JP6407063B2 - 受信装置、受信方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、受信装置、受信方法、及びプログラムに関する。
次世代テレビジョン放送サービスとして、4K(3840x2160)超高解像度テレビジョン放送(UHDTV:Ultra High Definition Television、以下、4K放送という)の試験放送が開始されている。さらに、8K(7680x4320)超高解像度テレビジョン放送(以下、8K放送という)に関する研究開発が進められている。
このような4K・8K超高解像度テレビジョン放送において、伝送路符号化方式は、高度広帯域衛星デジタル放送方式(例えば、非特許文献1参照)を基本とすることが検討されている。また、4K・8K超高解像度テレビジョン放送において、多重化方式は、映像信号、音声信号等をMMT(MPEG Media Transport)パケット化し、IP(Internet Protocol;インターネットプロトコル)パケットで伝送するMMT・TLV(Type Length Value)多重化方式が検討されている(例えば、非特許文献2参照)。
また、デジタル放送において、有料放送が行われている。このような有料放送では、放送が暗号化して放送されている。そして有料放送では、例えば共通情報(ECM:Entitlement Control Message)によって暗号化されている。有料放送を視聴者が視聴するには、個人又は法人としての契約が必要である。そして、有料放送を視聴する場合、視聴者は、視聴契約時に、使用する受信装置を識別できる識別子(ID)を放送事業者へ連絡する。放送事業者は、受信装置に対して視聴許可を与えるために、放送波に受信許可を示す情報であるEMM(個別情報;Entitlement Management Message)を多重化して視聴者の受信装置に向けて送信する。受信装置は、放送事業者が送信したEMMを受信して受信機に記憶させる。そして、受信装置は、番組の受信時、受信した番組に対して視聴許可であるか否かを記憶させたEMMに基づいて判別する。視聴許可である場合に、受信装置は、受信した番組を復号して表示装置に表示させる。一方、視聴許可でない場合に、受信機は、受信した番組を復号せずに暗号化によるスクランブルがかかったまま表示装置に表示させたり、有料契約が必要であることを示すメッセージ等を表示させていた。
さらに、有料放送では、例えばHDTV(1440×1080)の解像度の放送を無料で配信し、4K放送等の高解像度放送を有料放送とするサービスが検討されている。このような放送に対する制御方法として、非特許文献3には、デジタル放送におけるアクセス制御方式の標準規格が記載されている。
4K・8K超高解像度テレビジョン放送に対応した表示装置の普及には時間がかかる。このため、4K・8K超高解像度テレビジョン放送の普及のため、無料で4K・8K超高解像度テレビジョン放送が放送される可能性もある。また、4K・8K超高解像度テレビジョン放送の解像度より、受信装置の解像度の低い状態が、4K・8K超高解像度テレビジョン放送に対応した表示装置の普及まで発生する。
受信装置は、放送の解像度の方が受信装置で表示できる解像度より高い場合、放送の解像度を表示可能な解像度に下げるように変換(ダウンコンバートともいう)して表示させることも考えられる。
しかしながら、放送事業者側は、放送している番組を4Kまたは8Kの超高解像度で視聴者に視聴して欲しい場合がある。このような場合に受信装置がダウンコンバートして表示すると、放送授業者側は、コンテンツ本来の魅力を伝えられない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、放送解像度より表示解像度が低い受信装置に対してコンテンツ本来の魅力を損ねた状態で視聴していることを示すことを受信装置に指示することができる受信装置、受信方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様の受信装置は、放送を受信する受信部と、表示部と、前記受信部が受信した放送から放送解像度を検出する解像度検出部と、表示可能な表示解像度と前記放送解像度とに基づく表示制御指示を、前記受信部が受信した放送から検出する指示検出部と、前記表示部の表示解像度と前記放送解像度とを比較し、比較した結果と前記指示検出部によって検出された前記表示制御指示とに基づいて、受信した映像の表示を制御して前記表示部に表示させる動作決定部と、を備え、前記表示制御指示は、制御対象となる表示解像度に対する記述、又は、前記映像の表示に対する制御内容に関する記述のうち少なくとも1つを含む
(2)また、本発明の一態様の受信装置における受信方法は、受信部が、放送を受信する受信手順と、解像度検出部が、前記受信手順によって受信された放送から放送解像度を検出する解像度検出手順と、指示検出部が、表示可能な表示解像度と前記放送解像度とに基づく表示制御指示を、前記受信手順によって受信された放送から検出する指示検出手順と、動作決定部が、表示部の表示解像度と前記放送解像度とを比較し、比較した結果と前記指示検出手順によって検出された前記表示制御指示とに基づいて、受信した映像の表示を制御して前記表示部に表示させる動作決定手順と、を含み、制御対象となる表示解像度に対する記述、又は、前記映像の表示に対する制御内容に関する記述のうち少なくとも1つを含む
(3)また、本発明の一態様のプログラムは、受信装置が備えるコンピュータに、放送を受信する受信手順と、前記受信手順によって受信された放送から放送解像度を検出する解像度検出手順と、表示可能な表示解像度と前記放送解像度とに基づく表示制御指示を、前記受信手順によって受信された放送から検出する指示検出手順と、表示部の表示解像度と前記放送解像度とを比較し、比較した結果と前記指示検出手順によって検出された前記表示制御指示とに基づいて、受信した映像の表示を制御して前記表示部に表示させる動作決定手順と、を実行させ、制御対象となる表示解像度に対する記述、又は、前記映像の表示に対する制御内容に関する記述のうち少なくとも1つを含む
本発明によれば、放送解像度より表示解像度が低い受信装置に対してコンテンツ本来の魅力を損ねた状態で視聴していることを示すこと受信装置に指示することができる。
本実施形態に係るデジタル放送システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る送信装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る放送システムに用いるプロトコルスタックの構造の例について説明する図である。 本実施形態に係るMH−イベント情報テーブルのデータ構造を説明する図である。 本実施形態に係る映像コンポーネント記述子の例を示す図である。 本実施形態に係る映像信号解像度に記述される情報の例を示す図である。 本実施形態に係る事業者が設定する解像度制御記述子のデータ構造を説明する図である。 本実施形態に係るターゲット解像度に記述される情報の例を示す図である。 本実施形態に係るターゲット動作に記述される情報の例を示す図である。 本実施形態に係る全画面表示の例を示す図である。 本実施形態に係るdot by dot表示の例を示す図である。 本実施形態に係るコーションメッセージ+全画面映像表示の例を示す図である。 本実施形態に係るコーションメッセージのみの表示の例を示す図である。 本実施形態に係る受信装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る表示処理と報知処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るターゲット解像度が図8に示す情報であり、ターゲット動作が図9に示す情報である場合の表示処理と報知処理の手順を示すフローチャートである。
本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、本発明のデジタル放送受信装置を、単に「受信装置」という。また、受信装置は、表示部を備えている。
