JP6396163B2 - 進退移動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、進退移動機構、特に、制限部材が係合する係合部を有する進退部材が付勢部材の付勢力に抵抗しながら係合位置まで移動する進退移動機構に関する。
フューエルリッドの開閉制御機構は、フューエルリッドの開閉運動によってプランジャーに突出・引き込み運動を行わせる。
フューエルリッドの開閉制御機構では、車両走行中にプランジャーの突出によってフューエルリッドが開くことを防止するロック機構が用いられている。ロック機構では、車両のドアがロックされると、それに同期して、プランジャーが引き込み位置において移動不能に規制される。具体的には、ロック機構は、プランジャーの被嵌合部に嵌合可能な嵌合部を有しており、プランジャーが突出位置にある場合に被嵌合部は嵌合部と嵌合不能な位置にある。プランジャーが突出位置から引き込み位置に移動すると、被嵌合部が嵌合部と嵌合可能な位置に移動して、次に嵌合部が被嵌合部に嵌合する。この結果、プランジャーの突出運動が規制され、車両走行中にフューエルリッドが開くことが防止される(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2011−80338号公報
従来の技術では、プランジャーは、引き込み位置(後退位置)に移動しているときには、例えばコイルスプリングの大きな圧縮力を受けている。そのため、プランジャーは、嵌合が解除されれば、コイルスプリングの圧縮力によって突出位置(前進位置)に移動する。
ここで、このような係合を確実に行うために、プランジャーとコイルスプリングとが直列となり、プランジャーの被嵌合部とコイルスプリングとが重ならないように配置すると、開閉制御機構のプランジャーの突出・引き込み方向のサイズが大きくなってしまう。
本発明の課題は、進退移動機構において、進退部材の前進・後退方向のサイズを小型化することにある。
本発明の一見地に係る進退部材の進退移動機構は、進退部材と、付勢部材と、進退部材の移動を制限する制限部材と、進退部材と付勢部材を収容するケースと、進退部材の前進位置と後退位置と往復移動を制御する進退位置制御機構と、進退部材を付勢するように付勢部材を受ける受座とを備えている。
受座は、進退部材の後方位置側に設けられている。進退部材には、制限部材と係合する係合部が設けられている。進退部材が後退位置へと移動するときに、係合部が受座を越えて後方側に移動し、制限部材と係合可能な位置へと移動する。
この機構では、進退部材が後退位置に移動すると、その後に制限部材が進退部材の係合部に係合する。これにより、進退部材が後退位置から移動することが制限される。さらに、制限部材が進退部材から係合解除されると、それにより進退部材が前進位置に移動可能になる。
この機構では、進退部材が後退位置へと移動しているときに係合部が受座を越えて後方側に移動するように、進退部材の係合部と付勢部材を受ける受部とが配置されている。つまり、付勢部材及び受部と、進退部材の係合部が設けられた部分とが前進・進退方向に並べられておらず、したがって、進退移動機構の前進・後退方向のサイズが小さくなる。
進退位置制御機構は、進退部材の進退移動軸より離間して、進退部材の後退位置側に設けられ、付勢部材は、進退部材の後退位置側に設けられ、進退位置制御機構とケースとで形成された空間に収容されていてもよい。
この機構では、付勢部材が、進退位置制御機構とケースとで形成された空間に収容されているので、付勢部材を収容するための特別な部材が不要になっている。したがって、部品点数が少なくなり、さらに、全体が小型化している。
進退位置制御機構は、前進後退の移動動作を規制する規制部と、規制部を案内する板状の案内部とを有し、規制部が案内部により前進側位置と後退側位置とに案内されることにより進退部材が前進位置と後退位置とに移動されてもよい。この場合、進退部材が前進位置と後退位置とに移動するときに案内部がケースと摺動移動するようにされている。
この機構では、進退部材が前進位置と後退位置とに移動するときに案内部がケースと摺動移動するので、案内部の前進・後退方向への移動動作が安定する。
本発明に係る進退移動機構では、進退部材の前進・後退方向のサイズが小型化される。
本発明の実施形態が車体に用いられる位置を示す概略図。 本発明の実施形態に係る進退移動機構の平面図。 図2の進退移動機構の内部の平面図。 図2の進退移動機構の内部の平面図。 図2の進退移動機構の組立状態を示す斜視図。 図2の進退移動機構の組立状態を示す斜視図。 図2の進退移動機構の組立状態を示す斜視図。 進退位置制御機構の平面図。 リフタが前進位置にあるときの各部材の配置関係を示す模式図。 リフタが後退位置にあるときの各部材の配置関係を示す模式図。 リフタが後退位置にあるときの各部材の配置関係を示す模式図。
(1)車体
最初に、図1を参照して、進退移動機構1が用いられる車体を説明する。図1は、本発明の実施形態が車体に用いられる位置を示す概略図である。進退移動機構1は、例えばワンボックスタイプの車体20などに用いられる。その車体20の側面にはスライドドア21が設けられ、車体20の中央のレール20aと上下端に設けられたレール20b、20bに沿ってスライドする。また、スライドドア21の後方の車体20の側面にはフューエルリッド22が設けられている。フューエルリッド22の近傍には、後述する進退移動機構1が設けられている。
(2)進退移動機構の概略説明
図2〜図7を用いて、進退部材の進退移動機構としての進退移動機構1を説明する。図2は本発明の実施形態に係る進退移動機構の平面図であり、図3及び図4は進退移動機構の内部の平面図であり、図5〜図7は進退移動機構の組立状態を示す斜視図である。
なお、以下の説明において、図2〜4の左右方向が第1方向Xであり、図2〜4の上下方向が第2方向Y(前進方向・後退方向)である。
進退移動機構1は、進退部材を押すことによって後退位置に固定し、さらに進退部材を押すことで前進位置に戻すことができ、さらに後退位置で進退部材をロック可能な機構である。
進退移動機構1は、進退部材としてのリフタ3と、付勢部材としてのコイルスプリング5と、リフタ3の移動を制限する制限部材としてのロックピン7と、リフタ3の前進位置と後退位置と往復移動を制御する進退位置制御機構9と、リフタ3を付勢するようにコイルスプリング5を受ける受座としての受座11とを備えている。
受座11は、リフタ3を付勢するようにコイルスプリング5を受ける部材であり、コイルスプリング5に付勢力を発生可能であればどのような構造でもよい。受座11と当接するコイルスプリングは、進退移動機構1の所定の機能を発揮するように進退部材を付勢するのであれば、受座11に位置により、リフタ3を付勢する付勢力の方向が第2方向Y下側(後退方向)又は第2方向Y上側(前進方向)のいずれでもよい。この実施形態では、コイルスプリング5が発生する付勢力は押力である。受座11は、リフタ3に対してリフタ3の第2方向Y下側に設けられている。リフタ3には、ロックピン7と係合する係合部27aが設けられている。リフタ3が後退位置へと移動するときに、係合部27aが、受座11を越えて第2方向Y下側(後方側)に移動し、ロックピン7と係合可能な位置へと移動する。
(3)進退移動機構の詳細説明
進退移動機構1について、さらに詳細に説明する。
進退移動機構としての進退移動機構1は、リフタ3の移動を可能等する機構であり、この実施形態ではフューエルリッド22のアクチュエータとして機能しており、電源リッド、ドアといった他の開閉構造にも適用できる。
進退移動機構1は、ケース2を有している。ケース2は、各種部品及び装置を収容するハウジングであり、第2方向Yに沿ってその一端から出没自在にリフタ3が設けられている。より詳細には、ケース2は、底板の周囲から側壁が立設した有底筒状の本体2aと、その上面開口に装着された蓋2bとを有している。ケース2は、リフタ3とコイルスプリング5を収容する。具体的には、リフタ3は、ケース2内においてロック位置とロック解除位置との間で移動が可能になるように、その一部がケース2に収容されている。
進退部材としてのリフタ3は、特定の場所で出入りする往復移動することができる部材である。往復運動の方向は、直線方向であってもよいし、円弧方向でもよい。この実施形態では、リフタ3は、フューエルリッド22(図1参照)の開閉動作により、それぞれケース2の外へ突出されあるいはケース2内に引込まれる直線往復運動を行う。
リフタ3は、先端側をケース2の側壁から外部に突出させ、後端をケース2の内部へ延ばした棒状部3aと、棒状部3aの端部から棒状部の延在方向に延在しケース2内に収納された延在部3bとを有している。延在部3bは、前述の進退位置制御機構9を有している。進退位置制御機構9は、リフタ3の進退移動軸より離間して、リフタ3の第2方向Y下側の部分(後退位置側)に設けられている。より詳細には、延在部3bは、受座25と、板状部27とをさらに有している。受座25は、コイルスプリング5の一端と当接する部分である。板状部27は、受座25の第1方向Xの片方の側から第2方向Yに向かって長く延びる板状構造である。進退位置制御機構9は、受座25側に設けられた平坦面35(後述)を有している。以上述べた受座25、板状部27及び平坦面35によって、コイルスプリング5の一部を覆う遮蔽構造が実現されている。
