JP6398165B2 - 学習支援システム、プログラム、及び、学習支援方法 - Google Patents

学習支援システム、プログラム、及び、学習支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、英語などの各種教科に関してコンピュータを用いて学習するための学習支援システム、プログラム及び学習支援方法に関する。
近年、コンピュータなどの情報端末装置の進歩及び低価格化、さらには、WWW(World Wide Web)などのネットワーク技術の発展に伴い、情報端末装置又は当該情報端末装置とともにネットワークを利用した学習方法(Eラーニング)が一般的に用いられるようになっている。
このような状況下においては、必要な知識を定着させるための反復学習においても、コンピュータを用いることによって学習効率を向上させるシステム又はそれに用いるアプリケーションプログラム(以下「アプリケーション」という。)も提供されている。また、この種の学習支援システム及びそれに用いるアプリケーションにおいては、反復学習における復習までのインターバルが定着率に影響があるとするエビングハウスの忘却曲線又はLow−First方式の分散学習法を取り入れたものが知られている。
例えば、エビングハウスの忘却曲線を用いた学習支援システムは、間違えた問題だけでなく、正解した問題も適切なタイミングで学習者に提示し、学習者が効率的に復習することができるようになっている。(例えば、特許文献1)。
特開2012−137699号公報
しかしながら、上記特許文献1に用いられる忘却曲線を用いた学習方法にあっては、相関のない問題や知識を定着させるために用いられるものであり、出題される問題と問題とにおいて関連性がある体系的な学習に利用した場合には、必ずしも、学習効率を向上させられるとは限らない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、出題される問題同士に関連性がある体系的な学習において、その学習効率の向上を図ることが可能な学習支援システム等を提供することにある。
(1)上述した課題を解決するため、本発明の学習支援システムなどは、複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段と、前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段と、前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段と、前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記履歴情報から、当該誤答した問題を示す対象問題とは異なる他の問題である非対象問題に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出手段と、前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者と各非対象学習者に対して、各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定手段と、前記特定された類似学習者の前記対象問題における前記履歴情報に基づいて、前記対象問題を最後に誤答した誤答タイミングから当該対象問題を正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段と、を備え、前記出題手段が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行する構成を有している。
この構成により、本発明の学習支援システムなどは、出題された各問題の正誤判定の判定結果を用いることによって、最後に誤答してから解答するまでの正答期間に基づいて、対象学習者に類似する類似学習者を特定し、当該類似学習者による対象問題における正答期間に基づいて対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができる。
したがって、本発明の学習支援システムなどは、対象問題に対して相関の高い問題における対象学習者の正答期間に基づいて、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができるので、出題される問題同士に関連性がある体系的な学習において、最適なタイミングで過去に出題された問題を学習者に提示して当該問題の復習させることができるので、当該体系的な学習における学習効率の向上を図ることができる。
(2)また、本発明の学習支援システムなどは、複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段と、前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段と、前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段と、前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記履歴情報から、当該誤答した問題を示す対象問題とは異なる他の問題である非対象問題に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行された最後のタイミング情報と、を抽出する抽出手段と、前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者と各非対象学習者に対して、各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第1条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定手段と、前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題と前記類似学習者が誤答した各非対象問題に対して、前記類似学習者を除く各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第2条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定手段と、前記特定された類似問題の前記類似学習者における前記履歴情報に基づいて、当該類似問題について、前記類似学習者が最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段と、を備え、前記出題手段が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行する構成を有している。
この構成により、本発明の学習支援システムなどは、出題された各問題の正誤判定の判定結果を用いることによって、最後に誤答してから解答するまでの正答期間に基づいて、対象問題に類似する類似問題を特定し、当該類似問題による対象学習者問題における正答期間に基づいて対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができる。
したがって、本発明の学習支援システムなどは、対象問題に対して相関の高い問題における正答期間に基づいて、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができるので、出題される問題同士に関連性がある体系的な学習において、最適なタイミングで過去に出題された問題を学習者に提示して当該問題の復習させることができるので、当該体系的な学習における学習効率の向上を図ることができる。
(3)また、本発明の学習支援システムなどは、複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段と、前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段と、前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段と、前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記履歴情報から、当該誤答した学習者を示す対象学習者とは異なる他の学習者である非対象学習者に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出手段と、前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題と各非対象問題に対して、各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定手段と、前記類似問題の前記対象学習者における前記履歴情報に基づいて、当該類似問題について、前記対象学習者が最後に誤答した誤答タイミングから当該対象学習者が正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段と、を備え、前記出題手段が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行する構成を有している。
この構成により、本発明の学習支援システムなどは、出題された各問題の正誤判定の判定結果を用いることによって、最後に誤答してから解答するまでの正答期間に基づいて、対象学習者に類似する類似学習者を特定し、かつ、対象問題に類似する類似問題を特定し、当該類似学習者による類似問題における正答期間に基づいて対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができる。
したがって、本発明の学習支援システムなどは、対象問題に対して相関の高い問題における対象学習者の正答期間に基づいて、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができるので、出題される問題同士に関連性がある体系的な学習において、最適なタイミングで過去に出題された問題を学習者に提示して当該問題の復習させることができるので、当該体系的な学習における学習効率の向上を図ることができる。
(4)また、本発明の学習支援システムなどは、複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段と、前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段と、前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段と、前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記履歴情報から、当該誤答した学習者を示す対象学習者とは異なる他の学習者である非対象学習者に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出手段と、前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題と各非対象問題に対して、各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第1条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定手段と、前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者と前記類似問題を誤答した各非対象学習者に対して、前記類似問題を除く各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第2条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定手段と、前記類似問題の前記類似学習者における前記履歴情報に基づいて、前記類似学習者が類似問題について最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段と、を備え、前記出題手段が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行する構成を有している。
この構成により、本発明の学習支援システムなどは、出題された各問題の正誤判定の判定結果を用いることによって、最後に誤答してから解答するまでの正答期間に基づいて、対象学習者に類似する類似学習者を特定し、かつ、対象問題に類似する類似問題を特定し、当該類似学習者による類似問題における正答期間に基づいて対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができる。
したがって、本発明の学習支援システムなどは、対象問題に対して相関の高い問題における対象学習者の正答期間に基づいて、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができるので、出題される問題同士に関連性がある体系的な学習において、最適なタイミングで過去に出題された問題を学習者に提示して当該問題の復習させることができるので、当該体系的な学習における学習効率の向上を図ることができる。
