JP6392221B2 - 油冷通路を有するピストンおよびその構成方法 - Google Patents

油冷通路を有するピストンおよびその構成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6392221B2
JP6392221B2 JP2015523296A JP2015523296A JP6392221B2 JP 6392221 B2 JP6392221 B2 JP 6392221B2 JP 2015523296 A JP2015523296 A JP 2015523296A JP 2015523296 A JP2015523296 A JP 2015523296A JP 6392221 B2 JP6392221 B2 JP 6392221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling cavity
piston
oil passage
wall
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015523296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015526632A (ja
Inventor
アゼベド,ミゲル
ハンプトン,キース
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Federal Mogul LLC
Original Assignee
Federal Mogul LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Federal Mogul LLC filed Critical Federal Mogul LLC
Publication of JP2015526632A publication Critical patent/JP2015526632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6392221B2 publication Critical patent/JP6392221B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F3/00Pistons 
    • F02F3/16Pistons  having cooling means
    • F02F3/20Pistons  having cooling means the means being a fluid flowing through or along piston
    • F02F3/22Pistons  having cooling means the means being a fluid flowing through or along piston the fluid being liquid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J1/00Pistons; Trunk pistons; Plungers
    • F16J1/09Pistons; Trunk pistons; Plungers with means for guiding fluids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/06Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging
    • F16J9/061Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging using metallic coiled or blade springs
    • F16J9/062Coiled spring along the entire circumference
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/12Details
    • F16J9/22Rings for preventing wear of grooves or like seatings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49229Prime mover or fluid pump making
    • Y10T29/49249Piston making
    • Y10T29/49265Ring groove forming or finishing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

関連する出願との相互参照
本願は、2012年7月20日に提出された米国仮出願連続番号第61/674,120号の利益を主張し、その全体を引用によってここに援用する。
発明の背景
1.技術分野
本発明は、概して内燃機関に関し、特にピストンおよびそれらの構成方法に関する。
2.関連する技術
エンジンの製造業者は、限定はしないが燃費の向上、燃料燃焼の向上、油消費の削減、車両内での熱のその後の使用のための排気温度の上昇、シリンダボア内での圧縮負荷の増大、軽量化、およびエンジンの小型化を含む、エンジン効率と性能とを向上させるための要求の増大に直面している。従って、エンジンの燃焼室内の温度および圧縮負荷を増大させることが望ましい。しかしながら、燃焼室内の温度および圧縮負荷を増大させることによって、特にピストンの動作温度が240〜270℃を上回るとピストンに対する摩耗および物理的な要求が増大し、それにより、その潜在的な耐用寿命が縮まる。昇温が懸念される特定の領域は、ピストンの上側燃焼面に沿い、かつピストンの下冠領域などのピストンの内部領域内にある。
