JP6406579B2 - タッチパネルセンサ - Google Patents

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本発明は、外部導体の位置を検出するためのタッチパネルセンサに関する。
今日、入力手段として、タッチパネル装置が広く用いられている。タッチパネル装置は一般に、タッチパネルセンサ、保護カバー、タッチパネルセンサ上への接触位置を検出する制御回路、配線およびFPC(フレキシブルプリント基板)などを含んでいる。タッチパネル装置は、多くの場合、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の装置等(例えば、券売機、ATM装置、携帯電話、ゲーム機)に対する入力手段として、表示装置とともに用いられている。このような装置においては、タッチパネルセンサが表示装置の表示面上に配置されており、これによって、表示装置に対する極めて直接的な入力が可能になっている。タッチパネルセンサのうち表示装置の表示領域に対面する領域は透明になっており、タッチパネルセンサのこの領域が、接触位置(接近位置)を検出し得るアクティブエリアを構成するようになる。
タッチパネルセンサとして、投影型容量結合方式のタッチパネルセンサが知られている。容量結合方式のタッチパネルセンサにおいては、位置を検知されるべき外部導体(典型的には、指)が誘電体を介してタッチパネルセンサに接触(接近)する際、新たに奇生容量が発生する。この奇生容量に起因する静電容量の変化に基づいて、タッチパネルセンサ上における外部導体の位置が検出される。このような投影型容量結合方式のタッチパネルセンサは例えば、基材と、基材のうち外部導体の位置を検出することができるアクティブエリアに設けられた複数の電極部と、基材のうちアクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアに設けられ、対応する電極部に接続された複数の額縁配線と、を備えている。
また、タッチパネルセンサの検出感度を向上させるため、ノイズを遮蔽するためのシールドが設けられることがある。例えば特許文献1には、基材の外縁に沿って、またはアクティブエリアの電極部と非アクティブエリアの額縁配線との間に、接地電位に接続されたシールドを設けることが提案されている。
特開2013−58262号公報
近年、タブレット端末などの表示装置には、指による入力だけでなくペン入力など、操作性の向上が求められている。従って、表示装置に組み込まれるタッチパネルセンサも、ペン入力対応などの操作性向上のため、低抵抗な電極を備えていることが好ましい。一方、ITOやIZOを使用したタッチパネルセンサにおいては、ペン入力に対応できる程度の十分な導電性を実現することが難しい。このため、銀、銅およびそれらの合金などの、より低抵抗な金属材料を用いて構成された電極を備えるタッチパネルセンサが提案されている。
ところで、額縁配線を構成する材料としては一般に、高い導電性を有する銀、銅およびそれらの合金からなる金属材料が用いられる。また、アクティブエリアの電極部が、網目状に配置された導線から構成されている場合、導線を構成する材料としても一般に、銀、銅およびそれらの合金からなる金属材料が用いられる。従って、タッチパネルセンサにおいて金属の腐食が生じると、額縁配線や電極部の特性が劣化してしまうことになる。例えば、額縁配線や電極部の電気抵抗が増大し、これによって、タッチパネルセンサの検出感度が低下してしまうことが考えられる。また、電極部に変色が生じ、この結果、アクティブエリアの電極部のパターンがユーザーから視認されてしまうことも考えられる。また、腐食の程度が甚大になると、額縁配線や電極部が断線してしまうことも考えられる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得るタッチパネルセンサを提供することを目的とする。
本発明は、投影型静電容量方式のタッチパネルセンサであって、外部導体の位置を検出することができる領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、に区画される基材と、前記基材の前記アクティブエリアに設けられた複数の電極部と、前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、対応する前記電極部に接続された複数の額縁配線と、前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、基準電位に接続される基準電極部と、を備え、前記基準電極部は、所定の金属元素を含む金属材料を有し、前記電極部と前記基準電極部との間、または前記額縁配線と前記基準電極部との間の少なくとも一方には、少なくとも部分的に犠牲配線が設けられており、前記犠牲配線には、前記犠牲配線上に析出物を生成させるための析出促進電圧が連続的または断続的に印加される、タッチパネルセンサである。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記基準電極部の前記金属材料が、銅または銅合金であってもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、複数の前記額縁配線は、少なくとも部分的に互いに平行に延びており、互いに平行に延びる複数の前記額縁配線のうち最も前記電極部側に位置する前記額縁配線を内側額縁配線と称し、互いに平行に延びる複数の前記電極部のうち最も前記内側額縁配線側に位置する前記電極部を内側電極部と称する場合、前記基準電極部は、前記内側額縁配線または前記内側電極部に沿って延びる内側基準電極部を含み、前記犠牲配線は、前記内側電極部と前記内側基準電極部との間に設けられた内側第1犠牲配線、または、前記内側額縁配線と前記内側基準電極部との間に設けられた内側第2犠牲配線の少なくとも一方を含んでいてもよい。
この場合、犠牲配線は、少なくとも前記内側第1犠牲配線を含み、前記内側第1犠牲配線は、前記内側額縁配線に電気的に接続されていてもよい。また犠牲配線は、少なくとも前記内側第2犠牲配線を含み、前記内側第2犠牲配線は、前記内側額縁配線に電気的に接続されていてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、複数の前記額縁配線は、少なくとも部分的に互いに平行に延びており、互いに平行に延びる複数の前記額縁配線のうち最も前記基材の外縁側に位置する前記額縁配線を外側額縁配線と称し、互いに平行に延びる複数の前記電極部のうち最も前記基材の外縁側に位置する前記電極部を外側電極部と称する場合、前記基準電極部は、前記外側額縁配線と前記基材の外縁との間、または前記外側電極部と前記基材の外縁との間に設けられた外側基準電極部を含み、前記犠牲配線は、前記外側電極部と前記外側基準電極部との間に設けられた外側第1犠牲配線、または、前記外側額縁配線と前記外側基準電極部との間に設けられた外側第2犠牲配線の少なくとも一方を含んでいてもよい。
