JP6392169B2 - 予約サーバ装置及びプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の情報処理システムに係る一実施形態としての予約代行システムの構成を示している。
本実施形態に係る予約代行システム10は、m個(mは1以上の整数値)の店舗の各オーナをユーザとして、所定ユーザの店舗の顧客による予約の受け付けから当該顧客の来店時の対応までの一連のサービスを当該ユーザに代行して行うものである。
図1に示すように、本実施形態に係る予約代行システム10においては、m個の店舗毎に配置されるECR(efficient consumer response)システム11−1〜11−mと、店舗支援サーバシステム12と、決済サーバ13と、顧客端末14と、がインターネット等のネットワーク21を介して相互に接続されている。
以下、ECRシステム11−1〜11−mを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「ECRシステム11」と単に呼ぶ。また、ECRシステム11と呼んでいる場合には、その構成要素の符号についても、1〜mを省略して説明する。
ECRシステム11は、中継装置31と、n台(nは1以上の整数値)のECR32−1〜32−nと、OES(order entry system)コントローラ33と、o台(oは1以上の整数値)のOES端末34−1〜34−oと、を備える。
以下、ECR32−1〜32−nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「ECR32」と単に呼ぶ。また、ECR32と呼んでいる場合には、その構成要素の符号についても、1〜nを省略して説明する。
以下、OES端末34−1〜34−oを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「OES端末34」と単に呼ぶ。また、OES端末34と呼んでいる場合には、構成要素の符号についても、1〜oを省略して説明する。
例えば、OESコントローラ33は、ECR32から送信される予約情報(仮締め情報)等受信して、OES端末34に送信する。OES端末34は、当該予約情報等を受信すると、表示部に画像として表示させる。店舗の従業員は、OES端末34の表示部を視認して、必要な作業、例えば予約情報により特定される人数分のお通しを用意する等の作業を行う。
また、OES端末34は、顧客の注文を受け付けて登録すると、当該注文の登録情報をOESコントローラ33に送信する。OESコントローラ33は、当該注文の登録情報をECR32に送信する。すると、ECR32は、当該注文の登録情報を厨房の料理人に通知するとともに、ECR32に送信する。ECR32は、当該注文の登録情報に基づいて、当該注文をした顧客の伝票(データ)に、当該注文の内容を追記する。
店舗支援サーバシステム12は、中継装置41と、Pingサーバ42と、店舗支援サーバ43と、を備える。
図2は、本実施形態に係るECR32のハードウェアの構成を示すブロック図である。
出力部57は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部58は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部59は、インターネットを含むネットワーク21を介して他の装置、例えば店舗支援サーバシステム12内の各装置や顧客端末14との間で行う通信を制御する。
図3は、本実施形態に係る店舗支援サーバ43のハードウェアの構成を示すブロック図である。
予約受付処理とは、次のような一連の処理をいう。即ち、店舗支援サーバ43は、顧客端末14から送信された予約情報をECR32へ送信する。予約情報を受信したECR32は、当該予約情報の表示及び印刷を行う。そして、ECR32は、当該予約情報の表示結果を確認して入力された予約可否の入力結果を店舗支援サーバ32に送信する。予約可否の結果を受信した店舗支援サーバ43は、予約番号を発行し顧客端末14に予約番号を送信する一連の流れをいう。
記憶部88の一領域として、予約情報記憶部161及び店舗情報記憶部162が設けられている。なお、予約情報記憶部161及び店舗情報記憶部162が記憶部88の一領域として設けられていることは例示であって、その他例えばリムーバブルメディア101の一領域として設けられるようにしてもよい。
具体的には、図5は、顧客端末14側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。図6は、店舗支援サーバ43側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。図9は、ECR32側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
図10は、顧客端末14と、店舗支援サーバ43と、ECR32と、の相互の処理の関係を示すアローチャートである。
以下、図5、図6及び図9の個々のフローチャートを参照して、顧客端末14側、店舗支援サーバ43側、及びECR32側の相互のそれぞれの予約受付処理について、その順番で個別に説明していくが、各装置間の相互の処理の関係は、図10の対応するステップを参照することで容易に理解することが可能である。
顧客端末14側の予約受付処理は、このようなユーザによる予約情報の入力及び送信の指示を契機として開始され、次のような処理が実行される。
これにより、ユーザは、Eメールの内容を確認することにより、予約が受け付けられたこと及びその予約番号を容易に認識することができる。なお、Eメールの内容は、図9を参照して後述するように、特にこれに限定されず、予約が受け付けられなかったり、エラーであることを通知する内容の場合もある。
このようなステップS13の処理が終了すると、顧客端末14側の予約受付処理が終了する。
即ち、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は、ユーザである店舗のオーナやその従業員等による入力部86の所定の操作により店舗支援サーバ43の電源がオン状態になったことを契機として開始され、その後、何かしらのEメールが顧客端末14に送信されると終了する。その後、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は再度実行される。
顧客端末14からの予約情報が確認できない場合、ステップS31においてNOであると判定されて、処理はステップS31に再び戻される。即ち、顧客端末14からの予約情報が来るまでの間、ステップS31の判定処理が繰り返し実行されて、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は待機状態となる。
この待機状態中に、顧客端末14から予約情報が送信されると(上述のステップS11)、ステップS31においてYESであると判定されて、処理はステップS32に進む。
予約情報記憶部161に記憶されている予約情報は、「店舗ID」、「予約番号」、「予約日」、「開始時刻」、「終了時間」、「予約人数」、「予約アイテム」、「連絡先」、「氏名」を含む。従って、予約情報記憶部161に記憶されている予約情報の構造は、このような関係を示すものであれば足り、特に限定されないが、本実施形態では、図7に示すように、行列構造となっている。
また、本実施形態においては、図7の予約情報は、記憶部88の予約情報記憶部161に記憶しているがこれに限られるものではなく、RAM83やリムーバブルメディア101であってもよい。
店舗情報記憶部162に記憶されている店舗情報は、「店舗ID」、「テーブル数」、「席数」、「予約可能人数」、「営業開始時刻」、「営業終了時刻」、「定休日」、「禁煙テーブル数」を含む。従って、店舗情報記憶部162に記憶されている店舗情報の構造は、このような関係を示すものであれば足り、特に限定されないが、本実施形態では、図8に示すように、行列構造となっている。
また、本実施形態においては、図8の店舗情報は、記憶部88の店舗情報記憶部162に記憶しているがこれに限られるものではなく、ROM82、RAM83又はリムーバブルメディア101であってもよい。
ここで、予約受付可能とは、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「予約日」が店舗情報記憶部162に記憶された店舗情報の「定休日」と重なっていない状態をいう。
また、予約受付可能とは、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「開始時刻」から「終了時刻」において、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「予約人数」が店舗情報記憶部162に記憶された店舗情報の「予約可能人数」を超えていないか、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「予約人数」が店舗情報記憶部162に記憶された店舗情報の「予約可能人数」を超えていない状態をいう。
ステップS36において、予約受付判定部142は、予約受付が不可能である旨を予約情報中継制御部141に通知し、予約情報中継制御部141は、予約は成立しなかった旨を内容とするEメールを通信部89から顧客端末14に送信させる制御を実行する。
この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
ステップS37において、予約情報中継制御部141は、予約情報を通信部89からECR32に送信させる制御を実行する。
ステップS39において、予約可否受信制御部143は、ステップS37の処理でECR32に予約情報が送信されてから一定時間が経過したか否かを判定する。予約情報が送信されてからまだ一定時間が経過していない場合、ステップS39においてNOであると判定されて、処理はステップS38に戻される。即ち、ECR32に予約情報が送信してから一定時間が経過するまでの間、予約可否結果が確認できないと、ステップS38及びステップS39のループ処理が繰り返し実行されて、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は待機状態となる。
ステップS40において、配信制御部145は、予約受付処理が正常に行われなかったことを示す旨を内容のEメールを通信部89から顧客端末14に配信する。
この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
即ち、ECR32は、図7及び図8を参照して後述するように、ステップS37の処理で店舗支援サーバ43から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS61、ステップS62)、受信した予約情報の表示及び印刷を行う(ステップS63)。ECR32は、受信した予約情報に基づいて従業員等により入力された予約可否結果を受け付け(ステップS64)、その予約可否結果の受付結果を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS65)、といった一連の処理を実行したものとする。
ステップS41において、予約可否受信制御部143は、ECR32からの予約可否結果を通信部89に受信させ、予約管理部144に供給する。
ステップS43において、配信制御部145は、予約は不可能である旨を内容とするEメールを、通信部89から顧客端末14に送信させる。
この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