従って、油ポンプ領域からピストンの下冠領域へと圧力をかけて油を上方に強制的に導く電動油ポンプシステムを介して、下冠領域の冷却を促進することが知られている。既知の機械的なポンプまたは電動ポンプは、ピストンの動作温度を下げると効果的となり得るが、費用がかかる。典型的に、電動ポンプは、典型的な6気筒高馬力エンジンでは約2〜3kWのエネルギを必要とし、より大きなエンジンではさらに多くのエネルギが必要となる。そのため、電動ポンプは、エンジンに対して寄生損失を招き、ひいてはエンジン性能の低下、エンジン効率の低下、および燃費の低下を招く。
開示を読み図面を見ると当業者にとっては明らかとなるように、本発明に従って構成されたピストンは、少なくとも既知のピストン冷却システムの前述の欠点を克服する。
発明の概要
発明の一局面に従って構成された内燃機関のためのピストンは、製造において経済的であり、長い耐用寿命を呈する。ピストンは、上側燃焼面と、下冠領域を包囲する環状の冷却空洞とを有するピストン本体を備え、外壁が上側燃焼面から懸架し、環状リングベルト領域が上側燃焼面に隣接して外壁に形成される。リングベルト領域は、その中に形成された少なくとも1本のリング溝を有する。少なくとも1本の油路が、少なくとも1本のリング溝から冷却空洞に延在する。油路は、少なくとも1本のリング溝から径方向内方に懸架する第1の部分と、第1の部分から冷却空洞に径方向内方に上昇する第2の部分とを有する。
発明のさらなる局面によれば、冷却空洞は底面を有し、油路は、底面を通って延在する。
発明のさらなる局面によれば、油路は、冷却空洞の底面から冷却空洞内に上方に延在する管状部材を含む。
発明の別の局面によれば、座ぐりが冷却空洞の底面から懸架し、管状部材が座ぐりに固定される。
発明のさらに別の局面によれば、ピストン本体は、下側部品に固定された上側部品を含み、油路は完全に下側部品に形成される。
発明のさらに別の局面によれば、ピストン本体は、単一の一体構造の材料片として構成される。
発明のさらに別の局面によれば、第1の部分は、外壁の周りに延在する環状溝として形成される。
発明のさらに別の局面によれば、第2の部分は、外壁を通って冷却空洞内へと延在し、第1の部分と交差する貫通孔として形成される。
発明の別の局面によれば、プラグが外壁に隣接して貫通孔内に配置されて、第2の部分を流れる油が冷却空洞を迂回することを防ぐ。
発明のさらに別の局面によれば、内燃機関のためのピストンを構成する方法が提供される。当該方法は、上側燃焼面と、下冠領域を包囲する環状の冷却空洞とを有するピストン本体を形成することを含み、環状リングベルト領域が上側燃焼面から懸架する。さらに、リングベルト領域に油リング溝を形成する。またさらに、油リング溝から径方向内方に懸架する油路の第1の部分と、冷却空洞の第1の部分から径方向内方に上昇する第2の部分とを形成することによって、油リング溝から冷却空洞に延在する少なくとも1本の油路を形成する。
発明の別の局面によれば、当該方法は、冷却空洞の底面を通って延在する油路を形成することをさらに含むことができる。
発明の別の局面によれば、当該方法は、冷却空洞の底面から上方に延在する管状部材を有する油路の一部分を形成することをさらに含むことができる。
発明の別の局面によれば、当該方法は、冷却空洞の底面へと延在する座ぐりに管状部材を固定することをさらに含むことができる。
発明の別の局面によれば、当該方法は、上側部品を下側部品に固定することによってピストン本体を形成することをさらに含むことができ、上側部品および下側部品は冷却空洞に接し、少なくとも1本の油路は、完全に下側部品に形成される。
発明の別の局面によれば、当該方法は、ピストン本体を一体構造の材料片として形成することをさらに含むことができる。
発明の別の局面によれば、当該方法は、外壁を通って冷却空洞へと延在する貫通孔として第2の部分を形成することと、外壁に隣接して貫通孔にプラグを配置することとをさらに含むことができる。
発明の別の局面によれば、当該方法は、外壁の外周縁の周りに延在する環状溝として第1の部分を形成することをさらに含むことができる。
図面の簡単な説明
発明のこれらおよび他の局面、特徴および利点は、現在好ましい実施例および最良のモードについての以下の詳細な説明、添付の請求項、および添付図面に関連して考慮されると、より容易に十分に理解される。
発明の一局面に従って構成されたピストンの斜視図である。 図1のピストンの部分断面図である。 発明の別の局面に従って構成されたピストンの図1Aと同様の図である。 発明の別の局面に従って構成されたピストンの図1Aと同様の図である。 発明の別の局面に従って構成されたピストンの図1Bと同様の図である。 図1Aの円2で囲まれた概略的な領域の拡大断面図である。
現在好ましい実施例の詳細な説明
図面をより詳細に参照して、図1は、たとえば高性能車両および大型トラックにおいて使用されるような新世代高性能ガスまたはディーゼルエンジンなどの内燃機関のシリンダボアまたはチャンバ(図示せず)における往復運動のために発明の一局面に従って構成されたピストン10を例示する。ピストン10は、一体構造の単一の材料片であるかもしくは互いに固定された多数の材料片であるかにかかわらず、鋳造もしくは鍛造された、またはピストンを構成する際に既知のいずれかの他の製造工程によって形成された本体12を有し、本体12はピストン10がそれに沿ってシリンダボア内を往復する中心長手軸線14に沿って延在する。本体12は、図1Aに最も良く例示されているように、上側冠16とも称される頂部と、下側冠18とも称される底部とを含む2つの部分を有し、それらは、溶接法、たとえば摩擦溶接工程などによって、たとえば摩擦溶接継手または継手17および19に沿って互いに固定して接合されている。