JP6401943B2 - レーザー加工装置 - Google Patents

レーザー加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6401943B2
JP6401943B2 JP2014125167A JP2014125167A JP6401943B2 JP 6401943 B2 JP6401943 B2 JP 6401943B2 JP 2014125167 A JP2014125167 A JP 2014125167A JP 2014125167 A JP2014125167 A JP 2014125167A JP 6401943 B2 JP6401943 B2 JP 6401943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
burst
laser light
beam splitter
circulation circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014125167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016002569A (ja
Inventor
平田 和也
和也 平田
昇 武田
昇 武田
知輝 芳野
知輝 芳野
尚樹 村澤
尚樹 村澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2014125167A priority Critical patent/JP6401943B2/ja
Publication of JP2016002569A publication Critical patent/JP2016002569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6401943B2 publication Critical patent/JP6401943B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Dicing (AREA)

Description

本発明は、被加工物に対して透過性を有する波長のレーザー光を被加工物の内部に集光して被加工物を加工するレーザー加工装置に関する。
半導体ウェーハなどの板状の被加工物に対して透過性を有する波長のレーザー光を被加工物の内部に集光することによりストリートに沿って改質層を連続的に形成し、改質層の形成により強度が低下したストリートに沿って外力を加えることにより被加工物を分割する技術がある(特許文献1及び2参照)。また、被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザー光を被加工物の表面または裏面に集光してアブレーション加工することによりストリートに沿って溝を形成し、溝に沿って外力を加えることにより被加工物を分割する技術もある(特許文献3参照)。
特許3408805号 特開2008−170366号公報 特開2014−082241号公報
しかし、所定深さの改質層や溝を形成するには、1回のレーザー光の照射では不十分であり、同じストリートに沿って集光点の深さを変えながら何度もレーザー光を照射する必要があるため、加工効率の点で問題がある。例えば、アブレーション加工により溝を形成する場合においては、1回目のレーザー光の照射で形成された溝の底に対し、デフォーカスして集光点を変更した上で、さらにレーザー光を照射する必要がある。
また、被加工物の内部に改質層を形成する場合において、レーザー光を被加工物の裏面側から入射させると、レーザー加工に使用したレーザー光が集光点を抜けて、被加工物の表面に形成されたデバイスにダメージを与える場合がある。また、意に反して裏面がアブレーションにより気化する場合がある。レーザー光のパルス幅を短くして出力を小さくすれば、このようなダメージやアブレーションの問題の発生を回避することができるが、加工効率が低下するとともに、良質な改質層を形成することができないという問題が生じる。一方、パルス幅を短くする代わりに出力を大きくすれば、加工効率が向上し、良質な改質層を形成することができるが、裏面にアブレーションが発生しやすくなる。
本発明は、このような問題にかんがみなされたもので、加工効率を低下させずに良質な改質層を形成することを目的とする。
本発明に係るレーザー加工装置は、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持された該被加工物に対してレーザー光を放射するレーザー発射部と、該レーザー発射部によって放射された該レーザー光を、複数のバーストレーザー光に変換するバースト生成手段と、該バースト生成手段によって生成された該複数のバーストレーザー光を、該被加工物の内部に集光させて該被加工物を加工する集光器と、を備えたレーザー加工装置であって、該バースト生成手段は、該レーザー発射部から放射されたレーザー光を、第1の方向へ向かう第1のレーザー光と、第2の方向へ向かう第2のレーザー光とに分割するビームスプリッタと、反射面を有するミラーを備え、該反射面で反射させ該第2のレーザー光を循環させて、該ビームスプリッタに再び入射させる循環回路と、を備え、該ビームスプリッタは、入射した該レーザー光を偏光面によって分割する偏光ビームスプリッタであり、該循環回路は、該ビームスプリッタによって分割された前記第2のレーザー光の偏光面を回転させる1/2波長板を備え、