ステップS44において、予約管理部144は、予約番号の発行し記憶する。この場合、予約管理部144は、予約は可能である旨の情報及び発行した予約番号を配信制御部145に供給する。そして、予約管理部144は、発行した予約番号を予約情報と対応付けて予約情報記憶部161に記憶する。
即ち、ECR32側の予約受付処理は、ユーザであるオーナやその従業員等により入力部56が操作されてECR32の電源がオン状態になったことを契機として開始される。
即ち、顧客端末14は、ユーザによる予約情報の入力を受付、予約情報を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS11)。
店舗支援サーバ43から予約情報が確認できない場合、ステップS61においてNOであると判定されて、処理はステップS61に戻される。即ち、店舗支援サーバ43からの予約情報が来るまでの間、ステップS61の判定処理が繰り返し実行されて、ECR32側の予約受付処理は待機状態となる。
即ち、顧客端末14は、ユーザによる予約情報の入力を受付、予約情報を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS11)。
店舗支援サーバ43は、顧客端末14から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS31、ステップS32)、予約情報を保存する(ステップS33)。そして、店舗支援サーバ43は、受信した予約情報と店舗情報とを比較し(ステップS34)、予約受付可能であると判定した場合(ステップS35:YES)には、予約情報を送信してくる(ステップS37)。
ここで、処理の終了の指示は、特に限定されないが、本実施形態ではECR32の電源がオフ状態になることが処理の終了の指示として採用されている。
従って、ECR32の電源がオン状態の場合、ステップS66においてNOであると判定されて、処理はステップS61に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
その後、ECR32の電源がオフ状態になると、ステップS66においてYESであると判定されて、ECR32側の予約受付処理は終了となる。
このように、予約受付処理においては、顧客の予約情報に基づいて予約を受け付け、当該予約に対応する予約番号が顧客端末14に送信される。後日、顧客(即ち、予約者)が予約情報に基づいて店舗に来店した際に、予約情報に基づいて伝票データの作成及び仮締めを行う処理が予約者来店処理である。そこで、以下このような予約者来店処理について説明する。
予約者来店処理とは、次のような一連の処理をいう。即ち、ECR32は、来店した顧客が入力した予約番号を店舗支援サーバへ送信する。予約番号を受け取った店舗支援サーバ43は、当該予約番号が有効予約番号であった場合には、予約番号に対応する予約情報をECR32に送信する。そして、ECR32は送信された予約情報に基づき仮締めを行う一連の流れをいう。
記憶部88の一領域として、予約情報記憶部161が設けられている。
具体的には、図12は、ECR32側の予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。図14は、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
図15は、ECR32と、店舗支援サーバ43と、の相互の処理の関係を示すアローチャートである。
以下、図12及び図14の個々のフローチャートを参照して、ECR32側、店舗支援サーバ43側の相互のそれぞれの予約者来店処理について、その順番で個別に説明していくが、各装置間の相互の処理の関係は、図15の対応するステップを参照することで容易に理解することが可能である。
入力部56を通じて顧客の予約番号が確認できない場合、ステップS81においてNOであると判定されて、処理はステップS81に再び戻される。即ち、入力部56からの予約番号が来るまでの間、ステップS81の判定処理が繰り返し実行されて、ECR32側の予約者来店処理は待機状態となる。
この待機状態中に、入力部56から予約番号が入力されると、ステップS81においてYESであると判定されて、処理はステップS82に進む。
即ち、店舗支援サーバ43は、後述の図14を参照して説明するようにステップS83の処理でECR32から送信した予約番号を確認し受信する(ステップS101、ステップS102)。店舗支援サーバ43は、受信した予約番号は有効予約番号であると判定した場合(ステップS103:YES)、予約番号に対応する予約情報を取得し(ステップS105)、取得した予約情報をECRへ送信する(ステップS106)、といった一連の処理を実行したものとする。
仮締めとは、予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定することをいう。より、具体的には、仮締めとは、仮締め部203は、予約情報に基づいて予約番号毎に人数の確定を行い伝票データを作成し、作成した伝票データを仮締め情報として設定する一連の処理をいう。仮締め情報に含まれる情報は、人数に限られるものではなく、種々の情報に基づいて設定される。
仮締め部203により設定される仮締め情報は、「予約番号」、「人数」、「テーブル番号」、「開始時刻」、「宴会料理タイプ」、「飲み放題タイプ」を含む。従って、仮締め部203により設定される仮締め情報の構造は、このような関係を示すものであれば足り、特に限定されないが、本実施形態では、図13に示すように、行列構造となっている。
このように、予約番号に基づいて一意に決定される予約情報に基づいて仮締め情報が設定されるため、店舗の従業員は、設定された仮締め情報に基づいて人数、テーブル番号、開始時刻又は料理や飲み物の内容が自動的に決定されるため、新規に伝票を作成する際の手間を省くことができる。このように仮締め情報は、予め決められた登録内容に基づき設定登録されてもよい。そして、このように作成された伝票データは、OESコントローラ33により、OES端末34等、店舗内の他の端末に送信される。
ここで、処理の終了の指示は、特に限定されないが、本実施形態ではECR32の電源がオフ状態になることが処理の終了の指示として採用されている。
従って、ECR32の電源がオン状態の場合、ステップS86においてNOであると判定されて、処理はステップS81に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
その後、ECR32の電源がオフ状態になると、ステップS86においてYESであると判定されて、ECR32側の予約者来店処理は終了となる。
即ち、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理は、ユーザであるオーナやその従業員により入力部86が操作されて店舗支援サーバ43の電源がオンになったことを契機として開始される。
即ち、ECR32は、図10を参照して説明したように、予約者である顧客により入力部が操作されて予約番号が確認できた場合(ステップS81:YES)、予約番号を受け付け(ステップS82)、受け付けた予約番号を店舗支援サーバ43へ送信する(ステップS83)。
「有効予約番号」とは、予約番号のうち、図6のステップS44において予約情報記憶部161に記憶された予約番号をいう。
従って、予約番号有効確認部182は、ステップS102において受信した予約番号が予約情報記憶部161に記憶されているか否かを確認し、受信した予約番号が予約情報記憶部161に記憶されている場合には、当該予約番号を有効予約番号であると判定する。受信した予約番号が有効予約番号ではない場合、ステップS103においてNOであると判定され、処理はステップS104に進む。
これに対して、ステップS103において受信した予約番号が有効予約番号である場合、ステップS103においてYESであると判定され、処理はステップS105に進む。この場合、予約番号有効確認部182は、確認した予約番号を予約情報取得部183に供給する。
ここで、処理の終了の指示は、特に限定されないが、本実施形態ではECR32の電源がオフ状態になることが処理の終了の指示として採用されている。
従って、店舗支援サーバ43の電源がオン状態の場合、ステップS107においてNOであると判定されて、処理はステップS101に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
その後、店舗支援サーバ43の電源がオフ状態になると、ステップS107においてYESであると判定されて、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理は終了となる。
店舗支援サーバ43は、予約情報中継制御部141と、予約管理部144と、配信制御部145と、予約情報送信制御部184と、を備える。
予約情報中継制御部141は、顧客端末14から送信されてきた、店舗の予約希望内容を示す予約情報を、中継してECR32に対する送信を制御する。
予約管理部144は、ECR32から、予約情報に対する応答として送信されてきた予約可否結果が、予約可の結果である場合、予約番号を発行し、予約番号と予約情報を対応付けて管理する。
配信制御部145は、予約管理部144により予約情報と対応付けられて管理されている予約番号を顧客端末14に配信する。
予約情報送信制御部184は、顧客が前記店舗に来訪したことに起因してECR32から予約番号が送信されてきた場合、対応付けて管理している予約情報をECR32に送信する制御を実行する。
ECR32は、予約情報出力制御部121と、予約可否送信制御部123と、予約番号受付部201と、仮締め部203と、を備える。
予約情報出力制御部121は、予約前に、ECR32から店舗支援サーバ43を中継して送信されてきた予約情報の出力を制御する。
予約可否送信制御部123は、予約情報に対して決定された予約可否結果をECR32に送信する制御を実行する。
予約番号受付部201は、予約後に、店舗に来訪した顧客により提示された予約番号を受け付け、店舗支援サーバ43に送信する。
仮締め部203は、予約番号受付部201により送信された予約番号に対応して、店舗支援サーバ43から送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する。
この場合、予約情報に含まれる例えば人数に変更がなければ、予約後に店舗に来訪した顧客により予約番号が提示された時点で、予約番号に対応した予約情報に基づいて伝票データが作成され、仮締め情報が設定される。従って、顧客が来店した際に、予め予約した予約情報に基づいて直ちに注文が受けられる状態となる。即ち、予約情報に基づいて、テーブル番号等が含まれた伝票データが作成されるとともに、人数に変更がなければ、人数分のお通し等の仮締め情報も自動的に設定され登録することができる。
従って、予約番号に基づいて自動的に伝票データが作成されるため、顧客が来店した際の従業員の受付処理の短縮を図ることができるとともに、オーダーの間違えを極力防ぐこともでき便宜である。
また、顧客にとっても、来店時に予約番号を提示するだけで、予約時に設定した予約情報に基づいてオーダーができるため便利である。
例えば、本発明は、予約を必要とする情報処理システム一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、レストラン、遊園地、ホテル、電車、飛行機等の予約システムに適用可能である。
また、予約情報送信制御部184は、予約情報記憶部161から取得した予約情報をECR32へ送信しているがこれに限られない。例えば、予約情報送信制御部184は、予約番号が送信されてきた場合とは別に、ECR32からの要求があった場合にはさらに、予約情報をECR32に送信する制御を実行してもよい。
換言すると、図4又は図11の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がECR32又は店舗支援サーバ43に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
[付記1]
店舗に設置される第1の情報処理装置と、前記店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバとから構成される情報処理システムにおいて、
前記サーバは、
前記端末から送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報を、中継して前記第1の情報処理装置に対する送信を制御する予約情報中継制御手段と、
前記第1の情報処理装置から、前記予約情報に対する応答として送信されてきた予約可否結果が、予約可の結果である場合、予約番号を発行し、前記予約番号と前記予約情報を対応付けて管理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報と対応付けられて管理されている前記予約番号を前記端末に配信する配信手段と、
前記顧客が前記店舗に来訪したことに起因して前記第1の情報処理装置から前記予約番号が送信されてきた場合、対応付けて管理している前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約情報送信制御手段と、
を備え、
前記第1の情報処理装置は、
予約前に、前記第1の情報処理装置から前記サーバを中継して送信されてきた前記予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された前記予約可否結果を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
予約後に、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える情報処理システム。
[付記2]
前記サーバの予約情報送信制御手段は、前記予約番号が送信されてきた場合とは別に、前記第1の情報処理装置からの要求があった場合にはさらに、前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する、
付記1に記載の情報処理システム。
[付記3]
前記店舗のオーナが管理する第2の情報処理装置をさらに備え、
前記サーバの予約情報送信制御手段は、前記第2の情報処理装置からの要求があった場合にはさらに、前記予約情報を前記第2の情報処理装置に送信する制御を実行する、
付記1又は2に記載の情報処理システム。
[付記4]
前記第1の情報処理装置から送信された予約可否を前記端末に配信する制御を実行する配信制御部をさらに備える
付記1乃至3の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記5]
前記サーバの前記配信制御部は、前記予約番号を電子メールの形態で前記端末に配信する制御を実行する、
付記4に記載の情報処理システム。
[付記6]
前記第1の情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を印刷により出力させる制御を実行する、
付記1乃至5の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記7]
前記第1の情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を表示出力させる制御を実行する、
付記1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記8]
前記第1の情報処理装置の前記仮締め手段は、予め決められた登録内容を前記仮締め情報として設定する、
付記1乃至7の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記9]
前記第1の情報処理装置は、前記仮締め手段により作成された前記伝票データを、前記店舗内の別の端末に送信させる制御を実行する送信制御手段、
をさらに備える付記1乃至8の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記10]
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置において、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える情報処理装置。
[付記11]
前記情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を印刷により出力させる制御を実行する、
付記10に記載の情報処理装置。
[付記12]
前記情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を表示出力させる制御を実行する、
付記10又は11の何れか1項に記載の情報処理装置。
[付記13]
前記情報処理装置の前記仮締め手段は、予め決められた登録内容を前記仮締め情報として設定する、
付記10乃至12の何れか1項に記載の情報処理装置。
[付記14]
前記情報処理装置は、前記仮締め手段により作成された前記伝票データを、前記店舗内の別の端末に送信させる制御を実行する送信制御手段、
をさらに備える付記10乃至13の何れか1項に記載の情報処理装置。
[付記15]
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置が実行する情報処理方法において、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御ステップと、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御ステップと、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付ステップと、
前記予約番号受付ステップにより送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
[付記16]
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置を制御するコンピュータに、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御機能と、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御機能と、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付機能と、
前記予約番号受付機能の発揮により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め機能と、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
Claims (6)
- 複数の店舗における予約を代行して処理する予約サーバ装置であって、
ユーザ端末からユーザの要望する店舗に対する任意の予約条件を含む予約依頼を受信した際は、前記複数の店舗における個々の店舗施設の店舗設定情報を予め記憶する記憶手段を参照することで、前記予約条件で予約受付可能な施設の店舗か否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で前記予約受付可能な施設の店舗であることを判別した場合には、更に、当該店舗の店舗端末に対して前記予約条件での予約受付が可能か否かの問合せを行い、一方、前記判別手段で前記予約受付可能な施設の店舗ではないことを判別した場合には、前記店舗端末に対する前記問合せを抑制する問合手段と、
前記判別手段で、前記予約受付可能な施設の店舗ではないと判別した場合は、前記ユーザ端末に対して前記予約条件による店舗での利用自体が不可能であることを通知するよう制御し、一方、前記予約受付可能な施設の店舗であると判別した場合は、前記問合手段による問合せの後にあって、前記店舗端末から当該問合わせに対する回答結果を受信し、その回答結果に基づいて前記ユーザ端末に対して前記予約依頼に対する予約可否の結果を通知するよう制御する通知制御手段と、
を具備したことを特徴とする予約サーバ装置。 - 前記記憶手段は、前記各店舗における受入可能人数に関する人数条件、あるいは各店舗における店舗営業日あるいは営業時間に関する営業条件、を前記各店舗における受入可能条件として予め記憶し、
前記判別手段は、前記予約条件に含まれる予約人数が前記人数条件に合致するか否か、あるいは前記予約条件に含まれる予約日あるいは予約時間が前記営業条件に合致するか否か、に基づいて前記予約条件で予約受付可能な施設の店舗を判別する、
ことを特徴とする請求項1に記載の予約サーバ装置。 - 前記店舗端末からの回答結果が前記予約条件での予約受付を許可する回答であれば、前記予約条件の予約情報を、当該予約条件で予約受付が可能な店舗での新規の予約済情報として予約情報記憶手段に記憶するよう制御する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の予約サーバ装置。 - 前記店舗端末から予約情報の確認要求がきた際は、その確認要求のあった予約情報が前記予約情報記憶手段に記憶されているか否かを判別する第2判別手段と、
前記第2判別手段で記憶されていることを判別した際は、前記予約情報記憶手段に記憶されている予約済情報を前記店舗端末に対して送信する送信制御手段と、
を更に具備したことを特徴とする請求項3に記載の予約サーバ装置。 - 前記通知制御手段は、前記ユーザ端末に対して予約受付を許可する通知を行う際は、その予約受付の予約識別情報の通知を行い、当該予約識別情報に対する予約確認の要求がきた際は、その確認要求のあった予約識別情報に対応する予約済情報を回答送信する、
ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の予約サーバ装置。 - 複数の店舗における予約を代行して処理する予約サーバ装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
ユーザ端末からユーザの要望する店舗に対する任意の予約条件を含む予約依頼を受信した際は、前記複数の店舗における個々の店舗施設の店舗設定情報を予め記憶する記憶手段を参照することで、前記予約条件で予約受付可能な施設の店舗か否かを判別する判別手段、
前記判別手段で前記予約受付可能な施設の店舗であることを判別した場合には、更に、当該店舗の店舗端末に対して前記予約条件での予約受付が可能か否かの問合せを行い、一方、前記判別手段で前記予約受付可能な施設の店舗ではないことを判別した場合には、前記店舗端末に対する前記問合せを抑制する問合手段、
前記判別手段で、前記予約受付可能な施設の店舗ではないと判別した場合は、前記ユーザ端末に対して前記予約条件による店舗での利用自体が不可能であることを通知するよう制御し、一方、前記予約受付可能な施設の店舗であると判別した場合は、前記問合手段による問合せの後にあって、前記店舗端末から当該問合わせに対する回答結果を受信し、その回答結果に基づいて前記ユーザ端末に対して前記予約依頼に対する予約可否の結果を通知するよう制御する通知制御手段、
として機能させるようにしたプログラム。
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