JP6391751B2 - 飲料容器用スリーブ - Google Patents

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Description

本発明は、飲料容器用スリーブに関する。
従来の飲料容器用スリーブとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された飲料容器用スリーブは、飲料容器に装着される筒状部材からなる。飲料容器は、紙コップ等の容器本体を有している。筒状部材の上端及び下端は、開放されている。筒状部材は、容器本体の側面形状に合わせて、上端から下端に向かって徐々に径が小さくなるように成形されている。この筒状部材は、容器本体の側面を覆うように着脱可能に装着される。
特開2013−35593号公報
ところで、飲みかけの飲料が入った飲料容器を手から離したいときは、通常、飲料容器を机やテーブル等の水平面上に載置する。しかしながら、飲料容器を載置するのに適した水平面が見つからない場合もある。そのような場合に、壁面等の垂直面に飲料容器を固定することができれば、便利である。この点、従来の飲料容器用スリーブは、飲料容器を垂直面に固定するのには役に立たない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、飲料容器を垂直面に固定するのに役立つ飲料容器用スリーブを提供することを目的とする。
本発明による飲料容器用スリーブは、容器本体を有する飲料容器に装着される飲料容器用スリーブであって、上記容器本体の側面を包囲するように覆う側面被覆部と、上記側面被覆部を垂直面に貼着するための貼着手段と、を備えることを特徴とする。
この飲料容器用スリーブにおいては、側面被覆部を垂直面に貼着する貼着手段が設けられている。この貼着手段を用いて側面被覆部を垂直面に貼着することにより、当該飲料容器用スリーブが装着された飲料容器を垂直面に固定することができる。
本発明によれば、飲料容器を垂直面に固定するのに役立つ飲料容器用スリーブが実現される。
本発明による飲料容器用スリーブの第1実施形態を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿った端面図である。 粘着部材30を示す斜視図である。 図1の飲料容器用スリーブが飲料容器90に装着された様子を示す端面図である。 図1の飲料容器用スリーブの使用方法の一例を説明するための端面図である。 本発明による飲料容器用スリーブの第2実施形態を示す斜視図である。 図6のVII−VII線に沿った端面図である。 図6の飲料容器用スリーブの使用方法の一例を説明するための端面図である。 図6の飲料容器用スリーブの使用方法の一例を説明するための端面図である。 本発明による飲料容器用スリーブの第3実施形態を示す端面図である。 図10の飲料容器用スリーブにおける側面被覆部10の上端を示す平面図である。 図10の飲料容器用スリーブにおいて延出部10aが折り返された状態を示す端面図である。 図10の飲料容器用スリーブの使用方法の一例を説明するための端面図である。 一変形例に係る粘着部材30を示す側面図である。 図14の粘着部材30の効果を説明するための端面図である。 他の変形例に係る粘着部材30を示す平面図である。 図16の粘着部材30の効果を説明するための端面図である。 蓋94を有する飲料容器90の一例を示す正面図である。 変形例に係る飲料容器用スリーブが図18の飲料容器90に装着された様子を示す正面図である。 図19のXX−XX線に沿った切断面の構造を示す図である。 蓋94の変形例を説明するための正面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による飲料容器用スリーブの第1実施形態を示す斜視図である。また、図2は、図1のII−II線に沿った端面図である。飲料容器用スリーブ1は、容器本体を有する飲料容器に装着される飲料容器用スリーブ(飲料容器用装着具)であって、側面被覆部10、底面被覆部20、及び粘着部材30を備えている。容器本体は、例えば、紙コップ(カップ)、プラスチックコップ(カップ)等である。
側面被覆部10は、容器本体の側面を覆う部分である。側面被覆部10は、容器本体の側面の全体を覆うことが好ましい。側面被覆部10は、筒状をしている。側面被覆部10の径は、上端から下端に向かうにつれて次第に小さくなっている。側面被覆部10の上端は、開放されている。側面被覆部10の下端は、後述する底面被覆部20によって閉塞されている。側面被覆部10は、伸縮性を有することが好ましい。詳細には、側面被覆部10は、その周方向及び高さ方向の双方に伸縮性を有することが好ましい。側面被覆部10には、色彩や模様が施されていてもよい。
