JP6410841B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空調冷熱機器に使用される電力変換装置に関する。
従来、電力変換装置は、交流電源の出力をブリッジダイオードおよび平滑コンデンサによって整流および平滑することで、直流電圧である母線電圧を生成している。母線電圧を生成する際、電力変換装置では、PFC(Power Factor Correction)回路または安価な対策としてリアクタを用いることで、高調波成分を減衰させている。このような技術が下記特許文献1において開示されている。
特開2011−234428号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、必要な出力値が大きい場合は平滑コンデンサの容量を大きくする必要があり、この場合、リアクタのみでは高調波規格を満たすことが難しくなる、という問題があった。高調波規格を満たすためにPFC回路を用いる場合、消費電力が増加し、またコストがかかる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で高調波規格を満たすことが可能な電力変換装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電力変換装置は、整流回路の出力端と直接または間接的に接続された主回路コンデンサと、前記主回路コンデンサと並列に接続された補償用コンデンサと、前記主回路コンデンサと並列かつ前記補償用コンデンサと直列に接続されたスイッチと、インバータ回路から回転機器へ出力される電力、接続する負荷の動作状態、自装置の周囲温度の情報のうち1つ以上の情報を用いて、前記補償用コンデンサを使用するかどうかを決定し、前記スイッチのオンオフにより高調波成分を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記回転機器の回転数、前記負荷の使用電力量、前記周囲温度の各情報と各情報の状態に対応する前記補償用コンデンサの使用有無の情報とを用いて、前記補償用コンデンサの使用を決定することを特徴とする。
本発明に係る電力変換装置は、簡易な構成で高調波規格を満たすことができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる電力変換装置の構成例を示すブロック図 実施の形態1にかかる制御装置の構成例を示すブロック図 実施の形態1の制御装置がスイッチング素子のオンオフを制御する動作を示すフローチャート 実施の形態1の制御部におけるスイッチング素子のオンオフ決定動作を示すフローチャート 実施の形態1の制御装置のハードウェア構成を示す図 実施の形態2にかかる電力変換装置の構成例を示すブロック図
以下に、本発明の実施の形態に係る電力変換装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる電力変換装置の構成例を示すブロック図である。電力変換装置では、交流電源1から出力される交流電源電流がダイオード20a,20b,20c,20dを備える整流回路であるダイオードブリッジ2によって整流され、リアクタ3を経由して平滑コンデンサである主回路コンデンサ4において充電により平滑され、GND(グラウンド)13を基準にした直流電圧の母線電圧5が生成される。図1において、主回路コンデンサ4は、ダイオードブリッジ2の正側出力端とはリアクタ3を経由して間接的に、ダイオードブリッジ2の負側出力端とは直接接続している。
本実施の形態の電力変換装置では、主回路コンデンサ4と並列に、さらに、負荷補償用の補償用コンデンサ4aと、主回路コンデンサ4と並列、かつ、補償用コンデンサ4aと直列にスイッチであるスイッチング素子14aを接続している。また、スイッチング素子14aと並列にダイオード16aが接続されている。補償用コンデンサ4aは、スイッチング素子14aがオンのときは、主回路コンデンサ4と同様に平滑コンデンサとして機能する。補償用コンデンサ4aが平滑コンデンサとして機能している場合、すなわちスイッチング素子14aがオンの場合、電力変換装置では、平滑コンデンサの容量が主回路コンデンサ4のみのときよりも大きくなる。なお、スイッチング素子14aは、例えば、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor ‐ Field Effect Transistor)である。
