JP6392590B2 - 蛍光体ホイールおよび照明光学系 - Google Patents

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本発明は、青色帯域のレーザ光を他の帯域のレーザ光に変換する蛍光体層を有する蛍光体ホイールに関し、特に蛍光体ホイールの冷却構造に関する。
プロジェクタ等の光源ユニットに、青色レーザ発光器を利用したのが知られている(特許文献1)。この光源ユニットは、青色レーザ発光器と、蛍光体ホイールと、複数の反射ミラーやダイクロイックミラーとを備えて構成される。蛍光体ホイールは、モータによって回転される円板形状を有し、蛍光体ホイールには、青色帯域の光を透過する透過部、および青色帯域の光を赤色帯域および緑色帯域の光を発する蛍光体層がそれぞれ形成されている。
特許第4711154号公報
青色帯域のレーザ光がレンズによって非常に小さなスポット径に集光され、これが蛍光体層に照射されると、レーザ光が照射される面は約100℃以上の熱を帯びる。このような高温環境では、蛍光体層の熱損傷または熱劣化が促進され、寿命が短くなってしまう。それ故、蛍光体ホイールの効率的な冷却方法が望まれる。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、効率のよい冷却構造を備えた蛍光体ホイールを提供することを目的とする。
本発明に係る回転体は、円周方向に少なくとも第1の波長の光を第2の波長の光に変換する蛍光体領域形成された第1の面と、当該第1の面に対向する第2の面とを有し、前記蛍光体領域よりも内側の前記第1の面上に、回転中心から外縁方向に向けて風を生じさせるような複数の第1の突起物が形成される回転体。
好ましくは前記第1の突起物は、前記回転体の中心に同心円上に形成される。好ましくは前記第2の面に、回転中心から外縁方向に向けて風を生じさせるような複数の第2の突起物が形成される。好ましくは前記第2の突起物は、前記蛍光体領域と対向する位置に形成される。好ましくは前記第2の突起物は、前記回転体の外縁を越えて形成される。好ましくは前記回転体は、薄板状の環状の第1のカバーを有し、第1のカバーと第1の面との間に第1の突起物が介在される。好ましくは前記回転体は、薄板状の環状の第2のカバーを有し、第2のカバーと第2の面との間に第2の突起物が介在される。好ましくは前記第1および第2の突起物は、前記回転体と一体に形成される。好ましくは前記第1および第2の突起物は、熱伝導性の高い金属から構成される。
さらに本発明に係る照明光学系は、上記構成の回転体と、前記回転体を回転させる駆動手段と、第1の波長の光を発する光源と、前記光源から発せられた第1の波長の光を、前記回転体の第1の面上に集光させる第1の光学系と、前記回転体の第1の面上から反射された第1の波長の光および第2の波長の光を集光する第2の光学系とを有する。
本発明によれば、蛍光体領域が形成された面と同一の面上に複数の翼状の第1の突起物を形成することで、第1の面上の表面積を大きくし、第1の突起物を介しての放熱特性を向上させることができる。さらに回転体が回転したとき、第1の突起物による送風効果により、第1の突起物がない場合と比較して、第1の面上の蛍光体領域を効果的に冷却することができる。さらに、第2の面上であって、蛍光体領域と対向する位置に第2の突起物を形成することで、第2の面上の表面積を大きくし、第2の突起物を介しての放熱特性を向上させることができる。さらに回転体が回転したとき、第2の突起物による送風効果により、第2の突起物がない場合と比較して、第2の面上の蛍光体領域を効果的に冷却することができる。これにより、蛍光体領域の寿命を長くすることができる。
