JP6399565B2 - 粘着剤組成物及び粘着シート - Google Patents

粘着剤組成物及び粘着シート Download PDF

Info

Publication number
JP6399565B2
JP6399565B2 JP2017007462A JP2017007462A JP6399565B2 JP 6399565 B2 JP6399565 B2 JP 6399565B2 JP 2017007462 A JP2017007462 A JP 2017007462A JP 2017007462 A JP2017007462 A JP 2017007462A JP 6399565 B2 JP6399565 B2 JP 6399565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensitive adhesive
adhesive composition
mass
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017007462A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018016781A (ja
Inventor
真希子 和才
真希子 和才
正登 齋藤
正登 齋藤
林 虎雄
虎雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Somar Corp
Original Assignee
Somar Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Somar Corp filed Critical Somar Corp
Publication of JP2018016781A publication Critical patent/JP2018016781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6399565B2 publication Critical patent/JP6399565B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、再剥離型粘着層の形成に適した粘着剤組成物と、該組成物からなる粘着層を有する粘着シートに関する。
フレキシブルプリント基板(FPC)の絶縁基板など、薄肉化された被着体を加工する種々の工程において、被着体に補強シートを貼り付け、作業時のハンドリング性を向上させることが行われている。補強シートは加工が終了後に剥離して取り除くことが必要なため、通常、補強シートとして再剥離性粘着シートが用いられている。再剥離性粘着シートとして、主鎖及び/又は側鎖が結晶性ポリマーである粘着性高分子を含む粘着層を基材上に設けた粘着シートが知られている(特許文献1)。
特開平9−251923号公報
特許文献1で開示される粘着シートは、使用時には十分な粘着力を持ちながら、常温(23℃)以下に冷却することによって粘着力が低下し、被着体の剥離を容易にするものである。また一旦粘着力を低下させて被着体を剥離した後においても再利用することが可能であるという利点がある。
しかし、特許文献1で開示される粘着シートは、加温条件(例えば60℃)でのフィルム加工時や搬送時には被着体と確実に密着されうるものの(加温時タックは十分。加温時剥離性は良)、初期の剥離力が小さいため常温での被着体の保持が難しく(初期タックが小。常温での初期の剥離性は不良)、また高温条件(例えば150℃、1時間)での処理後に被着体を粘着層から剥離することが求められた場合、使用目的を終え不要となった後の剥離時に被着体へ糊残り等が発生しやすくなる傾向がある(加熱後剥離性が不良)。
このような問題は、被着体が非常に薄肉のフィルムにおいて、その加工の際に特に重大な問題となる。
本発明の目的は、常温での貼り直し作業ができ、かつ被着体の保持が良好であり、加温条件(例えば60℃)でのフィルム加工時や搬送時には被着体と確実に密着され、高温条件(例えば150℃、1時間)での処理後にも被着体から剥離が容易な粘着層を形成しうる粘着剤組成物と、該粘着剤組成物による粘着層を有する粘着シートとを提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ね、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明によれば、以下に示す構成の粘着剤組成物が提供される。また本発明によれば、以下に示す構成の粘着剤組成物による粘着層を基材フィルム上に形成した粘着シートが提供される。
本発明の粘着剤組成物は、下記に示す、A1及びA2を含む樹脂成分(A)と、架橋剤(B)を含み、該A中のA1とA2の配合比(A1:A2)が質量換算で95:5〜65:35であり、23℃(常温)での初期の剥離力が0.05(N/25mm)以上、60℃での加温時剥離力が0.05(N/25mm)以上、150℃で1時間加熱した後の23℃(常温)での加熱後剥離力が0.7(N/25mm)以下である粘着層を形成するために用いられることを特徴とする。
A1(第1のアクリル系樹脂)は、ガラス転移温度(Tg1)と質量平均分子量(Mw1)を持ち、A2(第2のアクリル系樹脂)は、ガラス転移温度(Tg2)と質量平均分子量(Mw2)を持つ。
Tg1とTg2の関係は、Tg1<Tg2(Tg2はTg1よりも高い)である。
