JP6394081B2 - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びプログラムに関する。
画像を投影する投影面の検知結果を用いて画像歪みを補正する技術が知られている。投影面の検知方法としては、例えば、投影面に投影した投影画像の撮影画像から、投影面の枠を示すスクリーン枠を検出する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、測定用パターンにより形成される投写領域上の複数の測定点の三次元座標を測定し、測定点の三次元座標を用いて投写領域上の段差部を含む段差領域を撮影画像から検出することで、段差領域からスクリーン枠を検出することが開示されている。そして、特許文献1では、このスクリーン枠の形状に基づいて、投影対象の画像データの歪みを補正する。
しかしながら、従来では、環境条件の影響により投影面を精度よく検知出来ない場合があり、投影画像の歪みを精度よく補正することは困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、投影画像の歪みを精度よく補正可能な補正情報を提供することができる、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の第1特徴点が配列された第1パターン画像および前記第1特徴点に対応する複数の第2特徴点を含む第2パターン画像を投影面に投影させる制御を行う投影制御部と、投影された前記第1パターン画像の第1撮影画像、及び平面状の投影面に投影された前記第2パターン画像の第2撮影画像を撮影部から取得する取得部と、前記第2撮影画像における前記第2特徴点を予め定めた方向に連結した第2連結成分と、前記第1撮影画像における該第2連結成分を構成する該第2特徴点に対応する位置の前記第1特徴点を連結した第1連結成分と、を抽出する抽出部と、前記第2連結成分に対する前記第1連結成分のずれ量を算出するずれ量算出部と、前記ずれ量に基づいて投影対象画像を補正する第1補正情報を算出する第1算出部と、を備えた画像処理装置である。
本発明によれば、投影画像の歪みを精度よく補正可能な補正情報を提供することができる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態の画像処理システムを示す模式図である。 図2は、第1パターン画像及び第2パターン画像の一例を示す図である。 図3は、第1パターン画像と第1撮影画像の一例を示す図である。 図4は、第1補正部を示す図である。 図5は、座標変換を示す模式図である。 図6は、抽出部を示す図である。 図7は、(u,v)座標系の説明図である。 図8は、座標変換の説明図である。 図9は、第2連結成分の生成結果の一例を示す図である。 図10は、第1連結成分の生成結果の一例を示す図である。 図11は、第2連結成分に対する第1連結成分のずれの説明図である。 図12は、第1補正処理部による補正の説明図である。 図13は、第2補正部を示す図である。 図14は、投影領域の説明図である。 図15は、投影領域の説明図である。 図16は、画像処理の手順を示すフローチャートである。 図17は、第1補正処理の手順を示すフローチャートである。 図18は、連結成分抽出処理の手順を示すフローチャートである。 図19は、隣接特徴点特定処理の手順を示すフローチャートである。 図20は、隣接特徴点特定処理の手順を示すフローチャートである。 図21は、特定された隣接特徴点の関係を示す図である。 図22は、隣接特徴点のない特徴点の例を示す図である。 図23は、第2補正処理の手順を示すフローチャートである。 図24は、近似平面算出処理の手順を示すフローチャートである。 図25は、回帰平面データの算出法の説明図である。 図26は、正面画像生成の説明図である。 図27は、包含領域算出の説明図である。 図28は、正面画像と投影対象画像との関係の説明図である。 図29は、第1パターン画像の他の例を示す図である。 図30は、第3パターン画像の一例を示す模式図である。 図31は、第2パターン画像の他の例を示す図である。 図32は、第1パターン画像及び第2パターン画像の一例を示す図である。 図33は、本変形例の説明図である。 図34は、画像処理システムの他の構成例を示す図である。 図35は、クラウドを備えた画像処理システムの一例を示す模式図である。 図36は、コンピュータの構成を示すハードウェア構成図である。
図1は、本実施の形態の画像処理システム10を示す模式図である。
画像処理システム10は、投影装置14と、撮影装置16と、画像処理装置18と、を含む。投影装置14、撮影装置16、及び画像処理装置18は、ネットワーク等の通信回線を介して接続されている。
ネットワークは、有線通信網であっても無線通信網であってもよい。ネットワークは、例えば、LAN(Local Area Network)を用い、Ethernet(登録商標)やTCP/IPなどの通信プロトコルを利用する。
投影装置14は、投影対象の投影対象画像を投影面12へ投影する装置である。投影面12は、スクリーン、壁、ホワイトボード等であるが、これらに限られない。投影装置14は、投影部14Aを備えている。投影部14Aは、投影対象画像を投影面12へ投影する。本実施の形態では、投影部14Aは、画像処理装置18によって制御される。
撮影装置16は、投影面12に投影された投影画像を撮影する。撮影装置16は、撮影部16Aを備える。撮影部16Aは、投影面12に投影された投影画像を撮影し、撮影画像を取得する。本実施の形態では、撮影部16Aは、画像処理装置18によって制御される。
画像処理装置18は、投影装置14及び撮影装置16を制御する。画像処理装置18は、制御部20及び記憶部22を備える。
記憶部22は、投影対象の投影対象画像や、投影対象画像の補正に用いる第1パターン画像及び第2パターン画像等の各種データを記憶する。また、記憶部22は、制御部20の制御によって作成された各種情報等を記憶する。
第1パターン画像は、複数の第1特徴点が配列された画像である。本実施の形態では、一例として、第1パターン画像は、複数の第1特徴点が格子状に配列された形態である場合を説明する。なお、第1特徴点の配列は、格子状に限定されない。第2パターン画像は、第1特徴点に対応する複数の第2特徴点を含む画像である。例えば、第2パターン画像は、第1パターン画像の一部の画像で構成する。なお、第2パターン画像は、複数の第2特徴点を含む画像であればよく、第1パターン画像の一部の画像である場合に限定されない。
本実施の形態では、第1特徴点及び第2特徴点を総称する場合には、単に「特徴点」と称して説明する。特徴点は、画像処理装置18で抽出可能な領域であり、投影対象の投影対象画像の補正情報の算出に用いられる。
図2は、第1パターン画像62A及び第2パターン画像60Aの一例を示す図である。図2(A)は、第1パターン画像62Aの一例を示す図である。本実施の形態では、第1パターン画像62Aは、正四角形の白色領域と正四角形の黒色領域とが交互に格子状に配列された画像である。本実施の形態では、第1パターン画像62Aにおける第1特徴点100は、黒色領域を構成する正四角形の頂点と、白色領域を構成する正四角形の頂点と、が一致する各点である。
図2(B)は、第2パターン画像60Aの一例を示す図である。本実施の形態では、第2パターン画像60Aは、第1パターン画像62Aの中央に相当する領域を含み、且つ複数の第2特徴点200を含む画像である。すなわち、第2パターン画像60Aと第1パターン画像62Aとを重ねると、第2パターン画像60Aにおける各第2特徴点200の位置は、第1パターン画像62Aにおける第1特徴点100の位置と一致する。
第2パターン画像60Aにおける第2特徴点200についても、第1特徴点100と同様に、黒色領域を構成する正四角形の頂点と、白色領域を構成する正四角形の頂点と、が一致する各点である。すなわち、本実施の形態では、第2パターン画像60Aは、第1パターン画像62Aの中央部分の領域を、複数の第1特徴点100を含むように抽出した画像である。
また、本実施の形態では、第2パターン画像60Aは、複数の第2特徴点200として、所定方向に隣接する3つの第2特徴点200と、これらの3つの特徴点に該所定方向に直交する方向に隣接する3つの第2特徴点200、の合計9つの第2特徴点200を含む画像である場合を説明する。
なお、本実施の形態では、第2パターン画像60Aは、第1パターン画像62Aの中央部分に相当する画像であり且つ複数の第2特徴点200を含む画像である場合を説明するが、第2パターン画像60Aは第1パターン画像62Aの一部の画像であり且つ複数の第2特徴点200を含む画像であればよく、中央部分の画像に限られない。
ただし、精度よく後述する第1補正情報を算出する観点から、第2パターン画像60Aは、第1パターン画像62Aの中央部分の画像であることが好ましい。これは、投影対象画像を投影した投影画像の中心付近が、投影面12上にのる可能性が最も高いためである。