(5)また、本発明の学習支援システムなどは、前記類似問題特定手段又は前記類似学習者特定手段が、前記履歴情報に同一の問題について誤答後に正答している判定結果情報のみに基づいて、前記類似問題、前記類似学習者、又は、当該類似問題及び当該類似学習者の双方を特定する構成を有している。
この構成により、本発明の学習支援システムなどは、各学習者において、正答のみしている問題及び誤答しているが正答していない問題などの類似学習者又は類似問題を特定する際に不要な判定結果を排除することができる。
したがって、本発明の学習支援システムなどは、当該類似学習者又は類似問題を特定する際の処理負担を軽減するとともに、不要な判定結果を用いることによって生ずるエラーを排除して適切に、類似問題、類似学習者、又は、当該類似問題及び当該類似学習者の双方を特定することができる。
(6)また、本発明の学習支援システムなどは、前記類似問題特定手段又は前記類似学習者特定手段が、前記履歴情報に前記対象問題について解答している学習者の履歴情報に基づいて、前記類似問題、前記類似学習者、又は、当該類似問題及び当該類似学習者の双方を特定する、構成を有している。
この構成により、本発明の学習支援システムなどは、各学習者において、解答をしていない問題などの類似学習者又は類似問題を特定する際に不要な判定結果を排除することができる。
したがって、本発明の学習支援システムなどは、当該類似学習者又は類似問題を特定する際の処理負担を軽減するとともに、不要な判定結果を用いることによって生ずるエラーを排除して適切に、類似問題、類似学習者、又は、当該類似問題及び当該類似学習者の双方を特定することができる。
(7)本発明の学習支援システムなどは、前記学習者によって使用される通信端末装置とネットワークを介して接続される通信手段を更に備え、前記出題手段が、前記通信手段を介して前記通信端末装置に前記問題データベースから読み出した問題を前記学習者に送信して出題し、前記取得手段が、前記通信手段を介して前記通信端末装置から前記学習者によって入力された解答を取得する、構成を有している。
この構成により、本発明の学習支援システムなど、ネットワークを通じて学習者に問題を提供することができるので、遠隔地における学習者においても当該システムを享受させることができるとともに、学習者の端末装置に演算処理等の負荷をかけず、コストも抑制し、かつ、多くの学習者に容易に当該システムの享受させることができる。
(8)本発明の学習支援システムなどは、前記出題された問題を前記学習者に提示する提示手段と、前記学習者によって解答を入力するために用いる操作手段と、を更に備える、構成を有している。
この構成により、本発明の学習支援システムなどは、学習者が有するパーソナルコンピュータ、スマートフォン、又は、タブレット型通信端末装置等のスタンドアローン型の装置によって上記のシステムを構築することができるので、容易にかつ手軽に当該学習システムを利用することができる。
本発明に係る学習支援システム、プログラム、及び、学習支援通信システムは、対象問題に対して相関の高い問題における正答期間に基づいて、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができるので、出題される問題同士に関連性がある体系的な学習において、最適なタイミングで過去に出題された問題を学習者に提示して当該問題の復習させることができるので、当該体系的な学習における学習効率の向上を図ることができる。
本発明に係る第一実施形態における学習支援通信システムの構成を示すシステム構成図である。 一実施形態における学習支援通信システムの概念を説明するための図である。 一実施形態のサーバ装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態のサーバ装置内に設けられる学習問題DBに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態のサーバ装置内に設けられる履歴情報問題DBに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態のサーバ装置内に設けられる履歴情報問題DBに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態における問題決定処理部の各再出題タイミング決定処理を説明するための図(その1)である。 一実施形態における問題決定処理部の各再出題タイミング決定処理を説明するための図(その2)である。 一実施形態の学習支援通信システムにおいて実行される問題決定処理及び正誤判定処理を含む配信制御処理を示すフローチャートである。 一実施形態の学習支援通信システムにおける配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(学習者ベース)を示すフローチャートである。 一実施形態の学習支援通信システムにおける配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(問題ベース)を示すフローチャートである。 一実施形態の学習支援通信システムにおける配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(改良学習者ベース)を示すフローチャートである。 一実施形態の学習支援通信システムにおける配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(改良問題ベース)を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、通信端末装置と、当該通信端末装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を有する学習支援通信システムに対し、本発明に係る、学習支援システム、プログラム、及び、学習支援方法を適用した場合の実施形態である。
[1]学習支援通信システム
まず、図1を用いて本実施形態における学習支援通信システム1の構成及び概要について説明する。なお、図1は、本実施形態における学習支援通信システム1の構成を示すシステム構成図であり、図2は、本実施形態における学習支援通信システム1の概念を説明するための図である。また、図が煩雑になることを防止するために、図1においては、一部の学習者及びその通信端末装置10のみを示している。すなわち、実際の学習支援通信システム1においては、表示するよりも多数の学習者、及び、その通信端末装置10が存在している。
(学習支援通信システムの概要)
本実施形態の学習支援通信システム1は、学習者に対して各種の学習問題を出題し、その正誤判定を行う学習支援サービスを提供するためのシステムであって、関連性のある問題を順次出題するとともに、誤答した問題については繰り返し出題することによって英語などの所定の分野における体系的な学習を提供するシステムである。
そして、学習支援通信システム1は、図1に示すように、学習者に学習問題を提示し、かつ、学習者から学習問題に対する解答を得て解答データを生成する複数の通信端末装置10と、ネットワーク20と、複数のデータベース(以下、「DB」と省略する。)を有し、該当する通信端末装置10に各種の学習問題に対応する問題データの提供、及び、当該通信端末装置10において生成された解答データを取得してその正誤判定などの学習支援サービスを提供するサーバ装置30と、を有している。
なお、本実施形態においては、後述するように、複数のDBとして、出題する学習問題が記憶される学習問題DB331、学習者毎にかつ学習問題毎に学習問題の正誤に関する履歴情報が記憶される履歴情報DB332及び学習者の情報が記憶される学習者DB333が用いられる。
また、学習支援サービスの内容に関しては任意であり、各種の教科に関する問題データを通信端末装置10に配信して学習問題に解答させるものであればよい。
さらに、説明の便宜上、以下の説明においては、学習者に提供する学習問題として、文法、リーディング、リスニング等に関する英語教科を用いて説明する。
本実施形態の学習支援通信システム1は、各学習者の各問題に対する正誤判定の判定結果、及び、各学習者の各問題の解答タイミングを履歴情報として登録するとともに、当該履歴情報を用いた協調フィルタリングを適用しつつ、誤答した問題(すなわち、現在学習すべき学習問題)について適切なタイミングで再出題するようになっており、出題される問題同士に関連性がある体系的な学習において反復学習を行うことによって当該体系的な学習における学習効率を向上させるための構成を有している。
通常、反復学習を実行する場合には、エビングハウスの忘却曲線、又は、Low−First方式の分散学習法を用いることが一般的である。しかしながら、これらは、相互に関連を持たない知識について記憶の定着を図るものであり、英語などの相互に関連を持つ体系的な学問知識に当てはまらない場合も少なくない。すなわち、エビングハウスの忘却曲線、又は、Low−First方式の分散学習法は、覚えにくい問題と覚え易い問題を分ける事なく非効率な復習が実行されることになり、学習効率を向上させることは難しい。
例えば、英語のフレーズを覚える場合に、2つのフレーズ
(1)We’d appreciate it if you could send it by next week.
(2)We’d appreciate it.
においては、一方のフレーズを覚えると、もう一方のフレーズも覚えている可能性が高いと予想される。
しかしながら、エビングハウスの忘却曲線の理論では、上記のような関連性が考慮されていないため、仮に(1)のフレーズを覚えていた場合であっても、(2)のフレーズの復習を提示されるケースを軽減することができない。
そこで、本実施形態の学習支援通信システム1は、学習履歴に基づく協調フィルタリングを用いることによって、再出題の対象となる学習問題(以下、「対象学習問題」という。)に類似する学習問題(以下、「類似問題」という。)又は、再出題が為される学習者(以下、「対象学習者」という。)に類似する学習者(以下、「類似学習者」という。)を推定し、当該推定した類似問題、類似学習者及びその双方に基づいて、対象学習者に対象問題を再度出題するタイミング(以下、「再出題タイミング」という。)、すなわち、次に学習すべき時期(インターバル)を決定し、当該決定されたタイミングに基づいて対象問題を対象学習者に提供する構成を有している。
例えば、図2に示すように、通信端末装置10を介して、学習者が学習者IDとパスワード(以下、「PW」とも表記する。)に基づいて学習システムサービスにログインすると(図2の(1))、学習支援システム1は、学習問題DB331から学習者の履歴その他の要素に基づいて選択した問題A「リンゴを英語で表すと?」を読み出して通信端末装置10を介して該当する学習者に出題(すなわち、提示)するようになっている(図2の(2))。
そして、学習支援システム1は、通信端末装置10から送信された出題した学習問題に対する解答を取得すると(図2の(3))、その正誤判定(図2の(4))を実行してその判定結果(以下、「正誤判定結果」という。)とその解答タイミングを履歴情報として履歴情報DB332に登録するとともに(図2の(5))、当該正誤判定結果において誤答であると判定した場合には、上述のように問題Aの再出題タイミングを決定し(図2の(6))、その情報を学習者DBに登録するようになっている(図2の(7))。
特に、学習支援システム1は、再出題タイミングを登録すると、当該再出題タイミングが到来した場合に(図2の(8))、問題Aを再度出題し(図2の(9))、学習者に誤答した問題Aの反復学習(復習)を実行させるようになっている。
なお、図2においては、問題Aを最初に出題してから(図2の(2))当該問題Aを再出題するまで(図2の(9))学習者はログインを維持しているが(すなわち、ログイン中であるが)、ログアウトした後に再度ログインしたときに再出題タイミングが到来していた場合、または、当該ログイン中に再出題タイミングが到来した場合に、再度問題Aを出題するようになっている。
このように、本実施形態の学習支援通信システム1は、最適なタイミングで過去に出題された問題を学習者に再提示して当該問題の復習をさせることができるので、すなわち、適切なインターバルによって反復学習を実行させることができるので、当該体系的な学習における学習効率を向上させることができるようになっている。
(学習支援通信システムの概略構成)
通信端末装置10は、例えば、PC(Personal Computer)やタブレット型情報端末装置、スマートフォン、又は、携帯型ゲーム機等の通信端末装置であり、学習支援サービスの提供を享受することができる構成を有している。そして、通信端末装置10は、基地局BSを介して、又は、直接的に、ネットワーク20に接続される。
また、この通信端末装置10は、XML(eXtensible Markup Language)等のマークアップ言語によって記述されているWWWシステム用のリソースデータと、当該リソースデータのネットワークアドレスを示す固有のURL(Uniform Resource Locator)とを用いつつ、サーバ装置30と、データ通信を行うブラウジング機能を有している。