電力変換装置では、母線電圧5によって、負荷17および電力変換装置の各構成に適切な電圧を供給するための電圧変換機7を駆動させている。また、電圧変換機7によって電源電圧Vdd8を供給された制御装置9が、インバータ回路10を制御して回転機器11を回転させている。詳細には、インバータ回路10は、インバータスイッチング素子100a,100b,100c,100d,100e,100fと、対応する各インバータスイッチング素子100a〜100fに各々並列に接続されたダイオード101a,101b,101c,101d,101e,101fと、を備えており、制御装置9は、各インバータスイッチング素子100a〜100fのオンオフを制御している。母線電圧5とGND13との間に母線電圧抵抗6a,6bが直列に接続されており、制御装置9には、母線電圧抵抗6a,6bによって分圧された電圧が入力される。制御装置9は、入力された電圧値をAD変換、直流電圧復元ゲイン乗算などの演算によって電圧値を復元することで母線電圧5を認識し、インバータ回路10を制御して、適切な電圧を回転機器11に印加して回転機器11を回転させる制御を行う。
インバータ回路10から回転機器11に印加される電圧、およびインバータ回路10から回転機器11に出力されている電流を総じてインバータ出力とする。インバータ出力検出部18は、インバータ出力を検出し、インバータ出力の情報をインバータ出力周波数検知信号12cにより制御装置9へ出力する。
図2は、実施の形態1にかかる制御装置9の構成例を示すブロック図である。制御装置9は、周囲温度検知信号12a、負荷検知信号12b、インバータ出力周波数検知信号12cの各信号が入力される信号入力部91と、入力された各信号の情報に基づいてスイッチング素子14aのオンオフを決定してスイッチング素子14aを制御する制御部92と、制御部92においてスイッチング素子14aのオンオフを決定する際に使用する閾値の情報が記憶されている記憶部93と、制御部92で決定されたスイッチング素子14aのオンオフに基づいて、スイッチング素子14aへオンオフ信号15aを出力する信号出力部94と、を備える。なお、制御装置9では、前述のように入力された母線電圧抵抗6a,6bで分圧された電圧に基づいてインバータ回路10の各インバータスイッチング素子100a〜100fをオンオフする制御を行っているが、従来と同様のため、一般的な動作についての説明は省略する。
周囲温度検知信号12aは、電力変換装置の周囲温度の情報が含まれる信号である。電力変換装置の周囲に設置された図1において図示しないサーミスタが、計測した周囲温度の情報を周囲温度検知信号12aによって制御装置9へ出力する。周囲温度を測定する箇所が複数あってサーミスタが複数設置されている場合には、各サーミスタが、周囲温度検知信号12aを制御装置9へ出力する。この場合、制御装置9の信号入力部91には、複数の、例えばm個の周囲温度検知信号12aが入力される。
負荷検知信号12bは、負荷17の動作状態の情報が含まれる信号である。負荷17が、動作しているかどうかを示す情報、動作している場合の使用電力の情報を負荷検知信号12bによって制御装置9へ出力する。図1では負荷17が1つのみ電圧変換機7に接続されている例を示しているが、負荷17が複数接続されている場合には、各負荷17が、負荷検知信号12bを制御装置9へ出力する。この場合、制御装置9の信号入力部91には、複数の、例えばm個の負荷検知信号12bが入力される。負荷17とは、電力変換装置が空調冷熱機器に搭載されている場合では、ファンなどがある。負荷検知信号12bには、負荷17がファンの場合であれば、ロックして動作が停止しているなどの異常情報を含めてもよい。
インバータ出力周波数検知信号12cは、インバータ出力の情報が含まれる信号である。インバータ出力検出部18が、検出したインバータ出力の情報をインバータ出力周波数検知信号12cによって制御装置9へ出力する。回転機器11が複数あってインバータ出力検出部18が複数設置されている場合には、各インバータ出力検出部18が、インバータ出力周波数検知信号12cを制御装置9へ出力する。この場合、制御装置9の信号入力部91には、複数の、例えばm個のインバータ出力周波数検知信号12cが入力される。なお、周囲温度検知信号12a、負荷検知信号12b、およびインバータ出力周波数検知信号12cについて、複数の場合にm個の信号としているが、各信号の数は同じである必要はない。
つづいて、制御装置9がスイッチング素子14aのオンオフを制御する動作について説明する。図3は、実施の形態1の制御装置9がスイッチング素子14aのオンオフを制御する動作を示すフローチャートである。まず、制御装置9では、信号入力部91に、制御部92においてスイッチング素子14bのオンオフを決定する際に必要な、周囲温度検知信号12a、負荷検知信号12b、インバータ出力周波数検知信号12c、の各信号が入力される(ステップS1)。
制御部92は、信号入力部91に入力された各信号の情報に基づいて、スイッチング素子14bのオンオフを決定する(ステップS2)。制御部92は、周囲温度検知信号12aによって電力変換装置の周囲温度を認識することができ、負荷検知信号12bによって負荷17のオンオフおよび使用電力を認識することができ、インバータ出力周波数検知信号12cによって回転機器11へのインバータ出力から回転機器11の回転数を認識することができる。
