JP6405781B2 - 発泡性スチレン系樹脂粒子及びその製造方法 - Google Patents
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Description
上記難燃剤がスチレン−ブタジエン系共重合体の臭素化物であり、
上記重合工程は、110℃以下の温度で重合転化率が90質量%以上となるまで上記スチレン系単量体の重合を行う前段重合工程と、115℃を超え135℃以下の温度範囲で未反応のスチレン系単量体の含有量が0.01質量%以下(0を含む)となるまで上記スチレン系単量体の重合を行う後段重合工程とを含むことを特徴とする発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法にある。
上記難燃剤がスチレン−ブタジエン系共重合体の臭素化物であり、
上記スチレン系樹脂の重量平均分子量が15万〜30万であり、
上記発泡性スチレン系樹脂粒子中の未反応の上記スチレン系単量体の含有量が0.01質量%以下(0を含む)であり、
上記発泡性スチレン系樹脂粒子の水分量が1質量%以下であることを特徴とする発泡性スチレン系樹脂粒子にある。
上記製造方法は、難燃剤の存在下でスチレン系単量体の懸濁重合を行い、スチレン系樹脂粒子を得る重合工程を有し、難燃剤と発泡剤とを含む発泡性スチレン系樹脂粒子を製造することができる。発泡剤の含浸は、例えば重合中又は重合後の樹脂粒子に発泡剤を含浸させる含浸工程を行うことにより実現できる。発泡性スチレン系樹脂粒子は、これを発泡させて発泡粒子(スチレン系樹脂発泡粒子)を製造するために用いることができる。また、発泡粒子は、複数の発泡粒子を成形型内において相互に融着させて所望の形状に成形すること(型内成形)により、発泡成形体(スチレン系樹脂発泡成形体)を製造するために用いることができる。
これらの製造条件により、スチレン系樹脂の重量平均分子量の低下を抑制しつつ、RSMの含有量をさらに低減させることができる。なお、後段重合工程におけるRSMの含有量は、最終的に得られる発泡性スチレン系樹脂粒子中に含まれるRSMの含有量から決定することができる。後段重合工程におけるRSMの含有量は、最終重合温度での保持時間により制御することができる。
気泡核剤としては、例えばポリエチレンワックス、タルク、シリカ、エチレンビスステアリルアミド、メタクリル酸メチル系共重合体、シリコーン等を用いることができる。
可塑剤としては、例えば流動パラフィン、グリセリンジアセトモノラウレート、グリセリントリステアレート、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル等を用いることができる。
連鎖移動剤としては、例えばオクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、α−メチルスチレンダイマー等を用いることができる。
無機系難燃剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、アルミン酸カルシウム、三酸化アンチモン、膨張性黒鉛、赤リン等を用いることができる。
酸化防止剤としては、フェノール系、リン系、イオウ系等の酸化防止剤を用いることができる。
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤を用いることができる。
光安定剤としては、ヒンダードアミン系等の光安定剤を用いることができる。
導電性フィラーとしては、導電性カーボンブラック、黒鉛粉、銅亜鉛合金粉、銅粉、銀粉、金粉等を用いることができる。
有機系抗菌剤としては、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート(IPBC)、チアベンダゾール(TBZ)、カルベンダジム(BCM)、クロロタロニル(TPN)等を用いることができる。
無機系抗菌剤としては、例えば銀系、銅系、亜鉛系、酸化チタン系等の抗菌剤を用いることができる。
また、スチレン系単量体には、本発明の効果を損なわない限り、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、エチレン−プロピレンゴムなどのゴム成分を添加しても良い。
本例の実施例にかかる発泡性スチレン系樹脂粒子は、難燃剤の存在下でスチレン系単量体を懸濁重合してなるスチレン系樹脂を基材樹脂とし、難燃剤と発泡剤とを含有する。難燃剤はBr−SBCであり、発泡性スチレン系樹脂粒子中のスチレン系樹脂の重量平均分子量は15万〜30万である。発泡性スチレン系樹脂粒子中のRSMの含有量は0.01質量%以下(0を含む)である。以下、本例の発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法について説明する。