そして、通信端末装置10は、当該ブラウジング機能を用いて、サーバ装置30から問題データを取得するとともに、当該問題データに対する学習者の解答を受け付け、かつ、当該解答に対応する解答データを生成してサーバ装置30に提供する構成を有している。
ネットワーク20は、例えば、携帯電話網を含む公衆電話網と、IP(Internet Protocol)ネットワークとが相互接続されて構成されている。ただし、当該ネットワーク20の構成は、これに限られない。
サーバ装置30は、通信端末装置10を有する学習者に対して、学習支援サービスを提供するため、各種のデータベース(以下、「DB」という。)を有する記録装置330を有し、当該学習支援サービスを学習者に提供する構成を有している。
特に、サーバ装置30は、
(1)通信端末装置10からの要求に応じて、学習者に学習問題を出題するための問題データを通信端末装置10に配信し、
(2)通信端末装置10から学習問題に対する解答データを取得して正誤判定を実行し、通信端末装置10に当該学習問題に対する正誤判定の判定結果(以下、「正誤判定結果」という。)を提供し、
(3)当該正誤判定結果と、正誤判定結果に用いる解答データが入力されたタイミング(すなわち、日時)と、を履歴情報として記録装置330に記録して蓄積し、
(4)誤答した学習問題については、当該履歴情報に基づいて、誤答した学習者に類似する学習者(以下、「類似学習者」という。)又は当該誤答した学習問題に類似する問題(以下、「類似問題」)を推定する協調フィルタリングを実行して適切なタイミングで再出題する、
構成を有している。
このような構成を有することによって、本実施形態の学習支援通信システム1は、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができるので、出題される問題同士に関連性がある体系的な学習において、最適なタイミングで過去に出題された問題を学習者に提示して当該問題の復習させることができるので、当該体系的な学習における学習効率の向上を図ることができるようになっている。
[2]サーバ装置
[2.1]構成
次に、図3〜図6の各図を用いて本実施形態のサーバ装置30の構成について説明する。なお、図3は、本実施形態のサーバ装置30の構成を示すブロック図であり、図4は、本実施形態のサーバ装置30内に設けられる学習問題DB331に記録されるデータの一例を示す図である。また、図5は、本実施形態のサーバ装置30内に設けられる履歴情報DB332に記録されるデータの一例を示す図であり、図6は、本実施形態のサーバ装置30内に設けられる履歴情報DB(以下、「学習履歴DB」ともいう。)332に記録されるデータの一例を示す図である。
本実施形態のサーバ装置30は、図3に示すように、ネットワーク20に接続される通信制御部310と、各種のメモリとして機能するROM/RAM320と、各種のDBを有する記録装置330と、装置全体を制御する管理制御部340と、タイマー350と、各種のデータ処理を実行するデータ処理部360と、を有する。なお、上記の各部は、バスBによって相互に接続され、各構成要素間におけるデータの転送が実行される。
通信制御部310は、所定のネットワークインターフェースであり、通信端末装置10と通信チャネルを構築し、各種データの授受を行う。なお、通信制御部310は、例えば、本発明の通信制御手段を構成する。
ROM/RAM320には、サーバ装置30の駆動に必要な各種のプログラムが記録されている。また、ROM/RAM320は、各種の処理が実行される際のワークエリアとして用いられる。
記録装置330は、HDD、又は、SSD(Solid State Drive)により構成され、その記録領域内には、少なくとも、学習問題DB331と、履歴情報DB332と、学習者DB333と、が構築される。なお、例えば、本実施形態の学習問題DB331は、本発明の問題データベースを構成し、学習履歴DB332は、本発明に係る履歴情報データベースを構成する。
学習問題DB331は、各種の学習問題に関する問題データを所定の形式で記録するデータベースである。例えば、学習問題DB331には、図4に示すように、
(1)各学習問題を識別するための識別情報を示す問題IDと、
(2)当該問題IDに対応する問題データ本体と、
(3)当該の問題の正解情報及び解説を示す解説情報を有する正解データと、
が対応付けて記録される。
特に、学習問題が四択又は五択等の選択式の文章題の場合には、問題データ本体には、当該文章題を示すテキスト情報及びそれを表示するための形式情報が含まれるとともに、正解データには、正解の枝の番号を示す正解情報と、その枝が正解の理由及び不正解の枝の理由が記載されたテキスト情報を有する解説情報と、が含まれる。
なお、本実施形態の問題データにおいては、問題データの形式、及び、問題の出題形式は、任意となっている。例えば、文法やリーディングに関する学習問題の場合には、問題データは、四択、五択等の選択式の文章データにより構成される。そして、この場合には、ユーザが選択した番号が解答であり、当該解答を有するデータが後述する解答データを構成する。
また、リスニングの学習問題に関しては、問題データは、解答選択用の文章データ、及び、問題の文章を読み上げた音声データをテキスト形式に構成され、音声による出題に対して、文章データに記載された内容に従って、解答を選択させるように構成されている。
学習履歴DB332は、各学習者が過去に解答した問題を管理するためデータベースであって、学習者毎に各学習問題に対する正誤判定の結果と、解答したタイミング(具体的には日時)が履歴情報として記録されるデータベースである。例えば、学習履歴DB332には、図5に示すように、
(1)各学習者を識別するための学習者IDと、
(2)学習問題の問題IDと、
(3)学習回数(すなわち、出題されて解答した回数)と、
(4)各学習問題に対して学習者が正解したか否かを示す正誤判定の判定結果の情報(以下、「判定結果情報」という。)と、
(5)学習日時(タイミング)を示す情報(以下、「タイミング情報」という。)と、
が対応付けて記録されている。
なお、判定結果情報及びタイミング情報は、学習回数分の履歴として各出題時の情報が記憶されている。
また、図5には、「学習者1」に学習問題「101」及び「103」が提供されており、学習問題「101」については、1回の学習回数で、1回目の9月28日に「正解」を示す履歴情報が記憶されているとともに、学習問題「103」については、3回の学習問題で、1回目の10月3日に「不正解」、及び、2回目の10月4日に「不正解」を示す履歴情報が記憶されていることを示している。また、この学習履歴DB332に格納される履歴情報は、学習者が問題を解く度に、順次、追加される。
学習者DB333は、各学習者を管理するための各種情報がデータとして格納されるデータベースである。例えば、ユーザ管理DB331には、図6に示すように、登録された学習者毎に、
(1)学習者IDと、
(2)学習支援サービスにログインする際のログイン名及びパスワード
(3)学習者の属性その他を含むユーザ情報と、
(4)出題すべき学習問題の問題IDとその日時を示すタイミング情報を含む再出題情報
が対応付けて登録されている。
特に、再出題情報は、既に出題された学習問題であって未だ正答していない学習問題において、再出題する学習問題及びそのタイミングを示す情報である。また、再出題情報は、後述する再出題タイミングを決定する際に登録され、当該学習問題を再出題される際に削除される情報である。
管理制御部340は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成され、プログラムを実行することによって、サーバ装置30の各部を統合制御する。
タイマー350は、データ処理部360によって配信制御処理が実行された際に、そのときの日付及び時刻を当該データ処理部360に提供する。
データ処理部360は、アプリケーションを実行することにより、学習者に対して出題すべき学習問題を配信し、その正誤判定を実行し、かつ、その結果を通知する配信制御処理を実行する。
特に、データ処理部360は、出題する問題を決定し、決定した学習問題のデータ(以下、「問題データ」という。)を学習問題DB331から読み出す問題決定処理、決定された学習問題の問題データの配信制御、当該問題データに対する解答データの受信制御、解答データに基づく正誤判定処理、正誤判定結果に基づいて各種のDBの管理を実行する。そして、データ処理部360は、出題された学習問題において誤答された場合には、当該習問題の再出題タイミングを決定する処理(以下、「再出題タイミング決定処理」という。)を実行する。
具体的には、データ処理部360は、機能別に、問題決定処理を実行する問題決定処理部361と、問題データ配信制御及び解答データの受信制御を行う出題管理部362と、正誤判定処理を実行する正誤判定処理部363と、DB管理部364と、再出題タイミング決定処理を実行する再出題タイミング決定処理部365と、を実現する。
なお、例えば、本実施形態の問題決定処理部361は、本発明の出題手段を構成し、出題管理部362は、本発明の出題手段及び取得手段を構成する。また、例えば、本実施形態の正誤判定処理部363は、本発明の判定手段を構成し、DB管理部364は、本発明の登録手段を構成する。さらに、例えば、本実施形態の再出題タイミング決定処理部365は、本発明の抽出手段、類似学習者特定手段、類似問題特定手段及び決定手段を構成する。
問題決定処理部361は、通信制御部310を介して通信端末装置10から送信された学習問題の配信要求を受信すると、当該配信要求に含まれる学習者の学習者IDを特定しつつ、当該特定した学習者IDに基づいて学習者DB333を検索し、出題すべき学習問題があるか否かを判断する。そして、問題決定処理部361は、出題すべき学習問題ある場合には、当該学習問題を出題する学習問題として決定し、出題すべき学習問題がない場合には、ランダムに又は所定の処理に従って所定の学習問題を出題する学習問題として決定する。
特に、問題決定処理部361は、学習問題の配信要求に含まれる学習者の学習者IDに基づいて学習者DB333を検索し、該当する学習者IDに対応付けて再出題情報が記憶されている場合には、「出題すべき学習問題が有り」と決定し、その問題IDを読み出す。一方、問題決定処理部361は、該当する学習者IDに対応付けて再出題情報が記憶されていない場合には、「出題すべき学習問題が無し」と決定し、ランダム又は所定の処理に従って決定された学習問題の問題IDを特定する。
出題管理部362は、問題決定処理部361によって決定された学習問題に対応する問題IDに基づいて、学習問題DB331を検索し、当該問題IDを有する問題データを読み出す。そして、出題管理部362は、読み出した問題データに基づいて出題データ(すなわち、学習問題のみ)を生成し、通信制御部310を介して該当する通信端末装置10に学習者に閲覧可能に生成した出題データを配信する。
また、出題管理部362は、学習者の学習問題に対する解答を解答データとして通信端末装置10から取得する受信処理を実行し、正誤判定処理部363に受信した解答データと該当する問題データを提供する。また、出題管理部362は、解答データとともに解答したタイミング(例えば、日時)を示す情報(すなわち、「タイミング情報」)を通信端末装置10から取得し、受信した解答データとともにDB管理部364に提供する。
正誤判定処理部363は、解答データに基づいて学習問題に対する正誤判定を実行するとともに、当該判定結果情報と問題データに基づいて、学習問題の正答と学習者の解答を含む正誤判定データを生成し、通信端末装置10に正誤判定データを送信する正誤判定処理を実行する。特に、正誤判定処理部363は、通信端末装置10から取得された解答データと、該当する問題データに含まれる正解情報を比較することにより、学習者が当該学習問題に正解したか否かを判定する。
DB管理部364は、正誤判定処理部363の正誤判定の結果と受信した解答データのタイミング情報に基づいて学習者DB333における該当する学習者の各データを更新するデータ更新処理を実行する。
具体的には、DB管理部364は、正誤判定処理部363によって実行された正誤判定の対象となる学習者の学習者IDに対応付けて、出題された学習問題の問題IDと、正誤の判定結果、タイミング情報を履歴情報DB332に登録する。
再出題タイミング決定処理部365は、学習者によって出題された問題について誤答した場合に、
(1)学習者を基準とする再出題タイミング決定処理(以下、「再出題タイミング決定処理(学習者ベース)」という。)、
(2)学習問題者を基準とする再出題タイミング決定処理(以下、「再出題タイミング決定処理(問題ベース)」という。)、
(3)学習者を基準としつつ、学習問題の要素を加えて実行する再出題タイミング決定処理(以下、「再出題タイミング決定処理(改良学習者ベース)」という。)、及び、
(4)学習問題を基準としつつ、学習者の要素を加えて実行する再出題タイミング決定処理(以下、「再出題タイミング決定処理(改良問題ベース)」という。)、