制御部92は、インバータ出力周波数検知信号12cに基づいて回転機器11の回転数が高回転であることを認識し、回転機器11の回転数が記憶部93に設定されている回転閾値の回転数を超えた場合、信号出力部94を制御して、スイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオンにして補償用コンデンサ4aを平滑コンデンサとして動作させる。電力変換装置では、補償用コンデンサ4aに電荷が充電されることで、回転機器11が高回転状態になっても安定した母線電圧5を生成することができる。
一般的に、空調冷熱機器、例えば冷蔵庫の場合、圧縮機などの回転機器11が製品全体負荷の割合を大きく占めている。高調波規格は、入力電力が小さくなるほど規格値を満足させることが難しくなる。
そのため、制御部92では、入力電力が小さい、回転機器11が回転閾値以下の低回転の状態ではオンオフ信号15aをオフにする。電力変換装置では、主回路コンデンサ4および補償用コンデンサ4aのうち主回路コンデンサ4のみを使用して母線電圧5を生成することで高調波成分を軽減する。一方、制御部92では、入力電力が大きい、回転機器11が回転閾値を超えた高回転の状態ではオンオフ信号15aをオンにする。電力変換装置では、主回路コンデンサ4および補償用コンデンサ4aを使用することで母線電圧5を安定させて回転機器11を回転でき、主回路コンデンサ4および補償用コンデンサ4aが接続されていても、入力電力が大きいため高調波規格を満足しやすくなる。
同様に、制御部92は、負荷検知信号12bに基づいて負荷17の動作状態を把握し、動作している負荷17で使用される電力が大きく、負荷17の電力または負荷17が複数ある場合には各負荷17の合計電力が記憶部93に設定されている電力閾値を超えた場合、信号出力部94を制御して、スイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオンにする。一方、制御部92では、合計電力が電力閾値以下の場合、信号出力部94を制御して、スイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオフにする。
また、電力変換装置では、インバータ回路10および電圧変換機7からの出力が大きい場合には、電力変換装置の周囲温度が高くなることが想定される。制御部92は、周囲温度検知信号12aに基づいて周囲温度が高いことを認識し、周囲温度が記憶部93に設定されている温度閾値を超えた場合、信号出力部94を制御して、スイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオンにする。一方、制御部92では、周囲温度が温度閾値以下の場合、信号出力部94を制御して、スイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオフにする。
上記で説明した制御部92におけるスイッチング素子14aのオンオフ決定動作をフローチャートに基づいて説明する。図4は、実施の形態1の制御部92におけるスイッチング素子14aのオンオフ決定動作を示すフローチャートである。
制御部92は、回転機器11の回転数が回転閾値以下であり(ステップS11:Yes)、各負荷の合計電力が電力閾値以下であり(ステップS12:Yes)、周囲温度が温度閾値以下の場合(ステップS13:Yes)、スイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオフにする(ステップS14)。
一方、制御部92は、回転機器11の回転数が回転閾値を超えた場合(ステップS11:No)、または、各負荷の合計電力が電力閾値を超えた場合(ステップS12:No)、または、周囲温度が温度閾値を超えた場合(ステップS13:No)、スイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオンにする(ステップS15)。
図3に戻って、制御装置9では、信号出力部94が、制御部92で決定されたオンオフ信号15aのオンまたはオフに従って、スイッチング素子14aへオンオフ信号15aを出力する(ステップS3)。
なお、制御部92は、回転機器11の回転数、各負荷の合計電力、周囲温度のうち1つでも閾値を超えた場合はスイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオンにしているが、一例であり、これに限定するものではない。制御部92は、回転機器11の回転数、各負荷の合計電力、周囲温度のうち2つまたは3つ全てについて閾値を超えた場合はスイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオンにする決定をしてもよい。また、制御部92は、回転機器11の回転数、各負荷の合計電力、周囲温度のうち取得できた情報のみを用いて、すなわち、回転機器11の回転数、各負荷の合計電力、周囲温度のうち1つ以上の情報を用いて、スイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオンにする決定をしてもよい。また、制御部92は、負荷検知信号12bに異常情報が含まれる場合には、異常情報を用いてスイッチング素子14aへ出力されるオンオフ信号15aをオンにする決定をしてもよい。
