JP6400382B2 - 重金属固化剤および廃棄物処理方法 - Google Patents
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第一の発明に係る重金属固化剤は、上述したように水ガラスとピペラジン系キレート剤とを主成分とした混合液である。
第一の発明に使用される水ガラスは、A2O・nSiO2(A:アルカリ金属、n:モル数)で表される。アルカリ金属としては、ナトリウム、リチウム、カリウムが例示でき、好ましくはナトリウムである。水ガラスとしては、メタけい酸ナトリウム、オルトけい酸ナトリウム、溶液型の水ガラスなど特に限定されるものでないが、工業的入手の容易さ、価格の点からけい酸ナトリウムが好ましい。
ピペラジン系キレート剤としては、ピペラジンジチオカルバミン酸塩やピペラジンビスジチオカルバミン酸塩等を含むものが使用でき、ピペラジンジチオカルバミン酸塩としては特許3391173号に例示されている、ピペラジン−N−カルボジチオ酸塩、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩が好ましく用いられる。それらの塩としてはナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属塩、マグネシウムやカルシウム等のアルカリ土類金属塩が用いられ、入手のしやすさからカリウム塩が好ましく用いられる。
第一の発明に係る重金属固化剤において、水ガラスとピペラジン系キレート剤との混合比は、例えばアルカリ酸化物換算(A2O)含有量5〜11重量%の水ガラスと30〜50%濃度のピペラジン系キレート剤との混合液を用いた場合には、重量比で水ガラス:ピペラジン系キレート剤=1:99〜99:1でもよく、5:95〜95:5でもよく、さらには30:70〜70:30としてもよい。なお、水ガラスとピペラジン系キレート剤との固形分換算での混合比は、重量比で水ガラス:ピペラジン系キレート剤=1:300〜150:1でもよく、1:200〜100:1でもよい。水ガラスとピペラジン系キレート剤との相溶性は非常に高いので、水ガラスとピペラジン系キレート剤との混合比は処理する飛灰に応じて適宜設定できる。
第一の発明に係る廃棄物処理方法は、上記重金属固化剤と水と廃棄物とを混合および混練することを特徴としている。本発明において処理の対象となる廃棄物としては、ストーカ式、流動床式、回転式焼却炉の炉底から排出される焼却灰または排ガスとともに排出される灰分、例えばバグフィルター、電気集塵器、マルチサイクロンなどで収集された飛灰、または近年ダイオキシン対策として実施されている焼却灰と飛灰の混合物もしくはゴミそのものを1500℃以上の高温で溶融スラグ化したときに排出される溶融飛灰などが挙げられるがこれらに限定されない。
第二の発明に係る重金属固化剤は、水ガラスを含む配合剤(I)とピペラジン系キレート剤を含む配合剤(II)とを組み合わせたキットである。
第二の発明に使用される水ガラスを含む配合剤(I)における水ガラスは、A2O・nSiO2(A:アルカリ金属、n:モル数)で表される。アルカリ金属としては、ナトリウム、リチウム、カリウムを例示でき、好ましくはナトリウムである。水ガラスとしては、メタけい酸ナトリウム、オルトけい酸ナトリウム、溶液型の水ガラスなど特に限定されるものでないが、工業的入手の容易さ、価格の点からけい酸ナトリウムが好ましい。
ピペラジン系キレート剤を含む配合剤(II)におけるピペラジン系キレート剤は、前記第一の発明におけるピペラジン系キレート剤と同様であり、その好適例等も同様である。
第二の発明に係る重金属固化剤において、配合剤(I)に含まれる水ガラスと配合剤(II)に含まれるピペラジン系キレート剤との重量比は、例えば配合剤(I)としてアルカリ酸化物換算(A2O)含有量5〜22重量%の水ガラスおよび配合剤(II)として40%濃度のピペラジン系キレート剤を用いた場合には、水ガラス:ピペラジン系キレート剤=1:99〜99:1でもよく、5:95〜95:5でもよく、さらには30:70〜70:30でもよい。なお、配合剤(I)に含まれる水ガラスと配合剤(II)に含まれるピペラジン系キレート剤との固形分換算での重量比は、水ガラス:ピペラジン系キレート剤=1:400〜200:1でもよく、1:300〜150:1でもよく、さらには1:200〜100:1でもよい。配合剤(I)と配合剤(II)との重量比は、処理する飛灰に応じて適宜設定できる。
第二の発明に係る廃棄物処理方法は、上記重金属固化剤と水と廃棄物とを混合および混練することを特徴としている。本発明において処理の対象となる廃棄物としては、ストーカ式、流動床式、回転式焼却炉の炉底から排出される焼却灰または排ガスとともに排出される灰分、例えばバグフィルター、電気集塵器、マルチサイクロンなどで収集された飛灰、または近年ダイオキシン対策として実施されている焼却灰と飛灰の混合物もしくはゴミそのものを1500℃以上の高温で溶融スラグ化したときに排出される溶融飛灰などが挙げられるがこれらに限定されない。