該レーザー発射部によって放射された該レーザー光が該ビームスプリッタに入射し、該ビームスプリッタによって分割された該第1のレーザー光が該集光器に入射し、該1/2波長板によって該偏光面を回転させた該第2のレーザー光が、該ビームスプリッタに再び入射し、該1/2波長板の角度によって該ビームスプリッタにおける該第2のレーザー光の分割割合を変えて減衰率を調整する
前記レーザー発射部によって放射された前記レーザー光の偏光面を回転させる第2の1/2波長板を備え、該第2の1/2波長板によって該偏光面を回転させた該レーザー光が前記ビームスプリッタに入射する構成とすることが好ましい。
前記循環回路は、前記ビームスプリッタによって分割された前記第2のレーザー光を集光させる凸レンズを備え、前記バースト生成手段によって生成された前記バーストレーザー光が該循環回路を循環した回数が多くなるほど、該バーストレーザー光を前記集光器が集光する集光点が該集光器に近くなるように構成することが好ましい。
前記循環回路は、前記ビームスプリッタによって分割された前記第2のレーザー光を発散させる凹レンズを備え、前記バースト生成手段によって生成された前記バーストレーザー光が該循環回路を循環した回数が多くなるほど、該バーストレーザー光を前記集光器が集光する集光点が該集光器から遠くなるように構成することが好ましい。
前記循環回路には、前記ビームスプリッタによって分割された前記第2のレーザー光のビーム径を拡大させるビームエキスパンダを備え、前記バースト生成手段によって生成された前記バーストレーザー光が該循環回路を循環した回数が多くなるほど、該バーストレーザー光の該ビーム径が大きくなるように構成することが好ましい。
前記バースト生成手段は、前記循環回路の光路長を調整する光路長調整手段を備え、前記複数のバーストレーザー光の時間間隔が変更可能であることが好ましい。
本発明に係るレーザー加工装置によれば、レーザー光を複数のバーストレーザー光に変換して被加工物に照射するので、加工効率を低下させずに良質な改質層やアブレーション溝を形成することができる。また、ビームスプリッタによって分割した第2のレーザー光を循環回路で循環させることより時間遅延を生じさせ、ビームスプリッタに再び入射させることにより、複数のバーストレーザー光を生成するため、バーストレーザー光のエネルギーは、徐々に減少していく。これにより、被加工物にダメージが与えられるのを防止することができる。
ビームスプリッタが偏光ビームスプリッタであることにより、ビームスプリッタに入射するレーザー光の偏光面の方向によって分割比率を変えることができるので、1/2波長板で偏光面を回転させる角度を変えることにより、バーストレーザー光のエネルギーの減少率を調整することができ、加工に最も適したバーストレーザー光を生成することができる。また、レーザー発射部が放射したレーザー光の偏光面を第2の1/2波長板で回転させる角度を変えることにより、最初のバーストレーザー光のエネルギー比率を調整することができるので、加工に最も適したバーストレーザー光を生成することができる。
バーストレーザー光の集光点が被加工物の厚さ方向に移動する構成とすれば、被加工物の厚さ方向に長い改質層やアブレーション溝を形成することができるとともに、改質層形成時におけるアブレーションの発生を防止することができる。
ビームスプリッタによって分割された第2のレーザー光を集光させる凸レンズを備え、バーストレーザー光の集光点が集光器に近づいていく構成とすれば、例えば、集光器から遠い側にダメージを受けやすいデバイスが形成された被加工物の表面を配置することにより、集光点がデバイスから遠ざかっていくので、デバイスにダメージが与えられるのを防止することができる。したがって、改質層の形成に好適である。
ビームスプリッタによって分割された第2のレーザー光を集光させる凹レンズを備え、バーストレーザー光の集光点が集光器から遠ざかっていく構成とすれば、例えば、集光器に遠い側にダメージを受けやすいデバイスが形成された被加工物の表面を配置することにより、集光点がデバイスに近づくほど、バーストレーザー光のエネルギーが小さくなるので、デバイスにダメージが与えられるのを防止することができる。また、被加工物の入射面に溝を形成するアブレーション加工において、1度のレーザー光の照射では足りない深さの溝を形成するのに好適である。
循環回路を循環する回数が増えるほどバーストレーザー光のビーム径が大きくなっていく構成とすれば、バーストレーザー光のエネルギーが小さくなっていっても、集光点を小さくできるので、集光点におけるエネルギー密度を維持することができ、深さ方向に伸びる良質な改質層を形成することができる。
循環回路の光路長を調整可能な構成とすれば、バーストレーザー光の時間間隔を調整できるので、加工に最も適したバーストレーザー光を生成することができる。