また、本実施の形態では、第2パターン画像60Aは、複数の第2特徴点200として、9つの第2特徴点200を含む画像である場合を説明したが、第2パターン画像60Aは、少なくとも2以上の第2特徴点200を含む画像であればよく、4以上の第2特徴点200を含むことが好ましく、8以上の第2特徴点200を含むことがより好ましい。第2パターン画像60Aが第2特徴点200を多く含むほど、より精度よく第1補正情報を算出することができる。
図1に戻り、説明を続ける。制御部20は、画像処理装置18を制御する。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)などを含んで構成されるコンピュータである。
制御部20は、投影制御部24、撮影制御部26、取得部28、第1補正部30、及び第2補正部32を備える。これらの投影制御部24、撮影制御部26、取得部28、第1補正部30及び第2補正部32は、例えば、CPU等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
投影制御部24は、投影部14Aを制御する。本実施の形態では、投影制御部24は、投影部14Aを制御することで、投影対象画像としての第1パターン画像62A及び第2パターン画像60Aを投影面12に投影させる制御を行う。また、投影制御部24は、投影対象画像として、各種の投影対象の投影対象画像を投影面12へ投影させるように投影部14Aを制御する。
なお、本実施の形態では、第2パターン画像60Aを投影面12へ投影させるときには、投影面12は平面状の投影面であるものとする。平面状の投影面12とは、投影された投影画像に歪みが生じない程度に平面状の投影面12であることを示す。歪みは、投影面12に投影された投影画像の、投影対象の投影対象画像(投影前の画像)に対する歪みを意味する。すなわち、第2パターン画像60Aを投影面12へ投影した第2投影画像には、歪が生じていないものとする。言い換えると、第2投影画像における各第2特徴点200の位置と、投影前の画像である第2パターン画像60Aにおける各第2特徴点200の位置と、の間にズレが生じていないものとする。
一方、本実施の形態では、第1パターン画像62Aを投影面12へ投影させるときには、投影面12は各種の投影対象画像を投影するときの実際の投影条件となっているものとする。すなわち、第1パターン画像62Aを投影面12へ投影した第1投影画像には、投影面12に応じた歪みが生じていてもよいし、第1撮影画像における第1特徴点100の位置と、投影前の画像である第1パターン画像62Aにおける各第1特徴点100の位置と、の間にはズレが生じていてもよい。
撮影制御部26は、撮影部16Aを制御する。本実施の形態では、撮影制御部26は、投影面12に投影された投影画像を撮影するように撮影部16Aを制御する。取得部28は、撮影部16Aによる撮影によって得られた撮影画像を取得する。本実施の形態では、取得部28は、投影面12に投影された第1パターン画像62A(すなわち、第1投影画像)を撮影することによって得られた第1撮影画像、及び投影面12に投影された第2パターン画像60A(すなわち、第2投影画像)を撮影することによって得られた第2撮影画像を取得する。
なお、第1パターン画像62A撮影時における、投影面12と投影装置14との相対位置を示す第1相対位置と、第2パターン画像60A撮影時における、投影面12と投影装置14との相対位置を示す第2相対位置と、は同じであることが好ましい。
図3は、第1パターン画像62Aと第1撮影画像62Bの一例を示す図である。複数の第1特徴点100が格子状に配列された第1パターン画像62Aが(図3(A)参照)投影面12に投影される。この第1パターン画像62Aが投影されることによって投影面12に投影された第1投影画像が撮影部16Aによって撮影される。取得部28は、撮影部16Aから、図3(B)に示す第1撮影画像62Bを取得する。図3(B)に示すように、第1撮影画像62Bは、投影面12に応じて歪んだ形状となる。
図1に戻り、第1補正部30は、投影対象画像を補正するための第1補正情報の算出処理を行う機能部である。図4は、第1補正部30を示す図である。
第1補正部30は、座標抽出部33、変換部38、抽出部40、ずれ量算出部42、ずれ判別部44、第1算出部46、及び第1補正処理部48を含む。
座標抽出部33は、撮影画像に含まれる特徴点の二次元の座標を抽出する。座標抽出部33は、第1座標抽出部34及び第2座標抽出部36を含む。第1座標抽出部34は、第1撮影画像62Bから、第1撮影画像62Bに含まれる各第1特徴点100の二次元の座標(以下、第1座標と称する)を抽出する。詳細には、第1座標抽出部34は、第1撮影画像62Bの左上頂点の位置を位置情報の原点(0,0)として、第1撮影画像62Bの各第1特徴点100の第1座標を抽出する。
第2座標抽出部36は、第2撮影画像から、第2撮影画像に含まれる各第2特徴点200の二次元の座標(以下、第2座標と称する)を抽出する。詳細には、第2座標抽出部36は、第2撮影画像60Bの左上頂点の位置を原点(0,0)として、第2撮影画像60Bにおける各第2特徴点200の第2座標を抽出する。
変換部38は、第2座標抽出部36で抽出された第2撮影画像60Bの各第2特徴点200の第2座標を、第1撮影画像62B上の第1座標に座標変換する。
本実施の形態では、変換部38は、射影変換行列Hcpを算出することで、変換処理を実行する。
第2撮影画像60Bの各第2特徴点200の第2座標(x,y)に対応する、第1撮影画像62B上の位置を示す第1座標を(x,y)とする。すると、射影変換行列Hcpには、下記式(1)が成り立つ。
Figure 0006394081
ここで、式(1)の右辺と左辺とは、同次座標系で等しい(全成分の定数倍以外は等しい)ことを示す。また、射影変換行列Hcpは下記式(2)で示される。
Figure 0006394081
このため、式(1)は、下記式(3)で表すことができる。
Figure 0006394081
上記式(1)〜式(3)により、第1撮影画像62B上の第1座標(x,y)は、下記式(4)及び式(5)で示される。
Figure 0006394081
なお、上記式(2)〜式(5)中、h〜hは、射影変換の未知係数である。
本実施の形態では、上述したように、第2パターン画像60Aは9つの第2特徴点200を含むことから、変換部38は、第2撮影画像60Bの9つの第2特徴点200毎に、第1撮影画像62B上の第1座標(x,y)を算出することで、座標変換を行う。
図5は、変換部38による座標変換を示す模式図である。
図5(A)に示すように第2撮影画像60Bにおける各第2特徴点200(200a〜200i)の第2座標が、図5(B)に示す第1撮影画像62B上の第1座標に座標変換されることで、各第2特徴点200の第1撮影画像62B上の二次元の座標が得られる。
すなわち、変換部38が、第2座標抽出部36で抽出された第2撮影画像60Bの各第2特徴点200の位置座標を、第1撮影画像62B上の位置座標に変換することで、歪みのない第2撮影画像60Bの各第2特徴点200の位置座標を、第1撮影画像62B上の位置に反映させることができる。
図4に戻り、抽出部40は、第2連結成分と、第1連結成分と、を抽出する。第2連結成分とは、変換部38によって座標変換された後の、第2撮影画像60Bにおける第2特徴点200を予め定めた方向に連結した成分である。すなわち、第2連結成分は、変換部38によって第1座標に座標変換された第2特徴点200を予め定めた方向に連結した線状の画像によって示される。
第1連結成分は、第1撮影画像62Bにおける、第2連結成分を構成する各第2特徴点200に対応する位置の第1特徴点100を連結した成分である。すなわち、第1連結成分は、第1特徴点100を連結した線状の画像によって示される。
図6は、抽出部40を示す図である。抽出部40は、座標変換部40A、特定部40B、及び連結成分生成部40Cを含む。
座標変換部40Aは、第1撮影画像62Bの各第1特徴点100の第1座標、及び変換部38で第1座標に座標変換された第2撮影画像60Bの各第2特徴点200の第1座標の各々を、(u,v)座標系に変換する。図7は、(u,v)座標系の説明図である。なお、第1座標は、図7中、x軸とy軸によって示される座標系によって表される座標である。図7中では、x軸における右方向がx軸における正方向、下方向がy軸における正方向である。以下では、各撮影画像における特徴点の総数をC、第i番目の特徴点をA[i]、その第1座標を(x[i],y[i])と示している。
(u,v)座標系は、第1座標の座標系(図7中、(x,y)座標系)を、原点(0,0)位置を固定して予め定めた角度(例えば45°)傾けた座標系である。
座標変換部40Aは、第1撮影画像62Bの各第1特徴点100の第1座標、及び変換部38で座標変換された第2撮影画像60Bの各第2特徴点200の第1座標の各々を、下記式(6)及び式(7)を用いて、(u,v)座標系に変換する。
Figure 0006394081
式(6)及び式(7)中、iは1以上の整数である。また、上述したように、第i番目の特徴点をA[i]、その第1座標を(x[i],y[i])と示している。また、(u,v)座標系の座標は、(u[i],v[i])で示される。