水ガラスA:3号水ガラス(Na2O 9.4重量部,SiO2 28.8重量部,H2O 61.8重量部)に苛性ソーダと水を加えた水ガラスA(Na2O 8.1重量部,SiO2 15.9重量部,H2O 76.0重量部,モル比SiO2/Na2O=2.0)を調製した。
キレート剤A:ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩濃度40%のピペラジン系キレート剤
混合液A1:水ガラスA30重量部とキレート剤A70重量部を混合した混合液A1を調製した。
(比較例1)
都市ゴミ焼却施設で発生した溶融飛灰A50gを1000mlのポリ容器にとり、そこに純水500g入れ、6時間振とう後環境庁告示第13号の溶出試験(以下単に溶出試験とする)を行った。
溶融飛灰A50gに水15gを混合し24時間養生した。養生後粉砕し試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
溶融飛灰A50gに水15g(溶融飛灰A100重量部(以下単に部とする)に対して30部)と水ガラスA5.0g(溶融飛灰A100部に対して10部)を混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
比較例3と同様に水ガラスAの添加量を15g(溶融飛灰A100部に対して30部)に変えた試験を行った。
比較例1で使用した溶融飛灰A50gに水15gとキレート剤B2.5gを加え混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
溶融飛灰A50gに水15gとキレート剤B5.0gを加え混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
溶融飛灰A50gに、水15g、水ガラスA5.0gおよびキレート剤B2.5gをそれぞれ加え混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
水ガラスA1.5gとキレート剤B3.5gを混合して、ゲル状の混合物Xを得た。
溶融飛灰A50gに水15gと混合物X5.0gを加え混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
溶融飛灰A50gに水15gとキレート剤A2.5g(溶融飛灰A100部に対して5部)を混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
比較例9と同様にキレート剤Aの添加量を3.5g(溶融飛灰A100部に対して7部)に変えた試験を行った。
比較例9と同様にキレート剤Aの添加量を5.0g(溶融飛灰A100部に対して10部)に変えた試験を行った。
溶融飛灰A50gに水15gと混合液A1を2.5g(溶融飛灰A100部に対して5部)混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
実施例1と同様に混合液A1の添加量を5.0g(溶融飛灰A100部に対して10部)に変えた試験を行った。
実施例1と同様に混合液A2の添加量を2.5g(溶融飛灰A100部に対して5部)に変えた試験を行った。
実施例3と同様に混合液A2の添加量を5.0g(溶融飛灰A100部に対して10部)に変えた試験を行った。
(比較例12)
都市ゴミ焼却施設で発生した一般飛灰A50gを1000mlのポリ容器にとり、そこに純水500g入れ、6時間振とう溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水20gを混合し24時間養生した。養生後粉砕し試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水15gと水ガラスA5.0gを混合(飛灰100部に対して水と固化剤の合計が40部になるようにした)し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水18.5gとキレート剤A1.5gを混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水18.5gとキレート剤B1.5gを混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水18.5gと混合液A1を1.5g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水18gと混合液A1を2.0g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水18.5gと混合液A3を1.5g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水18gと混合液A3を2.0g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水17.5gと混合液A3を2.5g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水18.5gと混合液B1を1.5g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰A50gに水18.5gと混合液B2を1.5g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
(比較例17)
都市ゴミ焼却施設で発生した一般飛灰B50gを1000mlのポリ容器にとり、そこに純水500g入れ、6時間振とう溶出試験を行った。
一般飛灰B50gに水20gを混合し24時間養生した。養生後粉砕し試料50gを採取し比較例17と同様の溶出試験を行った。
一般飛灰B50gにキレート剤Aを水で30%溶液となるように希釈した液を1gと水19gを混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例17と同様の溶出試験を行った。
水ガラスを含む配合剤(I)として水ガラスAを、ピペラジン系キレート剤を含む配合液(II)としてキレート剤Aを用いた。
一般飛灰B50gに水19gと水ガラスA0.7gを加え混合し、続いてキレート剤Aを0.3g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例17と同様の溶出試験を行った。
実施例12と同様に、水ガラスを含む配合剤(I)として水ガラスAを、ピペラジン系キレート剤を含む配合液(II)としてキレート剤Aを用いた。
一般飛灰B50gに水19gとキレート剤A0.7gを加え混合し、続いて水ガラスAを0.3g加え混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例17と同様の溶出試験を行った。
実施例12と同様に、水ガラスを含む配合剤(I)として水ガラスAを、ピペラジン系キレート剤を含む配合液(II)としてキレート剤Aを用いた。あらかじめ水ガラスAとキレート剤Aを混合し、混合液A3を調製した。
一般飛灰A50gに水19gと混合液A3を1.0g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例17と同様の溶出試験を行った。
(比較例20)
2Lテドラーパックの一部に切り込みを入れ、切れ込みよりテドラーパック内に一般飛灰A50gと水20gを入れた。切り込みをシーラにて閉じ、飛灰Aと水を混合しエアーポンプで空気を一杯に入れた後、80℃の恒温槽で20分間養生した。養生後ガス検知管によりガスの測定を行った。
一般飛灰A50gに水18.5gとキレート剤A1.5gを加えた以外は比較例20と同様の作業を行いガス検知管によりガスの測定を行った。
一般飛灰A50gに水18.5gとキレート剤B1.5gを加えた以外は比較例20と同様の作業を行いガス検知管によりガスの測定を行った。
一般飛灰A50gに水18gと混合液A1を2.0g加えた以外は比較例20と同様の作業を行いガス検知管によりガスの測定を行った。
一般飛灰A50gに水17.5gと混合液A3を2.5g加えた以外は比較例20と同様の作業を行いガス検知管によりガスの測定を行った。
(比較例23)
キレート剤Aを100mlのポリエチレン容器に50ml入れ、ガス検知管を用いてガスの測定を行った。
キレート剤Bを100mlのポリエチレン容器に50ml入れ、ガス検知管を用いてガスの測定を行った。
混合液A1を100mlのポリエチレン容器に50ml入れ、ガス検知管を用いてガスの測定を行った。
混合液A2を100mlのポリエチレン容器に50ml入れ、ガス検知管を用いてガスの測定を行った。
(比較例25)
キレート剤B50重量部と水ガラスA50重量部を混合したところ2相に分離し、数日後には下層部が寒天状にゲル化した。
キレート剤B30重量部と水ガラスA70重量部を混合したところ比較例25と同様に2相に分離し、数日後に下層部が寒天状にゲル化した。
キレート剤B70重量部と水ガラスA30重量部を混合したところ、混合直後にフロック状のゲル化物が発生した。
キレート剤B50重量部と水ガラスC50重量部を混合したところ、混合直後にゲル化した。
リン酸二水素ナトリウム二水和物(関東化学(株)特級試薬)39gに水61gを加え30%濃度の溶液を作製した。
上記30%水溶液50重量部と水ガラスA50重量部を混合したところ、混合直後にゲル化した。
比較例29で使用したリン酸二水素ナトリウム30%溶液を10部と水ガラスA90部を混合したところ常温で3日後にゲル化した。
比較例29で使用したリン酸二水素ナトリウム30%溶液を90部と水ガラスA10部を混合したところ常温で1日後にゲル化した。
リン酸(和光純薬工業(株)特級試薬 濃度85%)30重量部と水ガラスA70重量部を混合したところ、混合直後にゲル化した。
