JP4253240B2 - 包装ウエットティッシュ及びウエットティッシュ供給キット - Google Patents

包装ウエットティッシュ及びウエットティッシュ供給キット Download PDF

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Description

本発明は、包装袋を密封する目的でシール部材が付いている包装ウエットティッシュのシール部材に加工を施すことにより、使用の度にシール部材を剥離しなくとも内部のウエットティッシュを一枚ずつ容易に取り出せる機能をもたせた包装ウエットティッシュに関する。
従来の包装ウエットティッシュは、大別して二つのタイプに分けることができる。一つは、ポケットティッシュのように持ち運び可能に構成された携帯用タイプであり、もう一つは、据え置きタイプであり、据え置きタイプの中には詰替用に対応できるものもある。
まず、図1を参照しながら従来の携帯用タイプの構成を簡単に説明すると、包装ウエットティッシュ1は、ウエットティッシュ包装袋2内にウエットティッシュペーパー(積層体)3が内包された構成を採っている。このウエットティッシュ包装袋2の上面には、破断線4が形成されており、未使用の状態では、この破断線4を覆うようにシール部材5がウエットティッシュ包装袋2に再剥離可能に貼着している。そして、使用の際には、このシール部材5をウエットティッシュ包装袋2から引き剥がすことにより、破断線4により囲まれた包装袋部分6がシール部材5の裏側に設けられた粘着剤層に貼着し、結果として、ウエットティッシュ包装袋2に開口部4’が形成される。このようにして形成された開口部4’を介して、ウエットティッシュを内部から取り出すことが可能となり、そして、使用後は、再びシール部材5をウエットティッシュ包装袋2に貼着することにより、次回使用するまでの間に内部が乾燥することを防止している。
次に、図2を参照しながら従来の詰替用タイプの構成を簡単に説明すると、詰替用の包装ウエットティッシュ11の基本的な構成は、前記携帯用タイプと略同一である。即ち、未使用の状態では、包装ウエットティッシュ11の上面にシール部材12が貼着されている。そして、使用可能状態にするには、このシール部材12を包装ウエットティッシュ11から剥離することで開口部(図示せず)が形成される。但し、包装ウエットティッシュ11は、開閉蓋13aを有する密閉系の収納容器13内に収納されているため、包装ウエットティッシュ11の開口部が開いたままでも、この蓋13aが閉じた状態では密封状態に保たれることになる。そして、使用の際には、この蓋13aを開けることにより形成される開口部13bを通じて、包装ウエットティッシュ11の内部からウエットティッシュを取り出すことになる。したがって、このタイプでは、前記の携帯用タイプと異なり、一旦剥離したシール部材12は、再貼着する必要は無い。
ところで、このような構成を採る従来の包装ウエットティッシュには、次に述べるような問題点が在る。まず、従来の携帯用タイプにおいては、前記のように、使用の度にシール部材5を剥離し、また使用後には再貼着する必要がある。使用の度のこのような操作の繰り返しは大変面倒である。そのため、赤ちゃんのおしり拭きなどで使用されているような詰替用タイプでは、シール蓋を完全に剥離した上で、据え置きタイプの容器に入れて使用する。しかしながら、シール蓋を完全に剥離してしまうと容器に大きな開口部が生じるために、内容物が容易に乾燥してしまう。ここで、開口部4’の開口面積を小さくすれば有意な程度水分の蒸発を抑制することができるが、そのような開口面積とした場合には、内部のウエットティッシュの最初の引き出しができず、このような構成を採ることはできないのが実情である。
また、詰替用タイプにおいては、使用後に開閉蓋13aを十分に閉じなかった場合又は閉め忘れた場合に、短時間でウエットティッシュ袋の内容物が乾燥してしまうという問題がある。この場合も、前記従来の携帯用タイプと同じく、ウエットティッシュ11の開口部の開口面積を小さくすれば有意な程度水分の蒸発を抑制できるが、内部のウエットティッシュの最初の引き出しができず、このような構成は採れないのである。
特開平7−223688号公報
そこで、本発明は、従来のウエットティッシュ包材のシール蓋部に僅かな加工を施すだけで、毎回のシールの開け閉めの面倒がなくなり、包材内部のウエットティッシュの乾燥を抑制することができる手段を提供することを目的とする。
本発明(1)は、開口部形状の破断線からなる開口形成予定部(100a)が形成されている気密性の軟質包装材料用の包装袋(100)中に積層した又は捲回したウエットティッシュペーパー(200)を収納した包装袋(100)と、該破断線を覆うように接着された再貼着可能なシール部材(300)とからなる包装ウエットティッシュ(A)であって、該シール部材(300)を剥離することにより、該包装袋(100)の該開口形成予定部(100a)に対応する部分の包装袋部分(100b)がシール部材(300)側に貼着することで、該包装袋(100)に第一の開口部(100c)が形成され、また、シール部材(300)に貼着した該包装袋部分(100b)を該シール部材(300)から剥離除去することにより、該シール部材(300)にも、第一の開口部(100c)よりも小さい第二の開口部(300a)が形成されるように構成された包装ウエットティッシュ(A)である。
本発明(2)は、該第二の開口部(300a)は、そこを介して取り出し口部材(400)が該シール部材(300)に装着可能なように構成されており、ここで、該取り出し口部材(400)は、ウエットティッシュ(200a)の先頭部(200a−1)を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュ(200a)を使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有する取り出し口(開口部405)を有している、前記発明(1)の包装ウエットティッシュ(A)である。
本発明(3)は、該包装ウエットティッシュ(A)は、自己の形状を保持することのできる収納容器(510,520)に収納可能であり、ここで、該収納容器(510,520)は、第三の開口部(513,523)とそれを覆う開閉蓋(512,522)とを有しており(例えば、上面や側面に)、かつ、該第三の開口部(513,523)は、そこを介して該取り出し口部材(400)が該収納容器(510,520)に装着可能(例えば懸垂状に)なように構成されている、前記発明(2)の包装ウエットティッシュ(A)である。
