JP6396018B2 - トリガー式混合噴出容器 - Google Patents

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本発明は、2つの液体をそれぞれレバー操作によって圧送するとともに、これらの液体を混合させたのち、外界に噴出させるトリガー式混合噴出容器に関するものである。
従来のトリガー式混合噴出容器としては、2つの充填部に充填された液体をそれぞれ、レバー操作によって吸入して加圧したのち、各液体に対応する噴出口から外界に噴出させるものがある(例えば、特許文献1参照)。このトリガー式混合噴出容器は、噴出機構部分に、2つの導入流路を設けることで互いに独立した2つの排出流路を確保している。
特開平8−84946号公報
また、こうしたトリガー式混合噴出容器には、詰め替え等を目的に、液体が充填される容器部分と、噴出口を有する噴出機構部分とを取り外し可能に装着させるものがある。
しかしながら、こうしたトリガー式混合噴出容器は、噴出機構部分を取り付けるときに取り付け方向を間違えることが考えられる。この場合、2つの流路を逆位置に接続すると、噴出機構部分の残留液が逆流したり、レバー操作により液体を噴出させたりすることで、容器部分や噴出機構部分にて異なる液体を混合させてしまう可能性がある。このように、本来使用される直前に混合させるべき液体が前もって混合されてしまうと、混合液本来の効能を発揮できない場合がある。
本発明の目的は、容器部分に噴出機構部分を装着するときに流路を正しく接続できる、新規なトリガー式混合噴出容器を提供することにある。
本発明の、トリガー式混合噴出容器は、2つの口筒部を有する容器本体と、前記口筒部に通じる開口部が形成されて当該容器本体に固定される中栓と、前記中栓に着脱可能なインテークとを有し、前記インテークに通じるシリンダと当該シリンダに通じる排出流路とを一対に横並びに配置したボディと、前記シリンダに配置されたピストンをそれぞれ同時動作させるレバーと、2つの前記排出流路からの液体それぞれが逆流防止弁を通して流入して噴出口から混合液として噴出される噴出部を備え、
前記インテークは、前記中栓に装着するときに当該中栓を内側に案内する案内板を有し、当該案内板は前記中栓の仕切壁を取り囲むような形状のものであり、さらに、
前記インテークの前記案内板は、前記中栓の前記仕切壁とともに、前側の平面輪郭形状と後側の平面輪郭形状とが非対称の形状である。
本発明において、前記容器本体は、前記中栓に、当該中栓に形成された前記開口部を取り囲むように上方に向かって突出する一対の筒状部を横並びに設けることで、当該筒状部が前記容器本体から横並びに突出するものであり、
前記インテークは、前記インテークに形成された前記中栓の前記開口部に通じる貫通孔を取り囲むように下方に向かって突出する一対の筒状部を横並びに設けたものであり、
前記インテークから突出する前記筒状部は、前記インテークを前記中栓に装着するときに前記中栓から突出する前記筒状部に対して嵌合するものであり、
さらに、前記中栓から突出する前記筒状部と前記インテークから突出する前記筒状部とを嵌合させたとき、前記中栓から突出する前記筒状部の中心軸と前記インテークから突出する前記筒状部の中心軸とは、前記容器本体の中心軸を通る横軸を基準として前側と後側とを規定したとき、前記横軸よりも前側または後側の領域に配置されるものであり、
前記インテークの材質の曲げ弾性率は、前記中栓の材質の曲げ弾性率よりも大きいものであることが好ましい。
また本発明において、前記インテークの前記案内板の長さは、前記容器本体のねじ部の高さと同程度またはそれよりも長いものであることが好ましい。
本発明において、前記中栓から突出する2つの前記筒状部および前記インテークから突出する2つの前記筒状部は、これら筒状部の中心軸を通る横軸が前記容器本体の中心軸を通る前記横軸と平行位置になるように配置されたものであることが好ましい。
さらに本発明において、前記中栓の前記仕切壁の平面輪郭形状は、互いに略直交する線分と該線分の交点に形成されたR面取り部とを有する輪郭線と、この輪郭線の両端に繋がって環状の曲線で構成された輪郭線とで構成されたものであることが好ましい。
本発明によれば、2つの液体を混合させて噴出させることができるとともに、容器部分に噴出機構部分を装着するときに流路を正しく接続できる、新規なトリガー式混合噴出容器を提供することができる。
本発明の、トリガー式混合噴出容器の一実施形態である、トリガー式ディスペンサ容器であって、その噴出機構部分周辺を拡大して示す断面図である。 図1のI−I断面図である。 (a)は図1に係る、一方の中栓を示す平面図であり、(b)は、(a)のII−II断面図であり、(c)は(a)に係る、中栓の底面図であって、(d)は図1に係る、他方の中栓を示す平面図であり、(e)は、(d)のIII−III断面図であり、(f)は(d)に係る、中栓の底面図である。 (a)は図1に係る、インテーク部材を示す平面図であり、(b)は(a)のIV−IV断面図であり、(c)は(a)に係る、インテーク部材の底面図である。 図1の一部拡大図である。 図2の一部拡大図である。 図6のV−V断面図である。 図6において、中栓を固定した容器本体と噴霧機構部分とを分離した状態を示す断面図である。 図8のVI−VI断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の、トリガー式混合噴出容器の一実施形態である、トリガー式ディスペンサ容器を詳細に説明する。
図1中、符号1は、本発明の一実施形態である、トリガー式ディスペンサ容器である。本実施形態では、混合液を噴出させたとき、この混合液が指向する向きを前側とし、それと逆向きに指向する向きを後側とする。トリガー式ディスペンサ容器1は、容器部分1Aと、ディスペンサ(噴出機構部分)1Bとを有する。符号2は、2つの液体A,Bが充填される容器本体である。図2に示すように、容器本体2は、液体A(1液)が充填される充填部2Aと、液体B(他の1液)が充填される充填部2Bを一体に備える。充填部2Aおよび充填部2Bにはそれぞれ、液体の充填空間SA,SBに通じる口筒部2Cが設けられている。本実施形態では、図2に示すように、充填部2Aおよび充填部2Bは、互いに接する部分が扁平に形成されている。また口筒部2Cの下方では、充填部2A,2Bが全体として筒状の首部2Eを形作っている。首部2Eにはねじ部2sが設けられている。
また、容器本体2には、口筒部2Cに通じる開口部A1が形成された中栓3が固定されている。本実施形態では、容器部分1Aは、容器本体2と2つの中栓3からなる。本実施形態では、中栓3は、2つの口筒部2Cに対して別個独立して固定されている。本実施形態では、2つの中栓3は、一方の中栓3が図3(a)〜(c)に、他方の中栓3が図6(d)〜(f)に示されている。2つの中栓3は、図3(a)〜(f)に示すように、左右対称な形状をしている。
詳細には、中栓3はそれぞれ、開口部A1が形成された仕切壁3aを有する。2つの仕切壁3aは、図3(a)や図3(d)に示すように、互いに左右対称な平面輪郭形状を有する。詳細には、図3(a)や図3(d)に示すように、仕切壁3aの平面輪郭形状は、互いに略直交する線分と該線分の交点に形成されたR面取り部とを有する輪郭線C1と、この輪郭線C1の両端に繋がって環状の曲線で構成された輪郭線C2とで形作られている。2つの口筒部2Cに対して2つの中栓3をそれぞれ取り付けるときは、図3(a)や図3(d)に示すように、互いの輪郭線C1が向かい合うように固定される。仕切壁3aからは、図3(b)や図3(e)に示すように、固定筒3bが下方に向かって伸びている。固定筒3bは、図3(c)や図3(f)に示すように、開口部A1を取り囲む筒体して形成されている。本実施形態では、輪郭線C2は、固定筒3bとほぼ同心円形状でかつ半径がほぼ同一である曲線で構成されている。また仕切壁3aからは、図3(c)や図3(f)に示すように、固定筒3bよりも内側に、固定筒3bに取り囲まれる筒体としてなるシール筒3cが設けられている。シール筒3cは、図3(b)や図3(e)に示すように、仕切壁3aから下方に向かって伸びている。さらに仕切壁3aからは、図3(b)や図3(e)に示すように、シール筒3cよりも内側に、チューブ固定筒3dが下方に向かって伸びている。チューブ固定筒3dは、図3(c)や図3(f)に示すように、開口部A1を取り囲む筒体として形成されている。
中栓3はそれぞれ、図2に示すように、固定筒3bの内側に、容器本体2の口筒部2Cに設けた環状の爪2Dを係止させることで、口筒部2Cの上端開口を閉じる。また、中栓3は、容器本体2の口筒部2Cの内側をシール筒3cで密封する。これにより、中栓3はそれぞれ、開口部A1を残して容器本体2の口筒部2Cとのシール性を確保している。さらに、中栓3は、チューブ固定筒3dにそれぞれ、ディップチューブ4を固定し、このディップチューブ4の内側に、充填空間SA内の液体Aを吸引するための通路と、充填空間SB内の液体Bを吸引するための通路とを確保している。本実施形態では、図3(b)、(c)や図3(e)、(f)に示すように、開口部A1の中心軸OAは、チューブ固定筒3dの中心軸Odに対してずれている。
さらに、中栓3の仕切壁3aには、図3(a)や図3(d)に示すように、開口部A1を取り囲む内側筒状部3eと、この内側筒状部3eを取り囲む外側筒状部3fが設けられている。内側筒状部3eおよび外側筒状部3fは、図3(b)や図3(e)に示すように、仕切壁3aから上方に向かって伸びている。本実施形態では、図3(a)、(b)や図3(d)、(e)に示すように、内側筒状部3eおよび外側筒状部3fの中心軸Oeは、開口部A1の中心軸OAに対してずれている。
図8に示すように、容器部分1Aは、中栓3に、開口部A1を取り囲むように上方に向かって突出する一対の内側筒状部3e(外側筒状部3f)を横並びに設けることで、内側筒状部3e(外側筒状部3f)が容器本体2から横並びに突出するものである。
一方、ディスペンサ1Bは、中栓3に着脱可能なインテーク部材11を有する。インテーク部材11は、中栓3に装着される保持板11aと、この保持板11aから上方に伸びる2つの筒体部11bを有して、この筒体部11bそれぞれに、中栓3の開口部A1に通じる第1導入流路(貫通孔)r1を形成する。本実施形態では、保持板11aは、図4(a)に示すように、円形をなす天壁11a1と、この天壁11a1の外縁に繋がる外周壁11a2と、この外周壁11a2に繋がるフランジ部11a3とを有する。外周壁11a2には、径方向外向きに突出して周方向に伸びる環状爪部11a4が設けられている。
また、保持板11aの天壁11a1には、図4(a)に示すように、2つの筒体部11bの周りにそれぞれ、筒体部11bを取り囲むガイド筒11cが設けられている。ガイド筒11cは、図4(b)に示すように、天壁11a1から上方に向かって伸びている。本実施形態では、図4(a)、(b)に示すように、ガイド筒11cの中心軸Ocは、第1導入流路r1の中心軸Obに対してずれている。
さらに、保持板11aの天壁11a1の下面には、図4(c)に示すように、第1導入流路r1を取り囲む内側筒状部11eと、この内側筒状部11eを取り囲む外側筒状部11fが設けられている。内側筒状部11eおよび外側筒状部11fは、図4(b)に示すように、天壁11a1から下方に向かって伸びている。すなわち、インテーク部材11は、第1導入流路r1を取り囲むように下方に向かって突出する一対の内側筒状部11e(外側筒状部11f)を横並びに設けたものである。なお、本実施形態では、保持板11aは、内側筒状部11eと外側筒状部11fとの間であって、互いに向かい合う位置に、天壁11a1を貫通する空気置換孔A2が形成されている。また図4(b)や図4(c)に示すように、内側筒状部11eおよび外側筒状部11fの中心軸Oeは、導入流路r1の中心軸Obに対してずれている。
加えて、保持板11aの天壁11a1の下面には、図4(c)に示すように、横並びに突出する2つの外側筒状部11fを前後方向に挟み込むように、案内板11g1および11g2が設けられている。図4(c)に示すように、案内板11g1および11g2は、前側の平面輪郭形状と後側の平面輪郭形状とが非対称である。本実施形態では、図4(c)に示すように、前側に配置された案内板11g1は、2つの内側筒状部11eの前側を横切るように配置され、その輪郭線は、2つの内側筒状部11eの相互間で後方に向かって湾曲線である。また、後側に配置された案内板11g2は、2つの内側筒状部11eの後側を横切るように配置され、その輪郭線は直線である。また、案内板11g1および11g2は、図5に示すように、保持板11aの天壁11a1から下方に向かって伸びている。案内板11g1および11g2の平面輪郭形状は、図5に示すように、インテーク部材11を中栓3に装着したとき、中栓3の仕切壁3aを前後側から取り囲むような形状をしている。これにより、案内板11g1および11g2は、図5に示すように、インテーク部材11を中栓3に装着するとき、この中栓3を内側に案内する。
すなわち、インテーク部材11は、前側に配置された案内板11g1の輪郭線と、中栓3の仕切壁3aの前側の輪郭線とが一致するとともに、後側に配置された案内板11g2の輪郭線と、中栓3の仕切壁3aの後側の輪郭線とが一致するときにだけ、中栓3から突出する2つの内側筒状部3e(外側筒状部3f)と、インテーク部材11から突出する2つの内側筒状部11e(外側筒状部11f)とを、互いに嵌合させることができる。
言い換えれば、ディスペンサ1Bを容器部分1Aに対して当初と反対の向きにすると、インテーク部材11から突出する内側筒状部11e(外側筒状部11f)を、中栓3から突出する内側筒状部3e(外側筒状部3f)に嵌合させることができない。すなわち、案内板11g1および11g2の輪郭線と、中栓3の仕切壁3aの前後の輪郭線とが一致しなければ、ディスペンサ1Bを容器部分1Aに接続できない。従って、本実施形態では、容器部分1Aにディスペンサ1Bを装着するときにディスペンサ1Bへの導入流路r1と容器部分1Aに通じる開口部A1とを、常に一定の対応関係に正しく接続することができる。このような構成によれば、ディスペンサ1Bを逆向きに取り付けることができないため、残留液の逆流を防止できる。また、逆流に伴う混合液の効能低下を防止することができる。
また、本実施形態では、インテークの案内板11g1および11g2が無い場合、ディスペンサ1Bを容器部分1Aに対して当初と反対向きにしたままで強引にセットしようとすると、セット開始後、インテークの筒状部11eおよび11fと中栓3の筒状部3eおよび3fとが直接干渉(接触)することになるため、この強引なセットによって、インテークの筒状部11eおよび11fや中栓3の筒状部3eおよび3fが傷つくことが考えられる。このように、中栓3の筒状部3eおよび3f等が傷ついた状態で、再度、ディスペンサ1Bと容器部分1Aとを正しくセットし直すと、インテークの筒状部11eおよび11fと中栓3の筒状部3eおよび3fとの間で、内容液のシールが正常に行われないために、内容液が容器の外に漏れ出してしまうことが考えられる。
これに対し、本実施形態のように、インテークの案内板11g1および11g2がある場合、ディスペンサ1Bを容器部分1Aに対して当初と反対向きにしたままで強引にセットしようとすると、セット開始後に直接干渉するのは、インテークの案内板11g1および11g2と中栓3の仕切壁3aとであって、インテークの筒状部11eおよび11fと中栓3の筒状部3eおよび3fとではない。このため、ディスペンサ1Bを反対向きに強引にセットしようとしても、インテークの筒状部11eおよび11fと中栓3の筒状部3eおよび3fとが直接干渉しないことから、中栓3の筒状部3eおよび3f等は傷つかない。従って、本実施形態によれば、こうした傷つきに起因する内容液の漏れ出しを防止することができる。
また、インテーク部材11は、保持板11aの天壁11a1からの案内板11g1の長さと、保持板11aの天壁11a1からの案内板11g2の長さとをそれぞれ、容器本体2のねじ部2sの高さと同程度またはそれよりも長いものとすることができる。この場合、装着筒17を締め始める前の、より早い段階でディスペンサ1Bが正しい向きかどうかを判断することができる。
さらに本実施形態では、仕切壁3aの輪郭形状は、互いに略直交する線分と該線分の交点に形成されたR面取り部とを有する輪郭線C1と、この輪郭線C1の両端に繋がって環状の曲線で構成された輪郭線C2とで構成されている。この場合、使用者が詰め替え等を行うときに、中栓3を外すために摘める部分が、実質的に、仕切壁3aのうちの、輪郭線C1で形作られた領域の部分だけとなるため、中栓3の仕切壁3aを誤って引っ掛けて外してしまう等の可能性を最小限に抑えることができる。
なお、本実施形態では、図5に示すように、インテーク部材11を中栓3に装着したとき、インテーク部材11の内側筒状部11eは、中栓3の内側筒状部3eに対して外側から嵌合する。これにより、中栓3の開口部A1は、中栓3の内側筒状部3eおよびインテーク部材11の内側筒状部11eの内壁で形成された流路r0を通ってインテーク部材11の第1導入通路r1に通じる。また、図5に示すように、インテーク部材11を中栓3に装着したとき、インテーク部材11の外側筒状部11fも、中栓3の外側筒状部3fに対して内側から嵌合する。これにより、図6に示すように、中栓3とインテーク部材11との間には、中栓3に形成した空気置換孔A2を通して充填空間SA、SBに通じる空間S1が形成される。