発泡性スチレン系樹脂粒子の作製時に行った前段重合工程と同じ条件で、別途前段重合工程を行った。この前段重合工程が終了すると同時にオートクレーブの内容物の温度を10分以内で30℃以下にまで急冷し、重合反応を停止させた。冷却後、オートクレーブから重合途中のスチレン系樹脂粒子を取り出し、遠心分離機で脱水し、流動乾燥装置で表面に付着した水分を除去した。このようにして、前段重合工程終了時のスチレン系樹脂粒子を得た。得られたスチレン系樹脂粒子中のRSMの含有量をガスクロマトグラフィーにより求めた。ガスクロマトグラフィーによるRSMの含有量の測定方法は後述する。そして、下式(1)より、重合転化率を求めた。この操作を3回行い、各重合転化率の算術平均値を表中に示した。
重合転化率(質量%)=100−RSM(質量%)・・・(1)
発泡性スチレン系樹脂粒子の作製時と同じ条件で、別途重合を行い、発泡剤の添加を開始する直前にオートクレーブの内容物の温度を10分以内で30℃以下にまで急冷し、重合反応を停止させた。そして、上述の前段重合工程終了時の重合転化率の測定と同様の操作を行うことにより、発泡剤含浸時の重合転化率を求めた。この操作を3回行い、各重合転化率の算術平均値を表中に示した。
発泡剤及びスチレン系単量体の含有量は、発泡性スチレン樹脂粒子をジメチルホルムアミド(DMF)に溶解させて得られる溶解物のガスクロマトグラフィーを行うことにより測定した。具体的には、まず、100mLのメスフラスコにシクロペンタノール約5gを小数点以下第3位まで精秤した。この重量を、以下、Wi(g)という。さらに、メスフラスコ内にDMFを加えて全体の容積を100mLにした。このDMF溶液をさらにDMFで100倍に希釈した。これを内部標準溶液とした。次いで、測定対象となる発泡性スチレン系樹脂粒子約1gを小数点以下第3位まで精秤した。この重量を、以下、Ws(g)という。精秤した発泡性スチレン系樹脂粒子の試料を約18mLのDMFに溶解させ、さらに内部標準溶液をホールピペットにて正確に2mL加えた。このようにして得られた溶液1μLをマイクロシリンジにて採集し、ガスクロマトグラフィーに導入し、クロマトグラムを得た。得られたクロマトグラムから発泡剤成分、スチレン、及び、内部標準のピーク面積を求め、下式(2)から各成分の濃度を求めた。
成分濃度(質量%)=(Wi/10000)2×(An/Ai)×Fn÷Ws×100・・・(2)
ここで、Wi:内部標準溶液を作成したときのシクロペンタノール重量(g)、Ws:DMFに溶解させた試料重量(g)、An:ガスクロマトグラフ測定時の各成分のピーク面積、Ai:ガスクロマトグラフ測定時の内部標準物質のピーク面積、Fn:あらかじめ作成した検量線より求めた各成分の補正係数
また、上記ガスクロマトグラフ分析の条件は以下の通りとした。使用機器:(株)島津製作所製のガスクロマトグラフGC−6AM、検出器:FID(水素炎イオン化検出器)、カラム材質:内径3mm、長さ5000mmのガラスカラム、カラム充填剤:[液相名]FFAP(遊離脂肪酸)、[液相含浸率]10質量%、[担体名]ガスクロマトグラフ用珪藻土Chomasorb W、[担体粒度]60/80メッシュ、[担体処理方法]AW−DMCS(水洗・焼成・酸処理・シラン処理)、[充填量]90mL、注入口温度:250℃、カラム温度:120℃、検出部温度:250℃、キャリヤーガス:N2、流量40ml/分
発泡性スチレン系樹脂粒子の水分量は、カールフィッシャー水分計により測定した。具体的には、発泡性スチレン系樹脂粒子の試料約0.28gを精秤した。次いで、京都電子工業(株)製の水分気化装置CHK−501により、温度160℃で試料を加熱して水分を気化させ、その水分量を京都電子工業(株)製のカールフィッシャー水分計(電量滴定方式)MKC−610を用いて測定した。
発泡性スチレン系樹脂粒子のスチレン系樹脂の分子量(数平均分子量、重量平均分子量、Z平均分子量)は、ポリスチレンを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)法により測定することができる。具体的には、東ソー(株)製のHLC−8320GPC EcoSECを用いて、溶離液:テトラヒドロフラン(THF)、THF流量:0.6ml/分、試料濃度:0.1wt%という測定条件で測定した。カラムとしては、TSKguardcolumn SuperH−H×1本、TSK−GEL SuperHM−H×2本を直列に接続したカラムを用いた。即ち、発泡性スチレン系樹脂粒子をテトラヒドロフラン(THF)に溶解させ、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)で分子量を測定した。そして、測定値を標準ポリスチレンで校正して、数平均分子量、重量平均分子量、Z平均分子量をそれぞれ求めた。