Mw1とMw2はともに10万以上である。
本発明の粘着剤組成物において、A中のA1とA2の配合比(A1:A2)は、質量換算で90:10〜80:20であることが好ましい。
本発明の粘着剤組成物において、Tg1が−70〜−25℃、Tg2が−15〜30℃であって、Tg2とTg1の差(Tg2−Tg1)が10℃以上であることが好ましい。
本発明の粘着剤組成物において、Mw2とMw1の比(Mw2/Mw1)が0.5〜2であることが好ましい。
本発明の粘着剤組成物において、A1およびA2の組成は特に限定されない。一例としてのA2は、少なくとも、下記に示す、A11、A12及びA13の共重合体で形成してもよい。一例としてのA1は、少なくとも、下記に示す、A12とA13の共重合体で形成してもよい。
A11:エチルメタクリレートまたはメチルメタクリレート、
A12:Bと反応しうる官能基とともに炭素数が2〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリレート、
A13:エチレン性不飽和二重結合を有するモノマー(ただし、エチルメタクリレート、メチルメタクリレートを除く)。
本発明の粘着剤組成物は、樹脂成分(A)中に、ガラス転移温度(Tg)と質量平均分子量(Mw)が特定の関係にある複数のアクリル系樹脂(少なくともA1及びA2)を含み、さらに架橋剤(B)が適量範囲で含まれる。そのため、該粘着剤組成物から形成した粘着層は、23℃での初期の剥離力が0.05(N/25mm)以上、60℃での加温時剥離力が0.05(N/25mm)以上、150℃で1時間加熱した後の常温での剥離力が0.7(N/25mm)以下の物性を発現しうる。
A中に、TgとMwが特定の関係にあるA1及びA2を含むことにより、常温(23℃)での貼り直し作業が可能となる。23℃での初期の剥離力が0.05(N/25mm)以上であるため常温での被着体の保持が良好であり、また60℃での加温時剥離力が0.05(N/25mm)以上であるため、加温条件(例えば60℃)でのフィルム加工時や搬送時には被着体と確実に密着され、さらに150℃で1時間加熱した後の常温での剥離力が0.7(N/25mm)以下であるため、その条件下での処理後にも被着体からの剥離を容易なものとすることができる。
すなわち本発明によれば、常温での貼り直し作業ができ、かつ被着体の保持が良好であり、加温条件(例えば60℃)でのフィルム加工時や搬送時には被着体と確実に密着され、高温条件(例えば150℃、1時間)での処理後にも被着体から剥離が容易な粘着層を形成しうる粘着剤組成物と、該粘着剤組成物による粘着層を有する粘着シートとを提供することができる。
本発明の粘着剤組成物は、被着体に対し、以下の性能を発現するように形成されていることを特徴とする。
第1に、23℃での初期の剥離力(常温での初期剥離力(X1))が0.05(N/25mm)以上である。X1が0.05(N/25mm)未満では、被着体との貼りあわせが悪くなり、作業性低下等の不都合を招くことがあり、これを防止するためである。本例において、X1は0.15(N/25mm)以上であることが好ましい。なお、X1の上限は、例えば1(N/25mm)程度である。
第2に、60℃の加温雰囲気での剥離力(加温時剥離力(X2))が0.05(N/25mm)以上である。X2が0.05(N/25mm)未満では加温工程時に被着体との密着が悪くなり、被着体からの浮き、剥がれ等の不都合を招くことがあり、これを防止するためである。本例において、X2は0.07(N/25mm)以上であることが好ましい。なお、X2の上限は、例えば1(N/25mm)程度である。
第3に、150℃(1時間)で加熱した後の常温での剥離力(加熱後剥離力(X3))が0.7(N/25mm)以下である。X3が0.7(N/25mm)を超えると、被着体から粘着体を剥がす際に剥離しにくくなるため、被着体にカールや糊残りが発生したり、凝集破壊を招くことがあり、これを防止するためである。本例において、X3は0.3(N/25mm)以下であることが好ましい。なお、X3の下限は、理論上、0(N/25mm)である。
上記性能(物性)を発現する本発明の粘着剤組成物の組成は、特に限定されないが、例えば以下に示す粘着剤組成物で構成することができる。
一例に係る粘着剤組成物は、必須成分として、樹脂成分(A)と架橋剤(B)を含有する。
樹脂成分(A)としては、少なくとも2種(2種以上)のアクリル系樹脂が用いられる。2種以上のアクリル系樹脂としては、少なくとも、X1を維持(つまり被着体との貼り合わせ時での密着を保持)する成分(A1)と、X2を維持(つまり被着体との加温時での密着を保持)しつつ、X3の上昇を抑え室温での再剥離性を良好にするための成分(A2)と、を含めることが望ましい。
X1とともにX2を維持しつつX3の上昇を抑えるには、A1及びA2として、ともに質量平均分子量(Mw1、Mw2)が適度に高く(Mw1及びMw2が10万以上)、かつA2として、A1のガラス転移温度(Tg1)よりも高いガラス転移温度(Tg2)を持つものが用いられる(Tg1<Tg2)。