本発明の実施例に係る光学照明系を例示する図である。 本発明の実施例に係るアレイ光源の一構成例を示す概略断面図である。 図3(A)は、本発明の第1の実施例に係る蛍光体ホイールの平面図であり、図3(B)は、本発明の第1の実施例に係る蛍光体ホイールの側面図である。 本発明の実施例に係る蛍光体ホイールのレーザ光の照射領域を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る蛍光体ホイールの回転運動に伴う空気の対流を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る蛍光体ホイールの裏面を示す図である。 本発明の第3の実施例に係る蛍光体ホイールの裏面を示す図である。 図8(A)は、本発明の第4の実施例に係る蛍光体ホイールの側面図であり、図8(B)は、本発明の第4の実施例に係る蛍光体ホイールのへ平面図である。 蛍光体ホイールに裏面に突起物およびカバーが取付けられた例を示す概略側面図である。 本発明の第5の実施例に係る蛍光体ホイールの側面図である。 本発明の第5の実施例に係る蛍光体ホイールに被せるカバーを示す上面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の好ましい態様では、照明光学系には、波長が短い青色光を発する半導体発光素子として、青色レーザ素子または青色発光ダイオードをアレイ化したアレイ光源が利用される。照明光学系は、青色帯域の光を利用し、それよりも波長の長い赤色帯域、緑色帯域、あるいは黄色帯域等の光を発生させるために、光軸がシフトされたシフト光学系、および波長変換のための蛍光体領域が形成された回転体を用いる。なお、図面のスケールは、発明の特徴を分かり易くするために強調しており、必ずしも実際のデバイスとスケールと同一ではないことに留意すべきである。
本実施例の照明光学系10は、図1に示すように、励起光としての青色帯域のレーザ光Lb1、Lb2を出射する2つのアレイ光源20A、20B(総称してアレイ光源20と言うことがある)と、アレイ光源20からの出射光を略直角に反射させるミラーM1およびM2と、アレイ光源20からのレーザ光Lb1、Lb2をそれぞれ集光するレンズL1、L2、L3、L4と、円板状の蛍光体ホイール30と、蛍光体ホイール30を回転させるモータMT1と、蛍光体ホイール30からの反射光を集光するレンズL5と、特定の波長の光を透過させるカラーホイール40と、カラーホイール40を回転させるモータMT2と、レンズL5によって集光された光を透過するライトトンネルLTと、ライトトンネルLTからの光を空間変調デバイス、例えば、デジタルミラーデバイスに投射する投射レンズ50を含んで構成される。
アレイ光源20は、青色帯域のレーザ光を出射する半導体レーザ素子(または青色発光ダイオード)をアレイ状に複数含んで構成される。複数の半導体レーザ素子は、一次元または二次元に配列され、複数の半導体レーザ素子を同時に駆動することで、各半導体レーザ素子から一斉にレーザ光が出射される。なお、本実施例では、2つのアレイ光源20A、20Bを備える照明光学系10を例示するが、これは一例であり、単一のアレイ光源であってもよい。
図2は、アレイ光源20Aの一構成例を示す概略断面図である。同図に示すように、複数の半導体レーザ素子を搭載する基板は、熱伝導性の高い金属材料、例えばアルミニウムのような材料によって構成された支持部材22によって支持される。また、支持部材22の表面には、各半導体レーザ素子から出射されたレーザ光をそれぞれコリメートするレンズ24が取り付けられる。さらに、支持部材22と対向する側には、反射ミラー26が配置され、反射ミラー26は、各半導体レーザ素子から出射された青色帯域の光を一定方向に反射し、レーザ光線束Lb1を生成する。アレイ光源20Bは、アレイ光源20Aと同様に構成され、アレイ光源20Bからはレーザ光線束Lb2が出射される。
ミラーM1およびM2は、Lb1およびLb2のレーザ光に対してほぼ45度の角度になるように設置される。ミラーM1およびM2は全ての波長を反射する全反射ミラーや、少なくとも青色のレーザ光を反射するダイクロイックミラーであってもよい。好ましくは、ミラーM1およびM2は、蛍光体ホイール30から反射される光を遮らない位置に配置される。
レンズL1〜L4は、例えば平凸レンズから構成され、アレイ光源20から出射されたレーザ光線束Lb1およびLb2を蛍光体ホイール30に集光する。蛍光体ホイール30は、後述するが、蛍光体ホイール30の表面上(集光側)には、青色のレーザ光を照射すると特定の光を発光する蛍光体層が形成されており、蛍光体層は、レーザ光によって励起され、波長の異なる光を発生させる。