レーザー加工装置を示す斜視図。 レーザー照射手段を示す構成図。 バーストレーザー光の出力を示すグラフ。 別のレーザー照射手段を示す構成図。 更に別のレーザー照射手段を示す構成図。
図1に示すレーザー加工装置10は、半導体ウェーハなどの板状の被加工物20を保持する保持手段11と、保持手段11を移動させる2つの送り手段12,13と、保持手段11に保持された被加工物Wに対してレーザー光を照射するレーザー照射手段14とを備えている。
被加工物20の表面20aには複数のデバイスが形成されている。被加工物20は、例えば、デバイスを保護するための保護テープ21が表面20aに貼着され、保護テープTが貼着された側を下(−Z側)にして、裏面20bが露出した状態で保持手段11の保持面に載置される。保持手段11は、載置された被加工物を吸引保持する。
送り手段12は、±X方向に平行なねじ軸122をモータ121が回転させることにより、ねじ軸122に係合した移動部123がガイド124に案内されて±X方向に移動する構成となっている。保持手段11は、移動部123に固定されていて、移動部123の移動に伴って、±X方向に移動する。
送り手段13は、±Y方向に平行なねじ軸132をモータ131が回転させることにより、ねじ軸132に係合した移動部133がガイド134に案内されて±Y方向に移動する構成となっている。送り手段12は、移動部133に固定されていて、移動部133の移動に伴って±Y方向に移動し、これに伴って、保持手段11も±Y方向に移動する。
図2に示すように、レーザー照射手段14は、レーザー光491を放射するレーザー発射部141と、レーザー発射部141によって放射されたレーザー光491を複数のバーストレーザー光493に変換するバースト生成手段142と、バースト生成手段142によって生成された複数のバーストレーザー光493を被加工物20の内部に集光させる集光器143とを備える。なお、図2においては、図1に示した保護テープ21の図示を省略している。
レーザー発射部141から放射されるレーザー光491は、直線偏光した平行光であり、バースト生成手段142によって生成されるバーストレーザー光493と同じパルス幅(例えば1ns〜10ns)を有する。
バースト生成手段142は、入射したレーザー光を2つのレーザー光492,493に分割するビームスプリッタ421と、ビームスプリッタ421によって分割されたレーザー光492を循環させてビームスプリッタ421に再び入射させる循環回路424とを備え、分割したレーザー光を循環回路424で遅延させることにより、複数のバーストレーザー光493を生成する。
また、集光器143は、例えば凸レンズを備え、バーストレーザー光493を集光点481に集光させる。
ビームスプリッタ421は、例えば偏光ビームスプリッタであり、入射したレーザー光を偏光面によって2つに分岐させる。すなわち、ビームスプリッタ421は、入射レーザー光のうち、s偏光成分を反射し、p偏光成分を透過する。したがって、ビームスプリッタ421によるレーザー光の分割割合は、ビームスプリッタ421に入射するレーザー光の偏光面の向きによって定まる。例えば、偏光面と入射面とがなす角が45度である場合、ビームスプリッタ421は、入射したレーザー光を1:1に分割する。偏光面と入射面とがなす角が大きくなるほど、反射されるレーザー光の割合が高くなり、逆に、偏光面と入射面とがなす角が小さくなるほど、透過するレーザー光の割合が高くなる。
レーザー発射部141から放射されたレーザー光491は、ビームスプリッタ421の反射面に対して45度の角度を有する方向からビームスプリッタ421に入射し、ビームスプリッタ421を透過してレーザー光491と同じ第1の方向へ進む第1のレーザー光493と、ビームスプリッタ421で反射してレーザー光491の進行方向に対して90度の角度をなす第2の方向へ進む第2のレーザー光492とに分割される。レーザー光491が直線偏光であり、ビームスプリッタ421が偏光ビームスプリッタであるため、偏光面と入射面とがなす角度を変えれば、レーザー光491の分割割合を変えることができる。
ビームスプリッタ421で分割された第2のレーザー光492は、循環回路424を循環し、ビームスプリッタ421に再び入射する。ビームスプリッタ421に再入射するレーザー光495は、進行方向がレーザー光492と同じであり、レーザー光492とは正反対の側からビームスプリッタ421に入射して、2つのレーザー光492,493に分割される。レーザー光491とは逆に、第1のレーザー光493は、ビームスプリッタ421で反射されたレーザー光(すなわちs偏光成分)であり、第2のレーザー光492は、ビームスプリッタ421を透過したレーザー光(すなわちp偏光成分)である。
循環回路424は、ビームスプリッタ421で分割された第2のレーザー光492を循環させてビームスプリッタ421に再び入射させる4つのミラー441a〜441dと、ミラー441a〜441dがレーザー光492を循環させる光路上に配設された1/2波長板442及び凸レンズ443とを備える。4つのミラー441a〜441dは、それぞれが、レーザー光を反射させる反射面を有している。