A1(第1のアクリル系樹脂)としては、質量平均分子量(Mw1)が10万以上で、かつガラス転移温度(Tg1)が−25℃以下のものが用いられる。Mw1が10万未満では加熱後の剥離力が上昇しやすく、好ましくない。Tg1が−25℃以下となるものとしたのは、粘着力はその粘着剤が持つガラス転移温度(Tg)のプラス30℃(Tg+30℃)前後で発現し始めることを考慮したものである。なお、Mw1が高すぎるとA2との相溶性が悪化したり、常温での初期の剥離力や加熱後剥離力を調整するのが難しくなる。またTg1が低すぎると加温時の剥離力を調整するのが難しくなる。このため、A1としては、上記条件(Mw1が10万以上、かつTg1が−25℃以下)を満足することに加え、Mw1が100万以下、好ましくは80万以下、及び/又は、Tg1が−70℃以上となるものが望ましい。
A1は、例えば、後述する架橋剤(B)と反応しうる官能基とともに炭素数が2〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリレート(A12)と、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマー(A13)との共重合体など、で構成することができる。
A12は、本発明の粘着剤組成物による粘着層の凝集力を向上させ、被着体に糊残りを生じさせないようにするための成分である。官能基としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アセトアセトキシエチル基、エポキシ基などが挙げられるが、汎用性の観点から水酸基及びアミノ基から選ばれる少なくとも1種以上であることが好ましい。このような官能基を有するA12としては、例えば、水酸基を有するモノマーとして、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、N−メチロールアクリルアミド、アリルアルコール、p−ヒドロキシスチレンなどがある。カルボキシル基を有するモノマーとして、β−カルボキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸などがある。アミノ基を含有するモノマーとして、アミノメチル(メタ)アクリレート、メチルアミノメチル(メタ)アクリレート、メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、メチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、アクリルアミドなどがある。アセトアセトキシエチル基を含有するモノマーとして、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレートなどがある。エポキシ基を含有するモノマーとして、グリシジル(メタ)アクリレートなどがある。中でも水酸基を有するモノマーである2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)及び2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)から選ばれる少なくとも1種以上を用いることによって、より粘着層の凝集力を向上させ、より被着体に糊残りを生じさせないようにすることができる。
A13は、被着体からの剥離力を調整するとともに、本発明の粘着剤組成物による粘着層全体のTgを適正範囲に調整しやすくするための成分である。A13としては、炭素数が2〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリレート(ただし、エチルメタクリレート、メチルメタクリレートを除く)、例えば、エチルアクリレート(EA)、メチルアクリレート、ブチル(メタ)アクリレート(BA、BMA)、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(2−EHA、2−EHMA)、プロピル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル(VA)、プロピオン酸ビニル、ビニルエーテル、スチレン、(メタ)アクリロニトリルなどがある。中でもエチルアクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、アクリロニトリル(AN)、メチルアクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート及び酢酸ビニルから選ばれる少なくとも1種以上を用いることによって、より被着体からの剥離力を調整しやすくするとともに、より粘着層全体のTgを適正な範囲に調整しやすくすることができる。
A1を構成しうる、好ましいA12とA13の質量比率は以下のとおりである。A12は、下限として0.5質量%以上、さらには1質量%以上であり、上限として10質量%以下、さらには5質量%以下とし、A13は、下限として30質量%以上、さらには50質量%以上であり、上限として99.5質量%以下、さらには70質量%以下とすることが好ましい。
A2(第2のアクリル系樹脂)としては、質量平均分子量(Mw2)が10万以上で、かつTg1よりも高いガラス転移温度(Tg2)を持つものが用いられる。Mw2が10万未満では加熱後の剥離力が上昇しやすく、一方、Tg2がTg1以下(Tg2≦Tg1)のものを用いた場合、加温時剥離力が不足となりやすく、ともに好ましくない。なお、Mw2が高すぎるとA1との相溶性が悪化したり、常温での初期の剥離力や加熱後剥離力を調整するのが難しくなる。またTg2が高すぎると加熱後の常温での剥離力を調整するのが難しくなる。このため、A2としては、上記条件(Mw2が10万以上、かつTg2がTg1よりも高い(Tg2>Tg1))ことを満足することに加え、Mw2が100万以下、好ましくは60万以下、及び/又は、Tg2が30℃以下、となるものが望ましい。