レンズL5は、例えば平凸レンズから構成され、蛍光体ホイール30から反射されたレーザ光を、カラーホイール40上に集光する。カラーホイール40は、特定の波長の光を透過させるカラーフィルターを有し、蛍光体ホイール30によって順次生成される波長の光を透過する。より具体的には、蛍光体ホイール30が、赤、緑、青の波長の光を発する場合、カラーホイール40は、赤、緑、青の波長の光を透過し、あるいは、蛍光体ホイール30が、黄色、青色の光を発する場合、カラーホイールは、赤、緑、青の波長の光を透過する。それ故、カラーホイール40の回転は、蛍光体ホイール30と同期するように制御される。こうして、ライトトンネルLTには、順次、赤、緑、青の波長の光が入射され、ライトトンネルLTからは光強度が均一化された波長の光が出射され、これが投影レンズ50に入射される。投影レンズ50は、レーザ光をDMD上に投影する。
次に、第1の実施例の蛍光体ホイールの詳細について説明する。図3(A)は、第1の実施例の蛍光体ホイールの概略平面図、図3(B)は、蛍光体ホイールの概略側面図である。第1の実施例に係る蛍光体ホイール100は、青色帯域のレーザ光を黄色帯域のレーザ光に変換し反射させる蛍光体領域110、青色帯域のレーザ光をそのまま反射する反射領域120、蛍光体ホイール100の回転運動によって空気の送風を発生させる突起物130、円板状の基板140を含んで構成される。
基板140は、例えば、導電性の良い金属材料、例えば、アルミニウムや銅から構成されるが、それ以外の金属であってもよい。あるいは、基板140は、ガラス等の材料から構成され、その表面に金属層が形成されるような構成であってもよい。基板140は、青色帯域のレーザ光線束Lb1、Lb2を反射し、かつ蛍光体領域110で発生された蛍光色を反射する。
基板140の外周には、蛍光体領域110と反射領域120とが、一定の半径方向の幅で形成される。蛍光体領域110は、レーザ光によって励起され、青色の光を、他の波長の光に変換する。図3に示す例では、蛍光体領域110は、青色帯域の光を、黄色帯域の光に変換するが、これに限らず、蛍光体領域110は、赤色を発する蛍光体領域、緑色帯域の光を発する蛍光体領域を含むものであってもよい。反射領域120は、青色帯域の光をそのまま反射する。こうして、青色帯域のレーザ光を、回転する蛍光体ホイール上を光学的に走査させることで、蛍光体ホイール100から青色帯域のレーザ光と、黄色帯域のレーザ光とを取り出すことができる。
突起物130は、回転中心から外縁に向かう風を発生させることができるような角度および形状を有していれば、どのような形態であってもよい。例えば、突起物130は、半径方向に延びる細長い直線状の突起、あるいは半径方向に延在する面が湾曲した曲面を有する突起、細長い三日月状、円弧状、あるいは羽根状などの立体形状であることができる。このような突起物130は、蛍光体領域110および反射領域120と同一面上に、かつそれらの領域よりも半径方向に内側の位置に複数形成される。なお便宜上、図3(B)の側面図には、蛍光体領域110および突起物130を誇張するため斜線で表している。突起物130は、基板表面の表面積を増加させることで、基板表面からの放熱特性を向上させる。さらに、突起物130は、蛍光体ホイール100の回転中心と同心円状に、かつ中心から半径方向に配列されることで、蛍光体ホイール100が回転するとき、回転中心から外縁に向かう空気の流れを発生させ、この送風効果により蛍光体領域100が冷却される。突起物130の数、高さ、間隔等は、蛍光体ホイールの仕様等に応じて最適化される。突起物130は、それ自身の放熱特性を良好にするため、熱伝導性の高い金属材料、例えば、アルミニウムや銅などから構成されるが、さらに好ましくは、突起物130は、基板140と一体形成されることで、基板140からの熱伝導性を高め、冷却効率をさらに改善させることができる。
次に、青色帯域のレーザ光が蛍光体ホイール100を照射したときの熱損傷について、図4を用いて説明する。点Pは、青色帯域レーザ光が集光されるスポットを示している。スポット径は、光学系の効率を考慮すると、通常は2mmφ以下に調整され、この大きさは、蛍光体領域110の半径方向の幅よりも幾分だけ小さくなる。蛍光体ホイール100がモータMTによって回転されている間、蛍光体領域110の領域112が照射される。例えば、アレイ光源20Aおよび20Bが、それぞれ60W程度のレーザ光Lb1、Lb2を出力するとき、照射領域112の温度は、おおよそ100℃以上にまで上昇する。
