JP6403193B2 - 天井吊材用の取付機構 - Google Patents
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Description
なお、ここでいう“天井吊材”は、トラスなどに取り付けられるほぼ水平な部材であって、そこから吊具を垂下して、その吊具の下端に天井構成部材を連結することができるように構成したものである。
またトラスの下弦材や張弦梁の引っ張り材は必ずしも水平とはならないので、各取付場所の勾配に応じて天井吊具(例えば、天井用吊り金具)を設計するとすれば、取付作業が面倒となる。
本発明の第2の目的は、既存の上記構造物の設計強度を損なうことなく、当該構造物の縦連結材に対して後付けで取り付けることができる天井吊材の取付機構を提供することである。
本発明の第3の目的は、トラスや張弦梁などの構造物の縦連結材に対して効率的に取り付けることができる天井吊材の取付機構を提供することである。
上記縦連結材を両側から挟み付ける挟持手段と、この挟持手段と連続して上記天井吊材を支える支持手段とを有し、
挟持手段の挟み付けによる、挟持手段と縦連結材との静止摩擦力で、縦連結材に対して係止するように構成しており、
上記挟持手段は、
縦方向から見て、縦連結材が有するウェブ部へT字状に連結するフランジ部に対して、ウェブ部と反対側から当接する1枚の第1挟持板と、
ウェブ部の両側から当接する一対の第2挟持板とを含み、
第1挟持板の両側部、及び、一対の第2挟持板の上記ウェブ部に対する反対側に位置する側部は、上方から見て、上記フランジ部の両端部よりも側外方へ突出しており、第1挟持板の各側部と一対の第2挟持板の対応する側部とを締結具で締結し、この締結具の締結力によりフランジ部を第1挟持板と第2挟持板とを挟持するように設けた。
既存の構造物の場合には、当該構造物の構成部材に対して切削や溶接を行う必要がないので、既存構造物の設計強度に影響しない。従って既存構造物の設計の強度計算などをやり直す必要がないので、簡易に設置できる。また縦連結材を挟持(或いは抱持)する構成なので、掘削や溶接を行う場合と比較して取付工程が簡易である。さらに取付機構が簡単であり、また、図2に示すように下弦材に勾配がある新設又は既存の構造物において、その下弦材の下部に天井仕上げを設ける場合にも、取付機構を好適に実施できる。
上述の構造物として、例えばトラスや張弦梁などを挙げているが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
「挟持手段と縦連結材との静止摩擦力で、縦連結材に対して係止する」とは、挟持手段と縦連結部材との摩擦面同士に接着剤を適用し、摩擦力及び接着剤の接着力で係止することを含む。
一枚の第1挟持板の両側部と第2挟持板の対応する側部との間にウェブ部と略同様の厚みの挟み込みプレートを介挿させた。
挟み込みプレートの側外方の端部の厚みを側内方の端部の厚みより大とし、第1挟持板又は第2挟持板が弯曲してフランジ部へ圧接するように形成している。
上記支持手段として、第1挟持板の上端部及び第2挟持板の上端部の一方又は双方から、当該上端部に連設した剛性を有する支持板を水平方向へ突出している。
フランジ部の一方の表面に当接した剛性垂直板と、これらフランジ部及び剛性垂直板を両側から挟む固定具とを具備する補強手段を設け、
上記剛性垂直板の上端を第1支持板又は第2支持板の下端に突き当てた。
また第1の手段に係る発明によれば、一枚の第1挟持板4と一対の第2挟持板9とを縦連結材106のフランジ部110の両側から当接するとともに、第1挟持手段の両側部と第2挟持板の対応する側部とを締結具16で締結したから、ウェブ部が邪魔になることなくフランジ部110を挟持することができ、締結具16の締結力により強固に挟持することができる。
第2の手段に係る発明によれば、一枚の第1挟持板4の両側部と第2挟持板9の対応する側部との間に、フランジ部と略同幅の挟み込みプレート12を介挿させたから、第2挟持板を確実にフランジ部に圧接させることができる。
第3の手段に係る発明によれば、挟み込みプレートの側外方の端部の厚みを側内方の端部の厚みより大とし、第1挟持板又は第2挟持板が弯曲してフランジ部へ圧接するように形成したから、第1挟持板及び第2挟持板の挟持力を高めることができる。
第4の手段に係る発明によれば、第1挟持板4の上端部及び第2挟持板9の上端部の一方又は双方に剛性を有する支持板を連設したから、取付機構全体の強度を高めることができる。
第5の手段に係る発明によれば、第1支持板5又は第2支持板10の下端を支える補強手段Rを設けたから、さらに支持力を高めることができる。
5…第1支持板 8…第2部材 9…第2挟持板 9a…第2側部
9b…内方側部 9c…屈曲段部
10…第2支持板
12…挟み込みプレート 14…幅調整板材 16…締結具
16a…ボルト 16b…ナット
20…剛性垂直板 22…固定具
100…既存構造物 100A…トラス 100B…張弦梁
102…下側横架材 104…上側横架材 106…縦連結材
106…縦連結材 108…ウェブ部 110…フランジ部
120…天井吊材
C…挟持手段 e…端部 h1…第1貫通孔 h2…第2貫通孔
R…補強手段 S…支持手段 T…天井仕上げ面
Claims (5)
- 構造物を構成する上側横架材及び下側横架材の間に並設した一連の縦連結材に対して、横材である天井吊材を後付けで取り付けるための取付機構であり、
上記縦連結材を両側から挟み付ける挟持手段と、この挟持手段と連続して上記天井吊材を支える支持手段とを有し、
挟持手段の挟み付けによる、挟持手段と縦連結材との静止摩擦力で、縦連結材に対して係止するように構成しており、
上記挟持手段は、
縦方向から見て、縦連結材が有するウェブ部へT字状に連結するフランジ部に対して、ウェブ部と反対側から当接する1枚の第1挟持板と、
ウェブ部の両側から当接する一対の第2挟持板とを含み、
第1挟持板の両側部、及び、一対の第2挟持板の上記ウェブ部に対する反対側に位置する側部は、上方から見て、上記フランジ部の両端部よりも側外方へ突出しており、第1挟持板の各側部と一対の第2挟持板の対応する側部とを締結具で締結し、この締結具の締結力によりフランジ部を第1挟持板と第2挟持板とを挟持するように設けたことを特徴とする、天井吊材用の取付機構。 - 一枚の第1挟持板の両側部と第2挟持板の対応する側部との間にウェブ部と略同様の厚みの挟み込みプレートを介挿させたことを特徴とする、請求項1記載の天井吊材用の取付機構。
- 挟み込みプレートの側外方の端部の厚みを側内方の端部の厚みより大とし、第1挟持板又は第2挟持板が弯曲してフランジ部へ圧接するように形成したことを特徴とする、請求項2記載の天井吊材用の取付機構。
- 上記支持手段として、第1挟持板の上端部及び第2挟持板の上端部の一方又は双方から、当該上端部に連設した剛性を有する支持板を水平方向へ突出したことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の天井吊材用の取付機構。
- フランジ部の一方の表面に当接した剛性垂直板と、これらフランジ部及び剛性垂直板を両側から挟む固定具とを具備する補強手段を設け、
上記剛性垂直板の上端を第1支持板又は第2支持板の下端に突き当てたことを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の天井吊材用の取付機構。
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JP2014188905A JP6403193B2 (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | 天井吊材用の取付機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014188905A JP6403193B2 (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | 天井吊材用の取付機構 |
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Family Applications (1)
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2014
- 2014-09-17 JP JP2014188905A patent/JP6403193B2/ja active Active
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