JP2024029408A - 放送システム、受信機、送出方法、および受信方法 - Google Patents

放送システム、受信機、送出方法、および受信方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2024029408000001
【課題】放送システムにより指定されたサービスの対象地域を取得した受信機がどのようにサービスを扱うかを指定できる放送システムを提供すること。
【解決手段】デジタル放送の信号を送出する放送システムであって、デジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、デジタル放送を受信する受信機に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含む制御情報を生成する制御情報生成部と、制御情報と、1つまたは複数のサービスのコンテンツとを多重する多重部とを備える放送システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送システム、受信機、送出方法、および受信方法に関する。
従来、地上デジタル放送では、NIT(Network Information Table)にエリアコードを含めたり、SDT(Service Description Table)に地域識別を含めたりして、各サービス(チャンネル)がいずれの地域に向けたサービスであるかを受信機が取得できるようにしている(例えば、特許文献1)。
特開2017-224922号公報
しかしながら、従来の地上デジタル放送においては、放送システムにより指定されたサービスの対象地域を取得した受信機が、どのようにサービスを扱うかについては規定されておらず、受信機によって動作が異なるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、放送システムにより指定されたサービスの対象地域を取得した受信機がどのようにサービスを扱うかを指定できる放送システム、受信機、送出方法、および受信方法を提供する。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様は、デジタル放送の信号を送出する放送システムであって、前記デジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、前記デジタル放送を受信する受信機に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含む制御情報を生成する制御情報生成部と、前記制御情報と、前記1つまたは複数のサービスのコンテンツとを多重する多重部とを備える放送システムである。
また、本発明の他の一態様は、上述した放送システムであって、前記第1の情報は、番組表への表示、または選局の制限を示す。
また、本発明の他の一態様は、上述した放送システムであって、前記制御情報は、サービス記述テーブルに配置される。
また、本発明の他の一態様は、上述した放送システムであって、データ放送のコンテンツであって、前記受信機に、前記受信機に設定された地域と、前記第2の情報とを比較して、前記1つまたは複数のサービス各々を利用可能か否かを判定させるコンテンツを生成するコンテンツ生成部を備え、前記多重部は、さらに、前記コンテンツを多重する。
また、本発明の他の一態様は、デジタル放送の信号を受信する受信機であって、前記デジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、前記受信機に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含む制御情報を、受信した信号から分離する多重分離部と、前記第2の情報と比較して、前記1つまたは複数のサービス各々を利用可能か否かを判定するための地域を記憶する記憶部とを備える受信機である。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信機であって、前記第1の情報は、電子番組ガイドへの表示、または選局の制限を示す。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信機であって、前記制御情報は、サービス記述テーブルに配置される。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信機であって、前記受信機に設定された地域と、前記第2の情報とを比較して、前記1つまたは複数のサービス各々を利用可能か否かを判定する処理部を備える。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信機であって、データ放送のコンテンツを実行するデータコンテンツ処理部を備え、前記データコンテンツ処理部は、前記データ放送のコンテンツに対して、前記第1の情報および前記第2の情報を提供するインターフェースを備える。
また、本発明の他の一態様は、デジタル放送の信号を送出する放送システムの送出方法であって、前記デジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、前記デジタル放送を受信する受信機に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含む制御情報を生成するステップと、前記制御情報と、前記1つまたは複数のサービスのコンテンツとを多重するステップとを有する送出方法である。
また、本発明の他の一態様は、受信機の受信方法であって、デジタル放送の信号を受信するステップと、前記デジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、前記受信機に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含む制御情報を、受信した信号から分離するステップとを有し、前記受信機は、前記第2の情報と比較して、前記1つまたは複数のサービス各々を利用可能か否かを判定するための地域を記憶する記憶部とを備える、受信方法である。
この発明によれば、放送システムにより指定されたサービスの対象地域を取得した受信機がどのようにサービスを扱うかを指定できる。
この発明の一実施形態による受信機100と放送システム200の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るデジタル放送のプロトコルスタックの例を示す図である。 同実施形態に係るサービス記述テーブルのデータ構造を示す表である。 同実施形態に係るMH地域限定サービス記述子のデータ構造の例を示す表である。 同実施形態に係る地域指定の例を示す表である。 同実施形態に係る地域指定の別の例を示す表である。 同実施形態に係る地域制限取得APIの例を示す表である。 同実施形態に係るサイマルEPGによるデータコンテンツ処理部105の動作例を示すフローチャートである。 同実施形態に係るEPG表示の例を示す模式図である。 この発明の第2の実施形態に係る受信機100aと放送システム200の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る番組表処理部106の動作例を説明するフローチャートである。 同実施形態に係る番組表処理部106の別の動作例を説明するフローチャートである。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態による受信機100と放送システム200の構成を示す概略ブロック図である。本実施形態における送受信システムは、受信機100と放送システム200を備える。放送システム200(送信装置)は、デジタル放送の信号を送出する。受信機100は、放送システム200が送出したデジタル放送の信号を受信する。このデジタル放送は、例えば、VVC(Versatile Video Coding)を映像符号化に用いることで、多数のサービス(チャンネル)を提供することができる。このデジタル放送では、放送衛星を用いて、地上デジタル放送のサービスを再送信(サイマル送信)する。これにより、地上デジタル放送の難視聴地域において、再送信されたサービスを受信可能とする。
放送衛星により様々な地域の地上デジタル放送のサービスを再送信すると、受信機100には様々な地域で放送されたサービスの信号が届く。そこで、このデジタル放送の信号には、受信機100に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含めている。これにより、受信機100における各サービスの扱いを指定できる。
放送システム200は、映像生成部201、データ生成部202、SI(Signaling Information)生成部203、多重部204、送出部205を備える。映像生成部201は、各サービスの映像コンテンツをVVC、HEVC(High Efficiency Video Coding)などの符号化方式で符号化し、各サービスの映像コンテンツのストリームを生成する。なお、映像コンテンツのストリームには、音声、字幕などが含まれていてもよい。データ生成部202は、各サービスのデータコンテンツのストリームを生成する。データコンテンツは、例えば、HTML(HyperText Markup Language)5規格で記述されたアプリケーションである。本実施形態では、データ放送のコンテンツには、送信されている地上デジタル放送のサービスの中から視聴するサービスを選択するためのEPG(Electric Program Guide、以降、サイマルEPGとも呼ぶ)も含まれる。SI生成部203(制御情報生成部)は、MMT(MPEG Media Transport)-SI(Signaling Information)などの制御情報を生成する。
この制御情報は、このデジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、受信機100に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報(後述する地域制限利用または制限機能)と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報(後述する地域指定)とを含む。1つの実施形態では、第1の情報は、電子番組ガイド(サイマルEPG)への表示、または選局の制限を示す。また、1つの実施形態では、第1の情報と第2の情報とを含む制御情報は、MMT-SIの1つであるサービス記述テーブル(MH-Service Description Table、MH-SDT)に配置される。
多重部204は、SI生成部203が生成した制御情報と、このデジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス、すなわち映像生成部201が生成した映像コンテンツのストリームとを多重し、これらが多重されたストリームを生成する。この多重は、MMT(MPEG Media Transport)パケットによる多重であってもよいし、他のパケットによる多重であってもよい。また、多重部204は、さらに、コンテンツ生成部202が生成したデータ放送のコンテンツのストリームも多重する。
送出部205は、多重部204が多重して生成したストリームを、デジタル放送の信号にして送出する。送出部205により送出された信号は、放送衛星のトランスポンダで中継され、各地域に設置された受信機100により受信される。
受信機100は、チューナ101、多重分離部102、デコーダ103、記憶部104、データコンテンツ処理部105を備える。チューナ101は、アンテナを介してデジタル放送を受信し、ユーザ操作に基づいて選択されていているチャンネルに同調(選局)する。同調された信号は復調され、ストリームとして多重分離部102へ入力される。多重分離部102は、入力されたストリームを、映像コンテンツのストリーム、データ放送のコンテンツ、制御情報に分離する。デコーダ103は、多重分離部102が分離した映像コンテンツのストリームをデコードする。デコーダ103は、デコードして得られた映像と、データコンテンツ処理部105が生成した映像とを合成した映像を生成し、該映像を表示装置110に表示させる。
記憶部104は、地域を示す情報を記憶する。この地域を示す情報は、サービスを利用可能な地域を示す第2の情報と比較して、サービス各々を利用可能か否かを判定するための情報である。1つの実施形態では、記憶部104が記憶する地域を示す情報は、受信機100のユーザにより設定される。データコンテンツ処理部105は、多重分離部102が分離したデータコンテンツを処理する。
例えば、データコンテンツ処理部105は、ブラウザ機能を有しており、HTML5のデータコンテンツを処理して、データ放送コンテンツの映像を生成する。また、データコンテンツ処理部105は、多重分離部102が分離した制御情報のうち、少なくとも第1の情報または第2の情報を、データコンテンツに提供するAPI(Application Program Interface、以降、地域制限取得APIという)を有していてもよい。データコンテンツ処理部105は、サイマルEPGを処理する際に、このAPIを用いて取得した第2の情報と、記憶部104から取得した地域を示す情報を比較して、サービスを利用可能か否かを判定できる。また、データコンテンツ処理部105は、このAPIを用いて取得した第1の情報に基づき、各サービスをEPGに表示するか否か、各サービスを選局可能とするか否かを判定できる。
図2は、本実施形態に係るデジタル放送のプロトコルスタックの例を示す図である。この図に示すように、本実施形態に係るデジタル放送のプロトコルスタックは、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)、時刻情報、符号化された映像データ、符号化された音声データ、符号化された字幕データ、MMT-SI、HTML5規格で記述されたアプリケーション(単にアプリともいう)、EPG(電子番組ガイド、サイマルEPGを含む)、コンテンツダウンロードデータ等を含んで構成される。放送番組の映像信号及び音声信号の符号はMFU(Media Fragment Unit)/MPU(Media Processing Unit)である。そして、MFU/MPUは、MMTP(MMT Protocol)ペイロードに乗せて放送局1によってMMTPパケット化され、IPパケットで放送システム200によって伝送される。データコンテンツの伝送は、データが放送システム200によってMMTPパケット化され、IPパケットで放送システム200によって伝送される。このように構成されたIPパケットは、放送伝送路を用いて放送される場合、TLV(Type Length Value)パケットの形式で放送システム200によって伝送される。一つのIPパケットあるいは一つのヘッダー圧縮したIPパケットは、一つのTLVパケットで放送システム200によって伝送する。
さらに、このプロトコルスタックでは、MMT-SI、TLV-SIの2種類の制御情報が設けられている。MMT-SIとは、放送番組の構成などを示す制御情報である。MMT-SIでは、MMTの制御メッセージの形式とし、放送システム200によってMMTPペイロードに乗せられてMMTPパケット化され、放送システム200によってIPパケットで伝送される。TLV-SIとは、IPパケットの多重に関する制御情報であり、選局のための情報やIPアドレスとサービスの対応情報を提供する。
また、TMCCとは、伝送路上の信号の単位(スロット)ごとに変調方式やエラー訂正方式を指定する階層変調方式において、伝送フレームに挿入して伝送するこれらの制御情報である。HEVC(High Efficiency Video Coding)、及びVVC(Versatile Video Codec)は、映像信号の符号化の手法である。AAC(Advanced Audio Coding)、及びALS(Audio Lossless Coding)とは、音声信号の符号化の手法である。UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)とは、通信に使われるプロトコルの1つである。TLVとは、データの多重化手法の1つである。TLVは、データの符号化をデータタイプ(Type)、長さ(Length)、値(Value)の3つで構成される。
<メッセージの種類と識別>
MMT-SIには、メッセージ、テーブル、記述子が含まれている。
メッセージには、PA(Package Access)メッセージ、M2セクションメッセージ、CAメッセージ、M2短セクションメッセージ、データ伝送メッセージ、及び事業者が設定するメッセージが含まれる。
放送で使用するMMT-SIのメッセージは、次の通りである。
「PAメッセージ」は、サービスのエントリーポイントを示すために、PLTおよびMPTを伝送する。
「M2セクションメッセージ」は、MPEG-2 Systemsのセクション拡張形式を伝送する。
「CA メッセージ」は、限定受信方式に関する情報を伝送する。
「M2 短セクションメッセージ」は、MPEG-2 Systemsのセクション短形式を伝送する。
「データ伝送メッセージ」は、データ伝送に関するテーブルを伝送する。
<テーブルの種類と識別>
放送で使用するTLV-SIのテーブルは、次の通りである。
「TLV-NIT(Network Information Table for
TLV)」は、TLVパケットによる伝送において、変調周波数など伝送路の情報と放送番組を関連付ける情報を伝送する。
「AMT(Address Map Table)」は、放送番組番号を識別するサービス識別子とIP パケットとを関連付ける情報を伝送する。
放送で使用するMMT-SIのテーブルは、次の通りである。
「MPT(MMT Package Table)」は、アセットのリストやその位置などパッケージを構成する情報を与える。
「PLT(Package List Table)」は、放送サービスとして提供されるサービスのMPTを含むPAメッセージを伝送するパケットID の一覧を示す。
「ECM(Entitlement Control Message)」は、番組情報(番組に関する情報とデスクランブルのための鍵など)及び制御情報(デコーダのスクランブル機能の強制オン/オフ指令)からなる共通情報を伝送する。
「EMM(Entitlement Management Message)は、加入者毎の契約情報及び共通情報の暗号を解くためのワーク鍵を含む個別情報を伝送する。
「CAT(MH)(Conditional Access Table)」は、限定受信放送を構成する関連情報のうち個別情報を伝送するMMTPパケットのパケット識別子を指定する。
「MH-EIT(MH-Event Information Table)」は、番組の名称、放送日時、内容の説明など、番組に関する情報を伝送する。
「MH-AIT(MH-Application Information Table)」は、アプリケーションに関する動的制御情報及び実行に必要な付加情報を伝送する。
「MH-BIT(MH-Broadcaster Information Table)」は、ネットワーク上に存在するブロードキャスタの情報を提示するために用いる。
「MH-SDTT(MH-Software Download TriggerTable)」は、ダウンロードのサービスID、スケジュール情報、更新対象の受信機種別などの告知情報を伝送する。
「MH-SDT(MH-Service Description Table)」は、編成チャンネルの名称、放送事業者の名称など、編成チャンネルに関する情報を伝送する。
「MH-TOT(MH-Time Offset Table)」は、現在の日付時刻の指示、及び、実際の時刻と人間系への表示時刻の差分時間を伝送する。
「MH-CDT(MH-Common Data Table)」は、事業者ロゴマークなど、受信機で共通に必要であり、不揮発性メモリに格納する事を前提としたデータを伝送する。
「DDMT(Data Directory Management Table)」は、アプリケーションを構成するファイルのディレクトリ構成を提供する。
「DAMT(Data Asset Management Table)」は、アセット内のMPU の構成とMPU 毎のバージョン情報を提供する。
「DCCT(Data Content Configuration Table)」は、データコンテンツとしてのファイルの構成情報を提供する。
「EMT(Event Message Table)」は、イベントメッセージに関する情報を伝送するために用いる。
図3は、本実施形態に係るサービス記述テーブル(MH-SDT)のデータ構造を示す表である。サービス記述テーブルは、M2セクションメッセージに格納される。図3において、「uimsbf」は、“unsigned integer most significant bit first”を表し、「bslbf」は、“bit string left bit first”を表す。
「table_id」(テーブル識別子)は、テーブル識別子は8ビットのフィールドで、各テーブルを識別する。テーブル識別子は、サービス記述テーブルが、自TLVストリームのサービス記述テーブルの場合は、0x9Fであり、他TLVストリームのサービス記述テーブルの場合は、0xA0である。
「section_syntax_indicator」(セクションシンタクス指示)は、1ビットのフィールドで常に‘1’とする。
「section_length」(セクション長)は、12ビットのフィールドで、先頭の2ビットは常に‘00’とする。これは、セクション長フィールドの直後からCRC(Cyclic Redundancy Check)を含むセクションの最後までのセクションのバイト数を規定する。
「tlv_stream_id」(TLVストリーム識別)は、16ビットのフィールドで、MH-SDTが示すTLVストリームをその分配システム内の他の多重から識別するラベルの役割をする。
「version_number」(バージョン番号)は、5ビットのフィールドであり、サブテーブルのバージョン番号である。バージョン番号は、サブテーブル内の情報に変化があった場合に1加算される。カレントネクスト指示が‘1’の場合は、バージョン番号はテーブル識別とネットワーク識別で定義される現在のサブテーブルのバージョン番号になる。カレントネクスト指示が‘0’の場合は、バージョン番号はテーブル識別とネットワーク識別で定義される次のサブテーブルのバージョン番号になる。
「current_next_indicator」(カレントネクスト指示)は、1ビットのフィールドである。カレントネクスト指示は、‘1’の場合は、サブテーブルが現在のサブテーブルであることを示す。カレントネクスト指示は、‘0’の場合は、送られるサブテーブルはまだ適用されず、次のサブテーブルとして使用されることを示す。
「section_number」(セクション番号)は、8ビットのフィールであり、セクションの番号を表す。サブテーブル中の最初のセクションのセクション番号は、0x00である。セクション番号は、同一のテーブル識別、TLVストリーム識別、オリジナルネットワーク識別を持つセクションの追加ごとに1加算される。
「last_section_number」(最終セクション番号)は、8ビットのフィールドであり、そのセクションが属するサブテーブルの最後のセクション(すなわち、最大のセクション番号を持つセクション)の番号を規定する。
「original_network_id」(オリジナルネットワーク識別)は、16ビットのフィールドであり、元の分配システムのネットワーク識別を規定するラベルの役割をする。
「service_id」(サービス識別)は、16ビットのフィールドであり、そのTLVストリーム内の他のサービスからこのサービスを識別するためのラベルの役割をする。
「EIT_user_defined_flags」(EIT事業者定義フラグ)は、3ビットのフィールドであり、EITの送出有無を示す拡張として、放送事業者が独自に定義することができる。使用しない場合は、‘111’とする。
「EIT_schedule_flag」(EIT[スケジュール]フラグ)は、1ビットのフィールドである。このフラグは、‘1’の場合は、そのサービスのEIT[スケジュール]情報が現在のTLVストリーム内にあることを示す。このフラグは、‘0’の場合は、そのサービスのEIT[スケジュール]情報が現在のTLVストリーム内にないことを示す。
「EIT_present_following_flag」(EIT[現在/次]フラグ)は、1ビットのフィールドである。このフラグは、‘1’の場合は、そのサービスのEIT[現在/次]情報が現在のTLVストリーム内にあることを示す。このフラグは、‘0’の場合は、そのサービスのEIT[現在/次]情報が現在のTLVストリーム内にないことを示す。
「running_status」(進行状態)は、3ビットのフィールドである。このフィールドは、サービスの状態が、非実行中、数秒以内に開始、停止中、実行中のいずれの状態にあるかを示す。
「free_CA_mode」(スクランブル)は、1ビットのフィールドである。このフィールドは、‘0’の場合は、そのイベント内の全てのコンポーネントストリームがスクランブルされていないことを示す。このフィールドは、‘1’の場合は、1つ以上のストリームへのアクセスがCA(Conditional Access、限定受信)システムにより制御されていることを示す。
「descritors_loop_length」(記述子ループ長)は、12ビットのフィールドである。記述子ループ長は、後続の記述子の全バイト長を規定する。
「descriptor()」(記述子)は、記述子ループ長で示される長さの領域であり、サービス識別で示されるサービスに関する記述子が配置される。
「CRC_32」(CRC)は、このセクションの32ビットのCRCである。
なお、サービス識別からCRCの前までは、このサービス記述テーブルに格納されるサービスの数だけ繰り返し配置される。
図4は、本実施形態に係るMH地域限定サービス記述子のデータ構造の例を示す表である。図4の(1)は、地域指定が、後述する地域指定子の場合の例であり、図4の(2)は、地域指定が、後述する地域識別割り当ての場合の例である。MH地域限定サービス記述子(MH_limited_area_service_descriptor)は、サービス記述テーブルの記述子の領域に配置される。
「descriptor_tag」(記述子タグ)は、16ビットのフィールドであり、記述子を識別する。
「descriptor_length」(記述子長)は、8ビットのフィールドであり、このフィールドより後に続く当該記述子のデータバイト数を示す。
「service_type」(サービスタイプ)は、8ビットのフィールドであり、このサービスのサービスタイプを示す。このサービスが、地上デジタル放送の再送信である場合、このサービスを選局したときに、データコンテンツであるサイマルEPGが実行されるように、新たなタイプを設定するようにしてもよい。新たなタイプは、テレビ型の次世代映像を使った地域別放送サービス(例えば、0xC2)であってもよいし、データ型の地域別データサービス(例えば、0xAC)であってもよい。
「use_area_information」(地域制限利用)は、1ビットのフィールドである。地域制限利用は、‘1’の場合、このフィールドに続く制限機能が有効であることを示す。地域制限利用は、‘0’の場合、このフィールドに続く制限機能が無効であることを示す。
「limited_function」(制限機能)は、2ビットのフィールドであり、受信機100に設定された地域に基づく利用の制限を示す。1つめのビットは、‘1’の場合、EPGへのこのサービスの表示の制限を示す。2つめのビットは、‘1’の場合、このサービスの選局の制限を示す。
「target_region_spec()」(地域指定)は、このサービスを利用可能な地域を示す。言い換えると、地域指定は、制限機能で示した制限を適用しない地域を示す。地域指定として地域指定子が用いられる例では、地域指定は56ビットのフィールドである。また、地域指定として地域識別割り当てが用いられる例では、地域指定は6ビットのフィールドである。
「remote_control_number」(リモコン番号)は、このサービスに割り当てるチャンネル番号を示す。地域指定として地域指定子が用いられる例では、リモコン番号は5ビットのフィールドである。また、地域指定として地域識別割り当てが用いられる例では、リモコン番号は7ビットのフィールドである。
図5は、本実施形態に係る地域指定の例を示す表である。図5に示す地域指定は、ARIB STD-B10の付録Gで規定されている地域指定子である。図5に示すように、この地域指定子は、56ビット長であり、この地域指定子を構成する各ビットがサービスを利用可能な地域を示す。例えば、群馬県で利用可能なサービスの場合、11番目のビットに‘1’を設定し、群馬県と埼玉県で利用可能なサービスの場合、11番目と12番目のビットに‘1’を設定する。
図6は、本実施形態に係る地域指定の別の例を示す表である。図6に示す地域指定は、ARIB TR-B14の第七編の9章で規定されている地域識別割り当てである。地域識別割り当は、6ビット長であり、その値がサービスを利用可能な地域を示す。例えば、群馬県で利用可能なサービスの場合、地域識別割り当ての値を「25」に設定する。
