JP3115485U - 着脱自在のホルダー付き漏斗 - Google Patents

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Abstract

【課題】漏斗を使用するとき、その漏斗が容器などから倒れたりするのを防ぐために、ホルダーを漏斗に取り付けて、このホルダーで漏斗を容器に固定させることにより漏斗が容器から倒れるのを防止する、着脱自在のホルダー付き漏斗の提供。
【解決手段】適度に硬く弾力性があり容易に破損しないなどの適宜な素材からなり、適宜な長さや大きさと形状からなるホルダーを、固定手段で、漏斗1の側面など適宜な場所に設け、このホルダーを容器などへ粘着させれば、漏斗1が転倒することを防止でき、手などを添える必要もなくなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、漏斗を使用するとき、その漏斗が容器などから倒れたりするのを防ぐために、ホルダーを漏斗に取り付けて、このホルダーで漏斗を容器に固定させることにより漏斗が容器から倒れるのを防止する着脱自在のホルダー付き漏斗、に関するものである。
(従来の技術)
従来漏斗は、図2に示すように円錐台形部分と漏斗足3からなるもので、容器などの口に差し込んで使用するものであった。
容器の口が細かったり又は細く且つ長かったり、あるいは図6に示すように容器の口が割れているような場合には、漏斗自体の安定性を保つため手を添えるなどのことをしていた。
(先願特許)
また、(1)食用油の使用済みペットボトルを使用済み食用油の回収容器として使用できるようにするための、ペットボトル専用の(取り外し式こし網・キャップホールダー・ふた付き)じょうご(特許文献1)、や(2)ペットボトルアダプターを利用しペットボトルに固定させるようにしたじょうご(特許文献2)、などの発明が知られている。
特許出願2000−176157 特許出願2002−249769
(従来の技術の欠点や問題点)
従来漏斗は、図2に示すように円錐台形部分と漏斗足3からなるもので、容器などの口に差し込んで使用するものであった(以後、「容器に差し込む」という)。
容器の口が細かったり又は細く且つ長かったり、あるいは図6に示すように容器の口が割れているような場合には、漏斗自体の安定性を保つため手を添える必要があり、このため片方の手がふさがれてしまい不便であった。
(先願特許の欠点や問題点)
上記「0003」で述べた先願特許は、いずれも漏斗自体が転倒しないようになっており、それなりに有用ではあるが、構造が複雑であること、また転倒防止の保持装置(部分)が例えばペットボトル用などと、特定の形状と大きさの容器にしか使用できないようになっており、いかなる形状と大きさの容器にも対応し使用できるといった汎用性のあるものではない、という欠点がある。
本考案は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
考案を解決するための手段
(本考案の概要)
図1は、本考案の、「着脱自在のホルダー付き漏斗1」の斜視図である。この図からもわかるように、本考案は漏斗1の側面に着脱自在の「ホルダー6」を設けていることを特徴とするものである。
さらにホルダー6自体の長さや大きさも必要に応じて設けることができるので、この「着脱自在のホルダー付き漏斗1」は、いかなる大きさの又いかなる形状の容器にも対応できることを特徴としている。
漏斗1自体もその使い捨て方式を念頭に置けば、当該漏斗1の素材は紙や柔軟なフィルム等の柔らかな素材で形成することにより、使用前には例えば図10に示すように二つに折って保管しておき、使用時には図1に示すように円筒形にして使用する、という使い方ができる。例えば洗剤などの詰め替え用の袋に当該漏斗1を添付しておくのも当該折りたたみ式ホルダー付き漏斗1の使用方法である。