本明細書における「鉛直方向」、「頂部」、「底部」、「上側」、および「下側」という言及は、ピストン10が使用の際にそれに沿って往復する鉛直方向の長手中心ピストン軸線14に沿って方向付けされているピストン10を基準とする。これは、相対的な構造体位置を説明するための便宜上のものであって、ピストンは傾斜して、または純粋に鉛直方向以外で設置され、作動し得ることが可能であるため、限定するものではない。下側冠18は、上側冠16から離れて延在して横方向に離間されたピンボア22をもたらす1対のピンボス20を有する。ピンボア22は、中心長手軸線14を概ね横切って延在するピンボア軸線24に沿って整列される。ピンボス20は、支柱部分28を介して正反対に離間されたスカート部分26に接合される。上側冠16は上側燃焼面30を有し、上側燃焼面30は、燃焼ボウル32が窪められて所望のガス流をシリンダボアに供給するものとして示される。本体12は、上側燃焼面30から懸架する、円筒状または実質的に円筒状の外壁34を有し、外壁34は、上側燃焼面30に直接隣接した、鉛直方向に延在する上側ランド36と、上側燃焼面30に隣接し、かつ上側燃焼面30および上側ランド36から鉛直方向に懸架する、外壁34に形成されたリングベルト領域38とを含む。環状のトロイド形状の冷却空洞40がリングベルト領域38から径方向内方に、かつリングベルト領域38と径方向に整列して形成される。冷却空洞40は、上側燃焼面30の直下に配置される下冠領域42のまわりに延在し、かつ下冠領域42を周方向に包囲する。リングベルト領域38には、圧縮リング溝44、ワイパリング溝46、および最下方の油リング溝48を含む複数のリング溝として示される少なくとも1本のリング溝が形成されている。少なくとも1本の油路50が油リング溝48から冷却空洞40に連続的に延在する。
図1Aに最も良く示されるように、油路50は、油リング溝48から径方向内方に懸架する(下方に延在する)第1の部分52と、第1の部分52から直接冷却空洞40に径方向内方に上昇する(上方に延在する)第2の部分54とを含む、連続した途切れない通路として形成される。従って、油路50は連続した直線経路に従わず、したがって、油路50によって形成された下方および上方に延在する経路が、ピストン10の上方および下方への往復運動に応じて発生される静水圧油圧波によって、シリンダ壁からこすり落とされた油を冷却空洞40に流す。従って、油路50を介して冷却空洞40と下冠領域42とに十分な油が供給されることが保証され、機械的または電気的に始動される油ポンプから油を供給する必要なく、ピストン10の所望の動作温度を、所望のピストン用途と整合した温度に維持する。しかしながら、このようにこすり落とされた油は、既存のポンピング機構によって供給される、より少ない流れを補うために使用することもできる。全流量パワー吸収は、単一の機械的または電気的な冷却油供給よりも小さく、それにより、エンジンの走行効率および走行性能を最大化する。
上側冠16は、限定はしないが例として、燃焼ボウル32の下面から、内側自由端とも称する内側の上側接合面に懸架する環状内側リブ56を有するものとして示される。上側冠16は、壁面34の一部分として形成された環状の外側リブ58も有し、外側リブ58は外側上方接合面まで懸架し、外側自由端とも称される。圧縮リング溝44が上側冠16に形成されるものとして示され、他の溝46および48が下側冠18に形成されるものとして示される。
下側冠18は、限定はしないが例として、鍛造工程などにおいて上側冠16とは別個に構成される。下側冠18は、直立した環状外側リブ60とも称される少なくとも1つの直立した環状の外側下方接合面を介して上側冠16に接合され、直立の環状内側リブ62を介して上側冠16にも接合されるものとしても示される。上側および下側冠16,18を、それぞれの外側リブ58,60および内側リブ56,62を横切って、限定はしないが例として摩擦溶接などで互いに溶接すると、実質的に閉じた外側油孔40は、上側および下側冠16,18のリブ56,58,60,および62と、シーリングとも称される燃焼ボウル32の上部壁部分64と、さらに下側冠18の一部として形成されるものとして示される冷却空洞40の最下方の床面66とに接する。さらに、上側および下側冠16,18を互いに接合すると、冷却空洞40から径方向内方に位置する下冠領域42の中心部分の下のピンボア22から上方に、開いた内側空洞68が形成される。発明に従って構成されたピストン10は、たとえば、異なる構造の油孔を有する、他の方法で形成された上側および下側冠部分を有し得ることが認識されるべきである。さらに、下側冠18は、例として、ワイパリング溝46と、油リング70(図2)を収容するための最下方の油リング溝48とを含むことによって、リングベルト領域38の下側部分を形成するものとして示される。しかしながら、所望であれば、これらのリング溝46および48を上側冠18内に形成することができることが認識されるべきである。またさらに、図1Bに示されるように、上述したのと同様の構造体を、上記で使用したものと同じ参照符号に100の位を付して表す。発明の別の局面に従って構成されたピストン110は、一体構造の材料片として形成され、それにより単一の材料片であるピストン本体112を形成することができる。もちろん、ピストン本体112は、上述したすべて同じリング溝144,146,148、ならびに上述した冷却空洞140と第1および第2の部分152,154とを含む油路150を含む。そのため、一体構造のピストン本体112に関するさらなる議論は不要である。