図7は、本実施形態に係る地域制限取得APIの例を示す表である。地域制限取得APIは、上述したように、少なくとも第1の情報または第2の情報を、データコンテンツに提供するAPIである。図7に示すように、地域制限取得APIは、その引数としてサービス識別(service_id)を設定すると、そのサービス識別が示すサービスのMH地域限定サービス記述子に相当するオブジェクト(地域限定サービス情報)を返す。すなわち、地域限定サービス情報には、地域制限利用、制限機能、地域指定などMH地域限定サービス記述子の各フィールドが含まれている。なお、地域制限取得APIとして、MH地域限定サービス記述子のフィールド各々を返すAPIを個別に用意してもよい。
図8は、本実施形態に係るサイマルEPGによるデータコンテンツ処理部105の動作例を示すフローチャートである。サイマルEPGは、地上デジタル放送の再送信であるサービス各々に、データコンテンツとして多重されていてもよい。また、サイマルEPGは、特定のサービスのデータコンテンツとして送出されており、地上デジタル放送の再送信をしているネットワークがユーザにより選択されると、受信機100が、その特定のサービスを選局するようにしてもよい。
データコンテンツであるサイマルEPGは、データコンテンツ処理部105に以下のステップを実行させる。データコンテンツ処理部105は、地域制限取得APIを用いて各サービスの地域限定サービス情報を取得する(ステップSa1)。次に、データコンテンツ処理部105は、サービス(チャンネル)を1つ選択する(ステップSa2)。データコンテンツ処理部105は、ステップSa2で選択したサービスが、地域限定サービスであるか否かを、そのサービスの地域制限利用を参照して判定する(ステップSa3)。データコンテンツ処理部105は、地域限定サービスであると判定したときは(ステップSa3-Yes)ステップSa4に進み、地域限定サービスでないと判定したときは(ステップSa3-No)ステップSa6に進む。
ステップSa4では、データコンテンツ処理部105は、ステップSa2で選択したサービスが、EPGへの表示が制限されているか否かを、制限機能の1つめのビットを参照して判定する。データコンテンツ処理部105は、EPG表示が制限されていると判定したときは(ステップSa4-Yes)ステップSa5に進み、EPG表示が制限されていないと判定したときは(ステップSa4-No)ステップSa6に進む。
ステップSa5では、データコンテンツ処理部105は、ステップSa2で選択したサービスの地域指定が、記憶部104が記憶する情報が示す地域と一致するか否かを判定する。ここで、記憶部104が記憶する情報が示す地域が、地域指定が示す地域に含まれていれば、一致すると判定してよい。データコンテンツ処理部105は、一致すると判定したときは(ステップSa5-Yes)ステップSa6に進み、一致しないと判定したときは(ステップSa5-No)ステップSa7に進む。
ステップSa6では、データコンテンツ処理部105は、ステップSa2で選択したサービスをEPGに表示する。ステップSa7では、データコンテンツ処理部105は、ステップSa2で全てのサービス(チャンネル)を選択済みか否かを判定する。ここで、全てのサービスとは、地上デジタル放送の再送信のサービスである。データコンテンツ処理部105は、選択していないサービスがあるときは(ステップSa7-No)ステップSa2に戻り、全てのサービスを選択済みであるときは(ステップSa7-Yes)ステップSa8に進む。
ステップSa8では、データコンテンツ処理部105は、EPGに表示したサービスの中から、選局するサービスとしてユーザが選択したサービスを示す選局指示を取得する。次に、データコンテンツ処理部105は、選局指示が示すサービスが地域限定サービスであるか否かを、そのサービスの地域制限利用を参照して判定する(ステップSa9)。データコンテンツ処理部105は、地域限定サービスであると判定したときは(ステップSa9-Yes)ステップSa10に進み、地域限定サービスでないと判定したときは(ステップSa9-No)ステップSa12に進む。
ステップSa10は、データコンテンツ処理部105は、選局指示が示すサービスが、選局が制限されているか否かを、制限機能の2つめのビットを参照して判定する。データコンテンツ処理部105は、選局が制限されていると判定したときは(ステップSa10-Yes)ステップSa11に進み、選局が制限されていないと判定したときは(ステップSa10-No)ステップSa12に進む。
ステップSa11では、データコンテンツ処理部105は、選局指示が示すサービスの地域指定が、記憶部104が記憶する情報が示す地域と一致するか否かを判定する。ここで、記憶部104が記憶する情報が示す地域が、地域指定が示す地域に含まれていれば、一致すると判定してよい。データコンテンツ処理部105は、一致すると判定したときは(ステップSa11-Yes)ステップSa12に進み、一致しないと判定したときは(ステップSa11-No)ステップSa8に戻る。
ステップSa12では、データコンテンツ処理部105は、選局指示が示すサービスの映像コンテンツを選局するように、受信機100を制御する。
このように、サイマルEPGは、受信機100に、地上デジタル放送の再送信であるサービスのうち、EPG表示が制限されており、地域が一致しないものはEPGに表示しないように動作させる。また、サイマルEPGは、受信機100に、地上デジタル放送の再送信であるサービスのうち、選局が制限されており、地域が一致しないものは選局しないように動作させる。
図9は、本実施形態に係るEPG表示の例を示す模式図である。図9の例は、地上デジタル放送の再送信をしているサービスとして、全国チャンネルA、地域チャンネルB、地域チャンネルC、地域チャンネルDの4つがある場合の例である。図9の例では、網掛けを付した地域チャンネルDは、EPG表示されているが選局できないことを示す。
全国チャンネルAは、MH地域限定サービス記述子がない、地域制限利用に‘0’が設定されている、または、制限機能の全てのビットに‘0’が設定されており、地域制限サービスではないチャンネルである。全国チャンネルAは、EPG表示され、選局可能である。
地域チャンネルBは、MH地域限定サービス記述子があり、地域制限利用に‘1’が設定されており、制限機能のいずれかのビットに‘1’が設定されており、かつ、地域指定が受信機100に設定された地域と一致しているチャンネルである。地域チャンネルBは、EPG表示され、選局可能である。
地域チャンネルCは、MH地域限定サービス記述子があり、地域制限利用に‘1’が設定されており、制限機能の1つめのビット(EPGへの表示の制限のビット)に‘1’が設定されており、かつ、地域指定が受信機100に設定された地域と一致していないチャンネルである。地域チャンネルCは、EPG表示されないため、選局もできない。
地域チャンネルDは、MH地域限定サービス記述子があり、地域制限利用に‘1’が設定されており、制限機能の1つめのビット(EPGへの表示の制限のビット)に‘0’が設定されており、制限機能の2つめのビット(選局の制限のビット)に‘1’が設定されており、かつ、地域指定が受信機100に設定された地域と一致していないチャンネルである。地域チャンネルDは、EPG表示されるが、選局はできない。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、データコンテンツであるサイマルEPGにより、EPG表示の制限と、選局の制限を行ったが、受信機がこれらの機能を予め有していてもよい。図10は、この発明の第2の実施形態に係る受信機100aと放送システム200の構成を示す概略ブロック図である。図10において、図1の各部分に対応するものには、同じ符号を付し、説明を省略する。
受信機100aは、図1の受信機100とは、さらに番組表処理部106を備える点が異なる。番組表処理部106は、データコンテンツを用いずに、第1の実施形態におけるサイマルEPGと同様の処理を行う。
図11は、本実施形態に係る番組表処理部106の動作例を説明するフローチャートである。図11のフローチャートは、受信機100aを設置する際などに行われるチャンネルスキャン時の番組表処理部106の動作を示す。まず、番組表処理部106は、サービス記述テーブルから地域限定サービス情報を取得する(ステップSb1)。次に、番組表処理部106は、チャンネルサーチをして、検出したサービスを受信する(ステップSb2)。
番組表処理部106は、ステップSb2で検出したサービスが、地域限定サービスであるか否かを、そのサービスの地域制限利用を参照して判定する(ステップSb3)。番組表処理部106は、地域限定サービスであると判定したときは(ステップSb3-Yes)ステップSb4に進み、地域限定サービスでないと判定したときは(ステップSb3-No)ステップSb6に進む。
ステップSb4では、番組表処理部106は、ステップSb2で検出したサービスが、EPGへの表示が制限されているか否かを、制限機能の1つめのビットを参照して判定する。番組表処理部106は、EPG表示が制限されていると判定したときは(ステップSb4-Yes)ステップSb5に進み、EPG表示が制限されていないと判定したときは(ステップSb4-No)ステップSb6に進む。
ステップSb5では、番組表処理部106は、ステップSb2で検出したサービスの地域指定が、記憶部104が記憶する情報が示す地域と一致するか否かを判定する。ここで、記憶部104が記憶する情報が示す地域が、地域指定が示す地域に含まれていれば、一致すると判定してよい。番組表処理部106は、一致すると判定したときは(ステップSb5-Yes)ステップSb6に進み、一致しないと判定したときは(ステップSb5-No)ステップSb7に進む。
ステップSb6では、番組表処理部106は、ステップSb2で検出したサービスを、EPG表示用のチャンネルリストに登録し、ステップSb7に進む。ステップSb7では、番組表処理部106は、ステップSb2で検出したサービスが、チャンネルサーチの最終チャンネルであるか否かを判定する。番組表処理部106は、最終チャンネルでないと判定したときは(ステップSb7-No)ステップSb2に戻り、最終チャンネルであると判定したときは(ステップSb7-Yes)処理を終了する。
図12は、本実施形態に係る番組表処理部106の別の動作例を説明するフローチャートである。図12は、EPG表示時の番組表処理部106の動作を説明するフローチャートである。まず、番組表処理部106は、図11のステップSb6でチャンネルリストに登録されたチャンネルをEPGとして表示する(ステップSc1)。次に、番組表処理部106は、EPGに表示したサービスの中から、選局するサービスとしてユーザが選択したサービスを示す選局指示を取得する(ステップSc2)。
次に、番組表処理部106は、選局指示が示すサービスが、選局が制限されているか否かを、制限機能の2つめのビットを参照して判定する(ステップSc3)。番組表処理部106は、選局が制限されていると判定したときは(ステップSc3-Yes)ステップSc4に進み、選局が制限されていないと判定したときは(ステップSc3-No)ステップSac5に進む。
ステップSc4では、番組表処理部106は、選局指示が示すサービスの地域指定が、記憶部104が記憶する情報が示す地域と一致するか否かを判定する。ここで、記憶部104が記憶する情報が示す地域が、地域指定が示す地域に含まれていれば、一致すると判定してよい。番組表処理部106は、一致すると判定したときは(ステップSc4-Yes)ステップSc5に進み、一致しないと判定したときは(ステップSc4-No)ステップSc2に戻る。
ステップSc5では、番組表処理部106は、選局指示が示すサービスの選局をする。
なお、上述の各実施形態において、デジタル放送が、映像コンテンツを放送するテレビジョン放送である場合を例として挙げたが、音声コンテンツを放送するラジオ放送であってもよい。その場合、放送システム200は、映像生成部201に代えて、音声コンテンツのストリームを生成する音声生成部を備え、受信機100は、デコーダ103において音声コンテンツのデコードを行い、表示装置110に代えて音声出力装置を用いて音声を出力する。
また、上述の各実施形態において、デジタル放送が、放送衛星を用いる場合を例として挙げたが、その他の設備を用いて中継するようにしてもよい。
このように、デジタル放送の信号を送出する放送システム200は、デジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、デジタル放送を受信する受信機100、100aに設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含む制御情報を生成するSI生成部203と、制御情報と、1つまたは複数のサービスのコンテンツとを多重する多重部204とを備える。
これにより、サービスの対象地域を取得した受信機100、100aがどのようにサービスを扱うかを指定できる。
また、図1、図10における受信機100、100a、放送システム200の機能または一部機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより受信機100、100a、放送システム200を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した図1、図10における受信機100、100a、放送システム200の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず、専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。ハイブリッド、モノリシックのいずれでも良い。一部は、ハードウェアにより、一部はソフトウェアにより機能を実現させても良い。
また、半導体技術の進歩により、LSIに代替する集積回路化等の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
100、100a 受信機
101 チューナ
102 多重分離部
103 デコーダ
104 記憶部
105 データコンテンツ処理部
106 番組表処理部
200 放送システム
201 映像生成部
202 データ生成部
203 SI生成部
204 多重部
205 送出部

Claims (11)

  1. デジタル放送の信号を送出する放送システムであって、
    前記デジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、前記デジタル放送を受信する受信機に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含む制御情報を生成する制御情報生成部と、
    前記制御情報と、前記1つまたは複数のサービスのコンテンツとを多重する多重部と
    を備える放送システム。
  2. 前記第1の情報は、番組表への表示、または選局の制限を示す、請求項1に記載の放送システム。
  3. 前記制御情報は、サービス記述テーブルに配置される、請求項1または請求項2に記載の放送システム。
  4. データ放送のコンテンツであって、前記受信機に、前記受信機に設定された地域と、前記第2の情報とを比較して、前記1つまたは複数のサービス各々を利用可能か否かを判定させるコンテンツを生成するコンテンツ生成部を備え、
    前記多重部は、さらに、前記コンテンツを多重する、請求項1に記載の放送システム。
  5. デジタル放送の信号を受信する受信機であって、
    前記デジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、前記受信機に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含む制御情報を、受信した信号から分離する多重分離部と、
    前記第2の情報と比較して、前記1つまたは複数のサービス各々を利用可能か否かを判定するための地域を記憶する記憶部と
    を備える受信機。
  6. 前記第1の情報は、電子番組ガイドへの表示、または選局の制限を示す、請求項5に記載の受信機。
  7. 前記制御情報は、サービス記述テーブルに配置される、請求項5または請求項6に記載の受信機。
  8. 前記受信機に設定された地域と、前記第2の情報とを比較して、前記1つまたは複数のサービス各々を利用可能か否かを判定する処理部を備える、請求項5または請求項6に記載の受信機。
  9. データ放送のコンテンツを実行するデータコンテンツ処理部を備え、
    前記データコンテンツ処理部は、前記データ放送のコンテンツに対して、前記第1の情報および前記第2の情報を提供するインターフェースを備える、請求項5に記載の受信機。
  10. デジタル放送の信号を送出する放送システムの送出方法であって、
    前記デジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、前記デジタル放送を受信する受信機に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含む制御情報を生成するステップと、
    前記制御情報と、前記1つまたは複数のサービスのコンテンツとを多重するステップと
    を有する送出方法。
  11. 受信機の受信方法であって、
    デジタル放送の信号を受信するステップと、
    前記デジタル放送に含まれる1つまたは複数のサービス各々について、前記受信機に設定された地域に基づく利用の制限を示す第1の情報と、当該サービスを利用可能な地域を示す第2の情報とを含む制御情報を、受信した信号から分離するステップと
    を有し、
    前記受信機は、前記第2の情報と比較して、前記1つまたは複数のサービス各々を利用可能か否かを判定するための地域を記憶する記憶部とを備える、受信方法。
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