A2は、例えば、上記A12及びA13と、A11(エチルメタクリレートまたはメチルメタクリレート)との共重合体など構成することができる。
A11は、本発明の粘着剤組成物による粘着層の厚みを薄くすることなく、被着体に貼付して高温加熱した後でも、被着体に糊残りを生じさせないようにするための成分である。
A2を構成しうる、好ましいA11とA12とA13の質量比率は以下のとおりである。A11は、下限として20質量%以上、好ましくは30質量%以上、さらに好ましくは50質量%以上であり、上限として80質量%以下、好ましくは70質量%以下、さらに好ましくは65質量%とし、A12は、下限として0.5質量%以上、好ましくは1質量%以上であり、上限として10質量%以下、好ましくは5質量%以下とし、A13は、下限として10質量%以上、好ましくは25質量%以上、さらに好ましくは30質量%以上であり、上限として79.5質量%以下、好ましくは69質量%以下、さらに好ましくは49質量%以下とすることが好ましい。
本発明では、A1とA2の配合比(A1:A2)は、質量換算で、95:5〜65:35(好ましくは、90:10〜80:20)の範囲である。A2の配合比が95:5よりも少ない場合、加温時剥離力の不足、加熱後の剥離力が上昇となりやすく、一方、A2の配合比が65:35を超えると、初期の剥離力の低下し、相溶性が悪化しやすくなるため好ましくない。
本発明では、加温時剥離力上昇の観点で、Tg2とTg1の差(Tg2−Tg1)が10℃以上となるように、A1とA2を選択すると、さらによい。またこれとは別に、あるいはこれとともに、Mw2とMw1の比(Mw2/Mw1)が0.5〜2となるように、A1とA2を選択するのが好ましい。Mw2/Mw1を0.5以上とすることにより加熱後剥離力の上昇をより抑えやすくすることができ、Mw2/Mw1を2以下とすることにより相溶性をより向上させることができるため、所望の性能の粘着層が得られやすくすることができる。
架橋剤(B)とは、先に説明したA1及び/又はA2を架橋して架橋高分子を形成し得る物質を意味する。架橋高分子を形成することで、フィルム加工時の充分な粘着力と冷却後の優れた剥離性を発揮させることが容易となる。
Bとしては、一般に、イソシアネート系架橋剤、金属キレート架橋剤、又はエポキシ系架橋剤等が知られているが、本発明においてはイソシアネート系架橋剤を好適に用いることができる。
イソシアネート系架橋剤としては、従来公知のイソシアネート系架橋剤、例えば、多価イソシアネート化合物、及びそのオリゴマーやプレポリマー等を好適に用いることができる。多価イソシアネート化合物としては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−キシレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4’−ジイソシアネート、3−メチルジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−2,4’−ジイソシアネート、リジンイソシアネート等が挙げられる。中でも、イソホロンジイソシアネートなどの脂環族ジイソシアネートを好適に用いることができる。この架橋剤は、優れた再剥離性と耐熱性を付与することができるという効果を奏する点において好ましい。なお、「架橋剤」は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
Bの配合割合は、架橋剤の種類や官能基の数等によって異なるため特に限定されるものではないが、100質量部のA(例えばA1及びA2の合計)に対し、1〜8質量部の範囲が好ましく、さらには1.5〜6質量部の範囲が好ましい。Bの配合割合を1質量部以上にすることで、より加熱後剥離力の上昇を抑えのり残りなく容易に剥離することができ、8質量部以下とすることにより、より常温での初期の剥離力の低下を抑えることができる。
本例の粘着剤組成物は、上述した(A)及び(B)、さらに必要に応じて従来慣用されている各種添加剤を任意の順序で添加し、溶解又は分散させることにより得ることができる。上記原材料の混合は、ディゾルバー、プラネタリーミキサー、バタフライミキサー等の混合機あるいは混練機を用いて行うことができる。
各種添加剤としては、例えば架橋促進剤、酸化防止剤、安定剤、粘度調整剤、粘着付与樹脂、有機又は無機質充填剤、紫外線などの光線吸収剤などが挙げられる。架橋促進剤としては、例えば、トリエチルアミン系、ナフテン酸コバルト系、スズ系、亜鉛系、チタン系、ジルコニウム系などのものが挙げられる。架橋剤がイソシアネート系架橋剤の場合、特にアルコキシドやアシレート、錯体などの亜鉛系、チタン系及びジルコニウム系促進剤や、塩化第一スズ、テトラ−n−ブチルスズ、塩化第二スズ、トリメチルスズヒドロキシド、ジメチル2塩化スズ、ジ−n−ブチルスズジラウレートなどのスズ系促進剤を使用するのが好ましい。また、エポキシ樹脂を架橋剤として用いる場合には、商品名 TMP−30として知られている3級アミンを1分子中に3個含有したフェノール類が特に有効である。光線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤やトリアジン系紫外線吸収剤などが挙げられる。