このように、制御装置9では、各負荷状態を読み取り、予め設定された閾値まで到達すると、母線電圧5を生成している補償用コンデンサ4aに充放電が成されないようにすることで、電力変換回路においてコンデンサ容量による商用電源電流の位相遅れが軽減され、力率が向上し、重負荷から軽負荷まで高調波規格を満足することができる。
ここで、図2に示す制御装置9のブロック図の各構成を実現するハードウェア構成について説明する。図5は、実施の形態1の制御装置9のハードウェア構成を示す図である。制御部92は、プロセッサ81がメモリ82に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。信号入力部91は、入力部83により実現される。信号出力部94は、出力部84により実現される。プロセッサ81、メモリ82、入力部93および出力部84は、システムバス85により接続されている。制御装置9では、複数のプロセッサ81および複数のメモリ82が連携して図2のブロック図に示す各構成の機能を実行してもよい。制御装置9については、図5に示すハードウェア構成により実現することができるが、ソフトウェアまたはハードウェアのいずれでも実装可能である。制御装置9を1つのMCU(Micro Controller Unit)で構成してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、電力変換装置では、制御装置9が、回転機器11の回転数、負荷の使用電力、周囲温度の情報に基づいて、スイッチング素子14aをオンオフし、補償用コンデンサ4aの充放電を制御することとした。これにより、電力変換装置では、回転機器11の回転数が変化した場合、負荷の使用電力が変化した場合、周囲温度が変化した場合においても、簡易な構成で高調波規格を満足しつつ安定した動作を得ることができる。また、各情報の条件別にスイッチング素子14aをオンオフしているだけなので、複雑なチューニングを必要とせず、開発負荷を軽減することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、補償用コンデンサ4aの1つのみを制御するため、細かい制御ができない。本実施の形態では、電力変換装置内に、低容量で安価な補償用コンデンサおよびスイッチング素子を複数個設ける場合について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2にかかる電力変換装置の構成例を示すブロック図である。電力変換装置は、図1に示す実施の形態1の構成に、n−1個の補償用コンデンサ4b〜4n、n−1個のスイッチング素子14b〜14n、およびn−1個のダイオード16b〜16nを追加している。また、信号出力部94から、オンオフ信号15aに加えて、さらに、オンオフ信号15b〜15nを出力している。
補償用コンデンサ4b〜4nは、主回路コンデンサ4と並列に接続されている。また、スイッチング素子14b〜14nは、主回路コンデンサ4と並列、かつ、各々が対応する補償用コンデンサ4b〜4nと直列に接続されている。また、ダイオード16b〜16nは、各々が対応するスイッチング素子14b〜14nと並列に接続されている。補償用コンデンサ4b〜4nは補償用コンデンサ4aと同様の構成であり、スイッチング素子14b〜14nはスイッチング素子14aと同様の構成であり、ダイオード16b〜16nはダイオード16aと同様の構成である。なお、補償用コンデンサ4a〜4nは、各々異なる容量にしてもよい。
制御装置9では、制御部92が、回転機器11の回転数、負荷の合計電力、周囲温度の情報に基づいて、図3に示すステップS2の処理において、スイッチング素子14a〜14nのオンオフを決定、すなわち、使用する補償用コンデンサの数を決定する。制御部92は、スイッチング素子14a〜14nのオンオフを制御して、補償用コンデンサ4a〜4nの充放電を制御する。信号出力部94は、制御部92で決定されたスイッチング素子14a〜14nのオンオフに基づいて、スイッチング素子14a〜14nへオンオフ信号15a〜15nを出力する。なお、各補償用コンデンサ4a〜4nの容量が異なる場合、制御部92は、各補償用コンデンサ4a〜4nの組み合わせにより、使用する補償用コンデンサを決定し、スイッチング素子14a〜14nのオンオフを制御する。
