JP2017118460A - 受信装置、送信装置、放送システム、及び送受信方法 - Google Patents

受信装置、送信装置、放送システム、及び送受信方法 Download PDF

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嘉靖 小笠原
鈴木 秀樹
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秀樹 鈴木
智夫 西垣
Tomoo Nishigaki
智夫 西垣
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Tokuyuki Kudo
徳幸 工藤
寛 岩城
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寛 岩城
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祐治 大井
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Abstract

【課題】EPG画面上で、有料放送番組に関するデータ放送サービスを起動できる受信装置、送信装置、放送システム、及び送受信方法を提供する。【解決手段】受信装置は、放送信号を受信する受信部と、表示部と、データ放送サービス起動部とを備える。放送信号は、番組表を構成するテーブル(例えば、MH−EIT)に設けられたデータ放送サービスを起動するための制御情報(例えば、アプリケーションサービス記述子)を含む。データ放送サービス起動部は、番組表を構成するテーブルに設けられた制御情報により参照されるデータ放送サービスを起動して、表示部に表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、受信装置、送信装置、放送システム、及び送受信方法に関する。
次世代テレビジョン放送サービスとして、4K(3840x2160)超高解像度テレビジョン放送(UHDTV:Ultra High Definition Television、以下、4K放送という)の試験放送が開始されている。さらに、8K(7680x4320)超高解像度テレビジョン放送(以下、8K放送という)に関する研究開発が進められている。
このような4K・8K超高解像度テレビジョン放送において、伝送路符号化方式は、高度広帯域衛星デジタル放送方式(例えば、非特許文献1参照)を基本とすることが検討されている。また、4K・8K超高解像度テレビジョン放送において、多重化方式は、映像信号、音声信号等をMMT(MPEG Media Transport)パケット化し、IP(Internet Protocol;インターネットプロトコル)パケットで伝送するMMT・TLV(Type Length Value)多重化方式が検討されている(例えば、非特許文献2参照)。
また、デジタル放送において、番組ごとに視聴料金を支払って視聴するようなペイ・パー・ビュー方式の有料放送番組(以下、PPV放送と称する)も提供される。PPV方式の有料放送番組を視聴する場合、有料放送の案内、支払い手続きは、データ放送サービスによって実現される。データ放送サービスは、アプリケーションサービス記述子においてAIT(Application Information Table)のロケーションを記述することによって指定する。現状では、アプリケーションサービス記述子は、放送内のMPT(MMT Package Table)内にのみ配置される。
上述のように、現状では、アプリケーションサービス記述子は、放送内のMPT内にのみ配置される。しかしながら、MPTは、受信中の放送サービスの構成要素を記述するテーブルである。よって、MPT内に配置したアプリケーションサービス記述子では、現在受信中のデータ放送サービスしか利用できない。このため、現状では、PPV方式の有料放送番組の案内や支払い手続きのデータ放送サービスは、現在放送中の番組内からでしか起動できないことになる。
ユーザにとっては、EPG(Electronic Program Guide)画面上で番組を選択し、必要ならばPPVの先払い視聴予約を済ませてしまうことが望まれる。しかしながら、現状の規定のままでは、EPG画面上から直接データ放送サービスを起動することはできず、一旦、放送を受信してからデータ放送サービスを起動しなければならない。
上述の課題を鑑み、本発明は、EPG画面上で、有料放送番組に関するデータ放送サービスを起動できる受信装置、送信装置、放送システム、及び送受信方法を提供することを目的とする。
上述の課題を鑑み、本発明の一態様に係る受信装置は、放送信号を受信する受信部と、表示部と、データ放送サービス起動部とを備え、前記放送信号は、番組表を構成するテーブルに設けられたデータ放送サービスを起動するための制御情報を含み、前記データ放送サービス起動部は、前記番組表を構成するテーブルに設けられた制御情報により参照されるデータ放送サービスを起動して、前記表示部に表示することを特徴とする。
本発明の一態様に係る送信装置は、番組表を構成するためのテーブルを含む構成情報生成部と、放送信号を送信する送信部とを備え、前記番組表を構成するためのテーブルに、データ放送サービスを起動するために参照する制御情報を設けることを特徴とする。