制限部材としてのロックピン7は、リフタ3と係合してリフタ3の移動制限するための部材であり、その機能を実現できるのであればどのような形状でもよく、この実施形態では棒状の部材である。リフタ3の近傍に設けられている。
ロックピン7は、スライドドア21のロックに同期して、モータ7aの駆動により、リフタ3に近づく方向に移動する。また、ロックピン7は、スライドドア21のアンロックに同期して、モータ7aの駆動により、リフタ3から離れる方向に移動する。つまり、ロックピン7は、第1方向Xに往復移動可能になっている。ロックピン7を駆動する構造として、モータ7aと、動力伝達機構7bとを有している。動力伝達機構7bは、ウォームギア7cと、ウォームホイール7dとを有している。
なお、ロックピン7に対応する位置においてケース2の本体2aには、凹部29がロックピン7から第1方向X右側に離れて形成されている。これにより、ロックピン7が後述するようにリフタ3の係合部27aを貫通するときには、ロックピン7の先端は凹部29に挿入され、そして支持される。この場合、ロックピン7の両側がケース2に支持されることによって、ロックピン7の移動や変形が生じにくく、またロックピン7の先端が係合することによってリフタ3の移動の抑制がより強くすることができる。なお、凹部29は孔であってもよく、省略も可能である。
付勢部材としてのコイルスプリング5は、付勢力を発生することができればよく、例えば板バネといった他のバネを用いることができる。コイルスプリング5は、リフタ3を常時突出する方向に付勢している。これにより、リフタ3は、前進位置に向けて付勢されている。コイルスプリング5は、リフタ3の第2方向Y下側(後退位置側)に設けられ、受座25と、進退位置制御機構9(特に、制御カム部43が形成された板状部)と、ケース2とで形成された空間に収容されている。この空間は、コイルスプリング5が所定位置から離脱しないように構成されている。コイルスプリング5の一端はケース2の受座11(図3、及び図9〜図11参照)に当接し、他端はリフタ3の受座25に係止されている。受座11は、リフタ3の第2方向Yの後方位置側に設けられている。
この機構では、コイルスプリング5が、進退位置制御機構9とケース2とで形成された空間に収容されているので、コイルスプリング5の周囲を支持するための特別な部材が不要になっている。したがって、部品点数が少なくなり、さらに、全体が小型化している。
リフタ3には、ロックピン7と係合する係合部27aが設けられている。係合部27aは、リフタ3の後退位置側部分に形成された孔であり、この実施形態ではリフタ3の板状部27に形成された貫通孔である。ただし、係合部27aは、ロックピン7と係合可能であればよいので、形状は溝、凹部でもよく、さらには貫通の有無も限定されない。
図3及び図9に示すようにリフタ3が前進位置にある場合は、係合部27aは受座11に対して第2方向Y上側(前進位置側)に配置されている。また、係合部27aは、第2方向Yにおける移動で受座11を通過可能な位置に配置されている。より詳細には、図9に示すように、係合部27aは、コイルスプリング5に対して、コイルスプリング5の第2方向Yの範囲内に入るような、つまり第1方向Xにおいて位置が異なって第2方向Yにおいてはオーバーラップするような第2方向Y位置に配置されている。
そして、図4、図10及び図11に示すようにリフタ3が後退位置にある場合は、係合部27aは受座11に対して第2方向Yの下側(後退位置側)に配置されており、その状態で第2方向Yにおけるロックピン7の位置に対応している。なお、後退位置においてリフタ3の棒状部3aの先端はケース2から突出しているが、完全に収容されるようになっていてもよい。
進退位置制御機構9は、リフタ3の動きを制御する機構である。具体的には、進退位置制御機構9は、リフタ3をケース2に押し込むと、その位置でリフタ3をロックし、そのロックされた状態から再びリフタ3を押し込むと、ロックを解除して、リフタ3をケース2から突出させる機構である。
進退位置制御機構9(特に、制御カム部43)は、リフタ3の進退移動軸(具体的には、棒状部3aの中心)より離間して、リフタ3の第2方向Y下側(後退位置側)に設けられている。
進退位置制御機構9は、リフタ3の前進後退の移動動作を規制するリフタピン41と、リフタピン41を案内する板状の制御カム部43とを有している。リフタピン41が制御カム部43により前進側位置と後退側位置とに案内されることにより、リフタ3が前進位置と後退位置とに移動される。制御カム部43としては、公知のカムを用いることができ、いわゆるハート形の板カムをもちいることができる。この場合、リフタ3が前進位置と後退位置とに移動するときに、制御カム部43がケース2と摺動移動するようにされている。具体的には、制御カム部43の第2方向右側部分がケース2の側壁38(図3〜図5参照)に摺動し、第2方向左側部分がケース2の他の側壁(符号なし)に摺動する。これにより、リフタ3の摺動時のガタツキが抑制される。なお、制御カム部43が摺動するケース2側の構造は、案内面さえ有していればよく、溝や突起を用いた案内構造を実現していてもよい。ケース2に設けられた、制御カム部43を案内する案内構造によって、制御カム部43が第1方向への移動を案内されることにより、リフタ3の進退移動が簡単な構成により円滑なものとすることができる。また、ケース2側の案内面は単数であってもよいし、複数であってもよい。
規制部としてのリフタピン41は、規制ピンであり、これによりリフタ3の前進位置と後退位置との移動が規制される。リフタピン41の基端は、ケース2に係止され、リフタ3の進退移動を所望の位置で停止するように移動規制することができればどの位置に係止されてもよい。
案内部としての制御カム部43は、リフタ3に設けられた制御カム部であり、リフタピン41をロック位置とロック解除位置に案内する構造を有している。リフタピン41は、先端側が制御カム部43側に延出し、その延出端に屈曲部41aが形成されている。制御カム部43は、図8に示すように、平坦面35において、内側のカム形状によってリフタピン41の屈曲部41aを案内するようになっている。図8は、進退位置制御機構の平面図である。このリフタピン41のばね力は、屈曲部41aの先端部を制御カム部43の後述する溝部37の底面に常に押し付けるように作用し、リフタピン41の先端は制御カム部43と摺動可能に係合している。制御カム部43は、平坦面35に環状の溝部37が形成されたものであって、この溝部37は、略ハート形状を呈しているが、他の形状であってもよい。そして、溝部37は、それぞれ深さの異なる第1溝部37a、第2溝部37b、第3溝部37c、および第4溝部37dとから構成されている。第1溝部37aは平坦面35よりも深く、第2溝部37bは第1溝部37aよりも深く、第3溝部37cは第2溝部37bよりも深く、第4溝部37dは第3溝部37cよりも深くなっている。なお、第4溝部37dと第1溝部37aの間にはスロープ37eが形成されている。
このような制御カム部43においては、リフタピン41の屈曲部41aは、第1溝部37a、第2溝部37b、第3溝部37c及び第4溝部37dに矢印で示される周回経路を移動することとなる。なお、リフタピン41の屈曲部41aの周回経路での移動は、リフタ3の後退作動と突出作動が繰り返されることによって行われる。
リフタピン41の屈曲部41aが第1溝部37a(ロック解除位置)に配置されているときには、リフタ3は最大に突出して突出維持状態となり、屈曲部41aが第3溝部37c(ロック位置)に配置されているときには、リフタ3は最大に後退して引き込み維持状態となる。したがって、この機構においては、リフタ3に対する押し込み操作が繰り返されることにより、突出維持状態(リフタ3は前進位置にある)と引き込み維持状態(リフタ3は後退位置にある)が交互に切り換わる。
図2に示すように、蓋2bには板バネ30が装着されており、板バネ30はリフタピン41を下方に付勢している。これにより、リフタピン41が制御カム部43から外れにくい。また、リフタ3が本体2aの底面に押し付けられている。
(4)進退移動機構の動作
次に、図9〜図11を用いて、進退移動機構1が作動する様子を説明する。図9は、リフタが前進位置にあるときの各部材の配置関係を示す模式図である。図10及び図11は、リフタが後退位置にあるときの各部材の配置関係を示す模式図である。
フューエルリッド22(図1参照)が開いた状態では、図9に示すように、リフタ3はケース2から突出した状態である(進退位置制御機構9において、屈曲部41aは第1溝部37aに配置されている)。この状態では、リフタ3の係合部27aは、ロックピン7及び受座11より第2方向Y上側に位置している。