1/2波長板442は、入射したレーザー光の偏光面を回転させる。1/2波長板442がレーザー光の偏光面を回転させる角度は、1/2波長板442の遅相軸と偏光面とがなす角度によって定まる。1/2波長板442は、遅相軸の向きを調整できるように配置されている。遅相軸の向きを変えると、ビームスプリッタ421に再入射するレーザー光495の偏光面の向きが変わるので、ビームスプリッタ421におけるレーザー光495の分割割合を変えることができる。例えば、ビームスプリッタ421におけるレーザー光491の分割割合を1:1、レーザー光495の分割割合も同じく1:1であるとする。
凸レンズ443は、入射したレーザー光を集光させる。凸レンズ443の焦点距離は、循環回路424の光路長Lよりも長く、例えば光路長Lの数十倍〜数百倍程度である。すなわち、凸レンズ443は、開口数(NA)が非常に小さく、倍率が非常に低いレンズである。
図1に示したレーザー加工装置10において、保持手段11に保持された被加工物20の内部にレーザー光を集光して改質層を形成する場合、レーザー照射手段14は、保持手段11に保持された被加工物20の裏面20b側に向けて、上方(+Z側)から、被加工物を透過する波長(被加工物がシリコンで形成されている場合、例えば1064nm)でパルス幅が非常に短い(例えば1ns〜10ns)バーストレーザー光を照射し、被加工物の内部に集光させる。
図3に示すように、レーザー発射部141がレーザー光491aを放射すると、そのうちの半分は、ビームスプリッタ421を透過して最初のバーストレーザー光493aとなる。
レーザー光491aのうち残りの半分は、ビームスプリッタ421で反射してレーザー光492(図2参照)となり、循環回路424を一周して、ビームスプリッタ421に再び入射する。そのうちの半分は、ビームスプリッタ421で反射して二番目のバーストレーザー光493bとなる。循環回路424の光路長をLとすると、循環回路424を一周するには、循環回路424の光路長Lを光速cで割った時間L/cだけかかるので、最初のバーストレーザー光493aと二番目のバーストレーザー光493bとの時間差482は、L/cとなる。
ビームスプリッタ421に再入射したレーザー光のうち残りの半分は、ビームスプリッタ421を透過してレーザー光492となり、循環回路424を更に一周して、ビームスプリッタ421に再び入射する。そのうちの半分は、ビームスプリッタ421で反射して三番目のレーザー光493cとなり、残りの半分は、ビームスプリッタ421を透過してレーザー光492となる。これを繰り返すことにより、複数のバーストレーザー光493が生成される。バーストレーザー光493は、所定の時間差482で繰り返し放射され、その出力は、等比級数的に減衰していく。
減衰により出力がほぼ0になると、レーザー発射部141は、新たなレーザー光491aを放射する。そして、上記と同様に、ビームスプリッタ421でバーストレーザー光493a,493b,493c,・・・を生成して被加工物20の内部に集光し、改質層を形成する。バーストレーザー光1つ当たりのエネルギーは小さいので、アブレーションや抜け光によるダメージの発生を抑えることができる。また、バーストレーザー光1つ当たりのエネルギーが小さくても、繰り返し照射される複数のバーストレーザー光を合わせた全体としてのエネルギーが大きくなるので、被加工物の内部に良質な改質層を形成することができ、加工効率も低下しない。
集光点481における改質層の形成に寄与しなかったバーストレーザー光493は、集光点481を抜けて、被加工物20の表面に形成されたデバイスに到達する。しかし、バーストレーザー光1つ当たりのエネルギーは小さいので、裏面20bにアブレーションを発生させることはなく、単独でデバイスにダメージを与えることもない。複数のバーストレーザー光を繰り返し照射することにより、エネルギーが蓄積されてデバイスがダメージを受けやすくなるが、繰り返し照射される複数のバーストレーザー光が徐々に減衰していくので、バーストレーザー光のエネルギーが小さくなり、デバイスがダメージを受けるのを防ぐことができる。
最初のバーストレーザー光493aの強度と、二番目以降のバーストレーザー光の合計強度との比率は、レーザー光491の分割割合によって定まる。レーザー光491の偏光面と入射面とがなす角度を小さくして透過光の割合を大きくすれば、最初のバーストレーザー光493aが強くなる。逆に、レーザー光491の偏光面と入射面とがなす角度を大きくして反射光の割合を大きくすれば、最初のバーストレーザー光493aが弱くなる。レーザー光491の偏光面と入射面とがなす角度を最大の90度にすれば、最初のバーストレーザー光493aの強度は0になる。
二番目以降のバーストレーザー光の強度と、その次のバーストレーザー光の強度との比率(減衰率)は、レーザー光495の分割割合によって定まる。レーザー光491の偏光面と入射面とがなす角度を小さくして透過光の割合を大きくすれば、減衰率が小さくなる。逆に、レーザー光491の偏光面と入射面とがなす角度を大きくして反射光の割合を大きくすれば、減衰率が大きくなる。
