JP6402032B2 - 吊り点変更滑車機構及びそれを用いた重量物の吊り方法 - Google Patents
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Description
例えば、狭隘な場所で行われる大型重量物の搬入作業の一例である高炉のステーブ交換工事におけるステーブ搬入作業では、図6(A)、(B)に示すように、高炉80内でステーブ81を昇降する吊り設備82から巻き解かれた巻上げワイヤロープ83の先側を高炉80の側部に設けた搬入口84の作業台85側に引き出し、巻上げワイヤロープ83の先端部を連結部材86を介して作業台85に載置したステーブ81に取付け、更に、搬入口84の上部に取付けた電動チェーンブロック87から巻き解いたチェーン88の先端部を連結部材89を介してステーブ81の吊り位置に連結して、吊り設備82の巻上げワイヤロープ83を巻き上げながら電動チェーンブロック87のチェーン88を巻き上げてステーブ81を作業台85から持上げ、ステーブ81の高炉80内に向けた横移動を開始する。このとき、電動チェーンブロック87を操作することにより、ステーブ81に細やかな動きをさせることができ、大きさ(幅)が搬入口84の開口部の大きさ(幅)とほぼ同程度のステーブ81を、搬入口84の周囲の構造物(図示せず)や搬入口84の内周部に当てないように搬入口84から高炉80内に横移動することができる。
前記吊り設備の下方に配置され、該吊り設備から巻き解かれたチェーン又はワイヤからなる線材と接触して該吊り設備の直下領域の該線材の移動方向を鉛直方向に保つと共に、該線材の移動方向を横方向に誘導する第1の滑車と、
前記第1の滑車から横方向に距離を設けて配置され、該第1の滑車を通過した前記線材と接触して該線材の移動方向を変えて前記重量物の吊り位置に誘導する第2の滑車と、
前記第1、第2の滑車を収納すると共に、該第1、第2の滑車間の距離を一定に保持するブラケットと、
前記ブラケットの外側に設けられ、該ブラケットを載置状態の前記重量物の上方に固定する連結部とを有している。
これによって、チェーンが第1、第2の滑車の外周部に接触しながら移動方向を変える際に、チェーンの滑りを防止することができる。なお、吊り設備としてチェーンブロックを用いると、チェーンブロックは吊り能力も高く、構造が単純で動作トラブルが少なく操作性に優れ、しかも他の揚重設備と比較して寸法が小さいため、狭隘な場所でも吊上げた重量物に細やかな動きをさせることができ、吊り荷役作業の効率を高めることができる。
これにより、第1、第2の滑車間の線材を直線状だけでなく曲げることもでき、吊り設備を配置する際の自由度を高めることができる。
前記吊り設備の下方に第1の滑車を配置し該吊り設備から巻き解かれたチェーン又はワイヤからなる線材を接触させて、該吊り設備の直下領域の該線材の移動方向を鉛直方向に保ちながら該線材の移動方向を横方向に誘導すると共に、前記第1の滑車から横方向に距離を設けて配置した第2の滑車に該第1の滑車を通過した前記線材を接触させ、該線材の移動方向を変えて前記重量物の吊り位置に誘導する。
また、重量物の吊り位置から離れた位置に吊り設備を設置するので、狭隘な場所でも重量物の吊り下げ作業が吊り設備により妨げられない。その結果、狭隘な場所を有効に使用することができ、重量物の吊り下げ作業を安全かつ効率的に実施することが可能になる。
更に、重量物の吊り位置の上方には吊り設備を配置しないので、重量物の吊り下げ作業を素早く開始することができると共に、重量物の吊り下げ作業の終了後に次の作業を素早く開始することができる。
図1(A)に示すように、本発明の一実施の形態に係る吊り点変更滑車機構10は、作業台11に支持部材12を介して載置された重量物13を、作業台の上方に配置された部材14に取付けられた吊り設備の一例である電動チェーンブロック15で吊り上げる際に、通常は重量物13の吊り位置Pの上方に電動チェーンブロック15を配置するが、この電動チェーンブロック15の位置を重量物13の本来の吊り下げ位置から横方向にずれた位置に変更するものである。
なお、重量物13の吊り上げは、複数の作業者が合図連絡を取りながら行うのが一般的なやり方であるので、電動チェーンブロック15の取付位置は、操作員の安全、電動チェーンブロック15の操作員と他の作業者との間の合図連絡の取り易さ、電動チェーンブロック15の取り付け易さ等の条件を考慮して決定される。
第1の滑車17の回転軸17aの中心の高さ位置は、第2の滑車18の回転軸18aの中心の高さ位置と同一又は低くなるように、高さ位置関係がブラケット19により調整されるのが望ましい。これによって、吊り上げた重量物を横移動させて重量物の姿勢が変化しても、第2の滑車18に対して斜め下方から移動して来るチェーン16を第2の滑車18の頂上部に接触させて、第2の滑車18の頂上部から斜め下方に向けて移動させることができる。その結果、チェーン16が第2の滑車18から離れる(外れる)ことを防止でき、重量物13の荷重を第2の滑車18で常時受けて安定した吊り上げ状態を確保できる。
本実施の形態では、吊り点変更滑車機構を用いた重量物の吊り方法を高炉内へのステーブの搬入作業に適用した場合について説明したが、例えば、工場内への機器の搬入、工場内からの機器の搬出に適用することもできる。また、吊り設備から巻き解かれる線材としてチェーンを用いたが、ワイヤを使用することもできる。
Claims (5)
- 載置状態の重量物を吊り設備で吊上げる際に、前記吊り設備の位置を前記重量物の本来の吊り下げ位置から横方向にずれた位置に変更する吊り点変更滑車機構であって、
前記吊り設備の下方に配置され、該吊り設備から巻き解かれたチェーン又はワイヤからなる線材と接触して該吊り設備の直下領域の該線材の移動方向を鉛直方向に保つと共に、該線材の移動方向を横方向に誘導する第1の滑車と、
前記第1の滑車から横方向に距離を設けて配置され、該第1の滑車を通過した前記線材と接触して該線材の移動方向を変えて前記重量物の吊り位置に誘導する第2の滑車と、
前記第1、第2の滑車を収納すると共に、該第1、第2の滑車間の距離を一定に保持するブラケットと、
前記ブラケットの外側に設けられ、該ブラケットを載置状態の前記重量物の上方に固定する連結部とを有することを特徴とする吊り点変更滑車機構。 - 請求項1記載の吊り点変更滑車機構において、前記第1の滑車の回転軸中心の高さ位置は、前記第2の滑車の回転軸中心の高さ位置と同一又は低くなっていることを特徴とする吊り点変更滑車機構。
- 請求項1又は2記載の吊り点変更滑車機構において、前記吊り設備はチェーンブロックであって、前記第1、第2の滑車の外周部には該チェーンブロックから巻き解かれた前記チェーンの移動を案内する溝が形成されていることを特徴とする吊り点変更滑車機構。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の吊り点変更滑車機構において、前記第1、第2の滑車間には、1個又は複数個の補助滑車が配置されていることを特徴とする吊り点変更滑車機構。
- 重量物を吊り設備で吊上げる際に、前記吊り設備の位置を前記重量物の本来の吊り下げ位置から横方向にずれた位置に変更する重量物の吊り方法であって、
前記吊り設備の下方に第1の滑車を配置し該吊り設備から巻き解かれたチェーン又はワイヤからなる線材を接触させて、該吊り設備の直下領域の該線材の移動方向を鉛直方向に保ちながら該線材の移動方向を横方向に誘導すると共に、前記第1の滑車から横方向に距離を設けて配置した第2の滑車に該第1の滑車を通過した前記線材を接触させ、該線材の移動方向を変えて前記重量物の吊り位置に誘導することを特徴とする重量物の吊り方法。
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