また、酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤などが挙げられる。酸化防止剤を本例の粘着剤組成物中に適量含有させることにより、粘着層とした際に、さらに加熱後剥離力の上昇を抑えることができる。
酸化防止剤の添加量は、100質量部のA(例えばA1及びA2の合計)に対し、10質量部以下が好ましく、さらには1質量部以下が好ましい。なお、酸化防止剤を過剰に添加しても、得られる効果は一定であるため、経済性の観点から酸化防止剤は上記範囲とすることが好ましい。また過剰に添加した酸化防止剤は、経時により粘着層から析出する傾向があり、加熱後剥離力に悪影響を及ぼす可能性があるため、このような観点からも上記範囲とすることが好ましい。
本発明の粘着シートは、粘着層を有する。この粘着層は、上述した粘着剤組成物を基材フィルム上に塗布し、必要に応じて乾燥させることにより得ることができる。
本発明の粘着シートに用いられる基材フィルムとしては、特に限定されないが、耐熱性を有するものがよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂の他、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリエステルエーテル樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、フッ素樹脂等からなるフィルムが挙げられ、経済性と性能の面から特に好ましい基材としてはポリエチレンテレフタレートである。基材フィルムは、透明または不透明の別を問わずに使用可能であり、また有色に着色されたものでもよい。
基材フィルムの厚さは、被着体を保護し、かつ必要な強度で支持することが可能な厚さであれば従来から基材フィルムとして用いられているものの厚さ、例えば10〜125μm程度の厚さのものが用いられる。
基材フィルムの表面には、所望により表面処理を行うことができる。この時の表面処理としては、例えば(1)コロナ放電処理やグロー放電処理などの放電処理、(2)プラズマ処理、(3)火炎処理、(4)オゾン処理、(5)紫外線処理や電子線、放射線処理等の電離活性線処理、(6)サンドマット処理やヘアライン処理などの粗面化処理、(7)化学薬品処理、(8)アンカー層形成等が挙げられる。前記アンカー層としては、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステルポリウレタン樹脂などが用いられる。このアンカー層の厚さは、通常0.01〜1.5μmの範囲である。
粘着層の厚さは、所定の剥離性能(X1〜X3)を有すれば特に規定はなく、一般的に、2〜50μm程度、好ましくは3〜20μm程度である。この厚みよりも薄いと、X1が小さくなると共に、X2も0.05(N/25mm)以上を満たしにくく、その結果、工程時の被着体の浮きや剥がれが生じるおそれがある。また、この範囲を超えると、X1が高くなると共に、X3も大きくなり、再剥離性に支障をきたすので好ましくない。
本発明の粘着シートは、その取り扱いの容易化を図るため、被着体と貼り合わされるまでは、粘着層表面に剥離可能なセパレータを貼り合わせておくとよい。セパレータは、公知の何れのものも使用することができ、その厚みは、15〜200μm程度にするとよい。
本発明の粘着シートは、例えば、基材上への微細パターンの形成(微細パターンが基材上に配置された微細パターン基板の製造)など、広範な用途に使用することができる。
微細パターンとしては、例えば、加飾フィルムの加飾パターンや、信号を伝達するための配線パターンなどが挙げられる。配線パターンが基材上に配置された配線パターン基板は、例えば、タッチパネル、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、太陽電池モジュール、プリント配線板などの各種電子部品に組み込んで使用される。加飾パターンが基材上に配置された加飾パターン基板は、例えば、電子機器、車両の内装や外装などに使用される。
したがって、本例でいう被着体は、上述した微細パターンの形成(微細パターン基板の製造)の基となる積層体を意味する。そのような積層体は、例えば、基材上に、パターン形成層(微細パターンの基となる層。例えば配線パターン形成層や加飾パターン形成層など)と感光性樹脂層の積層体からなる感光層が設けられた感光フィルムや、片面の全面にパターン形成層を形成した基材と、感光性樹脂層に対応するドライフィルムレジストとの積層体、などが挙げられる。本例では、基材上にパターン形成層が設けられ、パターン形成層上に感光性樹脂層が設けられる。
以下、本発明を実験例(実施例および比較例を含む)に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
1.粘着シートの作製
[実験例1〜14]
耐熱性基材フィルム(50μm、ポリエチレンテレフタレート)の片面に、下記構成成分を表2記載の固形分比(質量換算)で均一に混合し溶解させて調製した粘着層形成塗工液a〜pをそれぞれベーカー式アプリケーターにて乾燥膜厚が7μm程度になるように塗布した。なお、各塗工液中の全固形分はいずれも30質量%に調製した。その後、160℃にて1分乾燥することによって粘着層を形成した後、この粘着層の表面に、その一方の表面がシリコーン離型処理された厚み25μmのPETフィルム(セパレータ)を貼り合せた後、室温にて養生し、各例の粘着シートを得た。