密閉容器内に入れた発泡性スチレン系樹脂粒子を温度6℃の保冷庫内に保管しながら、定期的に発泡性スチレン系樹脂粒子を取り出した。具体的には、0日目(熟成なし)、1日目、3日目等のように日単位で定期的に取り出す。次いで、取り出した発泡性スチレン系樹脂粒子を棚式発泡器内で、3kPa(ゲージ圧力)の蒸気により270秒間加熱することにより発泡させた。得られた発泡粒子を、剃刀を用いて中心部を通るように切断し、切断面における気泡径を拡大鏡で観察した。そして、気泡径が150μm以下であれば熟成が完了したものと判断し、熟成が完了した時における保管日数を調べた。このときの保管日数が必要熟成期間(日)である。実施例1の熟成期間0日目における発泡粒子の切断面の走査型電子顕微鏡写真(観察倍率30倍)を図1に示す。同図に示すごとく、実施例1の発泡粒子1においては、平均気泡径が50μmであり、気泡11が比較的細かく、気泡径のバラツキも小さかった。
棚式発泡器内で、熟成の完了した発泡性スチレン系樹脂粒子を3kPa(ゲージ圧力)の蒸気により270秒間加熱することにより、発泡させた。その後、発泡粒子を一昼夜、風乾させた。次いで、発泡粒子を1Lメスシリンダー内の1Lの標線位置まで充填し、発泡粒子の重量(=WP)を小数点第1位まで秤量した。そして、発泡粒子の重量WP(g)から以下の式(3)により発泡粒子の嵩密度(kg/m3)を求めた。この発泡粒子の嵩密度から発泡性を判定した。
発泡粒子の嵩密度(kg/m3)=WP(g)÷1(L)・・・(3)
発泡成形体の燃焼速度を、FMVSS No.302に基づき評価した。具体的には、まず、発泡成形体を温度40℃で3日間放置し、さらに室温で1日間放置することにより、養生を行った。その後、発泡成形体から縦356mm×横102mm×厚さ13mmの平板状の試験片を5つ切り出し、スガ試験機社製のMVSS燃焼性試験器MVSS−2を用いて燃焼試験を行った。すなわち、試験片をU字形の取り付け具に水平に固定し、試験片の自由端を、炎の長さを38mmに調整したブンゼンバーナーの炎に15秒間あて、試験片を着火させた。そして、試験片の自由端の反対側に位置する固定端から38mmの地点まで燃焼するのに要した時間を計測し、燃焼距離と燃焼時間より燃焼速度(mm/分)を求めた。規定の端部に達しない場合は、炎が停止した地点までの燃焼距離と燃焼時間より燃焼速度を求めた。また、試験片が着火しなかった場合の燃焼速度は、0mm/分とした。5つの試験片の燃焼速度の算術平均値を燃焼速度とし、FMVSS No.302への適合性(燃焼速度が102mm/分以下)を判断した。
発泡成形体の自己消火性を、JIS A 9511(2006R)の燃焼試験(A法)に基づき評価した。具体的には、まず、発泡成形体を温度40℃で3日間放置し、さらに室温で1日間放置することにより、養生を行った。その後、発泡成形体から縦200mm×横25mm×厚さ10mmの直方体状の試験片を5つ切り出した。次いで、ろうそくを用いて、着火限界指示線及び燃焼限界指示線まで試験片を着火させた後、ろうそくをすばやく試験片から後退させた。そして、ろうそくを後退させた瞬間から試験片の炎が消えるまでの時間(消炎時間)を計測し、5つの試験片の消炎時間の算術平均を求めた。この消炎時間の算術平均値から自己消火性(消炎時間が3秒以下)を判断した。
発泡成形体を切断して、縦300mm×横75mm×厚さ25mmの直方体状の試験片を作製した。JIS K 7221−2 附属書1に準拠して、試験片の3点曲げ試験を行い、曲げ強度を測定することにより、発泡成形体の機械的強度を評価した。
本例においては、難燃助剤を添加しなかった点を除いては、実施例1と同様にして発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。
本例においては、難燃助剤であるジクミルパーオキサイドの添加量を0.76gに変更した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。
本例においては、難燃剤の添加量を3.8gに変更し、後段重合工程における最終重合温度を125℃に変更した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。
本例においては、後段重合工程における最終重合温度を130℃に変更した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。
本例においては、難燃剤の添加量を0.6gに変更した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。
難燃剤として、2,2−ビス(4’−(2”,3”−ジブロモ−2”−メチルプロポキシ−3’,5’−ジブロモフェニル)プロパンを用い、後段重合工程における最終重合温度を115℃に変更した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。なお、本例で使用した難燃剤を以下、適宜「難燃剤B」という。難燃剤Bの臭素含有量、及び5%重量減少温度を後述の表1に示す。
難燃剤として、上述の難燃剤Bを用いた点を除いては、実施例1と同様にして、発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。なお、本例の発泡性スチレン系樹脂粒子の必要熟成期間の評価において、熟成期間0日目における発泡粒子の切断面の走査型電子顕微鏡写真(観察倍率30倍)を図2に示す。同図に示すごとく、本例の発泡粒子9においては、平均気泡径が220μmであり、気泡91が粗大化しており、気泡径のバラツキも大きかった。
本例においては、後段重合工程における最終重合温度を115℃に変更した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。
本例においては、後段重合工程における最終重合温度を140℃に変更した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。
本例においては、後段重合工程における最終重合温度を130℃に変更し、この最終重合温度での保持時間を1時間に変更した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。
本例においては、前段重合工程の保持時間を5時間に変更し、オートクレーブ内の温度が90℃に到達してから4時間30分間経過時に30分間かけて発泡剤をオートクレーブ内に圧入した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を作製した。
比較例3は、最終重合温度を115℃に変更して作製した発泡性スチレン系樹脂粒子であり、この場合にも、発泡性スチレン系樹脂粒子中のRSMの含有量が0.015質量%と多いことが分かる。
比較例5は、最終重合温度130℃での保持時間を1時間にして作製した発泡性スチレン系樹脂粒子である。この場合には、後段重合工程において残存するスチレン系単量体の重合が十分に進行しきれていないため、発泡性スチレン系樹脂粒子中のRSMの含有量が0.019質量%と多くなっていた。
比較例6は、前段重合工程終了時の重合転化率を88質量%として作製した発泡性スチレン系樹脂粒子である。この場合には、前段重合工程終了時の重合転化率が低かったため、最終重合温度を120℃にしたにもかかわらず、発泡性スチレン系樹脂粒子中のRSMの含有量が0.018質量%と多くなっていた。
11 気泡
Claims (6)
- 難燃剤の存在下でスチレン系単量体の懸濁重合を行い、スチレン系樹脂粒子を得る重合工程を有する、上記難燃剤と発泡剤とを含む発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法であって、
上記難燃剤がスチレン−ブタジエン系共重合体の臭素化物であり、
上記重合工程は、110℃以下の温度で重合転化率が90質量%以上となるまで上記スチレン系単量体の重合を行う前段重合工程と、115℃を超え135℃以下の温度範囲で未反応のスチレン系単量体の含有量が0.01質量%以下(0を含む)となるまで上記スチレン系単量体の重合を行う後段重合工程とを含むことを特徴とする発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。 - 上記難燃剤の配合量が上記スチレン系単量体100質量部に対して0.05〜3質量部であることを特徴とする請求項1に記載の発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
- 上記発泡性スチレン系樹脂粒子を構成しているスチレン系樹脂の重量平均分子量が15万〜30万となるまで上記スチレン系単量体の重合を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
- 上記発泡性スチレン系樹脂粒子が1時間半減期温度130℃以上のラジカル発生剤を難燃助剤として含み、上記難燃剤と上記難燃助剤との質量比が1:0.1〜1:5(難燃剤:難燃助剤)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
- 難燃剤の存在下でスチレン系単量体(ただし、スチレン系単量体の合計量を100質量%としたときにおけるスチレンの含有量が76質量%以下であるスチレン系単量体を除く)を懸濁重合してなる、スチレン系樹脂を基材樹脂とし、上記難燃剤と発泡剤とを含む発泡性スチレン系樹脂粒子であって、
上記難燃剤がスチレン−ブタジエン系共重合体の臭素化物であり、
上記スチレン系樹脂の重量平均分子量が15万〜30万であり、
上記発泡性スチレン系樹脂粒子中の未反応の上記スチレン系単量体の含有量が0.01質量%以下(0を含む)であり、
上記発泡性スチレン系樹脂粒子の水分量が1質量%以下であることを特徴とする発泡性スチレン系樹脂粒子。 - 上記難燃剤の配合量が上記スチレン系単量体100質量部に対して0.05〜1.0質量部であることを特徴とする請求項5に記載の発泡性スチレン系樹脂粒子。
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