JP6405567B2 - 車両のフード前部構造 - Google Patents

車両のフード前部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6405567B2
JP6405567B2 JP2014262532A JP2014262532A JP6405567B2 JP 6405567 B2 JP6405567 B2 JP 6405567B2 JP 2014262532 A JP2014262532 A JP 2014262532A JP 2014262532 A JP2014262532 A JP 2014262532A JP 6405567 B2 JP6405567 B2 JP 6405567B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
inner panel
vehicle
front structure
hood inner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014262532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016120852A (ja
Inventor
山崎 剛
剛 山崎
勝 辻口
勝 辻口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2014262532A priority Critical patent/JP6405567B2/ja
Publication of JP2016120852A publication Critical patent/JP2016120852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6405567B2 publication Critical patent/JP6405567B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、エンジンルームを開閉する車両のフードの前部構造に関する。
上記したフードの前部構造に関する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたフードは、セダンタイプの乗用車に使用されるフードである。フード100は、図10に示すように、フードアウタパネル102と、そのフードアウタパネル102の端縁に内側から接合されるフードインナパネル104とを備えている。さらに、フードインナパネル104には、ボディ側のフードロック(図示省略)と係合可能なストライカ106を支持するロックリインフォース105が連結されている。そして、前記ストライカ106よりも前方に位置するフードインナパネル104の前部には、車幅方向に延びる折り曲げ線104wが形成されている。折り曲げ線104wは、フード100の前部に対して斜め前上方(例えば約60°の角度)から衝突荷重が加わったときに、フードインナパネル104が下方に折れ曲がり易くするためのものである(二点鎖線参照)。
しかし、セダンタイプの乗用車に対して車高が高いミニバンやSUV等の乗用車では、フード100の前部に対して浅い角度(例えば約20°程度の角度)で衝突荷重が加わることがある。浅い角度の衝突荷重は、フードインナパネル104に対してそのフードインナパネル104に沿うように加わるため、上記したように折り曲げ線104wが形成されていても前記フードインナパネル104が車両後方に潰れ難くなる。この点を改善するため、フードインナパネル104の折り曲げ線104w(あるいは稜線)に対して交差するように車両前後方向に延びるスリットを形成することが行なわれている。これにより、フードインナパネル104の剛性が低下し、フード100の前部に対して浅い角度の衝突荷重が加わった場合でもフード100の前部が良好に潰れるようになる。
特開2007−076449号
しかし、上記したように、フードインナパネル104に車両前後方向に延びるスリットを形成して稜線を分断する構成では、フード100を開閉使用する際のフードインナパネル104の耐久性が低下する。即ち、ストライカ106、ロックリインフォース105を介してフードインナパネル104に加わるフード開閉時の衝撃が前記スリットにより分断されたフードインナパネル104の一方側に伝達され、前記スリットにより分断された他方側には伝達され難くなる。このため、フードインナパネル104のスリットの他方側に対して一方側がフード開閉時の衝撃により相対変形するようになり、前記スリットの延長線上に亀裂が生じ易くなる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、衝突荷重に対するフードの前部の潰れ性能を満足させつつ、フードを使用する際の耐久性が低下しないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、車両のエンジンルームを開閉するフードの外観意匠を構成するフードアウタパネルと、前記フードアウタパネルの端縁に内側から接合されるフードインナパネルと、前記フードインナパネルに取付けられる板材で、ボディ側のフードロックと係合可能なストライカを支持するロックリインフォースとを備える車両のフード前部構造であって、前記フードインナパネルの端縁には、プレス成形により形成された稜線が縁部に沿って延びるように設けられ、前記稜線がその稜線に対して交差する方向に延びる複数の貫通長穴により分断されており、前記フードインナパネルの前部の車幅方向中央位置には、前記稜線より後側に前記ロックリインフォースが配置されており、前記フードインナパネルと前記ロックリインフォースとは、前記貫通長穴、あるいはその貫通長穴の仮想延長線を車幅方向に跨ぐ位置で互いに連結されている。