なお、本稿ではホルダー6を漏斗1の側面に左右2個設けることを前提に論を進めるが、装着するホルダー6の数や漏斗1上の装着位置を特定するものではない。
(本考案での上下などの表現基準)
本論において「上(上部)」や「下(下部)」および「左」、「右」などは、特に断らない限り本案の各図面上での位置を基準にして述べるものとする。
(ホルダーの構造と素材と機能:その1)
ホルダー6は漏斗1の側面2に少なくも2個設けることが望ましいが、その数を特定するものではない。図3は、ホルダー6の形状の一例を示す斜視図である。
形状を特定するものではないが、細長い帯状のものが望ましい。素材としては適度に硬く弾力性があり容易に破損しないものであれば、特にその素材を特定するものではない。
また、ホルダー6の長さや大きさなども必要に応じて形成すればよく、こうした長さや大きさを特定するものではない。
上部の接着面9は、漏斗1に接着させる部分である。図3に示すように、接着面9の裏面は接着剤塗布面10となっており、ホルダーは、この部分の接着剤で漏斗1の側面に貼付けられることになる。
なお、本稿ではホルダー6を漏斗1に接着させることを例にして述べているが、ホルダー6の漏斗1への装着方法を特定するものではない。
下方のホルダーノリシロ11の裏面には粘着剤塗布面12を設け、使用前は剥離紙13などでカバーしておく。使用する時は剥離紙13を剥がし、ホルダーリシロ11の部分を容器4の適宜なところに粘着させるのである。こうして漏斗1を安定させ、転倒することを防止するのである。
ここにおいても粘着方式で説明しているが、ホルダー6を容器に固定する方法について特定の方法に限定するものではない。
また、ホルダー6は、図1などに示すように、漏斗1の側面の左右に二枚設ければ十分であると思われる。
(数回に亘って使用する場合のホルダーの構造)
ホルダー6が未使用の時には「0008」で述べたようにホルダーノリシロ11部分の裏面の粘着剤塗布面12を剥離紙13でカバーしておいてもよいが、数回にわたって使用する場合には、例えば以下に示すような方法にしておいた方がよい。(素材などは「0008」で述べたと同じものを使用してもよい。)
図4がその形状の一例を示した斜視図である。ホルダー裏面8をコーティングしておき、ホルダーノリシロ11部分を図4のように上に折り曲げて、粘着剤塗布面12に粘着させておくのである。もちろんホルダー6の両面ともコーティングしておいてもよい。
使用時には、ホルダーノリシロ11部分を粘着剤塗布面12から剥がし、ホルダー6を容器4に貼付けるのである。漏斗1の使用が終わったら、図4に示すようにホルダーノリシロ11部分を再度粘着剤塗布面12に貼付けておくのである。剥離紙13は従って使用しない。
ホルダー裏面8は、粘着剤を数次にわたり貼ったり剥がしたりしても毀損しない素材を用いればコーティングする必要はない。さらには、ホルダー6を数次の貼りはがしで毀損しないフィルム状などのもので作成しすれば、コーティングの必要はない。
(ホルダーの構造と素材と機能:その2)
特にホルダー6の形状であるが、上記「0008」や「0009」で細長い帯状のものが望ましい、としたが、例えば丸いひも状のものでもよく、漏斗側面2などに接着剤などで設けて漏斗1をしっかりと容器4に固定できるものであればよく、その形状を特定するものではない。
また、ホルダーを設ける漏斗1上の場所をも特定するものではない。
(漏斗の素材と製造方法)
漏斗1の素材も特定しない。ただ、使い捨てで詰め替え用の袋に添付して使用する漏斗1を念頭においた場合には、例えば紙やフィルムなどのように折りたためる程度にやわらかく、弾力性があり、しかも液体が漏れないような素材が望ましい。
漏斗1は、図1でいえば上部の円錐台形の部分と漏斗足3とを別々に作り、貼り合せるようにして作ってもよく、金型などを使用して図2のように一体加工して作ってもよい。