ところで、本実施形態では、図7に示すように、容器部分1A(容器本体2)の中心軸O1を通る横軸(以下、「容器部分側横軸」ともいう)L1を基準として、容器部分1Aを前側と後側に分けたとき、中栓3から突出する2つの内側筒状部3e(外側筒状部3f)は、後側の領域に配置されている。さらに、本実施形態では、中栓3から突出する2つの内側筒状部3e(外側筒状部3f)は、これらの中心軸Oeを通る横軸(以下、「中栓側横軸」ともいう)L2が容器部分側横軸L1と平行であって、且つ、中栓側横線L2が容器部分側横軸L1に対して、所定距離Δxだけ後方にずれた位置になるように中栓3上に配置されている。
インテーク部材11から突出する2つの内側筒状部11e(外側筒状部11f)も同様に、後側の領域に配置されている。すなわち、本実施形態では、インテーク部材11から突出する2つの内側筒状部11e(外側筒状部11f)も、これらの中心軸Oeを通る横軸(以下、「インテーク部材側横軸」ともいう)L3が容器部分側横軸L1と平行であって、且つ、インテーク部材側横軸L3が容器部分側横軸L1に対して、所定距離Δxだけ後方にずれた位置になるようにインテーク部材11上に配置されている。本実施形態では、中栓3の内側筒状部3e(外側筒状部3f)とインテーク部材11の内側筒状部11e(外側筒状部11f)とは、図7に示すように、インテーク部材11を中栓3に装着したとき、中栓側横線L2とインテーク部材側横軸L3とが一致するように配置されている。
すなわち、中栓3から突出する2つの内側筒状部3e(外側筒状部3f)と、インテーク部材11から突出する2つの内側筒状部11e(外側筒状部11f)とは、インテーク部材11を中栓3に装着したとき、インテーク部材11から突出する2つの内側筒状部11eの中心軸Oeが中栓3から突出する2つの内側筒状部3eの中心軸Oeに一致することで、互いに嵌合させることができる。
このため、本実施形態では、図8に示すように、インテーク部材11に形成された2つ導入流路r1を中栓3に形成された2つの開口部A1に対応させることができる。加えて、図9に示すように、中栓3をインテーク部材11の案内板11g1および11g2に沿って、その内側に収容するとき、中栓3から突出する内側筒状部3eの中心軸Oeは、容器本体2の中心軸O1からずれた位置にあって、インテーク部材11から突出する内側筒状部11eの中心軸Oeも、中栓3から突出する内側筒状部3eの中心軸Oeに対応するため、インテーク部材11側の中心軸Oeと、中栓3側の中心軸Oeとが一致する場合にのみ、図5、6に示すように、インテーク部材11を中栓3に装着できる。
例えば、本実施形態において、インテーク部材11の材質の曲げ弾性率を、中栓3の材質の曲げ弾性率よりも大きいものとした場合、インテーク部材11を中栓3に強引に接続させようとすると、インテーク部材11に設けた案内板11g1および11g2が変形して中栓3の仕切壁3aを乗り越えてしまうことが考えられる。しかしながら、本実施形態に係る上記の構成によれば、仮にインテーク部材11に設けた案内板11g1および11g2が中栓3の仕切壁3aを乗り越えてしまった場合でも、第二の手段として、インテーク部材11側の中心軸Oeと、中栓3側の中心軸Oeとが一致しなければ、ディスペンサ1Bを容器部分1Aに接続できない。従って、本実施形態では、容器部分1Aにディスペンサ1Bを装着するときにディスペンサ1Bへの導入流路r1と容器部分1Aに通じる開口部A1とを、常に一定の対応関係に正しく接続することができる。このような構成によれば、残留液の逆流防止と、逆流に伴う混合液の効能低下の防止をさらに確実なものとすることができる。
また、図1に示すように、ディスペンサ1Bは、インテーク部材11に接続されるインテークロッド12を有する。本実施形態では、インテークは、インテーク部材11とインテークロッド12とで構成されている。インテークロッド12は、インテーク部材11の保持板11aに固定される固定部12aを有する。固定部12aからは、外筒部12bが上方に向かって伸びている。本実施形態では、外筒部12bの内側に、下方に向かって伸びる内筒部12cが設けられている。これにより、インテークロッド12の内側には、内筒部12cの内側に形成された小径流路r2と、この小径流路r2に繋がり外筒部12bの内側に形成された大径流路r3とが形成されている。インテークロッド12の内筒部12cは、インテーク部材11の筒体部11bの内側に対して嵌合することで、筒体部11bとの間のシール状態を保持する。これにより、インテークロッド12内に形成された流路(r2,r3)は、第2導入流路(r2,r3)として、筒体部11b内に形成された第1導入流路r1に通じる。なお、本実施形態には、インテークロッド12の外筒部12bに、空気置換孔A3が形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、インテークロッド12の外筒部12bは、固定部12aに対して横並びに配置された一対の外筒部12bとしてなる。インテークロッド12は、図5に示すように、固定部12aの内側に、インテーク部材11に設けられた環状爪部11a4が係止されることで、インテーク部材11に固定される。また、インテーク部材11とインテークロッド12との間は、インテーク部材11に設けられたガイド筒11cがインテークロッド12の外筒部12bの内側に嵌合することで、シールされた状態に保持されている。
また、図1に示すように、ディスペンサ1Bは、インテークロッド12を介してインテークロッド12に接続されるボディ13を有する。ボディ13は、図1に示すように、インテークロッド12の外筒部12bを収容するベース13aと、このベース13aから前方に向かって伸びる排出筒13bとを有する。
ボディ13は、図2に示すように、横並びに配置されており、ベース13aに収容されたインテークロッド12には、逆止弁14が設けられている。逆止弁14は、インテークロッド12の大径流路r3を閉じる弁体14aと、この弁体14aを閉じ方向に付勢する弾性部14bとを有し、弾性部14bがベース13aの天面に保持される。これにより、逆止弁14は、インテークロッド12の大径流路r3からの流れのみ許容する。
また図1に示すように、インテークロッド12には、連通孔A4が形成されている。連通孔A4は、逆止弁14が配置されたインテークロッド12の大径流路r3を排出筒13bの内側に形成された排出流路r6に通じさせる。インテークロッド12の外筒部12bとボディ13のベース13aとの間には、インテークロッド12の連通孔A4とボディ13の排出流路r6とに通じる環状の隙間r4が形成されている。さらにボディ13は、排出筒13bの下方に、別体として設けられたシリンダ13cを有する。シリンダ13cには、環状の隙間r4に通じる連通孔r5が形成されている。すなわち、本実施形態のボディ13は、1の筒体部11bに通じるシリンダ13cと、このシリンダ13cに通じる排出流路r6とが設けられたボディであって、図2に示すように、2つのボディ13を一対に横並びに配置してなる。また、図1中、符号15は、シリンダ13c内にスライド可能に密閉保持されるピストンである。ピストン15は、シリンダ13cとの間にポンプ室Spを形成する。
符号16は、各シリンダ13cに配置された2つのピストン15を同時に動作させるレバーである。レバー16は、ボディ13に対して回転可能に保持される軸部16aを有する。これにより、レバー16は、軸部16aを基点に牽曳することができる。さらに、レバー16は、ボディ13に設けられた弾性部材13sによって保持されている。これにより、レバー16を弾性部材13sの付勢力に抗して牽曳したのち、その牽曳動作を解除すると、弾性部材13sの復元力(付勢力)によって初期位置に自動的に復帰させることができる。なお、13dは、ボディ13に固定されるポンプカバーである。
符号17は、ディスペンサ1Bを容器部分1Aに装着するための装着筒である。装着筒17は、ボディ13に固定されるカラー18によって、インテークロッド12に対して回転可能に保持されている。装着筒17の内側には、ねじ部17sが形成されている。これにより、図2に示すように、装着筒17のねじ部17sを容器本体2のねじ部2sに螺合させることで、容器部分1Aに対してディスペンサ1Bを取り外し可能に装着することができる。
さらに図1にて、ディスペンサ1Bは、2つの排出流路r6を合流させて混合液を噴出させる噴出部20を有する。噴出部20は、ボディ13の前端に接続されるジョイントエレメント21と、ジョイントエレメント21の内側に配置されるロッドエレメント22と、ロッドエレメント22の前端部を取り囲んでジョイントエレメント21に装着されるジョイントカバー23と、噴出口A10を有してジョイントカバー23に装着されるノズルカバー24とを有する。
1 トリガー式ディスペンサ容器(トリガー式混合液噴出容器)
2 容器本体
2A 充填部
2B 充填部
2C 口筒部
3 中栓
3e 内側筒状部(筒状部)
3f 外側筒状部(筒状部)
4 ディップチューブ
11 インテーク部材(インテーク)
11b 筒体部
11e 内側筒状部(筒状部)
11f 外側筒状部(筒状部)
11g1 案内板
11g2 案内板
12 インテークロッド(インテーク)
13 ボディ
13a ベース
13b 排出筒
13c シリンダ
14 逆止弁
15 ピストン
16 レバー
17 装着筒
18 カラー
19 逆流防止弁
20 噴出部
21 ジョイントエレメント
22 ロッドエレメント
23 ジョイントカバー
24 ノズルカバー
A 液体
B 液体
1 開口部
10 噴出口
1 輪郭線
2 輪郭線
1 第1導入流路(貫通孔)
2 第2導入流路の小径流路
3 第2導入流路の大径流路
4 隙間
5 連通孔
6 排出流路

Claims (5)

  1. 2つの口筒部を有する容器本体と、前記口筒部に通じる開口部が形成されて当該容器本体に固定される中栓と、前記中栓に着脱可能なインテークとを有し、
    更に、前記インテークに通じるシリンダと当該シリンダに通じる排出流路とを一対に横並びに配置したボディと、前記シリンダに配置されたピストンをそれぞれ同時動作させるレバーと、2つの前記排出流路からの液体それぞれが逆流防止弁を通して流入して噴出口から混合液として噴出される噴出部を備え、
    前記インテークは、前記中栓に装着するときに当該中栓を内側に案内する案内板を有し、当該案内板は前記中栓の仕切壁を取り囲むような形状のものであり、さらに、
    前記インテークの前記案内板は、前記中栓の前記仕切壁とともに、前側の平面輪郭形状と後側の平面輪郭形状とが非対称の形状である、トリガー式混合噴出容器。
  2. 請求項1に記載のトリガー式混合噴出容器において、前記容器本体は、前記中栓に、当該中栓に形成された前記開口部を取り囲むように上方に向かって突出する一対の筒状部を横並びに設けることで、当該筒状部が前記容器本体から横並びに突出するものであり、
    前記インテークは、前記インテークに形成された前記中栓の前記開口部に通じる貫通孔を取り囲むように下方に向かって突出する一対の筒状部を横並びに設けたものであり、
    前記インテークから突出する前記筒状部は、前記インテークを前記中栓に装着するときに前記中栓から突出する前記筒状部に対して嵌合するものであり、
    さらに、前記中栓から突出する前記筒状部と前記インテークから突出する前記筒状部とを嵌合させたとき、前記中栓から突出する前記筒状部の中心軸と前記インテークから突出する前記筒状部の中心軸とは、前記容器本体の中心軸を通る横軸を基準として前側と後側とを規定したとき、前記横軸よりも前側または後側の領域に配置されるものであり、
    前記インテークの材質の曲げ弾性率は、前記中栓の材質の曲げ弾性率よりも大きいものである、トリガー式混合噴出容器。
  3. 請求項1または2に記載のトリガー式混合噴出容器において、前記インテークの前記案内板の長さは、前記容器本体のねじ部の高さと同程度またはそれよりも長いものである、トリガー式混合噴出容器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトリガー式混合噴出容器において、前記中栓から突出する2つの前記筒状部および前記インテークから突出する2つの前記筒状部は、これら筒状部の中心軸を通る横軸が前記容器本体の中心軸を通る前記横軸と平行位置になるように配置されたものである、トリガー式混合噴出容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトリガー式混合噴出容器において、前記中栓の前記仕切壁の平面輪郭形状は、互いに略直交する線分と該線分の交点に形成されたR面取り部とを有する輪郭線と、この輪郭線の両端に繋がって環状の曲線で構成された輪郭線とで構成されたものである、トリガー式混合噴出容器。
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