本発明の一態様に係る放送システムは、番組表を構成するためのテーブルにデータ放送サービスを起動するために参照する制御情報を設けて送信する送信装置と、前記送信装置からの放送信号を受信し、前記番組表を構成するためのテーブルから、前記制御情報により参照されるデータ放送サービスを起動して表示する受信装置とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る送受信方法は、送信側では、番組表を構成するためのテーブルにデータ放送サービスを起動するために参照する制御情報を設けて送信し、受信側では、前記送信側からの信号を受信し、前記番組表を構成するためのテーブルから、前記制御情報により参照されるデータ放送サービスを起動するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、EPG画面から、直接、未来の番組に対するデータ放送サービスを起動でき、必要ならば、先払いPPV方式の支払い契約を行うことができる。また、現在放送中の番組に連動するデータ放送サービスだけでなく、未来の番組に対応したデータ放送サービスを実現でき、例えば予告編の動画を送ることや関連商品の販売等、より効果的なサービスが実現可能となる。
本実施形態に係るデジタル放送システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る送信装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る放送システムに用いるプロトコルスタックの構造の例について説明する図である。 本実施形態に係る放送システムに用いる制御情報の説明に用いる図である。 本実施形態に係るアプリケーションサービス記述子のデータ構造を説明する図である。 本実施形態に係るMH−EITのデータ構造を説明する図である。 本実施形態に係る受信装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るリモートコントローラの外観構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるデータ放送サービスの表示処理を概要を示す図である。 本実施形態においてEPG画面からPPV番組を視聴予約する際の処理を示すフローチャートである。
本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、本発明のデジタル放送受信装置を、単に「受信装置」という。また、受信装置は、表示部を備えている。
<デジタル放送システムの構成>
図1は、本実施形態に係るデジタル放送システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、デジタル放送システム1は、受信装置10と、送信装置20とを含んで構成されている。デジタル放送システム1において、受信装置10と、送信装置20との台数は、一般的にそれぞれ複数であるが、以下の説明においては、説明を容易にするため、受信装置10と、送信装置20との台数が、それぞれ1台であるデジタル放送システム1の場合について説明する。
また、以下の説明では、デジタル放送システム1におけるデジタル放送のメディアトランスポート方式として、例えばARIB(Association of Radio Industries and Businesses(一般社団法人 電波産業会))STD−B60規格に記載のMMT(MPEG Media Transport)方式が採用されている場合について説明する。
送信装置20は、番組データi1が多重化された放送波を送信する、例えば、放送局などの放送事業者に備えられた送信装置である。番組データi1としては、ペイ・パー・ビュー(以下、PPVと略称する)放送を含む。PPV放送は、番組毎にユーザが購入する形式の有料放送番組である。番組データi1に含まれる映像データと音声データとのそれぞれは、予め定めた符号化方式で符号化されたデータである。例えば、映像データは、H.265、いわゆる、HEVC(High Efficiency Video Coding)などの符号化方式で符号化されたデータである。また、例えば、音声データは、ISO/IEC 14496 Part3、いわゆる、MPEG−4オーディオなどの符号化方式で符号化されたデータである。また、送信装置20は、放送番組や放送に伴って提供されるサービスを構成するための情報である構成要素情報を送信する。
送信装置20から送信された放送波は、地上波、ケーブルのような有線伝送路、又は放送衛星を介して受信装置10に伝送される。図1に示す例では、放送波が放送衛星30を介して伝送される場合を示している。
受信装置10は、放送衛星30を介して伝送される種々の情報を受信するデジタル放送受信装置である。以下の説明では、受信装置10が、テレビジョン受像機(テレビ、TV)であるものとして説明する。
<送信装置20の構成>
次に、本実施形態に係る送信装置20の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る送信装置20の構成を示すブロック図である。図2に示すように、送信装置20は、番組データ生成部201、構成情報生成部202、多重化部203、暗号化部204、及び送信部205を含んで構成される。
番組データ生成部201は、放送番組を構成する映像を示す映像データと、放送番組を構成する音声を示す音声データを取得する。番組データ生成部201は、取得した映像データを所定の映像符号化方式で符号化する。所定の映像符号化方式は、例えば、ISO/IEC 23008 HEVC(International Organization for Standardization/International Electronical Commission 23008 Part2 High Efficiency Video Coding、単に、HEVCとも呼ばれる)で規格化された方式である。
また、番組データ生成部201は、取得した音声データを所定の映像符号化方式で符号化する。所定の音声符号化方式は、例えば、ISO/IEC 14496 Part3(単に、MPEG−4オーディオとも呼ばれる。なお、MPEGはMoving Picture Experts Groupを略したものである。)で規定された音声符号化方式である。
構成情報生成部202は、構成要素情報から構成情報を生成し、多重化部203に出力する。構成情報は、MMT−SI(MMT−System Information)形式の制御情報を含む。MMT−SIには、後述する放送事業者が設定するメッセージとテーブルと記述子とにより記述される。なお、MMT−SIについては後述する。所定の形式の番組データは、例えば、ISO/IEC 23008 Part1 MMT(MPEG Media Transport、単にMMTとも呼ばれる)で規定されたMPU(Media Processing Unit)である。各MPUには、映像や音声の復号処理を行うことができる単位の映像データ、音声データ、及びMMT−SIが含まれる。
多重化部203は、番組データ生成部201が出力した番組データ、及び構成情報生成部202が出力した構成情報を多重化して、所定の形式(例えば、TLV(Type Length Value)パケット)の多重化データを生成する。多重化部203は、生成した多重化データを暗号化部204に出力する。
暗号化部204は、多重化部203が出力した多重化データを所定の暗号化方式(例えば、AES(Advanced Encryption Standard)やMULTI2)を用いて暗号化する。暗号化部204は、暗号化した多重化データを送信部205に出力する。
送信部205は、暗号化部204が出力した多重化データを受信装置10に放送伝送路である放送衛星30を介して送信する。ここで、送信部205は、ベースバンド信号である多重化データで所定の搬送周波数を有する搬送波を変調させて、搬送周波数に対応したチャネル帯域の電波(放送信号)をアンテナ(図示せず)により放射する。
<MMTを用いるシステムのプロトコルスタックの構造の説明>
次に、MMTを用いるシステムのプロトコルスタックの構造の例について説明する。
図3は、本実施形態に係る放送システムに用いるプロトコルスタックの構造の例について説明する図である。図3に示すように、放送システムに用いるプロトコルスタックは、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)、時刻情報、符号化された映像データ、符号化された音声データ、符号化された字幕データ、MMT−SI、HTML5規格で記述されたアプリケーション(単にアプリケーションともいう)、EPG(電子番組ガイド)、コンテンツダウンロードデータ等を含んで構成される。放送番組の映像信号及び音声信号の符号はMFU(Media Fragment Unit)/MPUである。そして、MFU/MPUは、MMTPペイロードに乗せて送信装置20によってMMTPパケット化され、IPパケットで送信装置20によって伝送される。データコンテンツの伝送は、データが送信装置20によってMMTPパケット化され、IPパケットで送信装置20によって伝送される。このように構成されたIPパケットは、放送伝送路を用いて放送される場合、TLVパケットの形式で送信装置20によって伝送される。一つのIPパケットあるいは一つのヘッダー圧縮したIPパケットは、一つのTLVパケットで送信装置20によって伝送する(ARIB STD−B32及びSTD−B60参照)。
さらに、放送システムに用いるプロトコルスタックでは、MMT−SI、TLV−SIの2種類の制御情報が設けられている。MMT−SIとは、放送番組の構成などを示す制御情報である。MMT−SIでは、MMTの制御メッセージの形式とし、送信装置20によってMMTPペイロードに乗せられてMMTPパケット化され、送信装置20によってIPパケットで伝送される。TLV−SIとは、IPパケットの多重に関する制御情報であり、選局のための情報やIPアドレスとサービスの対応情報を提供する。
また、TMCCとは、伝送路上の信号の単位(スロット)ごとに変調方式やエラー訂正方式を指定する階層変調方式において、伝送フレームに挿入して伝送するこれらの制御情報である。HEVC(High Efficiency Video Coding)とは、映像信号の符号化の手法である。AAC(Advanced Audio Coding)及びALS(Audio Lossless Coding)とは、音声信号の符号化の手法である。UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)とは、通信に使われるプロトコルの一つである。TLV(Type Length Value)とは、データの多重化手法の一つである。TLVは、データの符号化をデータタイプ(Type)、長さ(Length)、値(Value)の3つで構成される。
<MMT−SIの説明>
次に、MMT−SIについて説明する。MMT−SIには、メッセージ、テーブル、記述子が含まれている。メッセージは、テーブルや記述子を格納する。テーブルは、特定の情報属性を持つ。記述子は、テーブルのより詳細な情報を示す。これらメッセージ、テーブル、記述子は、3階層の構造となっている。
まずMMT−SIのメッセージについて説明する。メッセージには、Package Access(PA)メッセージ、M2セクションメッセージ、CAメッセージ、M2短セクションメッセージ、データ伝送メッセージ、及び事業者が設定するメッセージが含まれる。
PAメッセージは、MMT−SIのエントリポイントとなり、MMT−SIのテーブルを伝送する制御情報である。なお、PAメッセージの識別子(以下、メッセージIDともいう)には、0x0000が割り当てられている。
M2セクションメッセージは、MPEG−2 Systemsのセクション拡張形式を伝送する制御情報である。なお、M2セクションメッセージには、メッセージIDとして0x8000が割り当てられている。
CAメッセージは、限定受信方式に関する情報を伝送する制御情報である。なお、限定受信によって受信される放送とは、放送事業者と視聴者とが視聴契約を結ばないと受信装置10で視聴できない放送である。なお、CAメッセージには、メッセージIDとして0x8001が割り当てられている。
M2短セクションメッセージは、MPEG−2 Systemsのセクション短形式を伝送する制御情報である。なお、M2セクションメッセージには、メッセージIDとして0x8002が割り当てられている。
データ伝送メッセージは、データ伝送に関するテーブルを伝送する制御情報である。なお、データ伝送メッセージには、メッセージIDとして0x8003が割り当てられている。
事業者が設定するメッセージは、放送事業者が設定する制御情報である。なお、事業者が設定するメッセージには、メッセージIDとして0xE000−0xEFFF、及び0xF800−0xFFFFが割り当てられている。
<データ放送サービスで用いられるMMT−SI>
次に、データ放送サービスで用いられるMMT−SIについて説明する。データ放送サービスでは、アプリケーションサービス記述子によりAIT(Application Information Table)のロケーションを記述する。AITには、アプリケーションの情報が記述されている。データ放送サービスは、アプリケーションサービス記述子を参照してAITのロケーションを識別し、AITに記述されている情報に基づいてアプリケーションを起動する。データ放送のアプリケーションは、例えば、HTML5で記述されている。
ここで、現状の方式について説明する。データ放送サービスのためのアプリケーションサービス記述子は、MPT(MMT Package Table)のみに記述されるように規定されている。MPTは、受信中の放送サービスの構成要素を記述するテーブルである。このため、アプリケーションサービス記述子がMPTにのみに記述されていると、PPV放送の先払い視聴予約等のデータ放送サービスは、現在受信中の放送サービスからしか起動できないことになる。そこで、本実施形態では、EPG(電子番組ガイド)を記述するのに用いられるMH−EITのテーブルにもアプリケーションサービス記述子を設け、EPG画面上から直接PPV放送の先払い視聴予約等のデータ放送サービスを起動できるようにしている。
図4は、現状のデータ放送サービスで用いられるMMT−SIの構成と、本実施形態においてデータ放送サービスで用いられるMMT−SIの構成とを比較した図である。
図4(A)は、現状のデータ放送サービスでの構成を示す。図4(A)に示すように、現状のデータ放送サービスでは、PAメッセージがエントリとなり、MPTのテーブルが送られる。MPTには、アプリケーションサービス記述子が設けられ、このアプリケーションサービス記述子に、MH−AITのロケーションが記述される。MH−AITは、受信中の放送波によって送られてくるため、放送を受信することで取得可能である。MH−AIT内にはアプリケーションの情報が記述され、例えばアプリケーションが置かれているURL(Uniform Resource Locator)の情報に基づき、データ放送サービスが起動される。MPTは、現在受信中の放送サービスの構成要素を記述するテーブルであることから、MPT内のアプリケーションサービス記述子から起動されるデータ放送は、現在受信中の番組に関連するデータ放送に限られる。一方、MH−EITは、M2セクションメッセージがエントリとなって送られ、番組表を構成するのに用いられる。現状では、MH−EITには、アプリケーションサービス記述子は設けられていない。
これに対して、図4(B)は、本実施形態でのデータ放送サービスでの構成を示す。図4(B)に示すように、本実施形態では、PAメッセージがエントリとなり、MPTのテーブルが送られる。MPTには、アプリケーションサービス記述子が設けられ、このアプリケーションサービス記述子に、MH−AITのロケーションが記述される。MH−AIT内にアプリケーションの情報が記述され、例えば、このうちのURL情報を参照してデータ放送を取得することで、データ放送サービスが起動される。本実施形態では、さらに、M2セクションメッセージがエントリとなり、MH−EITのテーブルが送られる。MH−EITにアプリケーションサービス記述子が設けられ、このアプリケーションサービス記述子に、MH−AIT(又はXML形式AIT)のロケーションが記述される。MH−AIT(又はXML形式AIT)内にアプリケーションのURLなどの情報が記述され、この情報からデータ放送を取得することで、データ放送サービスが起動される。ここで、MH−EITは、番組表を記述するテーブルであることから、MH−EIT内のアプリケーションサービス記述子から起動されるデータ放送は、未来の放送番組に関連するデータ放送とすることができる。また、MH−EIT内のアプリケーションサービス記述子から起動されるデータ放送は、現在受信しているチャンネルの番組情報だけでなく、EPG画面上の他のチャンネルに連動するデータ放送サービスとすることも可能となる。
なお、AITには、MH−AITとXML形式AITとがある。MH−AITは、 放送波のSIによって伝送されるAITのテーブルである。XML形式AITは、ネットワーク経由で取得するAITのテーブルである。
MPT内のアプリケーションサービス記述子で参照されるAITについては、XML形式AITでもよいが、現状の運用では、MH−AITとなっている。MH−EIT内のアプリケーションサービス記述子で参照されるAITについては、MH−AITでもよいし、XML形式AITでもよい。また、番組とAITとは、1対1の対応でなくてもよく、複数の番組から同じAITを参照しても構わない。
<アプリケーションサービス記述子のデータ構造>
次に、アプリケーションサービス記述子のデータ構造について説明する。図5は、アプリケーションサービス記述子のデータ構造を説明する図である。図5に示すように、アプリケーションサービス記述子は、記述子タグ(descriptor_tag)、記述子長(descriptor_length)、アプリケーション形式(application_format)、デフォルトAITフラグ(default_AIT_flag)、データ伝送メッセージフラグ(DT_message_flag)、EMT数(EMT_num)、AITロケーション情報(AIT_location_info)、EMTタグ(EMT_tag)、EMTロケーション情報(EMT_location_info)、プライベートデータ(private_data)とを含んでいる。
アプリケーション形式には、本記述子で参照されるアプリケーションサービスで適用されているアプリケーション符号化方式が記述される。デフォルトAITフラグは、”1”の場合、該当する配信パスのMH−AITがデフォルトの監視対象であることを示す。データ伝送メッセージフラグは、該当する配信パスにおいてデータ伝送メッセージが含まれるか否かを示す。本フラグが”1”の場合、データ伝送メッセージが存在することを示す。EMT数には、含まれるEMTの数が記述される。AITロケーション情報には、AITを取得可能なロケーションがMMT_general_location_infoの形式にて記述される。AITロケーション情報のlocation_typeが0x00である場合、放送波に含まれるMH−AITを参照する。AITロケーション情報のlocation_typeが0x05である場合、URLによって指定されるXML形式AITを参照する。また、データ伝送メッセージロケーション情報には、データ伝送メッセージを取得可能なロケーションがMMT_general_location_infoの形式にて記述される。EMTタグは、EMTの識別情報を示す。EMTロケーション情報には、EMTを取得可能なロケーションがMMT_general_location_infoの形式にて記述される。プライベートデータは、必要に応じて運用にて利用可能な拡張領域とする。
<MH−EITのデータ構造>
次に、MH−EITのデータ構造について説明する。図6は、MH−EITのデータ構造を説明する図である。MH−EITは、送信装置20から送信される放送波の構成の情報を表す構成要素の一つであり、放送される番組の名称、放送日時などの番組に関する情報を表している。
図6に示すように、MH−EITには、テーブル識別子(table_id)、セクションシンタクス指示(section_syntax_indicator)、セクション長(section_length)、サービス識別(service_id)、バージョン番号(version_number)、カレントネクスト指示(current_next_indicator)、セクション番号(section_number)、最終セクション番号(last_section_number)、TLVストリーム識別(tlv_stream_id)、オリジナルネットワーク識別(original_network_id)、セグメント最終セクション番号(segment_last_section_number)、最終テーブル識別(last_table_id)、イベント識別(event_id)、開始時間(start_time)、継続時間(duration)、進行状態(running_status)、スクランブル(free_CA_mode)、記述子ループ長(descriptors_loop_length)、CRC(CRC_32)を含んでいる。
テーブル識別子には、各テーブルを識別するための情報が記述される。セクションシンタクス指示には、常に1が記述される。セクション長には、セクション長フィールドの直後からCRC(Cyclic Redundancy Check)を含むセクションの最後までのセクションのバイト数を規定する情報が記述される。サービス識別には、TLVストリーム内の他のサービスからこのサービスを識別するためのラベルの役割をする情報が記述される。
バージョン番号には、サブテーブルのバージョン番号が記述される。カレントネクスト指示には、サブテーブルが現在のサブテーブルであることを示す情報、又は、送られるサブテーブルがまだ適用されず、次のサブテーブルとして使用されることを示す情報が記述される。セクション番号には、セクションの番号を表す情報が記述される。TLVストリーム識別には、EITが示すこのTLVストリームをその分配システム内の他の多重から識別するラベルの役割をする情報が記述される。
オリジナルネットワーク識別には、元の分配システムのネットワーク識別を規定するラベルの役割をする情報が記述される。セグメント最終セクション番号には、サブテーブルのこのセグメントの最後のセクションの番号を規定する情報が記述される。最終テーブル識別には、使用されている最終のテーブル識別する情報が記述される。イベント識別には、記載されているイベントの識別番号を示す情報が記述される。開始時間には、イベントの開始時間、すなわち放送番組の開始時間を日本標準時(JST)と修正ユリウス日で示す情報が記述される。継続時間には、イベントの継続時間、すなわち放送番組の放送時間長を時、分、秒で表す情報が記述される。進行状態には、イベントの状態を示す情報が記述される。
スクランブルには、そのイベント内の全てのコンポーネントストリームがスクランブルされていないことを示す情報、又は、一つ以上のストリームへのアクセスがCA(Conditional Access)システムにより制御されていることを示す情報が記述される。記述子ループ長には、後続の記述子の全バイト長を示す情報が記述される。CRCには、ITU-T勧告H.222.0に従う情報が記述される。
<受信装置10の構成の説明>
