JP6403155B2 - 避難シェルター付住宅 - Google Patents
避難シェルター付住宅 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6403155B2 JP6403155B2 JP2014206077A JP2014206077A JP6403155B2 JP 6403155 B2 JP6403155 B2 JP 6403155B2 JP 2014206077 A JP2014206077 A JP 2014206077A JP 2014206077 A JP2014206077 A JP 2014206077A JP 6403155 B2 JP6403155 B2 JP 6403155B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evacuation shelter
- house
- main body
- staircase
- pillars
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
Description
日本は元々地震大国であり、これまで何度も津波による甚大な被害を受けてきていることから、地震発生と同時に高所へ避難することが一番の対策として広く認識されている。ところが、実際には多くの人々が逃げ遅れ、津波による濁流に呑み込まれる結果となってしまった。
また、特許文献2においては、一対の支柱間に密閉可能なコンテナを配置しておき、津波が押し寄せた際にコンテナ内に住民を避難させる津波シェルターが開示されている。
この避難シェルターは、平時には各階を繋ぐ階段室として有効活用することができるため、一般家庭に導入することが容易となる。
この避難シェルター12は、図2に示すように、塔状(円筒状)の本体部14と、この本体部14内に配置された螺旋階段16と、住宅10の各階毎に設けられた開口部17及びその開閉扉18と、本体部14の上端を閉塞する天井ドーム20を備えている。
上記の螺旋階段16は、本体部14の中央部に配置された階段軸22と、本体部14の内面と階段軸22の表面との間に配置された複数枚の段板24によって構成されている。
また、上記天井ドーム20には、開口部25及びハッチ26が設けられている。
また、上記の開閉扉18及びハッチ26は高い気密性を備えており、閉塞した際に外部から本体部14内に水や有毒ガス等が流れ込むことがない。
ただし、本体部14内の空きスペースには、普段から飲料水30や非常用食料32、酸素ボンベ34、簡易トイレ、金庫、蓄電池、消石灰等の防災用品が備蓄されている。
この防護柱42は、鋼鉄製の角筒内にコンクリートを充填した構造を有しており、高い剛性を備えている。
この防護柱42の下端部は、建物の基礎に比較的深く埋設されている。
この外壁40の易壊性は、例えば、防護柱42と壁材44との間の接合部材として通常よりも低強度のものを採用することによって実現される。
それから一定の時間が経過し、津波が押し寄せると、図3に示すように、住宅10の壁材44が水圧で離脱し、家具や什器、床板等が押し流される。
ただし、外壁40の壁材44が消失しても防護柱42がそのまま残っているため、自動車46等の大型漂流物を捕捉することができ、これらが避難シェルター12に衝突することを防いでいる。
津波の水位が比較的低い場合には、天井ドーム20のハッチ26を開けて開口部25から外気を取り込む。
これに対し、水位が天井ドーム20を越えるほど高い場合にはハッチ26を閉じ、酸素ボンベ34から適宜酸素を補給する。
このため、この避難シェルター付住宅10にあっては、図6に示すように、螺旋階段16の段板24を本来の高さ位置から取り外して同一平面上に再配置させることで、平坦な居住スペース50を確保する仕組みを備えている。
そこで、各段板24を本来の高さ位置に設けられた第1の支持部材52及び第2の支持部材54から取り外し、図8に示すように、同一の高さ位置に設けられた複数の第1の支持部材52及び第2の支持部材54間に置き直す。
この平坦な居住スペース50に寝袋や毛布を敷くことで簡易ベッドが実現し、避難時間が長引いても住人は休息を取ることが可能となる。
しかも、平時は各階を繋ぐ階段室として有効活用することができるため、一般家庭に導入することが容易となる。
この結果、残された複数本の防護柱42によって漂流物が有効に堰き止められることとなり、避難シェルター12が自動車46等の大型漂流物によって破壊されることを回避できる。
例えば、図9に示すように、断面正方形状の筒状体よりなる本体部14を備えた避難シェルター12を採用することもできる。
あるいは、図10に示すように、断面八角形状(断面多角形状)の筒状体よりなる本体部14を備えた避難シェルター12を採用してもよい。
因みに、上記した図9においては、外壁40の4つの壁面のそれぞれ中央付近に位置する柱2本を防護柱42で構成し、残りを通常の柱54で構成した例が示されている。
また、上記した図10においては、これに加えて外壁40の4隅に位置する柱を防護柱42で構成した例が示されている。
12 避難シェルター
14 本体部
16 螺旋階段
17 開口部
18 開閉扉
20 天井ドーム
22 階段軸
24 段板
24a 段板の広端辺
24b 段板の狭端辺
25 開口部
26 ハッチ
30 飲料水
32 非常用食料
34 酸素ボンベ
40 外壁
42 防護柱
44 壁材
46 自動車
50 居住スペース
52 支持部材
54 通常の柱
Claims (3)
- 住宅内に設置された階段室兼用の避難シェルターを備え、
この避難シェルターが、少なくとも防水性を備えた塔状の本体部と、この本体部内に配置された階段と、各階毎に設けられた開口部及びこれを気密に閉塞する開閉扉とを備えており、
この避難シェルターの周囲には、津波等の災害発生時の漂流物を堰き止める複数の防護柱が立設されていることを特徴とする避難シェルター付住宅。 - 上記住宅は、複数本の柱と、各柱の間に配置された壁材によって外壁が形成されると共に、上記柱の少なくとも一部が上記防護柱によって構成されており、
各柱と壁材との接合部材が、一定以上の外部からの圧力を受けた際に破壊され、建物全体にかかる上記の圧力負荷を軽減できるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の避難シェルター付住宅。 - 上記階段は、複数枚の段板と、上記本体部の中央に配置された階段軸を少なくとも備えており、
上記本体部の内面における所定の位置には、各段板の一端と係合するための第1の係合部が複数設けられており、
上記階段軸の表面における所定の位置には、各段板の他端と係合するための第2の係合部が複数設けられており、
各段板は、上記複数の第1の係合部の中の何れかと、上記複数の第2の係合部の中の何れかとの間に着脱自在に係合されることによって階段が形成され、