このように、複数のバーストレーザー光の強度比率を比較的自由に変えることができるので、複数のバーストレーザー光の強度パターンを、アブレーションやダメージの発生を抑えつつ良質の改質層を形成するのに最適なパターンにすることができる。
次に、凸レンズ443の効果について説明する。
レーザー発射部141が放射するレーザー光491は平行光であるため、レーザー光491から分割された最初のバーストレーザー光493aも平行光であり、したがって、集光器143がレーザー光493aを集光する集光点481(図2参照)は、集光器143の焦点である。
一方、レーザー光491から分割されたレーザー光492も平行光であるが、循環回路424を一周してきたレーザー光495は、焦点距離が非常に長い凸レンズ443を通過することにより、ほとんど平行光であるが、わずかに集光する傾向のある光になっている。そこから分割された二番目のバーストレーザー光493を集光器143が集光する集光点481は、集光器143の焦点よりもわずかに集光器143に近くなる。レーザー光495から分割されたレーザー光492が循環回路424を更に一周してくると、凸レンズ443をもう一度通過するので、集光傾向が強まる。したがって、集光点481は更に集光器143に近くなる。
このように、レーザー光が循環回路を一周するたびに凸レンズ443を通過して集光傾向が強まるので、バーストレーザー光493の集光点は、少しずつ集光器143に近づいていく。集光点481が少しずつ移動するので、被加工物の厚さ方向に長い改質層を形成することができ、被加工物を容易に分割できるようにすることができる。また、複数のバーストレーザー光493の集光点が移動せず同じ位置に集光する場合と比べて、裏面20bにおけるアブレーションの発生を抑えることができる。
また、バーストレーザー光のエネルギーが蓄積されてデバイスがダメージを受けやすくなるほど、集光点が徐々にデバイスから遠ざかるので、集光点を抜けてデバイスに到達するバーストレーザー光が発散し、エネルギー密度が小さくなる。バーストレーザー光のエネルギー自体が小さくなるだけでなく、デバイスに到達するバーストレーザー光のエネルギー密度が薄くなるので、バーストレーザー光がデバイスに与えるエネルギーは更に小さくなり、デバイスがダメージを受けるのを防ぐことができる。
図4に示すレーザー照射手段14Aは、レーザー照射手段14の代わりとしてレーザー加工装置10に用いることができるものであり、レーザー照射手段14と比較すると、循環回路424が、凸レンズ443の代わりに、入射したレーザー光を発散させるレンズ443Aを備える点が異なる。
レンズ443Aは、例えば凹レンズであり、凸レンズ443と同様、焦点距離が循環回路424の光路長Lよりも長く、例えば光路長Lの数十倍〜数百倍程度である。すなわち、レンズ443Aは、開口数(NA)が非常に小さく、倍率が非常に低いレンズである。
レーザー発射部141が放射するレーザー光491は平行光であるため、レーザー光491から分割された最初のバーストレーザー光493aも平行光であり、したがって、集光器143がレーザー光493aを集光する集光点481は、集光器143の焦点である。
レーザー光491から分割されたレーザー光492も平行光であるが、循環回路424を一周してきたレーザー光495は、焦点距離が非常に長いレンズ443Aを通過することにより、ほとんど平行光であるが、わずかに発散する傾向のある光になっている。そこから分割された二番目のバーストレーザー光493を集光器143が集光する集光点481は、集光器143の焦点よりもわずかに集光器143から遠くなる。レーザー光495から分割されたレーザー光492が循環回路424を更に一周してくると、レンズ443Aをもう一度通過するので、発散傾向が強まる。したがって、集光点481は更に集光器143から遠くなる。
このように、レーザー光が循環回路を一周するたびにレンズ443Aを通過して発散傾向が強まるので、バーストレーザー光493の集光点481は、少しずつ集光器143から遠ざかっていく。集光点481が少しずつ移動するので、被加工物の厚さ方向に長い改質層を形成することができ、被加工物を容易に分割できるようにすることができる。また、複数のバーストレーザー光493の集光点が移動せず同じ位置に集光する場合と比べて裏面20bにおけるアブレーションの発生を抑えることができる。
集光点が徐々にデバイスに近づくので、集光点を抜けてデバイスに到達するバーストレーザー光のエネルギー密度が大きくなるが、バーストレーザー光のエネルギーが小さくなっているので、バーストレーザー光がデバイスに与えるエネルギーは小さくなり、デバイスがダメージを受けるのを防ぐことができる。これにより、デバイスに比較的近い位置まで改質層を形成することができる。
なお、裏面20bなどの入射面をアブレーション加工する際には、最初の照射で形成された溝の底よりも深い位置に集光していくことができ、厚さ方向に深いアブレーション溝を形成することができる。
図5に示すレーザー照射手段14Bは、レーザー照射手段14の代わりとしてレーザー加工装置10に用いることができるものであり、レーザー照射手段14と比較すると、レーザー発射部141とバースト生成手段142との間に配設された第2の1/2波長板145を備える点と、バースト生成手段142が、循環回路424の光路長を調整する光路長調整手段425を備える点と、循環回路424が、凸レンズ443の代わりに、入射したレーザー光のビーム径を拡大するビームエキスパンダ444を備える点とが異なる。