制御部92は、回転機器11の回転数に対して記憶部93に設定されている複数の回転閾値を参照し、回転機器11の回転数と各回転閾値との関係から使用する補償用コンデンサの数を決定することができる。同様に、制御部92は、負荷の合計電力に対して記憶部93に設定されている複数の電力閾値を参照し、負荷の合計電力と各電力閾値との関係から使用する補償用コンデンサの数を決定することができる。同様に、制御部92は、周囲温度に対して記憶部93に設定されている複数の温度閾値を参照し、周囲温度と各温度閾値との関係から使用する補償用コンデンサの数を決定することができる。
また、制御部92では、各々の情報に基づいて使用する補償用コンデンサの数を決定するだけでなく、複数の情報を組み合わせることで使用する補償用コンデンサの数を決定してもよい。この場合、制御装置9では、記憶部93において、各情報の状態に対応する補償用コンデンサ4a〜4nの使用数の情報を記憶しておく。制御部92は、回転機器11の回転数が「○○」、周囲温度が「△△」、合計負荷が「□□」の場合、記憶部93に登録されている情報を参照し、補償用コンデンサ4a〜4nのうち「××」個を使用するという決定をすることができる。
なお、このように、記憶部93に各情報の状態に対応する補償用コンデンサ4aの使用有無の情報を記憶しておくことで、実施の形態1に適用することも可能である。制御部92は、回転機器11の回転数が「○○」、周囲温度が「△△」、合計負荷が「□□」の場合、記憶部93に登録されている各情報の状態に対応する補償用コンデンサ4aの使用有無の情報を参照し、補償用コンデンサ4aの使用を決定することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、電力変換装置では、さらに、補償用コンデンサ4b〜4nおよびスイッチング素子14b〜14nを備え、制御装置9が、回転機器11の回転数、負荷の使用電力、周囲温度の情報に基づいて、使用する補償用コンデンサを決定することとした。これにより、高調波規格を満足しつつ、実施の形態1よりも、安定した母線電圧5を得るために適切なコンデンサ容量を生成することができる。また、電力変換装置を搭載する機種によって、補償用コンデンサ4b〜4nおよびスイッチング素子14b〜14nの実装または未実装の数を選択することができるため、コストを抑えつつ、高調波規格を満足し安定した動作を得ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 交流電源、2 ダイオードブリッジ、3 リアクタ、4 主回路コンデンサ、4a〜4n 補償用コンデンサ、5 母線電圧、6a,6b 母線電圧抵抗、7 電圧変換機、8 電源電圧、9 制御装置、10 インバータ回路、11 回転機器、12a 周囲温度検知信号、12b 負荷検知信号、12c インバータ出力周波数検知信号、13 GND、14a〜14n スイッチング素子、15a〜15n オンオフ信号、16a〜16n ダイオード、17 負荷、18 インバータ出力検出部、91 信号入力部、92 制御部、93 記憶部、94 信号出力部。

Claims (2)

  1. 整流回路の出力端と直接または間接的に接続された主回路コンデンサと、
    前記主回路コンデンサと並列に接続された補償用コンデンサと、
    前記主回路コンデンサと並列かつ前記補償用コンデンサと直列に接続されたスイッチと、
    インバータ回路から回転機器へ出力される電力、接続する負荷の動作状態、自装置の周囲温度の情報のうち1つ以上の情報を用いて、前記補償用コンデンサを使用するかどうかを決定し、前記スイッチのオンオフにより高調波成分を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記回転機器の回転数、前記負荷の使用電力量、前記周囲温度の各情報と各情報の状態に対応する前記補償用コンデンサの使用有無の情報とを用いて、前記補償用コンデンサの使用を決定する、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 整流回路の出力端と直接または間接的に接続された主回路コンデンサと、
    前記主回路コンデンサと並列に接続された補償用コンデンサと、
    前記主回路コンデンサと並列かつ前記補償用コンデンサと直列に接続されたスイッチと、
    インバータ回路から回転機器へ出力される電力、接続する負荷の動作状態、自装置の周囲温度の情報のうち1つ以上の情報を用いて、前記補償用コンデンサを使用するかどうかを決定し、前記スイッチのオンオフにより高調波成分を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記補償用コンデンサおよび前記スイッチを複数備え、
    前記制御装置は、前記回転機器の回転数、前記負荷の使用電力量、前記周囲温度の各情報と各情報の状態に対応する前記補償用コンデンサの使用数の情報とを用いて、前記補償用コンデンサの使用数を決定する、
    ことを特徴とする電力変換装置。
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