次に、受信装置10の構成について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る受信装置10の構成の一例を示すブロック図である。
受信装置10は、受信部311、復号部312、分離部313、音声復号部314、再生部316、映像復号部317、映像合成部318、表示部319、記憶部322、操作入力部323、及び制御部331を含んで構成される。
受信部311は、送信装置20が送信した放送波を、アンテナ(図示せず)により受信する。受信部311は、受信した受信信号を制御部331から入力される選局信号で指定されるチャンネルの周波数でベースバンド信号にダウンコンバートし、復調することにより、多重化データに変換する。受信部311は、変換した多重化データを復号部312に出力する。
復号部312は、受信部311から入力された多重化データ(暗号化されている)を、送信装置20の暗号化部115で用いられた方式に対応する復号方式(例えば、AES)で復号し、復号された多重化データを生成する。復号部312は、生成した多重化データを分離部313に出力する。
分離部313は、復号部312から入力された復号後の多重化データから番組データ及び構成情報に分離する。さらに、分離部313は、番組データから映像データと音声データとを抽出する。分離部313は、抽出した映像データを映像復号部317へ出力する。また、分離部313は、抽出した音声データを音声復号部314へ出力する。また、分離部313は、構成情報を制御部331へ出力する。
音声復号部314は、分離部313から音声データを取得する。音声復号部314は、取得した音声データを復号する。復号は、符号化に用いられた符号化方式と対応する復号方式によってなされる。それによって、音声復号部314は、元の音声データを生成する。復号した音声データは、各時刻における音声のレベルを示すデータである。例えば、符号化に用いられる符号化方式とは、MPEG−4 オーディオである。音声復号部314は、復号した音声データを再生部316へ出力する。再生部316は、音声復号部314から入力された音声データに基づく音声を再生する。例えば、再生部316は、スピーカーを含んで構成される。
映像復号部317は、分離部313から映像データを取得する。映像復号部317は、取得した映像データを復号する。復号は、符号化に用いられた符号化方式と対応する復号方式によってなされる。それによって、映像復号部317は、元の映像データを生成する。復号した映像データは、各時刻における映像(フレーム画像)を形成する信号値を示すデータである。例えば、符号化に用いられる符号化方式とは、HEVC、MPEG−2ビデオである。映像復号部317は、復号した映像データを映像合成部318へ出力する。
映像合成部318は、映像復号部317から映像データを取得する。また、映像合成部318は、制御部331から放送選択画面等を示す通知画像データやデータ放送サービスの画面等を取得する。例えば、映像合成部318は、映像データに基づく映像上に、通知画像データに基づく放送選択画面やデータ放送サービスの画面等の映像を重ねた映像を生成する。映像合成部318は、生成した映像に基づく映像データを表示部319へ出力する。
表示部319は、映像合成部318から取得した映像データに基づく映像を表示する。例えば、表示部319は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、等を含んで構成される。
記憶部322は、各種のデータやプログラムを記憶する記憶媒体である。例えば、記憶部322には、自らの受信装置10が受信可能な放送に関する情報を示すデータ等を記憶する。受信可能な放送とは、例えば、地上デジタル放送、衛星デジタル放送(BS、CS)、及び高解像度放送(4K放送、8K放送)等である。
例えば、記憶部322は、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory;読み出し専用メモリ)、RAM(Random Access read/write Memory;読み書き可能なメモリ)、又はそれらの任意の組み合わせを含んで構成される。
操作入力部323は、受信装置10の利用者による操作入力を受け付ける。操作入力部323は、受け付けた操作入力に基づいて生成される操作信号を生成する。操作入力部323は、生成した操作信号を制御部331へ出力する。
例えば、操作入力部323が生成する操作信号とは、電源のオン/オフを示す信号、放送波のチャンネルを示す信号、等である。この一例においては、操作入力部323は、リモートコントローラ400から操作信号を受信する入力インターフェースである。ただし、操作入力部323は、例えば、自らの受信装置10が備える操作ボタン、又は携帯型情報端末(例えば、スマートフォン)、等から操作信号を受信する入力インターフェースであってもよい。
制御部331は、CPU等を含んで構成されるコンピュータを含む。制御部331は、記憶部に格納されたソフトウェア(プログラム)を実行する。それによって、制御部331は、受信装置10の種々の動作を制御する。また、制御部331は、制御情報により参照されるデータ放送サービスを起動するデータ放送サービス起動部として機能する。
図8は、受信装置101を操作するためのリモートコントローラ400の外観構成を示すものである。図8に示すように、リモートコントローラ400には、電源キー411、テンキー412、チャンネルアップ/ダウンキー413、音量アップ/ダウンキー414、方向キー415、決定キー416、データキー417、番組表キー418等、複数のボタンやキーが配設されている。
電源キー411は、受信装置10の電源のオン/オフを行うボタンである。テンキー412は、チャンネルの選択を行うものである。チャンネルのアップ/ダウンキー413は、チャンネルのアップ/ダウンを行うものである。音量アップ/ダウンキー414は、音量のアップ/ダウンを行うものである。方向キー415は、カーソル移動等の操作を行うものである。決定キー416は、各種の操作の決定操作を行うものである。データキー417は、受信中の放送サービスに連動するデータ放送を行うものである。番組表キー418は、番組表の表示を行うものである。
<PPV番組の視聴>
前述したように、本実施形態では、MH−EIT内にアプリケーションサービス記述子が設けられる。MH−EIT内のアプリケーションサービス記述子で参照されるAITにより、番組表の番組に連動したデータ放送サービスを起動することができる。番組表の番組に連動したデータ放送サービスにより、EPG上でPPV番組を選択し、有料放送番組の案内や支払い手続きを行うことができる。
図9は、本実施形態におけるデータ放送サービスの表示処理の概要を示す図である。図9(A)に示すテレビ放送受信画面451から、ユーザがリモートコントローラ400のデータキー417を押すと、図9(B)に示すように、MPT内のアプリケーションサービス記述子で参照されるAITにより、番組表の番組に連動したデータ放送サービスの画面452が表示される。データ放送サービスの画面452により、ユーザは、現在放送中の番組についての各種の情報を取得することができる。
また、図9(A)に示すテレビ放送受信画面451から、ユーザがリモートコントローラ400の番組表キー418を押すと、図9(C)に示すように、各チャンネルの放送予定の番組を示したEPG画面453が表示される。ユーザは、EPG画面453上で、番組の予定の一覧を見て、所望の番組があると、方向キー415によりカーソルを移動して番組を選択して、決定キー416を押す。ユーザにより選択された番組が有料番組でなければ、選択された番組の視聴または録画予約が行われる。ユーザにより選択された番組がPPV番組であり、且つ、未契約の場合には、図9(D)に示すように、案内画面への誘導メニューを表示する画面454が表示される。この画面中には、「案内を見る」のボタン455と、「戻る」のボタン456とが含まれる。ここで、ユーザが「案内を見る」のボタン455を選択して決定キー416を押すと、図9(E)に示すように、MH−EIT内のアプリケーションサービス記述子で参照されるAITにより、番組表の番組に連動したデータ放送サービスが表示される。データ放送サービスの画面457により、ユーザは、未来に放送されるPPVの番組についての予告情報や有料放送の視聴契約を行うことができる。
図10は、EPG画面からPPV番組を視聴または録画予約する際の処理を示すフローチャートである。図10において、制御部331は、番組表キー418が押されたかどうかを判定し(ステップS101)、番組表キー418が押されると(ステップS101:Yes)、制御部331は、EITの記述に基づいて、図9(C)に示したような、EPG画面43を表示する(ステップS102)。
制御部331は、番組が選択されて決定キー416が押されたかどうかを判定しており(ステップS103)、番組が選択されて決定キー416が押されると(ステップS103:Yes)、制御部331は、選択された番組はPPV番組かどうかを判定する(ステップS104)。選択された番組がPPV番組でなければ(ステップS104:No)、制御部331は、選択された番組について、視聴または録画の予約設定を行う(ステップS112)。
ステップS104で選択された番組がPPV番組であると判定された場合には(ステップS104:Yes)、制御部331は、PPV番組の視聴についてユーザの視聴契約の有無を判定する(ステップS105)。ユーザの視聴契約の有無は、MH−EITに配置されているMH−CA契約情報記述子を参照することで判定できる。ユーザの視聴契約がある場合には(ステップS105:Yes)、制御部331は、選択された番組について、視聴予約の設定を行う(ステップS112)。
ステップS105で、ユーザが未契約の場合には(ステップS105:No)、制御部331は、図9(D)に示したような、案内画面への誘導メニューを表示する画面454を表示する(ステップS106)。この画面454には、「案内を見る」ボタン455と「戻る」ボタン456とが配置されている。
制御部331は、「案内を見る」ボタン455が押されたかどうかを判定し(ステップS107)、「戻る」ボタン456が押されたかどうかを判定する(ステップS108)。
方向キー415により「戻る」ボタン456にカーソルが移動され、決定キー416が押されると(ステップS108:Yes)、制御部331は、ステップS102の番組表示に、表示処理を戻す。
方向キー415により「案内を見る」ボタン455にカーソルが移動され、決定キー416が押されると(ステップS107:Yes)、制御部331は、MH−EITに配置されているアプリケーションサービス記述子を参照して、データ放送サービスを起動する(ステップS109)。
このステップS109において、制御部331は、アプリケーションサービス記述子に記述されているAITが、MH−AITである場合と、XML形式AITである場合とで、異なる処理を実行する。具体的には、アプリケーションサービス記述子によりXML形式AITが参照される場合には、制御部331は、URLなどの情報に基づいて、ネットワーク上にあるデータを取得し、放送サービスを起動する。これに対して、アプリケーションサービス記述子によりMH−AITが参照される場合に、現在受信中のチャンネルの番組であれば、対象となるMH−AITを取得して放送サービスを起動する。また、現在受信しているチャンネルとは異なる場合であれば、制御部331は、そのチャンネルを選局後に、対象となるMH−AITを取得し、放送サービスを起動する。この場合、受信装置10が2つ以上のチューナーを備える場合は、一方のチューナーでMH−AITを取得してもよい。