図1は、本実施形態に係るデジタル放送システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、デジタル放送システム1は、受信装置10と、送信装置20とを含んで構成されている。デジタル放送システム1において、受信装置10と、送信装置20との台数は、一般的にそれぞれ複数であるが、以下の説明においては、説明を容易にするため、受信装置10と、送信装置20との台数が、それぞれ1台であるデジタル放送システム1の場合について説明する。
また、以下の説明では、デジタル放送システム1におけるデジタル放送のメディアトランスポート方式として、例えばARIB(Association of Radio Industries and Businesses(一般社団法人 電波産業会)) STD−60規格に記載のMMT(MPEG Media Transport)方式(例えば非特許文献2参照)が採用されている場合について説明する。
送信装置20は、番組データi1が多重化された放送波を送信する、例えば、放送局などの放送事業者に備えられた送信装置である。番組データi1は、少なくとも映像データおよび音声データの一方のデータが含まれる番組のコンテンツデータである。なお、以下の説明においては、番組データi1が、映像データおよび音声データの両方のデータを含む映像コンテンツであるものとして説明する。なお、番組データi1に含まれる映像データと音声データとのそれぞれは、予め定めた符号化方式で符号化されたデータである。例えば、映像データは、H.265、いわゆる、HEVC(High Efficiency Video Coding)などの符号化方式で符号化されたデータである。また、例えば、音声データは、ISO/IEC 14496 Part3、いわゆる、MPEG−4オーディオなどの符号化方式で符号化されたデータである。
送信装置20から送信された放送波は、地上波、ケーブルのような有線伝送路、または放送衛星を介して受信装置10に伝送される。図1に示す例では、放送波が放送衛星30を介して伝送される場合を示している。
受信装置10は、放送衛星30を介して伝送される種々の情報を受信するデジタル放送受信装置である。以下の説明では、受信装置10が、テレビジョン受像機(テレビ、TV)であるものとして説明する。つまり、受信装置10は、送信装置20から送信された放送波を受信し、受信した放送波に含まれる映像コンテンツである番組データi1を、受信装置10の解像度と番組データi1の解像度とに基づく放送波に含まれる表示制御指示(表示制御信号)に応じて表示部109(図14参照)に表示する。なお、放送波に含まれる表示制御指示については、後述する。
<送信装置20の構成>
次に、本実施形態に係る送信装置20の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る送信装置20の構成を示すブロック図である。図2に示すように、送信装置20は、番組データ生成部201、構成情報生成部202、多重化部203、暗号化部204、及び送信部205を含んで構成される。
番組データ生成部201は、放送番組を構成する映像を示す映像データと、放送番組を構成する音声を示す音声データを取得する。
番組データ生成部201は、取得した映像データを所定の映像符号化方式で符号化する。所定の映像符号化方式は、例えば、ISO/IEC 23008 HEVC(International Organization for Standardization/International Electronical Commission 23008 Part2 High Efficiency Video Coding、単に、HEVCとも呼ばれる)で規格化された方式である。
また、番組データ生成部201は、取得した音声データを所定の映像符号化方式で符号化する。所定の音声符号化方式は、例えば、ISO/IEC 14496 Part3(単に、MPEG−4オーディオとも呼ばれる。なお、MPEGはMoving Picture Experts Groupを略したものである。)で規定された音声符号化方式である。
番組データ生成部201は、符号化した映像データと音声データとMMT−SI(MMT−System Information)から所定の形式の番組データを生成し、生成した番組データを多重化部203に出力する。また、MMT−SIには、後述する放送事業者が設定するメッセージとテーブルと記述子とを含む。なお、MMT−SIについては後述する。所定の形式の番組データは、例えば、ISO/IEC 23008 Part1 MMT(MPEG Media Transport、単にMMTとも呼ばれる)で規定されたMPU(Media Processing Unit)である。各MPUには、映像や音声の復号処理を行うことができる単位の映像データ、音声データ、及びMMT−SIが含まれる。
構成情報生成部202は、放送番組や放送に伴って提供されるサービスを構成するための情報である構成要素情報を取得する。構成要素情報は、放送番組やサービスの構成要素であるアセット、つまり、映像、音声等のリストや、それらの諸要件を示す情報を含む。
例えば、上記の構成要素情報には、階層伝送方式による放送をする場合等、複数の放送映像を同時に送信する場合においては、各映像の解像度に関する情報や、各映像が表示される優先度に関する情報等も構成要素情報に含まれる。
構成情報生成部202は、取得した構成要素情報から所定の形式の構成情報を生成し、生成した構成情報を多重化部203に出力する。
多重化部203は、番組データ生成部201が出力した番組データ、及び構成情報生成部202が出力した構成情報を多重化して、所定の形式(例えば、TLV(Type Length Value)パケット)の多重化データを生成する。多重化部203は、生成した多重化データを暗号化部204に出力する。
暗号化部204は、多重化部203が出力した多重化データを所定の暗号化方式(例えば、AES(Advanced Encryption Standard)やMULTI2)を用いて暗号化する。暗号化部204は、暗号化した多重化データを送信部205に出力する。
送信部205は、暗号化部204が出力した多重化データを受信装置10に放送伝送路である放送衛星30を介して送信する。ここで、送信部205は、ベースバンド信号である多重化データで所定の搬送周波数を有する搬送波を変調させて、搬送周波数に対応したチャネル帯域の電波(放送波)をアンテナ(図示せず)により放射する。
<MMTを用いるシステムのプロトコルスタックの構造の説明>
次に、MMTを用いるシステムのプロトコルスタックの構造の例について説明する。
図3は、本実施形態に係る放送システムに用いるプロトコルスタックの構造の例について説明する図である。図3に示すように、放送システムに用いるプロトコルスタックは、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)、時刻情報、符号化された映像データ、符号化された音声データ、符号化された字幕データ、MMT−SI、HTML5規格で記述されたアプリケーション(単にアプリともいう)、EPG(電子番組ガイド)、コンテンツダウンロードデータ等を含んで構成される。放送番組の映像信号及び音声信号の符号はMFU(Media Fragment Unit)/MPUである。そして、MFU/MPUは、MMTPペイロードに乗せて送信装置20によってMMTPパケット化され、IPパケットで送信装置20によって伝送される。データコンテンツの伝送は、データが送信装置20によってMMTPパケット化され、IPパケットで送信装置20によって伝送される。このように構成されたIPパケットは、放送伝送路を用いて放送される場合、TLVパケットの形式で送信装置20によって伝送される。一つのIPパケットあるいは一つのヘッダー圧縮したIPパケットは、一つのTLVパケットで送信装置20によって伝送する(ARIB STD−B32及びSTD−B60参照)。
さらに、放送システムに用いるプロトコルスタックでは、MMT−SI、TLV−SIの2種類の制御情報が設けられている。MMT−SIとは、放送番組の構成などを示す制御情報である。MMT−SIでは、MMTの制御メッセージの形式とし、送信装置20によってMMTPペイロードに乗せられてMMTPパケット化され、送信装置20によってIPパケットで伝送される。TLV−SIとは、IPパケットの多重に関する制御情報であり、選局のための情報やIPアドレスとサービスの対応情報を提供する。
また、TMCCとは、伝送路上の信号の単位(スロット)ごとに変調方式やエラー訂正方式を指定する階層変調方式において、伝送フレームに挿入して伝送するこれらの制御情報である。HEVC(High Efficiency Video Coding)とは、映像信号の符号化の手法である。AAC(Advanced Audio Coding)及びALS(Audio Lossless Coding)とは、音声信号の符号化の手法である。UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)とは、通信に使われるプロトコルの1つである。TLV(TYPE LENGTH VALUE)とは、データの多重化手法の1つである。TLVは、データの符号化をデータタイプ(Type)、長さ(Length)、値(Value)の3つで構成される。
<MMT−SIの説明>
次に、MMT−SIについて説明する。
MMT−SIには、メッセージ、テーブル、記述子が含まれている。
まずMMT−SIのメッセージについて説明する。
メッセージには、Package Access(PA)メッセージ、M2セクションメッセージ、CAメッセージ、M2短セクションメッセージ、データ伝送メッセージ、及び事業者が設定するメッセージが含まれる。
PAメッセージは、MMT−SIのエントリーポイントとなり、MMT−SIのテーブルを伝送する制御情報である。なお、PAメッセージの識別子(以下、メッセージIDともいう)には、0x0000が割り当てられている。
M2セクションメッセージは、MPEG−2 Systemsのセクション拡張形式を伝送する制御情報である。なお、M2セクションメッセージには、メッセージIDとして0x8000が割り当てられている。
CAメッセージは、限定受信方式に関する情報を伝送する制御情報である。なお、限定受信によって受信される放送とは、放送事業者と視聴者とが視聴契約を結ばないと受信装置10で視聴できない放送である。なお、CAメッセージには、メッセージIDとして0x8001が割り当てられている。
M2短セクションメッセージは、MPEG−2 Systemsのセクション短形式を伝送する制御情報である。なお、M2セクションメッセージには、メッセージIDとして0x8002が割り当てられている。
データ伝送メッセージは、データ伝送に関するテーブルを伝送する制御情報である。なお、データ伝送メッセージには、メッセージIDとして0x8003が割り当てられている。
事業者が設定するメッセージは、放送事業者が設定する制御情報である。なお、事業者が設定するメッセージには、メッセージIDとして0xE000−0xEFFF、及び0xF800−0xFFFFが割り当てられている。
次に、MMT−SIのテーブルのうち、本実施形態で使用するテーブルについて説明する。
テーブルには、EMM(Entitlement Management Message)、CAテーブル(MH)、MH−イベント情報テーブル(MH−Event Information Table)、及び事業者が設定するテーブル等が含まれている。
ECMは、番組情報(番組に関する情報とデスクランブルのための鍵など)及び制御情報からなる共通情報を伝送する。なお、ECMには、テーブルIDとして0x82−0x83が割り当てられている。
EMMは、加入者毎の契約情報や共通情報の暗号を解くためのワーク鍵などを含む個別情報を伝送する。なお、EMMには、テーブルIDとして0x84−0x85が割り当てられている。
CAテーブルは、限定受信方式に関する記述子を伝送する。なお、CAテーブルには、テーブルIDとして0x86が割り当てられている。
MH−イベント情報テーブルは、番組の名称、放送日時、内容の説明など、番組に関する情報を伝送する。なお、MH−イベント情報テーブルには、テーブルIDとして0x8B(自ストリームの現在と次の番組)と0x8C−0x9B(自ストリームのスケジュール)とが割り当てられている。
事業者が設定するテーブルは、放送事業者が登録した記述子を伝送する。なお、事業者が設定するテーブルには、テーブルIDとして0xE0−0xFFが割り当てられている。
次に、MMT−SIの記述子のうち、本実施形態で使用する記述子について説明する。
記述子として、アクセス制御記述子、映像コンポーネント記述子、事業者が設定する記述子等が規定されている。
アクセス制御記述子は、限定受信方式を識別する。なお、アクセス制御記述子には、記述子タグ値として0x8004が割り当てられている。限定受信方式とは、例えばスクランブルがかけられて送信される放送であり、視聴者が放送事業者と個別契約した場合に、EMMによってスクランブルが解除される放送である。
映像コンポーネント記述子は、番組要素信号のうち映像信号に関するパラメータ、説明などを記述する。なお、映像コンポーネント記述子には、記述子タグ値として0x8010が割り当てられている。
事業者が設定する記述子は、放送事業者が設定する制御情報である。なお、事業者が設定する記述子には、記述子タグ値として0xEC00−0xEFFF(記述子長フィールドが8ビット)と0xFC00−0xFFFF(記述子長フィールドが16ビット)とが割り当てられている。
<MH−EITのデータ構造の説明>
次に、MH−イベント情報テーブル(以下、「MH−EIT」という)およびこのMH−EITにおける記述子のデータ構造について説明する。
図4は、本実施形態に係るMH−イベント情報テーブル(MH−EIT)のデータ構造を説明する図である。MH−EIT(MH−Event_Information_Table())は、送信装置20から送信される放送波の構成の情報を表す構成要素の一つであり、放送される番組の名称、放送日時などの番組に関する情報を表している。図4に示したように、MH−EITには、テーブル識別子(table_id)、セクションシンタクス指示(section_syntax_indicator)、セクション長(section_length)、サービス識別(service_id)、バージョン番号(version_number)、カレントネクスト指示(current_next_indicator)、セクション番号(section_number)、最終セクション番号(last_section_number)、TLVストリーム識別(tlv_stream_id)、オリジナルネットワーク識別(original_network_id)、セグメント最終セクション番号(segment_last_section_number)、最終テーブル識別(last_table_id)、イベント識別(event_id)、開始時間(start_time)、継続時間(duration)、進行状態(running_status)、スクランブル(free_CA_mode)、記述子ループ長(descriptors_loop_length)、CRC(CRC_32)を含んでいる。
なお、MH−イベント情報テーブルには、受信しているチャンネルについての現在放送されている番組に関する情報と、次に放送される番組に関する情報とが記述されている。
テーブル識別子には、各テーブルを識別するための情報が記述される。セクションシンタクス指示には、常に1が記述される。セクション長には、セクション長フィールドの直後からCRC(Cyclic Redundancy Check)を含むセクションの最後までのセクションのバイト数を規定する情報が記述される。サービス識別には、TLVストリーム内の他のサービスからこのサービスを識別するためのラベルの役割をする情報が記述される。バージョン番号には、サブテーブルのバージョン番号が記述される。カレントネクスト指示には、サブテーブルが現在のサブテーブルであることを示す情報、または、送られるサブテーブルがまだ適用されず、次のサブテーブルとして使用されることを示す情報が記述される。セクション番号には、セクションの番号を表す情報が記述される。TLVストリーム識別には、EITが示すこのTLVストリームをその分配システム内の他の多重から識別するラベルの役割をする情報が記述される。オリジナルネットワーク識別には、元の分配システムのネットワーク識別を規定するラベルの役割をする情報が記述される。セグメント最終セクション番号には、サブテーブルのこのセグメントの最後のセクションの番号を規定する情報が記述される。最終テーブル識別には、使用されている最終のテーブル識別する情報が記述される。イベント識別には、記載されているイベントの識別番号を示す情報が記述される。開始時間には、イベントの開始時間、すなわち放送番組の開始時間を日本標準時(JST)と修正ユリウス日で示す情報が記述される。継続時間には、イベントの継続時間、すなわち放送番組の放送時間長を時、分、秒で表す情報が記述される。進行状態には、イベントの状態を示す情報が記述される。スクランブルには、そのイベント内の全てのコンポーネントストリームがスクランブルされていないことを示す情報、または、一つ以上のストリームへのアクセスがCA(Conditional Access)システムにより制御されていることを示す情報が記述される。記述子ループ長には、後続の記述子の全バイト長を示す情報が記述される。CRCには、ITU-T勧告H.222.0に従う情報が記述される。