のいずれかの再出題タイミング決定処理を実行することによって誤答した学習者(以下、「対象学習者」という。)の誤答した学習問題(以下、「対象問題」という。)について再出題する再出題タイミングを決定する。
なお、本実施形態の再出題タイミング決定処理部365における各再出題タイミング決定処理の詳細については後述する。
[2.2]再出題タイミング決定処理部
次に、図7及び図8を用いて本実施形態の問題決定処理部361における各再出題タイミング決定処理の詳細について説明する。なお、図7及び8は、本実施形態における問題決定処理部361の各再出題タイミング決定処理を説明するための図である。
[2.2.1]再出題タイミング決定処理(学習者ベース)
再出題タイミング決定処理部365は、再出題タイミング決定処理(学習者ベース)としては、誤答した学習者(以下、「対象学習者」という。)を基準として当該対象学習者に類似する非対象学習者を類似学習者として特定しつつ、当該類似学習者において、対象学習者が誤答した学習問題(以下、「対象問題」という。)に対する最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間(以下、単に「正答期間」という。)に基づいて、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する。
すなわち、再出題タイミング決定処理部365は、対象問題に不正解した対象学習者について、対象問題を間違えた学習者を類似学習者として検出するとともに、当該検出した類似学習者が対象問題を正解するまでの期間を正答期間として取得し、対象学習者が対象問題について誤答したタイミングから起算して取得した正答期間の経過後を対象学習者の対象問題における再出題タイミングに設定する。
特に、再出題タイミング決定処理部365は、抽出した判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、対象学習者と各非対象学習者に対して、各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する。
なお、再出題タイミング決定処理部365は、上述のような原理を有することから、履歴情報に対象問題について解答している学習者を対象学習者に用いること、及び、履歴情報に同一の問題について誤答後に正答している判定結果情報のみに基づいて、類似学習者を特定するようになっている。ただし、再出題タイミング決定処理部365は、類似度演算その他の際に、排除せずに、当該類似度演算内で使用しないように処理を実行してもよい。
例えば、再出題タイミング決定処理部365は、図5に示すように履歴情報が登録された履歴情報DB332から、図7に示すような対象学習者及び非対象学習者のすべての学習者における判定結果情報及びタイミング情報を抽出する。なお、図7は、判定結果情報及びタイミング情報が履歴情報から抽出されて変換されていることを示しているわけではなく、便宜上、学習問題(図7においては、以下、「問題」と記載。図8も同様。)毎及び学習者毎に抽出した判定結果情報及びタイミング情報を示しているだけである。
また、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者及び非対象学習者のすべての学習者における判定結果情報及びタイミング情報を抽出すると、抽出した判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、対象学習者と各非対象学習者との組合せ毎に、各非対象問題のそれぞれについて、(式1)〜(式3)を用いて、最後に誤答してから正答するまでの正答期間の差の絶対値「dW」を算出する。
Figure 0006398165
Figure 0006398165
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なお、(式1)〜(式3)において、「Ws」は対象学習者の非対象問題のタイミング情報のベクトルを示すとともに、「Wmt」は、「Ws」を除く学習者であり、各非対象学習者のタイミング情報のベクトルである。また、「i」は、対象問題の識別符号、「S」及び「T」は、対象学習者又は非対象学習者における1〜nまでの非対象学習問題のタイミング情報、及び、「n」は、「i」を除く非対象問題の識別符号を示す。
例えば、抽出した対象学習者及び非対象学習者のすべての学習者における判定結果情報及びタイミング情報が図8に示す場合であって、対象学習者が学習者Cであり、非対象学習者が学習者A、B及びDである場合を想定し、対象問題が「学習問題2」で非対象問題が「学習問題1」、「学習問題3」及び「学習問題4」である場合を想定する。
この場合に、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者Cと非対象学習者A、対象学習者Cと非対象学習者B、及び、対象学習者Cと非対象学習者Dの各組合せにおいて非対象問題のそれぞれについて類似度としての正答期間を算出する。すなわち、図8の場合には、再出題タイミング決定処理部365は、(式4)及び(式5)とに基づいて類似度としての各正答期間を算出する。なお、対象学習者Cと非対象学習者Bについては、対象問題である「学習問題2」について正答してないため、当該対象から除外される。
Figure 0006398165
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そして、再出題タイミング決定処理部365は、類似度の高い(すなわち、正答期間の差が一番小さい)組合せの非対象学習者、上記の場合には、非対象学習者Aを類似学習者に特定するとともに、当該類似学習者について対象問題を最後に誤答した際のタイミング情報「1月1日」と当該対象問題を正答した際のタイミング情報「1月3日」を読み出す。
また、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した2つのタイミング情報に基づいて、類似学習者Aにおいて、対象問題「学習問題2」を最後に誤答した誤答タイミングから当該対象問題を正答するタイミングまでの正答期間「2日」を特定し、特定した正答期間を対象問題「学習問題2」の対象学習者Cについて再出題する再出題タイミング(2日後)を決定する。
[2.2.2]再出題タイミング決定処理(問題ベース)
再出題タイミング決定処理部365は、再出題タイミング決定処理(問題ベース)としては、対象問題を基準として当該対象問題に類似する非対象問題を類似問題として特定しつつ、当該類似問題において、対象学習者が誤答した対象学習問題に対する最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間に基づいて、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する。
すなわち、再出題タイミング決定処理部365は、対象問題に不正解した非対象学習者について、対象問題に類似する類似問題を検出するとともに、当該検出した類似問題を正解するまでの期間を正答期間として取得し、対象学習者が対象問題について誤答したタイミングから起算して取得した正答期間の経過後を対象学習者の対象問題における再出題タイミングに設定する。
特に、再出題タイミング決定処理部365は、抽出した判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、対象問題と各非対象問題に対して、各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの期間をそれぞれ比較し、所定の条件を有する非対象問題を類似問題として特定する。
なお、再出題タイミング決定処理部365は、上述のような原理を有することから、履歴情報に対象問題について解答している学習者を対象学習者に用いること、及び、履歴情報に同一の問題について誤答後に正答している判定結果情報のみに基づいて、類似問題を特定するようになっている。ただし、再出題タイミング決定処理部365は、類似度演算その他の際に、排除せずに、当該類似度演算内で使用しないように処理を実行してもよい。
例えば、再出題タイミング決定処理部365は、図5に示すように履歴情報が登録された履歴情報DB332から、図7に示すような対象学習者及び非対象学習者のすべての学習者における判定結果情報及びタイミング情報を抽出する。
また、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者及び非対象学習者のすべての学習者における判定結果情報及びタイミング情報を抽出すると、抽出した判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、対象問題と各非対象問題との組合せ毎に、各非対象学者のそれぞれについて、(式6)〜(式8)を用いて、最後に誤答してから正答するまでの正答期間の差の絶対値「dV」を算出する。
Figure 0006398165
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なお、(式6)〜(式8)において、「Vs」は対象問題の非対象学習者のタイミング情報のベクトルを示すとともに、「Vmt」は、「Vs」を除く学習問題で有り、各非対象問題のタイミング情報のベクトルである。また、「i」は、対象学習者の識別符号、「S」及び「Tm」は、対象問題又は非対象問題における非対象学習問題のタイミング情報、及び、「n」は、「i」を除く非対象問題の識別符号を示す。
例えば、抽出した対象学習者及び非対象学習者のすべての学習者における判定結果情報及びタイミング情報が図8に示す場合であって、対象学習者が学習者Cであり、非対象学習者が学習者A、B及びDである場合を想定し、対象問題が「学習問題2」で非対象問題が「学習問題1」、「学習問題3」及び「学習問題4」である場合を想定する。
この場合に、再出題タイミング決定処理部365は、対象問題「学習問題2」と非対象問題「学習問題1」、対象問題「学習問題2」と非対象問題「学習問題3」、及び、対象問題「学習問題2」と非対象問題「学習問題4」の各組合せにおいて非対象学習者のそれぞれについて類似度としての正答期間を算出する。すなわち、図8の場合には、再出題タイミング決定処理部365は、(式6)〜(式8)に基づいて類似度としての各正答期間を算出する。
なお、対象問題「学習問題2」及び対象学習者Cの場合における学習問題3についての絶対値dV(s,mt,i)=Vd(2,3,C)=2及び当該学習問題4についての絶対値dV(2,4,C)=1となる。また、対象問題「学習問題2」及び対象学習者Cの場合において、非対象問題「学習問題1」に対象学習者Cの誤答がないので、当該学習問題1についての絶対値dV(2,1,C)の値は、除外される。
そして、再出題タイミング決定処理部365は、類似度の高い(すなわち、正答期間の差Vdが一番小さい)組合せの対象問題「学習問題4」類似問題に特定するとともに、当該類似問題について対象学習者が最後に誤答した際のタイミング情報「1月1日」と当該対象問題を正答した際のタイミング情報「1月3日」を読み出す。
また、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した2つのタイミング情報に基づいて、対象問題「学習問題2」を最後に誤答した誤答タイミングから当該対象問題を正答するタイミングまでの正答期間「2日」を特定し、特定した正答期間を対象問題「学習問題2」の対象学習者Cについて再出題する再出題タイミング(2日後)を決定する。
[2.2.3]再出題タイミング決定処理(改良学習者ベース)
再出題タイミング決定処理部365は、再出題タイミング決定処理(改良学習者ベース)としては、学習者ベースと同様に、対象学習者を基準として当該対象学習者に類似する非対象学習者を類似学習者として特定する。そして、再出題タイミング決定処理部365は、対象問題と各非対象問題に対して実行する上記の問題ベースにおける再出題タイミング決定処理を実行する点に代えて、対象学習者と類似学習者が誤答した非対象学習問題に基づいて上記の問題ベースにおける再出題タイミング決定処理を実行する。その他の点は、上記の問題ベースにおける再出題タイミング決定処理と同様なので、類似問題を特定する処理の説明は省略する。
そして、再出題タイミング決定処理部365は、特定した類似問題の類似学習者における履歴情報に基づいて、当該類似問題について、類似学習者が最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する。
なお、再出題タイミング決定処理部365は、上述のような原理を有することから、履歴情報に前記対象問題について解答している学習者を対象学習者に用いること、及び、履歴情報に同一の問題について誤答後に正答している判定結果情報のみに基づいて、類似学習者又は類似問題を特定するようになっている。ただし、再出題タイミング決定処理部365は、類似度演算その他の際に、排除せずに、当該類似度演算内で使用しないように処理を実行してもよい。