1/2波長板145は、入射したレーザー光の偏光面を回転させる。1/2波長板442は、遅相軸の向きを調整できるように配置されており、遅相軸の向きを変えると、ビームスプリッタ421に入射するレーザー光496の偏光面の向きが変わるので、ビームスプリッタ421におけるレーザー光496の分割割合を変えることができる。これにより、最初のバーストレーザー光の強度を容易に変えることができ、複数のバーストレーザー光の強度パターンを、アブレーションやダメージの発生を抑えつつ良質の改質層を形成するのに最適なパターンにすることができる。
光路長調整手段425は、例えばボールねじ機構を備え、2つのミラー441b,44cを移動させることにより、循環回路424の光路長Lを変更する。光路長Lが長くなれば、複数のバーストレーザー光493の時間間隔が広くなる。逆に、光路長Lが短くなれば、複数のバーストレーザー光493の時間間隔が狭くなる。複数のバーストレーザー光493の時間間隔を比較的自由に変更することができるので、アブレーションやダメージの発生を抑えつつ良質の改質層を形成するのに最適な時間間隔にすることができる。
ビームエキスパンダ444は、レーザー光の平行度は変えずに、光束を広げる。レーザー発射部141が放射するレーザー光491は平行光であるため、バーストレーザー光493は、ビームエキスパンダ444を何回通過したものであっても、平行光のままであり、したがって、集光器143がレーザー光493を集光する集光点481の位置は、集光点481の焦点から変化しないが、ビームエキスパンダ444がビーム径を大きくした分、集光点481の大きさが小さくなっていく。これにより、集光点481におけるエネルギー密度が高くなり、バーストレーザー光のエネルギーが小さくなっていくことによるエネルギー密度の減少を相殺するので、良質の改質層を形成することができる。
なお、1/2波長板145、光路長調整手段425及びビームエキスパンダ444は、それぞれが独立した効果を奏するものであるから、レーザー照射手段14Bは、第2の1/2波長板145を備えない構成であってもよいし、光路長調整手段425を備えない構成であってもよいし、ビームエキスパンダ444を備えない構成であってもよい。
また、前述したレーザー照射手段14やレーザー照射手段14Aが、第2の1/2波長板145を備える構成であってもよいし、光路長調整手段425を備える構成であってもよいし、ビームエキスパンダ444を備える構成であってもよい。
1/2波長板145を設ける代わりに、例えば、レーザー光491の光軸を中心としてレーザー発射部141とビームスプリッタ421とを相対的に回動可能とする偏光面調整部を設けるなど、他の構成によりビームスプリッタ421に入射するレーザー光の偏光面の向きを調整可能とする構成であってもよい。
凸レンズ443やレンズ443Aを循環回路424に設ける代わりに、ビームスプリッタ421の手前にレンズを設け、レーザー発射部141から放射されたレーザー光を集光させ又は発散させる構成であってもよい。その場合、レーザー光がレンズを通過する回数は、循環回数にかかわらず1回であるが、循環回数が増えると、レンズと集光器143との間の光路長が長くなるので、集光点481が移動する。
ビームスプリッタは、偏光ビームスプリッタに限らず、例えばハーフミラーなど、分割割合が所定の非偏光ビームスプリッタであってもよい。
循環回路424のミラーの数は、4つに限らず、他の数でもよい。なお、ビームスプリッタ421を通過させずに、第2のレーザー光492を反対側からビームスプリッタ421に再入射させるためには、ミラーが3つ以上必要である。また、循環回路424は、ミラーに限らず、例えば光ファイバーなどを用いて構成してもよい。
10 レーザー加工装置、11 保持手段、
12,13 送り手段、121,131 モータ、122,132 ねじ軸、
123,133 移動部、124,134 ガイド、
14,14A,14B レーザー照射手段、141 レーザー発射部、
142 バースト生成手段、421 ビームスプリッタ、424 循環回路、
425 光路長調整手段、441a〜441d ミラー、
145,442 1/2波長板、
443 凸レンズ、443A レンズ、444 ビームエキスパンダ、
143 集光器、481 集光点、482 時間差、
491〜496,491a,491b,493a〜493c レーザー光、
20 被加工物

Claims (6)

  1. 被加工物を保持する保持手段と、
    該保持手段に保持された該被加工物に対してレーザー光を放射するレーザー発射部と、
    該レーザー発射部によって放射された該レーザー光を、複数のバーストレーザー光に変換するバースト生成手段と、
    該バースト生成手段によって生成された該複数のバーストレーザー光を、該被加工物の内部に集光させて該被加工物を加工する集光器と、
    を備えたレーザー加工装置であって、
    該バースト生成手段は、