《粘着層形成塗工液a〜pの構成成分》
・第1のアクリル系樹脂(A1,A1’):表1記載の種類/組成と表2記載の固形分比
・第2のアクリル系樹脂(A2,A2’):表1記載の種類/組成と表2記載の固形分比
・架橋剤(B): 表2記載の固形分比
(タケネートD−140N、脂環族ジイソシアネート、三井化学社製)
・溶媒(トルエンとメチルイソブチルケトンの混合溶剤): 適量
2.評価
各例で得られた粘着シートについて、粘着層の物性を以下の方法により測定し、評価した。
(2−1)初期剥離力X1(N/25mm)
23℃、65%RHの条件下で、2cm×10cmの実験例で得られた粘着シートを準備し、そのセパレータを剥離して露出させた粘着層をPETフィルム(厚み50μm、ルミラーT−60、東レ社製)に、2kgゴムローラを用いて300mm/minの速さで一往復させて圧着して貼り合せた。次に、同じ条件(23℃、65%RH)下で20分間放置した試験片について、同条件下で引張試験機を用いて引張り速さ300mm/minでPETフィルムを180度方向に引き剥がしたときの剥離力(初期剥離力X1)を測定し(表2)、以下の基準で評価した。結果を表3に示す。
「AA」:0.15(N/25mm)以上(貼り合わせ性が優れている)。
「A」:0.05(N/25mm)以上、0.15(N/25mm)未満(貼り合わせ性が良い)。
「B」:0.05(N/25mm)未満(貼り合わせ性が悪い)。
(2−2)加温時剥離力X2(N/25mm)
前記(2−1)と同様にしてPETフィルムと粘着シートとを圧着し、20分間放置した試験片を60℃雰囲気下で前記(2−1)と同様にして剥離力(加温時剥離力X2)を測定し(表2)、以下の基準で評価した。結果を表3に示す。
「AA」:0.07N/25mm)以上(密着性が優れている)。
「A」:0.05(N/25mm)以上、0.07(N/25mm)未満(密着性が良い)。
「B」:0.05(N/25mm)未満(密着性が悪い)。
(2−3)加熱後剥離力X3(N/25mm)
前記(2−1)と同様にしてPETフィルムと粘着シートとを圧着し、20分間放置した試験片を150℃の雰囲気下で1時間加熱し、23℃、65%RHの条件下で冷却後、前記(2−1)と同様にして剥離力(加熱後剥離力X3)を測定し(表2)、以下の基準で評価した。結果を表3に示す。
「AA」:0.3(N/25mm)以下(剥離性が優れている)。
「A」:0.3(N/25mm)を超え、0.7(N/25mm)以下(剥離性が良い)。
「B」:0.7(N/25mm)超過(剥離性が悪い)。
(2−4)塗工液におけるアクリル系樹脂(A1)とアクリル系樹脂(A2)の相溶性
粘着層形成塗工液中の第1のアクリル系樹脂(A1)と第2のアクリル系樹脂(A2)との相溶性が良いかどうか、塗工液及び粘着層表面の状態を目視にて評価した。結果を表3に示す。
「AA」:塗工液は白濁がなく透明であり、粘着層表面に白化がない(相溶性が優れている)
「A」:塗工液がわずかに白濁するが、粘着層表面に白化がない(相溶性が良い)
「B」:塗工液が白濁し、粘着層表面に白化がある(相溶性が悪い)
3.考察
実験例2〜4、4a、4b、5、6、8、9、12、13、14は、A1及びA2として、Mw(Mw1、Mw2)がともに10万以上のもの(A1a、A2a、A2b、A2c)を使用し、また、A2として使用したもの(A2a、A2b、A2c)はA1のガラス転移温度Tg1よりも高いガラス転移温度Tg2を持つものであり、さらに、A1とA2の配合比(A1:A2)が質量換算で95:5〜65:35を満たす粘着剤組成物からなる粘着層を有する粘着シートであった(表1、表2)。これらの粘着シートは、十分な初期タックを有していて貼り合わせ性が良好であった(X1がA又はAA)。また加温時に十分な密着性を有しており(X2がA又はAA)、さらに加熱処理後ものり残りなく、剥離性も良好であった(X3がA又はAA)。また、塗工液におけるA1とA2の相溶性も良好であった(相溶性がA又はAA)(表3)。
特に実験例3、4、5は、Mw1とMw2がともに10万以上であり、さらにMw1は80万以下、Mw2は60万以下であり、A1とA2の配合比(A1:A2)が質量換算で90:10〜80:20を満たしているものであったが、X1、X2、X3及び相溶性のすべてが優れた結果となった。
一方、実験例1は、粘着剤組成物としてA1に属するもの(A1a)を含有するが、A2に属するものを含有しないものであった(表2)。その結果、実験例2〜4、4a、4b、5、6、8、9、12、13、14と比較して、X2が低く、X3が高いものとなった(表3)。このことから、粘着剤組成物はAとして、A1とともに、A2に属するものを含有しなければならないことがわかる。
また、実験例7は、粘着剤組成物としてA1とA2の配合比(A1:A2)が質量換算で64:36(95:5〜65:35を満たさないもの)で、A2が多い粘着シートであった(表2)。その結果、実験例2〜4、4a、4b、5、6、8、9、12、13、14と比較して、X1が低いものとなった。また、塗工液におけるA1とA2の相溶性の悪いものとなった(表3)。このことから、粘着剤組成物はA1とA2が適量の配合比で含まれていなければならないことがわかる。