油路50は、完全に下側冠18内に形成されるものとして図1Aに示される、交差する第1および第2の部分52,54を含み、したがって、第1および第2の部分52,54は、上側および下側冠16,18を互いに固定する前に形成することができる。第1の部分52は、環状溝、チャネルまたは凹部として油リング溝48の底面に機械加工され、したがって、第1の部分52は、油リング溝48と直接流体連通して油リング溝48の下方で軸方向に延在する。そのため、第1の部分52は、リングベルト領域38の全外周縁の周りに延在し、ピストン10の上方へのストローク中などに油リング70によってこすり落とされた油は、下側冠18の全外周縁の周りに延在する第1の部分52へと下方に流される。第1の部分52から、油は次いで、ピストン10の下方へのストローク中などに、油路50の第2の部分54を通り冷却空洞40へと上方に流される。第2の部分54は、円筒壁34の外面を通って冷却空洞40へと上方かつ径方向内方に延在する穴として、穿孔工程などにおいて形成され、第2の部分54は、交点71において第1の部分52と交差する。従って、第1および第2の部分52,54は、互いと流体連通する。外壁34の外面を通って、かつ冷却空洞40の床面66を通って延在する貫通孔として第2の部分54が形成されるため、プラグ72が、円筒壁34の外面に直接隣接する貫通孔の場所にしまり嵌め(press fit)で配置される。そのため、プラグ72は、外壁34の外面と、第1および第2の部分52,54の交点71との間にある。そのため、油路50内を流れる油は、円筒壁34から外方に貫通孔の下側部分から出ることが妨げられ、したがって、一旦油が第1の部分52に集められると、油は第2の部分54を通って冷却空洞40内へと上方に必ず流れ続ける。一旦冷却空洞40に入ると、油はカクテルシェーカ状に振動され、それにより冷却空洞40と接するすべての表面を冷却する。冷却空洞40内で油が振動されるため、油は次いで、冷却空洞40から油穴またはポート74を通って内側空洞68へと外方に流される。そのため、油は下冠領域42を冷却し、ピンボス20、ピンボア22、およびコネクティングロッドの小端を含む、ピストン10の最も内側の領域に注油することがさらに可能である。
冷却空洞40から内側冷却空洞68に油を流すことを容易にし、かつ冷却空洞40から油路50を通って油が戻るように流れるのを抑制するため、第2の部分54から外方に延在するように、第2の部分54内に管状部材76が固定される。限定はしないが例として、管状部材76は、床面66から第2の部分54に延在する拡大した座ぐり78に配置されるものとして示され、それにより、管状部材76の内径を第2の部分54の内径と同じかまたは実質的に同じとすることができ、したがって第2の部分54を通るチャンバ40への油の流れを最大限にする。第1の部分52へのこすり落としおよび油収集を最大限にすることになる油入口50に、幾何学的な構造体を設計することができる。図1Aの実施例では、管状部材76は第2の部分54の直径よりも外径が大きいことから第2の部分54を通って延在させることが可能ではないため、管状部材76は、上側および下側冠16,18を互いに固定する前に座ぐり78内に固定される。図1Bの実施例では、貫通孔によって形成された第2の部分154と冷却空洞140とに管状部材176を押し込むことができ、したがって、管状部材176は、第2の部分154内にしまり嵌めまたは中間嵌め(line-to-line fit)を有して設けられる。管状部材76は、底面66から上方に、かつ第2の部分54から外方に、中心長手軸線14に対して傾斜した関係で、約1.0〜5.0mm、好ましくは約2.0〜4.0mmの間などの所定の距離X延在する。そのため、管状部材76が貯留された油の上を延在するため、冷却空洞40の床面66に沿ったいずれかの油溜まりは、油路50を通って戻るように流れることはできない。同様の作用を実現する別の手段は、突起76′,176′が床面66と一体構造の材料片となるように、図1Cおよび図1Dにそれぞれ示されるようにピストン10′,110′において局所的な突起76′,176′を床面66上に鍛造し、突起76′,176′を通って穿孔し、それによりピストン10′,110′のそれぞれの部品18,112との一体構造の材料片として管状部材76を設けることである。従って、油流経路は一方向であって、第2の部分54を通って冷却チャンバ54内に流れ、逆方向には流れず、それにより、油が油ポート74を通って冷却空洞40から流れ出る前に冷却空洞40内に所望の冷却量が提供されることが保証される。
発明の別の局面によれば、内燃機関のためのピストン10を構成する方法が提供される。当該方法は、上側燃焼面30と下冠領域42を包囲する環状の冷却空洞40とを有するピストン本体12を形成することを含み、環状リングベルト領域38が上側燃焼面30から懸架する。さらに、リングベルト領域38において環状の油リング溝48を形成する。またさらに、油リング溝48から径方向内方に懸架する油路50の第1の部分52と、第1の部分52から冷却空洞40に径方向内方に上昇する第2の部分54とを形成することによって、油リング溝48から冷却空洞40に延在する少なくとも1本の油路50を形成する。当該方法はさらに、リングベルト領域38の全周縁の周りに延在する環状チャネルとして第1の部分52を形成することを含む。
方法は、発明の別の局面によれば、冷却空洞40の底面66を通って油路50を形成することをさらに含むことができる。またさらに、発明のさらに別の局面によれば、当該方法は、冷却空洞40の底面66から冷却空洞40内へと所定の距離上方に延在する管状部材76を有する油路50の一部分を形成することをさらに含むことができる。またさらに、発明のさらに別の局面によれば、当該方法は、冷却空洞40の底面66へと延在する座ぐり78に管状部材76を固定することを含むことができる。
当該方法は、上側部品16を下側部品18に固定することによってピストン本体12を形成することをさらに含むことができ、上側および下側部品16,18は冷却空洞40と接し、下側部品18において油路50を形成する。
当該方法は、発明の別の局面によれば、ピストンヘッドの周縁の周りに連続的に延在する環状溝として第1の部分52を形成することをさらに含む。
当該方法は、発明の別の局面によれば、穿孔動作などにおいて穴として第2の部分54を形成することをさらに含む。またさらに、当該方法は、対向する端部において開口する貫通孔として第2の部分54を形成し、次いで、円筒壁34の外面に隣接する端部のうち一方を、第1の部分52の下方でプラグ72によって塞ぐことを含む。
当該方法は、ピストン本体112を一体構造の材料片として形成することをさらに含むことができる。
従って、上述しかつ例示したピストン10,110を含むエンジンは、含まれる場合は電動油ポンプによるエネルギの消費の必要性を大幅に低下させ、特定のピストン用途と整合する動作温度未満にピストンを効果的に冷却することが認識されるべきである。これは、油路50の存在により、ピストン10,110を冷却するために油ポンプにかかる負担の減少に起因する。さらに、いくつかのエンジンでは、電力を消費する油ポンプの必要性を完全になくすことができ、油路50は、ピストン10,110を240〜270℃未満の動作温度に維持することのみを担うことができることが認識されるべきである。
明らかに、本発明の多くの修正および変更が上記の教示に照らして可能である。したがって、添付の請求項、および最終的に許可されるいずれかのさらなる請求項の範囲内において、具体的に記載された以外のやり方で発明が実施され得ることが理解されるべきである。

Claims (19)

  1. 内燃機関のためのピストンであって、
    上側燃焼面と、下冠領域を包囲する環状の冷却空洞とを有するピストン本体を備え、外壁が前記上側燃焼面から懸架し、環状リングベルト領域が前記上側燃焼面に隣接して前記外壁に形成され、前記リングベルト領域は、その中に形成された少なくとも1本のリング溝を有し、さらに、
    前記少なくとも1本のリング溝から前記冷却空洞に連続的に延在する少なくとも1本の油路を備え、前記少なくとも1本の油路は、前記少なくとも1本のリング溝から径方向内方に懸架する第1の部分と、前記第1の部分から直接前記冷却空洞に径方向内方に上昇する第2の部分とを有し、
    前記冷却空洞は底面を有し、前記少なくとも1本の油路は、前記底面を通って延在し、
    前記少なくとも1本の油路は、前記底面から上方に延在する管状部材を含む、ピストン。
  2. 前記底面は、前記少なくとも1本の油路に沿ってその中を延在する座ぐりを有し、前記管状部材は、前記座ぐりに固定される、請求項に記載のピストン。
  3. 前記管状部材は、前記底面との一体構造の材料片である、請求項に記載のピストン。
  4. 前記ピストン本体は、下側部品に固定された上側部品を含み、前記少なくとも1本の油路は、前記下側部品に形成される、請求項1に記載のピストン。
  5. 前記冷却空洞から前記下冠領域に延在する油ポートをさらに含む、請求項1に記載のピストン。
  6. 前記ピストン本体は、一体構造の材料片である、請求項1に記載のピストン。
  7. 前記第2の部分は、前記外壁を通って前記冷却空洞内へと延在する貫通孔として形成され、前記外壁に隣接して前記貫通孔に配置されたプラグをさらに含む、請求項1に記載のピストン。
  8. 前記第1および第2の部分は交点において互いに交差し、前記プラグは、前記交点と前記外壁との間にある、請求項に記載のピストン。
  9. 前記第1の部分は、前記外壁の周りに延在する環状溝として形成される、請求項1に記載のピストン。
  10. 前記第2の部分は、前記外壁を通って前記冷却空洞内へと延在し、前記第1の部分と交差する貫通孔として形成される、請求項に記載のピストン。
  11. ピストンを構成する方法であって、
    上側燃焼面と、下冠領域を包囲する環状の冷却空洞とを有するピストン本体を形成することを含み、外壁は、前記上側燃焼面から懸架する環状リングベルト領域を含み、さらに、
    前記リングベルト領域にリング溝を形成することと、
    前記リング溝から径方向内方に懸架する油路の第1の部分と、前記第1の部分から前記冷却空洞に径方向内方に上昇する第2の部分とを形成することによって、前記リング溝から前記冷却空洞に連続的に延在する少なくとも1本の油路を形成することと
    前記冷却空洞の底面を通って延在する前記油路を形成することと、
    前記冷却空洞の前記底面から上方に延在する管状部材を有する前記油路の一部分を形成することとを含む、方法。
  12. 前記冷却空洞の前記底面へと延在する座ぐりに前記管状部材を固定することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記底面との一体構造の材料片として形成された突起を通って延在する前記管状部材を形成することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  14. 上側部品を下側部品に固定することによって前記ピストン本体を形成することをさらに含み、前記上側部品および前記下側部品は前記冷却空洞に接し、前記少なくとも1本の油路は、完全に前記下側部品に形成される、請求項11に記載の方法。
  15. 前記ピストン本体を一体構造の材料片として形成することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  16. 前記冷却空洞から前記下冠領域に延在する油ポートを形成することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  17. 前記外壁を通って前記冷却空洞へと延在する貫通孔として前記第2の部分を形成することをさらに含み、前記外壁に隣接して前記貫通孔にプラグを配置することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  18. 前記外壁の外周縁の周りに延在する環状溝として前記第1の部分を形成することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  19. 前記外壁を通って前記冷却空洞へと延在し、前記第1の部分と交差する貫通孔として前記第2の部分を形成することをさらに含む、請求項18に記載の方法。
JP2015523296A 2012-07-20 2013-07-19 油冷通路を有するピストンおよびその構成方法 Expired - Fee Related JP6392221B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261674120P 2012-07-20 2012-07-20
US61/674,120 2012-07-20
PCT/US2013/051383 WO2014015311A1 (en) 2012-07-20 2013-07-19 Piston with oil cooling passage and method of construction thereof

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017194417A Division JP6480535B2 (ja) 2012-07-20 2017-10-04 油冷通路を有するピストンおよびその構成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015526632A JP2015526632A (ja) 2015-09-10
JP6392221B2 true JP6392221B2 (ja) 2018-09-19

Family

ID=48916222

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015523296A Expired - Fee Related JP6392221B2 (ja) 2012-07-20 2013-07-19 油冷通路を有するピストンおよびその構成方法
JP2017194417A Active JP6480535B2 (ja) 2012-07-20 2017-10-04 油冷通路を有するピストンおよびその構成方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017194417A Active JP6480535B2 (ja) 2012-07-20 2017-10-04 油冷通路を有するピストンおよびその構成方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9062768B2 (ja)
EP (1) EP2875229B1 (ja)
JP (2) JP6392221B2 (ja)
KR (1) KR102071262B1 (ja)
CN (1) CN104641095B (ja)
BR (1) BR112015001186A2 (ja)
WO (1) WO2014015311A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012216367A1 (de) * 2011-09-28 2013-03-28 Ks Kolbenschmidt Gmbh Zweiteiliger Stahlkolben für Brennkraftmaschinen
USD792469S1 (en) * 2015-03-26 2017-07-18 Cummins Inc. Combustion bowl
US10690176B2 (en) 2015-04-16 2020-06-23 Ford Global Technologies, Llc System for piston cooling
US9605620B2 (en) 2015-04-16 2017-03-28 Ford Global Technologies, Llc Systems and methods for piston cooling
CN106704020B (zh) * 2015-11-17 2019-08-30 强哲菲 内燃机活塞
DE102016001926A1 (de) * 2016-02-18 2017-08-24 Man Truck & Bus Ag Kolben für eine Hubkolben-Verbrennungskraftmaschine
US10119493B2 (en) 2016-02-29 2018-11-06 Achates Power, Inc. Multi-layered piston crown for opposed-piston engines
US10344706B2 (en) * 2016-03-08 2019-07-09 Tenneco Inc. Galleryless piston with cutout above pin bore
JP6418208B2 (ja) 2016-08-24 2018-11-07 日亜化学工業株式会社 窒化物蛍光体及び発光装置
KR101936468B1 (ko) * 2016-10-11 2019-01-08 현대자동차주식회사 윤활성능 개선을 위한 피스톤 어셈블리
DE102017213896A1 (de) * 2017-08-09 2019-02-14 Volkswagen Aktiengesellschaft Verbrennungsmotor
CN110486181A (zh) * 2017-08-29 2019-11-22 熵零技术逻辑工程院集团股份有限公司 一种内燃机活塞
DE102017219564A1 (de) 2017-11-03 2019-05-09 Federal-Mogul Nürnberg GmbH Kolben für einen Verbrennungsmotor
DE102018214130A1 (de) * 2018-08-21 2020-02-27 Volkswagen Aktiengesellschaft Hubkolbenbrennkraftmaschine und Hubkolben für eine Hubkolbenbrennkraftmaschine
DE102020208998A1 (de) * 2020-07-17 2022-01-20 Mahle International Gmbh Kolben für eine Brennkraftmaschine

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1240421A (en) 1916-09-06 1917-09-18 Sunbeam Motor Car Co Ltd Piston for internal-combustion engines.
US1489180A (en) 1921-06-11 1924-04-01 George A Weidely Piston construction
US1465647A (en) 1922-06-21 1923-08-21 Dorr S Ludlam Piston
US2386117A (en) 1943-12-29 1945-10-02 Rasmus M Hvid Engine piston construction
US2438243A (en) 1944-10-20 1948-03-23 Stanley M Zoromskis Internal-combustion engine piston
DE1191176B (de) 1962-09-08 1965-04-15 Mahle Kg Kolben fuer Brennkraftmaschinen
CH466638A (de) 1966-11-17 1968-12-15 Sulzer Ag Tauchkolben einer Kolbenbrennkraftmaschine
JPS5077605U (ja) * 1973-11-19 1975-07-05
US4026197A (en) 1975-06-02 1977-05-31 Caterpillar Tractor Co. Oil cooled piston rings
US4428330A (en) * 1982-09-08 1984-01-31 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Piston for internal combustion engines
GB8400750D0 (en) 1984-01-12 1984-02-15 Ae Plc Piston
FR2575227B1 (fr) * 1984-12-20 1988-12-23 Semt Piston a structure allegee, notamment pour un moteur a combustion interne
DE3506399A1 (de) 1985-02-23 1986-08-28 Mahle Gmbh, 7000 Stuttgart Tauchkolben fuer verbrennungsmotoren mit schmiernut
FR2594489B1 (fr) 1986-02-14 1989-10-20 Geffroy Robert Segment racleur perfectionne et ensemble a pistons coulissant dans des cylindres, tel que moteur a combustion interne, comportant de tels segments
JPS62138850U (ja) * 1986-02-26 1987-09-01
US4848212A (en) 1986-04-24 1989-07-18 Mazda Motor Corporation Internal combustion engine piston with two compression rings having reduced oil consumption
JPH063263B2 (ja) 1986-07-07 1994-01-12 日本特殊陶業株式会社 ピストンピンとスナツプリングとの潤滑機構
FR2602827B1 (fr) 1986-08-18 1988-11-04 Melchior Jean Piston pour machines alternatives a compression de fluide gazeux et machines equipees de tels pistons
JP2549236Y2 (ja) 1991-05-30 1997-09-30 株式会社タダノ 作業機の操作装置
DE4439582A1 (de) 1994-11-05 1996-05-09 Mahle Gmbh Schmiersystem für den Kolbenbolzen eines Verbrennungsmotors
US5860395A (en) 1997-09-04 1999-01-19 Chrysler Corporation Piston cooling by oil flow from a pocket reservoir and passageway formed in the piston
US6182630B1 (en) * 1998-11-23 2001-02-06 Federal-Mogul World Wide, Inc. Bolted articulated piston
DE10117932A1 (de) 2001-04-10 2002-10-17 Mahle Gmbh Kolben für Verbrennungsmotoren
JP2005036690A (ja) 2003-07-18 2005-02-10 Fuji Heavy Ind Ltd 内燃機関用ピストン
JP2006144700A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Toyota Motor Corp 内燃機関用エンジンのピストン及び内燃機関用エンジンのピストンとピストンリングの組合せ
JP2006194109A (ja) 2005-01-11 2006-07-27 Fuji Heavy Ind Ltd ピストン構造
DE102006027354A1 (de) * 2006-06-13 2007-12-20 Mahle International Gmbh Mehrteiliger gekühlter Kolben für einen Verbrennungsmotor
GB2448523B (en) 2007-04-19 2009-06-17 Transitive Ltd Apparatus and method for handling exception signals in a computing system
JP5151618B2 (ja) 2008-03-31 2013-02-27 マツダ株式会社 ピストン構造
US8065985B2 (en) * 2009-05-04 2011-11-29 Federal-Mogul Corporation Piston having a central cooling gallery with a contoured flange
JP2011038414A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Fuji Heavy Ind Ltd 内燃機関用ピストン
DE102011012686A1 (de) * 2011-03-01 2012-09-06 Mahle International Gmbh Kolben für einen Verbrennungsmotor
DE102011012685A1 (de) * 2011-03-01 2012-09-06 Mahle International Gmbh Kolben für einen Verbrennungsmotor
US10753310B2 (en) * 2012-02-10 2020-08-25 Tenneco Inc. Piston with enhanced cooling gallery

Also Published As

Publication number Publication date
CN104641095B (zh) 2017-05-24
KR102071262B1 (ko) 2020-01-30
JP6480535B2 (ja) 2019-03-13
BR112015001186A2 (pt) 2017-07-04
EP2875229A1 (en) 2015-05-27
JP2015526632A (ja) 2015-09-10
KR20150038176A (ko) 2015-04-08
JP2018025196A (ja) 2018-02-15
CN104641095A (zh) 2015-05-20
US20140020648A1 (en) 2014-01-23
WO2014015311A1 (en) 2014-01-23
US9062768B2 (en) 2015-06-23
EP2875229B1 (en) 2017-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6480535B2 (ja) 油冷通路を有するピストンおよびその構成方法
US10450999B2 (en) Reduced compression height dual gallery piston, piston assembly therewith and methods of construction thereof
JP5039044B2 (ja) 改良された冷却特性を有するピストン
KR20040049308A (ko) 일체형 피스톤
JP2016537551A (ja) 一体型のギャラリなしピストンおよびその構築方法
KR102035364B1 (ko) 기능이 증진된 냉각 갤러리를 지닌 피스톤
US9291088B2 (en) Piston assembly
EP2812552A1 (en) Piston with supplemental cooling gallery and internal combustion engine therewith
WO2012170120A1 (en) Piston with weld hardened ring groove and method of construction thereof
US10240556B2 (en) Piston with cooling gallery cooling insert and method of construction thereof
JP6234943B2 (ja) ピストン、ピストンのための冷却されたピストンリング、およびピストンリングの構成方法
JP6450911B2 (ja) ピストンおよびその作成方法
EP3426904A1 (en) Galleryless piston with cutout above pin bore
EP3250805A1 (en) Piston with cooling gallery cooling insert and method of construction thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6392221

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees