JP6402411B2 - 感圧転写修正テープ - Google Patents

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本発明は、紙面などに記録された文字などを修正するために使用される感圧転写テープに関し、特に修正の際などの転写後に水性ボールペン、油性ボールペン、フェルトペン、万年筆等の筆記具によって転写塗膜に再筆記をする場合においても、転写塗膜が削れたり、破れてしまうことがなく、スムーズな筆記が可能である感圧転写修正テープに関するものである。
従来の修正テープにおいては、ボールペンのような筆記具で転写塗膜上に筆記する場合はスムーズな筆記が可能であっても、フェルトペンなどの筆記具で転写塗膜に筆記する場合には、転写塗膜が破れてしまい、文字が書けないという問題があった。従って、フェルトペンで筆記する場合には、筆圧を相当下げなければならなかった。しかしフェルトペンの先がとがっている筆記具の場合においては、筆圧を相当下げても転写塗膜が破れてしまい、筆記が非常に困難であるという問題があった。
従来、転写塗膜への再筆記の際に、横方向へのインクの滲みなどを防止する方法として、引用文献1(特開2001−11397号明細書)には、転写塗膜の隠蔽層中にシリコンオイルを添加する効果が記載されている。しかしながら、この方法では、前記フェルトペンなどの筆記具で転写塗膜に再筆記する場合には、転写塗膜が破れてしまい、文字が書けないという問題を解決するものではなかった。
また、引用文献2(特開2001−11398号明細書)には、先の尖った筆記具を用いても、転写塗膜が崩れたり、削り取られることを防止しスムーズな筆記を可能にするために、隠蔽層中に、平均粒径1.0〜5.0μmの高分子又は無機の球状粒子を15〜35重量%含有することを特徴とする感圧転写テープが記載されている。そして、該実施例においては、シロキサン結合を主鎖に持った三次元網目構造状のポリマーよりなるシリコーンレジンよりなる硬い球状粒子の例が記載されている。しかしながら、この方法では、ボールペンのような筆記具の場合には効果があっても、フェルトペンのような筆記具を用いた場合の効果は、非常に不十分なものであった。
特開2001−11397号公報 特開2001−11398号公報
本発明の課題は、筆記具として市販のフェルトペンを用いた場合であっても、転写塗膜が削れたり、破れたりすることなくスムーズな筆記を可能にする感圧転写修正テープを提供することである。
本発明者は、上記問題点にかんがみ、鋭意研究を重ねた結果、筆記具として市販のフェルトペンを用いた場合であっても、転写塗膜が破れることなくスムーズな筆記を可能にするためには、前記転写塗膜表面が易滑性を有するだけでなく、耐衝撃性が付与されていることが重要であるとの知見を見出した。この知見に基づき、感圧転写修正テープの隠蔽層に特定粒径を有し、かつゴム弾性を有するシリコーンゴム粒子を特定量配合することなどにより、筆記性能を顕著に向上することができ、本発明の目的が達成されることを見出し、本発明をなすに至った。
第1発明は、両面に離型層が設けられた基材上に、隠蔽層、粘着剤層が順次設けられた感圧転写修正テープにおいて、前記隠蔽層が、平均粒子径2〜15μmで、かつゴム硬度(JIS A)が30〜80度であるシリコーンゴム粒子を1〜15重量%含有してなることを特徴とする感圧転写修正テープである。
第2発明は、修正転写後の前記隠蔽層の動摩擦係数(μd)が、0.250〜0.350であることを特徴とする第1発明に記載の感圧転写修正テープである。