この場合、前記犠牲配線は、少なくとも前記外側第1犠牲配線を含み、前記外側第1犠牲配線は、前記外側額縁配線に電気的に接続されていてもよい。また前記犠牲配線は、少なくとも前記外側第2犠牲配線を含み、前記外側第2犠牲配線は、前記外側額縁配線に電気的に接続されていてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記犠牲配線は、前記基準電極部に沿って延びる線状要素を含んでいてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記犠牲配線は、互いに離間するよう配置された複数の離散要素を含んでいてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記犠牲配線の複数の前記離散要素のうち隣接する2つの前記離散要素は、前記基準電極部が延びる方向に直交する方向に沿って見た場合に部分的に重なるよう配置されていてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記犠牲配線は、網目状に配置された導線からなる網目状要素を含んでいてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサは、前記基材、前記電極部、前記額縁配線、前記基準電極部および前記犠牲配線を覆うよう設けられたオーバーコート層をさらに備えていてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記タッチパネルセンサは、相互容量方式のタッチパネルセンサであり、前記額縁配線には、パルス状の駆動電圧が印加されてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、電極部と基準電極部との間、または額縁配線と基準電極部との間の少なくとも一方には、少なくとも部分的に犠牲配線が設けられている。この犠牲配線には、基準電極部においてイオン化した金属元素を犠牲配線上に析出させることができる析出促進電圧が連続的または断続的に印加される。このため、基準電極部においてイオン化した金属元素が電極部または額縁配線において析出してしまうことを抑制することができる。これによって、析出に起因して電極部または額縁配線の特性が劣化してしまうことを抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態におけるタッチ位置検出機能付き表示装置を示す展開図。 図2は、図1のタッチ位置検出機能付き表示装置におけるタッチパネルセンサを示す平面図。 図3は、図2において符号IIIが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す平面図。 図4は、図3のタッチパネルセンサの、IV線に沿った断面図。 図5は、犠牲配線が設けられていないタッチパネルセンサにおいて生じ得る課題を説明するための図。 図6(a)〜(c)は、犠牲配線が設けられていないタッチパネルセンサにおいて、析出層が形成される経緯を説明するための図。 図7は、犠牲配線の形状の一変形例を示す図。 図8は、犠牲配線の形状の一変形例を示す図。 図9は、犠牲配線の形状の一変形例を示す図。 図10は、犠牲配線の形状の一変形例を示す図。 図11は、犠牲配線の形状の一変形例を示す図。 図12は、アクティブエリアにダミー電極部が設けられる例を示す図。 図13は、犠牲配線のレイアウトの一変形例を示す図。 図14は、犠牲配線のレイアウトの一変形例を示す図。 図15は、犠牲配線のレイアウトの一変形例を示す図。
タッチパネル装置およびタッチ位置検出機能付き表示装置
はじめに図1を参照して、タッチ位置検出機能付き表示装置10について説明する。図1に示すように、タッチ位置検出機能付き表示装置10は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置15と、表示装置15の観察者側に配置されたタッチパネルセンサ30と、を組み合わせることによって構成されている。表示装置15は、表示面16aを有する表示パネル16と、表示パネル16に接続された表示制御部(図示せず)と、を有している。表示パネル16は、映像を表示することができる矩形状のアクティブエリアA1と、アクティブエリアA1を取り囲むようにしてアクティブエリアA1の外側に配置された非アクティブエリア(額縁領域とも呼ばれる)A2と、を含んでいる。表示制御部は、表示されるべき映像に関する情報を処理し、映像情報に基づいて表示パネル16を駆動する。表示パネル16は、表示制御部の制御信号に基づいて、所定の映像を表示面16aに表示する。すなわち、表示装置15は、文字や図等の情報を映像として出力する出力装置としての役割を担っている。
タッチパネルセンサ30は、表示装置15の表示面16aに、例えば接着層(図示せず)を介して接着されている。図1において、タッチパネルセンサ30のうち表示装置15側に位置する面に符号30aが付され、観察者側に位置する面に符号30bが付されている。なお図示はしないが、タッチパネルセンサ30の観察者側には、タッチパネルセンサ30や表示装置15を保護するための保護カバーが設けられていてもよい。
タッチパネルセンサ30は、図1に示すように、表示パネル16のアクティブエリアA1に対応する矩形状のアクティブエリアAa1と、アクティブエリアAa1の周辺に位置する矩形枠状の非アクティブエリアAa2と、に区画される。アクティブエリアAa1は、外部導体の位置を検出することができるよう構成されている。
タッチパネルセンサ
次に図2を参照して、タッチパネルセンサ30について説明する。図2は、表示装置15側から見た場合のタッチパネルセンサ30を示す平面図である。
ここでは、タッチパネルセンサ30が、投影型の静電容量結合方式のタッチパネルセンサとして構成される例について説明する。なお、「容量結合」方式は、タッチパネルの技術分野において「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等とも呼ばれており、本件では、これらの「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等と同義の用語として取り扱う。一般的な静電容量結合方式のタッチパネルセンサは、透光性を有する導電性のパターンを有しており、外部の導体(典型的には人間の指)がタッチパネルセンサに接近することにより、外部の導体とタッチパネルセンサの導電性のパターンとの間でコンデンサ(静電容量)が形成される。そして、このコンデンサの形成に伴った電気的な状態の変化に基づき、タッチパネルセンサ上において外部導体が接近している位置の位置座標が特定される。
図2に示すように、タッチパネルセンサ30は、上述のアクティブエリアAa1および非アクティブエリアAa2に区画される基材32と、基材32のアクティブエリアAa1に設けられ、少なくとも部分的に互いに平行に延びる複数の電極部40と、基材32の非アクティブエリアAa2に設けられ、対応する電極部40に接続された複数の額縁配線42と、基材32の非アクティブエリアAa2に設けられ、基準電位に接続される基準電極部46と、を備えている。基材32は、表示装置15側に位置する第1面32aと、観察者側に位置する第2面32bと、を含んでいる。上述の電極部40、額縁配線42および基準電極部46はいずれも、基材32の第1面32a上に、すなわちタッチパネルセンサ30の面30a側に設けられている。