底面被覆部20は、容器本体の底面を覆う部分である。底面被覆部20は、側面被覆部10と一体に設けられている。具体的には、底面被覆部20は、側面被覆部10の下端に連設されている。底面被覆部20の平面形状は、略円形である。底面被覆部20は、伸縮性を有することが好ましい。底面被覆部20には、後述する粘着部材30を収容する凹部22が設けられている。側面被覆部10及び底面被覆部20の材料としては、例えば、ラテックス(ゴム)、シリコン、ポリウレタン、不織布、厚紙等を用いることができる。
粘着部材30は、側面被覆部10を垂直面に貼着するための貼着手段を構成している。垂直面としては、例えば、壁面、机の天板の側面、電柱の側面等が挙げられる。側面被覆部10は、粘着部材30を介して垂直面に貼着される。粘着部材30は、側面被覆部10と別体に設けられている。粘着部材30は、非使用状態(側面被覆部10が垂直面に貼着されていない状態)のとき、底面被覆部20に取り付けられている。具体的には、粘着部材30は、非使用状態のとき、底面被覆部20の凹部22内に収容されている。このとき、粘着部材30は、凹部22内に隙間なく収容されることが好ましい。また、粘着部材30の全体が凹部22内に収容されることが好ましい。
図3は、粘着部材30を示す斜視図である。粘着部材30は、チップ状をしている。粘着部材30は、垂直面に対する粘着面となる面S1(第1の面)を有している。粘着部材30の面S1は、垂直面に対して粘着性を有する。また、粘着部材30における面S1と反対側の面である面S2(第2の面)は、側面被覆部10に対して粘着性を有する。粘着部材30の材料としては、例えば、ゲル状の粘着材(粘着ゲル)、粘土状の粘着材等を用いることができる。
粘着部材30は、非使用状態のとき、面S1を下側(容器本体92の底面と反対側)に向けて底面被覆部20に取り付けられてもよいし、面S1を上側(容器本体92の底面側)に向けて底面被覆部20に取り付けられてもよい。前者の場合、粘着部材30の面S1には、非粘着性フィルムが剥離可能に貼付されていることが好ましい。後者の場合、粘着部材30の面S2には、非粘着性フィルムが剥離可能に貼付されていることが好ましい。ここで、剥離可能とは、粘着部材30を損傷することなく、粘着部材30から非粘着性フィルムを容易に剥がせるということである。非粘着性フィルムとしては、例えばプラスチックフィルムを用いることができる。
図4は、飲料容器用スリーブ1が飲料容器90に装着された様子を示す端面図である。飲料容器90は、容器本体92を有している。容器本体92には、飲料(図示せず)が入れられる。飲料は、ホットコーヒー等の高温の飲料であってもよいし、アイスコーヒー等の低温の飲料であってもよい。側面被覆部10は、容器本体92の側面を包囲するように覆っている。側面被覆部10は、容器本体92の側面に密着した状態で、当該側面を覆っている。底面被覆部20は、容器本体92の底面に密着した状態で、当該底面を覆っている。
図5を参照しつつ、飲料容器用スリーブ1の使用方法の一例を説明する。まず、粘着部材30を底面被覆部20から取り外す。次に、取り外された粘着部材30の面S2を側面被覆部10に付着させる。続いて、粘着部材30の面S1を垂直面96に付着させる。なお、面S1に非粘着性フィルムが貼付されている場合は、面S1を垂直面96に付着させる前に、非粘着性フィルムを剥がすことになる。これにより、粘着部材30を介して側面被覆部10が垂直面96に貼着される。このように、粘着部材30は、使用状態(側面被覆部10が垂直面に貼着されている状態)のとき、側面被覆部10と垂直面96との間に介在する。
飲料容器用スリーブ1の効果を説明する。飲料容器用スリーブ1においては、側面被覆部10を垂直面96に貼着する貼着手段(粘着部材30)が設けられている。この貼着手段を用いて側面被覆部10を垂直面96に貼着することにより、飲料容器用スリーブ1が装着された飲料容器90を垂直面96に固定することができる。したがって、飲料容器90を垂直面96に固定するのに役立つ飲料容器用スリーブ1が実現されている。
このように飲料容器90を垂直面96に固定することができれば、例えば机上が散らかっている場合や屋外に居る場合のように、飲料が入った飲料容器90を載置するのに適した水平面が見つからない場合であっても、飲料容器90を手から離すことができる。また、飲料容器90を机上に載置した場合には飲料容器90を倒して机上の書類等を飲料で汚してしまうリスクがあるが、飲料容器90を垂直面96に固定した場合、そのようなリスクも回避することができる。
さらに、容器本体92の側面を側面被覆部10で覆うことにより、容器本体92内の飲料に対する保温効果を得ることができる。また、側面被覆部10を介して容器本体92を把持することができるため、容器本体92内に高温(低温)の飲料が入っている場合であっても、手に感じる熱さ(冷たさ)が軽減される。
側面被覆部10が容器本体92の側面の全体を覆う場合、容器本体92内の飲料に対する保温効果を高めることができる。
側面被覆部10は、粘着部材30を介して垂直面96に貼着される。このように側面被覆部10と別体に設けられた粘着部材30を用いることにより、側面被覆部10自体が粘着性を有しない場合であっても、側面被覆部10を垂直面96に貼着することができる。
飲料容器用スリーブ1には、側面被覆部10に加えて底面被覆部20も設けられている。これにより、容器本体92の底面も覆われるため、容器本体92内の飲料に対する保温効果を一層高めることができる。
粘着部材30は、非使用状態のとき、底面被覆部20に取り付けられている。底面被覆部20は、側面被覆部10と異なり、容器本体92を把持するときに手が触れない部分である。それゆえ、粘着部材30を底面被覆部20に取り付けておくことにより、容器本体92を把持するときに粘着部材30が邪魔になりにくいという利点が得られる。
粘着部材30が面S1を下側に向けて底面被覆部20に取り付けられている場合、垂直面96に対する粘着面となる面S1が凹部22に触れるのを防ぐことができる。面S1が凹部22に触れることは、面S1の粘着力が低下する原因となりうる。さらに面S1に非粘着性フィルムが貼付されている場合、面S1に埃等が付着するのを防ぐことができる。面S1に埃等が付着することも、面S1の粘着力が低下する原因となりうる。
粘着部材30が面S1を上側に向けて底面被覆部20に取り付けられている場合、面S1が露出しないため、面S1にフィルム等を貼付しなくても、面S1に埃等が付着するのを防ぐことができる。
底面被覆部20には、粘着部材30を収容する凹部22が設けられている。これにより、底面被覆部20から突出しないように粘着部材30を底面被覆部20に取り付けることが可能となる。このように粘着部材30が底面被覆部20から突出しないようにすることにより、机やテーブル等の水平面上に飲料容器90を安定的に載置することができる。ただし、底面被覆部20に凹部22を設けることは、必須でない。
底面被覆部20が伸縮性を有する場合、容器本体92の底面の大きさが異なる様々な飲料容器90に対して飲料容器用スリーブ1を適合させやすくなる。
側面被覆部10が周方向に伸縮性を有する場合、容器本体92の径が異なる様々な飲料容器90に対して飲料容器用スリーブ1を適合させやすくなる。また、側面被覆部10が高さ方向に伸縮性を有する場合、容器本体92の高さが異なる様々な飲料容器90に対して飲料容器用スリーブ1を適合させやすくなる。
側面被覆部10に色彩や模様が施されている場合、飲料容器用スリーブ1ひいてはそれが装着された飲料容器90の美観を高めることができる。また、独自の色彩や模様を施すことにより、自分の飲料容器90を他人の飲料容器から識別しやすくなる。
(第2実施形態)
図6は、本発明による飲料容器用スリーブの第2実施形態を示す斜視図である。また、図7は、図6のVII−VII線に沿った端面図である。飲料容器用スリーブ2は、飲料容器90に装着される飲料容器用スリーブであって、側面被覆部10、底面被覆部20、及び粘着部材30を備えている。
本実施形態において粘着部材30は、非使用状態のとき、側面被覆部10に取り付けられている。このとき、粘着部材30は、面S1を外側(容器本体92の側面と反対側)に向けて側面被覆部10に取り付けられてもよいし、面S1を内側(容器本体92の側面側)に向けて側面被覆部10に取り付けられてもよい。前者の場合、粘着部材30の面S1には、非粘着性フィルムが剥離可能に貼付されていることが好ましい。後者の場合、粘着部材30の面S2には、非粘着性フィルムが剥離可能に貼付されていることが好ましい。なお、本実施形態においては、底面被覆部20に凹部22は設けられていない。飲料容器用スリーブ2のその他の構成は、飲料容器用スリーブ1と同様である。
本実施形態においても、粘着部材30を介して側面被覆部10が垂直面96に貼着される。かかる使用状態のとき、粘着部材30は、図8に示すように非使用状態のときと同じ位置に取り付けられてもよいし、図9に示すように非使用状態のときとは異なる位置に取り付けられてもよい。
飲料容器用スリーブ2の効果を説明する。粘着部材30は、非使用状態のとき、側面被覆部10に取り付けられている。側面被覆部10は、底面被覆部20と異なり、飲料容器90を水平面に載置するときに当該水平面に触れない部分である。それゆえ、粘着部材30を側面被覆部10に取り付けておくことにより、飲料容器90を水平面に載置したときに粘着部材30が邪魔になりにくいという利点が得られる。