[2.2.4]再出題タイミング決定処理(改良問題ベース)
再出題タイミング決定処理部365は、再出題タイミング決定処理(改良問題ベース)としては、問題ベースと同様に、対象問題を基準として当該対象問題に類似する非対象問題を類似問題として特定する。そして、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者と各非対象学習者に対して実行する上記の学習者ベースにおける再出題タイミング決定処理を実行する点に代えて、対象学習者と類似問題を誤答した非対象学習に基づいて上記の問題ベースにおける再出題タイミング決定処理を実行する。その他の点は、上記の学習者ベースにおける再出題タイミング決定処理と同様なので、学習者を特定する処理の説明は省略する。
なお、再出題タイミング決定処理部365は、上述のような原理を有することから、履歴情報に前記対象問題について解答している学習者を対象学習者に用いること、及び、履歴情報に同一の問題について誤答後に正答している判定結果情報のみに基づいて、類似学習者及び類似学習問題を特定するようになっている。ただし、再出題タイミング決定処理部365は、類似度演算その他の際に、排除せずに、当該類似度演算内で使用しないように処理を実行してもよい。
[3]学習支援通信システムの動作
[3.1]配信制御処理
次に、図9を用いて本実施形態の学習支援通信システム1において実行される問題決定処理及び正誤判定処理を含む配信制御処理について説明する。なお、図9は、本実施形態の学習支援通信システム1において実行される問題決定処理及び正誤判定処理を含む配信制御処理を示すフローチャートである。
本動作においては、予めサーバ装置30の各DBには、図4〜6に例示するデータが格納されているものとする。また、通信端末装置10は、パスワードに基づくログイン処理その他の処理を実行することによって既に学習支援サービス(すなわちサーバ装置30)にアクセスしており、該当する学習者の学習者IDに基づいて当該学習支援サービスにログインしている状態であるものとする。
まず、通信端末装置10は、学習者における学習問題の出題を要求する入力操作を検出すると(ステップS100)、サーバ装置30に学習問題の配信要求を送信し、問題データの受信を待機する(ステップS101)。
次いで、サーバ装置30において、問題決定処理部361は、通信制御部310によって学習問題の配信要求を受信すると(ステップS200)、当該配信要求に含まれる学習者の学習者IDを特定し(ステップS201)、特定した学習者IDに基づいて問題決定処理を実行する(ステップS202〜S204)。
具体的には、問題決定処理部361は、ステップS201の処理によって特定した学習者IDに基づいて学習者DB333を検索し、出題すべき学習問題があるか否か、すなわち、学習者IDに対応付けて再出題情報が登録されている否かを判断する(ステップS202)。
このとき、問題決定処理部361は、出題すべき学習問題があると判定した場合には、学習者IDに対応付けて登録されている再出題情報を読み出して再出題すべき学習問題の問題IDを特定して(ステップS203)ステップSS211の処理に移行する。
また、問題決定処理部361は、出題すべき学習問題がないと判定した場合には、所定の処理に基づいて所定の学習問題の問題IDを特定して(ステップS204)ステップS211の処理に移行する。
次いで、出題管理部362は、問題決定処理によって決定された問題IDに基づいて学習問題DB331から該当する問題データを読み出すとともに、読み出した問題データに基づいて出題データを生成し、通信制御部310を介して該当する通信端末装置10に学習者に閲覧可能に生成した出題データを配信する(ステップS211)。このとき、出題管理部362は、解答データの受信待機状態になる。なお、出題管理部362は、問題決定処理によって決定した問題データの問題IDと当該問題データの各情報をROM/RAM320に記憶する。
次いで、通信端末装置10は、問題データを受信すると(ステップS102)、問題データを学習者に閲覧表示しつつ、学習者による出題された学習問題に対する解答の入力を待機する(ステップS103)。
次いで、通信端末装置10は、学習者によって学習問題に対する解答を受け付けると(ステップS104)、受け付けた解答と当該解答を受け付けた日時を有するタイミングに基づいてタイミング情報を含む解答データを生成するとともに、サーバ装置30に当該解答データを送信し、正誤判定結果を含む正誤判定データの受信を待機する(ステップS105)。
次いで、サーバ装置30においては、出題管理部362は、通信制御部310を介して解答データを受信すると(ステップS221)、ROM/RAM320に記憶した当該問題データに含まれる正答情報と当該受信した解答データとに基づいて、正誤判定処理部363に正誤判定処理を実行させる(ステップS222及びS223)。
具体的には、正誤判定処理部363は、ROM/RAM320に記憶した当該問題データに含まれる正答情報と当該受信した解答データとに基づいて正誤判定を実行する(ステップS222)。
そして、正誤判定処理部363は、判定結果情報及び解答データに含まれるタイミング情報をROM/RAM320に記憶しつつ、判定結果情報、正解情報及び解答データに含まれる学習者が入力した解答に基づいて正誤判定データを生成し、通信制御部310を介して生成した正誤判定データを通信端末装置10に送信する(ステップS223)。
次いで、出題管理部362は、正誤判定結果が正答か誤答かを判定する(ステップS225)。このとき、出題管理部362は、正誤判定結果を正答と判定した場合には、ステップS226の処理に移行し、正誤判定結果を誤答と判定した場合には、ステップS231の処理に移行する。
次いで、出題管理部362は、正誤判定結果を正答と判定した場合には、DB管理部364にROM/RAM320に記憶した問題ID、判定結果情報及びタイミング情報によって示される日時を学習履歴DB334に登録させ(ステップS226)、本動作を終了させる。
また、出題管理部362は、正誤判定結果を誤答と判定した場合には、再出題タイミング決定処理部365に再出題タイミング決定処理を実行させるとともに(ステップS231)、DB管理部364にROM/RAM320に記憶した問題ID、判定結果情報及びタイミング情報によって示される日時を学習履歴DB334に登録させ(ステップS226)、本動作を終了させる。
一方、通信端末装置10は、サーバ装置30から送信された学習問題の解答に対する判定結果情報を受信すると(ステップS106)、当該受信した判定結果情報を正解情報及び解答情報とともに学習者に閲覧可能に表示し、学習支援システムの終了指示又は次の学習問題の配信要求の入力を待機する(ステップS107)。
次いで、通信端末装置10は、学習者の操作に基づいて学習支援システムの終了指示又は次の学習問題の配信要求の入力を判定するとともに(ステップS108)、学習者の操作が次の学習問題の配信要求であると判定した場合には、ステップS101の処理に移行し、学習者の操作が次の学習問題の配信要求でなく、学習支援システムの終了指示であると判定した場合には、学習者にその旨を確認させて(ステップS109)本動作を終了させる。
[3.2]再出題タイミング決定処理(学習者ベース)
次に、図10を用いて本実施形態の学習支援通信システム1における配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(学習者ベース)について説明する。なお、図10は、本実施形態の学習支援通信システム1における配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(学習者ベース)を示すフローチャートである。
本動作において、再出題タイミング決定処理は、上述の配信制御処理のステップS231の処理において実行される処理であり、出題管理部362によって正誤判定結果が誤答と判定された場合に、実行される処理である。
まず、再出題タイミング決定処理部365は、ROM/RAM320に記憶されている誤答した対象学習者の学習者IDを対象学習者IDに設定するとともに、ROM/RAM320に記憶され、当該対象学者によって誤答された学習問題の問題IDを対象問題IDに設定する(ステップS301)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者ID及び対象IDに基づいて学習履歴DB332を検索し、非対象学習者ID及び非対象問題IDを特定するとともに、特定した非対象学習者ID及び非対象問題IDをROM/RAM320に記憶する(ステップS302)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、非対象学習者IDと非対象問題IDとに基づいて、学習履歴DB332を検索し、非対象問題についての各学習者(すなわち、対象学習者及び非対象学習者)における正誤判定結果を示す判定結果情報と、各判定結果情報に対応するタイミング情報と、を読み出す(ステップS303)。すなわち、再出題タイミング決定処理部365は、該当する履歴情報を読み出す。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、対象学習者と各非対象学習者との組合せ(以下、「学習者の組合せ」ともいう。)において、当該組合せ毎に、各非対象問題のそれぞれについて、最後に誤答してから正答するまでの正答期間の差の絶対値(以下、単に「正答期間の差」ともいう。)を算出する(ステップS304)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者と各非対象学習者の組合せ毎に、算出された各非対象問題の絶対値の総和を類似度として演算し(ステップS305)、最小の値の類似度を有する非対象学習者を類似学習者に特定するとともに、その類似学習者の学習者IDを類似学習者IDに特定する(ステップS306)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、特定した類似学習者ID及び対象問題IDに基づいて学習履歴DB332を検索し、類似学習者について対象問題を最後に誤答した際のタイミング情報と当該対象問題を正答した際のタイミング情報を読み出す(ステップS307)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した2つのタイミング情報に基づいて、類似学習者において、対象問題を最後に誤答した誤答タイミングから当該対象問題を正答するタイミングまでの正答期間を特定する(ステップS308)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、特定した正答期間を、ROM/RAM320に記憶されたタイミング情報によって示される日時に特定した正答期間を加算し、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミング(具体的には日時)を決定する(ステップS309)。
最後に、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者IDに基づいて、決定した再出題タイミングをタイミング情報として学習者DB333に登録し(ステップS310)、本動作を終了させる。
する。
[3.3]再出題タイミング決定処理(問題ベース)
次に、図11を用いて本実施形態の学習支援通信システム1における配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(問題ベース)について説明する。なお、図11は、本実施形態の学習支援通信システム1における配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(問題ベース)を示すフローチャートである。
本動作において、再出題タイミング決定処理は、上述の配信制御処理のステップS231の処理において実行される処理であり、出題管理部362によって正誤判定結果が誤答と判定された場合に、実行される処理である。
