に位置する部分の体積V2よりも大きい
    請求項1から9までの何れか1項に記載のステータ。
  11. 前記ステータコアを前記径方向の外側から保持する外周保持部材をさらに備えた
    請求項1から10までの何れか1項に記載のステータ。
  12. 前記外周保持部材の弾性率は、前記ステータコアの弾性率よりも低い
    請求項11に記載のステータ。
  13. 前記外周保持部材は、ゴムで構成されている
    請求項11または12に記載のステータ。
  14. 請求項1から13までの何れか1項に記載のステータと、
    前記ステータの前記径方向の内側に配置されたロータと
    を備えた電動機。
  15. 前記ロータは、ロータコアと、前記ロータコアに取り付けられたマグネットとを有し、前記マグネットが第1の磁極を構成し、前記ロータコアの一部が第2の磁極を構成する
    請求項14に記載の電動機。
  16. 前記ロータは、ロータコアと、前記ロータコアに取り付けられた第1のマグネットおよび第2のマグネットとを有し、前記第1のマグネットが第1の磁極を構成し、前記第2のマグネットが第2の磁極を構成する
    請求項14に記載の電動機。
  17. 請求項14から16までの何れか1項に記載の電動機と、
    前記電動機によって回転する羽根車と
    を備えた送風機。
  18. 室外機と、前記室外機と冷媒配管で連結された室内機とを備え、
    前記室外機と前記室内機の少なくとも一方は、請求項17に記載の送風機を有する
    空気調和装置。
  19. 金型内に、軸線を中心とする環状のコアバックを有するステータコアであって、前記コアバックの前記軸線を中心とする周方向における少なくとも一部をコアバック隙間が前記軸線を中心とする径方向に貫通しているステータコアを配置する工程と、
    前記ステータコアをモールド樹脂と一体に成形する工程と
    を有し、
    前記ステータコアは、前記コアバック隙間によって分割された少なくとも2つの分割コアを有し、前記少なくとも2つの分割コアはいずれも、前記径方向の内側に延在するティースを有し、
    前記金型内に前記ステータコアを配置する工程では、前記少なくとも2つの分割コアの各ティースを前記金型の位置決め面に当接させ、
    前記ステータコアを前記モールド樹脂と一体に成形する工程では、前記モールド樹脂を、前記コアバックの前記径方向の外側から、前記コアバック隙間を介して、前記コアバックの前記径方向の内側まで到達させる
    ステータの製造方法。
  20. 前記金型内に前記ステータコアを配置する工程では、前記金型に設けた突出部により、前記金型に対して前記コアバックを前記周方向に位置決めする
    請求項19に記載のステータの製造方法。
  21. 前記ステータコアを前記モールド樹脂と一体に成形する工程では、前記金型に設けた位置決め部により、前記コアバックを前記径方向の内側に向けて付勢する
    請求項19または20に記載のステータの製造方法。
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