また、実験例10は、粘着剤組成物としてA1を含有するが、A2に属するものを含有せず、その代わりにMw2が2.4万(10万未満)のもの(A2d)を含有したものであった(表1、表2)。その結果、実験例2〜4、4a、4b、5、6、8、9、12、13、14と比較して、X3が高いものとなった(表3)。このことから、粘着剤組成物はAとして、A1とともに、A2に属するMw2が10万以上のものが含まれていなければならないことがわかる。
また、実験例11は、粘着剤組成物としてA1を含有するが、A2に属するものを含有せず、その代わりにA11が含まれず、かつMw1が2.7万(10万未満)のもの(A1b)を用いたものであった(表1、表2)。その結果、実験例2〜4、4a、4b、5、6、8、9、12、13、14と比較して、X3が高いものとなった(表3)。このことから、粘着剤組成物は、Aとして、A1とともに、A2に属するもの、すなわちA11を含有し、かつMwが10万以上のものが含まれていなければならないことがわかる。
続いて、酸化防止剤を添加した場合の効果を、以下のようにして調べた。
1.粘着シートの作製
[実験例15〜18]
粘着層形成塗工液として、以下のように酸化防止剤が添加されたものを用いたことを除いては、実験例1〜14と同様にして、粘着シートを作成した。
《粘着層形成塗工液q〜tの構成成分》
・第1のアクリル系樹脂(A1,A1’):表1記載の種類/組成と表4記載の固形分比
・第2のアクリル系樹脂(A2,A2’):表1記載の種類/組成と表4記載の固形分比
・架橋剤(B): 表4記載の固形分比
(タケネートD−140N、脂環族ジイソシアネート、三井化学社製)
・酸化防止剤: 表4記載の固形分比
(IRGANOX3114、フェノール系酸化防止剤、BASF)
・溶媒(トルエンとメチルイソブチルケトンの混合溶剤): 適量
2.評価
各例で得られた粘着シートについて、先と同様にして、初期剥離力X1(N/25mm)、加温時剥離力X2(N/25mm)、及び、加熱後剥離力X3(N/25mm)を測定した。その結果を表4に示す。なお、表4には、比較のため、実験例4の結果も併記してある。
3.考察
実験例15〜18は、何れも、X1が0.15(N/25mm)以上であり、X2が0.07(N/25mm)以上であり、X3が0.3(N/25mm)以下であった。
実験例15〜17は、実験例4と比較すると、初期剥離力X1(N/25mm)及び加温時剥離力X2(N/25mm)は同等であり、加熱後剥離力X3(N/25mm)がより優れていた。
実験例18は、実験例4と比較すると、初期剥離力X1(N/25mm)及び加温時剥離力X2(N/25mm)がより優れており、加熱後剥離力X3(N/25mm)はほぼ同等であった。
以上のように、酸化防止剤を添加することにより、初期剥離力X1(N/25mm)、加温時剥離力X2(N/25mm)、及び、加熱後剥離力X3(N/25mm)の何れかをより良好にできることが分かった。特に、酸化防止剤の添加量を100質量部のAに対し10質量部以下とすることにより、初期剥離力X1及び加温時剥離力X2を維持しつつ、加熱後剥離力X3の上昇を抑えることができることが分かった。

Claims (6)

  1. 第1のアクリル系樹脂(A1)と該A1のガラス転移温度(Tg1)よりも高いガラス転移温度(Tg2)を持つ第2のアクリル系樹脂(A2)とを含み、該A1の質量平均分子量(Mw1)と該A2の質量平均分子量(Mw2)がともに10万以上である樹脂成分(A)と、
    架橋剤(B)と、
    を含み、
    該A中のA1とA2の配合比(A1:A2)が質量換算で95:5〜65:35であり、
    23℃での初期の剥離力が0.05(N/25mm)以上、60℃での加温時剥離力が0.05(N/25mm)以上、150℃で1時間加熱した後の23℃での加熱後剥離力が0.7(N/25mm)以下である粘着層を形成するために用いられ、
    A2は、少なくとも、エチルメタクリレートまたはメチルメタクリレート(A11)と、Bと反応しうる官能基とともに炭素数が2〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリレート(A12)と、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマー(ただし、エチルメタクリレート、メチルメタクリレートを除く)(A13)との共重合体で形成してある粘着剤組成物。
  2. Tg1が−70〜−25℃、Tg2が−15〜30℃であって、Tg2とTg1の差(Tg2−Tg1)が10℃以上である請求項1に記載の粘着剤組成物。
  3. Mw2とMw1の比(Mw2/Mw1)が0.5〜2である請求項1または2に記載の粘着剤組成物。
  4. A1は、少なくとも、A12とA13の共重合体で形成してある請求項1〜3のいずれかに記載の粘着剤組成物。
  5. 酸化防止剤を更に含んだ請求項1〜のいずれかに記載の粘着剤組成物。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の粘着剤組成物からなる粘着層を基材フィルム上に有する粘着シート。
JP2017007462A 2016-07-14 2017-01-19 粘着剤組成物及び粘着シート Active JP6399565B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016139363 2016-07-14
JP2016139363 2016-07-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018016781A JP2018016781A (ja) 2018-02-01