<映像コンポーネント記述子のデータ構造の説明>
次に、映像コンポーネント記述子(Video_Component_Descriptor())の例について説明する。
図5は、本実施形態に係る映像コンポーネント記述子の例を示す図である。図5に示す例では、映像コンポーネント記述子は、記述子タグ(descriptor_tag)、記述子長(descriptor_length)、映像信号解像度(video_resolution)、映像信号アスペクト比(video_aspect_ratio)、映像スキャンフラグ(video_scan_flag)、映像信号フレームレート(video_frame_rate)、コンポーネントタグ(component_tag)、言語コード(ISO_639_language_code)を含む。
図5において、記述子タグには、各記述子を識別するための情報が記述される。記述子長には、このフィールドより後に続くデータバイト数が記述される。映像信号解像度(video_resolution)は、映像信号の垂直方向の解像度が記述され、図6に従って符号化される。
図6は、本実施形態に係る映像信号解像度に記述される情報の例を示す図である。図6に示す例において、映像信号解像度の値が5の場合が、2K放送の空間解像度(1080(1125))を意味し、映像信号解像度の値が6の場合が、4K放送の空間解像度(2160)を意味し、映像信号解像度の値が7の場合が、8K放送の空間解像度(4320)を意味する。
図5に戻って、映像信号アスペクト比(video_aspect_ratio)には、映像信号のアスペクト比が記述される。
映像スキャンフラグ(video_scan_flag)には、映像信号がインターレース信号であるか、プログレッシブ信号であるかを示すフラグが記述される。映像信号フレームレートには、映像信号のフレームレートが記述される。コンポーネントタグ(componet_tag)には、コンポーネントストリームを識別するためのラベルが記述される。
言語コード(ISO_639_language_code)には、コンポーネント(音声、あるいはデータ)の言語及びこの記述子に含まれる文字記述の言語を識別するための情報が記述される。
<事業者が設定する記述子のデータ構造の説明>
次に、事業者が設定する記述子である解像度制御(Resolution_control)記述子について説明する。なお、事業者が設定する記述子である解像度制御記述子は、前述したMMT−SIにおいて、事業者が設定するメッセージの事業者が設定するテーブルに記述されている。
図7は、本実施形態に係る事業者が設定する解像度制御記述子のデータ構造を説明する図である。なお、図7に示す例は、メッセージIDを0xFD00、テーブルIDを0xF0、記述子名を“Resolition_control(解像度制御)”、記述子タグを0xFE00と定義したときの例である。メッセージID、テーブルID、記述子名、及び記述子タグは、これに限られない。
図7に示す例では、事業者が設定する解像度制御(Resolution_control())記述子は、記述子タグ(descriptor_tag)、記述子長(descriptor_length)、ターゲット解像度(Target_resolution)、ターゲット動作(Target_action)を含む。
ターゲット解像度(Target_resolution)には、記述子の対象としている表示解像度対象に関する情報が、図8に示すように記述される。図8は、本実施形態に係るターゲット解像度(Target_resolution)に記述される情報の例を示す図である。なお、図8において、Rは、受信装置10が備える表示部109(図14参照)で表示可能な解像度(以下、表示解像度という)を放送されている番組の解像度(以下、放送解像度という)で除算した値である。
図8に示す例において、ターゲット解像度の値が0x40は、Rが4より大きい場合を表し、ターゲット解像度の値が0x20は、Rが2より大きく且つ4以下の場合を表し、ターゲット解像度の値が0x10は、Rが0.5より大きく且つ2以下の場合を表す。また、ターゲット解像度の値が0x08は、Rが0.25より大きく且つ0.5以下の場合を表し、ターゲット解像度の値が0x04は、Rが0.25以下の場合を表し、ターゲット解像度の値が0x00は、将来のためリザーブされていることを表す。すなわち、ターゲット解像度の値それぞれは、Rの範囲に対応している。
一例として、受信装置10が、4K(3840x2160)超高解像度テレビジョン放送(UHDTV:Ultra High Definition Television、以下、4K放送という)を表示でき、放送されている番組が8K(7680x4320)超高解像度テレビジョン放送(以下、8K放送という)である場合、Rは0.5(=3840/7680、または2160/4320)である。
図7に戻って、ターゲット動作(Target_action)には、対象としているものに対する動作が、図9に示すように記述される。図9は、本実施形態に係るターゲット動作(Target_action)に記述される情報の例を示す図である。
図9に示す例において、ターゲット動作の値が0x00は、受信した映像信号を表示部109(図14参照)の全画面に表示(以下、全画面表示という)させる動作を表し、ターゲット動作の値が0x01は、受信した映像信号の解像度を変換せずに表示部109の一部に表示(以下、dot by dot(ドットバイドット)表示という)させる動作を表している。また、ターゲット動作の値が0x02は、受信した映像信号を表示部の全画面に表示させ、且つ受信装置10では受信している映像信号を表示できないことを示すコーションメッセージを表示(以下、コーションメッセージ+全画面映像表示ともいう)させる動作を表している。また、ターゲット動作の値が0x03は、受信した映像信号を表示に表示させず、受信装置10では受信している映像信号を表示できないことを示すコーションメッセージのみを表示させる動作を表している。すなわち、ターゲット動作の値それぞれは、表示部109に表示させる映像データに対する動作に対応している。
<表示部上の表示例の説明>
次に、各ターゲット動作の指示によって表示部上に表示される画像の一例を説明する。
図10は、本実施形態に係る全画面表示の例を示す図である。図10に示すように、全画面表示では、表示部109(図14参照)の全画面に画像g101が表示される。
図10に示すような表示は、ターゲット動作の値が0x00の場合に行われる。全画面表示が放送事業者によって設定されるのは、例えば放送解像度と表示解像度とが一致するターゲット解像度の値が0x10の場合である。なお、受信装置10の解像度と一致していなくても、放送している映像信号をダウンコンバートまたはアップコンバートして表示することを放送事業者が許可する場合、放送事業者は、ターゲット解像度の値を、どの値に設定してもよく、またはデフォルト値として0x08を設定するようにしてもよい。すなわち、全画面表示される画像g101は、解像度が変換されていない状態の画像、解像度がアップコンバートされている状態の画像、または解像度がダウンコンバートされている状態の画像のうちの、いずれか1つの状態の画像である。
図11は、本実施形態に係るdot by dot表示の例を示す図である。図11に示すように、dot by dot表示では、表示部109の画面の一部、例えば中心に画像g111が表示され、残りの表示領域には、例えば黒画像g112が表示される。なお、表示される位置は中心に限られず、例えば左上、右上、左下、または右下等であってもよい。
図11に示すような表示は、ターゲット動作の値が0x01の場合に行われる。dot by dot表示が放送事業者によって設定されるのは、例えばターゲット解像度の値が0x20の場合である。dot by dot表示される画像g111は、解像度が変換されていない状態の画像である。
図12は、本実施形態に係るコーションメッセージ+全画面映像表示の例を示す図である。図12に示すように、コーションメッセージ+全画面映像表示では、表示部109の全画面に画像g121が表示され、且つ画像g121の上にコーションメッセージの画像g122が重ねられて表示される。図12に示す例におけるコーションメッセージの画像g122には、例えば「ご試聴のテレビでは、コンテンツの持つ本来の魅力を十分表現できていない可能性があります。」を含む。なお、表示されるコーションメッセージの画像g122は一例であり、これに限られない。例えばアップコンバートした画像であることを示すメッセージ、ダウンコンバートした画像であることを示すメッセージであってもよい。なお、画像g121は、解像度がアップコンバートされている状態の画像、または解像度がダウンコンバートされている状態の画像のうちの、いずれか1つの状態の画像である。
図13は、本実施形態に係るコーションメッセージのみの表示の例を示す図である。図13に示すように、コーションメッセージのみの表示では、表示部109の画面の一部にコーションメッセージの画像g131が表示され、残りの表示領域には、例えば黒画像g132が表示される。図13に示す例におけるコーションメッセージの画像g131には、例えば「ご試聴のテレビでは、コンテンツの持つ本来の魅力を十分表現できていないため、視聴が許可されていません。」を含む。なお、表示されるコーションメッセージの画像g131は一例であり、これに限られない。表示解像度と放送解像度とが異なるため視聴が許可されていないことを示すメッセージであってもよい。
以下に、記述される情報と、受信装置10の解像度との具体的な例を説明する。
例えば、(表示解像度/放送解像度)≦1/2の受信装置10に対して表示を禁止する場合、放送事業者は、解像度制御(Resolution_control)記述子を以下のように記述して送信する。i=0:Target_resolution=0x08、Target_action=0x03、この場合はR≦1/2であるから、コーションメッセージのみの表示となる。i=1:Target_resolution=0x10、Target_action=0x00、この場合はR≦1/2ではないから、全画面表示となる。i=2:Target_resolution=0x04、Target_action=0x03、この場合はR≦1/2であるから、コーションメッセージのみの表示となる。
これにより、受信装置10は、図13に示したように「ご視聴のテレビでは、コンテンツの持つ本来の魅力を十分表現できていないため、視聴が許可されていません。」などのコーションメッセージを、放送事業者からの放送波に含まれる指示に基づいて表示部109に表示して報知することができる。
この結果、放送事業者は、例えば、(表示解像度/放送解像度)≦1/2の受信装置10に対して「ご視聴のテレビでは、コンテンツの持つ本来の魅力を十分表現できていないため、視聴が許可されていません。」などのコーションメッセージを受信装置10の表示部109に表示させることができる。
また、(表示解像度/放送解像度)≦1/4の受信装置10に対しては映像表示自体をさせたくない場合、放送事業者は、解像度制御(Resolution_control)記述子を以下のように記述して送信する。i=0:Target_resolution=0x08、Target_action=0x02、この場合はR≦1/4ではないから、コーションメッセージ表示と全画面映像表示となる。i=1:Target_resolution=0x04、Target_action=0x03、この場合はR≦1/4であるから、コーションメッセージのみの表示となる。i=2:Target_resolution=0x10、Target_action=0x00、この場合はR≦1/4ではないから、全画面表示となる。なお、コーションメッセージは、受信装置10があらかじめ共通で持っているものとしてもよいし、記述子の定義にテキスト部を加え、送信されたものを表示するものとしてもよい。
また、表示解像度に比べ、放送解像度が低い場合、放送事業者は、アップコンバートすることで映像の粗さが目立つのを防止するために、アップコンバートを制限することも可能である。例えば、(表示解像度/放送解像度)≦2の受信装置10に対しては全画面表示を許可し、(表示解像度/放送解像度)>2の受信装置10に対してはアップコンバートを許可せず画面中央にdot by dot表示させる場合、放送事業者は、解像度制御(Resolution_control)記述子を以下のように記述して送信する。i=0:Target_resolution=0x40、Target_action=0x01、この場合はR>2であるため、dot by dot表示となる。i=1:Target_resolution=0x10、Target_action=0x00、この場合はR≦2であるため、全画面表示となる。
なお、上述した例においてターゲット解像度の値を記載の通りに定義したが、異なる値に定義することも可能でありこの定義に限定されない。さらに、(表示解像度/放送解像度)の上限、下限値を1つの変数で定義したが、上限値、下限値をTarget_resolution(MAX)、 Target_resolution(MIN)を数値で直接それぞれ送るような構造体として定義してもかまわない。
また、ターゲット動作についても、動作は例示であり、字幕スーパーなどによって放送解像度を常時流しておき、ターゲット解像度で該当するものに、字幕スーパーの表示を止めるようなターゲット動作を指示するようにしてもよい。
<受信装置10の構成の説明>
次に、本実施形態に係る受信装置10の構成について説明する。
図14は、本実施形態に係る受信装置10の構成を示すブロック図である。図14に示すように、受信装置10は、放送受信部101、復調部102、分離部103、音声復号部104、音声再生部105、映像復号部106、画像変換部107、画像合成部108、表示部109、制御部110、記憶部120、操作部130を備える。
放送受信部101は、送信装置20が送信した放送波を、放送衛星30を介して受信する。放送受信部101は、操作部130が出力した操作結果に基づいて、制御部110が出力した放送チャンネル信号で指定される放送チャンネルに応じた放送チャンネル帯域を特定する。放送受信部101は、放送波として受信した放送チャンネル帯域の受信信号をベースバンド信号である多重化データに変換する。放送受信部101は、変換した多重化データを復調部102に出力する。
復調部102は、放送受信部101が出力した多重化データを送信装置20の変調方式に応じた復調方式によって復調し、復調した多重化データを分離部103に出力する。なお、復調部102は、復調後または復調時に誤り訂正を行う。
分離部103は、復調部102が出力した復調後の多重化データから番組データ及び構成情報に分離する。分離部103は、構成情報を制御部110に出力する。また、分離部103は、番組データから音声データと映像データとMMT−SIとを抽出する。分離部103は、抽出した音声データを音声復号部104に出力し、映像データを映像復号部106に出力する。また、分離部103は、抽出したMMT−SIを制御部110に出力する。
音声復号部104には、分離部103から音声データが入力される。入力された音声データは、所定の音声符号化方式(例えば、MPEG−4 オーディオ)で符号化されたデータである。音声復号部104は、符号化に用いられた符号化方式と対応する復号方式で入力された音声データを復号する。なお、復号した音声データは、各時刻における音声のレベルを示すデータである。音声復号部104は、復号した音声データを生成し、生成した音声データを音声再生部105に出力する。