比較例32で使用したリン酸70重量部と水ガラスA30重量部を混合したところ、混合直後にゲル化した。
キレート剤A99重量部と水ガラスA1重量部を混合したところ、ゲル化せず常温および−5℃で1ヵ月以上安定な液が得られた。
キレート剤A70重量部と水ガラスA30重量部を混合したところ、ゲル化せず常温および−5℃で1ヵ月以上安定な液が得られた。
キレート剤A50重量部と水ガラスA50重量部を混合したところ、ゲル化せず常温および−5℃で1ヵ月以上安定な液が得られた。
キレート剤A30重量部と水ガラスA70重量部を混合したところ、ゲル化せず常温および−5℃で1ヵ月以上安定な液が得られた。
キレート剤A1重量部と水ガラスA99重量部を混合したところ、ゲル化せず常温および−5℃で1ヵ月以上安定な液が得られた。
キレート剤A10重量部と水ガラスC90重量部を混合したところ、混合直後はゲル化もせず安定であったが3日後にはゲル化した。
キレート剤A30重量部と水ガラスD70重量部を混合したところ、ゲル化せず常温で1ヵ月以上安定な液が得られた。
キレート剤A30重量部と水ガラスE70重量部を混合したところ、ゲル化せず常温で1ヵ月以上安定な液が得られた。
キレート剤A30重量部と水ガラスF70重量部を混合し、常温で1週間保管したところ結晶が析出した。
キレート剤A50重量部と水ガラスG50重量部を混合し、常温では1ヵ月以上安定な液が得られたが、−5℃において3日間程度で結晶が析出した。
Claims (19)
- 水ガラスとピペラジン系キレート剤との混合液からなる重金属固化剤。
- 前記水ガラスがA2O・nSiO2(A:アルカリ金属 n:モル数)で表され、そのモル比(nSiO2/ A2O)が1.7〜2.7である請求項1に記載の重金属固化剤。
- 前記水ガラス中のアルカリの酸化物換算含有量が5〜11重量%である請求項1または2に記載の重金属固化剤。
- 前記水ガラス中の珪素の酸化物換算含有量が13〜21重量%である請求項1〜3のいずれかに記載の重金属固化剤。
- 前記ピペラジン系キレート剤がピペラジン−N−カルボジチオ酸塩またはピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩を含む請求項1〜4のいずれかに記載の重金属固化剤。
- 前記水ガラスとピペラジン系キレート剤との固形分換算での重量比が、水ガラス:ピペラジン系キレート剤=1:300〜150:1である請求項1〜5のいずれかに記載の重金属固化剤。
- 重金属が鉛、水銀、クロム、ヒ素、カドミウム、セレン、銅群より選ばれる1種以上である請求項1〜6のいずれかに記載の重金属固化剤。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の重金属固化剤、水、および重金属を含む廃棄物を混合する廃棄物処理方法。
- 水ガラスを含む配合剤(I)とピペラジン系キレート剤を含む配合剤(II)とを組み合わせたキットである重金属固化剤。
- 前記配合剤(I)に含まれる水ガラスがA2O・nSiO2(A:アルカリ金属 n:モル数)で表され、そのモル比(nSiO2/ A2O)が0.5〜4.2である請求項9に記載の重金属固化剤。
- 前記配合剤(I)中のアルカリの酸化物換算含有量が5〜22重量%である請求項9または10に記載の重金属固化剤。
- 前記配合剤(I)中の珪素の酸化物換算含有量が9〜38重量%である請求項9〜11のいずれかに記載の重金属固化剤。
- 前記配合剤(II)に含まれるピペラジン系キレート剤がピペラジン−N−カルボジチオ酸塩またはピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩を含む請求項9〜12のいずれかに記載の重金属固化剤。
- 前記配合剤(I)に含まれる水ガラスと配合剤(II)に含まれるピペラジン系キレート剤との固形分換算での重量比が、水ガラス:ピペラジン系キレート剤=1:400〜200:1である請求項9〜13のいずれかに記載の重金属固化剤。
- 重金属が鉛、水銀、クロム、ヒ素、カドミウム、セレン、銅群より選ばれる1種以上である請求項9〜14のいずれかに記載の重金属固化剤。
- 水ガラスを含む配合剤(I)、ピペラジン系キレート剤を含む配合剤(II)、水、および重金属を含む廃棄物を混合する廃棄物処理方法。
- 水ガラスを含む配合剤(I)、水、および重金属を含む廃棄物を混合後、ピペラジン系キレート剤を含む配合剤(II)を混合する廃棄物処理方法。
- ピペラジン系キレート剤を含む配合剤(II)、水、および重金属を含む廃棄物を混合後、水ガラスを含む配合剤(I)を混合する廃棄物処理方法。
- 前記廃棄物がストーカ式、流動床式、回転式焼却炉の炉底から排出される焼却灰または排ガスとともに排出される灰分である請求項8、16〜18のいずれかに記載の廃棄物処理方法。
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