JP6399565B2 true JP6399565B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=61081329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017007462A Active JP6399565B2 (ja) 2016-07-14 2017-01-19 粘着剤組成物及び粘着シート

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6399565B2 (ja)
CN (1) CN107629741B (ja)
TW (1) TWI762468B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6399565B2 (ja) * 2016-07-14 2018-10-03 ソマール株式会社 粘着剤組成物及び粘着シート
CN114621710A (zh) * 2020-12-10 2022-06-14 安佐化学有限公司 一种隐形车衣用粘着剂及其制备方法和应用
JP7466487B2 (ja) 2021-03-29 2024-04-12 ソマール株式会社 粘着シート

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3485412B2 (ja) * 1996-03-15 2004-01-13 ニッタ株式会社 積層セラミックコンデンサ積層工程用の仮止め粘着テープ及び積層セラミックコンデンサの製造方法
JP2001106998A (ja) * 1999-08-02 2001-04-17 Somar Corp 粘着シート及びこれを用いた印刷用フィルムの補強材料
JP5485721B2 (ja) * 2010-01-19 2014-05-07 ソマール株式会社 粘着剤組成物及びこれを用いた粘着シート
JP6399565B2 (ja) * 2016-07-14 2018-10-03 ソマール株式会社 粘着剤組成物及び粘着シート
KR101683739B1 (ko) * 2016-09-20 2016-12-07 주식회사 코스펙스 난연성 발포폴리스티렌 제조용 에멀젼 접착제 조성물 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN107629741A (zh) 2018-01-26
CN107629741B (zh) 2020-04-28
TWI762468B (zh) 2022-05-01
TW201809193A (zh) 2018-03-16
JP2018016781A (ja) 2018-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5423332B2 (ja) 積層シート用接着剤組成物
JP5422091B2 (ja) 帯電防止アクリル粘着剤
JP5546973B2 (ja) 粘着剤組成物、および該粘着剤を用いた光学部材
JP5891663B2 (ja) 着色粘着テープ
JP6609405B2 (ja) 粘着剤組成物、粘着剤層、粘着型光学フィルム、粘着型偏光板、および画像表示装置
JP5712706B2 (ja) 粘着剤、粘着シートおよびディスプレイ
JP6610993B2 (ja) 熱硬化型粘着剤組成物及び粘着層
US20130004695A1 (en) Adhesive composition, adhesive sheet, and touch panel
WO2013129303A1 (ja) 再剥離性保護粘着フィルム及びその製造方法
JP2017035802A (ja) 絶縁放熱シートの製造方法、絶縁放熱シート及びヒートスプレッダー
JP6399565B2 (ja) 粘着剤組成物及び粘着シート
JP2020139035A (ja) 粘着シート、繰り返し屈曲積層部材および繰り返し屈曲デバイス
JP5617987B2 (ja) 帯電防止アクリル粘着剤
JP5760570B2 (ja) ガラスパネル固定用着色粘着テープ
CN107429132A (zh) 透明导电性膜用载体膜及层叠体
JPH11293222A (ja) 粘着剤組成物
JP2015214636A (ja) 粘着剤組成物
JP6550386B2 (ja) 導電性フィルム及びその製造方法
JP2017115078A (ja) 粘着剤組成物、これを架橋させてなる粘着剤、マスキングフィルム用粘着剤、耐熱粘着フィルム用粘着剤、マスキング用耐熱粘着フィルム
JP2013199544A (ja) 粘着性組成物、粘着剤および粘着シート
JP7104742B2 (ja) 工程用再剥離型の粘着シート
JP2015193706A (ja) 導電性基板用表面保護フィルムの製造方法
JP7203624B2 (ja) 光学透明粘着シート、積層シート及び貼り合わせ構造物
JP7132004B2 (ja) マスキングシート
JP6742176B2 (ja) 工程用再剥離型の粘着シート

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6399565

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250