まず、再出題タイミング決定処理部365は、ROM/RAM320に記憶されている誤答した対象学習者の学習者IDを対象学習者IDに設定するとともに、ROM/RAM320に記憶され、当該対象学者によって誤答された学習問題の問題IDを対象問題IDに設定する(ステップS401)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者ID及び対象IDに基づいて学習履歴DB332を検索し、非対象学習者ID及び非対象問題IDを特定するとともに、特定した非対象学習者ID及び非対象問題IDをROM/RAM320に記憶する(ステップS402)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、非対象学習者IDと非対象問題IDとに基づいて、学習履歴DB332を検索し、非対象問題についての各学習者(すなわち、対象学習者及び非対象学習者)における判定結果情報と、各判定結果情報に対応するタイミング情報と、を読み出す(ステップS403)。すなわち、再出題タイミング決定処理部365は、該当する履歴情報を読み出す。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、対象問題と各非対象問題の組合せに(以下、「学習問題の組合せ」ともいう。)おいて、当該組合せ毎に、各非対象学習者のそれぞれについて、最後に誤答してから正答するまでの正答期間の差の絶対値を算出する(ステップS404)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、対象問題と各非対象問題の組合せ毎に、算出された各非対象学習者の絶対値の総和を類似度として演算し(ステップS405)、最小の値の類似度を有する非対象問題を類似問題に特定するとともに、当該類似問題の問題IDを類似問題IDに特定する(ステップS406)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、特定した類似問題ID及び対象学習者IDに基づいて学習履歴DB332を検索し、類似問題について対象学習者を最後に誤答した際のタイミング情報と当該対象問題を正答した際のタイミング情報を読み出す(ステップS407)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した2つのタイミング情報に基づいて、類似問題において、対象学習者が最後に誤答した誤答タイミングから当該対象問題を正答するタイミングまでの正答期間を特定する(ステップS408)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、特定した正答期間を、ROM/RAM320に記憶されたタイミング情報によって示される日時に特定した正答期間を加算し、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミング(具体的には日時)を決定する(ステップS409)。
最後に、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者IDに基づいて、決定した再出題タイミングをタイミング情報として学習者DB333に登録し(ステップS410)、本動作を終了させる。
する。
[3.4]再出題タイミング決定処理(改良学習者ベース)
次に、図12を用いて本実施形態の学習支援通信システム1における配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(改良学習者ベース)について説明する。なお、図12は、本実施形態の学習支援通信システム1における配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(問題ベース)を示すフローチャートである。
本動作において、再出題タイミング決定処理は、上述の配信制御処理のステップS231の処理において実行される処理であり、出題管理部362によって正誤判定結果が誤答と判定された場合に、実行される処理である。
まず、再出題タイミング決定処理部365は、ROM/RAM320に記憶されている誤答した対象学習者の学習者IDを対象学習者IDに設定するとともに、ROM/RAM320に記憶され、当該対象学者によって誤答された学習問題の問題IDを対象問題IDに設定する(ステップS501)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者ID及び対象IDに基づいて学習履歴DB332を検索し、非対象学習者ID及び非対象問題IDを特定するとともに、特定した非対象学習者ID及び非対象問題IDをROM/RAM320に記憶する(ステップS502)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、非対象学習者IDと非対象問題IDとに基づいて、学習履歴DB332を検索し、非対象問題についての各学習者(すなわち、対象学習者及び非対象学習者)における正誤判定結果を示す判定結果情報と、各判定結果情報に対応するタイミング情報と、を読み出す(ステップS503)。すなわち、再出題タイミング決定処理部365は、該当する履歴情報を読み出す。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、対象学習者と各非対象学習者との組合せ(学習者の組合せ)において、当該組合せ毎に、各非対象問題のそれぞれについて、最後に誤答してから正答するまでの正答期間の差の絶対値を算出する(ステップS504)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者と各非対象学習者の組合せ毎に、算出された各非対象問題の絶対値の総和を類似度として演算し(ステップS505)、最小の値の類似度を有する非対象学習者を類似学習者に特定するとともに、その類似学習者の学習者IDを類似学習者IDに特定する(ステップS506)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、対象問題と類似学習者が誤答した各非対象問題の組合せ(以下、「類似学習者に基づく組合せ」ともいう。)において、当該組合せ毎に、類似学習者を除く各非対象学習者(以下、「各特定非対象学習者」ともいう。)のそれぞれについて、最後に誤答してから正答するまでの正答期間の差の絶対値を算出する(ステップS507)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、対象問題と各非対象問題の組合せ毎に、算出された類似学習者を除く各非対象学習者の絶対値の総和を類似度として演算し(ステップS508)、最小の値の類似度を有する非対象問題を類似問題に特定するとともに、当該類似問題の問題IDを類似問題IDに特定する(ステップS509)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、特定した類似学習者ID及び類似問題IDに基づいて学習履歴DB332を検索し、類似学習者について類似問題IDを最後に誤答した際のタイミング情報と当該対象問題を正答した際のタイミング情報を読み出す(ステップS510)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した2つのタイミング情報に基づいて、類似学習者において、類似問題を最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間を特定する(ステップS511)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、特定した正答期間を、ROM/RAM320に記憶されたタイミング情報によって示される日時に特定した正答期間を加算し、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミング(具体的には日時)を決定する(ステップS512)。
最後に、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者IDに基づいて、決定した再出題タイミングをタイミング情報として学習者DB333に登録し(ステップS513)、本動作を終了させる。
する。
[3.5]再出題タイミング決定処理(改良問題ベース)
次に、図13を用いて本実施形態の学習支援通信システム1における配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(問題ベース)について説明する。なお、図13は、本実施形態の学習支援通信システム1における配信制御処理において実行される再出題タイミング決定処理(問題ベース)を示すフローチャートである。
本動作において、再出題タイミング決定処理は、上述の配信制御処理のステップS231の処理において実行される処理であり、出題管理部362によって正誤判定結果が誤答と判定された場合に、実行される処理である。
まず、再出題タイミング決定処理部365は、ROM/RAM320に記憶されている誤答した対象学習者の学習者IDを対象学習者IDに設定するとともに、ROM/RAM320に記憶され、当該対象学者によって誤答された学習問題の問題IDを対象問題IDに設定する(ステップS601)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者ID及び対象IDに基づいて学習履歴DB332を検索し、非対象学習者ID及び非対象問題IDを特定するとともに、特定した非対象学習者ID及び非対象問題IDをROM/RAM320に記憶する(ステップS602)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、非対象学習者IDと非対象問題IDとに基づいて、学習履歴DB332を検索し、非対象問題についての各学習者(すなわち、対象学習者及び非対象学習者)における判定結果情報と、各判定結果情報に対応するタイミング情報と、を読み出す(ステップS603)。すなわち、再出題タイミング決定処理部365は、該当する履歴情報を読み出す。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、対象問題と各非対象問題の組合せ(学習問題の組合せ)において、当該組合せ毎に、各非対象学習者のそれぞれについて、最後に誤答してから正答するまでの正答期間の差の絶対値を算出する(ステップS604)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、対象問題と各非対象問題の組合せ毎に、算出された各非対象学習者の絶対値の総和を類似度として演算し(ステップS605)、最小の値の類似度を有する非対象問題を類似問題に特定するとともに、当該類似問題の問題IDを類似問題IDに特定する(ステップS606)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、対象学習者と類似問題を誤答した各非対象学習者の組合せ(以下、「類似問題に基づく組合せ」ともいう。)において、当該組合せ毎に、類似問題を除く各非対象問題のそれぞれについて、最後に誤答してから正答するまでの正答期間の差の絶対値を算出する(ステップS607)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者と類似問題を誤答した各非対象学習者の組合せ毎に、算出された類似問題を除く各非対象問題の絶対値の総和を類似度として演算し(ステップS608)、最小の値の類似度を有する非対象学習者を類似学習者に特定するとともに、当該類似学習者の学習者IDを類似学習者IDに特定する(ステップS609)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、特定した類似問題ID及び類似学習者IDに基づいて学習履歴DB332を検索し、類似問題について類似学習者を最後に誤答した際のタイミング情報と正答した際のタイミング情報を読み出す(ステップS610)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、読み出した2つのタイミング情報に基づいて、類似問題において、類似学習者が最後に誤答した誤答タイミングから当該対象問題を正答するタイミングまでの正答期間を特定する(ステップS611)。
次いで、再出題タイミング決定処理部365は、特定した正答期間を、ROM/RAM320に記憶されたタイミング情報によって示される日時に特定した正答期間を加算し、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミング(具体的には日時)を決定する(ステップS612)。
最後に、再出題タイミング決定処理部365は、対象学習者IDに基づいて、決定した再出題タイミングをタイミング情報として学習者DB333に登録し(ステップS613)、本動作を終了させる。
する。
以上のように、本実施形態の学習支援通信システム1は、出題された各問題の正誤判定の判定結果を用いることによって、最後に誤答してから解答するまでの正答期間に基づいて、対象学習者の対象問題に類似する類似問題、当該対象学習者に類似する類似学習者又は類似学習者及び類似問題の双方を特定し、対象学習者の類似問題による正答期間、類似対象者の対象問題による正答期間、又は、類似対象者の類似問題による正答期間に基づいて当該対象学習者の対象問題について再出題する再出題タイミングを決定することができる。
したがって、本実施形態の学習支援通信システム1は、対象問題に対して相関の高い問題における正答期間に基づいて、対象問題の対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定することができるので、出題される問題同士に関連性がある体系的な学習において、最適なタイミングで過去に出題された問題を学習者に提示して当該問題の復習させることができるので、当該体系的な学習における学習効率の向上を図ることができる。
[4]変形例
[4.1]変形例1