    該レーザー発射部から放射されたレーザー光を、第1の方向へ向かう第1のレーザー光と、第2の方向へ向かう第2のレーザー光とに分割するビームスプリッタと、
    反射面を有するミラーを備え、該反射面で反射させ該第2のレーザー光を循環させて、該ビームスプリッタに再び入射させる循環回路と、
    を備え、
    該ビームスプリッタは、入射した該レーザー光を偏光面によって分割する偏光ビームスプリッタであり、
    該循環回路は、
    該ビームスプリッタによって分割された前記第2のレーザー光の偏光面を回転させる1/2波長板を備え、
    該レーザー発射部によって放射された該レーザー光が該ビームスプリッタに入射し、該ビームスプリッタによって分割された該第1のレーザー光が該集光器に入射
    該1/2波長板によって該偏光面を回転させた該第2のレーザー光が、該ビームスプリッタに再び入射し、
    該1/2波長板の角度によって該ビームスプリッタにおける該第2のレーザー光の分割割合を変えて減衰率を調整する
    請求項1記載のレーザー加工装置。
  2. 前記レーザー発射部によって放射された前記レーザー光の偏光面を回転させる第2の1/2波長板を備え、
    該第2の1/2波長板によって該偏光面を回転させた該レーザー光が、前記ビームスプリッタに入射する、請求項1記載のレーザー加工装置。
  3. 前記循環回路は、
    前記ビームスプリッタによって分割された前記第2のレーザー光を集光させる凸レンズを備え、
    前記バースト生成手段によって生成された前記バーストレーザー光が該循環回路を循環した回数が多くなるほど、該バーストレーザー光を前記集光器が集光する集光点が該集光器に近くなる、請求項1又は2のいずれかに記載のレーザー加工装置。
  4. 前記循環回路は、
    前記ビームスプリッタによって分割された前記第2のレーザー光を発散させる凹レンズを備え、
    前記バースト生成手段によって生成された前記バーストレーザー光が該循環回路を循環した回数が多くなるほど、該バーストレーザー光を前記集光器が集光する集光点が該集光器から遠くなる、請求項1又は2のいずれかに記載のレーザー加工装置。
  5. 前記循環回路には、
    前記ビームスプリッタによって分割された前記第2のレーザー光のビーム径を拡大させるビームエキスパンダを備え、
    前記バースト生成手段によって生成された前記バーストレーザー光が該循環回路を循環した回数が多くなるほど、該バーストレーザー光の該ビーム径が大きくなる、請求項1又は2のいずれかに記載のレーザー加工装置。
  6. 前記バースト生成手段は、
    前記循環回路の光路長を調整する光路長調整手段を備え、
    前記複数のバーストレーザー光の時間間隔が変更可能である、請求項1〜のいずれか記載のレーザー加工装置。
JP2014125167A 2014-06-18 2014-06-18 レーザー加工装置 Active JP6401943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014125167A JP6401943B2 (ja) 2014-06-18 2014-06-18 レーザー加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014125167A JP6401943B2 (ja) 2014-06-18 2014-06-18 レーザー加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016002569A JP2016002569A (ja) 2016-01-12
JP6401943B2 true JP6401943B2 (ja) 2018-10-10

Family

ID=55222281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014125167A Active JP6401943B2 (ja) 2014-06-18 2014-06-18 レーザー加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6401943B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6802094B2 (ja) * 2017-03-13 2020-12-16 株式会社ディスコ レーザー加工装置
JP6781650B2 (ja) * 2017-03-13 2020-11-04 株式会社ディスコ レーザー加工装置
JP6781649B2 (ja) * 2017-03-13 2020-11-04 株式会社ディスコ レーザー加工装置
JP6802093B2 (ja) * 2017-03-13 2020-12-16 株式会社ディスコ レーザー加工方法およびレーザー加工装置
KR102409834B1 (ko) * 2017-12-04 2022-06-17 삼성디스플레이 주식회사 레이저 결정화 장치