(電極部)
図2に示すように、複数の電極部40は、第1方向D1に沿って並べられており、また第1方向D1に交差(ここでは直交)する第2方向D2に沿ってそれぞれ延びている。このため、複数の電極部40のうちどの電極部40に、タッチパネルセンサ30への外部導体の接近や接触に起因する静電容量の変化が生じるかを検出することにより、第1方向D1における外部導体の位置を算出することができる。
なお図示はしないが、タッチパネルセンサ30の観察者側の面30bには、例えば基材32の第2面32b上には、第2方向D2に沿って並べられ、また第1方向D1に沿ってそれぞれ延びる複数の電極部が設けられていてもよい。この場合、第2面32b上に設けられた電極部のうちどの電極部に、タッチパネルセンサ30への外部導体の接近や接触に起因する静電容量の変化が生じるかを検出することにより、第2方向D2における外部導体の位置を算出することができる。
タッチパネルセンサ30の方式として相互容量方式が採用される場合、面30a側の電極部40および面30b側の電極部の一方が、パルス状の駆動電圧が印加される駆動電極になり、他方が、駆動電極からのパルス状の駆動電圧を受ける検出電極となる。ここでは、面30a側の電極部40、すなわち図2に示す電極部40が、パルス状の駆動電圧が印加される駆動電極である例について説明する。
図3は、図2において符号IIIが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す平面図である。図3に示すように、電極部40は、遮光性および導電性を有する複数の導線41を、導線41の間に四角形状の開口部が形成されるよう網目状に配置することによって構成されている。すなわちタッチパネルセンサ30は、いわゆるメッシュタイプのものとなっている。なお図3においては、導線41が第1方向D1および第2方向D2に対して45度を成す方向に延び、また開口部が正方形状を有する例が示されているが、導線41のレイアウトが特に限られることはない。
導線41の線幅は、求められる開口率などに応じて設定されるが、例えば導線41の幅は1〜10μmの範囲内、より好ましくは2〜7μmの範囲内に設定されている。これによって、観察者が視認する映像に対して導線41が及ぼす影響を、無視可能な程度まで低くすることができる。
図2および図3に示すように、電極部40の端部のうち額縁配線42に接続される端部には、導電性を有する接続部43aが設けられていてもよい。図3に示すように、接続部43aは、額縁配線42と電極部40の導線41との間に介在される、額縁配線42の幅および導線41の幅よりも大きな幅を有する部分である。このような接続部43aを設けることにより、額縁配線42を電極部40の導線41により確実に電気的に接続させることができる。なお図2に示すように、電極部40の端部のうち額縁配線42に接続される側とは反対側の端部にも、同様の接続部43aが設けられていてもよい。
(額縁配線)
額縁配線42は、電極部40の端部と、基材32の外縁32eに沿って並べられた複数の端子部44との間を電気的に接続するための配線である。図2に示すように、対応する電極部40に接続された複数の額縁配線42は、少なくとも部分的に互いに平行に延びるよう配置されている。例えば図2に示す例においては、複数の電極部40の一方の端部、ここでは右側の端部に接続された複数の額縁配線42は、基材32の1つの外縁32e、ここでは下側の外縁32eに沿って並べられた対応する端子部44に至るまでの間、所定の配列ピッチP1で平行に並ぶよう配置されている。図2に示す例において、互いに平行に延びる複数の額縁配線42のうち最も電極部40側に位置する額縁配線42(以下、内側額縁配線とも称する)が、符号42aで表されている。また、互いに平行に延びる複数の額縁配線42のうち最も基材32の外縁32e側に位置する額縁配線42(以下、外側額縁配線とも称する)が、符号42bで表されている。
上述のように、額縁配線42が接続される電極部40は、パルス状の駆動電圧が印加される駆動電極として機能する。この場合、額縁配線42には、パルス状の駆動電圧が端子部44を介して外部から印加される。
(基準電極部)
基準電極部46は、接地電位などの安定した基準電位に接続される配線である。このような基準電極部46をタッチパネルセンサ30の非アクティブエリアAa2に設けることにより、電極部40や額縁配線42にノイズが重畳されることを抑制することができる。また、電極部40や額縁配線42からのノイズが周囲に放出されることを抑制することもできる。なお適切なノイズ遮蔽効果を実現することができる限りにおいて、基準電極部46に接続される基準電位の具体的な値や、基準電位の安定度が特に限られることはない。通常は、基準電位は、いわゆる接地電位やグランド電位と称されるものになっている。基準電極部46は、所定の金属元素を含む金属材料を有する後述する金属層60によって構成されている。
基準電極部46のパターンは、電極部40や額縁配線42のパターンを考慮して設定される。以下、基準電極部46のパターンの一例について説明する。
図2において、互いに平行に延びる複数の電極部40のうち最も内側額縁配線42a側に位置する電極部(以下、内側電極部とも称する)が符号40aで表されている。また、互いに平行に延びる複数の電極部40のうち最も基材32の外縁32e側に位置する電極部(以下、外側電極部とも称する)が符号40bで表されている。図2に示すように、基準電極部46は、内側額縁配線42aまたは内側電極部40aに沿って延びる内側基準電極部46aを含んでいてもよい。好ましくは内側基準電極部46aは、図2に示すように、内側額縁配線42aおよび内側電極部40aの両方に沿って少なくとも部分的に延びるよう構成されている。すなわち内側基準電極部46aは、内側額縁配線42aと内側電極部40aとの間で少なくとも部分的に延びるよう構成されている。また基準電極部46は、外側額縁配線42bと基材32の外縁32eとの間、または外側電極部40bと基材32の外縁32eとの間に設けられた外側基準電極部46bを含んでいてもよい。
図2に示すように、外側基準電極部46bを含む基準電極部46の一端が、1つの端子部44に接続され、基準電極部46の他端が、その他の端子部44に接続され、これら2つの端子部44が基準電位に接続されていてもよい。また、内側基準電極部46aおよび外側基準電極部46bは、互いに接続されていてもよい。
(犠牲配線)
ところで、本件発明者らが鋭意研究を重ねた結果、高温高湿環境下で額縁配線42に駆動電圧を印加する試験を行った際、アクティブエリアAa1の複数の電極部40、または非アクティブエリアAa2の複数の額縁配線42のうち、基準電極部46の最も近くに配置された上述の内側電極部40a、外側電極部40b、内側額縁配線42aや外側額縁配線42bにおいて、変色などの特性劣化が生じることがあることを発見した。このような課題を解決するため、本実施の形態においては、図2に示すように、電極部40と基準電極部46との間、および額縁配線42と基準電極部46との間に、少なくとも部分的に犠牲配線50を設けることを提案する。犠牲配線50は、後述する析出促進電圧が連続的または断続的に印加される配線である。このような犠牲配線50を設けることにより、犠牲配線50に近接する電極部40または額縁配線42の特性が劣化してしまうことを抑制することができる。具体的には、犠牲配線50に近接する電極部40または額縁配線42と基材32の第1面32aとの間に、後述する析出層が形成されることを抑制することができる。析出層は、後述するように、基準電極部46に含まれる金属元素が溶出してイオン化した後、イオン化した金属元素が電極部40または額縁配線42と基材32の第1面32aとの間で還元されることによって形成され得るものである。犠牲配線50によって析出層の形成を抑制することができる根拠については、後述する。
以下、図2を参照して、犠牲配線50のレイアウトの一例について説明する。
図2に示すように、犠牲配線50は、内側電極部40aと内側基準電極部46aとの間に設けられた内側第1犠牲配線50aを含んでいてもよい。このような内側第1犠牲配線50aを設けることにより、内側電極部40aと基材32の第1面32aとの間に析出層が形成されることを抑制することができる。
また犠牲配線50は、内側額縁配線42aと内側基準電極部46aとの間に設けられた内側第2犠牲配線50bを含んでいてもよい。このような内側第2犠牲配線50bを設けることにより、内側額縁配線42aと基材32の第1面32aとの間に析出層が形成されることを抑制することができる。
また犠牲配線50は、外側電極部40bと外側基準電極部46bとの間に設けられた外側第1犠牲配線50cを含んでいてもよい。このような外側第1犠牲配線50cを設けることにより、外側電極部40bと基材32の第1面32aとの間に析出層が形成されることを抑制することができる。
また犠牲配線50は、外側額縁配線42bと外側基準電極部46bとの間に設けられた外側第2犠牲配線50dを含んでいてもよい。このような外側第2犠牲配線50dを設けることにより、外側額縁配線42bと基材32の第1面32aとの間に析出層が形成されることを抑制することができる。
次に図3を参照して、犠牲配線50の形状の一例について説明する。なお内側第1犠牲配線50aの形状と外側第1犠牲配線50cの形状とは、通常は同一であり、また内側第2犠牲配線50bの形状と外側第2犠牲配線50dの形状とは、通常は同一である。ここでは、内側第1犠牲配線50aの形状および内側第2犠牲配線50bの形状について説明し、外側第1犠牲配線50cの形状および外側第2犠牲配線50dの形状に関する説明は省略する。後述する図7〜図11に示す変形例においても同様に、外側第1犠牲配線50cの形状および外側第2犠牲配線50dの形状に関する説明は省略する。
〔内側第1犠牲配線〕
図3に示すように、内側第1犠牲配線50aは、内側基準電極部46aに沿って線状に延びる線状要素52と、互いに離間するよう配置された複数の離散要素54と、を含んでいる。内側第1犠牲配線50aの線状要素52は、内側額縁配線42aに電気的に接続されていてもよい。例えば、図3に示すように、線状要素52は、内側額縁配線42aと内側電極部40aとの間に介在される接続部43aに接続されている。この場合、内側第1犠牲配線50aには、内側額縁配線42aに印加される駆動電圧と同一の電圧が印加されるようになる。
図3に示すように、内側第1犠牲配線50aの複数の離散要素54は、線状要素52と内側基準電極部46aとの間において、線状要素52および内側基準電極部46aに沿って並ぶよう配置されている。また離散要素54は、線状要素52に接続された第1要素55と、第1要素55に接続されるとともに基準電極部46に沿って延びる第2要素56と、を含んでいる。この場合、第2要素56は、線状要素52よりも内側基準電極部46a側の場所で、内側基準電極部46aから溶出した金属元素のイオンが内側電極部40a側へ進行するのを防ぐという役割を果たすことができる。なお図3においては、第2要素56が内側基準電極部46aに平行に延びる例が示されている。しかしながら、金属元素のイオンが内側電極部40a側へ進行するのを適切に防ぐことができる限りにおいて、第2要素56は内側基準電極部46aに厳密に平行になっていなくてもよい。
〔内側第2犠牲配線〕
図3に示すように、内側第2犠牲配線50bは、互いに離間するよう内側額縁配線42aと内側基準電極部46aとの間に配置された複数の離散要素54を含んでいる。複数の離散要素54は、内側基準電極部46aに沿って並ぶように配置されている。また離散要素54は、内側額縁配線42aに接続された第1要素55と、第1要素55に接続されるとともに基準電極部46に沿って延びる第2要素56と、を含んでいる。この場合、内側第2犠牲配線50bには、内側額縁配線42aに印加される駆動電圧と同一の電圧が印加されるようになる。
次に図4を参照して、タッチパネルセンサ30の層構成について説明する。図4は、図3のタッチパネルセンサ30の、IV線に沿った断面図である。
図4に示すように、電極部40の導線41、額縁配線42、基準電極部46および犠牲配線50はいずれも、基材32の第1面32a上に設けられ、所定の金属元素を含む金属材料を有する金属層60を含んでいる。金属層60に含まれる金属元素としては、例えば、銀、銅、アルミニウム等を挙げることができる。ここでは、金属層60に含まれる主要な金属元素が銅である例、すなわち、金属層60を構成する金属材料が銅または銅合金である例について説明する。
なお図示はしないが、金属層60には、表面における光の反射を抑制するための低反射処理が施されていてもよい。例えば金属層60の表面には、黒化処理が施されていてもよい。また、金属層60は、銅などの高い導電性を有する金属材料からなる本体層に加えて、本体層の表面に設けられた低反射層をさらに含んでいてもよい。例えば、金属層60の本体層が銅を含む場合、窒化銅を用いて、金属層60の表面を構成する低反射層を形成してもよい。
図4に示すように電極部40の導線41、額縁配線42、基準電極部46および犠牲配線50がいずれも同一の金属層60を含む場合、はじめに基材32の第1面32a上に金属層60を設け、次にエッチングなどによって金属層60をパターニングすることにより、電極部40の導線41、額縁配線42、基準電極部46および犠牲配線50を基材32の第1面32a上に同時に形成することができる。
金属層60の厚みは、電極部40や額縁配線42に対して求められる電気抵抗値などに応じて適宜設定されるが、例えば0.1〜0.5μmの範囲内となっている。
基材32を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シクロオレフィンポリマー(COP)やガラスなど、十分な透光性を有する材料が用いられる。基材32が例えばPETを含む場合、PETの厚みは例えば100〜200μmの範囲内になっている。なお電極部40、額縁配線42や基準電極部46を適切に保持することができる限りにおいて、基材32の具体的な構成が特に限られることはない。例えば、PET層などの表面に設けられたハードコート層がさらに基材32に含まれていてもよい。すなわち本実施の形態において、基材32とは、何らかの具体的な構造や材料を意味するものではなく、タッチパネルセンサ30を構成する電極部40、額縁配線42や基準電極部46などのパターンの下地となるものを意味するに過ぎない。
図4に示すように、タッチパネルセンサ30は、電極部40、額縁配線42、基準電極部46および犠牲配線50を覆うよう設けられた、樹脂材料を含むオーバーコート層65をさらに備えていてもよい。オーバーコート層65の樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂を用いることができる。またオーバーコート層65は、樹脂材料に分散された添加物をさらに含んでいてもよい。オーバーコート層65の具体例としては、例えば株式会社アサヒ化学研究所製のUVF−10Tを挙げることができる。
(従来のタッチパネルセンサで生じ得る課題)
次に図5および図6(a)〜(c)を参照して、上述の犠牲配線50が設けられていない従来のタッチパネルセンサ30において生じ得る課題について説明する。図5は、犠牲配線50が設けられていないタッチパネルセンサの一部を示す断面図である。図6(a)〜(c)は、犠牲配線50が設けられていないタッチパネルセンサにおいて、後述する析出層62が形成される経緯を説明するための図である。
本件発明者らが鋭意研究を重ねた結果、従来のタッチパネルセンサにおいては、高温高湿環境下で額縁配線42および電極部40に駆動電圧を印加する試験を行った際、電極部40の導線41のうち最も内側基準電極部46aに近接する導線41において、変色が生じることがあった。変色が生じたタッチパネルセンサの断面観察を行った結果、変色の原因は、基材32の第1面32aと電極部40の導線41との間に形成された、図5に示す析出層62であることが判明した。また図示はしないが、額縁配線42のうち最も基準電極部46に近接する額縁配線42と基材32の第1面32aとの間にも、同様の析出層62が形成されることがあった。
本件発明者らが検討した結果、このような析出層62が形成された原因は、以下に述べるように、金属の腐食にある可能性が高い、という結論に至った。
金属の腐食の一形態として、金属元素のイオン化反応と、イオン化した金属元素の還元反応とを含む電気化学反応がタッチパネルセンサの電極間で生じている場合がある。腐食を生じさせる電気化学反応は、マクロセル腐食とミクロセル腐食に大別され得る。マクロセル腐食とは、金属元素のイオン化反応が生じるアノードと、アノードで生じた電子を受け取る還元反応が生じるカソードとが物理的に明確に分離された状態で生じる腐食のことである。一方、ミクロセル腐食とは、金属の表面状態や組織などのわずかな相違に起因して、微視的なアノードとカソードとの間で電気化学反応が進行する腐食のことである。
上述の析出層62は、駆動電極が印加される電極部40または額縁配線42のうち、基準電極部46に最も近接している部分で生じていた。このことから、析出層62は、以下に述べる経緯で形成されたと考えられる。なお以下に述べる経緯は、あくまで1つの仮説である。また、本実施の形態やその利点が、以下に述べる説明に束縛されることはない。
上述のように、電極部40にはパルス状の駆動電圧が印加される。このことは、電極部40と基準電極部46との間には周期的に電位差が生じ、この結果、電極部40の表面近傍および基準電極部46の表面近傍には、イオン雰囲気、いわゆる電気二重層が周期的に形成される。この場合、電極部40の電位が、基準電極部46の基準電位に対して、基準電極部46を構成する金属元素たとえば銅の標準電極電位よりも高くなっていると、基準電極部46においては図6(a)に示すように、基準電極部46を構成する金属元素がイオン化して金属イオン63が発生すると考えられる。すなわち、基準電極部46が、金属イオン63および電子を放出するアノードとして機能する。金属イオン63が銅イオンである場合、アノードとしての基準電極部46において生じるアノード反応は、例えば以下の式で表される。
Cu→Cu2++2e
一方、電極部40においては、図示はしないが、基準電極部46において放出された電子を受け取る以下のカソード反応が例えば生じると考えられる。
1/2O+HO+2e→2(OH)
すなわち、電極部40が、電子を受け取るカソードとして機能する。
また図6(b)に示すように、金属イオン63は、電極部40に近づく方向へ移動することがある。この際の移動の駆動力としては、例えば、ブラウン運動などの不規則な運動が考えられる。例えば、基材32を構成する材料やオーバーコート層65を構成する材料を媒質としてその中を金属イオン63が移動することが可能である場合、媒質内での不規則な運動の結果、基準電極部46で発生した金属イオン63の一部が、図6(c)に示すように電極部40の導線41に到達することが考えられる。また、基材32の第1面32aとオーバーコート層65との間の界面を金属イオン63が移動することも考えられる。ここで上述のように、電極部40の近傍には、カソード反応によって生成された水酸化物イオンが存在している。この場合、電極部40の近傍に到達した金属イオン63は、水酸化物イオンと反応し、この結果、水酸化銅Cu(OH)が基準電極部46において析出する。その他にも、CuOやCuOが基準電極部46において析出することも考えられる。このように析出層62は、基準電極部46において発生した金属イオン63のうち電極部40にまで到達した金属イオン63が化合物として析出することによって形成されたものである可能性が高い。すなわち、析出層62は、基準電極部46がアノードとなり、電極部40または額縁配線42がカソードとなるマクロセル腐食に基づくものであると考えられる。
上述の図6(a)〜(c)に示す経緯で析出層62が生じる場合、析出層62は、駆動電圧が印加される電極部40および額縁配線42のうち、基準電極部46に最も近接する電極部40および額縁配線42において主に形成される。ここで上述のように、本実施の形態においては、基準電極部46に最も近接する電極部40と基準電極部46との間、すなわち上述の内側電極部40aおよび外側電極部40bと基準電極部46との間には、内側第1犠牲配線50aおよび外側第1犠牲配線50cがそれぞれ設けられている。また、基準電極部46に最も近接する額縁配線42と基準電極部46との間、すなわち上述の内側額縁配線42aおよび外側額縁配線42bと基準電極部46との間には、内側第2犠牲配線50bおよび外側第2犠牲配線50dがそれぞれ設けられている。また上述のように、犠牲配線50a〜50dはそれぞれ、額縁配線42に電気的に接続されている。すなわち犠牲配線50a〜50dにはパルス状の駆動電圧が断続的に印加されている。この駆動電圧は、基準電極部46に含まれる金属材料の金属元素の標準電極電位よりも大きくなるよう設定されている。このため、基準電極部46で発生した金属イオン63が電極部40や額縁配線42に到達するよりも前に、犠牲配線50a〜50dにおいて、金属イオン63に基づく析出物を生成させることができる。すなわち、犠牲配線50a〜50dをカソードとして機能させることができる。このため、電極部40や額縁配線42において金属の化合物が析出することを抑制することができる。すなわち、犠牲配線50a〜50dを犠牲にすることによって、電極部40および額縁配線42の特性が劣化してしまうことを抑制することができる。
犠牲配線50a〜50dの構造は、電極部40や額縁配線42に向かう金属イオン63を適切にトラップして、犠牲配線50a〜50dにおいて析出物を生成させることができるよう、タッチパネルセンサ30の耐用年数などを考慮して適切に設定される。例えば、犠牲配線50a〜50dを構成する金属層60の幅は、10〜50μmの範囲内になっている。
なお上述の実施の形態においては、犠牲配線50a〜50dがそれぞれ額縁配線42に電気的に接続されており、このため犠牲配線50a〜50dにはパルス状の駆動電圧が断続的に印加される例を示した。すなわち、額縁配線42や電極部40に加えられる駆動電圧が、基準電極部46においてイオン化した金属元素を犠牲配線50a〜50d上に析出させるために犠牲配線50a〜50dに印加される析出促進電圧になっている例を示した。しかしながら、犠牲配線50a〜50d上に、基準電極部46においてイオン化した金属元素に基づく析出物を生成させることができる限りにおいて、基準電極部46の電気的な状態が特に限定されることはない。すなわち、犠牲配線50の電位から基準電極部46の電位を引いた値が連続的または断続的に基準電極部46に含まれる金属元素の標準電極電位よりも大きくなるように設定された析出促進電圧が、犠牲配線50に連続的または断続的に印加されている限りにおいて、犠牲配線50は、電極部40や額縁配線42に電気的に接続されていなくてもよい。
なお本願において、「析出促進電圧」とは、金属の酸化還元反応に伴う析出物を犠牲配線50a〜50d上に選択的に生成させるために、犠牲配線50a〜50dに印加される電圧のことである。なお「選択的に生成させる」とは、ここでは、電極部40上や額縁配線42上ではなく犠牲配線50a〜50d上に析出させる、という意味である。具体的には、犠牲配線50a〜50d上に析出物が生成される確率を、電極部40上や額縁配線42上に析出物が生じる確率よりも高くすることを意味しいている。
本実施の形態によれば、上述のように、電極部40と基準電極部46との間、または額縁配線42と基準電極部46との間に、析出促進電圧が連続的または断続的に印加される犠牲配線50を設けることにより、基準電極部46においてイオン化した金属元素が電極部40または額縁配線42において析出してしまうことを抑制することができる。これによって、析出に起因して電極部40または額縁配線42の特性が劣化してしまうことを抑制することができる。例えば、電極部40または額縁配線42が変色してしまうことを抑制することができる。このことにより、高い品質および信頼性を備えたタッチパネルセンサ30を提供することができる。
変形例
上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、いくつかの変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の各実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(犠牲配線の形状の変形例)
犠牲配線50の形状としては、以下に説明するように、様々な変形例が考えられる。
上述の本実施の形態においては、犠牲配線50a,50bがそれぞれ複数の離散要素54を含む例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図7に示すように、犠牲配線50a,50bは、内側基準電極部46aに沿って延びる線状要素52のみを含んでいてもよい。
また上述の本実施の形態においては、第1要素55および第2要素56を含む離散要素54がL字状に構成されている例を示した。すなわち、第1要素55および第2要素56が互いの端部で接続されている例を示した。しかしながら、第1要素55と第2要素56とを接続する位置が特に限られることはない。例えば図8に示すように、第1要素55および第2要素56を含む離散要素54がT字状に構成されていてもよい。
図9または図10に示すように、犠牲配線50a,50bの複数の離散要素54のうち隣接する2つの離散要素54は、内側基準電極部46aが延びる方向に直交する方向に沿って見た場合に部分的に重なるよう配置されていてもよい。この場合、2つの離散要素54のうちの一方の離散要素54によっては、電極部40または額縁配線42に向かって移動する金属イオン63を適切にトラップすることができなかった場合であっても、他方の離散要素54によって金属イオン63をトラップすることができる。これによって、金属イオン63が電極部40または額縁配線42に到達してしまうことをより確実に防ぐことができる。
離散要素54が互いに部分的に重なる限りにおいて離散要素54の具体的な形状は特には限られない。例えば図9に示すように、複数の離散要素54はそれぞれ、内側基準電極部46aが延びる方向に対して所定の角度で、例えば30〜60度または120〜150度の範囲内の角度で傾斜した方向に延びる線状の要素であってもよい。この場合、内側基準電極部46aが延びる方向に直交する方向に沿って見た場合に、隣接する2つの離散要素54が互いに重なるよう、離散要素54の傾斜角度、配列ピッチや長さが設定される。また図10に示すように、離散要素54は、第1要素55および第2要素56を含むT字状のものであってもよい。この場合、内側基準電極部46aが延びる方向に直交する方向に沿って見た場合に、隣接する2つの離散要素54の第2要素56が互いに重なるよう、離散要素54の配列ピッチや第2要素56の長さが設定される。
図11に示すように、犠牲配線50a,50bは、網目状に配置された導線からなる網目状要素57を含んでいてもよい。この場合も、図9または図10に示す上述の変形例の場合と同様に、内側基準電極部46aが延びる方向に直交する方向に沿って網目状要素57を見た場合に、網目状要素57を構成する複数の導線のうちの少なくとも2つが互いに重なるようになる。このため、金属イオン63が電極部40または額縁配線42に到達してしまうことをより確実に防ぐことができる。
(ダミー電極部が設けられる例)
図12に示すように、アクティブエリアAa1のうち電極部40が設けられていない領域には、ダミー電極部48が設けられていてもよい。ダミー電極部48は、電極部40と同様に、遮光性および導電性を有する複数の導線41を、導線41の間に四角形状の開口部が形成されるよう網目状に配置することによって構成されている。
図12に示すように、電極部40を構成する導線41とダミー電極部48を構成する導線41との間には、複数の分断部49が設けられている。このような分断部49を設けることにより、電極部40とダミー電極部48との間を電気的に絶縁することができる。例えばダミー電極部48を、電気的にどこにもつながれていない状態、すなわちフロート状態にすることができる。
分断部49および導線41は、1つの分断部49を挟んで隣接する2つの導線41の一方を延長した線が他方の導線41に重なるよう、構成されている。これによって、導線41のパターンが目立ってしまうことを抑制することができる。なお図示はしないが、ダミー電極部48を構成する導線41同士の間にも、分断部49が設けられていてもよい。
(犠牲配線のレイアウトの変形例)
