JP7219331B2 - 電動機、送風機、空気調和装置および電動機の製造方法 - Google Patents

電動機、送風機、空気調和装置および電動機の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電動機、送風機、空気調和装置および電動機の製造方法に関する。
電動機は、回転子コアにマグネットを取り付けた回転子と、回転子を囲む固定子とを有する。近年、マグネットで第1の磁極を構成し、回転子コアの一部で第2の磁極を構成したコンシクエントポール型の回転子が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2017/183162号(図1参照)
コンシクエントポール型の回転子は、非コンシクエントポール型の回転子よりも外径が大きくなる傾向があり、これに伴って固定子の外径も大きくなる傾向がある。そのため、電動機の出力を高出力化すると、固定子の剛性が不足し、電動機の振動および騒音が増加する可能性がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、コンシクエントポール型の回転子を有する電動機の振動および騒音を低減することを目的とする。
本発明の一態様による電動機は、軸線を中心とする周方向に複数のコア部分を連結部で連結した環状の固定子コアと、固定子コアを覆うカバー部であって、軸線を中心とする径方向の外側から固定子コアを囲むコア周囲部と、軸線の方向において固定子コアから突出するコア隣接部とを含むカバー部と、固定子コアの径方向の内側に設けられた回転子コアと、回転子コアに取り付けられたマグネットとを有し、マグネットが第1の磁極を構成し、回転子コアの一部が第2の磁極を構成する回転子とを有する。軸線からコア周囲部の外周までの径方向の最短距離R1と、軸線から固定子コアの外周までの径方向の最短距離R2とは、R1≧1.15×R2を満足する。コア周囲部とコア隣接部とは機械特性の互いに異なる材質で構成され、コア周囲部の強度はコア隣接部の強度よりも高く、コア周囲部の径方向の最少厚さT1はコア隣接部の径方向の最少厚さT2よりも厚い。
本発明によれば、軸線からコア周囲部の外周までの最短距離R1と、軸線から固定子コアの外周までの最短距離R2とが、R1≧1.15×R2を満足するため、カバー部によって固定子コアを強固に保持することができる。これにより、コンシクエントポール型の回転子を有する電動機の振動および騒音を低減することができる。
実施の形態1における電動機を示す部分縦断面図である。 実施の形態1における固定子コアを示す平面図である。 実施の形態1における回転子を示す縦断面図である。 実施の形態1における回転子を示す横断面図である。 実施の形態1における電動機を示す背面図である。 実施の形態1におけるモールド固定子を示す部分横断面図である。 実施の形態1におけるR1/R2と騒音レベルとの関係を示すグラフである。 実施の形態1における電動機の製造工程で使用する金型を示す縦断面図である。 実施の形態1における電動機の製造工程を示すフローチャートである。 実施の形態2における電動機を示す部分縦断面図である。 実施の形態2における電動機の製造工程を示すフローチャートである。 実施の形態における電動機のモールド固定子を示す部分横断面図である。 実施の形態における電動機の製造工程を示すフローチャートである。 実施の形態における電動機のモールド固定子を示す部分横断面図である。 各実施の形態の電動機が適用可能な空気調和装置を示す図(A)およびその室外機を示す断面図(B)である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
<電動機1の構成>
図1は、実施の形態1における電動機1を示す縦断面図である。電動機1は、例えば空気調和装置の送風機に用いられ、インバータで駆動されるブラシレスDCモータである。また、電動機1は、回転子2にマグネット25が埋め込まれたIPM(Interior Permanent Magnet)モータである。
電動機1は、回転軸であるシャフト11を有する回転子2と、回転子2を囲むモールド固定子50とを有する。モールド固定子50は、回転子2を囲むように設けられた固定子5と、固定子5を覆うカバー部40とを有する。
以下の説明では、シャフト11の中心軸線である軸線C1の方向を「軸方向」と称する。また、軸線C1を中心とする周方向を「周方向」と称し、図2等に矢印Sで示す。軸線C1を中心とする半径方向を「径方向」と称する。軸方向に平行な断面における断面図を「縦断面図」と称し、軸方向に直交する断面における断面図を「横断面図」と称する。
シャフト11は、モールド固定子50から図1における左側に突出しており、その突出部に形成された取付け部11aには、例えば送風機の羽根車505(図15(A))が取り付けられる。そのため、シャフト11の突出側を「負荷側」と称し、その反対側を「反負荷側」と称する。
<モールド固定子50の構成>
モールド固定子50は、上記の通り、固定子5とカバー部40とを有する。固定子5は、回転子2を径方向外側から囲んでいる。固定子5は、固定子コア51と、固定子コア51に設けられた絶縁部52と、絶縁部52を介して固定子コア51に巻き付けられたコイル53とを有する。
カバー部40は、BMC(バルクモールディングコンパウンド)等の熱硬化性樹脂で形成される。また、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の熱可塑性樹脂で構成してもよい。カバー部40は、その外周に、取り付け脚55を有する。取り付け脚55は、電動機1を空気調和装置に取り付けるために設けられる。
カバー部40は、軸方向において、負荷側に開口部57を有し、反負荷側に軸受支持部58を有する。回転子2は、開口部57からモールド固定子50の内部の中空部分に挿入される。開口部57には、金属製のブラケット15が取り付けられている。このブラケット15には、シャフト11を支持する一方の軸受12が保持される。ブラケット15の外側には、水等の侵入を防止するための防水キャップ14が取り付けられている。カバー部40の軸受支持部58は、円筒状の内周面を有し、この内周面には、シャフト11を支持するもう一方の軸受13が保持される。