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529693A (ja) * 1990-09-19 1993-02-05 Hitachi Ltd マルチパルスレーザ発生装置、及びその方法、並びにそのマルチパルスレーザを用いた加工方法
JPH0768396A (ja) * 1993-09-02 1995-03-14 Hitachi Constr Mach Co Ltd レーザ加工装置
JPH09314371A (ja) * 1996-05-27 1997-12-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd レーザ加工装置及びダムバー加工方法
JP2002096187A (ja) * 2000-09-18 2002-04-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工装置及び加工方法
JP2004337902A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Hamamatsu Photonics Kk レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP2005138143A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Disco Abrasive Syst Ltd レーザ光線を利用する加工装置
JP4856931B2 (ja) * 2004-11-19 2012-01-18 キヤノン株式会社 レーザ割断方法およびレーザ割断装置
JP2009058776A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Olympus Corp フォーカシング光学系を有する光学系およびこれを用いたレーザ顕微鏡装置
JP5966468B2 (ja) * 2012-03-15 2016-08-10 三星ダイヤモンド工業株式会社 レーザー加工装置
JP2014104484A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016002569A (ja) 2016-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6401943B2 (ja) レーザー加工装置
TWI780175B (zh) 雷射加工裝置
TWI504465B (zh) Optical systems and laser processing devices
EP2185308B1 (en) Method for partitioning and incoherently summing a coherent beam
JP4736633B2 (ja) レーザ照射装置
EA030114B1 (ru) Модульное лазерное устройство
US7804042B2 (en) Pryometer for laser annealing system compatible with amorphous carbon optical absorber layer
JP5146436B2 (ja) レーザ光吸収装置及びその固体レーザ装置
KR102631831B1 (ko) 극자외 광원 내에서의 타겟 팽창 속도 제어 방법
TWI771474B (zh) 雷射光束剖析器單元以及雷射加工裝置
JP2016052672A (ja) レーザー加工装置
KR20140020776A (ko) 프레넬 영역 소자를 이용한 레이저 가공 장치 및 이를 이용한 기판 절단 방법
JP2016131997A (ja) レーザ切断光学ユニット及びレーザ切断装置
KR20120108563A (ko) 레이저를 이용한 경사 각도를 조절할 수 있는 그루브 가공 방법
US10780524B2 (en) Laser processing method and laser processing apparatus
JP6151130B2 (ja) レーザー加工装置
KR101850365B1 (ko) 레이저 가공 장치, 이를 이용한 레이저 가공 방법 및 이에 사용되는 레이저 조사 유닛
TWI510318B (zh) 用於工件之雷射加工的裝置及使用此裝置之方法
JP7173809B2 (ja) レーザー加工方法
KR101262869B1 (ko) 반사 거울을 이용한 레이저 빔의 다중 초점 생성 장치
JP2006237489A (ja) レーザ照射装置及びレーザ照射方法
JP6802094B2 (ja) レーザー加工装置
JP2015062943A (ja) レーザ加工装置、レーザ加工方法
JP6487184B2 (ja) レーザー発振機構
JP2023524166A (ja) レーザー加工用の加工ヘッド及び加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6401943

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250