本発明の感圧転写修正テープは、隠蔽層に特定粒径を有し、かつゴム弾性を有するシリコーンゴム粒子を特定量配合することによって、修正転写後の転写塗膜表面に易滑性及び耐衝撃性が付与されるため、筆記具として市販のフェルトペンを用いた場合であっても、転写塗膜が削れたり、破れたりすることなく、スムーズな筆記を可能にすることができるものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の感圧転写修正テープは、通常、手持ちタイプの塗膜転写具に装着され使用される。塗膜転写具は例えば一端に転写ヘッドを備えたケース内に、本発明の感圧転写修正テープを巻回した供給リールと転写後のテープを巻き取る巻取リールが回転可能に配設され、供給リールに巻回した感圧転写修正テープが転写ヘッド先端部を経由して折り返し、巻取リールに接続された構成のものなどが挙げられる。
前記塗膜転写具による転写手段は、ケースを手に持ち、感圧転写修正テープを介して転写ヘッドを紙面等の被転写物上の被転写部分に押し当てた状態でテープ繰り出し方向に転写したい部分が終了するまで横移動させ、テープ基材上の修正塗膜を基材より剥離、転写し、転写動作を完了するものである。
本発明の感圧転写修正テープは、両面に離型層が設けられた基材上に、隠蔽層、粘着剤層を順次設けたものである。基材自体が離型性の良いものを使っても良い。また、粘着剤層は、最外層に位置し、転写性を向上させるために用いられる。さらに、その他の機能層を適宜設けることもできる。
本発明で用いる基材は、プラスチックフィルム、紙を用いる。プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどのポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどを用いることができる。強度面から、ポリエステルフイルムが特に好ましい。プラスチックフィルムの厚さは3〜25μmが好ましい。プラスチックフィルムの厚さが薄すぎると、離型処理などの加工時の生産性が低下する。またプラスチックフィルムの厚さが厚すぎると、長尺化が困難になる。紙としては、グラシン紙等を用いることが出来る。長尺化を図るためには、プラスチックフィルムを用いることが好ましい。
基材上の両面に設ける離型層は、シリコーン系樹脂やフッ素系樹脂などからなる離型剤単体、または剥離調整剤、添加剤、無機/有機微粒子などを離型剤と混合したものを塗布乾燥し設ける。背面側及び隠蔽層側に設ける離型層は、必要に応じてそれぞれ異なる離型剤を選定することができる。離型層の厚みは、0.05〜3μm、より好ましくは0.1〜1μmの範囲である。
隠蔽層は、バインダー樹脂、顔料、シリコーンゴム粒子、分散剤、添加剤等からなるものである。前記隠蔽層に使用するバインダー樹脂としては、ウレタン系、アクリル系、ビニル系、オレフィン系、ゴム系の樹脂などを単体、もしくは2種以上組合わせて用いることができる。とくに隠蔽層塗膜の柔軟性、切断性のバランスが良好となることからゴム状の樹脂とガラス状の樹脂を組合わせたものが好適に使用できる。ゴム状の樹脂としては、可塑剤を少量しか含まなくとも柔軟性を有するものが好ましく、たとえばスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、ウレタンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、クロロスルホン化ポリエチレン、環化ゴムなど通常の合成ゴムないしエラストマーなどがあげられる。ガラス状の樹脂としては、伸び率が小さく、融点ないし軟化点が100℃以上、かつ高硬度のものが好ましく、たとえば飽和または不飽和の脂環族炭化水素樹脂、スチレン−アクリル系共重合体樹脂、ケトン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂などがあげられる。
隠蔽層中におけるバインダー樹脂の含有量は、修正塗膜の良好な切断性をうる点から10〜30重量%の範囲とするのが好ましい。
顔料としては、通常修正する被転写体は白色の紙であることから、白色顔料を用いる。しかし、被転写体が白色以外のときは、隠蔽層を対象物の地色とほぼ同色に着色し、修正部分が他の部分と比べて目立たないようにするのが好ましい。白色顔料としては、酸化チタンを隠蔽性が優れている点から主として用いられる。隠蔽性の点から、白色顔料の粒径は0.1〜2.0μm程度のものが好ましい。
白色顔料に加えて色彩を調整するための色彩調整剤を混合してもよい。たとえばアルミニウム粉末、銅粉末、真鍮粉末、染料などがあげられる。
白色顔料以外の着色顔料としては、チタンイエロー、酸化鉄系、群青、コバルトブルー、酸化クロムグリーン、黄鉛、クロムバーミリオン、カドミウムエロー、カドミウムレッドなどの無機顔料、アゾレーキ系、ハンザ系、ベンズイミダゾロン系、モノアゾ系、ピラゾロン系、縮合アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、ペリレン系、ジオキサジン系、アントラキノン系、イソインドリノン系などの有機顔料があげられる。
隠蔽層を白色以外の色に着色する場合、白色顔料以外の前記着色顔料は酸化チタンと併用して、それらの比較的劣る隠蔽力を補うようにするのが好ましい。
隠蔽層は、修正塗膜の良好な切断性をうる点から通常体質顔料を併用する。体質顔料としては、たとえば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、セライト、クレー、タルクなどが挙げられる。体質顔料の粒径は1〜20μmの範囲が好ましい。
隠蔽層中の全体の顔料含有量は65〜85重量%の範囲が好ましく、このうち体質顔料は隠蔽層中5〜50重量%の範囲とするのが好ましい。
本発明の隠蔽層に用いるシリコーンゴム粒子は、直鎖状のジオルガノポリシロキサンを架橋した構造を持つシリコーンゴムの微粉末である。また、前記のシリコーンゴム粒子の表面をシリコーンレジンで被覆した球状粉末であるシリコーン複合粒子も使用することができる。これらのシリコーンゴム粒子は、いわゆる、ポリオルガノシルセスキオキサン硬化物粉末であるシリコーンレジンパウダーとは異なるものである。
また、シリコーンゴム粒子のゴム硬度(JIS A)は、30〜80度の範囲のものが好ましく、35〜75度の範囲であることがより好ましい。前記ゴム硬度(JIS A)が30度未満のときは、シリコーンゴム粒子が変形しやすくなり、筆記具として市販のフェルトペンを用いた場合、転写塗膜表面への再筆記時における衝撃性を吸収することができず、転写塗膜が削れたり、破れたりしてスムーズな筆記性が得られない。一方、前記ゴム硬度(JIS A)が80度を越えるときは、シリコーンゴム粒子の変形しにくくなるものの、転写塗膜表面への再筆記時における耐衝撃性付与効果が低下し、結果として再筆記性が低下する。
尚、本発明におけるゴム硬度(JIS A)は、JIS K6301により規定された方法にて測定した値である。
前記シリコーンゴム粒子の形状は特に制限されないが、転写性やスムーズな筆記性を考慮すると、略球状であることが好ましい。
前記シリコーンゴム粒子の含有量は、1〜15重量%の範囲であることが好ましい。前記シリコーンゴム粒子の含有量が、1重量%未満であると、転写塗膜表面におけるシリコーンゴム粒子の存在比率が低下し、前記転写塗膜表面の易滑性及び耐衝撃性が低下して、結果として再筆記性が低下する。一方、前記シリコーンゴム粒子の含有量が、15重量%を超えると、隠蔽層が脆くなり、前記フェルトペンを用いて再筆記をした場合、転写塗膜が削れたり、破れたりするなどの不具合が発生する。
前記シリコーンゴム粒子の平均粒子径は、2〜15μmの範囲であることが好ましい。前記シリコーンゴム粒子の平均粒子径が2μm未満であると、前記シリコーンゴム粒子が転写塗膜中に埋没してしまう可能性が高くなり、前記転写塗膜表面の易滑性及び耐衝撃性が低下して、結果として再筆記性が低下する。一方、前記シリコーンゴム粒子の平均粒子径が15μmを超えると、隠蔽層が脆くなり、前記フェルトペンを用いて筆記をした場合、前記転写塗膜が削れたり、破れたりしてスムーズな再筆記性が得られない。
転写後の隠蔽層の表面粗さは、平均表面粗さRaで、0.5〜2.5μmであることが好ましい。前記隠蔽層の平均表面粗さRaが0.5μm未満であると、転写塗膜表面の易滑性が低下し、スムーズな再筆記性が得られない。一方、前記隠蔽層の平均表面粗さRaが2.5μmを超えると、筆記具によって前記転写塗膜が削れたり、破れたりしやすくなる。
転写後の隠蔽層の表面粗さは、基材フィルムないしは離型層から剥離、転写されているため、基本的には基材フィルムないしは離型層の表面粗さに対応する。従って、シリコーンゴム粒子は、隠蔽層層中でランダムに存在していると仮定すれば、隠蔽層の厚みより十分に小さいシリコーンゴム粒子が大きく飛び出すことは無いが、ある程度の存在比率で配合されていると、転写後の隠蔽層表面にランダムに並ぶと推測される。これにより易滑性及び耐衝撃性が得られる。ここで前記存在比率に関しては、シリコーンゴム粒子が多いほどこの効果が良好であると予想されるが、この場合には、前述のごとく隠蔽層自体が脆くなる。シリコーンレジン粒子の配合に比べてシリコーンゴム粒子を用いた場合、非常に少ない存在比率において易滑性等の効果を発揮でき、隠蔽層を脆くすること無く、本発明の効果を発揮することが出来る。
前記の平均表面粗さRaは、JIS B 0601、JIS B 0031で規定された値である。本発明においては、厚さ5mmのソーダガラス板上に固定したPPC用紙に、塗膜転写具に装着された感圧転写修正テープを、転写荷重300gf、転写速度1200mm/min、転写距離150mmで10回転写を行い、測定用試料を作成した。続いて前記試料を接触型表面粗さ計(株式会社小坂研究所製、AY−22)を用いて測定を行い、測定して得られた平均表面粗さRaを用いた。
隠蔽層は、バインダー成分の有機溶剤溶液、有機溶剤分散液または水性分散液(エマルジョンを含む)に顔料、必要に応じて分散剤、添加剤などを配合した塗工液を基材上に塗布、乾燥することによって形成できる。隠蔽層の乾燥後の厚さは15〜30μmの範囲が好ましい。
粘着剤層に用いる粘着剤としては、たとえばアクリル系、ゴム系、ビニルエーテル樹脂系、ポリイソブチレン系などの粘着剤が使用できる。また必要に応じて接着力調整剤、添加剤、無機/有機微粒子などを混合することもできる。粘着剤層の乾燥後の厚さは0.5〜3.0μmの範囲が好ましい。
粘着剤層は、粘着剤の有機溶剤溶液、有機溶剤分散液、水性溶液または水性分散液(エマルジョンを含む)を隠蔽層上に塗布、乾燥することによって形成できる。とくに水性溶液または水性分散液の形態で塗布するのが好ましい。それはこれらを用いると、すでに形成されている隠蔽層の再溶解が生じないためである。水性溶液または水性分散液の形態の場合は、湿潤剤または界面活性剤を配合してもよい。
各層の形成は、各層を形成するための樹脂の有機溶剤溶液、有機溶剤分散液または水性分散液(エマルジョンを含む)を、ロールコーティング、バーコーティング、グラビアコーティング、エアーナイフコーティング、リバースコーティング等の通常のコーティング方法で、所定の厚みに塗工、乾燥することによって得ることができる。
本発明において、修正転写後の隠蔽層表面の動摩擦係数(μd)は、0.250〜0.350の範囲であることが好ましい。前記修正転写後の隠蔽層表面の動摩擦係数(μd)が0.250未満であると、筆記具としてボールペンを用いた場合、ボールの回転がスムーズでなくなり、インクののりが悪くなる。一方、前記修正転写後の隠蔽層表面の動摩擦係数(μd)が0.350を超えると、前記フェルトペンを用いた場合、摩擦抵抗が大きくなり、転写塗膜が削れたり、破れたりするなどの不具合が発生する。