図2は、固定子コア51を示す平面図である。固定子コア51は、複数の積層要素を軸方向に積層し、カシメ、溶接または接着等によって一体に固定したものである。積層要素は、例えば電磁鋼板である。固定子コア51は、軸線C1を中心とする周方向に環状に延在するヨーク511と、ヨーク511から径方向内側に延在する複数のティース512とを有する。ティース512の径方向内側のティース先端部513は、回転子2(図1)の外周面に対向する。ティース512の数は、ここでは12であるが、これに限定されるものではない。
固定子コア51は、ティース512毎の複数のコア部分51Aに分割された構成を有する。コア部分51Aは、ヨーク511に形成された分割面部514で分割されている。分割面部514は、ヨーク511の内周面から径方向外側に延在する。分割面部514の終端とヨーク511の外周面との間には、塑性変形可能な薄肉部である薄肉連結部515が形成される。
薄肉連結部515は、周方向に隣り合うコア部分51Aを連結する連結部である。すなわち、固定子コア51は、複数のコア部分51Aを薄肉連結部515で周方向に連結した構成を有する。固定子コア51は、薄肉連結部515の塑性変形により、帯状に広げることができる。
固定子コア51を帯状に広げた状態で、ティース512へのコイル53の巻き付けを行うことができる。コイル53の巻き付け後、帯状の固定子コア51を環状に曲げて、端部W同士を溶接する。なお、隣り合うコア部分51Aを連結する連結部は、薄肉連結部515に限らず、例えばカシメ部であってもよい。
図1に戻り、絶縁部52は、例えばPBT等の熱可塑性樹脂で形成されている。絶縁部52は、熱可塑性樹脂を固定子コア51と一体成形するか、あるいは熱可塑性樹脂の成形体を固定子コア51に組み付けることによって形成される。
コイル53は、マグネットワイヤを、絶縁部52を介してティース512(図2)の周囲に巻き付けたものである。絶縁部52は、コイル53の径方向内側および径方向外側にそれぞれ壁部を有し、コイル53を径方向両側からガイドする。
固定子5に対して軸方向の一方の側には、配線基板6が配置されている。配線基板6には、電動機1を駆動するためのパワートランジスタ等の駆動回路60および磁気センサ等が実装されており、リード線61が配線されている。配線基板6のリード線61は、カバー部40の外周部分に取り付けられた口出し部62から、電動機1の外部に引き出される。
<回転子2の構成>
図3は、回転子2を示す縦断面図である。図4は、回転子2の一部を拡大して示す縦断面図である。図4は、図3に示した線分IV-IVにおける回転子2を示す横断面図である。
図4に示すように、回転子2は、回転軸であるシャフト11と、シャフト11の径方向外側に距離を開けて設けられた回転子コア20と、回転子コア20に埋め込まれた複数のマグネット25と、シャフト11と回転子コア20との間に設けられた樹脂部3とを有する。マグネット25の数は、ここでは5である。マグネット25は、メインマグネットまたは回転子マグネットとも称する。
回転子コア20は、軸線C1を中心とする環状の部材である。回転子コア20は、外周20aと内周20bとを有し、内周20bはシャフト11に距離を開けて対向している。回転子コア20は、複数の積層要素を軸方向に積層し、カシメ、溶接または接着等によって一体に固定したものである。積層要素は、例えば電磁鋼板であり、厚さは0.1mm~0.7mmである。
回転子コア20は、周方向に複数の磁石挿入孔21を有する。磁石挿入孔21は、周方向に等間隔で、且つ軸線C1から等距離に配置されている。磁石挿入孔21の数は、ここでは5である。磁石挿入孔21は、回転子コア20の外周20aに沿って形成され、回転子コア20を軸方向に貫通している。
各磁石挿入孔21には、マグネット25が挿入されている。マグネット25は平板状であり、軸方向に直交する断面形状は矩形状である。マグネット25は、希土類磁石であり、より具体的には、Nd(ネオジム)、Fe(鉄)およびB(ホウ素)を主成分とするネオジム焼結磁石である。磁石挿入孔21の周方向の両端には、空隙であるフラックスバリア22が形成されている。フラックスバリア22は、隣り合うマグネット25の間の磁束の短絡を抑制する。
5つのマグネット25は、互いに同一の磁極を回転子コア20の外周側に向けて配置されている。回転子コア20において、周方向に隣り合うマグネット25の間の領域には、マグネット25とは反対の磁極が形成される。
そのため、回転子2には、5つの第1の磁極P1と、5つの第2の磁極P2とが周方向に交互に配列される。第1の磁極P1はマグネット25で構成され、第2の磁極P2は回転子コア20で構成される。このような構成を、コンシクエントポール型と称する。
以下では、単に「磁極」という場合、第1の磁極P1と第2の磁極P2の両方を含むものとする。回転子2の極数は、10である。回転子2の磁極P1,P2は、極ピッチを36度(360度/10)として、周方向に等角度間隔に配置される。第1の磁極P1と第2の磁極P2との間は、極間Mとなる。
回転子コア20の外周20aは、軸方向に直交する断面において、いわゆる花丸形状を有する。言い換えると、回転子コア20の外周20aは、磁極P1,P2のそれぞれの極中心で外径が最大となり、極間Mで外径が最小となり、極中心から極間Mまでが弧状となる。回転子コア20の外周20aは、花丸形状に限らず、円形状であってもよい。回転子コア20の内周20bは、軸方向に直交する断面において、円形状を有する。
コンシクエントポール型の回転子2では、同じ極数の非コンシクエントポール型の回転子と比較して、マグネット25の数を半分にすることができる。高価なマグネット25の数が少ないため、回転子2の製造コストが低減される。
ここでは回転子2の極数を10としたが、極数は4以上の偶数であればよい。また、ここでは1つの磁石挿入孔21に1つのマグネット25を配置しているが、1つの磁石挿入孔21に2つ以上のマグネット25を配置してもよい。
シャフト11と回転子コア20との間には、樹脂部3が設けられている。樹脂部3は、シャフト11と回転子コア20とを互いに離間させた状態で保持するものであり、非磁性体で形成される。樹脂部3は、望ましくはPBT等の熱可塑性樹脂で形成される。
樹脂部3は、シャフト11の外周に接する環状の内環部31と、回転子コア20の内周20bに接する環状の外環部33と、内環部31と外環部33とを連結する複数のリブ32とを備えている。リブ32は、軸線C1を中心として周方向に等間隔に配置されている。リブ32の数は、例えば極数の半分であり、ここでは5である。
樹脂部3の内環部31の内側には、シャフト11が嵌合している。リブ32は、周方向に等間隔で配置され、内環部31から径方向外側に放射状に延在している。周方向に隣り合うリブ32間には、空洞部35が形成される。ここでは、リブ32の数が極数の半分であり、リブ32の周方向位置が第2の磁極P2の極中心と一致しているが、このような数および配置に限定されるものではない。
図3に示すように、軸方向に回転子コア20に対向するように、センサマグネット26が配置されている。センサマグネット26は、樹脂部3によって保持されている。センサマグネット26は、回転子2の極数と同数の磁極を有する。センサマグネット26の磁界は、配線基板6に実装された磁気センサによって検出され、これにより回転子2の周方向における位置、すなわち回転位置が検出される。
<モールド固定子50のカバー部40の構成>
図1に示すように、カバー部40は、固定子コア51を径方向外側から囲むコア周囲部41と、軸方向において固定子コア51の両側に突出するコア隣接部42,43とを有する。コア周囲部41は、上記の取り付け脚55を含む。
コア隣接部42は、コア周囲部41の負荷側すなわち図1の左側に位置する。コア隣接部42は、固定子コア51の軸方向端面から突出する絶縁部52およびコイル53を覆う部分であり、上述した開口部57を有する。
コア隣接部43は、コア周囲部41の反負荷側すなわち図1の右側に位置する。コア隣接部43は、固定子コア51の軸方向端面から突出する絶縁部52およびコイル53並びに配線基板6を覆う部分であり、上述した軸受支持部58を有する。
軸線C1からコア周囲部41の外周までの径方向の最短距離を、R1とする。ここではコア周囲部41の外周は円筒状であるが、テーパを有してもよい。また、軸線C1から固定子コア51の外周までの径方向の最短距離を、R2とする。R1,R2は、R1≧1.15×R2を満足する。
コア周囲部41の径方向の最少厚さを、T1とする。最少厚さT1は、コア周囲部41の外周と固定子コア51の外周との径方向の最短距離である。ここでは、コア周囲部41の径方向の厚さは、取り付け脚55を除き、軸方向に一定であるが、厚さが軸方向に変化してもよい。
コア隣接部42,43の径方向の最少厚さを、T2とする。コア隣接部42の最小厚さは、コア隣接部42の外周と、コア隣接部42に覆われる構成要素との径方向の最短距離である。ここでは、コア隣接部42の外周がテーパを有しており、コア隣接部42の外径はコア周囲部41から軸方向に離れるほど小さくなる。そのため、コア隣接部42の最少厚さT2は、コア隣接部42の外周と、絶縁部52の突出端部との径方向の距離となる。
コア隣接部43の最小厚さは、コア隣接部43の外周と、コア隣接部43に覆われる構成要素との径方向の最短距離である。コア隣接部43の外径は、コア隣接部42の外径よりも大きい。そのため、コア隣接部42,43を合わせた部分における最少厚さT2は、上述したコア隣接部42の外周と絶縁部52の突出端部との径方向の距離となる。
図5は、電動機1を図1に矢印Vで示した方向から見た図、すなわち背面図である。図6は、図1に線分VI-VIで示した面におけるモールド固定子50を示す部分横断面図である。図6では、モールド固定子50のうちカバー部40を断面で示している。
図5に示すように、モールド固定子50は軸線を中心とする環状の外周を有し、外周から径方向外側に突出する取り付け脚55が形成されている。この例では、4つの取り付け脚55が、周方向に90度間隔で形成されている。但し、取り付け脚55の数は任意である。取り付け脚55には、電動機1を空気調和装置に取り付ける固定具を挿通するための穴56が形成されている。
図6に示すように、カバー部40のコア周囲部41は、固定子コア51を径方向外側から囲むように環状に設けられ、さらに上記の取り付け脚55を有する。コア周囲部41は、固定子コア51の薄肉連結部515の径方向外側に位置する第1の部分411と、固定子コア51のティース512の径方向外側に位置する第2の部分412とを有する。
第1の部分411と第2の部分412とは、周方向に交互に設けられている。第1の部分411の数および第2の部分412の数は、いずれもティース512と同数であり、ここでは12である。12個の第1の部分411のうち、4つの第1の部分411の径方向外側に、上記の取り付け脚55が形成されている。
なお、第1の部分411は、薄肉連結部515の径方向外側に位置していればよく、周方向の幅は任意である。同様に、第2の部分412は、ティース512の径方向外側に位置していればよく、周方向の幅は任意である。
コア周囲部41において、第1の部分411の径方向の最大厚さを、A1とする。第1の部分411の最大厚さA1は、固定子コア51の外周から第1の部分411の外周までの最大距離であるが、ここでは、固定子コア51の外周から取り付け脚55の外周までの距離である。
第2の部分412の径方向の最大厚さを、A2とする。第2の部分412の最大厚さA2は、固定子コア51の外周から第2の部分412の外周までの最大距離である。第1の部分411の最大厚さA1は、第2の部分412の最大厚さA2よりも厚い。
また、軸線C1からコア周囲部41の外周までの最短距離R1と、軸線C1から固定子コア51の外周までの最短距離R2と、第1の部分411の最大厚さA1とは、R2+A1≧R1を満足する。すなわち、取り付け脚55を含む第1の部分411は、コア周囲部41の他の部分よりも径方向外側に突出している。
図7は、軸線C1からコア周囲部41の外周までの最短距離R1と、軸線C1から固定子コア51の外周までの最短距離R2との比R1/R2と、騒音レベルとの関係を示すグラフである。騒音レベルは、R1/R2=1.07の場合の騒音レベルを基準値とし、この基準値に対する相対値で表されている。
図7に示すように、R1/R2が増加するにつれて、騒音レベルが低下する。これは、固定子コア51の外径に対してカバー部40の外径が大きくなることにより、カバー部40が固定子コア51を強固に保持することができるためである。
R1/R2が1.15以上になると、騒音レベルの低下の度合いは緩やかになる。すなわち、R1/R2=1.15となる点は、曲線の変曲点に相当する。また、R1/R2が1.20を超えると、騒音レベルは一定となる。そのため、騒音を十分に抑制するためには、R1/R2が1.15以上であることが望ましいことが分かる。
固定子コア51は、複数のコア部分51Aを薄肉連結部515で連結した構成を有するため、一体型の固定子と比較して強度が低い。軸線C1からコア周囲部41の外周までの最短距離R1と、軸線C1から固定子コア51の外周までの最短距離R2とが、R1≧1.15×R2を満足することにより、カバー部40が固定子コア51を強固に保持することができる。これにより、固定子コア51の変形を抑制し、電動機1の振動および騒音を低減することができる。
また、軸線C1からコア周囲部41の外周までの最短距離R1と、軸線C1から固定子コア51の外周までの最短距離R2とが、R1≧1.20×R2を満足すれば、電動機1の振動および騒音をさらに抑制することができる。
また、上記の通り、コア周囲部41において、第1の部分411の最大厚さA1が第2の部分412の最大厚さA2よりも厚い。固定子コア51の中で薄肉連結部515は強度が低い部分であるが、この薄肉連結部515の径方向外側に位置する第1の部分411の最大厚さA1を厚くすることにより、固定子コア51の変形を抑制し、電動機1の振動および騒音を低減することができる。
なお、コア周囲部41の第1の部分411の全てが最大厚さA1を有していれば、電動機1の振動および騒音を低減する効果をさらに高めることができるが、一部の第1の部分411が最大厚さA1を有していれば、電動機1の振動および騒音をある程度まで低減することができる。
また、上記の通り、軸線C1からコア周囲部41の外周までの最短距離R1と、軸線C1から固定子コア51の外周までの最短距離R2と、カバー部40の第1の部分411の最大厚さA1とは、R2+A1≧R1を満足する。すなわち、第1の部分411は、コア周囲部41の他の部分よりも径方向外側に突出している。そのため、コア周囲部41を径方向に全体的に大きくした場合と比較して、材料の使用量を低減しながら、固定子コア51の変形を抑制し、電動機1の振動および騒音を低減することができる。
また、上記の通り、コア周囲部41の最小厚さT1がコア隣接部42,43の最少厚さT2よりも厚いため、コア周囲部41により固定子コア51の変形を抑制しながら、カバー部40を構成する材料の使用量を低減することができる。
<電動機1の製造方法>
次に、電動機1の製造方法について説明する。まず、固定子5の製造工程で用いる金型200について説明する。図8は、モールド工程で用いる金型200を示す模式図である。
金型200は、開閉可能な上金型201と下金型202とを備えて構成され、両者の間に空洞部であるキャビティ204が形成される。上金型201と下金型202との間には、キャビティ204に樹脂を注入する流路であるランナ206が形成されている。ランナ206は、キャビティ204の上端部分に繋がっている。
下金型202には、キャビティ204内に突出する円柱状の中芯203が形成されている。中芯203は、固定子5の内側に係合する。中芯203の下端部には、中芯203よりも径方向外側に張り出した大径部207が形成されている。この大径部207は、固定子5の開口部57(図1)に対応する部分である。
図9は、電動機1の製造工程を示すフローチャートである。まず、積層鋼板を積層し、カシメ等により一体に固定することにより、固定子コア51を形成する(ステップS101)。この段階では、固定子コア51の複数のコア部分51Aは環状に曲げられておらず、帯状に広げられている。
次に、熱可塑性樹脂の成形体を固定子コア51に取り付けるか、あるいは熱可塑性樹脂を固定子コア51と一体成形することにより、絶縁部52を形成する。その後、固定子コア51のティース512に、絶縁部52を介してコイル53を巻き付け、固定子コア51の複数のコア部分51Aを環状に曲げて端部Wを溶接する(ステップS102)。
次に、固定子コア51の絶縁部52に配線基板6を取り付け、電動機1と配線基板6を電気的に接続する(ステップS103)。これにより、固定子コア51、絶縁部52、コイル53および配線基板6を有する固定子5が製造される。
次に、固定子5を図8に示した金型200にセットし、樹脂によりカバー部40を成形する(ステップS104)。具体的には、上金型201を上方に移動させてキャビティ204を開放し、キャビティ204内に固定子5をセットする。固定子5の口出し部62は、キャビティ204の外部に突出している。
そののち、上金型201を下方に移動してキャビティ204を閉じ、BMC等の樹脂をランナ206からキャビティ204に注入し、硬化させる。熱硬化性樹脂を用いた場合には、キャビティ204に樹脂を注入したのち、金型200を加熱することにより樹脂を硬化させる。
キャビティ204内で硬化した樹脂は、固定子5を覆うカバー部40となる。これにより、モールド固定子50が形成される。なお、樹脂は熱硬化性樹脂に限らず、例えば熱可塑性樹脂でもよい。
一方、回転子2は、次のようにして製造する。まず積層鋼板を積層し、カシメ等により一体に固定して回転子コア20を形成し、回転子コア20の磁石挿入孔21にマグネット25を挿入する。さらに、回転子コア20を、シャフト11およびセンサマグネット26と共に、回転子用の金型にセットし、樹脂を金型に注入して硬化させることにより、樹脂部3を形成する。これにより、回転子2(図3)が製造される。
その後、回転子2のシャフト11に軸受12,13を取り付け、回転子2を開口部57からモールド固定子50の内側に挿入する。また、ブラケット15および防水キャップ14を、モールド固定子50の開口部57に取り付ける(ステップS105)。これにより、電動機1の製造が完了する。
<実施の形態の効果>
以上説明したように、実施の形態1の電動機1は、周方向に複数のコア部分51Aを連結した環状の固定子コア51と、固定子コア51を径方向外側から囲むコア周囲部41を有するカバー部40とを有する。回転子2は、固定子コア51の径方向内側に設けられた回転子コア20と、回転子コア20に取り付けられたマグネット25とを有し、マグネット25が第1の磁極P1を構成し、回転子コア20の一部が第2の磁極P2を構成する。また、軸線C1からコア周囲部41の外周までの径方向の最短距離R1と、軸線C1から固定子コア51の外周までの径方向の最短距離R2とは、R1≧1.15×R2を満足する。そのため、カバー部40によって固定子コア51を強固に保持することができ、これにより固定子コア51の変形を抑制し、電動機1の振動および騒音を低減することができる。
また、固定子コア51を囲むコア周囲部41の最小厚さT1が、軸方向において固定子コア51よりも突出するコア隣接部42,43の最少厚さT2よりも厚いため、カバー部40を構成する材料の使用量を低減しながら、固定子コア51の変形を抑制し、電動機1の振動および騒音を低減することができる。
また、カバー部40において、固定子コア51の薄肉連結部515の径方向外側に位置する第1の部分411の径方向の最大厚さA1と、上記の最短距離R1,R2とが、R2+A1>R1を満足するため、カバー部40を構成する材料の使用量を低減しながら、固定子コア51の変形の抑制効果および電動機1の振動および騒音の低減効果を高めることができる。
また、カバー部40において、固定子コア51の薄肉連結部515の径方向外側に位置する第1の部分411の径方向の最大厚さA1と、ティース512の径方向外側に位置する第2の部分412の径方向の最大厚さA2とが、A1>A2を満足するため、固定子コア51の薄肉連結部515を特に強固に保持し、固定子コア51の変形を抑制する効果を高めることができる。
また、ティース512の径方向外側に位置する第2の部分412の最大厚さA2が、コア周囲部41の厚さのうちで最も狭いため、カバー部40を構成する材料の使用量を低減し、固定子コア51の変形の抑制効果および電動機1の振動および騒音の低減効果を高めることができる。
また、カバー部40は、薄肉連結部515の径方向外側に取り付け脚55を有するため、電動機1を空気調和装置に取り付けるための取り付け脚55を利用して、固定子コア51を強固に保持することができる。これにより、固定子コア51の変形の抑制効果および電動機1の振動および騒音の低減効果を高めることができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2の電動機1について説明する。図10は、実施の形態2の電動機1の部分縦断面図である。実施の形態2の電動機1は、モールド固定子50のカバー部40Aのコア周囲部41Aと、コア隣接部42A,43Aとが、互いに機械特性の異なる材料で構成されている。コア周囲部41Aは第1の構成部分とも称し、コア隣接部42A,43Aは第2の構成部分とも称する。機械特性とは、例えば、引張強度等の強度である。
コア周囲部41Aは、固定子コア51を保持するため、特に強度の高い材料で構成されることが望ましい。一方、コア隣接部42A,43Aは、配線基板6、口出し部62および絶縁部52等の複雑形状を有する構成要素を覆うため、成形時の流動性の高い材料で構成されることが望ましい。
コア周囲部41Aおよびコア隣接部42A,43Aは、例えば、BMC等の熱硬化性樹脂で構成することができる。BMCは、一例としては、不飽和ポリエステルを20重量%、炭酸カルシウムまたは水酸カルシウム等の充填材を70重量%、スチレンモノマー等の架橋剤を5~7重量%、離型剤または着色顔料等の添加剤を2~3重量%含む。
この実施の形態2では、カバー部40Aのコア周囲部41Aが、上記のBMCに、ガラス繊維等の補強材を添加した材料で構成される。補強材の添加量は、例えば5重量%である。一方、コア隣接部42A,43Aは、補強材を添加しないBMCで構成される。これにより、コア周囲部41Aにより固定子コア51を強固に保持し、コア隣接部42A,43Aにより配線基板6等の構成要素を隙間なく覆うことができる。すなわち、電動機1の振動および騒音を抑制し、且つ電動機1の品質を向上することができる。
また、コア周囲部41Aおよびコア隣接部42A,43Aは、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の熱可塑性樹脂で構成してもよい。一般に、PPSはPBTよりも強度が高いため、コア周囲部41AをPPSで構成し、コア隣接部42A,43AをPBTで構成してもよい。
また、コア周囲部41Aを、熱可塑性樹脂に、ガラス繊維等の補強材を添加した材料で構成することもできる。補強材の添加量は、例えば15~50重量%である。この場合、コア隣接部42A,43Aを、補強材を添加しない熱可塑性樹脂で構成することができる。
また、コア周囲部41Aおよびコア隣接部42A,43Aの少なくとも一方を、樹脂以外の材料で構成してもよい。例えば、コア周囲部41Aをアルミニウムのダイキャスト成形体で構成し、コア隣接部42A,43Aを上述した熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂で構成してもよい。
また、コア周囲部41Aは、固定子5を補強する役割を有するため、ガラス繊維等の補強材を添加した熱可塑性樹脂で構成してもよい。また、コア隣接部42A,43Aは、軸受支持部58等を備えるため、高い寸法精度を得やすい熱硬化性樹脂で構成してもよい。すなわち、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを組み合わせて用いてもよい。
実施の形態2の電動機1は、上述した点を除き、実施の形態1の電動機1と同様に構成されている。
図11は、実施の形態2の電動機1の製造工程を示すフローチャートである。固定子5を製造する工程(ステップS101~S103)は、実施の形態1と同様である。
この実施の形態2では、カバー部40Aのコア周囲部41Aとコア隣接部42A,43Aとが異なる材料で構成されるため、3回の成形を行う。1回目の成形では、コア隣接部42Aに対応する領域にキャビティを有する第1の金型内に固定子5をセットし、例えば、補強材を添加しないBMCを金型内に注入して加熱する(ステップS104A)。これにより、固定子5の負荷側を覆うコア隣接部42Aが形成される。
次に、コア周囲部41Aに対応する領域にキャビティを有する第2の金型内に、固定子5をセットし、例えば、補強材を添加したBMCを金型内に注入して加熱する(ステップS104B)。これにより、コア隣接部42Aに隣接して、固定子コア51を覆うコア周囲部41Aが形成される。
次に、コア隣接部43Aに対応する領域にキャビティを有する第3の金型内に、固定子5をセットし、例えば、補強材を添加しないBMCを金型内に注入して加熱する(ステップS104C)。これにより、コア周囲部41Aに隣接して、固定子5の反負荷側を覆うコア隣接部43Aが形成される。
このようにしてモールド固定子50が形成される。その後、実施の形態1で説明したように、回転子2をモールド固定子50の内側に挿入し、ブラケット15および防水キャップ14をモールド固定子50に取り付ける(ステップS105)。これにより、電動機1の製造が完了する。
ここでは、コア周囲部41Aおよびコア隣接部42A,43を熱硬化性樹脂で構成する場合の製造工程について説明したが、コア周囲部41Aおよびコア隣接部42A,43を熱可塑性樹脂で構成してもよい。この場合には、ステップS104A~S104Cにおいて、樹脂を金型に注入して加熱により硬化させる代わりに、加熱して溶融状態となった樹脂を金型に注入して冷却により硬化させる。
また、図11に示した製造工程では、ステップS104A~S104Cの3ステップでコア周囲部41Aおよびコア隣接部42A,43を形成したが、このような製造工程に限定されるものではない。例えば、ステップS104Aでコア周囲部41Aを形成したのち、コア周囲部41Aの軸方向両側にコア隣接部42A,43を同時に形成すれば、2ステップでコア周囲部41Aおよびコア隣接部42A,43を形成することができる。
以上説明したように、実施の形態2では、モールド固定子50のカバー部40Aのコア周囲部41Aとコア隣接部42A,43Aとが、互いに機械特性の異なる材料で構成されているため、コア周囲部41Aで固定子コア51を強固に保持すると共に、コア隣接部42A,43Aで配線基板6等を隙間なく覆うことができる。そのため、電動機1の振動および騒音を低減し、さらに電動機1の性能を向上することができる。
また、コア周囲部41Aおよびコア隣接部42A,43Aが、樹脂を含む材料で構成されているため、互いに機械特性の異なるコア周囲部41Aおよびコア隣接部42A,43Aを、比較的簡単な工程で製造することができる。
特に、コア周囲部41Aおよびコア隣接部42A,43Aの少なくとも一方を、熱硬化性樹脂を含む材料あるいは熱可塑性樹脂を含む材料で構成することにより、上記のように複数の金型を利用した成形が可能になり、製造工程をさらに簡単にすることができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3の電動機1について説明する。図12は、実施の形態3の電動機1のモールド固定子50を示す部分横断面図である。実施の形態3のカバー部40Bのコア周囲部41Bは、固定子コア51を径方向外側から囲む環状の第1の構成部分45と、この第1の構成部分45をさらに径方向外側から囲む環状の第2の構成部分46とを有する。第1の構成部分45と第2の構成部分46とは、互いに機械特性の異なる材料で構成されている。機械特性とは、例えば、引張強度等の強度である。
第1の構成部分45は、固定子コア51を保持するため、特に強度の高い材料で構成されることが望ましい。一方、第2の構成部分46は、第1の構成部分45の径方向外側に設けられており、第1の構成部分45と比較して要求強度が低いため、低コストの材料で構成されることが望ましい。
第1の構成部分45および第2の構成部分46は、BMC等の熱硬化性樹脂で構成することができる。すなわち、第1の構成部分45は、実施の形態2のコア周囲部41Aと同様、熱硬化性樹脂にガラス繊維等の補強材を添加した材料で構成することができる。第2の構成部分46は、実施の形態2のコア隣接部42A,43Aと同様、補強材を添加しない熱硬化性樹脂で構成することができる。
また、第1の構成部分45および第2の構成部分46は、PBTまたはPPS等の熱可塑性樹脂で構成してもよい。具体的には、第1の構成部分45を、熱可塑性樹脂に補強材を添加した材料で構成し、第2の構成部分46を、補強材を添加しない熱可塑性樹脂で構成することができる。
また、第1の構成部分45および第2の構成部分46の少なくとも一方を、樹脂以外の材料で構成してもよい。例えば、第1の構成部分45をアルミニウムのダイキャスト成形体で構成し、第2の構成部分46を上述した熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂で構成してもよい。
なお、図12にはカバー部40Bのコア周囲部41Bを示したが、カバー部40Bのコア隣接部42,43(図1)は、実施の形態1または実施の形態2と同様に形成することができる。成形の容易さの点では、カバー部40Bのコア隣接部42,43を、第1の構成部分45と同様の材料で、第1の構成部分45と一体成形することが望ましい。
実施の形態3の電動機1は、上述した点を除き、実施の形態1の電動機1と同様に構成されている。
図1は、実施の形態3の電動機1の製造工程を示すフローチャートである。固定子5を製造する工程(ステップS101~S103)は、実施の形態1と同様である。
この実施の形態3では、カバー部40Bの第1の構成部分45と第2の構成部分46とが異なる材料で構成されるため、2回の成形を行う。1回目の成形では、第1の構成部分45に対応する領域にキャビティを有する第1の金型内に固定子5をセットし、例えば、補強材を添加したBMCを金型内に注入して加熱する(ステップS104D)。これにより、固定子コア51を覆う第1の構成部分45とコア隣接部42,43(図1)とが形成される。
次に、第2の構成部分46に対応する領域にキャビティを有する第2の金型内に、固定子5を設置し、例えば、補強材を添加しないBMCを金型内に注入して加熱する(ステップS104E)。これにより、第1の構成部分45を径方向外側から覆う第2の構成部分46が形成される。
このようにしてモールド固定子50が形成される。その後、実施の形態1で説明したように、回転子2をモールド固定子50の内側に挿入し、ブラケット15および防水キャップ14をモールド固定子50に取り付ける(ステップS105)。これにより、電動機1の製造が完了する。
ここでは、第1の構成部分45および第2の構成部分46を熱硬化性樹脂で構成する場合の製造工程について説明したが、第1の構成部分45および第2の構成部分46を熱可塑性樹脂で構成してもよい。この場合には、このステップS104D~S104Eにおいて、樹脂を金型に注入して加熱により硬化させる代わりに、加熱して溶融状態となった樹脂を金型に注入して冷却により硬化させる。
以上説明したように、実施の形態3では、モールド固定子50のカバー部40Bの第1の構成部分45と第2の構成部分46とが機械特性の異なる材料で構成されているため、第1の構成部分45で固定子コア51を強固に保持すると共に、第2の構成部分46を低コストの材料で構成することができる。これにより、電動機1の振動および騒音を低減し、なお且つ製造コストを低減することができる。
また、第1の構成部分45および第2の構成部分46が、いずれも樹脂を含む材料で構成されているため、機械特性の異なる第1の構成部分45および第2の構成部分46を、比較的簡単な製造方法で形成することができる。
特に、第1の構成部分45および第2の構成部分46が、熱硬化性樹脂を含む材料で構成されている場合、あるいは熱可塑性樹脂を含む材料で構成されている場合には、上記のように複数の金型を利用した成形が可能になり、製造工程をさらに簡単にすることができる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4の電動機1について説明する。図14は、実施の形態4の電動機1のモールド固定子50を示す部分横断面図である。実施の形態4のカバー部40Cのコア周囲部41Cは、固定子コア51の薄肉連結部515の径方向外側に位置する第1の構成部分47と、固定子コア51のティース512の径方向外側に位置する第2の構成部分48とを有する。第1の構成部分47と第2の構成部分48とは、互いに機械特性の異なる材料で構成されている。機械特性とは、例えば、引張強度等の強度である。
第1の構成部分47は、固定子コア51の中では強度の低い薄肉連結部515を保持するため、特に強度の高い材料で構成されることが望ましい。一方、第2の構成部分48は、固定子コア51の中では強度の高い部分を保持するため、第1の構成部分47と比較して要求強度が低く、そのため低コストの材料で構成されることが望ましい。
第1の構成部分47および第2の構成部分48は、BMC等の熱硬化性樹脂で構成することができる。すなわち、第1の構成部分47は、実施の形態2のコア周囲部41Aと同様、熱硬化性樹脂にガラス繊維等の補強材を添加した材料で構成することができる。また、第2の構成部分48は、実施の形態2のコア隣接部42A,43Aと同様、補強材を添加しない熱硬化性樹脂で構成することができる。
また、第1の構成部分47および第2の構成部分48は、PBTまたはPPS等の熱可塑性樹脂で構成してもよい。具体的には、第1の構成部分47を、熱可塑性樹脂にガラス繊維等の補強材を添加した材料で構成することができる。また、第2の構成部分48は、補強材を添加しない熱可塑性樹脂で構成することができる。
また、第1の構成部分47および第2の構成部分48の少なくとも一方を、樹脂以外の材料で構成してもよい。例えば、第1の構成部分47をアルミニウムのダイキャスト成形体で構成し、第2の構成部分48を上述した熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂で構成してもよい。
なお、図14にはカバー部40Cのコア周囲部41Cを示したが、カバー部40Cのコア隣接部42,43(図1)は、実施の形態1または実施の形態2と同様に形成することができる。
実施の形態4の電動機1は、上述した点を除き、実施の形態1の電動機1と同様に構成されている。
以上説明したように、実施の形態4では、モールド固定子50のカバー部40Cの第1の構成部分47と第2の構成部分48とが互いに機械特性の異なる材料で構成されているため、第1の構成部分47で固定子コア51を強固に保持すると共に、第2の構成部分48を低コストの材料で構成することができる。これにより、電動機1の振動および騒音を低減し、なお且つ製造コストを低減することができる。
<空気調和装置>
次に、上述した実施の形態1~4の電動機1が適用可能な空気調和装置について説明する。図15(A)は、実施の形態1の電動機1を適用した空気調和装置500の構成を示す図である。空気調和装置500は、室外機501と、室内機502と、これらを接続する冷媒配管503とを備える。
室外機501は、例えばプロペラファンである室外送風機510を備え、室内機502は、例えばクロスフローファンである室内送風機520を備える。室外送風機510は、羽根車505と、これを駆動する電動機1とを有する。室内送風機520は、羽根車521と、これを駆動する電動機1とを有する。電動機1は、いずれも実施の形態1で説明した構成を有する。なお、図15(A)には、冷媒を圧縮する圧縮機504も示されている。
図15(B)は、室外機501の断面図である。電動機1は、室外機501のハウジング508内に配置されたフレーム509によって支持されている。電動機1のシャフト11には、ハブ506を介して羽根車505が取り付けられている。
室外送風機510では、電動機1の回転子2の回転により羽根車505が回転し、空気を室外に送風する。同様に、室内送風機520では、電動機1の回転子2の回転により羽根車521が回転し、空気を室内に送風する。
冷房運転時には、冷媒が凝縮器で凝縮する際に放出された熱を、室外送風機510の送風によって室外に放出する。また、蒸発器で熱が奪われた空気を、室内送風機520によって室内に送風する。
上述した実施の形態1の電動機1は、振動および騒音を低減する構成を有するため、空気調和装置500の静音性を向上することができる。なお、実施の形態1の電動機1の代わりに、実施の形態2~4の何れの電動機1を用いてもよい。また、ここでは、室外送風機510の駆動源および室内送風機520の駆動源に電動機1がそれぞれ用いられているが、少なくとも何れか一方の送風機の駆動源に電動機1が用いられていればよい。
また、実施の形態1~4で説明した電動機1は、空気調和装置の送風機以外の電気機器に搭載することもできる。
以上、本発明の望ましい実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良または変形を行なうことができる。
1 電動機、 2 回転子、 3 樹脂部、 5 固定子、 6 配線基板、 11 シャフト、 12,13 軸受、 15 ブラケット、 20 回転子コア、 21 磁石挿入孔、 22 フラックスバリア、 25 マグネット、 26 センサマグネット、 40 カバー部、 41 コア周囲部、 41A コア周囲部(第1の構成部分)、 42 コア隣接部、 42A コア隣接部(第2の構成部分)、 43 コア隣接部、 43A コア隣接部(第2の構成部分)、 45,47 第1の構成部分、 46,48 第2の構成部分、 50 モールド固定子、 51 固定子コア、 51A コア部分、 52 絶縁部、 53 コイル、 55 取り付け脚、 200 金型、 411 第1の部分、 412 第2の部分、 500 空気調和装置、 501 室外機、 502 室内機、 503 冷媒配管、 504 圧縮機、 505 羽根車、 510 室外送風機、 511 ヨーク、 512 ティース、 514 分割面部、 515 薄肉連結部(連結部)、 520 室内送風機、 521 羽根車。

Claims (15)

  1. 軸線を中心とする周方向に複数のコア部分を連結部で連結した環状の固定子コアと、
    前記固定子コアを覆うカバー部であって、前記軸線を中心とする径方向の外側から前記固定子コアを囲むコア周囲部と、前記軸線の方向において前記固定子コアから突出するコア隣接部とを含むカバー部と、
    前記固定子コアの前記径方向の内側に設けられた回転子コアと、前記回転子コアに取り付けられたマグネットとを有し、前記マグネットが第1の磁極を構成し、前記回転子コアの一部が第2の磁極を構成する回転子と
    を有し、
    前記軸線から前記コア周囲部の外周までの前記径方向の最短距離R1と、前記軸線から前記固定子コアの外周までの前記径方向の最短距離R2とが、R1≧1.15×R2を満足し、
    前記コア周囲部と前記コア隣接部とは機械特性の互いに異なる材質で構成され、前記コア周囲部の強度は前記コア隣接部の強度よりも高く、前記コア周囲部の前記径方向の最少厚さT1は前記コア隣接部の前記径方向の最少厚さT2よりも厚い
    電動機。
  2. 前記軸線から前記コア周囲部の外周までの前記径方向の最短距離R1と、前記軸線から前記固定子コアの外周までの前記径方向の最短距離R2とが、R1≧1.20×R2を満足する
    請求項1に記載の電動機。
  3. 前記コア周囲部は、前記固定子コアの前記連結部の前記径方向の外側に位置する第1の部分と、前記周方向において前記第1の部分に隣接する第2の部分とを有する
    請求項1または2に記載の電動機。
  4. 前記第1の部分の前記径方向の最大厚さA1と、前記最短距離R1と、前記最短距離R2とが、R2+A1>R1を満足する
    請求項に記載の電動機。
  5. 前記第1の部分の前記径方向の最大厚さA1と、前記第2の部分の前記径方向の最大厚さA2とが、A1>A2を満足する
    請求項またはに記載の電動機。
  6. 前記第2の部分の前記径方向の最大厚さA2が、前記コア周囲部の前記径方向の厚さのうちで最も薄い
    請求項からまでのいずれか1項に記載の電動機。
  7. 前記第1の部分は、前記カバー部の外周に形成される取り付け脚を含む
    請求項からまでのいずれか1項に記載の電動機。
  8. 前記機械特性の互いに異なる材料は、いずれも樹脂を含む
    請求項1から7までのいずれか1項に記載の電動機。
  9. 前記機械特性の互いに異なる材料の少なくとも一方は、熱硬化性樹脂を含む
    請求項に記載の電動機。
  10. 前記機械特性の互いに異なる材料の少なくとも一方は、熱可塑性樹脂を含む
    請求項に記載の電動機。
  11. 請求項1から10までのいずれか1項に記載の電動機と、
    前記電動機によって回転駆動される羽根車と
    を備えた送風機。
  12. 室外機と、前記室外機に冷媒配管を介して接続された室内機とを備え、
    前記室外機と前記室内機の少なくとも一方は、
    請求項11に記載の送風機を有する
    空気調和装置。
  13. 軸線を中心とする周方向に複数のコア部分を連結部で連結して環状の固定子コアを形成する工程と、
    前記固定子コアを覆うカバー部であって、前記固定子コアを前記軸線を中心とする径方向の外側から覆うコア周囲部と、前記軸線の方向において前記固定子コアから突出するコア隣接部とを含むカバー部を形成する工程と、
    回転子コアと、前記回転子コアに取り付けられたマグネットとを有し、前記マグネットが第1の磁極を構成し、前記回転子コアの一部が第2の磁極を構成する回転子を、前記固定子コアの前記径方向の内側に挿入する工程と
    を有し、
    前記カバー部を形成する工程では、前記コア周囲部と前記コア隣接部とを機械特性の互いに異なる材質で構成し、前記軸線から前記コア周囲部の外周までの前記径方向の最短距離R1と、前記軸線から前記固定子コアの外周までの前記径方向の最短距離R2とが、R1≧1.15×R2を満足し、前記コア周囲部の強度が前記コア隣接部の強度よりも高く、前記コア周囲部の前記径方向の最少厚さT1が前記コア隣接部の前記径方向の最少厚さT2よりも厚くなるように、前記カバー部を形成する
    電動機の製造方法。
  14. 前記カバー部を形成する工程では、前記固定子コアを金型にセットし、前記金型に樹脂を注入して前記カバー部を成形する
    請求項13に記載の電動機の製造方法。
  15. 前記カバー部を形成する工程では、
    前記固定子コアを第1の金型にセットし、前記第1の金型に樹脂を注入して前記コア周囲部を成形し、
    前記固定子コアを第2の金型にセットし、前記第2の金型に樹脂を注入して前記コア隣接部を成形する
    請求項13に記載の電動機の製造方法。
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