本発明(4)は、該取り出し口部材が、該取り出し口部材(461)と一体化した、該取り出し口を覆って密閉することができる蓋部材(462)、又は、該取り出し口部材(400)に着脱可能な、該取り出し口を覆って密閉することができる蓋部材(450)を更に有する、前記発明(2)の包装ウエットティッシュ(A)である。
本発明(5)は、該第二の開口部(300a)は、当初から該シール部材(310)に形成されているか、又は、開口部形状の破断線からなる開口形成予定部(300b)が該シール部材(300)に形成されており、使用の際に該シール部材(300,310)に貼着した該包装袋部分(100b)を剥離除去することにより、該シール部材(100b)に該第二の開口部(300a)が形成されるように構成されている、前記発明(1)〜(4)のいずれか一つの包装ウエットティッシュ(A)である。
本発明(6)は、開口部形状の破断線からなる開口形成予定部(100a)が形成されている気密性の軟質包装材料用の包装袋(100)中に積層した又は捲回したウエットティッシュペーパー(200)を収納した包装袋(100)と、該破断線を覆うように接着された再貼着可能なシール部材(300)とからなる包装ウエットティッシュ(A)であって、該シール部材(300)を剥離することにより、該包装袋(100)の該開口形成予定部(100a)に対応する部分の包装袋部分(100b)がシール部材(300)側に貼着することで、該包装袋(100)に第一の開口部(100c)が形成され、また、シール部材(300)に貼着した該包装袋部分(100b)を該シール部材(300)から剥離除去することにより、該シール部材(300)にも、第一の開口部(100c)よりも小さい第二の開口部(300a)が形成されるように構成された包装ウエットティッシュ(A)と、
ウエットティッシュ(200a)の先頭部(200a−1)を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュを使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有している取り出し口(開口部405)を有する、該第二の開口部(300a)を介して該シール部材(300)に装着可能なように構成されている該取り出し口部材(400,460)と、
から構成されているウエットティッシュ供給キット(B−1,B−2,B−3)である。ここで、該包装袋(100)内のウエットティッシュ(200)を使用可能にセットするには、例えば、該包装袋(100)から該シール部材(300)を剥離して該第一の開口部(100c)を該包装袋(100)に形成させ、次いで、該シール部材(300)に貼着した該包装袋部分(100b)を剥離除去することにより、該シール部材(300)に該第二の開口部(300a)を形成させ、次いで、〔1〕該取り出し口部材(400,460)を該第二の開口部(300a)に取り付けた後、該第一の開口部(100c)を介して該包装袋(100)から引き出したウエットティッシュペーパー(200a)の先頭部(200a−1)を該取り出し口部材(400,460)に挿入することにより、該取り出し口(開口部405)から該先頭部(200a−1)を突出させ、次いで、該シール部材(300)を剥離前の位置と略同一に包装袋(100)に再貼着するか、〔2〕該第一の開口部(100c)を介して該包装袋(100)から引き出したウエットティッシュペーパー(200a)の先頭部(200a−1)を該取り出し口部材(400,460)に挿入することにより、該取り出し口(開口部405)から該先頭部(200a−1)を突出させた後、該取り出し口部材(400,460)を該第二の開口部(300a)に取り付け、次いで、該シール部材(300)を剥離前の位置と略同一に包装袋(100)に再貼着するか、〔3〕該第二の開口部(300a)からウエットティッシュペーパー(200a)の先頭部(200a−1)が突出した状態で、該シール部材(300)を該包装袋(100)に再貼着し、次いで、該先頭部(200a−1)を取り出し口部材(410,420,430)に挿入することにより、該取り出し口(図12では図示せず)から該先頭部(200a−1)を突出させた後、該取り出し口部材(410,420,430)を該第二の開口部に螺嵌させる、等々の方法が採用され得る。
本発明(7)は、該取り出し口部材が、該取り出し口部材(461)と一体化した、該取り出し口を覆って密閉することができる蓋部材(462)、又は、該取り出し口部材(400)に着脱可能な、該取り出し口を覆って密閉することができる蓋部材(450)を更に有する、前記発明(6)のウエットティッシュ供給キット(B−3,B−2)である。
本発明(8)は、該取り出し口部材(400)の外周面には、該第二の開口部(300a)の周縁部と嵌合可能な嵌合受部(402)が形成されている、前記発明(6)〜(7)のいずれか一つのウエットティッシュ供給キット(B−1,B−2,B−3)である。尚、本特許請求の範囲及び本明細書において「嵌合」とは、螺嵌も包含する概念である。
本発明(9)は、該取り出し口部材(410,420,430)はネジ部(413,424,433)を有しており、該シール部材(300)に該取り出し口部材(410,420,430)を取り付ける際には、該ネジ部(413,424,433)を該第二の開口部(300a)に挿入し締付方向に回転させることにより、該第二の開口部(300a)の周縁部に該嵌合受け部(412,423,434)が装着するよう構成されている、前記発明(6)〜(8)のいずれか一つのウエットティッシュ供給キット(B−1,B−2,B−3)である。
本発明(10)は、該取り出し口部材が、切り込み(442)を有しているか又は分割し得る構造を採っている、前記発明(6)〜(9)のいずれか一つのウエットティッシュ供給キット(B−1,B−2,B−3)である。