図8は、(u,v)座標系への座標変換の説明図である。座標変換部40Aが、このような(u,v)座標系への座標変換を行う理由としては、歪みの生じる前の画像における特徴点の配列の連結規則を把握するためである。(u,v)座標系への座標変換によって、図8に示すように、第1特徴点100のv座標に注目すると、v座標において、ある第1特徴点100aよりも、v座標の小さい第1特徴点100bは、必ず第1特徴点100aよりも上側、または左側に位置することとなる。同様に、第2特徴点200のv座標に注目すると、v座標において、ある第2特徴点200aよりも、v座標の小さい第2特徴点200bは、必ず第2特徴点200aよりも上側、または左側に位置することとなる。
図6に戻り、特定部40Bは、(u,v)座標系へ変換された第1特徴点100について、隣接する第1特徴点100を特定する。また、特定部40Bは、(u,v)座標系へ変換された第2特徴点200について、隣接する第2特徴点200を特定する。
具体的には、特定部40Bは、(u,v)座標系へ変換された第1特徴点100、及び(u,v)座標系へ変換された第2特徴点200の各々について、v座標を基準に、値の小さいものから順に並び替えを行う。並び替えのなされた第1特徴点100には、v座標の値が小さいものから順にi(1<=i<=Cの整数)が付与される。このCは、第1撮影画像62Bに含まれる第1特徴点100の総数を示す。
同様に、並び替えのなされた第2特徴点200には、v座標の値が小さいものから順にi(1<=i<=Cの整数)が付与される。このCは、第2撮影画像60Bに含まれる第2特徴点200の総数を示す。
そして、特定部40Bは、(u,v)座標系へ変換された後に上記並べ替えのなされた各第2特徴点200を順に選択し、選択した第2特徴点200に対して、上側及び左側の2方向に隣接する第2特徴点200を特定する。なお、この特定方向は、最終的に全ての第2特徴点200の位置が特定できればよく、少なくとも2方向であれば、例えば上と右、右と下、4方向全てを特定するようにしてもよい。また、上述の並び替えにおいては、特定する方向を上と左方向としたため、上側と左側に位置する特徴点を特定しやすいように、v座標の大小で並べ替えることとしたが、並び替えに使用する座標は、特定する方向に応じて変更するのがよい。
また、特定部40Bは、(u,v)座標系へ変換された後に上記並べ替えのなされた各第1特徴点100についても同様に順に選択し、選択した第1特徴点100に対して、上側及び左側の2方向に隣接する第1特徴点100を特定する。
連結成分生成部40Cは、第2連結成分及び第1連結成分を生成する。連結成分生成部40Cは、第1特徴点100や第2特徴点200を連結するラベリング処理を実行することで、第2連結成分及び第1連結成分を生成する。
詳細には、連結成分生成部40Cは、特定部40Bで特定された隣接する第1特徴点100を、予め定めた第1方向に連結していき、連結成分を抽出し、それぞれのラベリングを付与する。これによって、連結成分生成部40Cは、複数の第1連結成分を生成する。また、連結成分生成部40Cは、特定部40Bで特定された隣接する第2特徴点200を、該第1方向に連結していき、複数の連結成分を抽出し、それぞれのラベリングを付与する。これによって、連結成分生成部40Cは、複数の第2連結成分を生成する。
一般にラベリングとは二値画像上の隣接する黒画素同士を連結していって黒画素連結成分を抽出する処理を指すが、ここでいうラベリングは連結対象が黒画素から特徴点に置き換わったものであり、具体的な処理手順については従来から広く利用されている公知のラベリング手法をそのまま用いることができる。
図9は、複数の第2連結成分L2の生成結果の一例を示す図である。図9に示すように、連結成分生成部40Cは、第1座標に変換され更に(u,v)座標系へ変換された後に上記並べ替えのなされた第2特徴点200を第1方向(図9中では、矢印S方向(左右方向))に連結することで、複数の第2連結成分L2(L2a〜L2c)を生成する。そして、さらに、連結成分生成部40Cは、複数の第2連結成分L2(L2a〜L2c)の内、1つの第2連結成分L2bを選択する。
本実施の形態では、複数の第2連結成分L2(L2a〜L2c)の内、画像中央に相当する領域に位置する第2特徴点200を通る第2連結成分L2である第2連結成分L2bを選択する。
図10は、複数の第1連結成分L1の生成結果の一例を示す図である。図10に示すように、連結成分生成部40Cは、(u,v)座標系へ変換された後に上記並べ替えのなされた第1特徴点100について、第1方向(図10中では、矢印S方向(左右方向))に連結することで、複数の第1連結成分L1(L1a〜L1j)を生成する。そして、さらに、連結成分生成部40Cは、複数の第1連結成分L1(L1a〜L1j)の内、上記選択した第2連結成分L2bを構成する第2特徴点200に対応する第1特徴点100を含む1つの第1連結成分L1fを選択する。
図4に戻り、ずれ量算出部42は、第2連結成分L2bに対する第1連結成分L1fのずれ量を算出する。図11は、第2連結成分L2bに対して、第1連結成分L1fを構成する各第1特徴点100がずれ量Hに相当する量ずれた状態を示している。なお、図11に示すように、ずれ量Hは、第1特徴点100の位置毎に異なる値となる場合がある。ずれ量の算出方法の詳細は後述する。
図4に戻り、ずれ判別部44は、ずれ量算出部42で算出されたずれ量に基づいて、ずれが生じているか否かを判別する。第1算出部46は、ずれ判別部44でずれが生じていると判別された場合に、ずれ量算出部42で算出されたずれ量に基づいて、投影対象画像を補正するための第1補正情報を算出する。第1補正処理部48は、算出された第1補正情報を用いて、投影対象画像を補正する。
図12は、第1補正処理部48による補正の説明図である。図12に示すように、第1補正処理部48は、ずれ量に応じて、投影対象画像における、各第1特徴点100に対応する位置の画素の画素位置を、該ずれ量に応じたずれが相殺されるように補正する。
図1に戻り、第2補正部32は、第1補正部30で補正された投影対象画像を更に補正するための第2補正情報の算出処理を行う機能部である。
図13は、第2補正部32を示す図である。
第2補正部32は、三次元座標算出部50、投影領域算出部52、第2算出部54、及び第2補正処理部56を含む。
三次元座標算出部50は、第1パターン画像62Aと、第1撮影画像62Bと、を用いて、第1パターン画像62Aを投影面12に投影した第1投影画像における、第1特徴点100の三次元座標を算出する。この三次元座標の算出は、公知の技術を用いて行う。例えば、この三次元座標の算出は、プロジェクタとカメラの一般的なステレオ測距法(参照論文:投影画像の幾何補正に関する実験的検討 東北大 高橋、青木ら)を用いて行う。
投影領域算出部52は、投影対象画像を投影する投影領域を算出する。図14及び図15は、投影領域の説明図である。図14及び図15に示すように、投影面12に対して投影対象画像を投影したときに、投影面12内に投影された第1特徴点100(図14、図15中の○)の群A1については問題無く投影されるが、投影面12から外れた位置に投影された第1特徴点100(図14、図15中の×)の群A2については、ふさわしくない位置に投影されていることとなる。
図13に戻り、このため、投影領域算出部52は、投影面12に相当する三次元空間上の領域に第1特徴点100が位置するように、投影領域を算出する。
投影領域算出部52は、近似平面算出部52A、正面画像生成部52B、及び投影領域生成部53Cを含む。
近似平面算出部52Aは、投影面12を含む平面に近似する近似平面を算出する。近似平面の算出方法の詳細は後述する。
正面画像生成部52Bは、近似平面算出部52Aで算出された近似平面を、該近似平面に対して法線方向から撮影したときに得られる正面画像を生成する。
正面画像生成部52Bは、三次元座標算出部50で算出された各第1特徴点100の三次元座標と、算出された近似平面と、を用いて、近似平面内に位置する第1特徴点100を抽出する。そして、正面画像生成部52Bは、近似平面内に位置する、三次元座標によって特定される第1特徴点100による三次元点群を、透視投影変換行列Pを用いて二次元の平面に投影することで、正面画像を生成する。
透視投影変換行列Pは、下記式(8)によって示される。
Figure 0006394081
式(8)中、Aは内部パラメータを示し、Rは、外部パラメータである回転行列を示し、tは平行移動ベクトルを示す。
内部パラメータAは、近似平面を近似平面の法線方向から撮影することで正面画像を得る仮想カメラを仮定し、この仮想カメラの光軸座標、撮像素子の行と列のスケール、焦点距離fなどを用いて定められる行列(3×3)である。回転行列Rは、画像処理システム10に設けられた実際の撮影装置16から、この仮想カメラまでの回転を示す行列(3×3)である。
平行移動ベクトルtは、実際の撮影装置16から仮想カメラまでの平行移動を示すベクトル(3×1)である。
投影領域生成部53Cは、近似平面算出部52Aによって算出された近似平面と、正面画像生成部52Bによって生成された正面画像と、を用いて、投影画像を投影する投影領域を生成する。
第2算出部54は、投影された投影画像が投影領域に収まるように、投影対象画像を補正するための第2補正情報を算出する。第2補正処理部56は、第2補正情報に基づいて、第1補正情報に基づいて補正された投影対象画像を補正する。
次に、本実施の形態の画像処理装置18で実行する画像処理の手順を説明する。
図16は、画像処理装置18が実行する画像処理の手順を示すフローチャートである。
投影制御部24が、記憶部22に記憶されている第2パターン画像60Aを読取る(ステップS102)。次に、投影制御部24が、ステップS102で読取られた第2パターン画像60Aを投影面12に投影する投影指示を示す信号を投影部14Aへ出力する(ステップS104)。この投影指示を示す信号を受け付けた投影部14Aは、受け付けた投影指示に含まれる第2パターン画像60Aを投影面12に投影する。
次に、撮影制御部26が撮影指示を撮影部16Aへ出力する(ステップS106)。撮影指示を受け付けた撮影部16Aは、投影面12に投影されている投影画像(ここでは第2投影画像)を撮影し、撮影によって得た第2撮影画像60Bを制御部20へ出力する。
次に取得部28が、撮影部16Aから第2撮影画像60Bを取得する(ステップS108)。取得部28は、取得した第2撮影画像60Bを、記憶部22へ記憶する。
次に、投影制御部24が、記憶部22に記憶されている第1パターン画像62Aを読取る(ステップS110)。次に、投影制御部24が、ステップS110で読取られた第1パターン画像62Aを投影面12に投影する投影指示を示す信号を投影部14Aへ出力する(ステップS112)。この投影指示を示す信号を受け付けた投影部14Aは、受け付けた投影指示に含まれる第1パターン画像62Aを投影面12に投影する。
次に、撮影制御部26が撮影指示を撮影部16Aへ出力する(ステップS114)。撮影指示を受け付けた撮影部16Aは、投影面12に投影されている投影画像(ここでは第1投影画像)を撮影し、撮影によって得た第1撮影画像62Bを制御部20へ出力する。
次に取得部28が、撮影部16Aから第1撮影画像62Bを取得する(ステップS116)。取得部28は、取得した第1撮影画像62Bを、記憶部22へ記憶する。
次に、第1補正部30が第1補正処理を実行する(ステップS118)。次に、第2補正部32が第2補正処理を実行する(ステップS120)。次に、投影制御部24が、ステップS118及びステップS120の処理によって補正された投影対象画像の投影指示を示す信号を投影部14Aへ出力する(ステップS122)。ステップS122の処理によって、この投影指示を示す信号を受け付けた投影部14Aは、受け付けた信号に含まれる補正後の投影対象画像を投影面12へ投影する。これによって、投影面12には、歪の抑制された投影対象画像が投影される。そして、本ルーチンを終了する。
次に、ステップS118の第1補正処理の手順を説明する。図17は、第1補正部30が実行する第1補正処理の手順を示すフローチャートである。
第1座標抽出部34が、記憶部22に記憶された第1撮影画像62Bから、第1撮影画像62Bに含まれる各第1特徴点100の第1座標を抽出する(ステップS202)。
次に、第2座標抽出部36が、記憶部22に記憶されている第2撮影画像60Bから、第2撮影画像60Bに含まれる各第2特徴点200の第2座標を抽出する(ステップS204)。
次に、変換部38が、第2座標抽出部36で抽出された第2撮影画像60Bの各第2特徴点200の第2座標を、第1撮影画像62B上の第1座標に座標変換する変換処理を実行する(ステップS206)。
次に、抽出部40が第2連結成分と第1連結成分を抽出する連結成分抽出処理を実行する(ステップS208)。連結成分抽出処理については詳細を後述する。
次に、ずれ量算出部42が、第2連結成分L2bに対する第1連結成分L1fのずれ量を算出する(ステップS210)。ずれ量算出部42は、第2連結成分L2bを構成する各第2特徴点200に対する、各第2特徴点200に対応する、第1連結成分L1fを構成する各第1特徴点100のずれ量を、該第1連結成分L1fを構成する第1特徴点100毎に算出することで、第2連結成分L2bに対する第1連結成分L1fのずれ量を算出する。このずれ量は、詳細には、第2連結成分L2bを構成する各第2特徴点200と、各第2特徴点200に対応する、第1連結成分L1fを構成する各第1特徴点100と、の距離を算出することで得られる。
次に、ずれ判別部44が、第2連結成分L2bに対して第1連結成分L1fにずれが有るか否かを判別する(ステップS212)。ステップS212では、ずれ判別部44は、ステップS210で算出されたずれ量が「0」(ゼロ)であるか否かを判断することで、ステップS212の判別を行う。ずれ量が「0」である状態とは、第1連結成分L1fと、第2連結成分L2bと、が、長尺方向の一端側から他端側の全体に渡って完全に重なった状態を示す。ステップS212で否定判断すると(ステップS212:No)、本ルーチンを終了する。
ステップS212で肯定判断すると(ステップS212:Yes)、ステップS214へ進む。ステップS214では、第1算出部46が、ステップS210で算出されたずれ量に基づいて、投影対象画像を補正するための第1補正情報を算出する(ステップS214)。第1算出部46は、ステップS210で算出された、第2連結成分L2bを構成する第2特徴点200毎のずれ量を相殺する補正値を、第1補正情報として算出する。具体的には、ずれ量算出部42で算出された各第2特徴点200のずれ量を用いて、各第2特徴点200のずれ量を「0」とする方向(対応する第1特徴点100の位置と一致する方向)に、各第2特徴点200の位置座標の値を補正するための第1補正情報を算出する。
次に、第1補正処理部48が、ステップS214で算出された第1補正情報を用いて、投影対象画像を補正する第1補正処理を実行する(ステップS216)。そして、本ルーチンを終了する。
ステップS202〜ステップS216の処理が実行されることによって、図12に示す第1連結成分L1fを構成する第1特徴点100が、第2連結成分L2bを構成する第2特徴点200の位置に一致するように、投影対象画像における各第1特徴点100に対応する位置が変更される。また、図10及び図12に示すように、投影対象画像における、第2連結成分L2bに直交する方向に配列されている他の各第1連結成分L1を構成する第1特徴点100についても、同様にして、第1補正処理が実行される。
次に、ステップS208で実行する連結成分抽出処理を説明する。図18は、抽出部40が実行する連結成分抽出処理の手順を示すフローチャートである。
座標変換部40Aが、座標変換を行う(ステップS302)。ステップS302では、座標変換部40Aが、第1撮影画像62Bの各第1特徴点100の第1座標、及び変換部38で座標変換された第2撮影画像60Bの各第2特徴点200の第1座標の各々を、(u,v)座標系に変換する。
次に、特定部40Bが、ソート処理を実行する(ステップS304)。特定部40Bは、(u,v)座標系へ変換された第1特徴点100、及び(u,v)座標系へ変換された第2特徴点200の各々について、v座標を基準に、値の小さいものから順に並び替えを行う。
次に、特定部40Bが、隣接特徴点特定処理を実行する(ステップS306)。ステップS306では、特定部40Bは、(u,v)座標系へ変換された後に上記並べ替えのなされた各第2特徴点200を順に選択し、選択した第2特徴点200に対して、上側及び左側の2方向に隣接する第2特徴点200を特定する。
次に、連結成分生成部40Cが、ラベリング処理を実行する(ステップS310)。上述したように、ラベリング処理を実行することで、連結成分生成部40Cは、第2連結成分及び第1連結成分を生成する。
そして、連結成分生成部40Cは、複数の第2連結成分L2(L2a〜L2c)の内、1つの第2連結成分L2bを選択すると共に、複数の第1連結成分L1(L1a〜L1j)の内、上記選択した第2連結成分L2bを構成する第2特徴点200に対応する第1特徴点100を含む第1連結成分L1fを選択する(ステップS312)。そして、本ルーチンを終了する。
次に、特定部40Bが実行する隣接特徴点特定処理の手順を説明する。図19及び図20は、特定部40Bが実行する隣接特徴点特定処理の手順を示すフローチャートである。なお、特定部40Bは、第1特徴点100及び第2特徴点200の双方の隣接点について、図19及び図20の処理を実行する。
図19は、ある選択された特徴点の左側に隣接する特徴点を特定する処理の流れを示すフロー図である。図20は、ある選択された特徴点の上側に隣接する特徴点を特定する処理の流れを示すフロー図である。
図19に示されるように、まず特定部40Bは、i=1番目の第1特徴点100から処理を行うため、i=1とする(ステップS402)。iは並び替え後に第1特徴点100に付与された番号である。次いで、特定部40Bは、最も距離の近い特徴点の番号を示すJminを0に、最小の特徴点間の距離を示す閾値であるDNminを、予め暫定に設定した閾値であり、各特徴点間の距離の最大値として設定した値であるTよりも1大きい値に、i番目の特徴点と比較するj番目の特徴点を示す番号jをiより1小さい値にそれぞれ設定する(ステップS404)。iよりも左側に存在する可能性のある第1特徴点100のみを処理対象とすればよいため、jはiよりも小さい値のみでよい。
次いで、特定部40Bは、jが1以上であって、かつv[i]−v[j]が閾値T以下であるか否かを判定する(ステップS406)。jが1より小さい場合は、すなわちjが0となる場合は、iが1であるため、始点である場合や、選択した特徴点A[i]を、左側にある可能性のある全ての特徴点A[j]と比較し終わった場合である。また、v[i]−v[j]が閾値T以下であるかを判定することで、選択した特徴点A[i]との距離が予め定めた閾値であるTよりも大きい特徴点A[j]は以降の処理の対象から除外することで、処理にかかる負荷を抑制している。
jが1以上であって、かつv[i]−v[j]が閾値T以下であると判定された場合(ステップS406:Yes)、次いで特定部40Bは、u[i]−u[j]が0より小さいか否かを判定する(ステップS408)。u[i]−u[j]は、j番目の第1特徴点100aがi番目の第1特徴点100aよりも座標空間において上側に存在するか否かを判定するための値である。図19の処理では、選択した第1特徴点100の左側に隣接する特徴点を特定することから、u[i]−u[j]が0より小さい第1特徴点100を検索する。u[i]−u[j]が0より小さいと判定された場合(ステップS408:Yes)、次いで、2つの特徴点の座標、A[i]とA[j]との間のベクトルのノルムであるDNを以下の式(9)に沿って算出する(ステップS410)。
Figure 0006394081
次いで、特定部40Bは、DNがT以下であって、かつDNがDN<DNminであるか否かを判定する(ステップS412)。DNがT以下であるか否かを判定することにより、特徴点間の距離が予め定めた閾値であるTより大きい場合は、以降の処理から除外することで、処理負担を抑制している。また、DNをDNminと比較することで、特徴点がこれまで比較した特徴点同士の間で最も距離が近いものであるか否かが判別される。DNがT以下であって、かつDN<DNminであると判定された場合(ステップS412:Yes)、特定部40Bは、DNminをDNの値に更新するとともに、Jminにjを代入する(ステップS414)。Jminは、選択した特徴点と最も距離の近い第1特徴点100の番号を示す値である。そして、特定部40Bは、特徴点のA[i]の左隣接特徴点番号をJminとし、ステップS418へと移行する(ステップS416)。
一方、jが1より小さいか、v[i]−v[j]が閾値Tより大きい場合(ステップS406:No)、u[i]−u[j]が0以上の場合(ステップS408:No)、DNがTより大きいか、DNがDNmin以上であると判定された場合(ステップS412:No)、次の特徴点と隣接関係にあるか否かの判定を行うべく、jを1減算する(ステップS418)。そして、jが1以上であるか否かが判定され(ステップS420)、jが1以上の場合は(ステップS420:Yes)、ステップS406へと戻り、jが1より小さい場合は(ステップS420:No)、ステップS422へと進む。
そして、ステップS416においてある選択された特徴点であるA[i]についての左隣接特徴点が特定されると、特定部40Bはiを1加算し(ステップS422)、iが最大値であるCに達したか否かを判定する(ステップS424)。iが最大値であるCに達した場合(ステップS424:Yes)、処理は終了し、一方、iが最大値であるCに達していないと判定された場合(ステップS424:No)、ステップS404から処理を繰り返す。
図20の上隣接特徴点を特定する処理においては、ステップS508のみが異なり、u[i]−u[j]が0より大きいか否かが判定される(ステップS508)。ある第1特徴点100のA[i]よりもA[j]が上側に存在する場合、u[i]−u[j]は0よりも大きくなる。したがって、上隣接特徴点を特定する場合、ステップS508の処理において、第1特徴点100が絞り込まれる。以上の処理では探索をj=i−1から始めてj=1に向かって進め、v[i]−v[j]>Tとなった時点で、それよりも小さいjでは必ずv[i]−v[j]>T、ひいてはDN>Tであることが確実となることから探索を終了しており、処理にかかる負担をさらに削減している。
この処理を行うことにより、左側の隣接特徴点と、上側の隣接特徴点に同じ特徴点が特定されてしまうといった問題を防ぐことができる。上述のような方法で特定されたある第1特徴点100aのA[i]の上隣接特徴点番号と、左隣接特徴点番号は、図21に示されるように、注目要素ごとに特定され、この対応関係は記憶部22におけるバッファに記憶される。なお図22に示されるように、グリッド配列の外周部に位置する特徴点群100xや、撮影画像において特徴点にある欠損があり、左、又は上に欠損が存在する特徴点群100yに対しては、対応する左(上)隣接特徴点番号に「隣接なし」を意味する0を設定しておく。
次に、第2補正部32が実行する第2補正処理の手順を説明する。図23は、第2補正部32が実行する第2補正処理の手順を示すフローチャートである。
まず、三次元座標算出部50が、第1パターン画像62Aと、第1撮影画像62Bと、を用いて、第1パターン画像62Aを投影面12に投影した第1投影画像における、第1特徴点100の三次元座標を算出する(ステップS600)。
次に、近似平面算出部52Aが、投影面12を含む平面に近似する近似平面を算出する近似平面算出を実行する(ステップS602)。
図24は、近似平面算出部52Aが実行する近似平面算出処理の手順を示すフローチャートである。
まず、近似平面算出部52Aは、三次元座標算出部50で三次元座標を算出された第1特徴点100(以下、三次元点群と称する場合がある)の距離データを算出する(ステップS700)。距離データの算出は、各第1特徴点100の三次元座標について、投影装置14から投影面12へ向かう方向の座標を読取ることによって算出できる。
次に、近似平面算出部52Aは、ステップS700で算出された各第1特徴点100の距離データから、投影面12に対応する平面の情報として、回帰平面データを算出する(ステップS702)。回帰平面データを算出する方法について、図25を用いて、具体的に説明する。
図25(A)は、回帰分析をした後の回帰平面P1を示す。図25(B)は、後述のステップS708で推定した、回帰平面から最も離れた特徴点を除外した後の回帰平面P2を示す。
図25(A)において、三次元座標算出部50によって、例えば、第1特徴点100としてn個の特徴点(XABi,YABi,ZABi)(i=1〜n)の三次元座標が算出されているとする(図中の○、△、及び×を参照)。
近似平面算出部52Aは、回帰分析によって、これらの第1特徴点100から回帰平面を算出するため、回帰平面の方程式をz=ax+by+cと定義する。このとき、回帰平面と三次元点群とは、下記式(10)の関係が成り立つ。
Figure 0006394081
ここで、上記式(10)の各変数は、下記式(11)である。
Figure 0006394081
上記式(11)において、eは残差を示す。
次に、正規方程式は、式(12)で示される。
Figure 0006394081
よって、βは、下記式(13)で示される。
Figure 0006394081
以上より、近似平面算出部52Aは、最小二乗法などを用いて、残差eの平方和が最小となる定数(パラメータ)a、b、及び、cを算出することにより、回帰平面(図25のP1及びP2)を求める。また、近似平面算出部52Aは、回帰平面データとして、回帰平面の方程式(z=ax+by+c)の定数a、b、及び、cを取得する。
図24に戻り、回帰平面データの取得が完了すると、ステップS704に進む。ステップS704では、近似平面算出部52Aは、上記算出した回帰平面と三次元点群との距離DABiを算出し、回帰平面から最も離れた三次元点群の対応点PMAX(XABD,YABD,ZABD)とその距離DMAXを抽出する(図25(A)のPMAX)。具体的には、特徴点(XABi,YABi,ZABi)から、平面(αx+βy+γz+δ=0)までの距離を、下記数(14)により、算出する。
Figure 0006394081
そして、近似平面算出部52Aは、回帰平面と三次元点群のすべての点との距離を算出し、その距離の絶対値が最大となる第1特徴点100を選択する。これによって、近似平面算出部52Aは、算出した回帰平面から最も離れた特徴点PMAX(XABD,YABD,ZABD)を抽出する(ステップS704)。
次に、近似平面算出部52Aは、特徴点PMAX(XABD,YABD,ZABD)に関する距離DMAXが、予め定めた閾値以下であるか否かを判断する(ステップS706)。ステップS706で否定判断すると(ステップS706:No)、ステップS708へ進む。
この閾値は、投影面12と投影装置14との距離に対応する値とする。この閾値は、予め測定して記憶部22に記憶しておけばよい。また、この閾値は、画像処理システム10における被写界深度に対応する値としてもよい。
ステップS708では、近似平面算出部52Aは、特徴点PMAX(XABD,YABD,ZABD)を、回帰平面内に位置する第1特徴点100の群から除外し(ステップS708)、上記ステップS702へ戻る。
一方、ステップS706で肯定判断すると(ステップS706:Yes)、ステップS710へ進む。ステップS710では、近似平面算出部52Aは、ステップS702で算出した回帰平面を、投影面12に対応する近似平面と推定し、本ルーチンを終了する。
ステップS700〜ステップS710の処理によって、近似平面算出部52Aは、投影面12に相当する近似平面を推定する。また、近似平面算出部52Aは、回帰平面からの距離が閾値を越える特徴点を除外することで近似平面を算出するので、画像処理システム10と投影面12との間に障害物があるときであっても、精度よく近似平面を算出することができる。
図23に戻り、次に、正面画像生成部52Bが、正面画像を生成する(ステップS604)。
正面画像は、近似平面算出部52Aが算出した近似平面を該近似平面の法線方向から撮影したと仮定したときの画像である。
図26は、正面画像生成の説明図である。図26では、近似平面における第1特徴点100の群Pgrpの中心(重心)位置Cgからその平面の法線方向Nの延長線上に仮想カメラ(撮像手段を含むプロジェクタなど)16Aを配置したと仮定することを示す。
図26に示すように、画像処理システム10では、実際のカメラである撮影装置16が、第1撮影画像や第2撮影画像等の撮影画像を得る。
正面画像生成部52Bは、近似平面P2の法線方向Nの延長線上に設置された仮想カメラ16Aから近似平面P2を撮影したときに得られる正面画像を算出する。具体的には、正面画像生成部52Bは、上述した透視投影変換行列Pを用いて、三次元点群Pgrpを、仮想カメラ16Aから撮影された撮影画像に対応する平面である二次元の平面に投影することで、正面画像を算出する。
図23に戻り、次に、投影領域生成部53Cが、包含領域を算出する(ステップS606)。包含領域とは、三次元点群において、近似平面上に存在する第1特徴点100(三次元点群)を包み込む領域である。
図27は、包含領域算出の説明図である。図27(A)は、正面画像における三次元点群Pgrp(第1特徴点100)の説明図である。図27(B)は、包含領域及び後述する投影領域の説明図である。
図27(A)において、投影領域生成部53Cは、正面画像において、各第1特徴点100の三次元座標から算出された距離データに基づいて、近似平面上にある特徴点(図27中の○、図26の三次元点群Pgrp参照)を抽出する。次に、投影領域生成部53Cは、図27(B)において、抽出した特徴点(図27中の○参照)について、抽出した該特徴点の全てを包み込む包含領域を算出する。該包含領域は、図27(B)に示すように、該図中の○印を含む包含領域C1である。
図23に戻り、投影領域生成部53Cは、投影領域を算出する(ステップS608)。投影領域は、ステップS606で算出された包含領域C1に包含される第1特徴点100(図27中の○)をもっとも多く含む矩形の領域である(図27中、投影領域C2参照)。この投影領域C2の形状及びアスペクト比は、例えば、投影対象画像のアスペクト比と同一とする。具体的には、1600×1200ピクセルの投影対象画像を投影する場合は、投影領域のアスペクト比を4:3とする。
次に、第2算出部54が、上記ステップS608で算出された投影領域C2内に位置する第1特徴点100(図27(B)中、MV1〜MV4参照)を選択する(ステップS610)。例えば、第2算出部54は、ステップS608で算出された投影領域C2内に位置する第1特徴点100として、正面画像の4隅の点である4点を選択する。
次に、第2算出部54は、ステップS610で選択された第1特徴点100(図27(B)中、MV1〜MV4参照)に対応する、第1補正部30によって補正された投影対象画像における対応点を抽出する(ステップS612)。対応点の抽出は、上記距離データの算出と同様にすればよい。
次に、第2算出部54は、射影変換行列Hcpを算出する(ステップS614)。第2算出部54は、正面画像上の特徴点に対応する、投影対象画像上の4つの対応点を用いて、射影変換行列Hcpを算出する。
次に、第2算出部54は、ステップS608で算出した投影領域C2の4隅に対応する、投影対象画像に関する4つの補正点を算出する(ステップS616)。
この補正点の算出方法を、図28を用いて、具体的に説明する。図28は、正面画像と投影対象画像との関係の説明図である。図28(A)は、正面画像上の投影領域C2の4隅の点の説明図である。図28(B)は、投影対象画像上の4つの補正点の説明図である。
図28(A)に示すように、ステップS612の処理において、第2算出部54は、ステップS608で算出した投影領域C2の4隅の点(図28中、URv、ULv、DRv、及び、DLv)を抽出する。次に、図28(B)に示すように、第2算出部54は、この4隅の点に対応する投影対象画像上の4つの補正点(図28中、URva、ULva、DRva、及び、DLva)を、射影変換行列Hcpを用いて算出する(ステップS614〜ステップS616)。
図23に戻り、次に、第2補正処理部56が、第2補正情報を算出する(ステップS618)。
第2補正処理部56は、投影対象画像の4隅の点(図28(B)のURa等)を、ステップS616で算出した4つの補正点(URva等)に変形(補正)するための補正変換行列Hppを算出する。補正変換行列Hppの算出方法は、ステップS614と同様のため、説明を省略する。
この補正変換行列Hppの算出を完了すると、この補正変換行列Hppを、第2補正情報として記憶部22に記憶する。次に、第2補正処理部56が、この第2補正情報を用いて、第1補正部30で補正された投影対象画像を更に補正する(ステップS620)。そして、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施の形態の画像処理システム10によれば、投影制御部24が、複数の第1特徴点100が格子状に配列された第1パターン画像62A、及び第1パターン画像62Aの一部の画像であり且つ複数の第2特徴点200を含む第2パターン画像60Aを投影面12に投影させる制御を行う。取得部28は、投影された第1パターン画像62Aの第1撮影画像62B、及び平面状の投影面に投影された第2パターン画像60Aの第2撮影画像60Bを撮影部16Aから取得する。抽出部40は、第2撮影画像60Bにおける第2特徴点200を予め定めた方向に連結した第2連結成分L2と、第1撮影画像62Bにおける該第2連結成分L2を構成する該第2特徴点200に対応する位置の第1特徴点100を連結した第1連結成分L1と、を抽出する。ずれ量算出部42は、第2連結成分L2に対する第1連結成分L1のずれ量を算出する。第1算出部46は、ずれ量に基づいて投影対象画像を補正する第1補正情報を算出する。
このように、本実施の形態の画像処理システム10によれば、第1パターン画像62A及び第2パターン画像60Aを用いて、第1補正情報を算出する。
このため、本実施の形態の画像処理システム10によれば、外光変化等の環境変化といった外乱の影響によって、算出される補正情報の精度が低下することが抑制される。従って、本実施の形態の画像処理システム10によれば、投影画像の歪みを精度よく補正可能な補正情報を提供することができる。
また、第1補正に加えて、更に、第2補正を行うことで、更に精度の高い補正情報を提供することができる。
なお、本実施の形態では、第1パターン画像62A及び第2パターン画像60Aとして、図2に示すパターンを用いる場合を説明したが、これらのパターン画像は、特徴点が格子状に配列された画像であればよく、図2に示すパターンに限られない。
図29は、第1パターン画像62Aの他の例を示す図である。図29(A)に示すように、第1パターン画像62Aは、黒色の背景画像に白色の格子模様を配置した画像であってもよい。また、図29(B)に示すように、第1パターン画像62Aは、白色の背景画像に黒色の点状画像を格子状に配置した画像であってもよい。また、第2パターン画像60Aは、これらの第1パターン画像62Aの一部の画像であり、且つ複数の特徴点を含む画像であればよい。図29(A)に示す格子状のパターンを用いた場合、環境光等による外乱の無いことが想定できれば、このパターンから精度よく特徴点の位置座標を抽出することができ、結果的に精度の高い補正情報を提供できる。また、図29(B)に示す点状画像の集合を用いた場合、各点状画像の重心を検知することで、環境光等による外乱の影響を受けにくく、正確な位置座標を抽出することができ、結果的に精度の高い補正情報を提供できる。
<変形例1>
なお、上記実施の形態では、画像処理装置18は、2枚のパターン画像(第1パターン画像62A、第2パターン画像60A)の撮影画像(第1撮影画像62B、第2撮影画像60B)を用いる場合を説明した。しかし、画像処理装置18は、1枚のパターン画像の撮影画像を用いて、第1補正情報を算出してもよい。
この場合、第3パターン画像を用いればよい。図30は、第3パターン画像63Aの一例を示す模式図である。第3パターン画像63Aは、第1パターン画像63A上に、第2パターン画像63Aを埋め込んだ画像である。
図30に示す例では、第1パターン画像63Aは、四角形の白色領域と四角形の黒色領域とが交互に格子状に配列された画像である。第1パターン画像63Aにおける第1特徴点は、黒色領域を構成する正四角形の頂点と、白色領域を構成する正四角形の頂点と、が一致する各点である。
また、図30に示す例では、第2パターン画像63Aは、第1パターン画像63Aの中央に配置され、白色の背景領域に、円状の黒色ドット(黒色の点状画像)を格子状に配置した構成である。第2パターン画像63Aにおける第2特徴点は、円状の各黒色ドットである。
この場合、画像処理装置18では、第3パターン画像63Aを、予め記憶部22に記憶する。そして、投影制御部24が、記憶部22に記憶されている第3パターン画像63Aを読取り、投影面12に投影するように、投影部14Aを制御する。そして、撮影制御部26の制御によって、第3パターン画像63Aの第3撮影画像63Bを撮影する。
次に第1補正部30が第1補正処理を実行する。このとき、第1補正部30は、第3撮影画像63Bにおける、第2パターン画像63Aに相当する領域を第2撮影画像63Bとして抽出する。また、第1補正部30は、第3撮影画像63Bにおける、第1パターン画像63Aに相当する領域を第1撮影画像63Bとして抽出する。そして、第1補正部30は、これらの第1撮影画像63B及び第2撮影画像63Bを用いて、上記実施の形態と同様の処理を実行することで、第1補正処理を実行すればよい。また、第2補正部32は、第1補正部30で抽出された第1撮影画像63B及び第2撮影画像63Bを用いて、実施の形態と同様の処理を実行すればよい。
このように、第1パターン画像63A上に、第2パターン画像63Aを埋め込んだ第3パターン画像63Aを用いることで、1回の撮影によって、2つの撮影画像(第1撮影画像63B及び第2撮影画像63B)を得ることができる。このため、上記実施の形態の効果に加えて更に、処理の高速化、および、簡略化を図ることができる。
<変形例2>
上記実施の形態では、第2パターン画像60Aは、第1パターン画像62Aの中央に相当する領域の画像である場合を説明した(図2参照)。しかし、第2パターン画像60Aは、第1パターン画像62Aの中央に限定されず、第1パターン画像62A内の任意の領域の画像であってもよい。
図31は、第2パターン画像60Aの他の例を示す図である。図31(A)は、第2パターン画像60Aが、図2(A)に示す第1パターン画像62Aの左上に相当する領域の画像(第2パターン画像64A)である場合を示す図である。また、図31(B)は、第2パターン画像60Aが、図2(A)に示す第1パターン画像62Aの右下に相当する領域の画像(第2パターン画像65A)である場合を示す図である。なお、これらの第2パターン画像64A、65Aは、上記実施の形態で説明したように、複数の第2特徴点200を含む。
ここで、投影装置14と投影面12との位置関係から、投影された投影画像の中心部が、投影面12上にのらない場合もある。このような場合を想定すると、投影した投影画像の何れかの領域が投影面12上にのるものとして(中心部に限定されないものとして)、処理を実行することが好ましい。このため、本変形例では、例えば、画像処理装置18に、表示部と、操作部と、を備えた構成とする。表示部は、公知の表示装置である。操作部は、ユーザが各種指示を実行するときに操作する装置であり、キーボード、マウス、などである。
そして、画像処理装置18は、表示部に、投影面12にのる可能性の高い投影画像の領域の設定を促す情報を表示する。例えば、画像処理装置18は、表示部に、図2(A)に示す第1パターン画像62Aを表示し、第2パターン画像の領域指示を促す情報を表示する。ユーザは、操作部を操作しながら、第1パターン画像62Aにおける任意の領域を指定することで、第2パターン画像60Aを指定すればよい(例えば、図31参照)。そして、画像処理装置18では、上記実施の形態と同様の処理を実行すればよい。
このため、本変形例では、上記実施の形態の効果に加えて、投影面12と画像処理システム10との設置環境に応じた、第1補正情報の算出を実行することができる。
<変形例3>
上記実施の形態では、第1パターン画像および第2パターン画像は、複数の特徴点(第1特徴点、第2特徴点)が格子状に配列された形態である場合を説明した。しかし、上述したように、第1パターン画像および第2パターン画像は、複数の特徴点(第1特徴点、第2特徴点)が格子状に配列された形態に限定されない。
第1パターン画像62A及び第2パターン画像60Aは、特徴点(第1特徴点100、第2特徴点200)の配列を画像処理システム10の記憶部22に予め記憶し、各特徴点(第1特徴点100、第2特徴点200)の位置関係が明確であれば、格子状に配列した形態に限定されない。各特徴点の位置関係を明確にするには、例えば、各特徴点が重ならない、各特徴点間の距離を閾値以下とする、などの配列規則を予め設定し、この配列規則の範囲内で、各特徴点を配列すればよい。
図32は、第1パターン画像及び第2パターン画像の一例を示す図である。図32(A)は、上記実施の形態で説明した、特徴点(第1特徴点100、第2特徴点200)が格子状に配列された第1パターン画像62A及び第2パターン画像60Aの模式図である。
図32(B)は、特徴点(第1特徴点100、第2特徴点200)を、格子状に配列しない形態の一例を示す図である。図32(B)に示すように、特徴点(第1特徴点100、第2特徴点200)を、格子状ではなく、且つ、上記配列規則を満たすように配列させた、第1パターン画像66A及び第2パターン画像67Aであってもよい。
<変形例4>
上記実施の形態では、第2補正部32は、大きな平面を投影面12として想定し、この投影面12内に投影画像が投影されるように、投影対象画像を補正する場合を説明した。
しかし、第2補正部32は、ユーザによって指定された指定領域(例えば、壁の凹んだ領域などの凹凸部)内に、投影画像が投影されるように、投影対象画像を補正してもよい。
図33は、本変形例の説明図である。この場合、第2補正部32は、撮影装置16で撮影した撮影画像70を、図示を省略する表示部に表示する。ユーザは、図示を省略する操作部を操作することで、表示された撮影画像70における、補正したい領域を指定する。例えば、撮影画像70における、矩形領域70Aが指定されたとする。この場合、第2補正部32は、ユーザによって指定された、矩形領域70Aを投影面12として、この投影面12内に投影画像が投影されるように、投影対象画像を補正すればよい。
<変形例5>
上記実施の形態では、図1に示すように画像処理システム10は、画像処理装置18、投影装置14、及び撮影装置16を備えた構成である場合を説明したが、投影装置14と、撮影装置16と、画像処理装置18と、を別体として設けた構成であってもよい。
図34は、画像処理システム10の他の構成例を示す図である。図34に示すように、画像処理システム10Bと、投影装置140と、撮影装置160と、をネットワーク等の通信回線Nを介して接続した構成であってもよい。なお、投影装置140は、投影部14Aを備え、撮影装置160は、撮影部16Aを備えた構成とすればよい。また、画像処理システム10Bは、画像処理装置18に相当する画像処理装置18Bを備え、画像処理装置18Bは、制御部20に相当する制御部20Bを備えた構成であればよい。制御部20Bは、取得部28に代えて取得部28Bを備え、取得部28Bは、通信回線Nを介して撮影装置160から撮影画像を取得すればよい。
<変形例6>
なお、上記実施の形態の画像処理システム10で行っていた処理の一部を、画像処理システム10とネットワーク等を接続されたクラウド上の一以上の装置で行ってもよい。
図35は、クラウドを備えた画像処理システムの一例を示す模式図である。図35に示すように、画像処理システム10Dと、サーバ装置704と、がネットワークにより接続された構成であってもよい。
画像処理システム10Dは、投影装置14、撮影装置16、画像処理装置18Dを備える。画像処理装置18Dは、制御部20に代えて制御部20Dを備える。制御部20Dは、第1補正部30及び第2補正部32を備えない以外は、制御部20と同じ構成である。
サーバ装置704は、クラウド上の装置であり、通信部704A、第1補正部30に相当する第1補正部704B、第2補正部32に相当する第2補正部704C、記憶部706Cを備える。
そして、制御部20Dは、第1撮影画像62B及び第2撮影画像60Bを、ネットワークNを介してサーバ装置704へ送信する。サーバ装置704では、通信部704Aを介してこれらの第1撮影画像62B及び第2撮影画像60Bを取得し、第1補正部704B及び第2補正部704Cによる補正処理を行った後に、第1補正情報及び第2補正情報、または補正後の投影対象画像を画像処理システム10Dへ送信すればよい。
なお、上記実施の形態における、画像処理システム10、10B、10Dは、CPUなどの制御装置と、ROMやRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施の形態の画像処理システム10、10B、10Dの各々で実行される、上記各処理、の各々を実行するためのプログラムは、NV−RAMやROMやその他の不揮発性記憶媒体に予め組み込まれて提供される。また、本実施の形態の画像処理システム10、10B、10Dの各々で実行される、上記処理の各々を実行するためのプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録し提供することも可能である。
また、本実施の形態の画像処理システム10、10B、10Dの各々で実行される、上記各処理、の各々を実行するためのプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供または配布するように構成してもよい。
また、本実施の形態の画像処理システム10、10B、10Dの各々で実行される、上記各処理、の各々を実行するためのプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
また、本実施の形態の画像処理システム10、10B、10Dの各々で実行される、上記各処理、の各々を実行するためのプログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から該プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、本実施の形態の画像処理システム10、10B、10Dの各々で実行される、上記各処理、の各々を実行するためのプログラムは、コンピュータ上のプログラムに実行させることもできる。図36は一般的なコンピュータの構成を示すハードウェア構成図であり、CPU2010、ハードディスク2000、ディスプレイ2030、通信装置2040、CD−ROMドライブ2050、メモリ2060、及びキーボード/マウス2070を備えている。例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録された、上記処理を実行するためのプログラムを、CD−ROMドライブ2050を通じて読み込み、実行時にはメモリ2060上にロードされ、CPU2010からの指令によってプログラムの処理ステップが順次実行されるようにしてもよい。処理に用いる各種画像は、あらかじめハードディスク2000上に蓄えられるか、または実行時に撮影装置16(図36では省略)から取り込まれた後、メモリ2060上にロードされて参照される。
以上、発明を実施するための実施の形態について説明を行ったが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を損なわない範囲で変更することが可能である。
10 画像処理システム
14A 投影部
16A 撮影部
18 画像処理装置
24 投影制御部
26 撮影制御部
28 取得部
30 第1補正部
32 第2補正部
38 変換部
40 抽出部
40A 座標変換部
40B 特定部
40C 連結成分生成部
42 ずれ量算出部
46 第1算出部
48 第1補正処理部
50 三次元座標算出部
52A 近似平面算出部
52B 正面画像生成部
53C 投影領域生成部
54 第2算出部
56 第2補正処理部
特開2010−044255号公報

Claims (9)

  1. 複数の第1特徴点が配列された第1パターン画像および前記第1特徴点に対応する複数の第2特徴点を含む第2パターン画像を投影面に投影させる制御を行う投影制御部と、
    投影された前記第1パターン画像の第1撮影画像、及び平面状の投影面に投影された前記第2パターン画像の第2撮影画像を撮影部から取得する取得部と、
    前記第2撮影画像における前記第2特徴点を予め定めた方向に連結した第2連結成分と、前記第1撮影画像における該第2連結成分を構成する該第2特徴点に対応する位置の前記第1特徴点を連結した第1連結成分と、を抽出する抽出部と、
    前記第2連結成分に対する前記第1連結成分のずれ量を算出するずれ量算出部と、
    前記ずれ量に基づいて投影対象画像を補正する第1補正情報を算出する第1算出部と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記第1パターン画像撮影時における前記投影面と投影装置との第1相対位置関係と、前記第2パターン画像撮影時における前記投影面と前記投影装置との第2相対位置関係と、は、同じである、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2撮影画像上の前記第2特徴点の第2座標情報を、前記第1撮影画像上の第1座標情報に座標変換する変換部を備え、
    前記抽出部は、座標変換された前記第2撮影画像における前記第2特徴点を予め定めた方向に連結した前記第2連結成分と、前記第1連結成分と、を抽出する、
    請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記抽出部は、
    座標変換された前記第2撮影画像における前記第2特徴点の各々に対して予め定めた第1方向に隣接する他の前記第2特徴点を特定すると共に、前記第1撮影画像における前記第1特徴点の各々に対して前記第1方向に隣接する他の前記第1特徴点を特定する特定部と、
    前記第2撮影画像における隣接する前記第2特徴点同士を連結した前記第2連結成分、及び前記第1撮影画像における隣接する前記第1特徴点同士を連結した前記第1連結成分を生成する連結成分生成部と、
    を含む請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1補正情報に基づいて前記投影対象画像を補正する第1補正処理部を更に備えた請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1パターン画像と前記第1撮影画像を用いて、前記第1パターン画像を前記投影面に投影した第1投影画像における前記第1特徴点の三次元座標を算出する三次元座標算出部と、
    前記第1特徴点の三次元座標から、平面状の投影対象面に近似する近似平面を算出する近似平面算出部と、
    前記近似平面に対して正対する方向から前記第1投影画像を撮影した正面画像を生成する正面画像生成部と、
    前記近似平面と前記正面画像とから、投影対象画像を投影する投影領域を生成する投影領域生成部と、
    投影された投影画像が前記投影領域に収まるように、投影対象画像を補正するための第2補正情報を算出する第2算出部と、
    前記第2補正情報に基づいて、前記第1補正情報に基づいて補正された前記投影対象画像を補正する第2補正処理部と、
    を備えた請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の画像処理装置と、
    前記第1パターン画像及び前記第2パターン画像を投影する投影部と、
    前記第1撮影画像及び前記第2撮影画像を撮影する撮影部と、
    を備えた画像処理システム。
  8. 複数の第1特徴点が配列された第1パターン画像および前記第1特徴点に対応する複数の第2特徴点を含む第2パターン画像を投影面に投影させる制御を行うステップと、
    投影された前記第1パターン画像の第1撮影画像、及び平面状の投影面に投影された前記第2パターン画像の第2撮影画像を撮影部から取得するステップと、
    前記第2撮影画像における前記第2特徴点を予め定めた方向に連結した第2連結成分と、前記第1撮影画像における該第2連結成分を構成する該第2特徴点に対応する位置の前記第1特徴点を連結した第1連結成分と、を抽出するステップと、
    前記第2連結成分に対する前記第1連結成分のずれ量を算出するステップと、
    前記ずれ量に基づいて投影対象画像を補正する第1補正情報を算出するステップと、
    を含む画像処理方法。
  9. コンピュータに、
    複数の第1特徴点が配列された第1パターン画像および前記第1特徴点に対応する複数の第2特徴点を含む第2パターン画像を投影面に投影させる制御を行うステップと、
    投影された前記第1パターン画像の第1撮影画像、及び平面状の投影面に投影された前記第2パターン画像の第2撮影画像を撮影部から取得するステップと、
    前記第2撮影画像における前記第2特徴点を予め定めた方向に連結した第2連結成分と、前記第1撮影画像における該第2連結成分を構成する該第2特徴点に対応する位置の前記第1特徴点を連結した第1連結成分と、を抽出するステップと、
    前記第2連結成分に対する前記第1連結成分のずれ量を算出するステップと、
    前記ずれ量に基づいて投影対象画像を補正する第1補正情報を算出するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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