本発明によると、フードインナパネルをプレス成形することにより形成された稜線がその稜線に対して交差する方向に延びる複数の貫通長穴により分断されている。これにより、フードインナパネルの剛性が低下し、フードに対して浅い角度の衝突荷重が加わった場合でもフードが良好に潰れるようになる。また、フードインナパネルとロックリインフォースとは、貫通長穴、あるいはその貫通長穴の仮想延長線を車幅方向に跨ぐ位置で互いに連結されている。このため、フードを開閉する際の衝撃がロックリインフォースを介してフードインナパネルの貫通長穴、あるいはその貫通長穴の仮想延長線の一方側と他方側とにほぼ均等に加わるようになる。即ち、フードインナパネルの貫通長穴の他方側に対して一方側がフード開閉時の衝撃により相対変形し難くなり、フードインナパネルの貫通長穴の仮想延長線部分に亀裂等が発生しなくなる。
請求項2の発明によると、貫通長穴、あるいはその貫通長穴の仮想延長線を車幅方向に跨ぐフードインナパネルとロックリインフォースとの連結部位間の距離は、前記貫通長穴の平面視における長さ寸法を超えない値に設定されている。
請求項3の発明によると、フードインナパネルとロックリインフォースとの連結部位から貫通長穴までの最短距離は、その貫通長穴の平面視における長さ寸法を超えない値に設定されている。
請求項4の発明によると、貫通長穴は車両前後方向に延びるようにフードインナパネルに形成されており、前記貫通長穴の後部とロックリインフォースの前部とが車両上下方向に重ねられている。このため、ロックリインフォースとフードインナパネルとを貫通長穴の近傍で連結できるようになり、フードインナパネルの貫通長穴の他方側に対して一方側がさらに相対変形し難くなる。
請求項5の発明によると、フードインナパネルの端縁には、複数本の稜線が形成されており、前記貫通長穴は複数本の稜線のうち少なくとも二本を分断するように形成されている。このため、フードインナパネルの剛性が低下して、衝突荷重によりフードが良好に潰れ易くなる。
請求項6の発明によると、貫通長穴は、フードインナパネルに設けられた補強ビードの範囲内で、その補強ビードの中心線上に形成されている。このため、貫通長穴の周囲の強度が高くなり、貫通長穴の延長線上に亀裂が発生し難くなる。
請求項7の発明によると、貫通長穴は、フードインナパネルの車両前後方向に延びる仮想中心線に対して対称な位置に形成されている。
本発明によると、衝突荷重に対するフードの前部の潰れ性能を満足させた状態であっても、フードの使用時の耐久性が低下しない。
本発明の実施形態1に係るフード前部構造を備える車両の前部模式斜視図である。 フードを左下方から見た斜視図である。 フードの車幅方向中心部分の縦断面図(図2のIII-III矢視断面図)である。 フードアウタパネルを除いた状態のフードを左前方から見た模式斜視図である。 図4のV矢視拡大図である。 フード前部構造を表す平面図である。 図6のVII矢視拡大図である。 図7のVIII-VIII矢視縦断面図である。 図7のIX-IX矢視断面図である。 従来のフード前部構造を表す縦断面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図9に基づいて、本発明の実施形態1に係る車両のフード前部構造について説明する。本実施形態は、車高が高いワンボックスタイプの乗用車において使用されるフードの前部構造である。ここで、図中の前後左右及び上下は、前記乗用車の前後左右及び上下に対応している。
<乗用車Cの概要について>
乗用車Cは、図1に示すように、セダンタイプの乗用車と比べて車高が高いワンボックスタイプの乗用車であり、車室Rの前側にエンジンルームERが設けられている。そして、エンジンルームERの上部開口がエンジンフード10によって開閉可能なように構成されている。エンジンフード10(以下、フード10という)は、そのフード10の後端部の左右両側がヒンジ機構12(図2参照)によって乗用車Cのボディに連結されている。そして、前記フード10がヒンジ機構12のヒンジ軸(図示省略)を中心に上下回動することで、エンジンルームERの上部開口が開閉される。また、フード10の前端部下側中央には、図2、図3に示すように、ストライカ45が設けられており、そのストライカ45がボディ側のフードロック47と係合することで、フード10はエンジンルームERの上部開口を塞いだ状態でロックされる。
<フード10の構造概要について>
フード10は、図2、図3等に示すように、そのフード10の外観意匠を構成するフードアウタパネル16と、そのフードアウタパネル16の端縁16fに内側から接合されるフードインナパネル20とを備えている。フードアウタパネル16は、図3等に示すように、先端側が下方向に湾曲するように形成されており、そのフードアウタパネル16の端縁16fの先端エッジ部16eが内側に折り返されている。そして、フードアウタパネル16の先端エッジ部16eと端縁16fとの間にフードインナパネル20の縁部に形成されたフランジ部20fが入り込んだ状態で固定されている。
フードインナパネル20は、フードアウタパネル16を内側から支えて補強するとともに、ロックリインフォース30、デントリインフォース50等(後記する)を支えるパネルである。フードインナパネル20は、図2〜図4に示すように、車幅方向に長い開口部22を中央部に備えている。そして、フードインナパネル20は、その開口部22によりインナパネル前部23とインナパネル後部25とに区分されている。フードインナパネル20のインナパネル前部23には、図3、図4に示すように、上面中央位置にロックリインフォース30が固定されている。