以下、実施例と比較例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、各実施例中の「部」は特に断ることのない限り重量部を示したものである。
(実施例1〜6、比較例1〜4)
基材として厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面側に、シリコーン系樹脂からなる離型剤を乾燥後の厚みが0.3μmになるように塗布、乾燥して隠蔽層側離型層を形成した。
次に、前記基材の隠蔽層側離型層の反対側の面に、別のシリコーン系樹脂からなる離型剤を乾燥後の厚みが0.3μmになるように塗布、乾燥して粘着層が接する背面側離型層を形成した。
続いて表1に示す隠蔽層塗工液の材料を分散機で20分間混合して隠蔽層塗工液を調製した。この塗工液を基材の隠蔽層側離型層の上に、乾燥後の厚みが25μmになるように塗布、乾燥して隠蔽層を形成した。
さらに、隠蔽層の上にアクリル系粘着剤(塗工液固形分20重量%)を乾燥後の厚みが1.5μmになるように塗布、乾燥して実施例1〜6、比較例1〜4の感圧転写修正シートを作成した。
得られた感圧転写修正シートを幅5mmにスリットしながら10mの長さに直径13mmの繰出しコアに巻取り、パンケーキ状の感圧転写修正テープを得た。パンケーキ状の感圧転写修正テープを、市販の手持ちタイプの塗膜転写具(フジコピアン株式会社製インスタライト2)に装着し、次の評価を行った。
(1)再筆記性
厚さ5mmのソーダガラス板上に固定したPPC用紙に、転写荷重300gf、転写速度1200mm/min、転写距離150mmの転写試験を10回行い、前記PPC用紙に転写させた転写塗膜の上に、小径水性ゲルインクボールペン(パイロット社製ハイテック03)及びフェルトペン(ぺんてる社製ラッションペン)を用い、筆記荷重200gfで螺旋筆記を行ない、転写塗膜の筆記具による削れ及び破れの有無を確認し、次の基準により評価した。
◎:筆記具による削れ及び破れがまったくない
○:筆記具による削れ及び破れわずかにみられる
×:筆記具による削れ及び破れがある
○が実用領域である。評価結果は表1に示す。
評価結果は表1に示す。
(2)修正転写後の隠蔽層の動摩擦係数(μd)
(測定用サンプルの作製)
上記の各実施例・比較例で得られた感圧転写修正シートを10mm×200mmのサイズにカットし、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(A4サイズ)に、2Kgのローラーを用いて1往復させて圧着した。続いて、前記試料から基材フィルムを剥離し、前記ポリエチレンテレフタレートフィルム上に、隠蔽層及び粘着剤層を転写させた。前記試料から、10mm×200mmの試料片を切り出し、測定用サンプルとした。
(動摩擦係数の測定方法)
新東科学(株)製の表面性試験機「TYPE−14」を用いて、前記測定用サンプルを試験機のテーブル上に固定し、対象物をペーパーワイフ(スリーボンド社製)として、荷重200g、速度1000mm/minで、転写塗膜表面を移動させたときの平均の抵抗値から動摩擦係数(μd)を算出した。測定はそれぞれ5回行い、その平均値を採用した。
測定結果は表1に示す。
Figure 0006402411

Claims (2)

  1. 両面に離型層が設けられた基材上に、隠蔽層、粘着剤層が順次設けられた感圧転写修正テープにおいて、前記隠蔽層が、平均粒子径2〜15μmで、かつゴム硬度(JIS A)が30〜80度であるシリコーンゴム粒子を1〜15重量%含有してなることを特徴とする感圧転写修正テープ。
  2. 修正転写後の前記隠蔽層の動摩擦係数(μd)が0.250〜0.350であることを特徴とする請求項1に記載の感圧転写修正テープ。
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