上述の本実施の形態においては、犠牲配線50が、内側第1犠牲配線50a、内側第2犠牲配線50b、外側第1犠牲配線50cおよび外側第2犠牲配線50dを含む例を示した。すなわち、4つのタイプの犠牲配線50a〜50dが全てタッチパネルセンサ30に設けられる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、タッチパネルセンサ30は、4つのタイプの犠牲配線50a〜50dのうちの任意の犠牲配線を任意の組み合わせで備えることができる。例えば図13に示すように、犠牲配線50は、内側第1犠牲配線50aおよび外側第1犠牲配線50cを備えていてもよい。また図14に示すように、犠牲配線50は、内側第2犠牲配線50bおよび外側第2犠牲配線50dを備えていてもよい。また図15に示すように、犠牲配線50は、内側第1犠牲配線50aおよび内側第2犠牲配線50bを備えていてもよい。なお図15に示す例の場合、基準電極部46は、少なくとも内側基準電極部46aを含んでいればよく、外側基準電極部46bが設けられる必要は必ずしもない。
また上述の本実施の形態においては、電極部40が駆動電極として機能する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、電極部40が検出電極として機能してもよい。
また上述の本実施の形態においては、複数の電極部40が、少なくとも部分的に互いに平行に延びるよう配置されている例を示した。しかしながら、外部導体の接触位置や接近位置を検出することができる限りにおいて、電極部40の配置やパターンが特に限られることはない。
また上述の本実施の形態においては、タッチパネルセンサ30の方式として相互容量方式が採用される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、タッチパネルセンサ30の方式として、自己容量方式を採用してもよい。この場合にも、電極部40や額縁配線42にはパルス状の電圧が印加され得る。従って、自己容量方式が採用される場合にも、上述の犠牲配線50を設けることにより、基準電極部46においてイオン化した金属元素が電極部40または額縁配線42において析出してしまうことを抑制するという利点を享受し得る。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 タッチ位置検出機能付き表示装置
15 表示装置
30 タッチパネルセンサ
32 基材
40 電極部
40a 内側電極部
40b 外側電極部
41 導線
42 額縁配線
42a 内側額縁配線
42b 外側額縁配線
46 基準電極部
46a 内側基準電極部
46b 外側基準電極部
48 ダミー電極
50 犠牲配線
50a 内側第1犠牲配線
50b 内側第2犠牲配線
50c 外側第1犠牲配線
50d 外側第2犠牲配線
52 線状要素
54 離散要素
55 第1要素
56 第2要素
57 網目状要素
60 金属層
62 析出層
63 金属イオン
65 オーバーコート層

Claims (18)

  1. 投影型静電容量方式のタッチパネルセンサであって、
    外部導体の位置を検出することができる領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、に区画される基材と、
    前記基材の前記アクティブエリアに設けられた複数の電極部と、
    前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、対応する前記電極部に接続された複数の額縁配線と、
    前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、基準電位に接続される基準電極部と、を備え、
    前記基準電極部は、所定の金属元素を含む金属材料を有し、
    前記電極部と前記基準電極部との間、または前記額縁配線と前記基準電極部との間の少なくとも一方には、少なくとも部分的に犠牲配線が設けられており、
    前記犠牲配線には、前記犠牲配線上に析出物を生成させるための析出促進電圧が連続的または断続的に印加されることにより、析出物が生成されている、タッチパネルセンサ。
  2. 投影型静電容量方式のタッチパネルセンサであって、
    外部導体の位置を検出することができる領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、に区画される基材と、
    前記基材の前記アクティブエリアに設けられた複数の電極部と、
    前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、対応する前記電極部に接続された複数の額縁配線と、
    前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、基準電位に接続される基準電極部と、を備え、
    前記基準電極部は、所定の金属元素を含む金属材料を有し、
    前記電極部と前記基準電極部との間、または前記額縁配線と前記基準電極部との間の少なくとも一方には、少なくとも部分的に犠牲配線が設けられており、
    前記犠牲配線には、前記犠牲配線上に析出物を生成させるための析出促進電圧が連続的または断続的に印加され、
    複数の前記額縁配線は、少なくとも部分的に互いに平行に延びており、
    互いに平行に延びる複数の前記額縁配線のうち最も前記電極部側に位置する前記額縁配線を内側額縁配線と称し、互いに平行に延びる複数の前記電極部のうち最も前記内側額縁配線側に位置する前記電極部を内側電極部と称する場合、前記基準電極部は、前記内側額縁配線または前記内側電極部に沿って延びる内側基準電極部を含み、
    前記犠牲配線は、前記内側電極部と前記内側基準電極部との間に設けられた内側第1犠牲配線、または、前記内側額縁配線と前記内側基準電極部との間に設けられた内側第2犠牲配線の少なくとも一方を含み、
    前記犠牲配線は、少なくとも前記内側第2犠牲配線を含み、
    前記内側第2犠牲配線は、前記内側額縁配線に電気的に接続されている、タッチパネルセンサ。
  3. 複数の前記額縁配線は、少なくとも部分的に互いに平行に延びており、
    互いに平行に延びる複数の前記額縁配線のうち最も前記電極部側に位置する前記額縁配線を内側額縁配線と称し、互いに平行に延びる複数の前記電極部のうち最も前記内側額縁配線側に位置する前記電極部を内側電極部と称する場合、前記基準電極部は、前記内側額縁配線または前記内側電極部に沿って延びる内側基準電極部を含み、
    前記犠牲配線は、前記内側電極部と前記内側基準電極部との間に設けられた内側第1犠牲配線、または、前記内側額縁配線と前記内側基準電極部との間に設けられた内側第2犠牲配線の少なくとも一方を含む、請求項1に記載のタッチパネルセンサ。
  4. 前記犠牲配線は、少なくとも前記内側第2犠牲配線を含み、
    前記内側第2犠牲配線は、前記内側額縁配線に電気的に接続されている、請求項3に記載のタッチパネルセンサ。
  5. 前記犠牲配線は、少なくとも前記内側第1犠牲配線を含み、
    前記内側第1犠牲配線は、前記内側額縁配線に電気的に接続されている、請求項2乃至4のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  6. 投影型静電容量方式のタッチパネルセンサであって、
    外部導体の位置を検出することができる領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、に区画される基材と、
    前記基材の前記アクティブエリアに設けられた複数の電極部と、
    前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、対応する前記電極部に接続された複数の額縁配線と、
    前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、基準電位に接続される基準電極部と、を備え、
    前記基準電極部は、所定の金属元素を含む金属材料を有し、
    前記電極部と前記基準電極部との間、または前記額縁配線と前記基準電極部との間の少なくとも一方には、少なくとも部分的に犠牲配線が設けられており、
    前記犠牲配線には、前記犠牲配線上に析出物を生成させるための析出促進電圧が連続的または断続的に印加され、
    複数の前記額縁配線は、少なくとも部分的に互いに平行に延びており、
    互いに平行に延びる複数の前記額縁配線のうち最も前記基材の外縁側に位置する前記額縁配線を外側額縁配線と称し、互いに平行に延びる複数の前記電極部のうち最も前記基材の外縁側に位置する前記電極部を外側電極部と称する場合、前記基準電極部は、前記外側額縁配線と前記基材の外縁との間、または前記外側電極部と前記基材の外縁との間に設けられた外側基準電極部を含み、
    前記犠牲配線は、前記外側電極部と前記外側基準電極部との間に設けられた外側第1犠牲配線、または、前記外側額縁配線と前記外側基準電極部との間に設けられた外側第2犠牲配線の少なくとも一方を含み、
    前記犠牲配線は、少なくとも前記外側第2犠牲配線を含み、
    前記外側第2犠牲配線は、前記外側額縁配線に電気的に接続されている、タッチパネルセンサ。
  7. 複数の前記額縁配線は、少なくとも部分的に互いに平行に延びており、
    互いに平行に延びる複数の前記額縁配線のうち最も前記基材の外縁側に位置する前記額縁配線を外側額縁配線と称し、互いに平行に延びる複数の前記電極部のうち最も前記基材の外縁側に位置する前記電極部を外側電極部と称する場合、前記基準電極部は、前記外側額縁配線と前記基材の外縁との間、または前記外側電極部と前記基材の外縁との間に設けられた外側基準電極部を含み、
    前記犠牲配線は、前記外側電極部と前記外側基準電極部との間に設けられた外側第1犠牲配線、または、前記外側額縁配線と前記外側基準電極部との間に設けられた外側第2犠牲配線の少なくとも一方を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  8. 前記犠牲配線は、少なくとも前記外側第2犠牲配線を含み、
    前記外側第2犠牲配線は、前記外側額縁配線に電気的に接続されている、請求項6または7に記載のタッチパネルセンサ。
  9. 前記犠牲配線は、少なくとも前記外側第1犠牲配線を含み、
    前記外側第1犠牲配線は、前記外側額縁配線に電気的に接続されている、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  10. 投影型静電容量方式のタッチパネルセンサであって、
    外部導体の位置を検出することができる領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、に区画される基材と、
    前記基材の前記アクティブエリアに設けられた複数の電極部と、
    前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、対応する前記電極部に接続された複数の額縁配線と、
    前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、基準電位に接続される基準電極部と、を備え、
    前記基準電極部は、所定の金属元素を含む金属材料を有し、
    前記電極部と前記基準電極部との間、または前記額縁配線と前記基準電極部との間の少なくとも一方には、少なくとも部分的に犠牲配線が設けられており、
    前記犠牲配線には、前記犠牲配線上に析出物を生成させるための析出促進電圧が連続的または断続的に印加され、
    前記犠牲配線は、互いに離間するよう配置された複数の離散要素を含む、タッチパネルセンサ。
  11. 前記犠牲配線は、互いに離間するよう配置された複数の離散要素を含む、請求項1乃至のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  12. 前記犠牲配線の複数の前記離散要素のうち隣接する2つの前記離散要素は、前記基準電極部が延びる方向に直交する方向に沿って見た場合に部分的に重なるよう配置されている、請求項10又は11に記載のタッチパネルセンサ。
  13. 投影型静電容量方式のタッチパネルセンサであって、
    外部導体の位置を検出することができる領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、に区画される基材と、
    前記基材の前記アクティブエリアに設けられた複数の電極部と、
    前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、対応する前記電極部に接続された複数の額縁配線と、
    前記基材の前記非アクティブエリアに設けられ、基準電位に接続される基準電極部と、を備え、
    前記基準電極部は、所定の金属元素を含む金属材料を有し、
    前記電極部と前記基準電極部との間、または前記額縁配線と前記基準電極部との間の少なくとも一方には、少なくとも部分的に犠牲配線が設けられており、
    前記犠牲配線には、前記犠牲配線上に析出物を生成させるための析出促進電圧が連続的または断続的に印加され、
    前記犠牲配線は、網目状に配置された導線からなる網目状要素を含む、タッチパネルセンサ。
  14. 前記犠牲配線は、網目状に配置された導線からなる網目状要素を含む、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  15. 前記基準電極部の前記金属材料が、銅または銅合金である、請求項1乃至14のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  16. 前記犠牲配線は、前記基準電極部に沿って延びる線状要素を含む、請求項1乃至15のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  17. 前記基材、前記電極部、前記額縁配線、前記基準電極部および前記犠牲配線を覆うよう設けられたオーバーコート層をさらに備える、請求項1乃至16のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  18. 前記タッチパネルセンサは、相互容量方式のタッチパネルセンサであり、
    前記額縁配線には、パルス状の駆動電圧が印加される、請求項1乃至17のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
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