本発明(11)は、開口部形状の破断線からなる開口形成予定部(100a)が形成されている気密性の軟質包装材料用の包装袋(100)中に積層した又は捲回したウエットティッシュペーパー(200)を収納した包装袋(100)と、該破断線を覆うように接着された再貼着可能なシール部材(300)とからなる包装ウエットティッシュ(A)であって、該シール部材(300)を剥離することにより、該包装袋(100)の該開口形成予定部(100a)に対応する部分の包装袋部分(100b)がシール部材(300)側に貼着することで、該包装袋(100)に第一の開口部(100c)が形成され、また、シール部材(300)に貼着した該包装袋部分(100b)を該シール部材(300)から剥離除去することにより、該シール部材(300)にも、第一の開口部(100c)よりも小さい第二の開口部(300a)が形成されるように構成された包装ウエットティッシュ(A)と、
場合により、ウエットティッシュ(200a)の先頭部(200a−1)を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュを使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有している取り出し口(開口部405)を有する、該第二の開口部(300a)を介して該シール部材(300)に装着可能なように構成されている該取り出し口部材(400)と、
第三の開口部(503,513,523)とそれを覆う開閉蓋(502,512,522)とを有している収納容器(500,510,520)であって、該第三の開口部(503,513,523)が、そこを介して、該第二の開口部(300a)より又は該取り出し口部材(400)の該取り出し口(開口部405)より突出したウエットティッシュ(200)の該先頭部(200a−1)を引出し可能に構成されている、自己の形状を保持することのできる収納容器(500,510,520)と、
から構成されているウエットティッシュ供給キット(C−1,C−2,C−3)である。ここで、該包装袋(100)内のウエットティッシュ(200)を使用可能にセットするには、例えば、該包装袋(100)から該シール部材(300)を剥離して該第一の開口部(100c)を該包装袋(100)に形成させ、次いで、該シール部材(300)に貼着した該包装袋部分(100b)を剥離除去することにより、該シール部材(300)に該第二の開口部(300a)を形成させ、次いで、〔1〕該第一の開口部(100c)を介して該包装袋(100)から引き出したウエットティッシュペーパー(200a)の先頭部(200a−1)を該第二の開口部(300a)に挿入することにより、該第二の開口部(300a)から該先頭部(200a−1)を突出させ、次いで、該シール部材(300)を剥離前の位置と略同一に包装袋(100)に再貼着するか、〔2〕取り出し口部材(400)を用いる場合には、該取り出し口部材(400)を該第二の開口部(300a)に取り付けた後、該第一の開口部(100c)を介して該包装袋(100)から引き出したウエットティッシュペーパー(200a)の先頭部(200a−1)を該取り出し口部材(400)を挿入することにより、該取り出し口(開口部405)から該先頭部(200a−1)を突出させ、次いで、該シール部材(300)を剥離前の位置と略同一に包装袋(100)に再貼着するか、〔3〕該第一の開口部(100c)を介して該包装袋(100)から引き出したウエットティッシュペーパー(200a)の先頭部(200a−1)を該取り出し口部材(400)に挿入することにより、該取り出し口(開口部405)から該先頭部(200a−1)を突出させた後、該取り出し口部材(400)を該第二の開口部(300a)に取り付け、次いで、該シール部材(300)を剥離前の位置と略同一に包装袋(100)に再貼着するか、〔4〕該第二の開口部(300a)からウエットティッシュペーパー(200a)の先頭部(200a−1)が突出した状態で、該シール部材(300)を該包装袋(100)に再貼着し、次いで、該先頭部(200a−1)を取り出し口部材(410,420,430)に挿入することにより、該取り出し口(図12では図示せず)から該先頭部(200a−1)を突出させた後、該取り出し口部材(410,420,430)を該第二の開口部に螺嵌させる、等々の方法が採用され得る。
本発明(12)は、該取り出し口部材(400)の外周面には、該第二の開口部(300a)の周縁部と嵌合可能な嵌合受部(402)が形成されている、前記発明(11)のウエットティッシュ供給キット(C−1,C−2,C−3)である。
本発明(13)は、該取り出し口部材(410,420,430)はネジ部(413,424,433)を有しており、該シール部材(300)に該取り出し口部材(410,420,430)を取り付ける際には、該ネジ部(413,424,433)を該第二の開口部(300a)に挿入し締付方向に回転させることにより、該第二の開口部(300a)の周縁部に該嵌合受け部(412,423,434)が装着するよう構成されている、前記発明(12)のウエットティッシュ供給キット(C−1,C−2,C−3)である。
本発明(14)は、該第三の開口部(513,523)が、その周縁部において、該取り出し口部材(400)の該嵌合受部(402)又は該取り出し口部材に設けられた別の嵌合受部と嵌合可能に構成されている、前記発明(12)又は(13)のウエットティッシュ供給キット(C−1,C−2,C−3)である。
本発明(15)は、該取り出し口部材(430)は、切り込み(442)を有しているか又は分割し得る構造を採っている、前記発明(11)〜(14)のいずれか一つのウエットティッシュ供給キット(C−1,C−2,C−3)である。
本発明によれば、従来のウエットティッシュ包材のシール蓋部に僅かな加工を施すだけで、毎回のシールの開け閉めの面倒がなくなり、包材内部のウエットティッシュの乾燥を防止することができる。
本発明に係る包装ウエットティッシュは、気密性の軟質包装材料の包装袋、その内部に収納されたウエットティッシュペーパー積層体及び捲回体、そして、再貼着可能なシール部材を必須構成要件とする。ついては、各部材につき、必要に応じて図面を参照しながら説明することとする。尚、参照した図面はあくまで一例に過ぎず、これらにより本発明は限定されるものではなく、同一の技術思想をすべて包含することはいうまでもない。
まず、包装袋に関しては、その内部にウエットティッシュを収納しているものであるから、その材質としては、内容物の蒸散を防ぎ、また、落下細菌や外部の汚れからの影響を小さくする程度の気密性が要求される。また、持ち運びや取扱い等の観点から、軟質であることが好適である。したがって、前記性質を有する限り材質は特に限定されないが、例えば、合成樹脂の多層フィルムや、特に内容物の蒸散を防止するという観点から、アルミ(金属)蒸着フィルムやGLPETを用いることが好適である。なお、形状も特に限定されないが、例えば、図3(包装袋100)に示すような形態(長方形)を挙げることができる。
また、この包装袋には、包装袋に貼着された、後述するシール部材を剥離した際、シール部材に追従して破断するような強度を有する破断線からなる開口形成予定部が形成されている。尚、開口形成予定部の破断線は、その部分だけ厚さを薄くしたり、あるいは点線として構成してもよい。また、この開口形成予定部の大きさや形状については、内部のウエットティッシュが使用者の手でピックアップ可能なものであれば特に限定されない。図3を参照しながら具体的に説明すると、包装袋100には、長円形状(長軸径6cm、短軸径3cm)の切込みが入った開口形成予定部100aが形成されており、この上にシール部材300が貼着されている。そして、このシール部材300を剥離した際に、この開口形成予定部100aに対応した包装袋部分100bが、シール部材300の裏面に形成された粘着剤層に付着すると共に、第一の開口部100cが、包装袋100上に形成される。
包装袋内に収納されたウエットティッシュとしては、パルプ、綿、麻などの植物繊維、毛、絹などの動物繊維、レーヨン、キュプラのような再生繊維、アセテート、プロミックスのような半合成繊維、合成繊維などからなる不織布、天然パルプ、合成パルプなどからなる紙、あるいはガーゼ等の布など湿潤強度を有するシート状物からなり、水、アルコール等の液状成分に香料、界面活性剤、保湿材、消臭剤、保存剤・殺菌剤等の薬剤、油、パウダーが混合された溶液を含む公知のものが、いずれも好適に使用可能である。
また、ウエットティッシュ積層体は、各紙葉が互いに重なりを有して折り畳まれているか、或いは、切り込み線(例えばミシン目)を介して各紙葉が連続的に繋がっておりこれらが折り畳まれた構成を採っている。そして、1枚のウエットティッシュを包装袋の第一の開口部から取り出すと(後者の態様については更に切り込み線から切断すると)、続く紙葉の先頭部が包装袋から突出するような構成を採っている。また、ウエットティッシュ捲回体は、帯状紙葉を捲回したもの(ロール状)であり、所定長さ間隔ごとに切断用の切り込み線(例えばミシン目)が形成されている。尚、ウエットティッシュ捲回体の帯状ウエットティッシュは、その中心側から順次引き出されるよう構成することが好適である。
次に、シール部材について説明する。まず、シール部材は、包装袋と同じく、内容物の蒸散を防ぎ、また、落下細菌や外部の汚れからの影響を小さくする程度の気密性を有する材質から構成されている。そして、シール部材の裏面には、再貼着・再剥離可能な粘着剤が塗布されている。尚、裏面全面でなくとも、ウエットティッシュを取り出す際に包装袋から剥離しない限り、部分的な塗布でもよい。粘着剤としては、例えば合成樹脂を成分としたものを挙げることができ、厚さは100μm以上であることが好適である。また、本発明については、シール部材の再貼着を行うため、完全にシール部材が包装袋から剥離することを防止するために、ストッパーを設けることが好適である。例えば、図4の300dがそれに当たる。
このシール部材には、第一の態様として、シール部材の裏面に形成された粘着層に付着した包装袋部分を引き剥がした際に、包装袋部分に追従して破断するような強度を有する破断線からなる開口形成予定部が形成されている。例えば、図面を参照しながら具体的に説明すると、図9(ア)に示すように、シール部材300には、開口形成予定部300bが形成されており、このシール部材300の裏面粘着剤層に貼り付いた包装袋部分100bをシール部材300から剥離すると、図4に示すように、包装袋部分100に、開口形成予定部300bに対応したシール部材部分300cが貼り付き、結果として、シール部材300には、第二の開口部300aが形成される。
また、第二の態様は、当初からシール部材に第二の開口部が形成されているタイプである。具体例としては図9(イ)を参照されたい。尚、図9(イ)の態様に関しては、シール部材に付着した包装袋部分を引き剥がす前の状態においては、第二の開口部に相当する部分に何も存在していなくとも、第二の開口部に相当する形状のシール部材{図9(イ)の例では円形のシール部材}が存在していてもよい。
ここで、第二の開口部の形状や大きさであるが、まず、後で説明するような取り出し口部材を取り付けないでこのまま使用する態様の場合には、第二の開口部が、それ自体で、ウエットティッシュの先頭部を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュを使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有するような大きさや形状である必要がある。更には、内容物の乾燥を抑制したり、絞り効果を奏するものであることが好適である。このような機能を有する限り、第二の開口部の大きさや形状は限定されないが、例えば、大きさについては0.1〜5mm程度、また、形状については、円形、楕円、単なる切込み等を挙げることができる。
また、取り出し口部材を取り付けて使用する態様の場合には、第二の開口部が、この取り出し口部材をそこに取り付け可能な程度の大きさや形状である必要がある。したがって、その大きさや形状は、そこに取り付けられる取り出し口部材との関係で決定される。
次に、取り出し口部材について説明する。この取り出し口部材は、ウエットティッシュの先頭部を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュを使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有している取り出し口(更には、内容物の乾燥を抑制したり、絞り効果を奏するものであることが好適である)を有し、かつ、シール部材の第二の開口部に取り付け可能である限り、特に限定されない。例えば、図10(A)に示された例においては、取り出し口部材400は、挿入部401、嵌合受部402、基部403から構成されており、上記機能を有する取り出し口は、内部に形成された細幅通路406、その先頭部の開口部405、そして、その後尾部の挿入穴部404とから構成されている。この態様については、挿入部401を第二の開口部に突っ込む形で挿入作業を行うことになる。尚、この態様においては、開口部405が、主として上記機能を奏することとなる。ただし、細幅通路406が上記機能を有していても(例えば、内径が部分的に小さくなっている態様)、また、挿入穴部404が上記機能を有していてもよい。また、図12(a)に示す態様については、第二の開口部の表面方向(即ち、粘着剤層の裏側)から、第二の開口部にネジ部413を挿入した後、締付方向に回転させると(この図の態様の場合には時計回り)、最終的には、第二の開口部の周縁部が、取り出し口部材410の嵌合受け部412と係合する結果、取り出し口部材410はシール部材に固定される。尚、収納容器に取り出し口部材が固定されているタイプ(例えば、図18や図19に示すタイプ)にこの取り出し口部材410を適用する場合には、前記のように、第二の開口部に取り出し口部材410を取り付けた後、更に、ウエットティッシュを取り出し口部材410の細幅通路(図示せず)に通して第二の開口部(図示せず)から突出させ、シール部材を包装ウエットティッシュに再貼着した後に、収納容器の第三の開口部の下から、包装ウエットティッシュから突き出した挿入部411を第三の開口部に押し込むことにより、第三の開口部の周縁部が嵌合受け部412と係合し、この結果、取り出し口部材410は、収納容器に固定されることになる。また、図12(b)に示す態様は、収納容器に取り出し口が固定されるタイプ用の取り出し口部材420であり、取り出し口部材を第二の開口部の周縁部に係合させるためのネジ部424と、取り出し口部材を第三の開口部の周縁部に係合させるためのネジ部425を備えている。この取り出し口部材420を包装ウエットティッシュと収納容器に取り付ける際には、例えば、第二の開口部からウエットティッシュが既に引き出された状態の包装ウエットティッシュ(シール部材は既に貼着されている)を収納容器内にセットし、収納容器の第三の開口部からウエットティッシュを引き出した後、この引き出したウエットティッシュの先頭部を取り出し口部材420の裏側から差込んだ後、取り出し口(図示せず)から突出するまで押し込み、該先頭部が取り出し口から突出したら、次いで、第三の開口部下に第二の開口部が配するように収納容器内にセットし(例えば、容器下から包装ウエットティッシュを手で押し、容器上面裏に包装ウエットティッシュの上面が接触するようにする)、この状態で、取り出し口部材420のネジ部425が第三の開口部に、また、取り出し口部材420のネジ部424が第二の開口部に、夫々入り込むように挿入し、締付方向に回転させると(この図の態様の場合には時計回り)、最終的には、第三の開口部の周縁部が取り出し口部材420の嵌合受け部422と、また、第二の開口部の周縁部が取り出し口部材420の嵌合受け部423と、夫々係合する結果、取り出し口部材420は包装ウエットティッシュ及び収納容器の両方に固定される。また、図12(a)の態様では、第二の開口部と第三の開口部が同じ嵌合受け部に入り込む態様であるが、図12(c)に示すように、別々の嵌合受け部(即ち、第二の開口部は434に、第三の開口部は432に)入り込む態様でもよい。
また、細幅通路406について更に詳しく説明すると、前述のように、この細幅通路406の先頭に形成された開口部405は、ウエットティッシュの先頭部を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュを使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有している。また、後尾に形成された挿入穴部404は、後尾は、挿入操作が容易になるよう、開口部405より大きい径を有することが好適である。尚、図10に示す態様につき、材料として、例えば口ゴム(シリコーンゴム)を選択した場合には、細幅通路の長さを約1.2mm程度・開口部の径を2.8mm程度に設定することが好適であるが、細幅通路の長さや径は、材料の選択等により相違し、前記機能を有する限り、これより長くても短くても構わない。
取り出し口部材の材質については、耐水性と適度の剛性を有するものであることが好適であり、例えば、合成樹脂(PP,PE,PET,ナイロン、アクリル)、シリコンゴム、エラストマーを挙げることができる。
また、取り出し口の形状についても、前記機能を奏する限りは特に限定されず、例えば、図11に示すような、円、楕円、十字、星型、円+十字、ハート型、勾玉型を挙げることができる。
更に、取り出し口内へのウエットティッシュの挿入を容易にするために、例えば、図13に示したような、細幅通路441まで達する切込み442を、取り出し口部材440に設けてもよい。更には、取り出し口内へのウエットティッシュの挿入を容易にするために、取り出し口部材を分割タイプ(好適には二分割)としてもよい(図示せず)。この場合、ウエットティッシュを取り出し口部材の各分割部品で挟み込んだ後、固定具で容易に分割しないよう固定することが好適である。尚、切り込みタイプも分割タイプも、ウエットティッシュが切り込み部分や分割部品間の隙間に入り込むことが考えられ、この場合には、これらの部分も本発明にいう「取り出し口」の一部として機能するものとする。
尚、後述の収納容器に収納して使用するタイプでなく、単にこの取り出し口部材を第二の開口部に取り付けて使用するタイプに関しては、好適には、内部の液体の蒸散を防止するために、取り出し口部材の取り出し口を封止する手段、例えば、キャップ(蓋)を備えることが好適である。例えば、まず、図14に示す態様(B−1)においては、取り出し口はキャップを供えていない。ただ、この態様でも、開口部により保持されているウエットティッシュの存在によってかなり密封されているので、内部液体の蒸散は、ある程度の時間であれば問題なく抑制できる。ただ、この態様よりも、例えば、図15に示す態様(B−2)のような、取り出し口部材400と別体型のキャップ450を被せたり、または、図16に示す態様(B−3)のような、取り出し口部461とキャップ462とを一体形成することの方が、より長時間、内部液体の蒸散が防止できるという点で好適である。
次に、包装ウエットティッシュを収納容器に収納するタイプに関して説明する。この収納容器は、軟包材で構成された包装ウエットティッシュを収納可能であり、第三の開口部とそれを覆う開閉蓋とを有しており、かつ、自己の形状を保持することができる限り、大きさ、形状、材質等は特に限定されない。例えば、材質に関しては、軟包材より硬い材質から選択され、例えば、合成樹脂、紙、木材を挙げることができ、特に、コスト面・生産性を考慮すると合成樹脂が好適である。また、開閉蓋に関しても特に限定されず、図20(A)及び(B)に示すようなオープン蓋タイプや、図20(C)及び(D)に示すようなスライド蓋タイプを挙げることができる。また、容器の形態としては、例えば、図20(A)及び(C)に示すような、基材上に包装ウエットティッシュを置き、容器を被せるタイプや、図20(B)及び(D)に示すような、容器内に包装ウエットティッシュを置き、蓋を被せるタイプを挙げることができる。
この収納容器に収納するタイプにつき、図を参照しながら具体例を説明する。まず、図17に示す収納容器500は、第三の開口部503をその上面に有し、包装ウエットティッシュ100を収納する収納部501と、前記開口部503を覆う蓋502とからなる。そして、この収納容器500内には、取り出し口部材400が取り付けられている包装ウエットティッシュ100が収納されている。ここで、この態様においては、開口部503は、取り出し口部材400の径よりも大きく構成されている。尚、図17は、取り出し口部材400を付けた態様が示されているが、シール部材の第二の開口部が、それ自体、ウエットティッシュの先頭部を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュを使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有している場合には、取り出し口部材を付ける必要が無く、このような態様もこのタイプに含まれることを付け加えておく。
次に、図18に示す収納容器510も、基本的には図17に示す収納容器500と同じ構成であるが、相違点は、まず、この態様については、取り出し口部材400が包装ウエットティッシュ100に付けられているということと、この取り出し口部材400が第三の開口部513に係合するように、取り出し口部材400や第三の開口部513の形状や大きさ等が構成されているという点である。例えば、図18の態様では、収納部材の第三の開口部513の径は、取り出し口部材400の挿入部401の上面部(図における、ウエットティッシュの先頭部200a−1が出ている面)のそれより大きく、また、下面部(図における、収納部511の上面と接触している面)のそれより小さく設定されている。そして、この取り出し口部材400を収納容器510に取り付ける際には、収納容器510の開口部513の裏側から、包装ウエットティッシュ100に取り付けられた取り出し口部材400の挿入部401を押し込み、該挿入部401及び/又は収納部511の開口部513の周縁部の弾性変形により、挿入部401の下面部が開口部513を超え、その結果、取り出し口部材400の嵌合部402が開口部513周縁部に嵌合する。このような構成を採ることにより、容器蓋部での蒸散しかないため、内容物の蒸散が、図17の態様と比べ、更に低く抑制できる。尚、図18では、包装ウエットティッシュ100の底が浮いた状態で、包装ウエットティッシュ100が収納容器510内で吊られている(即ち、懸垂状)が、包装ウエットティッシュ100の底が収納容器についていてもよい。
図19は、基本的には図18と同じであり、唯一の相違点は、より内部の蒸散を防止するために、蓋に変更が加えられている点である。蓋522は、収納部521から突出した取り出し口部材400の突出部を取り囲むように、突起部522aが設けられている。
最後に、本発明に係る包装ウエットティッシュの使用方法(使用可能にするためのセッティング方法)を例示する。これに関しては、(1)包装ウエットティッシュのみの態様(即ち、シール部材の第二の開口部が、それ自体、ウエットティッシュの先頭部を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュを使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有している態様)、(2)包装ウエットティッシュに取り付け口部材と取り付けた態様(第一のウエットティッシュ供給キットの態様)、そして、(3)取り付け口部材が取り付けられた包装ウエットティッシュを包装容器に入れ、かつ、取り付け部材を包装容器に係合させる態様(第二のウエットティッシュ供給キットの態様)に分けて説明する。
まず、(1)については、図3〜図5を参照しながら説明する。まず、図3に示すように、シール部材300をIからIIの方向に引っ張りあげる。このような操作を行うことにより、包装袋100に形成された開口形成予定部100aが破断し、包装袋100には第一の開口部100cが形成されると共に、シール部材300の裏面の粘着剤層には、包装袋部分100bが貼り付くことになる。そして、図4の状態までシール部材300を剥離した状態で、包装袋部分100bをシール部材300から剥離除去する。この操作により、シール部材300に形成された開口予定部300bが破断し、このシール部材部分300cが包装袋部分100bに貼り付くと共に、シール部材300には、第二の開口部300aが形成される。そして、図5に示すように、包装袋100bをシール部材300から完全に剥離した後、包装袋100の第一の開口部100cからウエットティッシュ200をつまみ出し、その先端部をシール部材の裏面から第二の開口部300aに差込み、その先端部がシール部材の表面に顔を出したら、必要に応じ表面からウエットティッシュ200の先端部を更に引っ張ることで十分に先端部を突出させた後、シール部材300を剥離前の位置と略同一に包装袋に再貼着する。尚、図5においては、取り出し口部材400が示されているが、(1)の態様については無視すべき部材であり、加えて、ウエットティッシュ200を第二の開口部300aに差し込む操作については、(1)の態様については図示しなかったが、後述の(2)及び(3)の態様の説明及び図面を参照されたい。これにより、(1)の態様についてはセッティングが完了する。
次に、(2)及び(3)の態様については、図5〜図8を参照しながら説明する。尚、第二の開口部300aを形成させるまでの操作は、上記(1)の態様と同じであるので、それ以後の操作につき説明する。図5に示すように、挿入部401を頭にして、第二の開口部300aの裏面から取り出し口部材400を挿入する。そして、図6に示すように、挿入部401が完全に第二の開口部300aを突き抜け、基部404がシール部材300裏面に当接した状態(即ち、嵌合部402が、第二の開口部300aの周縁部に嵌合した状態)で、図6に示すように、第一の開口部100cを介して該包装袋100から引き出したウエットティッシュペーパー200aの先頭部200a−1を取り出し口部材400の裏側から挿入してその表側に押し出すことにより、取り出し口部材の開口部(この図では図示せず、他図では405)から該先頭部200a−1を突出させる。又は、図示しないが、第一の開口部100cを介して包装袋100から引き出したウエットティッシュペーパー200の先頭部200a−1を取り出し口部材400の裏側から挿入してその表側に押し出すことにより、取り出し口部材の開口部405から該先頭部200a−1を突出させた後、取り出し口部材400を第二の開口部300aに取り付けてもよい。そして、最後に、図8に示すように、シール部材300を剥離前の位置と略同一に包装袋に再貼着する。これで、(2)の態様についてはセッティングが完了する。また、(3)の態様に関しては、図18に示すような収納部材511(図示されていないが、この収納部材は、図20に示すような構成を採っている)を開けた状態で、第三の開口部513の裏面から、取り出し口部材400の挿入部401を第三の開口部513に挿入し、基部403が第三の開口部513の裏面に当接するまで(即ち、嵌合部402が、第三の開口部513の周縁部に嵌合した状態になるまで)押し込む。そして、取り出し口部材400が第三の開口部513に完全に嵌合した状態で、裏蓋等を閉めることで、(3)の態様についてもセッティングが完了する。
図1は、シール部材の剥離により開口部が形成されつつある状態を示す、従来の携帯用タイプの包装ウエットティッシュの斜視図である。 図2は、シール部材が未だ剥離されていない状態の、従来の詰替用の包装ウエットティッシュの斜視図である。 図3は、シールの剥離により第一の開口部が形成されつつある状態を示す、本発明の包装ウエットティッシュの斜視図である。 図4は、シール部材の剥離により第一の開口部が形成され、かつ、シール部材に貼り付いた包装袋部分を剥離することにより第二の開口部が形成された状態を示す、本発明の包装ウエットティッシュの斜視図である。 図5は、第二の開口部が形成された後、取り出し口部材をとり付ける前の状態を示す、本発明の包装ウエットティッシュの斜視図である。 図6は、取り出し口部材を第二の開口部に取り付けた後、ウエットティッシュを取り出し口部材に差し込む前の状態を示す、本発明の包装ウエットティッシュの斜視図である。 図7は、ウエットティッシュを取り出し口部材に差し込んでその先頭部が取り出し口を突出した状態を示す、本発明の包装ウエットティッシュの斜視図である。 図8は、取り出し口からウエットティッシュの先頭部を突出させた後にシール部材を包装袋に再貼着した状態を示す、本発明の包装ウエットティッシュの斜視図である。 図9は、本発明に係るシール部材の正面図であり、(ア)は開口形成予定部が形成されている態様、(イ)は当初から第二の開口部が形成されている態様を示す。 図10は、本発明に係る取り出し口部材の側面図(a)及び断面図(b)である。 図11は、本発明に係る取り出し口部材の各種形状を示したものである。 図12(a)〜(c)は、各種構造のネジ部を有する、本発明に係る取り出し口部材である。 図13は、切込み部を有する、本発明に係る取り出し口部材である。 図14は、包装ウエットティッシュに取り出し口部材が取り付けられた、本発明のウエットティッシュ供給キットの断面図である。 図15は、包装ウエットティッシュに取り出し口部材(脱着可能な蓋が付いている態様)が取り付けられた、本発明のウエットティッシュ供給キットの断面図である。 図16は、包装ウエットティッシュに取り出し口部材(一体型の蓋が付いている態様)が取り付けられた、本発明のウエットティッシュ供給キットの断面図である。 図17は、取り出し口部材が第三の開口部に嵌合していない態様である、本発明の収納容器型のウエットティッシュ供給キットの断面図である。 図18は、取り出し口部材が第三の開口部に嵌合している態様である、本発明の収納容器型のウエットティッシュ供給キットの断面図である。 図19は、図18のそれとは蓋構造の異なる、取り出し口部材が第三の開口部に嵌合している態様である、本発明の収納容器型のウエットティッシュ供給キットの断面図である。 図20は、各種収納容器の透視図であり、蓋の種類との関係では、A及びBがオープン蓋タイプ、C及びDがスライド蓋タイプ、また、AとCが裏蓋が外れるタイプ、BとDが表蓋が外れるタイプである。
符号の説明
1,11−包装ウエットティッシュ;2,100−ウエットティッシュ包装袋;3,200−ウエットティッシュペーパー(積層体);4−破断線;4’−開口部;5,12,300,310−シール部材;6,100b−包装袋部分;13,500,510,520−収納容器;13a−開閉蓋;13b−開口部;100a,300b−開口形成予定部;100c−第一の開口部;200a−ウエットティッシュ;200a−1−ウエットティッシュの先頭部;300a−第二の開口部;400,410,420,430,440,460,461−取り出し口部材;402,412,422,423,432,434−嵌合受部;405−開口部;406−細幅通路;413,424,433−ネジ部;442−切り込み;450,462−蓋部材;502,512,522−開閉蓋;503,513,523−第三の開口部;A−包装ウエットティッシュ;B−1,B−2,B−3−ウエットティッシュ供給キット;C−1,C−2,C−3−ウエットティッシュ供給キット

Claims (15)

  1. 開口部形状の破断線からなる開口形成予定部が形成されている気密性の軟質包装材料用の包装袋中に積層した又は捲回したウエットティッシュペーパーを収納した包装袋と、該破断線を覆うように接着された再貼着可能なシール部材とからなる包装ウエットティッシュであって、該シール部材を剥離することにより、該包装袋の該開口形成予定部に対応する部分の包装袋部分がシール部材側に貼着することで、該包装袋に第一の開口部が形成され、また、シール部材に貼着した該包装袋部分を該シール部材から剥離除去することにより、該シール部材にも、第一の開口部よりも小さい第二の開口部が形成されるように構成された包装ウエットティッシュ。
  2. 該第二の開口部は、そこを介して取り出し口部材が該シール部材に装着可能なように構成されており、ここで、該取り出し口部材は、ウエットティッシュの先頭部を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュを使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有する取り出し口を有している、請求項1記載の包装ウエットティッシュ。
  3. 該包装ウエットティッシュは、自己の形状を保持することのできる収納容器に収納可能であり、ここで、該収納容器は、第三の開口部とそれを覆う開閉蓋とを有しており、かつ、該第三の開口部は、そこを介して該取り出し口部材が該収納容器に装着可能なように構成されている、請求項2記載の包装ウエットティッシュ。
  4. 該取り出し口部材が、該取り出し口部材と一体化した、該取り出し口を覆って密閉することができる蓋部材、又は、該取り出し口部材に着脱可能な、該取り出し口を覆って密閉することができる蓋部材を更に有する、請求項2記載の包装ウエットティッシュ。
  5. 該第二の開口部は、当初から該シール部材に形成されているか、又は、開口部形状の破断線からなる開口形成予定部が該シール部材に形成されており、使用の際に該シール部材に貼着した該包装袋部分を剥離除去することにより、該シール部材に該第二の開口部が形成されるように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項記載の包装ウエットティッシュ。
  6. 開口部形状の破断線からなる開口形成予定部が形成されている気密性の軟質包装材料用の包装体中に積層した又は捲回したウエットティッシュペーパーを収納した包装袋と、該破断線を覆うように接着された再貼着可能なシール部材とからなる包装ウエットティッシュであって、該シール部材を剥離することにより、該包装袋の該開口形成予定部に対応する部分の包装袋部分がシール部材側に貼着することで、該包装袋に第一の開口部が形成され、また、シール部材に貼着した該包装袋部分を該シール部材から剥離除去することにより、該シール部材にも、第一の開口部よりも小さい第二の開口部が形成されるように構成された包装ウエットティッシュと、
    ウエットティッシュの先頭部を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュを使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有している取り出し口を有する、該第二の開口部を介して該シール部材に装着可能なように構成されている該取り出し口部材と、
    から構成されているウエットティッシュ供給キット。
  7. 該取り出し口部材が、該取り出し口部材と一体化した、該取り出し口を覆って密閉することができる蓋部材、又は、該取り出し口部材に着脱可能な、該取り出し口を覆って密閉することができる蓋部材を更に有する、請求項6記載のウエットティッシュ供給キット。
  8. 該取り出し口部材の外周面には、該第二の開口部の周縁部と嵌合可能な嵌合受部が形成されている、請求項6〜7のいずれか一項記載のウエットティッシュ供給キット。
  9. 該取り出し口部材はネジ部を有しており、該シール部材に該取り出し口部材を取り付ける際には、該ネジ部を該第二の開口部に挿入し締付方向に回転させることにより、該第二の開口部の周縁部に該嵌合受け部が装着するよう構成されている、請求項6〜8のいずれか一項記載のウエットティッシュ供給キット。
  10. 該取り出し口部材は、切り込みを有しているか又は分割し得る構造を採っている、請求項6〜9のいずれか一項記載のウエットティッシュ供給キット。
  11. 開口部形状の破断線からなる開口形成予定部が形成されている気密性の軟質包装材料用の包装体中に積層した又は捲回したウエットティッシュペーパーを収納した包装袋と、該破断線を覆うように接着された再貼着可能なシール部材とからなる包装ウエットティッシュであって、該シール部材を剥離することにより、該包装袋の該開口形成予定部に対応する部分の包装袋部分がシール部材側に貼着することで、該包装袋に第一の開口部が形成され、また、シール部材に貼着した該包装袋部分を該シール部材から剥離除去することにより、該シール部材にも、第一の開口部よりも小さい第二の開口部が形成されるように構成された包装ウエットティッシュと、
    場合により、ウエットティッシュの先頭部を保持すると共に、引き出されたウエットティッシュを使用単位長さにカットするか又は使用単位分だけ取り出す際の押さえの機能を有している取り出し口を有する、該第二の開口部を介して該シール部材に装着可能なように構成されている該取り出し口部材と、
    第三の開口部とそれを覆う開閉蓋とを有している収納容器であって、該第三の開口部が、そこを介して、該第二の開口部より又は該取り出し口部材の該取り出し口より突出したウエットティッシュの該先頭部を引出し可能に構成されている、自己の形状を保持することのできる収納容器と、
    から構成されているウエットティッシュ供給キット。
  12. 該取り出し口部材の外周面には、該第二の開口部の周縁部と嵌合可能な嵌合受部が形成されている、請求項11記載のウエットティッシュ供給キット。
  13. 該取り出し口部材はネジ部を有しており、該シール部材に該取り出し口部材を取り付ける際には、該ネジ部を該第二の開口部に挿入し締付方向に回転させることにより、該第二の開口部の周縁部に該嵌合受け部が装着するよう構成されている、請求項12記載のウエットティッシュ供給キット。
  14. 該第三の開口部が、その周縁部において、該取り出し口部材の該嵌合受部又は該取り出し口部材に設けられた別の嵌合受部と嵌合可能に構成されている、請求項12又は13記載のウエットティッシュ供給キット。
  15. 該取り出し口部材は、切り込みを有しているか又は分割し得る構造を採っている、請求項11〜14のいずれか一項記載のウエットティッシュ供給キット。
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