フューエルリッド22(図1参照)が閉じられると、図10に示すように、リフタ3はケース2内に引き込まれた状態になる(進退位置制御機構9において、屈曲部41aは第3溝部37cに移動しており、リフタ3の移動を規制している)。この動作中に、リフタ3の係合部27aは、受座11を越えて第2方向Y下側に移動して、コイルスプリング5によって係合が阻害されていた係合部27aが露出することとなり、最後にはロックピン7に対応する位置にまで来る。このように係合部27aがロックピン7と係合可能な位置へと移動するときに本実施形態ではリフタピン41と制御カム部43とによってリフタ3は止められた状態になるが、必ずしもリフタ3を止めなくてもよい。
この状態でスライドドア21をロックすると、図11に示すように、ロックに同期したモータ7aによってロックピン7が第1方向X右側に移動して、リフタ3の係合部27aに係合する。これによって例えば車両走行中のリフタ3の突出が防止される。
この状態で次にスライドドア21(図1参照)をアンロックすると、アンロックに同期したモータ7aによってロックピン7が第1方向X左側に移動して、リフタ3の係合部27aから離脱する。
この状態で次にリフタ3が外力によってさらに押し込まれて次にその外力が解除されると、リフタ3はケース2から突出した状態になる(進退位置制御機構9において、屈曲部41aは第1溝部37aに移動する)。この結果、リフタ3がフューエルリッド22を外向きに突き放し、フューエルリッド22が開いて給油可能になる。
(5)進退移動機構の作用効果
以上に述べたように、この機構では、リフタ3が後退位置に移動すると、その後にロックピン7がリフタ3の係合部27aに係合する。これにより、リフタ3が後退位置から移動することが制限される。さらに、ロックピン7がリフタ3から係合解除されると、それによりリフタ3が前進位置に移動可能になる。
また、以上に述べたように、この機構では、リフタ3が後退位置へと移動しているときに係合部27aが受座11を越えて後方側に移動するように、リフタ3の係合部27aとコイルスプリング5を受ける受座11とが配置されている。つまり、コイルスプリング5及び受座11と、リフタ3の係合部27aとが設けられた部分とが前進・進退方向に並べられておらず、したがって、進退移動機構1の前進・後退方向のサイズが小さくなる。
(6)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
本発明は、車両のフューエルリッド開閉機構に適用できる。
1 :進退移動機構
2 :ケース
2a :本体
2b :蓋
3 :リフタ
3a :棒状部
3b :延在部
5 :コイルスプリング
7 :ロックピン
7a :モータ
7b :動力伝達機構
7c :ウォームギア
7d :ウォームホイール
9 :進退位置制御機構
11 :受座
20 :車体
20a :レール
20b :レール
21 :スライドドア
22 :フューエルリッド
25 :受座
27 :板状部
27a :係合部
29 :孔部
30 :板バネ
35 :平坦面
37 :溝部
37a :第1溝部
37b :第2溝部
37c :第3溝部
37d :第4溝部
37e :スロープ
38 :側壁
41 :リフタピン
41a :屈曲部
43 :制御カム部
X :第1方向
Y :第2方向

Claims (3)

  1. 進退部材と、
    付勢部材と、
    前記進退部材の移動を制限する制限部材と、
    前記進退部材と前記付勢部材を収容するケースと、
    前記進退部材の前進位置と後退位置と往復移動を制御する進退位置制御機構と、
    前記進退部材を付勢するように前記付勢部材を受ける受座とを備えた進退部材の進退移動装置であって、
    前記受座は、前記進退部材の後方位置側に設けられ、
    前記進退部材には、前記制限部材と係合する係合部が設けられ、
    前記進退部材が後退位置へと移動するときに、前記係合部が前記受座を越えて後方側に移動し、前記制限部材と係合可能な位置へと移動する進退移動装置。
  2. 前記進退位置制御機構は、前記進退部材の進退移動軸より離間して、前記進退部材の後退位置側に設けられ、
    前記付勢部材は、前記進退部材の後退位置側に設けられ、前記進退位置制御機構と前記ケースとで形成された空間に収容された
    請求項1に記載の進退移動装置。
  3. 前記進退位置制御機構は、前進後退の移動動作を規制する規制部と、前記規制部を案内する板状の案内部とを有し、前記規制部が前記案内部により前進側位置と後退側位置とに案内されることにより前記進退部材が前進位置と後退位置とに移動され、
    前記進退部材が前進位置と後退位置とに移動するときに前記案内部が前記ケースと摺動移動するようにされた請求項2に記載の進退移動装置。
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