図5に示すように、蛍光体ホイール100が左回転されるとき、蛍光体ホイール100の表面に形成された円弧状の突起物130によって、空気が中心部分から外縁方向に、W1〜W5のように流れ出す。回転によって強制的に対流された空気が照射領域112を通過し、蛍光体領域110を冷却する。同時に、蛍光体領域110で発生された熱が、基板140を介して突起物130に熱伝導し、これが突起物130から放熱される。こうして、蛍光体領域110が冷却される。
次に、本発明の第2の実施例について図6を用いて説明する。第2の実施例に係る蛍光体ホイール100Aは、第1の実施例と同様の構成を有し、加えて蛍光体ホイール100の裏面に第2の突起物132を有している。図6は、第2の実施例に係る蛍光体ホイール100の裏面を示している。なお、以下の説明において、第1の実施例と同様の構成については説明を割愛する。
蛍光体ホイール100Aの裏面には、同心円状にかつ円周方向に複数の円弧状の突起物132が形成される。円弧状の突起物132は、突起物130と同一または類似した形状で形成される。蛍光体ホイール100の裏面には、蛍光体領域等が存在しないため、蛍光体領域100にとって最も冷却効率が優れた位置に突起物132を形成することが可能である。好ましくは、突起物132は、蛍光体領域100と対向する位置に形成され、これにより、蛍光体領域100で発生した熱が、基板140を介して突起物132に熱伝導される。熱伝導される距離が短いので、より効率良く、蛍光体領域100の熱が突起物132を介して放熱される。突起物132は、突起物130と同様に熱伝導性の高い材料から構成され、より好ましくは、基板と一体に形成される。また、第1の実施例のときと同様に、回転によって基板の裏面に空気の送風効果W1ないしW5が発生し、これにより、蛍光体領域110が裏面側から冷却される。さらに好ましくは、突起物132は、突起物130(表面に形成されているため点線で記載)が形成される位置と交互になるような位置に形成される。このような構成とすることにより、ムラなく、円周の蛍光体領域110を冷却することができる。
次に、本発明の第3の実施例について図7を用いて説明する。図7は、第3の実施例に係る蛍光体ホイール100Bを示す。第3の実施例に係る蛍光体ホイール100Bは、第2の実施例に係る蛍光体ホイール100Aの変形例であり、突起物132が、蛍光体ホイール100の基板140の外縁を超えるようにその一部が突出している。突起物132の一部を基板から突出させることで、突出した部分の冷却効率が大きくなり、突起物132の放熱効果がさらに上昇し、第2の実施例と比べて、蛍光体領域100のより効率的な冷却が可能となる。
次に、本発明の第4の実施例について図8を用いて説明する。図8(A)は、第4の実施例に係る蛍光体ホイール100Cの側面図であり、図8(B)は、第4の実施例に係る蛍光体ホイール100Cの平面図である。第4の実施例に係る蛍光体ホイール100は、第1の実施例の蛍光体ホイール100の突起物130を覆う薄板状のカバー150を備えたものである。カバー150は、中心部に円形状の貫通孔が形成された環状の部材であり、カバー150の半径方向の長さは、突起物130の半径方向の長さに実質的に等しい。つまり、突起物130の全体がカバー150によって覆われている。カバー150を備えることにより、突起物130による風切り音を低減することができる。さらにカバー150の中心部に貫通孔が形成されているため、突起物130により空気が外周に排気されることに応じて、空気が貫通孔から内部に取り込み易くなり、さらに突起物130に沿って発生する風が乱流を生じさせなくなり、効率的な冷却が可能となる。
また、第2の実施例および第3の実施例で示す裏面の突起物132を同様のカバーで覆った蛍光体ホイールを図8Aに示す。