音声再生部105は、音声復号部104が出力した音声データに基づく音声を再生するものであり、例えば、スピーカーを含んで構成される。
映像復号部106には、分離部103から映像データが入力される。入力された映像データは、所定の映像符号化方式(例えば、HEVC、MPEG−2 ビデオ)で符号化されたデータである。映像復号部106は、符号化に用いられた符号化方式と対応する復号方式で入力された映像データを復号し、復号した映像データを生成する。なお、復号した映像データは、各時刻における映像(フレーム画像)を形成する信号値を示すデータである。映像復号部106は、復号した映像データを画像変換部107に出力する。
画像変換部107は、制御部110が出力した画像制御指示に応じて、映像データの解像度を変換しない処理、映像データをdot by dotで表示するように変換する処理、映像データの解像度を変換する処理、または映像データを非表示状態に変換する処理のうち、いずれか1つの処理を行う。なお、画像制御指示には、映像データの解像度を変換しない指示、映像データをdot by dotで表示するように変換する指示、映像データの解像度を表示部109の解像度にアップコンバートして変換する指示、映像データの解像度を表示部109の解像度にダウンコンバートして変換する指示、または映像データを非表示状態に変換する指示のうち、いずれか1つの指示が含まれている。画像変換部107は、変換した/または変換していない映像データを画像合成部108に出力する。
画像合成部108は、制御部110がコーションメッセージを出力した場合、画像変換部107が出力した映像データに、入力されたコーションメッセージの画像を合成し、合成した映像データを表示部109に出力する。画像合成部108は、制御部110がコーションメッセージを出力していない場合、画像変換部107が出力した映像データを表示部109に出力する。
表示部109は、画像合成部108が出力した映像データに基づく映像を表示する。表示部109は、ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、等を含んで構成される。
制御部110は、指示検出部111、解像度検出部112、表示解像度取得部113、比較部114、及び動作決定部115を備える。
指示検出部111は、分離部103が出力したMMT−SIから事業者が設定する記述子のうち、解像度制御(Resolution_control())記述子を抽出する。指示検出部111は、抽出した解像度制御記述子にパラメータ設定されているターゲット解像度(target_resolution)を検出する。また、指示検出部111は、ターゲット解像度毎に設定されているターゲット動作(target_action)を検出する。指示検出部111は、検出したターゲット解像度を示す情報毎に、ターゲット動作を示す情報を動作決定部115に出力する。なお、ターゲット解像度を示す情報は、図8に示したターゲット解像度の値(0x00〜0x40)であってもよく、またはターゲット解像度の値に対応する意味(例えば、R>4等)を示す情報であってもよい。また、ターゲット動作を示す情報は、図9に示したターゲット動作の値(0x00〜0x03)であってもよく、またはターゲット解像度の値に対応する意味(例えば、全画面表示等)を示す情報であってもよい。
解像度検出部112は、分離部103が出力したMMT−SIから映像コンポーネント記述子を抽出する。解像度検出部112は、抽出した映像コンポーネント記述子にパラメータ設定されている映像信号解像度を検出し、検出した映像信号解像度を、放送解像度を示す情報として比較部114に出力する。
表示解像度取得部113は、表示部109によって表示可能な解像度を取得する。なお、表示部109によって表示可能な解像度は、予め記憶部120に記憶されていてもよい。記憶部120に表示可能な解像度が予め記憶されている場合、表示解像度取得部113は、表示可能な解像度を記憶部120から読み出して取得する。表示解像度取得部113は、取得した解像度を示す情報を、表示解像度を示す情報として比較部114に出力する。
比較部114は、解像度検出部112が出力した放送解像度を示す情報と、表示解像度取得部113が出力した表示解像度を示す情報とを取得する。比較部114は、取得した情報に基づいて、放送解像度と表示解像度とを比較し、比較した比較結果を動作決定部115に出力する。比較部114は、例えば、表示解像度を放送解像度で除算して、除算した値Rを動作決定部115に出力する。
動作決定部115には、指示検出部111が出力したターゲット解像度を示す情報毎に設定されているターゲット動作を示す情報と、比較部114が出力した比較結果とが入力される。動作決定部115は、ターゲット解像度の値に対応付けられている複数の範囲の中から、比較結果が該当する範囲を判別する。動作決定部115は、判別したターゲット解像度に対応して記述されているターゲット動作を抽出し、抽出したターゲット動作を表示部109に表示させる動作に設定する。動作決定部115は、設定したターゲット動作を示す情報に基づいて画像制御指示を生成し、生成した画像制御指示を画像変換部107に出力する。また、動作決定部115は、設定したターゲット動作を示す情報がコーションメッセージを表示させる動作の場合、ターゲット動作を示す情報に基づいてコーションメッセージを生成し、生成したコーションメッセージを示す情報を画像合成部108に出力する。
記憶部120は、コーションメッセージ、図6に示した映像信号解像度の値と意味とを対応付けた情報、図8に示したターゲット解像度の値と意味とを対応付けた情報、図9に示したターゲット動作の値と意味とを対応付けた情報等の各種のデータを記憶する。記憶部120は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、ROM(Read Only Memory;読み出し専用メモリ)、RAM(Random Access read/write Memory;読み書き可能なメモリ)、又はそれらの任意の組み合わせを含んで構成される。なお、記憶部120は、表示部109の解像度を示す情報が記憶されていてもよい。
操作部130は、例えば、操作ボタン、リモートコントローラ、携帯端末装置等の電子機器から操作信号を受信する入力インタフェース、等である。操作部130は、利用者によって操作された操作結果を検出し、検出した操作結果を制御部110に出力する。
(表示処理、報知処理の説明)
次に、本実施形態に係る表示処理と報知処理とについて説明する。
図15は、本実施形態に係る表示処理と報知処理の手順を示すフローチャートである。なお、図15に示す例では、利用者によって放送衛星30を介して放送番組のチャンネルが選択された後の処理を説明する。また、以下の処理において、個別契約が必要な放送波の場合、個別契約がなされているものとする。
(ステップS1)放送受信部101は、送信装置20が送信した放送波のうち、制御部110が出力した放送チャンネル信号で指定される放送チャンネルの放送波を受信する。
(ステップS2)表示解像度取得部113は、表示部109によって表示可能な解像度を取得する。
(ステップS3)解像度検出部112は、分離部103が出力したMMT−SIから映像コンポーネント記述子を抽出する。続けて、指示検出部111は、抽出した映像コンポーネント記述子にパラメータ設定されている映像信号解像度の値を抽出する。続けて、解像度検出部112は、抽出した映像信号解像度の値と対応付けられて記憶部120に記憶されている意味を示す情報に基づいて、放送解像度を検出する。
(ステップS4)指示検出部111は、分離部103が出力したMMT−SIから事業者が設定する記述子のうち、解像度制御記述子を抽出する。続けて、指示検出部111は、抽出した解像度制御記述子にパラメータ設定されているターゲット解像度の値と、ターゲット解像度毎に設定されているターゲット動作の値を検出する。
(ステップS5)比較部114は、表示解像度と放送解像度とを比較する。
(ステップS6)比較部114は、表示解像度と放送解像度とが一致するか否かを判別する。比較部114は、表示解像度と放送解像度とが一致すると判別した場合(ステップS6;YES)、ステップS7に処理を進め、表示解像度と放送解像度とが一致していないと判別した場合(ステップS6;NO)、ステップS8に処理を進める。