ロックリインフォース30は、角形平板状のベース部32と、そのベース部32の後端縁に設けられた傾斜枠部34と、前記傾斜枠部34の上端縁に形成されたフランジ部36とから構成されている。そして、ロックリインフォース30のフランジ部36が、図3に示すように、フードアウタパネル16の車幅方向中央部を内側から支えている。ロックリインフォース30のベース部32の中央位置には、図3に示すように、ストライカ45を通すストライカ用開口32hが形成されている。そして、前記ベース部32の中央上面にストライカ45が取付けられるストライカ用平板37が固定されている。また、ロックリインフォース30のベース部32の前端左右両側には、図4に示すように、デントリインフォース50の脚部51が接続されている。デントリインフォース50は、前記脚部51に支持された平板部53を備えており、その平板部53が、図3に示すように、フードアウタパネル16の車幅方向中央部を内側から支えている。
<フードインナパネル20のインナパネル前部23について>
フードインナパネル20のインナパネル前部23は、上記したように、縁部にフランジ部20fを備えており、そのフランジ部20fが、図3に示すように、フードアウタパネル16の端縁16fに沿って先端側が低くなるように傾斜した状態で形成されている。そして、前記フランジ部20fに対して下方に折り曲げられた状態で後方(内周側)が低くなるように傾斜した前端傾斜部230が設けられている。即ち、インナパネル前部23(以下、フードインナパネル20という)には、前記フランジ部20fと前端傾斜部230間にそのフードインナパネル20をプレス成形することにより形成された第1稜線231が縁部に沿って延びるように設けられている。
フードインナパネル20の前端傾斜部230は、図2、図3に示すように、断面略Z字形に浅く折り曲げられており、その前端傾斜部230に第2稜線232と第3稜線233とが縁部に沿って延びるように形成されている。また、フードインナパネル20の前端傾斜部230の後方(内周側)には、前端傾斜部230に対して水平方向に折り曲げられた平坦部237が設けられている。これにより、フードインナパネル20には、前端傾斜部230と平坦部237間に第4稜線234が縁部に沿って延びるように形成されるようになる。そして、フードインナパネル20の平坦部237の車幅方向中央位置に、図4に示すように、ロックリインフォース30のベース部32が固定される。
フードインナパネル20の左側面と右側面には、図2等に示すように、前端傾斜部230の位置に、第3稜線233に対してほぼ直角方向に延びる貫通長穴状の側面スリット230yが複数本形成されている。側面スリット230yは、第3稜線233を分断する位置から第4稜線234を分断する位置まで連続して形成されている。フードインナパネル20の左右の側面スリット230yは、フードインナパネル20の中心線に対して左右対称に形成されている。また、フードインナパネル20の前端部には、図5から図7に示すように、前端傾斜部230の位置に、同じく第3稜線233に対してほぼ直角方向(前後方向)に延びる前側スリット230sが左右に形成されている。
フードインナパネル20の左右の前側スリット230sは、図6、図7に示すように、ロックリインフォース30のベース部32の左端部と右端部との前側に配置されており、フードインナパネル20の中心線に対して左右対称に形成されている。そして、フードインナパネル20の前側スリット230sの後部が、図7、図8に示すように、ロックリインフォース30のベース部32の前端部と上下方向に重なるように配置されている。ここで、フードインナパネル20の左右の前側スリット230sは、図9に示すように、フードインナパネル20に形成された補強ビード230bの範囲内で、その補強ビード230bの中心線上に形成されている。
そして、図5〜図7に示すように、フードインナパネル20の右側に形成された前側スリット230sから後方に延びる仮想延長線Lを車幅方向(左右方向)に跨ぐ位置W1,W2で、ロックリインフォース30のベース部32の右前端部がフードインナパネル20の平坦部237にスポット溶接される。同様に、フードインナパネル20の左側に形成された前側スリット230sから後方に延びる仮想延長線Lを車幅方向(左右方向)に跨ぐ位置W1,W2で(図6参照)、ロックリインフォース30のベース部32の左前端部がフードインナパネル20の平坦部237にスポット溶接される。また、ロックリインフォース30のベース部32の中央部分が、図6に示すように、ストライカ用開口32hを前後左右から囲む位置Wでフードインナパネル20の平坦部237にスポット溶接される。即ち、前側スリット230sが本発明の貫通長穴に相当する。
<フード10の前部構造の働きについて>
フード10のフードインナパネル20には、左右の側面に複数本の側面スリット230yが第3稜線233と第4稜線234を分断するように形成されており、前端部に一対の前側スリット230sが同じく第3稜線233と第4稜線234を分断するように形成されている。このため、フードインナパネル20の前端傾斜部230、及びその近傍の剛性が低下している。これにより、フード10に対して浅い角度で衝突荷重が加わった場合でもフード10の前部、及び側面が良好に潰れるようになる。
また、フードインナパネル20の前側スリット230sから後方に延びる仮想延長線Lを車幅方向(左右方向)から跨ぐ位置W1、W2でロックリインフォース30のベース部32がフードインナパネル20の平坦部237にスポット溶接される。このため、ストライカ45、ロックリインフォース30のベース部32を介してフードインナパネル20の平坦部237に加わるフード開閉時の衝撃が前側スリット230sの左側と右側とでほぼ等しくなる。このため、フード開閉時の衝撃により、フードインナパネル20の前側スリット230sの左側と右側とが相対変形することがなくなり、前側スリット230sの延長線上に亀裂が生じるようなことがなくなる。即ち、フード10を使用する際の耐久性低下を抑制できる。即ち、跨ぐ位置W1、W2が本発明の連結部位に相当する。
<本実施形態に係るフード10の前部構造の長所>
本実施形態に係る車両のフード前部構造によると、フードインナパネル20のプレス成形により形成された稜線233,234がその稜線233,234に対してほぼ直角方向に延びる複数の前側スリット230s(貫通長穴)により分断されている。これにより、フードインナパネル20の剛性が低下し、フード10に対して浅い角度の衝突荷重が加わった場合でもフード10が良好に潰れるようになる。また、フードインナパネル20とロックリインフォース30とは、前側スリット230sの仮想延長線Lを車幅方向に跨ぐ位置W1,W2で互いに連結されている。このため、フード10を開閉する際の衝撃がロックリインフォース30を介してフードインナパネル20の前側スリット230sの仮想延長線Lの左側と右側とにほぼ均等に加わるようになる。したがって、フードインナパネル20の前側スリット230sの他方側に対して一方側がフード開閉時の衝撃により相対変形し難くなり、フードインナパネル20の前側スリット230sの仮想延長線L部分に亀裂等が発生しなくなる。
前側スリット230sの後部とロックリインフォース30の前端部とが上下に重複しているため、ロックリインフォース30とフードインナパネル20とを前側スリット230sの近傍で連結できるようになる。このため、フードインナパネル20の前側スリット230sの他方側に対して一方側がさらに相対変形し難くなる。また、前側スリット230sは、フードインナパネル20に設けられた補強ビード230bの範囲内で、その補強ビード230bの中心線上に形成されている。このため、前側スリット230sの周囲の強度が高くなり、前側スリット230sの延長線上に亀裂が発生し難くなる。
<変更例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、フードインナパネル20とロックリインフォース30とを前側スリット230sの仮想延長線Lを車幅方向に跨ぐ位置W1,W2で互いに連結する例を示した。しかし、前側スリット230sをさらに後方に延ばし、その前側スリット230sを車幅方向に跨ぐ位置W1,W2でフードインナパネル20とロックリインフォース30とを互いに連結することも可能である。また、本実施形態では、前側スリット230sをフード10の前端部に一対設ける例を示したが、前側スリット230sの数を増やすことも可能である。
10・・・・フード
16・・・・フードアウタパネル
16f・・・端縁
20・・・・フードインナパネル
30・・・・ロックリインフォース
45・・・・ストライカ
47・・・・フードロック
230s・・前側スリット(貫通長穴)
230b・・補強ビード
233・・・稜線
234・・・稜線
ER・・・・エンジンルーム
L・・・・・仮想延長線
W1・・・・跨ぐ位置(連結部位)
W2・・・・跨ぐ位置(連結部位)

Claims (7)

  1. 車両のエンジンルームを開閉するフードの外観意匠を構成するフードアウタパネルと、前記フードアウタパネルの端縁に内側から接合されるフードインナパネルと、前記フードインナパネルに取付けられる板材で、ボディ側のフードロックと係合可能なストライカを支持するロックリインフォースとを備える車両のフード前部構造であって、
    前記フードインナパネルの端縁には、プレス成形により形成された稜線が縁部に沿って延びるように設けられ、前記稜線がその稜線に対して交差する方向に延びる複数の貫通長穴により分断されており、
    前記フードインナパネルの前部の車幅方向中央位置には、前記稜線より後側に前記ロックリインフォースが配置されており、
    前記フードインナパネルと前記ロックリインフォースとは、前記貫通長穴、あるいはその貫通長穴の仮想延長線を車幅方向に跨ぐ位置で互いに連結されている車両のフード前部構造。
  2. 請求項1に記載された車両のフード前部構造であって、
    前記貫通長穴、あるいはその貫通長穴の仮想延長線を車幅方向に跨ぐ前記フードインナパネルと前記ロックリインフォースとの連結部位間の距離は、前記貫通長穴の平面視における長さ寸法を超えない値に設定されている車両のフード前部構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両のフード前部構造であって、
    前記フードインナパネルと前記ロックリインフォースとの連結部位から前記貫通長穴までの最短距離は、その貫通長穴の平面視における長さ寸法を超えない値に設定されている車両のフード前部構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された車両のフード前部構造であって、
    前記貫通長穴は車両前後方向に延びるように前記フードインナパネルに形成されており、前記貫通長穴の後部と前記ロックリインフォースの前部とが車両上下方向に重ねられている車両のフード前部構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された車両のフード前部構造であって、