上記実施形態においては、サーバ装置30内に各DBを設け、管理及び制御する構成としたが、各DBの管理、制御主体となるコンピュータシステムは、各々、別個なコンピュータシステムによって稼働し、ネットワークを介してデータ通信をおこなうようにしてもよい。
[4.2]変形例2
また、上記実施形態においては、類似度を日数で説明しているが、時間でもよく、タイミング及び期間を定義することができるものであればよい。
[4.3]変形例3
また、上記実施形態においては、通信端末装置10と、サーバ装置30、ネットワーク20を有し、ネットワーク20を介して学習支援サービスを提供するようにしたが、サーバ装置30の各種DB331〜334と同様のDB、及び、データ処理部を実現するためのアプリケーションを、PC、タブレット型情報端末装置、又は、スマートフォンにインストールし、装置単体(すなわち、スタンドアローン型)にて、上記の学習支援サービスを実現するようにしてもよい。
1 … 学習支援通信システム
10 … 通信端末装置
20 … ネットワーク
30 … サーバ装置
310 … 通信制御部
320 … ROM/RAM
330 … 記録装置
331 … 学習問題DB
332 … 履歴情報DB
333 … 履歴情報DB
340 … 管理制御部
360 … データ処理部
361 … 問題決定処理部
362 …出題管理部、正
363 … 正誤判定処理部
364 …DB管理部
364 … 配信制御部
365 … 再出題タイミング決定処理部

Claims (16)

  1. 複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段と、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段と、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、を対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段と、
    前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した問題を示す対象問題とは異なる他の問題である非対象問題に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題を誤答して再出題の対象となる対象学習者と各非対象学習者に対して、各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定手段と、
    前記特定された類似学習者の前記対象問題における前記学習履歴情報に基づいて、前記対象問題を最後に誤答した誤答タイミングから当該対象問題を正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段と、
    を備え、
    前記出題手段が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、学習支援システム。
  2. 複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段と、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段と、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、を対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段と、
    前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した問題を示す対象問題とは異なる他の問題である非対象問題に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行された最後のタイミング情報と、を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題を誤答して再出題の対象となる対象学習者と各非対象学習者に対して、各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第1条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定手段と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題と前記類似学習者が誤答した各非対象問題に対して、前記類似学習者を除く各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第2条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定手段と、
    前記特定された類似問題の前記類似学習者における前記学習履歴情報に基づいて、当該類似問題について、前記類似学習者が最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段と、
    を備え、
    前記出題手段が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、学習支援システム。
  3. 複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段と、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段と、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、を対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段と、
    前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した学習者を示す対象学習者とは異なる他の学習者である非対象学習者に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者が誤答して再出題の対象となる対象問題と各非対象問題とに対して、各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定手段と、
    前記類似問題の前記対象学習者における前記学習履歴情報に基づいて、当該類似問題について、前記対象学習者が最後に誤答した誤答タイミングから当該対象学習者が正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段と、
    を備え、
    前記出題手段が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、学習支援システム。
  4. 複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段と、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段と、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、を対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段と、
    前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した学習者を示す対象学習者とは異なる他の学習者である非対象学習者に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者が誤答して再出題の対象となる対象問題と各非対象問題とに対して、各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第1条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定手段と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者と前記類似問題を誤答した各非対象学習者に対して、前記類似問題を除く各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第2条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定手段と、
    前記類似問題の前記類似学習者における前記学習履歴情報に基づいて、前記類似学習者が類似問題について最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段と、
    を備え、
    前記出題手段が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、学習支援システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の学習支援システムにおいて、
    前記類似問題特定手段又は前記類似学習者特定手段が、同一の問題について誤答後に正答している判定結果情報のみに基づいて、前記類似問題、前記類似学習者、又は、当該類似問題及び当該類似学習者の双方を特定する、学習支援システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の学習支援システムにおいて、
    前記類似問題特定手段又は前記類似学習者特定手段が、前記対象問題について解答している学習者の学習履歴情報に基づいて、前記類似問題、前記類似学習者、又は、当該類似問題及び当該類似学習者の双方を特定する、学習支援システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の学習支援システムにおいて、
    前記学習者によって使用される通信端末装置とネットワークを介して接続される通信手段を更に備え、
    前記出題手段が、前記通信手段を介して前記通信端末装置に前記問題データベースから読み出した問題を前記学習者に送信して出題し、
    前記取得手段が、前記通信手段を介して前記通信端末装置から前記学習者によって入力された解答を取得する、学習支援システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の学習支援システムにおいて、
    前記出題された問題を前記学習者に提示する提示手段と、
    前記学習者によって解答を入力するために用いる操作手段と、
    を更に備える、学習支援システム。
  9. コンピュータを、
    複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段、
    前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した問題を示す対象問題とは異なる他の問題である非対象問題に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出手段、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題を誤答して再出題の対象となる対象学習者と各非対象学習者に対して、各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定手段、及び、
    前記特定された類似学習者の前記対象問題における前記学習履歴情報に基づいて、前記対象問題を最後に誤答した誤答タイミングから当該対象問題を正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段、
    として機能させ、
    前記学習者に出題する際に、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、プログラム。
  10. コンピュータを、
    複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、を対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段、
    前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した問題を示す対象問題とは異なる他の問題である非対象問題に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行された最後のタイミング情報と、を抽出する抽出手段、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題を誤答して再出題の対象となる対象学習者と各非対象学習者に対して、各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第1条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定手段、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題と前記類似学習者が誤答した各非対象問題に対して、前記類似学習者を除く各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第2条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定手段、及び、