(ステップS7)動作決定部115は、比較部114が出力した比較結果に応じて、映像データを表示部109に通常表示させる。なお、通常表示とは、映像データの解像度を変換せず、コーションメッセージを重ねて表示させない表示である。動作決定部115は、処理を終了する。
(ステップS8)動作決定部115は、比較部114が出力した比較結果に応じた表示方法によって、映像データを表示部109に表示させる。なお、比較結果に応じた表示とは、全画面表示、dot by dot表示、コーションメッセージ+全画面映像表示、またはコーションメッセージのみ表示のいずれか1つの表示方法である。動作決定部115は、処理を終了する。
次に、図15に示したフローチャートの変形例を説明する。
図16は、本実施形態に係るターゲット解像度が図8に示す情報であり、ターゲット動作が図9に示す情報である場合の表示処理と報知処理の手順を示すフローチャートである。なお、図16に示す処理は、図15に示したステップS4の処理の後、ステップS5〜S8の代わりに行われる。
(ステップS101)比較部114は、表示解像度を放送解像度で除算して、除算した値Rを算出する。
(ステップS102)指示検出部111は、抽出したターゲット解像度の値と対応付けられて記憶部120に記憶されている意味を示す情報に基づいて、値Rの範囲をターゲット解像度毎に検出する。続けて、指示検出部111は、抽出したターゲット動作の値と対応付けられて記憶部120に記憶されている意味を示す情報に基づいて、表示部109に表示させる動作(ターゲット動作)を検出する。続けて、動作決定部115は、複数のRの範囲の中から、ステップS101で算出した値Rが該当するRの範囲を判定する。動作決定部115は、値Rが4より大きいと判別した場合(ステップS102;R>4)、処理をステップS103に進める。動作決定部115は、値Rが2より大きく且つ4以下であると判別した場合(ステップS102;4≧R>2)、処理をステップS104に進める。動作決定部115は、値Rが0.5より大きく且つ2以下であると判別した場合(ステップS102;2≧R>0.5)、処理をステップS105に進める。動作決定部115は、値Rが0.25より大きく且つ0.5以下であると判別した場合(ステップS102;0.5≧R>0.25)、処理をステップS106に進める。動作決定部115は、値Rが0.25以下であると判別した場合(ステップS102;0.25≧R)、処理をステップS107に進める。
(ステップS103)動作決定部115は、ターゲット解像度の値が0x40に対応付けられているターゲット動作を、表示部109に表示させる動作に決定し、決定したターゲット動作に基づいて画像制御指示を生成する。動作決定部115は、ステップS108に処理を進める。
(ステップS104)動作決定部115は、ターゲット解像度の値が0x20に対応付けられているターゲット動作を、表示部109に表示させる動作に決定し、決定したターゲット動作に基づいて画像制御指示を生成する。動作決定部115は、ステップS108に処理を進める。
(ステップS105)動作決定部115は、ターゲット解像度の値が0x10に対応付けられているターゲット動作を、表示部109に表示させる動作に決定し、決定したターゲット動作に基づいて画像制御指示を生成する。動作決定部115は、ステップS108に処理を進める。
(ステップS106)動作決定部115は、ターゲット解像度の値が0x08に対応付けられているターゲット動作を、表示部109に表示させる動作に決定し、決定したターゲット動作に基づいて画像制御指示を生成する。動作決定部115は、ステップS108に処理を進める。
(ステップS107)動作決定部115は、ターゲット解像度の値が0x04に対応付けられているターゲット動作を、表示部109に表示させる動作に決定し、決定したターゲット動作に基づいて画像制御指示を生成する。動作決定部115は、ステップS108に処理を進める。
(ステップS108)画像変換部107は、制御部110が出力した画像制御指示に応じて、映像データの解像度を変換しない、映像データをdot by dotで表示するように変換、映像データの解像度を変換、または映像データを非表示状態に変換のうち、いずれか1つの処理を行う。続けて、画像合成部108は、制御部110がコーションメッセージを出力した場合、画像変換部107が出力した映像データに、入力されたコーションメッセージの画像を合成し、合成した映像データを表示部109に表示させる。画像合成部108は、制御部110がコーションメッセージを出力していない場合、画像変換部107が出力した映像データを表示部109に表示させる。
以上で、表示処理と報知処理を終了する。
以上のように、本実施形態の受信装置10は、放送を受信する受信部(放送受信部101)と、表示部109と、受信部が受信した放送から放送解像度(映像信号解像度)を検出する解像度検出部112と、表示可能な表示解像度と放送解像度とに基づく表示制御指示を、受信部が受信した放送から検出する指示検出部111と、表示部の表示解像度と放送解像度とを比較し、比較した結果と指示検出部によって検出された表示制御指示とに基づいて、受信した映像の表示を制御して表示部に表示させる動作決定部115と、を備える。
この構成によって、本実施形態の受信装置10は、放送解像度と受信装置10の解像度とに基づいて、放送事業者が受信装置10に対する表示に関する指示(例えば、解像度制御(Resolution_control)記述子)に記述した情報を、受信装置10が受信する。続けて、受信装置10は、放送波に含まれている放送解像度と、表示部109に表示可能な表示解像度と、を比較し、比較した結果が、放送波に含まれているターゲット解像度のいずれかであるかを判別する。そして、受信装置10は、判別したターゲット解像度に対応付けられているターゲット動作に決定し、決定したターゲット動作に応じて、映像データを表示部109に表示させる。この結果、受信装置10は、放送波に含まれている記述に基づいて、放送解像度より表示解像度が低いため、コンテンツ本来の魅力を損ねた状態で視聴していることをコーションメッセージによって報知することができる。従って、放送事業者は、放送解像度より表示解像度が低い受信装置に対してコンテンツ本来の魅力を損ねた状態で視聴していることを示すこと受信装置に指示することができる。さらに本実施形態によれば、受信装置10は、放送解像度と表示解像度が同一の場合、コンテンツを損ねることなく視聴可能となる。
また、個別契約が必要な場合の放送を受信する場合、従来は、受信装置は、チェンネル毎、または番組毎にEMMを用いて映像データのスクランブルを解除して、表示部に表示していた。すなわち、放送波に含まれていた放送事業者からの指示は、単に表示を許可するか許可しないかのみであった。
一方、本実施形態によれば、表示部109に表示させる複数の指示が放送波に含まれているため、受信装置10は、複数の指示に応じた表示を行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、有料放送のように個別契約を必要とせず、放送解像度と異なる表示解像度の受信装置10に対して、放送事業者が制御することが可能となる。この結果、受信装置10は、個別契約なしで、放送事業者の制御(指示)に応じて、映像データを表示部109に表示させることができる。
また、本実施形態の受信装置10において、表示制御指示は、制御対象となる表示解像度に対する記述(ターゲット解像度;Target_resolution)と、映像の表示に対する制御内容に関する記述(ターゲット動作;Target_action)と、を含む。
また、本実施形態の受信装置10において、表示制御指示は、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)規格において放送事業者が設定可能なメッセージ、テーブル、または記述子に記述されている。
また、本実施形態の受信装置10において、ARIB規格は、ARIB STD−60規格である。
この構成によって、本実施形態の受信装置10は、放送事業者が放送波に記述した情報に従って、放送解像度と表示解像度が同一の場合、コンテンツを損ねることなく視聴可能となり、放送解像度より表示解像度が低い場合、コンテンツ本来の魅力を損ねた状態で視聴していることを報知することができる。