放送サービスを起動すると、制御部331は、図9(E)に示したような、番組表の番組に連動したデータ放送サービスの画面457を表示し(ステップS111)、ユーザに、PPVの番組についての予告情報やPPV番組の先払い視聴契約の情報を提供する。そして、制御部331は、契約処理を実行するか否かを判定する(ステップS111)。例えば、PPVの番組についての予告情報やPPV番組の先払い視聴契約の情報を参照したユーザが、視聴契約をするための操作を行った場合(ステップS111:Yes)、制御部331は、選択された番組について、視聴予約の設定を行う(ステップS112)。また、ユーザが、「戻る」ボタン456を選択するなど、視聴契約しないための操作を行った場合(ステップS111:No)、制御部331は、ステップS102の番組表示に、表示処理を戻す。
上述のように、本実施形態では、EPG画面を構成するためのMH−EIT内にアプリケーションサービス記述子を配置することで、番組表上の未来の番組に連動するデータ放送サービスを起動することができる。これにより、EPG画面上で、未来の番組に対する番組情報を提供し、また、先払い視聴契約を促すことができる。また、現在視聴しているチャンネルの番組情報だけでなく、EPG画面上の他のチャンネルに連動するデータ放送サービスを起動し、PPV番組の先払い視聴契約を促すことができる。
また、本実施形態では、選択された番組がPPV番組である場合には、MH−EITに配置されているMH−CA契約情報記述子を参照してユーザの契約があるかどうかを判定している。これにより、選択された番組がPPV番組である場合、ユーザが契約を行っていれば、EPG画面からPPV番組の視聴予約を直接行い、ユーザが未契約なら、PPV番組の先払い視聴契約を促すデータ放送サービスを起動することができる。
なお、EPG画面を表示する場合、PPV番組であるかどうか、又はユーザが契約を行っているかどうかに応じて、表示画面の色、文字、表示枠等、EPG画面の表示形式を異なるようにしてもよい。また、PPV番組であるかどうか、又はユーザが契約を行っているかどうかに応じて、連動するデータ放送サービスを異なるようにしてもよい。
また、EPG画面を左右に2分割し、EPG画面上でカーソルを合わせてしばらく待つと、EPG画面の例えば左側で番組表を表示し、EPG画面の右側でデータ放送サービスを起動してもよい。これにより、EPG画面から画面を切り替えることなく、HTML5を利用した効果的な番組宣伝を実現できる。
また、EPG画面上で決定ボタンを押すと録画予約を行い、この時点で番組が未契約だった場合、自動的に連動するデータ放送サービスを表示するようにしてもよい。これにより、未契約のまま録画予約し、録画に失敗するトラブルを予防することができる。
また、上述の例では、MH−EIT内にアプリケーションサービス記述子を配置しているが、EPGに連動するデータ放送サービスをEPG画面から起動できる記述子であれば、どのような記述子であってもよい。
また、上述した実施形態における受信装置10、送信装置20の一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、認識データ伝送装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1…デジタル放送システム、10…受信装置、20…送信装置、30…放送衛星、201…番組データ生成部、202…構成情報生成部、203…多重化部、205…送信部、311…受信部、312…復号部、313…分離部、331…制御部、400…リモートコントローラ、417…データキー、418…番組表キー

Claims (6)

  1. 放送信号を受信する受信部と、
    表示部と、
    データ放送サービス起動部とを備え、
    前記放送信号は、番組表を構成するテーブルに設けられたデータ放送サービスを起動するための制御情報を含み、
    前記データ放送サービス起動部は、前記番組表を構成するテーブルに設けられた制御情報により参照されるデータ放送サービスを起動して、前記表示部に表示する
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 前記制御情報とは、アプリケーションサービス記述子であり、
    前記番組表を構成するテーブルとは、MH−イベント情報テーブルである
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記データ放送サービスは、ペイ・パー・ビュー放送に関するデータ放送である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の受信装置。
  4. 番組表を構成するためのテーブルを含む構成情報生成部と、
    放送信号を送信する送信部とを備え、
    前記番組表を構成するためのテーブルに、データ放送サービスを起動するのに参照される制御情報を設ける
    ことを特徴とする送信装置。
  5. 番組表を構成するためのテーブルにデータ放送サービスを起動するのに参照される制御情報を設けて送信する送信装置と、
    前記送信装置からの放送信号を受信し、前記番組表を構成するためのテーブルから、前記制御情報により参照されるデータ放送サービスを起動して表示する受信装置と
    を備えることを特徴とする放送システム。
  6. 送信側では、番組表を構成するためのテーブルにデータ放送サービスを起動するのに参照される制御情報を設けて送信し、
    受信側では、前記送信側からの信号を受信し、前記番組表を構成するためのテーブルから、前記制御情報により参照されるデータ放送サービスを起動する
    ようにしたことを特徴とする送受信方法。
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