JP6405567B2 - 車両のフード前部構造 - Google Patents
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Description
以下、図1から図9に基づいて、本発明の実施形態1に係る車両のフード前部構造について説明する。本実施形態は、車高が高いワンボックスタイプの乗用車において使用されるフードの前部構造である。ここで、図中の前後左右及び上下は、前記乗用車の前後左右及び上下に対応している。
乗用車Cは、図1に示すように、セダンタイプの乗用車と比べて車高が高いワンボックスタイプの乗用車であり、車室Rの前側にエンジンルームERが設けられている。そして、エンジンルームERの上部開口がエンジンフード10によって開閉可能なように構成されている。エンジンフード10(以下、フード10という)は、そのフード10の後端部の左右両側がヒンジ機構12(図2参照)によって乗用車Cのボディに連結されている。そして、前記フード10がヒンジ機構12のヒンジ軸(図示省略)を中心に上下回動することで、エンジンルームERの上部開口が開閉される。また、フード10の前端部下側中央には、図2、図3に示すように、ストライカ45が設けられており、そのストライカ45がボディ側のフードロック47と係合することで、フード10はエンジンルームERの上部開口を塞いだ状態でロックされる。
フード10は、図2、図3等に示すように、そのフード10の外観意匠を構成するフードアウタパネル16と、そのフードアウタパネル16の端縁16fに内側から接合されるフードインナパネル20とを備えている。フードアウタパネル16は、図3等に示すように、先端側が下方向に湾曲するように形成されており、そのフードアウタパネル16の端縁16fの先端エッジ部16eが内側に折り返されている。そして、フードアウタパネル16の先端エッジ部16eと端縁16fとの間にフードインナパネル20の縁部に形成されたフランジ部20fが入り込んだ状態で固定されている。
フードインナパネル20のインナパネル前部23は、上記したように、縁部にフランジ部20fを備えており、そのフランジ部20fが、図3に示すように、フードアウタパネル16の端縁16fに沿って先端側が低くなるように傾斜した状態で形成されている。そして、前記フランジ部20fに対して下方に折り曲げられた状態で後方(内周側)が低くなるように傾斜した前端傾斜部230が設けられている。即ち、インナパネル前部23(以下、フードインナパネル20という)には、前記フランジ部20fと前端傾斜部230間にそのフードインナパネル20をプレス成形することにより形成された第1稜線231が縁部に沿って延びるように設けられている。
フード10のフードインナパネル20には、左右の側面に複数本の側面スリット230yが第3稜線233と第4稜線234を分断するように形成されており、前端部に一対の前側スリット230sが同じく第3稜線233と第4稜線234を分断するように形成されている。このため、フードインナパネル20の前端傾斜部230、及びその近傍の剛性が低下している。これにより、フード10に対して浅い角度で衝突荷重が加わった場合でもフード10の前部、及び側面が良好に潰れるようになる。
本実施形態に係る車両のフード前部構造によると、フードインナパネル20のプレス成形により形成された稜線233,234がその稜線233,234に対してほぼ直角方向に延びる複数の前側スリット230s(貫通長穴)により分断されている。これにより、フードインナパネル20の剛性が低下し、フード10に対して浅い角度の衝突荷重が加わった場合でもフード10が良好に潰れるようになる。また、フードインナパネル20とロックリインフォース30とは、前側スリット230sの仮想延長線Lを車幅方向に跨ぐ位置W1,W2で互いに連結されている。このため、フード10を開閉する際の衝撃がロックリインフォース30を介してフードインナパネル20の前側スリット230sの仮想延長線Lの左側と右側とにほぼ均等に加わるようになる。したがって、フードインナパネル20の前側スリット230sの他方側に対して一方側がフード開閉時の衝撃により相対変形し難くなり、フードインナパネル20の前側スリット230sの仮想延長線L部分に亀裂等が発生しなくなる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、フードインナパネル20とロックリインフォース30とを前側スリット230sの仮想延長線Lを車幅方向に跨ぐ位置W1,W2で互いに連結する例を示した。しかし、前側スリット230sをさらに後方に延ばし、その前側スリット230sを車幅方向に跨ぐ位置W1,W2でフードインナパネル20とロックリインフォース30とを互いに連結することも可能である。また、本実施形態では、前側スリット230sをフード10の前端部に一対設ける例を示したが、前側スリット230sの数を増やすことも可能である。
16・・・・フードアウタパネル
16f・・・端縁
20・・・・フードインナパネル
30・・・・ロックリインフォース
45・・・・ストライカ
47・・・・フードロック
230s・・前側スリット(貫通長穴)
230b・・補強ビード
233・・・稜線
234・・・稜線
ER・・・・エンジンルーム
L・・・・・仮想延長線
W1・・・・跨ぐ位置(連結部位)
W2・・・・跨ぐ位置(連結部位)
Claims (7)
- 車両のエンジンルームを開閉するフードの外観意匠を構成するフードアウタパネルと、前記フードアウタパネルの端縁に内側から接合されるフードインナパネルと、前記フードインナパネルに取付けられる板材で、ボディ側のフードロックと係合可能なストライカを支持するロックリインフォースとを備える車両のフード前部構造であって、
前記フードインナパネルの端縁には、プレス成形により形成された稜線が縁部に沿って延びるように設けられ、前記稜線がその稜線に対して交差する方向に延びる複数の貫通長穴により分断されており、
前記フードインナパネルの前部の車幅方向中央位置には、前記稜線より後側に前記ロックリインフォースが配置されており、
前記フードインナパネルと前記ロックリインフォースとは、前記貫通長穴、あるいはその貫通長穴の仮想延長線を車幅方向に跨ぐ位置で互いに連結されている車両のフード前部構造。 - 請求項1に記載された車両のフード前部構造であって、
前記貫通長穴、あるいはその貫通長穴の仮想延長線を車幅方向に跨ぐ前記フードインナパネルと前記ロックリインフォースとの連結部位間の距離は、前記貫通長穴の平面視における長さ寸法を超えない値に設定されている車両のフード前部構造。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両のフード前部構造であって、
前記フードインナパネルと前記ロックリインフォースとの連結部位から前記貫通長穴までの最短距離は、その貫通長穴の平面視における長さ寸法を超えない値に設定されている車両のフード前部構造。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載された車両のフード前部構造であって、
前記貫通長穴は車両前後方向に延びるように前記フードインナパネルに形成されており、前記貫通長穴の後部と前記ロックリインフォースの前部とが車両上下方向に重ねられている車両のフード前部構造。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載された車両のフード前部構造であって、
前記フードインナパネルの端縁には、複数本の稜線が形成されており、前記貫通長穴は複数本の稜線のうち少なくとも二本を分断するように形成されている車両のフード前部構造。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載された車両のフード前部構造であって、
前記貫通長穴は、前記フードインナパネルに設けられた補強ビードの範囲内で、その補強ビードの中心線上に形成されている車両のフード前部構造。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載された車両のフード前部構造であって、
前記貫通長穴は、前記フードインナパネルの車両前後方向に延びる仮想中心線に対して対称な位置に形成されている車両のフード前部構造。
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