また、本実施形態の受信装置10において、制御対象となる表示解像度に対する記述(ターゲット解像度;Target_resolution)は、表示解像度と放送解像度との比に応じた記述であり、比の所定の範囲毎に、映像の表示に対する制御内容に関する記述が対応付けられている。
この構成によって、本実施形態の受信装置10は、放送事業者が放送波に記述した表示解像度と放送解像度との比に応じて、表示部109に映像データを表示するように制御することができる。
また、本実施形態の受信装置10において、映像の表示に対する制御内容に関する記述(ターゲット動作;Target_action)には、映像の表示方法、または報知方法(例えばコーションメッセージの報知方法)のうち少なくとも1つが記述されている。
この構成によって、本実施形態の受信装置10は、放送事業者が放送波に記述した表示解像度と放送解像度との比に応じて、表示部109に映像データ、またはコーションメッセージのうち、少なくとも1つを表示することができる。
なお、図12及び図13に示した例では、コーションメッセージを表示部109上に画像として表示させる例を説明したが、これに限られない。コーションメッセージは、音声信号による報知であってもよく、または画像と音声信号との両方であってもよい。
また、上述した例では、受信装置10の例として表示部109を備えるテレビの例を説明したが、これに限られない。受信装置10は、表示部109を備えない、例えば記録再生装置(不図示)であってもよい。この場合、図7〜図9に示した記述子の情報は、例えば本実施形態の受信装置10の主要な機能を備える記録再生装置(不図示)によって媒体に録画されるときにも一緒に記録されるようにしてもよい。そして、記録再生装置は、受信装置10の表示解像度を、接続されているケーブル経由で取得し、取得した受信装置10の表示解像度と録画されている映像信号の放送解像度、ターゲット解像度、及びターゲット動作に基づいて、受信装置10に出力する画像を制御するようにしてもよい。
また、本実施形態で例として示した多重化データに含まれる映像データの解像度、及び表示部109で表示可能な解像度の値は一例であり、この値に限られない。各解像度の値は、例えば各国が採用する規格に応じた値であってもよい。
また、本実施形態では、例えば放送衛星30から受信した多重化データに含まれる映像データの解像度が1種類の例を説明したが、これに限られない。例えば、2014年9月9に総務省が発表したロードマップ(参考文献1参照)に示されているように、実験放送では、放送衛星30から4Kと8K放送とが1つのチャンネルで時分割によって放送される場合もある。このように、複数種類の解像度が1つのチャンネルで時分割によって放送される場合、制御部110は、MH−イベント情報テーブルの記述子領域(descriptor())に記述されている情報と、表示可能解像度情報とに基づいて、表示部109で表示可能な解像度の映像データを抽出して、抽出した映像データに基づいて表示部109に画像を表示するようにしてもよい。この場合、制御部110は、受信した放送に8K放送も含まれているが、含まれている8K放送を表示部109で表示できないことを示す文字情報の画像を4K放送の画像に重ねて合成し、合成した画像を表示部109に表示させるようにしてもよい。
(参考文献1)「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合 中間報告 概要」、[online]、総務省、[平成26年11月22日検索]、<URL:http://www.soumu.go.jp/main_content/000312824.pdf>
上述した実施形態では、各種のデータを伝送するための伝送方式として、MPEG−Hで規定されたMMT(MPEG Media Transport)によるメディアトランスポート方式が用いる場合を例にしたが、その他の伝送方式、例えば、MPEG−2
Systemsで規定された方式が用いられてもよい。また、伝送に係るデータ形式、暗号化方式、符号化方式も、その伝送方式で規定された形式または方式が用いられてもよい。
また、上述した実施形態における受信装置10の一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、認識データ伝送装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1…デジタル放送システム、10…受信装置、20…送信装置、30…放送衛星、101…放送受信部、102…復調部、103…分離部、104…音声復号部、105…音声再生部、106…映像復号部、107…画像変換部、108…画像合成部、109…表示部、110…制御部、111…指示検出部、112…解像度検出部、113…表示解像度取得部、114…比較部、115…動作決定部、120…記憶部、130…操作部、201…番組データ生成部、202…構成情報生成部、203…多重化部、204…暗号化部、205…送信部

Claims (7)

  1. 放送を受信する受信部と、
    表示部と、
    前記受信部が受信した放送から放送解像度を検出する解像度検出部と、
    表示可能な表示解像度と前記放送解像度とに基づく表示制御指示を、前記受信部が受信した放送から検出する指示検出部と、
    前記表示部の表示解像度と前記放送解像度とを比較し、比較した結果と前記指示検出部によって検出された前記表示制御指示とに基づいて、受信した映像の表示を制御して前記表示部に表示させる動作決定部と、
    を備え、
    前記表示制御指示は、
    制御対象となる表示解像度に対する記述、又は、前記映像の表示に対する制御内容に関する記述のうち少なくとも1つを含む
    受信装置。
  2. 前記表示制御指示は、
    ARIB規格において放送事業者が設定可能なメッセージ、テーブル、または記述子に記述されている請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記ARIB規格は、
    ARIB STD−60規格である請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記制御対象となる表示解像度に対する記述は、
    前記表示解像度と前記放送解像度との比に応じた記述であり、前記比の所定の範囲毎に、前記映像の表示に対する制御内容に関する記述が対応付けられている請求項に記載の受信装置。
  5. 前記映像の表示に対する制御内容に関する記述には、
    前記映像の表示方法、または報知方法のうち少なくとも1つが記述されている請求項に記載の受信装置。
  6. 受信部が、放送を受信する受信手順と、
    解像度検出部が、前記受信手順によって受信された放送から放送解像度を検出する解像度検出手順と、
    指示検出部が、表示可能な表示解像度と前記放送解像度とに基づく表示制御指示を、前記受信手順によって受信された放送から検出する指示検出手順と、
    動作決定部が、表示部の表示解像度と前記放送解像度とを比較し、比較した結果と前記指示検出手順によって検出された前記表示制御指示とに基づいて、受信した映像の表示を制御して前記表示部に表示させる動作決定手順と、
    を含み、
    制御対象となる表示解像度に対する記述、又は、前記映像の表示に対する制御内容に関する記述のうち少なくとも1つを含む
    受信方法。
  7. 受信装置が備えるコンピュータに、
    放送を受信する受信手順と、
    前記受信手順によって受信された放送から放送解像度を検出する解像度検出手順と、
    表示可能な表示解像度と前記放送解像度とに基づく表示制御指示を、前記受信手順によって受信された放送から検出する指示検出手順と、
    表示部の表示解像度と前記放送解像度とを比較し、比較した結果と前記指示検出手順によって検出された前記表示制御指示とに基づいて、受信した映像の表示を制御して前記表示部に表示させる動作決定手順と、
    を実行させ、
    制御対象となる表示解像度に対する記述、又は、前記映像の表示に対する制御内容に関する記述のうち少なくとも1つを含む
    プログラム。
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