    前記特定された類似問題の前記類似学習者における前記学習履歴情報に基づいて、当該類似問題について、前記類似学習者が最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段、
    として機能させ、
    前記学習者に出題する際に、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、プログラム。
  11. コンピュータを、
    複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段、
    前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した学習者を示す対象学習者とは異なる他の学習者である非対象学習者に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出手段、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者が誤答して再出題の対象となる対象問題と各非対象問題とに対して、各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定手段、及び、
    前記類似問題の前記対象学習者における前記学習履歴情報に基づいて、当該類似問題について、前記対象学習者が最後に誤答した誤答タイミングから当該対象学習者が正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段、
    として機能させ、
    前記学習者に出題する際に、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、プログラム。
  12. コンピュータを、
    複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題手段、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得手段と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定手段、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、を対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録手段、
    前記判定手段によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した学習者を示す対象学習者とは異なる他の学習者である非対象学習者に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出手段、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者が誤答して再出題の対象となる対象問題と各非対象問題とに対して、各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第1条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定手段、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者と前記類似問題を誤答した各非対象学習者に対して、前記類似問題を除く各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第2条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定手段、及び、
    前記類似問題の前記類似学習者における前記学習履歴情報に基づいて、前記類似学習者が類似問題について最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定手段、
    として機能させ、
    前記学習者に出題する際に、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、プログラム。
  13. 複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題工程と、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得工程と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定工程と、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、を対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録工程と、
    前記判定工程によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した問題を示す対象問題とは異なる他の問題である非対象問題に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出工程と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題を誤答して再出題の対象となる対象学習者と各非対象学習者に対して、各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定工程と、
    前記特定された類似学習者の前記対象問題における前記学習履歴情報に基づいて、前記対象問題を最後に誤答した誤答タイミングから当該対象問題を正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定工程と、
    を含み、
    前記出題工程が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、学習支援方法。
  14. 複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題工程と、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得工程と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定工程と、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、を対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録工程と、
    前記判定工程によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した問題を示す対象問題とは異なる他の問題である非対象問題に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行された最後のタイミング情報と、を抽出する抽出工程と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題を誤答して再出題の対象となる対象学習者と各非対象学習者に対して、各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第1条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定工程と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象問題と前記類似学習者が誤答した各非対象問題に対して、前記類似学習者を除く各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第2条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定工程と、
    前記特定された類似問題の前記類似学習者における前記学習履歴情報に基づいて、当該類似問題について、前記類似学習者が最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定工程と、
    を含み、
    前記出題工程が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、学習支援方法。
  15. 複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題工程と、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得工程と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定工程と、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録工程と、
    前記判定工程によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した学習者を示す対象学習者とは異なる他の学習者である非対象学習者に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出工程と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者が誤答して再出題の対象となる対象問題と各非対象問題とに対して、各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定工程と、
    前記類似問題の前記対象学習者における前記学習履歴情報に基づいて、当該類似問題について、前記対象学習者が最後に誤答した誤答タイミングから当該対象学習者が正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定工程と、
    を含み、
    前記出題工程が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、学習支援方法。
  16. 複数の問題と当該問題の解答が記憶されている問題データベースから前記問題を読み出して学習者に出題する出題工程と、
    前記出題された問題に対して前記学習者によって入力された解答を取得する取得工程と、
    前記取得された解答と前記問題データベースに記憶されている解答とを比較して当該取得された解答の正誤判定を行う判定工程と、
    前記問題毎に、かつ、前記学習者毎に、前記正誤判定の判定結果を示す判定結果情報と、前記問題について解答したタイミングを示すタイミング情報と、を対応付けて学習履歴情報として学習履歴データベースに登録する登録工程と、
    前記判定工程によって出題された問題について誤答と判定された場合に、前記学習履歴情報から、当該誤答した学習者を示す対象学習者とは異なる他の学習者である非対象学習者に属する各学習者の前記判定結果情報と、当該判定結果情報に対応付けられたタイミング情報であって前記正誤判定が最後に実行されたタイミング情報と、を抽出する抽出工程と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者が誤答して再出題の対象となる対象問題と各非対象問題に対して、各非対象学習者が最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第1条件を有する非対象問題を類似問題として特定する類似問題特定工程と、
    前記抽出された判定結果情報及びタイミング情報に基づいて、前記対象学習者と前記類似問題を誤答した各非対象学習者に対して、前記類似問題を除く各非対象問題を最後に誤答してから正答するまでの正答期間をそれぞれ比較し、所定の第2条件を有する非対象学習者を類似学習者として特定する類似学習者特定工程と、
    前記類似問題の前記類似学習者における前記学習履歴情報に基づいて、前記類似学習者が類似問題について最後に誤答した誤答タイミングから正答するタイミングまでの正答期間を特定し、当該特定した正答期間に基づいて前記対象問題の前記対象学習者について再出題する再出題タイミングを決定する決定工程と、
    を含み、
    前記出題工程が、前記決定された再出題タイミングに基づいて前記対象学習者に対して前記対象問題の再出題を実行することを特徴とする、学習支援方法。
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