次に、本発明に係る第5の実施例について図9を用いて説明する。第5の実施例は、第4の実施例の変形例であり、薄板状のカバー150Aを円形の基板140の直径Lとほぼ同程度の直径で形成し、カバー150Aが蛍光体領域110を覆う構造を特徴としている。このカバー150Aは、特定の波長の光を透過ないし反射するようにカラーフィルターが円周方向に形成され、図1に示すカラーホイール40の役割を兼ねている。図10は、カバー150Aの上面図である。同図に示すように、カバー150Aは、赤色帯域の光を透過するフィルター領域154Rと、緑色帯域の光を透過するフィルター領域154Gと、青色帯域の光を透過するフィルター領域150Bとを有する。フィルター領域154R、154Gは、蛍光体領域110に対応し、フィルター領域154Bは、反射領域120に対応する。このような構成により、反射領域120で反射された青色帯域の光がフィルター領域154Bを透過し、蛍光体領域110で発光された黄色帯域の光がフィルター領域154R、154Gによって赤色および緑色の光が透過される。本例の場合、図1に示すカラーホイール40およびモータMT2は不要である。これにより、照明光学系をより小型化、軽量化することができる。なお、青色帯域のレーザ光は、シフト光学系によりカラーフィルタの障害とならないように斜め方向から蛍光体領域に入射されてもよいし、カラーフィルターを青色帯域が入射可能なダイクロイック機能を持たせるようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。なお、上記第1ないし第5の実施例に個別の蛍光体ホイールを例示したが、本発明は、第1ないし第5の実施例を適宜組み合わせた蛍光体ホイールから構成され得ることは勿論である。
10:照明光学系 20:アレイ光源
22:支持部材 24:レンズ
26:反射ミラー 30:蛍光体ホイール
40:カラーホイール 50:映写レンズ
100:蛍光体ホイール 110:蛍光体領域
112:照射領域 120:反射領域
130:突起物 132:突起物
140:基板 150:カバー
152、154、156:領域

Claims (6)

  1. 円周方向に少なくとも第1の波長の光を第2の波長の光に変換する蛍光体領域形成された第1の面と、当該第1の面に対向する第2の面とを有する基板と、
    前記蛍光体領域よりも内側の前記第1の面上に形成され、回転中心から外縁方向に向けて風を生じさせるような複数の第1の突起物と、
    第1の突起物を覆う薄板状の環状の第1のカバーと、
    前記第1のカバーと第1の面との間に第1の突起物が介在され、かつ第1のカバーの外縁と前記第1の面との間に第1の突起物が露出され、
    第1のカバーの中心部の貫通孔から内部に取り込まれた空気が第1の突起物に沿って第1のカバーの外縁と前記第1の面との間から排気され、かつ前記蛍光体領域を通過して前記基板の外周に排気される、回転体。
  2. 回転体はさらに、
    前記第2の面上に形成され、回転中心から外縁方向に向けて風を生じさせるような複数の第2の突起物と、
    前記第2の突起物を覆う薄板状の環状の第2のカバーとを有し、
    前記第2のカバーと第2の面との間に第2の突起物が介在される、請求項1に記載の回転体。
  3. 前記第2の突起物は、前記蛍光体領域と対向する位置に形成される、請求項に記載の回転体。
  4. 円周方向に少なくとも第1の波長の光を第2の波長の光に変換する蛍光体領域形成された第1の面と、当該第1の面に対向する第2の面とを有する基板と、
    前記第2の面上に形成され、回転中心から外縁方向に向けて風を生じさせるような複数の第2の突起物と、
    前記第2の突起物を覆う薄板状の環状の第2のカバーとを有し、
    前記第2のカバーと第2の面との間に第2の突起物が介在され、
    前記第2の突起物は、前記回転体の外縁を越えて形成される、回転体。
  5. 前記第1の突起物または前記第2の突起物は、前記基板と一体形成される、請求項1ないし4いずれか1つに記載の回転体。
  6. 請求項1ないし5いずれか1つに記載の回転体と、
    前記回転体を回転させる駆動手段と、
    第1の波長の光を発する光源と、
    前記光源から発せられた第1の波長の光を、前記回転体の第1の面上に集光させる第1の光学系と、
    前記回転体の第1の面上から反射された第1の波長の光および第2の波長の光を集光する第2の光学系と、
    を有する照明光学系。
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