JP6406840B2 - 圧着端子の電線に対する接続構造 - Google Patents

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本発明は、止水性能を備えた、圧着端子の電線に対する接続構造に関するものである。
車両の軽量化は燃費向上に大きな影響を与える。二酸化炭素排出量の低減が求められている現在では、ガソリン自動車に比べてワイヤーハーネスが多用される特に電気自動車やハイブリット自動車では、ワイヤーハーネスに、軽量材質のアルミニウムやアルミニウム合金製の電線の使用が好都合となる。ところが、アルミニウムやアルミニウム合金で構成するアルミニウム製の電線は、銅や銅合金で構成する端子に圧着接続された状態で、両者の接触部に水が介在すると、この水が異種金属間で電解液となる。銅製端子とアルミ製導体等の異種の金属は、電解液を介して電気回路ができると、両者の腐食電位の違いのため、よりひ(卑)な電位の金属(例えばアルミ導体)の腐食が促進される。すなわち、ガルバニック腐食が生じる。
そこで、バレル片で圧着する電線導体に対して異種金属で構成しても導電性を確保しながら電食の発生を防止することのできる圧着端子が提案されている(特許文献1参照)。
図6〜図8に、特許文献1に記載された、従来の圧着端子の電線に対する接続構造の一例を示す。なお、図中の方向については、端子の長手方向(電線の長手方向と一致)の一方側である相手側端子に向かう向きを前方、その反対方向を後方、圧着端子に対して電線を載せる側を上方、その反対方向を下方、前方に向かって端子の幅方向の一方側及び他方側を左側及び右側とする。
図6に示すように、圧着端子110は、銅や銅合金で構成された前部に、相手側オス端子に対して接続するためのバネ片112を備えたボックス部(電気接続部)を有し、その後部に、導体Waがアルミニウムやアルミニウム合金で構成された電線Wの端末部に対して圧着される電線接続部120を有している。電線接続部120は、前側の位置に、電線Wの端末部の被覆Wbが除去されて導体Waが露出した導体露出部Wapに圧着される導体圧着部121を有し、その後側の位置に、電線Wの端末部に残された被覆Wbの付いた部分に圧着される被覆圧着部122を有している。
導体圧着部121及び被覆圧着部122は、共通の底板部125と、該共通の底板部125の左右両側縁から上方に立設し、且つ接続すべき電線Wの導体露出部Wap及び被覆Wbの付いた部分を包み込むように内側に曲げられることで導体露出部Wap及び被覆Wbの付いた部分を底板部125の上面に密着した状態で加締める左右一対の共通の加締片126、127と、を有する。電線接続部120は、導体圧着部121の前端から被覆圧着部122の後端まで連続して有する断面U字状に形成されている。また、電線接続部120は、電線Wの端末部に圧着された状態で、導体露出部Wapの前端Wap1よりも先方側から、被覆Wbの付いた部分の前端Wb1よりも後方側までを、連続して一体的に覆うような長さに構成されている。
そして、圧着端子110の電線Wに対する接続構造は、図6に示すように、電線接続部120の内面に枠状に止水シート130を配置した状態で、電線接続部120の上に電線Wの端末部の導体露出部Wapが配置される。その上で図7に示すように、左右一対の加締片126、127を内側に丸めて加締める。更に、電線接続部120の前端にできる開口128を、図8に示すように電線接続部120の前端を潰して塞ぐことにより水分の浸入を防止して、圧着端子110が異種金属で構成された際の導体Waのガルバニック腐食の発生を防止している。
特開2013−80682号公報
ところで、特許文献1に記載された従来の圧着端子の電線に対する接続構造では、電線Wの端末部に対して加締片126、127を内側に丸めて加締めた後に更に、電線接続部120の前端を潰して塞ぐ工程が必要である。この工程の分、工数や加工費が増大するという課題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、余分な工数をかけないで確実な止水性を確保することができる圧着端子の電線に対する接続構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る圧着端子の電線に対する接続構造は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 導体と、前記導体を覆う被覆と、を有する電線と、