図5は、漏斗1の製法の一つの例を示している。即ち、上部の円錐台形部分と下部の漏斗足3部分とを別々に作り、漏斗足3を円錐台形部分に貼りあわせるなどして取り付け、さらに二本のホルダー(右側ホルダー14および左側ホルダー15)を漏斗側面2にそれぞれ貼付けて作る場合の構成斜視図である。またその完成すれば、図1のようになる。
(使用方法)
本考案は以上の構成からなっており、その使用方法は以下のとおりで、一般の容器での使用状況の例を示しているのが図7で、洗剤などの容器にみられる、容器の口(注入口ガイド5)が細く長くかつ開いている(割れている)ものでの使用例が図8である。
なお、図9に示すように漏斗1を折りたたんで保管している場合には、
まず当該漏斗1の円錐台形部分および漏斗足3部分を、円筒形状に戻した後、以下の手順を踏む。
(1)使用方法1:粘着剤塗布面を剥離紙でカバーしている場合
まず漏斗足3を容器4の口(注入口ガイド5)の中に入れ、両方のホルダーの下端の剥離紙を剥がし、容器4の適宜なところに漏斗1が倒れないようにしっかりと貼り付ける。
使用が終わったら、ホルダー6を容器4から剥がし、漏斗1を容器4から抜き取り、使用済みの漏斗1を捨てる。
使い捨て方式にしない場合は、剥がした剥離紙13を再度粘着剤塗布面12に貼り直して粘着剤塗布面をカバーして保管して置く。
次回使用する場合は、上記と同様に剥離紙をはがし、漏斗1が転倒などしないようホルダー6を容器4に粘着させる。
なお、粘着剤塗布面12の粘着力がなくなったら破棄する。
(2)使用方法2:ホルダーノリシロ11部分を折り曲げておく場合
上記「0009]で述べたように、ホルダー6の材質をフィルム状のものなどとした場合、ホルダー裏面8を粘着剤塗布面12に貼付けたり剥がしたりしても、ホルダー6は容易に破損しないので、漏斗1を数次にわたって使用できる。
具体的な使用方法は、まず漏斗足3を容器4の口(注入口ガイド5)の中に入れ、両方のホルダーのホルダーノリシロ11をホルダー6から剥がし、容器4の適宜なところに漏斗1が倒れないようにしっかりと貼り付ける。
使用が終わったら、ホルダー6を容器4から剥がし、ホルダーノリシロ11部分を上に折ってホルダー6を粘着剤塗布面12に貼付けて漏斗1を保管しておく。
次回使用するときは、上記と同じ方法を行う。なお、粘着剤塗布面12の粘着力がなくなったら破棄する。
(3)使用方法3:洗剤などの詰め替え用袋に添付して使用する
洗剤などの詰め替え用の袋による容器4への詰め替え作業においては、その詰め替え中に溶液をこぼすことが多々発生するなど不便なことが多かった。
しかし本考案の漏斗1を詰め替え用袋に添付しておき、詰め替える際にはこの漏斗1を利用すれば、詰め替えも容易に行うことができ、溶液をこぼすこともなくなる。漏斗1は、図9に示すように二つに折りたたんだ状態で、詰め替え用袋に添付しておく。
使用に当たっては、
詰め替え用袋から漏斗1を剥ぎ取り、
二つに折ってあった漏斗1を漏斗状の円筒形に戻し、
漏斗1を容器4に挿入し、両方の左右のホルダー14・15を漏斗が転倒しないように容器4にしっかりと貼付ける。
その後、詰め替え用袋の口をあけ、溶液を漏斗1を使って容器4へ詰め替える。
使用後は漏斗1は破棄する。
なお、詰め替え用袋に添付する場合には、使い捨て型にしておくことが望まれる。
考案の効果
(従来の問題点)
従来漏斗は、図2に示すように円錐台形部分と漏斗足3からなるもので、容器などに差し込んで使用するものであった。
容器の口が細かったり又は細く且つ長かったり、あるいは図6に示すように容器の口が割れているような場合には、漏斗自体の安定性を保つため手を添える必要があり、このため片方の手がふさがれてしまい不便であった。
洗剤などに関してはその容器は図7に示すような形状のものが多用されている。その特徴は、注入口が細く、また空気あなとして注入口のガイド5部分が開いている(割れている)形状のものが多く、さらに注入口は細い構造になっている。
注入口ガイド5が開いている(割れている)ため、漏斗1の円筒部分である漏斗足3が固定されず、詰め替えなどの作業中に漏斗1自体が倒れやすく、これを防ぐために漏斗1を手で保持しておかなければならない、などの不便さがあったなど、従来の欠点や問題点は「0004」に詳述したとおりである。
(先願特許の欠点や問題点)
上記「0003」で述べた先願特許は、いずれも漏斗自体が転倒しないようになっており、それなりに有用ではあるが、構造が複雑であること、また転倒防止の保持装置(部分)が例えばペットボトル用などと、特定の形状と大きさの容器にしか使用できないようになっており、いかなる形状と大きさの容器にも使用できるといった汎用性のあるものではない、という欠点と問題点については「0005」で述べたとおりである。
(解決策とメリット)
本考案の漏斗1には、着脱自在のホルダー6が設けられている。使用する場合には漏斗1の漏斗足3部分を容器4に挿入した後、ホルダー6を容器4に粘着させることにより、漏斗1はあたかも容器4に固定されたかのごとくなり、手で支えなくとも漏斗1が転倒したりすることはない。
ホルダー6の長さや大きさなどは自在に決めることが出来るので、漏斗自体あるいは容器自体の大きさや形状をも選ぶことなく、いかなる形状の漏斗1や容器4にも対応することができる。
また、使い捨て方式でも複数回の使用に耐えるものなど、種々の使い方にも必要に応じ自在に対応することができる。
このような着脱自在のホルダー付き漏斗1は、例えば洗剤などの詰め替え用の容器(袋状のものが多い)に添付するようにしておけば、前もって漏斗1を購入して常備しておく必要もなく、使用後は破棄してしまう、いわゆる使い捨て型にしておくことも可能である。
使用法は「0012」に記載したとおりである。
(本考案の概要)
図1は、本考案の、「着脱自在のホルダー付き漏斗1」の斜視図である。この図からもわかるように、本考案は漏斗1の側面に着脱自在の「ホルダー6」を設けていることを特徴とするものである。
さらにホルダー6自体の長さや大きさも必要に応じて設けることができるので、この「着脱自在のホルダー付き漏斗1」は、いかなる大きさの又いかなる形状の容器にも対応できることを特徴としている。
漏斗1自体もその使い捨て方式を念頭に置けば、当該漏斗1の素材は紙や柔軟なフィルム等の柔らかな素材で形成することにより、使用前には例えば図10に示すように二つに折って保管しておき、使用時には図1に示すように円筒形にして使用する、という使い方ができる。例えば洗剤などの詰め替え用の袋に当該漏斗1を添付しておくのも当該折りたたみ式ホルダー付き漏斗1の使用方法である。
なお、本稿ではホルダー6を漏斗1の側面に左右2個設けることを前提に論を進めるが、装着するホルダー6の数や漏斗1上の装着位置を特定するものではない。
(本考案での上下などの表現基準)
本論において「上(上部)」や「下(下部)」および「左」、「右」などは、特に断らない限り本案の各図面上での位置を基準にして述べるものとする。
(ホルダーの構造と素材と機能:その1)
ホルダー6は漏斗1の側面2に少なくも2個設けることが望ましいが、その数を特定するものではない。図3は、ホルダー6の形状の一例を示す斜視図である。
形状を特定するものではないが、細長い帯状のものが望ましい。素材としては適度に硬く弾力性があり容易に破損しないものであれば、特にその素材を特定するものではない。
また、ホルダー6の長さや大きさなども必要に応じて形成すればよく、こうした長さや大きさを特定するものではない。
上部の接着面9は、漏斗1に接着させる部分である。図3に示すように、接着面9の裏面は接着剤塗布面10となっており、ホルダーは、この部分の接着剤で漏斗1の側面に貼付けられることになる。
