JP6393073B2 - 外壁パネルフレームを用いた外壁構造 - Google Patents

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Description

この発明は、ショッピングセンターなどの大型建物に用いることができる外壁パネルフレームを用いた外壁構造に関する。
従来の鉄骨造りの建物工法においては、横胴縁を間柱に接合し、また、縦胴縁を上下梁に接合し、上記横胴縁や縦胴縁にサイディングや角波鉄板などの外壁面材を縦方向若しくは横方向に、接合金物を用いて固定する在来工法が知られている。
また、外壁パネルフレームの組み立ておよび当該フレームへの外壁面材の固定を工場で行った外壁パネルを現場で建物躯体に取り付けるようにしたカーテンウォール工法や一般住宅プレハブ工法も知られている。
また、特許文献1には、一対の縦胴縁と、前記一対の縦胴縁の間に架設される複数の横胴縁とからなる枠組と,前記枠組の屋内側となる面に設けられる面板と、前記縦胴縁と前記横胴縁に囲まれた領域に断熱材を有し、前記枠組はその高さが、上下の梁の内法高さ以下、且つその幅が前記間柱の中心間距離以下、かつ内法間隔以上で前記面板はその高さが、前記枠組の上下に突出する延長部を有し、前記延長部は下方側が下梁の下端までの長さ以下で、上方側が上梁のせいから前記下方への延長部長さを減じた長さ以下、となる高さで、且つその幅を前記枠組の幅以上、間口の間柱の中心間距離以下とされた外装下地パネルが開示されている。
特許4120506号
しかしながら、上記在来工法では、全ての胴縁と躯体の接合箇所で建入れを調整する必要があり、現場での施工管理が容易ではなかった。また、上記カーテンウォール工法や一般住宅プレハブ工法では、上下の躯体梁に外壁パネルが接合される構造であるため、一般的に1フロアーについて上下方向に1枚の外壁パネルが接合される構造になり、また、上側外壁パネルの下側および下側外壁パネルの上側の接合箇所が躯体梁のみであるので、外壁構築において階高の制約を受けてしまう。また、上記特許文献1に開示された外装下地パネルでは、当該外装下地パネルが建物の間柱に固定される構造であり、外壁構築において間柱位置の制約を受けてしまう。このように、従来においては、建物の外壁を効率的に構築することは容易でなかった。
この発明は、上記の事情に鑑み、建物の外壁を効率的に構築することができる外壁パネルフレームを用いた外壁構造を提供することを課題とする。
この発明の外壁パネルフレームを用いた外壁構造は、上記の課題を解決するために、上下に複数存在する横部材を一体化した外壁パネルフレームが建物躯体に取り付けられる外壁構造であって、上記建物躯体の躯体梁および外壁パネルフレーム取付梁に上記横部材が締結部材により固定されることを特徴とする。
上記の構成であれば、上下に複数存在する横部材を一体化した外壁パネルフレームを用いるので、現場での上記横部材の建入れの調整が不要であり、また、現場での施工管理も容易になる。そして、上記建物躯体の躯体梁および外壁パネルフレーム取付梁に上記横部材が固定されるので、間柱位置や階高の制限を受けずに上記外壁パネルフレームを取り付けていくことができる。これにより、建物の外壁を効率的に構築することができる。また、運搬トラックの荷台を効率的に使用できる幅寸法で上記外壁パネルフレームの幅を設計することもできる。
上記横部材に固定されたファスナーが、上記躯体梁および外壁パネルフレーム取付梁に固定された受け部材上に載置固定されてもよい。これによれば、上記外壁パネルフレームの上記ファスナーを上記受け部材に上から載せるようにして外壁を構築していくことができる。また、上記受け部材の位置精度を出しておくことにより、上記外壁パネルフレームの高さ精度を出すことができる。また、上記受け部材の位置に上記ファスナーの位置を合せるという分かり易い施工となるので、施工間違えなどの軽減も図れる。
上記締結部材が挿通される挿通孔がルーズ孔であってもよい。これによれば、上記外壁パネルフレームの出入り調整が可能になる。
勾配を有する最上階躯体梁の上方に外壁パネルフレーム取付梁が設けられており、上記外壁パネルフレームの上記横部材は、上記最上階躯体梁には固定されず、上記最上階躯体梁の上方の外壁パネルフレーム取付梁に固定されてもよい。これによれば、上記勾配にかかわらず、各外壁パネルフレームにおいて上記ファスナー位置を一定化できるので、コスト低減や施工容易化を図ることができる。
上記外壁パネルフレームの最上位置の横部材にはファスナーの鉛直面部が固定されており、上記外壁パネルフレーム取付梁に固定された受け部材に上記ファスナーの水平面部が支持されており、上記外壁パネルフレームの上側に配置される上側外壁パネルフレームの最下位置の横部材が上記ファスナーの上記鉛直面部に接合されてもよい。これによれば、上記上側外壁パネルフレームの壁面位置が上記ファスナーの上記鉛直面部によって規定されるので、上下に配置される外壁パネルフレームの出入りが簡単に揃うことになる。
横胴縁形式の外壁パネルフレームと縦胴縁形式の外壁パネルフレームとが混在してもよい。これによれば、外壁面材の種類を増やすことができ、また貼り方の自由度も向上する。
各フロアーの間柱間を約3mとし、上記躯体梁および外壁パネルフレーム取付梁の上下配置間隔を3m以内としてもよい。これによれば、必要な躯体強度を確保することができ、また、足場の上下間隔を上記梁の配置間隔の3mとすることで足場組み立ての負担を軽減できる。
本発明であれば、現場での横部材の建入れの調整が不要であり、また、現場での施工管理も容易になる。さらに、間柱位置や階高の制限を受けずに外壁パネルフレームを取り付けていくことができるので、建物の外壁を効率的に構築できるなどの効果を奏する。
この発明の実施形態の外壁構造の一部をなす上下2枚の外壁パネルフレームを示した正面図である。 この発明の実施形態の外壁パネルフレームを用いた外壁構造を示した説明図である。 図2の外壁構造における梁と外壁パネルフレームの接続構造を示した概略の断面図である。 図3のイ箇所を拡大して示した概略の斜視図である。 図3のロ箇所を拡大して示した概略の側面図である。 同図(A)は図3のハ箇所を拡大して示した概略の側面図であり、同図(B)梁と梁固定用横部材との接合の他の例を示した概略の側面図である。 図3のニ箇所を拡大して示した概略の一部破断斜視図である。 この発明の他の実施形態の外壁構造の一部をなす上下2枚の外壁パネルフレームを示した正面図である。 この発明の実施形態の外壁パネルフレームを用いた外壁構造を示した説明図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1はこの実施形態の外壁構造の一部を成す上下2枚の外壁パネルフレーム1(1A)、1(1B)を示している。
下側に配置された外壁パネルフレーム1Aには、例えばC形鋼からなる複数の横部材11が上下に900mm或いは600mmといった間隔で存在している。これら横部材11は、例えばC形鋼或いは角形鋼からなる両側の縦部材12に溶接されることによって一体化されている。上記複数の横部材11のうち、符号111が付された横部材は建物の梁に固定される梁固定用横部材である。上記外壁パネルフレーム1Aの最上位置には、梁固定用横部材111が設けられており、その下側3箇所にも梁固定用横部材111が存在している。上記梁固定用横部材111は、建物の階高と異なる間隔で設けることができる。外壁パネルフレーム1Aの縦寸法は例えば7,500mm程度である。
上記梁固定用横部材111には、水平方向に間隔をおいてファスナー13が固定されている。また、上記最上位置の梁固定用横部材111には、水平方向に間隔をおいてファスナー13(13A)が固定されている。上記ファスナー13はLアングルからなり、その垂直面部が上記梁固定用横部材111に溶接によって固定されている。
上側に配置される外壁パネルフレーム1Bにも、例えばC形鋼からなる複数の横部材11が上下に間隔をおいて存在している。これら横部材11は、例えばC形鋼或いは角形鋼からなる両側の縦部材12に溶接されることによって一体化されている。上記外壁パネルフレーム1Bにおいては、上から2番目と6番目の横部材11が梁固定用横部材111である。また、上記外壁パネルフレーム1Bの最下位置の横部材11が上記外壁パネルフレーム1Aの最上位置のファスナー13(13A)に固定される。この固定の詳細については後述する。外壁パネルフレーム1Bの縦寸法は例えば4,500mm程度である。
図2に示すように、上記2枚の外壁パネルフレーム1A、1Bは、ショッピングセンターなどの大型の建物100において設けられる。上記建物100の間柱2は、3m程度(例えば2.5m以上3.5m以下の範囲とする)の間隔で配置されている。また、上記建物100の躯体梁41、42および外壁パネルフレーム取付梁(耐風梁兼用)3は、3m以下の間隔で設けられている。上記建物100においては、片流れの屋根(勾配)構造となっている。上記間柱2の高さについては勾配を設けずに一定高さとされている。そして、上記外壁パネルフレーム1Bは、勾配を有する躯体の最上階梁4には接合されず、上記最上階梁4よりも上側に設けられた外壁パネルフレーム取付梁3(3A)に接合される。
上記2枚の外壁パネルフレーム1A、1Bは、例えば上記間柱2の3間隔分の幅(約9m)に4枚配置され、この場合の外壁パネルフレーム1の幅は2,250mmとなる。この幅寸法は、大型トラックの荷台の幅(例えば2、400mm)よりも幾分小さい寸法となる。
図3は、外壁パネルフレーム取付梁3と上下2枚の外壁パネルフレーム1、1との接合構造例を示している。各外壁パネルフレーム1、1には外壁面材15が取り付けられている。上記梁固定用横部材111を含む横部材11の全てまたは一部が横胴縁として上記外壁面材15の貼り付けに用いられる。上記外壁面材15は現場で貼り付けてもよいし、工場で外壁パネルフレーム1を作製する際に貼り付け、外壁パネルの状態で現場へ搬送されてもよい。また、上記外壁面材15として窯業系サイディングを用いる場合には、下地鉄板を設けてもよい。
図4に上記図3におけるイ箇所を拡大して示す。なお、図4では梁固定用横部材111を角形鋼管ではなくC形鋼で示している。上記外壁パネルフレーム取付梁3にはLアングルからなる受け部材31が溶接により固定されている。そして、上記梁固定用横部材111の上記ファスナー13が上記受け部材31上に載せられている。上記受け部材31および上記ファスナー13の各々の水平面部には鉛直方向に貫通する挿通孔が形成されている。そして、上記挿通孔に締結部材である中ボルト・ナット(図3参照)が挿通され、上記受け部材31と上記ファスナー13とが相互に固定される。上記ファスナー13の挿通孔はパネル出入り方向に長いルーズ孔とされている。
図5に上記図3におけるロ箇所を拡大して示す。なお、図5では外壁パネルフレーム取付梁3をH形鋼ではなく角形鋼管で示している。この角形鋼管の鉛直面(H形鋼であればウェブ面)に受け部材32が溶接により固定されている。この受け部材32のT字形状の断面を有する。そして、上記受け部材32上に、上記梁固定用横部材111のファスナー13が載せられている。上記受け部材32および上記ファスナー13の各々の水平面部には鉛直方向に貫通する挿通孔が形成されている。そして、上記挿通孔に締結部材である中ボルト・ナットが挿通され、上記受け部材32と上記ファスナー13とが相互に固定される。上記ファスナー13の挿通孔はパネル出入り方向に長いルーズ孔とされている。
図6(A)に上記図3におけるハ箇所を拡大して示す。上記外壁パネルフレーム取付梁3をなす角形鋼管の鉛直面に受け部材33が溶接により固定されている。この受け部材33はLアングルからなり、その水平面部に梁固定用横部材111を載せることができる。上記受け部材33および上記梁固定用横部材111の各々の水平面部には鉛直方向に貫通する挿通孔が形成されている。そして、上記挿通孔に締結部材である中ボルト・ナットが挿通され、上記受け部材33と上記梁固定用横部材111とが相互に固定される。上記梁固定用横部材111の挿通孔はパネル出入り方向に長いルーズ孔とされている。
図6(B)に他の接合構造を示す。この接合構造では、躯体梁41となるH形鋼に受け部材34が溶接により固定されている。この受け部材34はLアングルからなり、その水平面部が上記H形鋼の上フランジと面一になるように設けられている。また、上記Lアングルの鉛直面部と上記H形鋼の上フランジとが補強板によって溶接固定されている。上記受け部材34の水平面部に上記梁固定用横部材111のファスナー13が載せられている。上記受け部材34および上記ファスナー13の各々の水平面部には鉛直方向に貫通する挿通孔が形成されている。そして、上記挿通孔に締結部材である中ボルト・ナットが挿通され、上記受け部材32と上記ファスナー13とが相互に固定される。上記ファスナー13の挿通孔はパネル出入り方向に長いルーズ孔とされている。
図7に上記図3におけるニ箇所を拡大して示す。このニ箇所では、上記外壁パネルフレーム1Aの最上位置の梁固定用横部材111と上記外壁パネルフレーム取付梁3である角形鋼管との接合および上記外壁パネルフレーム1Aの最上位置の上記梁固定用横部材111と上側外壁パネルフレーム1Bの最下位置の横部材11との接合が行われる。この接合部は、各フロアー(床)部以外の位置に設けている。
上記接合部において、上記外壁パネルフレーム取付梁3にはLアングルからなる受け部材35が固定される。そして、上記外壁パネルフレーム1Aの最上位置の上記梁固定用横部材111にファスナー13Aが溶接により固定されている。上記ファスナー13AはLアングルに長方形の補強板が溶接固定された構造を有する。また、上記Lアングルの水平面部および鉛直面部にはそれぞれ挿通孔が形成されている。上記ファスナー13Aの水平面部は、上記受け部材35の水平面部上に位置し、上記挿通孔に挿通された中ボルト・ナットによって相互に固定される。そして、上側外壁パネルフレーム1Bの最下位置の横部材11の鉛直面部にも挿通孔が所形成されている。上記ファスナー13Aの鉛直面部の挿通孔および上記横部材11の鉛直面部の挿通孔に挿通された中ボルト・ナットによって、上側外壁パネルフレーム1Bの最下位置の横部材11が上記ファスナー13Aを介して上記外壁パネルフレーム1Aに固定される。
上記の構成であれば、上下に複数存在する横部材11を一体化した外壁パネルフレーム1を用いるので、現場での上記横部材11の建入れの調整が不要であり、また、現場での施工管理も容易になる。そして、上記躯体梁41および外壁パネルフレーム取付梁3に固定された受け部材31〜34に上記梁固定用横部材111が固定されるので、間柱位置や階高の制限を受けずに上記外壁パネルフレーム1を建物躯体に取り付けていくことができる。これにより、建物の外壁を効率的に構築することができる。また、運搬トラックの荷台を効率的に使う幅寸法で上記外壁パネルフレーム1を設計することもできる。なお、このように横部材をパネル化することにおいて、一般建築の胴縁接合と同様の設計を行うことができる。
上記梁固定用横部材111に固定されたファスナー13が、上記躯体梁41および外壁パネルフレーム取付梁3に固定された受け部材31〜34上に載置固定される構造であれば、上記外壁パネルフレーム1の上記ファスナー13を上記受け部材31〜34に上から載せるようにして外壁を構築していくことができる。また、上記受け部材31〜34の位置精度を出しておくことにより、上記外壁パネルフレーム1の高さ精度を出すことができる。また、上記受け部材31〜34の位置に上記ファスナー13の位置を合せるという分かり易い施工となるので、施工間違えなどの軽減が図れる。
上記締結部材が挿通される挿通孔がルーズ孔であると、上記外壁パネルフレーム1の出入り調整が可能になる。
勾配を有する最上階躯体梁42の上方に外壁パネルフレーム取付梁3Aが設けられており、上記外壁パネルフレーム1の上記梁固定用横部材111が上記最上階躯体梁42に固定されず、当該最上階躯体梁42の上方の外壁パネルフレーム取付梁3Aに固定される構造であると、上記勾配にかかわらず、各外壁パネルフレームにおいて上記ファスナー位置を一定化できるので、コスト低減や施工容易化を図ることができる。
上記外壁パネルフレーム1Aの最上位置の梁固定用横部材111にファスナー13Aの鉛直面部が固定されており、上記外壁パネルフレーム取付梁3に固定された受け部材35に上記ファスナー13Aの水平面部が支持されており、上記外壁パネルフレーム1Aの上側に配置される上側外壁パネルフレーム1Bの最下位置の横部材11が上記ファスナー13Aの上記鉛直面部に接合される構造であれば、上記上側外壁パネルフレーム1Bの壁面位置が上記ファスナー13Aの上記鉛直面部によって規定されるので、上下に配置される外壁パネルフレーム1A,1Bの出入りが簡単に揃うことになる。
各フロアーの間柱間を約3mとし、上記躯体梁41および外壁パネルフレーム取付梁3を含めた梁配置間隔を3m以内とする構成であれば、必要な躯体強度を確保することができ、また、足場の上下間隔を上記梁配置間隔の3m程度とすることで足場組み立ての負担を軽減できる。
図8および図9は、この実施形態の外壁構造の一部をなす上下2枚の外壁パネルフレーム1A、1Cを示している。上側の外壁パネルフレーム1Cにおいては、2本の横部材11が梁固定用横部材111となり、また、中桟となる2本の縦部材16が縦胴縁となる。すなわち、上記外壁パネルフレーム1Aが横胴縁形式であるのに対し、上記外壁パネルフレーム1Cは縦胴縁形式となっている。
このように横胴縁形式の外壁パネルフレーム1Aと縦胴縁形式の外壁パネルフレーム1Cが混在する構造であると、外壁面材の種類を増やすことができ、また貼り方の自由度も向上する。
なお、図示はしていなが、隣り合う外壁パネルフレーム1のパネルジョイントに止水材を先付けしておくことにより、建物の外周りの足場を不要にすることも可能である。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 外壁パネルフレーム
11 横部材
111 梁固定用横部材
12 縦部材
13 ファスナー
2 間柱
3 外壁パネルフレーム取付梁
31、32、33、34、35 受け部材
41 躯体梁
42 最上階躯体梁
100 建物

Claims (6)

  1. 上下に複数存在する横部材を一体化した外壁パネルフレームが建物躯体に取り付けられる外壁構造であって、上記建物躯体の躯体梁および外壁パネルフレーム取付梁に上記横部材が締結部材により固定される一方で、勾配を有する最上階躯体梁の上方に外壁パネルフレーム取付梁が設けられており、上記外壁パネルフレームの上記横部材は、上記最上階躯体梁には固定されず、上記最上階躯体梁の上方の外壁パネルフレーム取付梁に固定されることを特徴とする外壁パネルフレームを用いた外壁構造。
  2. 請求項1に記載の外壁パネルフレームを用いた外壁構造において、上記横部材に固定されたファスナーが、上記躯体梁および外壁パネルフレーム取付梁に固定された受け部材上に載置固定されることを特徴とする外壁パネルフレームを用いた外壁構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の外壁パネルフレームを用いた外壁構造において、上記締結部材が挿通される挿通孔がルーズ孔であることを特徴とする外壁パネルフレームを用いた外壁構造。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の外壁パネルフレームを用いた外壁構造において、上記外壁パネルフレームの最上位置の横部材にはファスナーの鉛直面部が固定されており、上記外壁パネルフレーム取付梁に固定された受け部材に上記ファスナーの水平面部が支持されており、上記外壁パネルフレームの上側に配置される上側外壁パネルフレームの最下位置の横部材が上記ファスナーの上記鉛直面部に接合されることを特徴とする外壁パネルフレームを用いた外壁構造。
  5. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の外壁パネルフレームを用いた外壁構造において、横胴縁形式の外壁パネルフレームと縦胴縁形式の外壁パネルフレームとが混在することを特徴とする外壁パネルフレームを用いた外壁構造。
  6. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の外壁パネルフレームを用いた外壁構造において、各フロアーの間柱間を約3mとし、上記躯体梁および外壁パネルフレーム取付梁の上下配置間隔を3m以内としたことを特徴とする外壁パネルフレームを用いた外壁構造。
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