相手側端子に電気的に接続されるための電気接続部が前部に形成され、前記電線の端末部に圧着される電線接続部が後部に形成された圧着端子と、
を備え、
前記電線接続部は、前記電線の端末部の被覆が除去されて導体が露出した導体露出部に圧着される導体圧着部と、前記電線の端末部に残された被覆の一部に圧着される被覆圧着部と、を有し、前記導体圧着部が前側に、前記被覆圧着部が後側に形成され、該導体圧着部の前端から該被覆圧着部の後端まで連続する断面U字状に形成され、
前記電線の端末部に圧着された状態の前記電線接続部が、前記導体露出部の前端よりも前方側から前記被覆の一部の前端よりも後方側までを覆う、
前記圧着端子の前記電線に対する接続構造であって、
前記電線接続部の内面に配置された、前記導体露出部に対応する位置に開口部を有する止水シートをさらに備え、
前記止水シートは、該止水シートの前端が前記導体露出部の前端よりも前側に位置し、該止水シートの後端が前記被覆の一部の前端よりも後側に位置し、
前記導体圧着部には、U字状の内周面に沿って凸条が形成され
前記電線の端末部に圧着された状態の前記電線接続部は、前記凸条が前記止水シートの前端と前記導体露出部の前端との間に位置し、前記止水シートに形成された前記開口部を通して、前記導体圧着部と前記導体露出部とが電気的に接続されると共に、前記導体圧着部と前記導体露出部との接続部分の前後が前記止水シートによって塞がれ、前記電線接続部の一対の加締片が前記電線の端末部を包み込むように内側に丸めて加締められた際に前記導体圧着部の前方に生じる略円筒形状の箇所が、同時に丸められて圧縮された前記止水シートの前端部によって塞がれていること。
(2) 上記(1)の構成の圧着端子の電線に対する接続構造であって、
前記止水シートは、該止水シートの前端が前記導体圧着部の前端よりも前側に位置し、該止水シートの後端が前記被覆圧着部の後端よりも後側に位置すること。
(3) 上記(1)または(2)の構成の圧着端子の電線に対する接続構造であって、
前記凸条が、前記導体圧着部の先端よりも後端側に位置すること。
上記(1)の構成の圧着端子の電線に対する接続構造によれば、電線の導体露出部が止水シートの開口部を通して端子の導体圧着部に電気的に接続されている部分の前後を止水シートで完全に覆うことができる。このため、端子と電線の電気的な接続性能を確保しながら、止水性能を確保することができる。特に導体圧着部の内面に形成した凸条が、電線接続部による圧着時に導体露出部の前端が前方へ伸びて止水シートから突出するのを阻止する。このため、止水シートにより導体露出部の前方を確実に塞ぐことができ、高い止水性を確保することができる。
これにより、圧着端子が電線の導体に対して異種金属で構成された場合にも、異種金属間に電解液が供給されなくなる。そこで、銅や銅合金製の導体圧着部に圧着した例えばアルミニウムやアルミニウム合金製の電線に生じようとするガルバニック腐食が抑制される。
また、凸条の存在により導体露出部の前方への突出が無くなるので、電線接続部の一対の加締片を、電線の端末部を包み込むように内側に丸めて加締めるだけで、止水シートによって導体露出部の前方を塞ぐことができる。このため、従来のように加締め工程後に更に、導体露出部の前方に生じる開口を塞ぐための潰し工程を追加する必要がない。その工程の無い分、工数や加工費の削減が図れる。
また、導体圧着部の製造バラツキによって加締め高さが公差範囲において高い場合にも、凸条が止水シートに確実に食い込んで、圧着時に前方へ移動しようとする止水シートを確実に保持することができる。
上記(2)の構成の圧着端子の電線に対する接続構造によれば、電線に圧着した後の状態において、電線接続部の前端と後端とから止水シートがはみ出す。このため、止水シートの組み付けの有無や組み付け状態の異常などを外から見て即座に確認することができる。よって、止水性能の保証の判断を容易に下すことができる。
上記(3)の構成の圧着端子の電線に対する接続構造によれば、凸条が形成された位置より先端側の導体圧着部の先端側が拡径部となり、電線接続部による圧着時に凸条により押し出された止水シートが前方で拡がるのを抑えることができる。即ち、導体圧着部の製造バラツキによって加締め高さが公差範囲において低い場合、凸条により前方へ押し出された止水シートが前方で拡がってしまい、導体露出部の前方のシール性が低下する可能性がある。しかしながら、本構成によれば、導体圧着部の先端側の拡径部が、止水シートの前方での拡がりを抑制することができる。
従って、導体圧着部の凸条より先端側に構成された拡径部の存在により圧着時の製造バラツキにも対応できるので、止水シートによる高い止水性を安定して確保することができる。
本発明の圧着端子及び圧着端子の電線に対する接続構造によれば、余分な工数をかけないで確実な止水性を確保することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態の圧着端子の電線に対する接続構造を説明する説明図であって、圧着端子の電線接続部に止水シートを配置する様子を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施形態の圧着端子の電線に対する接続構造を説明する説明図であって、図1の次の工程として、圧着端子の電線接続部に止水シートの上から電線の端末部を配置する様子を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施形態の圧着端子の電線に対する接続構造を説明する説明図であって、圧着端子の電線接続部に止水シートの上から電線の端末部を配置するに際し、導体露出部をどの位置に配置するかを示す斜視図である。 図4は、本発明の実施形態の圧着端子の電線の対する接続構造の外観斜視図である。 図5は、図4に示す圧着端子の電線の対する接続構造の縦断面図である。 図6は、従来例の圧着端子の電線に対する接続構造を説明する説明図であって、圧着端子の電線接続部に止水シートを配置し、その上で圧着端子の電線接続部に電線の端末部を配置する様子を示す斜視図である。 図7は、従来例の圧着端子の電線接続部を電線に対して加締めた状態を示す斜視図である。 図8は、図7の工程の次に電線接続部の前端を潰して接続構造を完成させた状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の圧着端子の電線に対する接続構造を説明する説明図であって、圧着端子の電線接続部に止水シートを配置する様子を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態の圧着端子の電線に対する接続構造を説明する説明図であって、図1の次の工程として、圧着端子の電線接続部に止水シートの上から電線の端末部を配置する様子を示す斜視図である。図3は、本発明の実施形態の圧着端子の電線に対する接続構造を説明する説明図であって、圧着端子の電線接続部に止水シートの上から電線の端末部を配置するに際し、導体露出部をどの位置に配置するかを示す斜視図である。図4は、本発明の実施形態の圧着端子の電線の対する接続構造の外観斜視図である。図5は、図4に示す圧着端子の電線の対する接続構造の縦断面図である。
なお、図中の方向については、端子の長手方向(電線の長手方向と一致)の一方側である相手側端子に向かう向きを前方、その反対方向を後方、圧着端子に対して電線を載せる側を上方、その反対方向を下方、前方に向かって端子の幅方向の一方側及び他方側を左側及び右側とする。
図1及び図2に示すように、本実施形態の導体Waがアルミニウムやアルミニウム合金で構成された電線Wに対する接続構造で使用する圧着端子10は、例えば銅や銅合金等からなる金属板をプレス(打ち抜き加工)して形成されており、前部に相手側オス端子に対して電気的に接続されるためのボックス部(電気接続部)11を有したメス端子である。ボックス部11は、相手側オス端子を挟持するバネ片12を内部に備えている。圧着端子10は、ボックス部11の後部に、電線の端末部に圧着される電線接続部20が形成されている。この圧着端子10は、キャリア80に連鎖状に連なった状態でプレス成形されている。
電線接続部20は、前側の位置に、電線Wの端末部の被覆Wbが除去されて導体Waが露出した導体露出部Wapに圧着される導体圧着部21を有し、その後側の位置に、繋ぎ部23を介して、電線Wの端末部に残された被覆Wbの付いた部分に圧着される被覆圧着部22を有している。繋ぎ部23は、導体圧着部21の後側上端と被覆圧着部22の前側上端とが連続するように導体圧着部21及び被覆圧着部22を連結する。導体圧着部21及び被覆圧着部22は、それぞれ導体露出部Wapの径や被覆Wbの付いた部分の径に応じたサイズに形成されている。
これら導体圧着部21及び被覆圧着部22は、共通の底板部25と、該共通の底板部25の左右両側縁から上方に立設し、且つ電線Wの導体露出部Wap及び被覆Wbの付いた部分を包み込むように内側に曲げられることで導体露出部Wap及び被覆Wbの付いた部分を底板部25の上面に密着した状態で加締める左右一対の共通の加締片26、27と、を有する。導体圧着部21、被覆圧着部22及び繋ぎ部23は、導体圧着部21の前端から被覆圧着部22の後端まで連続して有する断面U字状に形成されている。また、電線接続部20は、電線Wの端末部に圧着された状態で、導体露出部Wapの前端Wap1よりも先方側から、被覆Wbの付いた部分の前端Wb1よりも後方側までを、連続して一体的に覆うような長さに構成されている。
また、導体圧着部21には、断面U字状の内周面に沿って凸条29が形成されている。この凸条29は、導体圧着部21の外面から打ち出すことで形成されている。凸条29は、皮むき(被覆Wbを所定長さ剥離)した電線Wの端末部が電線接続部20の底板部25の上面に配置されたとき、導体露出部Wapの前端Wap1よりも前側となる位置に形成されている。また、凸条29は、電線接続部20に後述する止水シート30が配置されたとき、止水シート30の前端30aと導体露出部Wapの前端Wap1との間に位置するように形成されている。凸条29は、導体圧着部21を導体露出部Wapに圧着するときに、導体露出部Wapの前端Wap1の前方への塑性変形(伸び)を阻止する役割を果たす。
更に、凸条29は、図5に示すように、導体圧着部21の先端よりも後端側に位置して形成されている。そこで、凸条29が形成された位置より先端側の導体圧着部21の先端側が拡径部28となっている。
そして、この圧着端子10の電線Wに対する接続構造は、次の手順で実現される。
まず、図1及び図2に示すように、圧着端子10の断面U字状に形成された電線接続部20の内面に、導体露出部Wapに対応する位置に開口部34を有した止水シート30を配置する。
即ち、この止水シート30は、開口部34の位置に応じて図1のようにコ字状あるいはロ字状(図示略)に形成されている。止水シート30は、開口部34よりも前側の位置に電線接続部20の幅方向に延在する前側シート部31を有し、開口部34よりも後側の位置に電線接続部20の幅方向に延在する後側シート部33を有している。さらに、止水シート30は、開口部34の側方の位置に前側シート部31と後側シート部33を繋ぐ側方シート部32を有している。
また、この止水シート30は、電線接続部20を電線Wの端末部に対して圧着した際に、電線接続部20の前端20aと後端20bとから止水シート30の前端30aと後端30bとが外部に突出するような長さに形成されている。具体的には、止水シート30は、前側シート部31の前端30aが導体圧着部21の前端20aよりも前側に位置し、後側シート部33の後端30bが被覆圧着部22の後端20bよりも後側に位置する長さに形成されている。止水シート30は、基材シートの両面に接着層が設けられた両面粘着シートである。そして、使用前の止水シート30の各接着層には、剥離層を介して剥離シートが設けられている。
そこで、止水シート30は、該止水シート30の一方の面における剥離シートを剥がして露出させた接着層によって、電線接続部20の内面に貼り付けられる。
止水シート30を電線接続部20の内面に配置したら、該止水シート30の他方の面における剥離シートを剥がして接着層を露出させ、次に皮むき(被覆Wbを所定長さ剥離)した電線Wの端末部を電線接続部20の底板部25の上面に配置する。その際、図3に示すように、導体露出部Wapの前端Wap1が、前記凸条29(図1及び図5参照)よりも後側で止水シート30の前端30aよりも寸法Hだけ後側に位置し、且つ、被覆の付いた部分の前端Wb1が、止水シート30の後端30bよりも前側で電線接続部20の後端20bよりも前側に位置するように、電線Wの端末部を電線接続部20の底板部25の上面に配置する。
そしてその状態で、図4に示すように、電線接続部20を電線Wの端末部に対して圧着する。つまり、左右の加締片26、27を電線Wの端末部を包み込むように順番に内側に曲げて加締め、一方の加締片26の端部の上に他方の加締片27の端部を重ねる。
このように加締めることで、止水シート30に形成された開口部34を通して、圧着端子10の導体圧着部21と電線Wの導体露出部Wapとが電気的に接続されると共に、導体圧着部21と導体露出部Wapとの接続部分の前後が止水シート30によって塞がれる。このとき、導体圧着部21の内部は、凸条29によって加締められる部分、すなわち導体露出部Wapの前端Wap1よりも前方が、止水シートによって充填された状態となる。さらに、電線接続部20の前端20aと後端20bとから、止水シート30の前端30aと後端30bとが外部に突出した状態になる。以上のようにして、本発明の実施形態の接続構造が完成する。
以上説明したように、実施形態の圧着端子10によれば、図5に示すように、導体圧着部21の内面に形成した凸条29により、電線接続部20の圧着時に導体露出部Wapの前端Wap1が前方へ伸びて止水シート30から突出するのを阻止することができる。従って、止水シート30により確実に導体露出部Wapを包囲することができ、確実な止水性を確保することができる。
例えば、凸条29が無い場合、または、凸条29の位置まで導体露出部Wapの前端Wap1が進入した状態で圧着を行った場合、導体露出部Wapが図5中の点線WapXで示すように前方に伸びてしまい、止水シート30から突き出してしまうおそれがある。このように、導体露出部Wapが止水シート30から突出すると、導体Waを構成する素線の隙間を通って外部から内部に水が侵入するおそれがある。他方、本発明の実施形態のように凸条29があることにより、導体露出部Wapの前方に向かう伸びを凸条29によって留めることができる。このため、止水シート30からの導体露出部Wapの突出を防ぐことができる。よって、確実な止水性を確保することができる。
これにより、圧着端子10が電線Wの導体Waに対して異種金属で構成された場合にも、異種金属間に電解液が供給されなくなる。そこで、銅や銅合金製の導体圧着部21に圧着したアルミニウムやアルミニウム合金製のづ導体Waに生じようとするガルバニック腐食が抑制される。
また、凸条29の存在により導体露出部Wapの前方への突出が無くなるので、電線接続部20の一対の加締片26、27を、電線Wの端末部を包み込むように内側に丸めて加締めるだけで、止水シート30によって導体露出部Wapの前方を塞ぐことができる。このため、従来のように加締め工程後に更に、導体露出部の前方に生じる開口を塞ぐための潰し工程を追加する必要がなく、その工程の無くなる分、工数や加工費の削減が図れる。
また、導体圧着部21の製造バラツキによって加締め高さHが公差範囲において高い場合にも、凸条29が止水シート30に確実に食い込んで、圧着時に前方へ移動しようとする止水シート30を確実に保持することができる。
また、その圧着端子10を電線Wに対する接続した構造によれば、電線Wの導体露出部Wapが止水シート30の開口部34を通して導体圧着部21に接続されている部分の前後を、止水シート30で完全に覆うことができる。このため、圧着端子10と電線Wの電気的な接続性能を確保しながら、確実な止水性能を確保することができる。
また、電線接続部20の一対の加締片26、27を、電線Wの端末部を包み込むように内側に丸めて加締めるだけで、止水シート30によって導体露出部Wapの前方を塞ぐことができるので、加締め工程後に更に、導体露出部Wapの前方に生じる開口を塞ぐための潰し工程を追加する必要がなく、その分、工数や加工費の削減が図れる。
また、電線Wに圧着した後の状態において、電線接続部20の前端20aと後端20bとから止水シート30の前端30aと後端30bがはみ出すので、止水シート30の組み付けの有無や組み付け状態の異常などを外から見て即座に確認することができる。従って、止水性能の保証の判断を容易に下すことができる。
また、凸条29が形成された位置より先端側の導体圧着部21の先端側が拡径部28となり、電線接続部20による圧着時に凸条29により押し出された止水シート30が前方で拡がるのを抑えることができる。即ち、導体圧着部21の製造バラツキによって加締め高さHが公差範囲において低い場合、凸条29により前方へ押し出された止水シート30が前方で拡がってしまい、導体露出部Wapの前方のシール性が低下する可能性がある。しかしながら、本構成によれば、導体圧着部21の先端側の拡径部28が、止水シート30の前方での拡がりを抑制することができる。
従って、導体圧着部21の凸条29より先端側に構成された拡径部28の存在により圧着時の製造バラツキにも対応できるので、止水シート30による高い止水性を安定して確保することができる。
また、止水シート30を、接着層によって電線接続部20の内面に貼り付けているので、圧着時に止水シート30がずれるおそれがなく、止水信頼性を高めることができる。
また、止水シート30の電線Wに接する面にも接着層を設けたので、圧着時に電線Wがずれるおそれをなくすことができ、圧着品質の向上を図ることができる。
さらに詳しくは、止水シート30の一方の面に接着層を設けてその一方の面と電線接続部20の内面とを貼り付けるとともに、止水シート30の他方の面にも接着層を設けてその他方の面と電線Wの被覆Wbと接着することにより、次の効果を奏する。
電線Wの端末部に圧着端子10が圧着される前の状況において、止水シート30の一方の面の接着層によって電線接続部20に対して配置された止水シート30が移動し難くなり、止水シート30の他方の面の接着層によって止水シートに対して配置された電線Wが移動し難くなる。このように電線接続部20、止水シート30及び電線Wの配置位置が安定的に固定されていることにより、これらの部材の位置ずれに伴う圧着時の接続不良を防ぐことができる。
また、高温環境下では、電線Wが長手方向に伸長して該電線Wの断面が細くなることが起き得る。止水シートに接着層が設けられていない場合には、該電線の断面が細くなることによって、止水シートと被覆との間に隙間が形成される虞がある。しかし、止水シート30の両面に接着層が設けられている場合には、圧着端子10が圧着された電線Wの端末部において電線Wが細くなろうとしても、止水シート30が電線Wの変形に追従して変形する。このため、電線接続部20と止水シート30との間及び止水シート30と被覆Wbとの間に隙間が形成されることを防ぐことができる。こうして、電線接続部20と止水シート30との間または止水シート30と被覆Wbとの間を通して圧着端子10の内部に水が浸入することが防がれるため、止水性能の向上が図られる。
また、圧着端子10は、加締められた電線接続部20の加締片26、27が時間の経過とともに加締片26、27の保持力が弱まる向きに僅かながら開くことが起き得る。止水シートに接着層が設けられていない場合には、加締片が開くことによって、電線接続部と止水シートとの間に隙間が形成される虞がある。しかし、止水シート30の両面に接着層が設けられている場合には、加締められた電線接続部20の加締片26、27が開こうとしても、被覆Wbに接合された止水シート30が加締片26、27の変形に抗する応力を加締片26、27に与える。このため、電線接続部20と止水シート30との間及び止水シート30と被覆Wbとの間に隙間が形成されることを防ぐことができる。こうして、電線接続部20と止水シート30との間または止水シート30と被覆Wbとの間を通して圧着端子10の内部に水が浸入することが防がれるため、止水性能の向上が図られる。
尚、本発明は、止水シート30の両面に接着層を設けるものに限られない。止水シート30の上述した一方の面及び他方の面のいずれか1つに接着層を設けるものであってもよい。止水シート30のいずれか1つの面に接着層を設ける構成であっても、圧着時の接続不良の防止、及び止水性能の向上という効果を奏する。更に、上述した止水シート30のように基材シートに接着層を設けた粘着シートに限らず、ブチルシートや、基材シートの一方の面に接着剤が塗布された止水シートを電線接続部20の内面に貼り付けることもできる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係る圧着端子の電線に対する接続構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 導体(Wa)と、前記導体(Wa)を覆う被覆(Wb)と、を有する電線(W)と、
相手側端子に電気的に接続されるための電気接続部(11)が前部に形成され、前記電線(W)の端末部に圧着される電線接続部(20)が後部に形成された圧着端子(10)と、
を備え、
前記電線接続部(20)は、前記電線(W)の端末部の被覆(Wb)が除去されて導体(Wa)が露出した導体露出部(Wap)に圧着される導体圧着部(21)と、前記電線(W)の端末部に残された被覆(Wb)の一部に圧着される被覆圧着部(22)と、を有し、前記導体圧着部(21)が前側に、前記被覆圧着部(22)が後側に形成され、該導体圧着部(21)の前端から該被覆圧着部(22)の後端まで連続する断面U字状に形成され、
前記電線(W)の端末部に圧着された状態の前記電線接続部(20)が、前記導体露出部(Wap)の前端(Wap1)よりも前方側から前記被覆(Wb)の一部の前端(Wb1)よりも後方側までを覆う、
前記圧着端子(10)の前記電線(W)に対する接続構造であって、