必要に応じて任意の段板を再配置することにより、上記本体部内に複数の段板を同一高さに配置させた平面スペースが形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の避難シェルター付住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014206077A JP6403155B2 (ja) | 2014-10-07 | 2014-10-07 | 避難シェルター付住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014206077A JP6403155B2 (ja) | 2014-10-07 | 2014-10-07 | 避難シェルター付住宅 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016075077A JP2016075077A (ja) | 2016-05-12 |
JP6403155B2 true JP6403155B2 (ja) | 2018-10-10 |
Family
ID=55950964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014206077A Active JP6403155B2 (ja) | 2014-10-07 | 2014-10-07 | 避難シェルター付住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6403155B2 (ja) |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5495114U (ja) * | 1977-12-17 | 1979-07-05 | ||
JPH0352350Y2 (ja) * | 1986-03-18 | 1991-11-13 | ||
JP2001193293A (ja) * | 2000-01-06 | 2001-07-17 | Mitsui Home Co Ltd | 住 宅 |
JP2007177596A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-12 | Yasuki Sonobe | 階段構造 |
JP2012127177A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-07-05 | Fujiwara Sangyo Kk | 防護型住宅建造物 |
JP2013040442A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 避難用多層建物 |
JP2013127193A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-06-27 | Fujiwara Sangyo Kk | 避難装置 |
US20130291450A1 (en) * | 2012-02-06 | 2013-11-07 | Jochen Hillje | Tornado storm shelter |
JP6007388B2 (ja) * | 2012-10-01 | 2016-10-12 | 大成建設株式会社 | 流体力低減構造及び流体力低減構造の構築方法 |
JP6127243B2 (ja) * | 2012-11-13 | 2017-05-17 | 有限会社フジカ | 避難用シェルターの構造 |
JP2014156737A (ja) * | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Hiroisa Koizumi | 地震、津波、竜巻、台風に耐えられる住宅の構造及び津波到達高さ伝達柱 |
-
2014
- 2014-10-07 JP JP2014206077A patent/JP6403155B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016075077A (ja) | 2016-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4072734B2 (ja) | 地下シェルターおよび地下シェルター耐力間仕切壁形成方法 | |
JP4822087B1 (ja) | 津波シェルター | |
JP5390720B1 (ja) | 津波避難地下シェルター | |
JP5694039B2 (ja) | 津波シェルタ | |
JP2013014898A (ja) | 地下シェルター | |
JP3937093B2 (ja) | 避難施設 | |
TWI656270B (zh) | Door structure of the shelter | |
JP6403155B2 (ja) | 避難シェルター付住宅 | |
JP5637414B1 (ja) | 津波等災害シェルター | |
JP5706572B1 (ja) | 津波避難シェルター | |
JP3178495U (ja) | シェルター | |
JP5624237B1 (ja) | 津波用天井避難部屋 | |
JP3174699U (ja) | 筏のある家 | |
JP5462309B2 (ja) | 津波退避部屋及びそれに用いる空気保持独立体 | |
JP3170840U (ja) | 津波シェルター付き構築物 | |
JP2020090876A (ja) | 防災地下シェルター | |
JP5543658B1 (ja) | 防災避難シェルター | |
JP3193067U (ja) | 津波シェルター | |
JP5725592B2 (ja) | 自然災害(津波、竜巻等)に対処する建物 | |
JP3174103U (ja) | 筏のある家 | |
TWI681904B (zh) | 漂浮傾動式避難膠囊 | |
JP6368892B1 (ja) | 津波、洪水、高潮対策用の避難部屋付き建築建造物 | |
JP5462319B2 (ja) | 津波退避部屋及びそれに用いる漂流物、火災侵入防止扉 | |
JP6418620B1 (ja) | 地下シェルター | |
JP2015129430A (ja) | 津波シェルタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171003 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180718 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180822 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20180831 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180905 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20180831 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6403155 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |