JP6393066B2 - Tig溶接方法及びtig溶接装置 - Google Patents

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本発明は、電気回路の配線接続等に使用される端子部材を溶接するためのTIG溶接方法および装置に関する。
電気回路は、電気の供給源となる電源や電気を利用して一定の機能を果たす電気部品等を配線で接続して構成されており、電気回路の構築には配線接続または結線の作業が必ず必要になる。一般に、ディスクリートな端子部材同士の接続には、溶接、ハンダ付け、圧着、圧接等が用いられている。これらの結線方法の中で安定性、信頼性、永久性に最も優れているのは溶接である。
従来より、この種の端子部材の溶接には、アーク溶接、抵抗溶接およびYAGレーザ溶接が多く用いられている。もっとも、端子部材の材質が銅または銅合金である場合は、銅の抵抗率が低い(したがって抵抗発熱が低い)ために抵抗溶接の適用は難しく、またYAGレーザの基本波長(1064nm)に対して銅の反射率が高い(したがってレーザエネルギーの吸収が少ない)ためにYAGレーザの適用も難しいことから、電気の放電現象(アーク放電)を利用するアーク溶接法が多く用いられている。特に、小型の電気部品が含まれる電気回路の端子部材溶接では、非消耗型のトーチ電極(タングステン電極棒)を使用するTIG溶接法が多く用いられている。
国際公開WO2010/018778号公報
非消耗型のトーチ電極を使用するTIG溶接法において、アーク放電を開始させる主な手法には、スタート時に高周波放電によって絶縁破壊を起こしてアークに移行させる高周波発生方式と、スタート時だけトーチ電極と母材との間に10kV以上の直流の高電圧を印加して絶縁破壊を起こしアークに移行させる直流高電圧印加方式と、高周波を使わずにトーチ電極を母材に接触させて通電を開始した後引き離してアーク放電を発生させるタッチスタート(またはリフトスタート)方式の3種類がある。高周波発生方式や直流高電圧印加方法は、高周波または高電圧を発生する電源を必要とするために溶接機のコストが高くつくことや、高周波または高電圧のノイズが当該電気回路の電気部品や周囲の電子機器に悪い影響を及ぼすことが、多くの溶接現場で嫌がられている。この点、タッチスタート方式は、高周波電源や高圧の直流電源を使用しないため、溶接機のコストを下げることができるうえ、高周波ノイズの問題がない。
しかしながら、タッチスタート方式を用いる従来のTIG溶接方法においては、シャープな円錐形状を有するトーチ電極の先端が母材または被溶接部とのタッチ(当接)を繰り返すうち丸く変形しやすい。トーチ電極の先端が丸く変形すると、アークの集中性が劣化して、被溶接部の溶け込み深さが減少し、溶接品質が低下する。そこで、溶接現場では、トーチ電極の先端形状を予め規定したシャープな円錐形状に研磨するための専用の電極研磨機を備えており、この電極研磨機を用いて電極先端部の研磨を短い周期で頻繁に実施している。しかし、トーチ電極の研磨が頻繁に行われることで、トーチ電極(タングステン電極棒)が早く消耗し、ランニングコストが嵩むことや、電極研磨の度に溶接作業が中断して生産効率の低下を来すことが、現実の課題となっている。
また、タッチスタート方式においては、アーク溶接に先立って、トーチ電極の先端が被溶接部の中心部付近つまり両端子部材間の隙間付近に対向するように、位置合わせが行われる。しかしながら、端子部材が細い線材または棒材である場合や、短いタクト時間で多数の被溶接部をTIG溶接法で溶接する場合は、トーチ電極と被溶接部間の位置合わせに誤差が生じやすい。たとえば、車載用の回路基板上で多数の集積回路に電力を供給するために用いられる細長い棒状または板状の導体金属であるバスバーは、回路基板上に実装された状態で、かつ多くの箇所で接合加工を受ける。このようなバスバーの接合加工にTIG溶接法を用いる場合は、タクト時間の短縮化つまり生産性の向上のためにトーチ電極と回路基板上の各被溶接部との間で位置合わせ動作が高速に行われる中で、トーチ電極の先端が被溶接部の中心部からずれるおそれがある。
そのようにトーチ電極の先端が被溶接部の中心部からずれた状態でタッチスタート方式のTIG溶接が行われると、被溶接部の中心部からずれた部位(トーチ電極の先端が当接した部位)にアークが集中して、被溶接部の中心部(隙間付近)が十分に溶けないために、所期の溶接強度が得られず、溶接品質の再現性および信頼性が保証されなくなる。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決するものであり、トーチ電極の先端の変形を少なくすることができるうえ、トーチ電極と被溶接部間の位置合わせに多少の誤差が生じてもタッチスタート方式のTIG溶接法を安定確実に実施することができるTIG溶接方法およびTIG溶接装置を提供する。
[課題を解決するための手段]
本発明の第1のTIG溶接方法は、第1および第2の金属部材を合わせて被溶接部を形成する第1の工程と、マイナス形状または長方形状を有するトーチ電極の先端面の長手方向が前記被溶接部の表面上で前記第1および第2の金属部材間の隙間が延びる方向と直交し、または斜めに交差するように、前記トーチ電極の先端面を前記被溶接部の表面に当てる第2の工程と、前記被溶接部に前記トーチ電極の先端面が接触した状態の下で、前記トーチ電極の周囲にシールドガスを供給しながら、前記トーチ電極と前記被溶接部との間に電圧を印加して通電を開始する第3の工程と、前記シールドガスの供給と前記通電を継続しながら、前記トーチ電極の先端を前記被溶接部から離して、前記トーチ電極と前記被溶接部との間でアークを発生させ、前記アークの熱によって前記被溶接部を溶かす第4の工程と、前記アークを消滅させて前記被溶接部の溶融部を凝固させる第5の工程とを有する。
本発明の第2のTIG溶接方法は、第1および第2の金属部材を合わせて被溶接部を形成する第1の工程と、マイナス形状または長方形状を有するトーチ電極の先端面を前記被溶接部に当てる第2の工程と、前記被溶接部に前記トーチ電極の先端面が接触した状態の下で、前記トーチ電極の周囲にシールドガスを供給しながら、前記トーチ電極と前記被溶接部との間に電圧を印加して通電を開始する第3の工程と、前記シールドガスの供給と前記通電を継続しながら、前記トーチ電極の先端を前記被溶接部から離して、前記トーチ電極と前記被溶接部との間でアークを発生させ、前記アークの熱によって前記被溶接部を溶かす第4の工程と、前記アークを消滅させて前記被溶接部の溶融部を凝固させる第5の工程と、を有し、前記トーチ電極の先端面の長手方向のサイズは、前記第1および第2の金属部材を合わせた前記被溶接部の厚みの2/3以上である
本発明の第1のTIG溶接装置は、第1および第2の金属部材を合わせて被溶接部を形成するTIG溶接装置であって、先端面がマイナス形状または長方形状である棒状のトーチ電極を着脱自在に装着して保持するトーチボディと、前記被溶接部を水平面内のXY方向で移動させるためのXYステージと、前記被溶接部を水平面内の方位角方向で移動させるためのθステージと、タッチスタート方式において前記トーチ電極の先端と被溶接部との間で通電を行い、またはアークを発生させるために、前記トーチ電極と前記被溶接部を含む閉回路内で電流を流す溶接電源と、タッチスタート方式において前記トーチ電極の先端と前記被溶接部との間で相対的な接触と離間とを行わせる移動機構とを有し、前記トーチ電極の先端面の長手方向が前記被溶接部の表面上で前記第1および第2の金属部材間の隙間が延びる方向と直行し、または斜めに交差するように、前記トーチ電極の先端面を前記被溶接部の表面に当てることを特徴とする。
本発明の第2のTIG溶接装置は、棒状のトーチ電極を着脱自在に装着して保持するトーチボディと、タッチスタート方式において前記トーチ電極の先端と被溶接部との間で通電を行い、またはアークを発生させるために、前記トーチ電極と前記被溶接部を含む閉回路内で電流を流す溶接電源と、タッチスタート方式において前記トーチ電極の先端と前記被溶接部との間で相対的な接触と離間とを行わせる移動機構とを有し、前記トーチ電極の先端面がマイナス形状または長方形状であり、かつ前記トーチ電極の先端面の長手方向のサイズが第1および第2の金属部材を合わせた前記被溶接部の厚みの2/3以上であることを特徴とする。
本発明においては、マイナス形状または長方形状を有するトーチ電極の先端面を被溶接部に当てて、シールドガスを供給しながら、この状態で通電を開始し、それからトーチ電極の先端面を被溶接部から引き離すことによって、トーチ電極と被溶接部との間のギャップ空間にアークを発生させる。このようなタッチスタート方式によれば、トーチ電極と被溶接部間の位置合わせ動作でトーチ電極の中心軸が被溶接部の中心(特に両金属部材間の隙間)から多少ずれても、トーチ電極の先端面が隙間を跨いで被溶接部に当接するので、確実に被溶接部の中心部付近にアークを集中させることができる。このことにより、被溶接部の中心部をアーク熱で確実に溶かして、良好な溶接強度を得ることができる。
さらに、トーチ電極の先端面は、被溶接部に対して、点接触ではなく線接触で接触するので、タッチスタートが繰り返し行われても電極先端が簡単に潰れることなく(丸く変形せずに)細長い先端面形状を長い間保つことができる。このことにより、トーチ電極の消耗を少なくし、ランニングコストを下げることができる。
本発明のTIG溶接方法およびTIG溶接装置によれば、上記のような構成および作用を有することにより、トーチ電極の先端の変形を少なくすることができるうえ、トーチ電極と被溶接部間の位置合わせに多少の誤差が生じてもタッチスタート方式のTIG溶接法を安定確実に実施することができる。
本発明の一実施形態におけるTIG溶接装置の全体の構成を示す斜視図である。 実施形態における被溶接部の一例を示す斜視図である。 実施形態におけるトーチ電極の先端面の形状およびトーチ電極と被溶接部との間の理想的な位置合わせを示す図である。 実施形態におけるトーチの要部の構成を示す部分断面図である。 実施形態におけるトーチ支持機構の構成および作用を示す一部断面側面図である。 一変形例におけるトーチ支持機構の構成および作用を示す一部断面側面図である。 実施形態におけるTIG溶接装置の各部の動作を説明するためのタイミング図である。 実施形態における位置合わせでトーチ電極の中心軸が被溶接部の中心から大きくずれる場合の例を模式的に示す図である。 実施形態における端子部材溶接方法の手順と各段階の状態とを示す図である。 実施形態における端子部材溶接方法の手順と各段階の状態とを示す図である。 実施形態の変形例におけるトーチ電極の先端部の構成を示す図である。 別の変形例におけるトーチ電極の先端部の構成を示す図である。 別の変形例におけるトーチ電極の先端部の構成を示す図である。 別の変形例におけるトーチ電極の先端部の構成を示す図である。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明の一実施形態におけるTIG溶接機の全体構成を示す。
このTIG溶接機は、直流式の溶接電源回路および制御回路等を内蔵したユニット形態の装置本体10と、この装置本体10からの用力の供給と制御の下で電気部品支持体(たとえばアッセンブリまたは回路基板)S上の被溶接材または母材WJにTIG溶接を施す溶接ヘッド12と、シールドガスまたは不活性ガス(たとえばアルゴンガス)の供給源たとえばガスボンベ14とを有する。
溶接ヘッド12は、板状のベース16にステージ18とトーチスタンド20を併設し、トーチスタンド20にTIG溶接用のトーチ22を昇降可能に搭載している。より詳しくは、ステージ18は、電気部品支持体Sを水平面内のXY方向で移動させるためのXYステージ24と、電気部品支持体Sを水平面内の方位角方向(θ方向)で移動させるためのθステージ26とを有している。トーチスタンド20に固定されている台28の上に昇降機構(図示せず)を内蔵した昇降タワー30が設けられ、この昇降タワー30に昇降駆動軸32およびトーチ支持体34を介して棒状のトーチ22が鉛直方向に起立した姿勢で上下移動可能に取り付けられている。
水平方向においてトーチ22の位置は固定されている。装置本体10よりケーブル25を介して送られてくる制御信号の下でXYステージ24およびθステージ26がXY方向の移動動作およびθ方向の移動(回転)動作をそれぞれ行うことにより、ステージ18に載置されている電気部品支持体S上でTIG溶接の対象となる被溶接部WJ(W1,W2)をトーチ22の直下に高い精度で位置決めすることができる。
トーチ22は、装置本体10よりトーチケーブル内蔵のホース36を介してTIG溶接用の電力と不活性ガスの供給を受けるようになっており、絶縁体たとえば樹脂からなる円筒状のトーチボディ38とこのトーチボディ38の下端部に着脱自在に取り付けられる円筒状または円錐状のトーチノズル40とを有し、トーチボディ38およびトーチノズル40の中にトーチ電極(タングステン電極棒)42を着脱自在に装着し、トーチノズル40の下端よりトーチ電極42の先端部を突出させている。
装置本体10は、ユニット正面に表示器44、操作ボタン46および電源スイッチ48等をタッチパネル形式で配置し、ユニット側面または背面に外部接続端子またはコネクタ類50を配置している。ガスボンベ14よりホース15に送出されるシールドガスは、装置本体10を経由してトーチ22に供給されるようになっている。
図2に、この実施形態におけるTIG溶接の適用可能な被溶接材(母材)の一例を示す。図示の例では、たとえば銅からなる2つの細長い棒状または板状の金属部材たとえばバスバーW1,W2を被溶接材(母材)とし、両金属部材W1,W2のそれぞれの上端面(頂面)を略面一に揃えてそれぞれの上端部を一体に合わせている。この一体に合わさった金属部材W1,W2の上端部が被溶接部WJを形成する。各金属部材W1,W2の他端(図示せず)は、たとえば、電気部品支持体S上に搭載されている電気部品(図示せず)に通じている。あるいは、一方の金属部材W1は電気部品支持体S上に搭載され、他の金属部材W2の他端は別の電気部品支持体(図示せず)上に搭載されている電気部品(図示せず)に通じている。
なお、被溶接部WJを避けて、金属部材W1,W2には、アース電極を構成する一対の接触子(コンタクト)C1,C2が左右両側から着脱可能に接触する。これらの接触子C1,C2は、アースケーブル54を介して装置本体10内の電源回路の正極に電気的に接続されている。
通常の被溶接部WJにおいては、両金属部材W1,W2の接触界面に必ず幾らか(たとえば0.1mm程度)の隙間gが存在する。また、両金属部材W1,W2のそれぞれの上端面または頂面は厳密に面一に揃っているのが好ましいが、通常は誤差または段差が0.1mm以下であれば実用上十分である。
この実施形態においては、図2に示すように、トーチ電極42の先端部42aが、トーチ電極の軸方向(図のZ方向)と直交する一方向(図のY方向)でテーパ状に細くなっており、トーチ電極42の先端面42bの形状がマイナス(−)形状または長方形状になっている。トーチ電極42のこのような先端部42aの構成は、たとえば切削や研削等といった機械加工により形成される。
図3の(a)に、トーチ電極42を垂直下方から見たときの先端面42bを示す。また、図3の(b)に、トーチ電極42の先端面42bと被溶接部WJの表面(頂面)とが理想的な位置合わせで上下に重なっているときの両者間の相対的な位置およびサイズ関係を示す。ここで、トーチ電極42と被溶接部WJとの間の理想的な位置合わせとは、トーチ電極42の中心軸N42が被溶接部WJの頂面の中心OWJまたはその付近と略重なり、かつトーチ電極42の先端面42bの長手方向(図のX方向)が被溶接部WJの頂面上で隙間gが延びる方向(図のY方向)と略直交しているような相対的な位置関係が両者の間に成立している場合である。
トーチ電極42の先端面42bの長手方向のサイズL42は、好ましくは両金属部材W1,W2を合わせた被溶接部WJの厚みDWJの2/3以上であり、さらに好ましくは図3の(b)に示すように被溶接部WJの厚みDWJ以上である。したがって、そのような条件(L42≧2DWJ/3あるいはL42≧DWJ)が満たされるように、トーチ電極42の太さ(直径)φ42が選ばれる。一例として、金属部材(バスバー)W1,W2の厚みがそれぞれ1mmである場合(被溶接部WJの厚みDWJが約2mmである場合)は、トーチ電極42の太さφ42つまり先端面42bの長手方向サイズL42は3.2mmに選ばれ、トーチ電極42の先端面42bの短手方向サイズS42は1mmに選ばれる。
図4に、トーチ22の要部(下端部)の構成を示す。トーチボディ38内には、タングステンまたはタングステン合金からなる棒状のトーチ電極42を中心部つまりトーチ22の軸心で保持するためのすり割り付きのコレット56が設けられている。このコレット56は、外周面にネジ山58aが形成されている一回り大きなすり割り付きのコレットボディ58によって囲繞されている。コレットボディ58のネジ山58aは、トーチノズル40の内周面に形成されているネジ山40aと螺合する。トーチノズル40をトーチボディ38側に送るようにたとえば時計回りに回すと、コレットボディ58の下端部が口径を狭める方向に変形して、コレット56を介してトーチ電極42を挟着(保持)するようになっている。
コレット56とコレットボディ58との間には、ホース36(図1)よりトーチボディ38の上部に導入されたシールドガスSGを下方に導く円筒状のガス通路60が形成されている。そして、コレットボディ58の下端部には周回方向に所定の間隔を置いて複数の通孔58bが形成されている。ガス通路60を下ってきたシールドガスSGは、通孔58bを通ってトーチ電極42とトーチノズル40との間の空間またはノズル室62に出て、このノズル室62の下端の出口つまり噴出口64から外に噴出するようになっている。トーチノズル40は、好ましくはセラミック(たとえばアルミナ)からなり、その内周面に失火防止用の薄板状または箔状の導体66を貼付している。
なお、この実施形態のトーチ22においては、図1および図5に示すように、板状のトーチ支持体34の貫通孔34aにトーチボディ38が通され、当該トーチボディ38の上部ないし中間部に固定された鍔状のフランジ68が支持体34の上面に載るようにして、トーチボディ38がトーチ支持体34に取り付けられる。このようなトーチ支持構造によれば、トーチ電極42の先端面42bが空中に浮いている間は、昇降タワー30がトーチ支持体34を昇降移動させると、トーチ22はトーチ支持体34と一体に昇降移動する(図1)。しかし、トーチ電極42の先端面42bが母材Wに着いてから、トーチ支持体34を下ろすと、図5に示すように、コレットボディ58のフランジ68がトーチ支持体34から分離して、トーチ22がトーチ支持体34から独立して母材W上で起立するようになる。この時、母材W側にはトーチ22の自重が加わる。このトーチ自重加圧方式は、この実施形態のようにトーチ22を鉛直方向で移動させる場合に有利である。
別の構成例として、図6に示すように、圧縮コイルバネ70を介して上下方向で弾力的に変位可能に結合される一対の平行支持板つまり上部支持板34Uおよび下部支持板34Lでトーチ支持体34を構成してもよい。この場合、上部支持板34Uは昇降駆動軸32に固定され、下部支持板34Lにトーチボディ38のフランジ68が固定される。このようなトーチ支持構造においては、トーチ電極42の先端面42bが母材Wに着いてからも、トーチ22はトーチ支持体34(下部支持体34L)に結合されたままであり、昇降タワー30側より下向きの加圧力が加えられると、圧縮コイルバネ70のバネ力がトーチ22を介して母材Wに加えられる。このバネ加圧方式は、トーチ22を鉛直方向で移動させる場合はもちろん、斜め方向または横方向で移動させる場合にも使える。
次に、図7〜図9を参照して、この実施形態におけるTIG溶接装置の動作および作用(TIG溶接方法)を説明する。なお、図8において、トーチ電極先端の高さ位置の「0」は、被溶接部WJ(W1,W2)の頂面の高さ位置に対応している。
先ず、被溶接部WJ(W1,W2)を搭載している電気部品支持体Sがステージ18上に載置されている状態で、XYステージ24およびθステージ26が上記のように装置本体10の制御の下で位置合わせ動作を行う。この位置合わせ動作により、被溶接部WJ(W1,W2)がトーチ電極42の真下に位置決めされる。しかし、電気部品支持体S上に多数の被溶接部WJが搭載されていて、タクト時間の短縮化のために上記の位置合わせ動作が高速に行われる場合は、トーチ電極42と被溶接部WJとの間で図3の(b)に示したように相互の中心(N42,OWJ)が一致または近接するような理想的な位置合わせが常に達成されるわけではなく、たとえば図7の(a),(b)に示すように相互の中心(N42,OWJ)が大きくずれることがある。
上記のような位置合わせが済むと、装置本体10の制御の下で、昇降タワー30の昇降機構が作動し、トーチ22を待機用の高さ位置(初期位置)HCから垂直下方に下ろす(t=t0〜t2)。そして、トーチ22を下ろしている最中に、シールドガスSGの供給が開始される(t=t1)。やがてトーチ電極42の先端面42bが被溶接部WJの頂面に触れると、その後もトーチ支持体34がさらに一定距離だけ下がることにより、トーチ22が支持体34から分離して被溶接部WJに自重を加える。これによって、トーチ電極42の先端面42bが被溶接部WJの頂面に当接または接触する。
このようにトーチ電極42の先端面42bが被溶接部WJの頂面に当たってから、装置本体10内で直流溶接電源回路EDCの出力のスイッチSWがそれまでのオフ状態からオン状態に切り換えられる(t=t3)。そうすると、直流溶接電源回路EDCの出力電圧がトーチ電極42と被溶接部WJとの間に印加される。これにより、溶接電源回路EDCの正極端子→オン状態のスイッチSW→アースケーブル54→接触子C1,C2→被溶接部WJ(バスバーW1,W2)→トーチ電極42→ホース36内のトーチケーブル37→溶接電源回路EDCの負極端子の経路(閉回路)72で、通電開始の直流電流(スタート電流)iDCが流れる(図8の(c))。ただし、トーチ電極42の先端面42bが被溶接部WJの頂面に接触しているので、上記閉回路72内でたとえば15A程度の直流電流iDCを流してもアークは発生しない。
こうして、トーチ電極42の先端面42bが被溶接部WJの頂面に当接した状態で上記閉回路70内を直流電流iDCが所定の電流値I1(たとえば15A)で流れることにより、トーチ電極42(特に先端部42a付近)および被溶接部WJでかなりのジュール熱が発生する。
次に、所定のタイミング(t=t4)で、昇降タワー30の昇降機構がトーチ電極42を垂直上方に引き上げる。これにより、トーチ電極42が上昇し、その先端面42bが被溶接部WJの頂面から離れてギャップが形成されると(t=t6)、そのギャップでアーク(放電)ACが発生する。トーチ電極42が上昇するにつれて、つまりギャップが増大するにつれて、アークACは周囲に拡大する。トーチ電極42は、その先端面42bが被溶接部WJから一定の距離(通常1mm〜3mm)を隔てる高さ位置HSまで引き上げられると(t=t6)、その位置で静止させられる。
こうして、トーチ電極42の先端部42a(特に先端面42b付近)と被溶接部WJとの間でアークが持続し、被溶接部WJはアークACの熱によって溶融する。ここで、上記閉回路72内で流す直流電流iDCの電流値を始終一定値I1に保ってもよいが、被溶接部WJの溶融を促進するために、通電の途中(t=t7)で直流電流つまりアーク電流iDCの電流値を第1の設定値I1(15A)から第2の設定値I2(たとえば100〜200A)へとステップ的に増大させるような電流波形制御を好適に使える。
そして、所定の通電時間(通常100〜200msec)が経過すると、装置本体10内でスイッチSWがオフ状態に切り換えられ(t=t8)、アーク電流iDCが切られると、その瞬間にアークは消滅する。直後にシールドガスSGの供給も止められる(t=t9)。この後、溶接ヘッド12において、昇降タワー30の昇降機構がトーチ電極42を待機用の高さ位置HCまで戻す(t=t10〜t11)。
アークが消滅すると、被溶接部WJの溶融部分が大気中の自然冷却によって直ぐに凝固する。こうして、端子部材W1,W2は被溶接部WJにて一体またはひと固まりに溶接接合される。
この実施形態においては、上記のように、マイナス(−)形状または長方形状を有するトーチ電極42の先端面42bを被溶接部WJの頂面に当てて、シールドガスSGを供給しながら、この状態で通電を開始し、それからトーチ電極42の先端面42bを被溶接部WJから引き離すことによって、トーチ電極42の先端面42bと被溶接部WJとの間のギャップ空間にアークACを発生させるようにしている。このようなタッチスタート方式によれば、トーチ電極42と被溶接部WJ(W1,W2)間の位置合わせ動作でトーチ電極42の中心軸N42がたとえば図7の(a),(b)に示すように被溶接部WJ(W1,W2)の中心OWJ(特に隙間g)から大きくずれても、トーチ電極42の先端面42bが隙間gを跨いで被溶接部WJ(W1,W2)の頂面に当接するので、確実に被溶接部WJ(W1,W2)の中心部付近にアークを集中させることができる。このことにより、被溶接部WJ(W1,W2)の中心部をアーク熱で確実に溶かして、良好な溶接強度を得ることが可能であり、溶接品質の再現性および信頼性を保証することができる。
さらに、トーチ電極42の先端面42bは、被溶接部WJ(W1,W2)に対して、点接触ではなく線接触で加圧接触するので、タッチスタートが繰り返し行われても電極先端が簡単に潰れることなく(丸く変形せずに)細長い先端面形状を長い間保つことができる。このことにより、トーチ電極42の消耗を少なくし、ランニングコストを下げることができる。また、トーチ電極42の先端部42aを頻繁に研磨しなくて済むので、電極研磨のために溶接作業を中断する回数が減り、端子部材溶接または結線作業の効率を向上させることができる。

[他の実施形態又は変形例]
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、上述した実施形態は本発明を限定するものではない。当業者にあっては、具体的な実施態様において本発明の技術思想および技術範囲から逸脱せずに種々の変形・変更を加えることが可能である。
たとえば、トーチ電極42の先端部42aの構成に関する一変形として、図10Aに示すように、その横断面の形状が一定のマイナス形状または長方形状に保ったままトーチ電極の軸方向にまっすぐ延びる構成も可能である。あるいは、別の変形例として、図10Bに示すように、先端に向かって途中まで軸方向と直交する一方向においてテーパ状に先細りになり、それから横断面の形状が一定のマイナス形状または長方形状に保ったまま先端までまっすぐ延びる構成も可能である。また、被溶接部(図示せず)の厚みに合わせて、図10Bに点線75で示すように先端部42aの両端部を切欠いて、先端面42bの長手方向サイズを短くすることも可能である。あるいは、トーチ電極の先端部において、図10Cに示すように1方向(Y方向)のみにテーパTPYを形成する構成や、図10Dに示すように一方向(Y方向)で大きなテーパTPYを形成し、それと直交する方向(X方向)で小さなテーパTPXを形成する構成も可能である。
また、上記実施形態におけるTIG溶接装置は、溶接ヘッド12のステージ18に自動位置合わせ機構(XYステージ24、θステージ26)を備えた。しかし、ステージ18を手動式の可動ステージに構成することや、あるいは固定式のステージ18上でワークまたは電気部品支持体Sの位置合わせを手動で行うことも可能である。
被溶接部WJにおいて、端子部材または金属部材W1,W2の材質は銅または銅合金に限定されず、たとえばアルミニウムまたはアルミニウム金合や真鍮等の導体であってもよく、金属部材W1の材質と端子部材W2の材質が異なっていてもよい。また、金属部材W1,W2の形状も任意でよく、たとえば断面が矩形の棒体または板体に限らず断面が円形の棒体または板体であってもよい。
10 装置本体
12 溶接ヘッド
14 ボンベ
18 ステージ
22 トーチ
30 昇降タワー
38 トーチボディ
40 トーチノズル
42 トーチ電極
42a トーチ電極の先端部
42b トーチ電極の先端面
WJ 被溶接部
1,W2 バスバー(金属部材)

Claims (7)

  1. 第1および第2の金属部材を合わせて被溶接部を形成する第1の工程と、
    マイナス形状または長方形状を有するトーチ電極の先端面の長手方向が前記被溶接部の表面上で前記第1および第2の金属部材間の隙間が延びる方向と直交し、または斜めに交差するように、前記トーチ電極の先端面を前記被溶接部の表面に当てる第2の工程と、
    前記被溶接部に前記トーチ電極の先端面が接触した状態の下で、前記トーチ電極の周囲にシールドガスを供給しながら、前記トーチ電極と前記被溶接部との間に電圧を印加して通電を開始する第3の工程と、
    前記シールドガスの供給と前記通電を継続しながら、前記トーチ電極の先端を前記被溶接部から離して、前記トーチ電極と前記被溶接部との間でアークを発生させ、前記アークの熱によって前記被溶接部を溶かす第4の工程と、
    前記アークを消滅させて前記被溶接部の溶融部を凝固させる第5の工程と、
    を有するTIG溶接方法。
  2. 第1および第2の金属部材を合わせて被溶接部を形成する第1の工程と、
    マイナス形状または長方形状を有するトーチ電極の先端面を前記被溶接部に当てる第2の工程と、
    前記被溶接部に前記トーチ電極の先端面が接触した状態の下で、前記トーチ電極の周囲にシールドガスを供給しながら、前記トーチ電極と前記被溶接部との間に電圧を印加して通電を開始する第3の工程と、
    前記シールドガスの供給と前記通電を継続しながら、前記トーチ電極の先端を前記被溶接部から離して、前記トーチ電極と前記被溶接部との間でアークを発生させ、前記アークの熱によって前記被溶接部を溶かす第4の工程と、
    前記アークを消滅させて前記被溶接部の溶融部を凝固させる第5の工程と、
    を有し、
    前記トーチ電極の先端面の長手方向のサイズは、前記第1および第2の金属部材を合わせた前記被溶接部の厚みの2/3以上である、TIG溶接方法。
  3. 第1および第2の金属部材を合わせて被溶接部を形成する第1の工程と、
    マイナス形状または長方形状を有するトーチ電極の先端面を前記被溶接部に当てる第2の工程と、
    前記被溶接部に前記トーチ電極の先端面が接触した状態の下で、前記トーチ電極の周囲にシールドガスを供給しながら、前記トーチ電極と前記被溶接部との間に電圧を印加して通電を開始する第3の工程と、
    前記シールドガスの供給と前記通電を継続しながら、前記トーチ電極の先端を前記被溶接部から離して、前記トーチ電極と前記被溶接部との間でアークを発生させ、前記アークの熱によって前記被溶接部を溶かす第4の工程と、
    前記アークを消滅させて前記被溶接部の溶融部を凝固させる第5の工程と、
    を有し、
    前記トーチ電極の先端面の長手方向のサイズは、前記第1および第2の金属部材を合わせた前記被溶接部の厚み以上である、TIG溶接方法。
  4. 第1および第2の金属部材を合わせて被溶接部を形成するTIG溶接装置であって、
    先端面がマイナス形状または長方形状である棒状のトーチ電極を着脱自在に装着して保持するトーチボディと、
    前記被溶接部を水平面内のXY方向で移動させるためのXYステージと、前記被溶接部を水平面内の方位角方向で移動させるためのθステージと、
    タッチスタート方式において前記トーチ電極の先端と前記被溶接部との間で通電を行い、またはアークを発生させるために、前記トーチ電極と前記被溶接部を含む閉回路内で電流を流す溶接電源と、
    タッチスタート方式において前記トーチ電極の先端と前記被溶接部との間で相対的な接触と離間とを行わせる移動機構と、
    を有し、
    前記トーチ電極の先端面の長手方向が前記被溶接部の表面上で前記第1および第2の金属部材間の隙間が延びる方向と直行し、または斜めに交差するように、前記トーチ電極の先端面を前記被溶接部の表面に当てることを特徴とするTIG溶接装置。
  5. 棒状のトーチ電極を着脱自在に装着して保持するトーチボディと、
    タッチスタート方式において前記トーチ電極の先端と被溶接部との間で通電を行い、またはアークを発生させるために、前記トーチ電極と前記被溶接部を含む閉回路内で電流を流す溶接電源と、
    タッチスタート方式において前記トーチ電極の先端と前記被溶接部との間で相対的な接触と離間とを行わせる移動機構と、
    を有し、
    前記トーチ電極の先端面がマイナス形状または長方形状であり、かつ前記トーチ電極の先端面の長手方向のサイズが第1および第2の金属部材を合わせた前記被溶接部の厚みの2/3以上である、TIG溶接装置。
  6. 棒状のトーチ電極を着脱自在に装着して保持するトーチボディと、
    タッチスタート方式において前記トーチ電極の先端と被溶接部との間で通電を行い、またはアークを発生させるために、前記トーチ電極と前記被溶接部を含む閉回路内で電流を流す溶接電源と、
    タッチスタート方式において前記トーチ電極の先端と前記被溶接部との間で相対的な接触と離間とを行わせる移動機構と、
    を有し、
    前記トーチ電極の先端面がマイナス形状または長方形状であり、かつ前記トーチ電極の先端面の長手方向のサイズが第1および第2の金属部材を合わせた前記被溶接部の厚み以上である、TIG溶接装置。
  7. 前記溶接電源は、前記閉回路内で流す電流を、前記トーチ電極の先端面が前記被溶接部に接触している時は第1の電流値以下に制御し、前記トーチ電極の先端が前記被溶接部から離れてから前記第1の電流値よりも大きな第2の電流値以上に制御する、請求項4〜6のいずれか一項に記載のTIG溶接装置。
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