前記電線接続部(20)の内面に配置された、前記導体露出部(Wap)に対応する位置に開口部(34)を有する止水シート(30)をさらに備え、
前記止水シート(30)は、該止水シート(30)の前端(30a)が前記導体露出部(Wap)の前端(Wap1)よりも前側に位置し、該止水シート(30)の後端(30b)が前記被覆(Wb)の一部の前端(Wb1)よりも後側に位置し、
前記導体圧着部(21)には、U字状の内周面に沿って凸条(29)が形成され
前記電線(W)の端末部に圧着された状態の前記電線接続部(20)は、前記凸条(29)が前記止水シート(30)の前端(30a)と前記導体露出部(Wap)の前端(Wap1)との間に位置し、前記止水シート(30)に形成された前記開口部(34)を通して、前記導体圧着部(21)と前記導体露出部(Wap)とが電気的に接続されると共に、前記導体圧着部(21)と前記導体露出部(Wap)との接続部分の前後が前記止水シート(30)によって塞がれることを特徴とする圧着端子(10)の電線(W)に対する接続構造。
[2] 前記止水シート(30)は、該止水シート(30)の前端(30a)が前記導体圧着部(21)の前端(20a)よりも前側に位置し、該止水シート(30)の後端(30b)が前記被覆圧着部(22)の後端(30b)よりも後側に位置することを特徴とする[1]に記載の圧着端子(10)の電線(W)に対する接続構造。
[3] 前記凸条(29)が、前記導体圧着部(21)の先端よりも後端側に位置することを特徴とする[1]または[2]に記載の圧着端子(10)の電線(W)に対する接続構造。
10 圧着端子
11 電気接続部
20 電線接続部
20a 前端
20b 後端
21 導体圧着部
22 被覆圧着部
25 底板部
26,27 加締片
28 拡径部
29 凸条
30 止水シート
30a 前端
30b 後端
34 開口部
W 電線
Wa 導体
Wap 導体露出部
Wap1 導体露出部の前端
Wb 被覆
Wb1 被覆の付いた部分の前端

Claims (3)

  1. 導体と、前記導体を覆う被覆と、を有する電線と、
    相手側端子に電気的に接続されるための電気接続部が前部に形成され、前記電線の端末部に圧着される電線接続部が後部に形成された圧着端子と、
    を備え、
    前記電線接続部は、前記電線の端末部の被覆が除去されて導体が露出した導体露出部に圧着される導体圧着部と、前記電線の端末部に残された被覆の一部に圧着される被覆圧着部と、を有し、前記導体圧着部が前側に、前記被覆圧着部が後側に形成され、該導体圧着部の前端から該被覆圧着部の後端まで連続する断面U字状に形成され、
    前記電線の端末部に圧着された状態の前記電線接続部が、前記導体露出部の前端よりも前方側から前記被覆の一部の前端よりも後方側までを覆う、
    前記圧着端子の前記電線に対する接続構造であって、
    前記電線接続部の内面に配置された、前記導体露出部に対応する位置に開口部を有する止水シートをさらに備え、
    前記止水シートは、該止水シートの前端が前記導体露出部の前端よりも前側に位置し、該止水シートの後端が前記被覆の一部の前端よりも後側に位置し、
    前記導体圧着部には、U字状の内周面に沿って凸条が形成され
    前記電線の端末部に圧着された状態の前記電線接続部は、前記凸条が前記止水シートの前端と前記導体露出部の前端との間に位置し、前記止水シートに形成された前記開口部を通して、前記導体圧着部と前記導体露出部とが電気的に接続されると共に、前記導体圧着部と前記導体露出部との接続部分の前後が前記止水シートによって塞がれ、前記電線接続部の一対の加締片が前記電線の端末部を包み込むように内側に丸めて加締められた際に前記導体圧着部の前方に生じる略円筒形状の箇所が、同時に丸められて圧縮された前記止水シートの前端部によって塞がれていることを特徴とする圧着端子の電線に対する接続構造。
  2. 前記止水シートは、該止水シートの前端が前記導体圧着部の前端よりも前側に位置し、該止水シートの後端が前記被覆圧着部の後端よりも後側に位置することを特徴とする請求項1に記載の圧着端子の電線に対する接続構造。
  3. 前記凸条が、前記導体圧着部の先端よりも後端側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の圧着端子の電線に対する接続構造。
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