なお、本稿ではホルダー6を漏斗1に接着させることを例にして述べているが、ホルダー6の漏斗1への装着方法を特定するものではない。
下方のホルダーノリシロ11の裏面には粘着剤塗布面12を設け、使用前は剥離紙13などでカバーしておく。使用する時は剥離紙13を剥がし、ホルダーリシロ11の部分を容器4の適宜なところに粘着させるのである。こうして漏斗1を安定させ、転倒することを防止するのである。
ここにおいても粘着方式で説明しているが、ホルダー6を容器に固定する方法について特定の方法に限定するものではない。
また、ホルダー6は、図1などに示すように、漏斗1の側面の左右に二枚設ければ十分であると思われる。
(数回に亘って使用する場合のホルダーの構造)
ホルダー6が未使用の時には「0018」で述べたようにホルダーノリシロ11部分の裏面の粘着剤塗布面12を剥離紙13でカバーしておいてもよいが、数回にわたって使用する場合には、例えば以下に示すような方法にしておいた方がよい。(素材などは「0018」で述べたと同じものを使用してもよい。)
図4がその形状の一例を示した斜視図である。ホルダー裏面8をコーティングしておき、ホルダーノリシロ11部分を図4のように上に折り曲げて、粘着剤塗布面12に粘着させておくのである。もちろんホルダー6の両面ともコーティングしておいてもよい。
使用時には、ホルダーノリシロ11部分を粘着剤塗布面12から剥がし、ホルダー6を容器4に貼付けるのである。漏斗1の使用が終わったら、図4に示すようにホルダーノリシロ11部分を再度粘着剤塗布面12に貼付けておくのである。剥離紙13は従って使用しない。
ホルダー裏面8は、粘着剤を数次にわたり貼ったり剥がしたりしても毀損しない素材を用いればコーティングする必要はない。さらには、ホルダー6を数次の貼りはがしで毀損しないフィルム状などのもので作成しすれば、コーティングの必要はない。
(ホルダーの構造と素材と機能:その2)
特にホルダー6の形状であるが、上記「0018」や「0019」で細長い帯状のものが望ましい、としたが、例えば丸いひも状のものでもよく、漏斗側面2などに接着剤などで設けて漏斗1をしっかりと容器4に固定できるものであればよく、その形状を特定するものではない。
また、ホルダーを設ける漏斗1上の場所をも特定するものではない。
(漏斗の素材と製造方法)
漏斗1の素材も特定しない。ただ、使い捨てで詰め替え用の袋に添付して使用する漏斗1を念頭においた場合には、例えば紙やフィルムなどのように折りたためる程度にやわらかく、弾力性があり、しかも液体が漏れないような素材が望ましい。
漏斗1は、図1でいえば上部の円錐台形の部分と漏斗足3とを別々に作り、貼り合せるようにして作ってもよく、金型などを使用して図2のように一体加工して作ってもよい。
図5は、漏斗1の製法の一つの例を示している。即ち、上部の円錐台形部分と下部の漏斗足3部分とを別々に作り、漏斗足3を円錐台形部分に貼りあわせるなどして取り付け、さらに二本のホルダー(右側ホルダー14および左側ホルダー15)を漏斗側面2にそれぞれ貼付けて作る場合の構成斜視図である。またその完成すれば、図1のようになる。
(使用方法)
本考案は以上の構成からなっており、その使用方法は以下のとおりで、一般の容器での使用状況の例を示しているのが図7で、洗剤などの容器にみられる、容器の口(注入口ガイド5)が細く長くかつ開いている(割れている)ものでの使用例が図8である。
なお、図9に示すように漏斗1を折りたたんで保管している場合には、
まず当該漏斗1の円錐台形部分および漏斗足3部分を、円筒形状に戻した後、以下の手順を踏む。
(1)使用方法1:粘着剤塗布面を剥離紙でカバーしている場合
まず漏斗足3を容器4の口(注入口ガイド5)の中に入れ、両方のホルダーの下端の剥離紙を剥がし、容器4の適宜なところに漏斗1が倒れないようにしっかりと貼り付ける。
使用が終わったら、ホルダー6を容器4から剥がし、漏斗1を容器4から抜き取り、使用済みの漏斗1を捨てる。
使い捨て方式にしない場合は、剥がした剥離紙13を再度粘着剤塗布面12に貼り直して粘着剤塗布面をカバーして保管して置く。
次回使用する場合は、上記と同様に剥離紙をはがし、漏斗1が転倒などしないようホルダー6を容器4に粘着させる。
なお、粘着剤塗布面12の粘着力がなくなったら破棄する。
(2)使用方法2.ホルダーノリシロ11部分を折り曲げておく場合
上記「0019」で述べたように、ホルダー6の材質をフィルム状のものなどとした場合、ホルダー裏面8を粘着剤塗布面12に貼付けたり剥がしたりしても、ホルダー6は容易に破損しないので、漏斗1を数次にわたって使用できる。
具体的な使用方法は、まず漏斗足3を容器4の口(注入口ガイド5)の中に入れ、両方のホルダーのホルダーノリシロ11をホルダー6から剥がし、容器4の適宜なところに漏斗1が倒れないようにしっかりと貼り付ける。
使用が終わったら、ホルダー6を容器4から剥がし、ホルダーノリシロ11部分を上に折ってホルダー6を粘着剤塗布面12に貼付けて漏斗1を保管しておく。
次回使用するときは、上記と同じ方法を行う。なお、粘着剤塗布面12の粘着力がなくなったら破棄する。
(3)使用方法3:洗剤などの詰め替え用袋に添付して使用する
洗剤などの詰め替え用の袋による容器4への詰め替え作業においては、その詰め替え中に溶液をこぼすことが多々発生するなど不便なことが多かった。
しかし本考案の漏斗1を詰め替え用袋に添付しておき、詰め替える際にはこの漏斗1を利用すれば、詰め替えも容易に行うことができ、溶液をこぼすこともなくなる。漏斗1は、図9に示すように二つに折りたたんだ状態で、詰め替え用袋に添付しておく。
使用に当たっては、
詰め替え用袋から漏斗1を剥ぎ取り、
二つに折ってあった漏斗1を漏斗状の円筒形に戻し、
漏斗1を容器4に挿入し、両方の左右のホルダー14・15を漏斗が転倒しないように容器4にしっかりと貼付ける。
その後、詰め替え用袋の口をあけ、溶液を漏斗1を使って容器4へ詰め替える。
使用後は漏斗1は破棄する。
なお、詰め替え用袋に添付する場合には、使い捨て型にしておくことが望まれる。
ホルダー付き漏斗の斜視図 従来の漏斗正面断面図漏斗の構成斜視図 ホルダーの構成を示す斜視図 別の形のホルダーの一例を示す斜視図 漏斗を円錐台形部分と漏斗足部分とに分けて製造する場合の構成斜視図 洗剤などの容器の一例を示す斜視図 一般の容器に本考案の漏斗を装着した斜視図 洗剤などの容器に本考案の漏斗を装着した斜視図 漏斗を二つに折りたたんだ状態を示す正面図
符号の説明
1 漏斗 9 接着面
2 漏斗側面 10 接着剤塗布面
3 漏斗足 11 ホルダーノリシロ
4 容器 12 粘着剤塗布面
5 注入口ガイド 13 剥離紙
6 ホルダー 14 右側ホルダー
7 ホルダー表面 15 左側ホルダー
8 ホルダー裏面 16 漏斗足ノリシロ

Claims (2)

  1. 適度に硬く弾力性があり容易に破損しない素材からなるホルダー6を固定手段で漏斗に設け、前記ホルダー6を容器などへ着脱自在となるようにした、
    着脱自在のホルダー付き漏斗。
  2. 前記漏斗を折りたためる構造にした、請求項1記載の、
    着脱自在のホルダー付き漏斗
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0634355U (ja) * 1992-10-02 1994-05-06 株式会社ナカヨ通信機 防水形電話機
CN101167635A (zh) * 2007-11-16 2008-04-30 邵志成 水壶漏斗弹起装置及其煮饮料水壶
JP2019193757A (ja) * 2018-05-04 2019-11-07 藤田 秀雄 コーヒーつくり器

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