    前記フードインナパネルの端縁には、複数本の稜線が形成されており、前記貫通長穴は複数本の稜線のうち少なくとも二本を分断するように形成されている車両のフード前部構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載された車両のフード前部構造であって、
    前記貫通長穴は、前記フードインナパネルに設けられた補強ビードの範囲内で、その補強ビードの中心線上に形成されている車両のフード前部構造。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載された車両のフード前部構造であって、
    前記貫通長穴は、前記フードインナパネルの車両前後方向に延びる仮想中心線に対して対称な位置に形成されている車両のフード前部構造。
JP2014262532A 2014-12-25 2014-12-25 車両のフード前部構造 Active JP6405567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014262532A JP6405567B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 車両のフード前部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014262532A JP6405567B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 車両のフード前部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016120852A JP2016120852A (ja) 2016-07-07
JP6405567B2 true JP6405567B2 (ja) 2018-10-17

Family

ID=56328002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014262532A Active JP6405567B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 車両のフード前部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6405567B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019150639A1 (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 三菱自動車工業株式会社 車両用フード
JP7173279B2 (ja) * 2019-03-01 2022-11-16 三菱自動車工業株式会社 車両用フード

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3632423B2 (ja) * 1998-01-13 2005-03-23 日産自動車株式会社 フードインナ構造
JP4407755B2 (ja) * 2008-02-04 2010-02-03 トヨタ自動車株式会社 車両用フード構造
JP6173965B2 (ja) * 2014-04-18 2017-08-02 スズキ株式会社 車両用フードのストライカブラケット取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016120852A (ja) 2016-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6041054B2 (ja) 車体前部構造
JP5987800B2 (ja) 車体前部構造
JP6056543B2 (ja) 車両用フロントピラー構造
JP4758875B2 (ja) 車両用フード構造
JP6507816B2 (ja) 車両後部構造
JP6708070B2 (ja) 車両のフード
US9701347B2 (en) Vehicle body side structure
JP6405567B2 (ja) 車両のフード前部構造
JP6698393B2 (ja) 車体側部構造
JP6439401B2 (ja) サイドシル補強構造
JP6019408B2 (ja) 乗用車のフード構造
JP2018090069A (ja) 車両後端部構造
JP6237669B2 (ja) 車両の上部車体構造
JP3912028B2 (ja) 自動車の車体フロア構造
JP6064170B2 (ja) フードの前部構造
JP6136940B2 (ja) 車両後部構造
JP2018149953A (ja) 車体後部構造
JP2018149945A (ja) 車体後部構造
JP2016124510A (ja) フード
JP6597234B2 (ja) 車両用ドアヒンジ部構造
JP6993060B2 (ja) 車体の骨格部材の連結構造
JP6166789B2 (ja) 車体後部構造
JP6186755B2 (ja) 車体構造
JP5692028B2 (ja) 車両用フード構造
JP6921137B2 (ja) 車両前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6405567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250