粘着部材30が面S1を外側に向けて側面被覆部10に取り付けられている場合、垂直面96に対する粘着面となる面S1が側面被覆部10に触れるのを防ぐことができる。面S1が側面被覆部10に触れることは、面S1の粘着力が低下する原因となりうる。また、この場合、面S1が予め垂直面96に対向しているため、粘着部材30をひっくり返さなくても、側面被覆部10を垂直面96に貼着することができる。それゆえ、この場合、粘着部材30は、側面被覆部10に対して分離不能に取り付けられていてもよい。ここで、分離不能とは、側面被覆部10又は粘着部材30を損傷しない限り、粘着部材30を側面被覆部10から分離できないということである。このように粘着部材30を側面被覆部10に分離不能に取り付けることにより、使用状態のときに粘着部材30が側面被覆部10から不意に離れてしまう事態を回避することができる。さらに面S1に非粘着性フィルムが貼付されている場合、面S1に埃等が付着するのを防ぐことができる。
粘着部材30が面S1を内側に向けて側面被覆部10に取り付けられている場合、面S1が露出しないため、面S1にフィルム等を貼付しなくても、面S1に埃等が付着するのを防ぐことができる。飲料容器用スリーブ2のその他の効果は、飲料容器用スリーブ1と同様である。
(第3実施形態)
図10は、本発明による飲料容器用スリーブの第3実施形態を示す端面図である。飲料容器用スリーブ3は、飲料容器90に装着される飲料容器用スリーブであって、側面被覆部10、底面被覆部20、及び粘着部材30を備えている。
本実施形態において側面被覆部10の上端の一部は、当該上端の残部よりも上方に延出してなる延出部10aを構成している。図11に示すように、側面被覆部10の上端の残部を含む平面において、延出部10aの両端部と側面被覆部10の中心とを結ぶ2本の線分がなす角度αは、30°≦α≦60°であることが好ましい。
本実施形態においては、複数(具体的には2つ)の粘着部材30が設けられている。複数の粘着部材30の1つである粘着部材30a(第1の粘着部材)は、側面被覆部10の延出部10aに取り付けられている。複数の粘着部材30のもう1つである粘着部材30b(第2の粘着部材)は、側面被覆部10における延出部10a以外の部分に取り付けられている。各粘着部材30a,30bは、面S1を外側に向けて側面被覆部10に取り付けられている。各粘着部材30a,30bは、側面被覆部10に対して分離不能に取り付けられていることが好ましい。粘着部材30aと粘着部材30bとの間には、隙間が設けられている。
側面被覆部10の延出部10aは、図12に示すように、外側に折り返すことが可能である。側面被覆部10における粘着部材30bが取り付けられている部分は、延出部10aを折り返したときに粘着部材30aと重なる部分に一致する。すなわち、粘着部材30bは、側面被覆部10における、延出部10aを折り返したときに粘着部材30aと重なる部分に取り付けられている。それゆえ、延出部10aを折り返すと、粘着部材30aと粘着部材30bとは、面S1どうしが対向するように重なり合う。このとき、粘着部材30aと粘着部材30bとの間に非粘着性フィルムを介在させてもよい。使用状態のとき、側面被覆部10は、図13に示すように、粘着部材30a及び粘着部材30bを介して垂直面96に貼着される。飲料容器用スリーブ3のその他の構成は、飲料容器用スリーブ2と同様である。
飲料容器用スリーブ3の効果を説明する。粘着部材30aは、側面被覆部10の延出部10aに取り付けられている。このため、非使用状態のとき、延出部10aを折り返すことにより、粘着部材30aの面S1が露出しないようにすることができる(図12参照)。
側面被覆部10の上端の周方向について、延出部10aの長さが大きすぎると、延出部10aを折り返しにくくなる。他方、延出部10aの長さが小さすぎると、粘着部材30aを取り付ける領域を充分に確保できなくなってしまう。かかる観点から、上記角度αは、30°≦α≦60°であることが好ましい。
複数の粘着部材30(粘着部材30a,30b)が設けられている。この場合、粘着部材30が1つしか設けられていない場合に比して、垂直面96に対する接触面の面積(粘着部材30aの面S1の面積と粘着部材30bの面S1の面積との和)が大きくなるため、垂直面96に対する飲料容器90の固定を強固にすることができる。ただし、粘着部材30bを設けることは、必須でない。
延出部10aが折り返されていないとき、粘着部材30aと粘着部材30bとの間には、隙間が設けられている。このことは、延出部10aの折返しをスムーズに行うのに有利である。また、非使用状態のとき、水平に張られたワイヤや紐に上記隙間を引っ掛けることにより、飲料容器用スリーブ3を当該ワイヤ等に吊り下げて保管することができる。飲料容器用スリーブ3のその他の効果は、飲料容器用スリーブ2と同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、粘着部材30の厚みが均一である場合を例示した。しかし、粘着部材30の厚みは、図14に示すように、粘着部材30の上端から下端に向かうにつれて次第に大きくなっていてもよい。同図は、粘着部材30を側面から見た図である。粘着部材30の側面形状は、台形である。テーパ状の容器本体92をその底面が水平になるように配置した場合、図15に示すように、容器本体92の側面(側面被覆部10)と垂直面96との隙間は、容器本体92の底面に近づくにつれて大きくなる。この点、図14の粘着部材30は、かかる隙間にフィットさせやすいので、垂直面96に固定された飲料容器90の傾きを小さく抑えることができる。
上記実施形態においては、粘着部材30の面S2が平面状をしている場合を例示した。しかし、面S2は、図16に示すように、凹曲面状をしていてもよい。同図は、粘着部材30を上面から見た図である。このように面S2を凹曲面状にすることにより、図17に示すように、凸曲面状の容器本体92の側面に面S2をフィットさせやすくなる。同図は、水平面に平行な端面を示している。
上記実施形態においては、飲料容器90が容器本体92のみからなる場合を例示した。しかし、飲料容器90は、図18に示すように、容器本体92に加えて、蓋94を有していてもよい。蓋94は、容器本体92に取り付けられている。蓋94は、その縁部94aが容器本体92の縁部に嵌合することにより、容器本体92に対して着脱可能に固定される。蓋94の中央部94bは、盛り上がっている。中央部94bには、飲み口として機能する穴が形成されている。蓋94の材料は、例えばプラスチックである。
この場合、側面被覆部10は、図19及び図20に示すように、容器本体92の側面から蓋94にかけて覆うことが好ましい。図20は、図19のXX−XX線に沿った切断面の構造を示す図である。図20においては、切断面を実線で示すとともに、飲料容器90の構造を簡略化している。また、粘着部材30の図示は、省略されている。側面被覆部10は、容器本体92の側面及び蓋94に密着した状態で、当該側面から蓋94にかけて覆っている。側面被覆部10は、蓋94の縁部94aの上面まで覆っている。詳細には、側面被覆部10は、縁部94aの上面に密着した状態で、当該上面を覆っている。
このように側面被覆部10が容器本体92の側面から蓋94にかけて覆う場合、側面被覆部10によって蓋94が押さえ付けられるため、容器本体92から蓋94が不意に外れる事態が起こりにくくなる。また、側面被覆部10が蓋94の縁部94aの上面まで覆う場合、側面被覆部10によって蓋94を上から押さえ付けることができる。これにより、容器本体92から蓋94が不意に外れる事態が一層起こりにくくなる。なお、蓋94は、図21に示すように、中央部94bが盛り上がっていないタイプのものであってもよい。その場合、中央部94bには、ストローを挿すための十字形の切込みが入っていてもよい。
上記実施形態においては、側面被覆部10が粘着性を有しない場合を例示した。しかし、側面被覆部10の少なくとも一部は、垂直面96に対して粘着性を有していてもよい。側面被覆部10における粘着性を有する部分は、粘着部材30と共に貼着手段を構成する。この場合、側面被覆部10における粘着性を有する部分に粘着部材30の面S2を付着させることにより、側面被覆部10と粘着部材30との間の粘着力を増強させ、ひいては垂直面96に対する飲料容器90の固定を強固にすることができる。特に側面被覆部10の一部のみが粘着性を有する場合、側面被覆部10の残部(粘着性を有しない部分)を手で持つことにより、飲料容器90を把持する際に手がべたつくのを防ぐことができる。
なお、側面被覆部10が粘着性を有する場合、粘着部材30は設けなくてもよい。すなわち、側面被覆部10における粘着性を有する部分が単独で貼着手段を構成してもよい。その場合、側面被覆部10は、自身の粘着力により直接に垂直面96に貼着される。
上記実施形態においては、側面被覆部10に加えて底面被覆部20が設けられた場合を例示した。しかし、底面被覆部20を設けることは必須でない。すなわち、飲料容器用スリーブは、側面被覆部10及び粘着部材30のみ、あるいは側面被覆部10のみからなっていてもよい。
1 飲料容器用スリーブ
2 飲料容器用スリーブ
3 飲料容器用スリーブ
10 側面被覆部
10a 延出部
20 底面被覆部
22 凹部
30 粘着部材(貼着手段)
30a 粘着部材(第1の粘着部材)
30b 粘着部材(第2の粘着部材)
90 飲料容器
92 容器本体
94 蓋
94a 縁部
94b 中央部
96 垂直面

Claims (18)

  1. 容器本体を有する飲料容器に装着される飲料容器用スリーブであって、
    前記容器本体の側面を包囲するように覆う側面被覆部と、
    前記側面被覆部と一体に設けられ、前記容器本体の底面を覆う底面被覆部と、
    前記側面被覆部と別体に設けられ、前記側面被覆部を垂直面に貼着するための貼着手段を構成する粘着部材と、を備え、
    前記粘着部材は、前記垂直面に対する粘着面となる第1の面を有しており、
    前記側面被覆部は、前記粘着部材を介して前記垂直面に貼着され、
    前記粘着部材は、前記側面被覆部が前記垂直面に貼着されていない状態である非使用状態のとき、前記底面被覆部に取り付けられていることを特徴とする飲料容器用スリーブ。
  2. 請求項1に記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記側面被覆部は、前記容器本体の前記側面に密着した状態で、当該側面を覆う飲料容器用スリーブ。
  3. 請求項1又は2に記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記底面被覆部は、前記容器本体の前記底面に密着した状態で、当該底面を覆う飲料容器用スリーブ。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記粘着部材は、前記非使用状態のとき、前記第1の面を下側に向けて前記底面被覆部に取り付けられている飲料容器用スリーブ。
  5. 請求項に記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記粘着部材の前記第1の面には、非粘着性フィルムが剥離可能に貼付されている飲料容器用スリーブ。
  6. 請求項1乃至3の何れかに記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記粘着部材は、前記非使用状態のとき、前記第1の面を上側に向けて前記底面被覆部に取り付けられている飲料容器用スリーブ。
  7. 請求項乃至の何れかに記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記底面被覆部には、前記粘着部材を収容する凹部が設けられている飲料容器用スリーブ。
  8. 請求項乃至の何れかに記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記底面被覆部は、伸縮性を有する飲料容器用スリーブ。
  9. 請求項乃至の何れかに記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記粘着部材の厚みは、当該粘着部材の上端から下端に向かうにつれて次第に大きくなる飲料容器用スリーブ。
  10. 請求項乃至の何れかに記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記粘着部材における前記第1の面と反対側の面である第2の面は、凹曲面状をしている飲料容器用スリーブ。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記側面被覆部は、前記容器本体の前記側面の全体を覆う飲料容器用スリーブ。
  12. 請求項1乃至11の何れかに記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記側面被覆部は、伸縮性を有する飲料容器用スリーブ。
  13. 請求項1乃至12の何れかに記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記側面被覆部の少なくとも一部は、前記垂直面に対して粘着性を有しており、前記粘着部材と共に前記貼着手段を構成している飲料容器用スリーブ。
  14. 請求項13に記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記側面被覆部は、その一部のみが前記垂直面に対して粘着性を有する飲料容器用スリーブ。
  15. 請求項1乃至14の何れかに記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記飲料容器は、前記容器本体に取り付けられた蓋を有しており、
    前記側面被覆部は、前記容器本体の前記側面から前記蓋にかけて覆う飲料容器用スリーブ。
  16. 請求項15に記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記側面被覆部は、前記容器本体の前記側面及び前記蓋に密着した状態で、当該側面から当該蓋にかけて覆う飲料容器用スリーブ。
  17. 請求項15又は16に記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記側面被覆部は、前記蓋の縁部の上面まで覆う飲料容器用スリーブ。
  18. 請求項17に記載の飲料容器用スリーブにおいて、
    前記側面被覆部は、前記上面に密着した状態で、当該上面を覆う飲料容器用スリーブ。
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