JP3642493B1 - 調味料収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】充填された調味料の排出の際に手が汚れてしまう事態を完全に防止することが可能な実用性の高い使い調味料収納容器を提供する。
【解決手段】調味料収納容器1は、軟質の合成樹脂によって一体的に形成されており、調味料を収納するための容器本体2と、一対の箸の先端をそれぞれ係止させるための一対の箸係止部3,3とを有している。そして、各箸係止部3,3に一対の箸の各先端を係止させた状態で、各箸の基端同士の間隔を狭めて容器本体2を押圧することによって、容器本体2内の液体を排出孔から噴出させることができるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、少量の調味料等を収納するための調味料収納容器に関するものである。
少量の調味料を収納するための容器としては、従来から、ポリエチレン等の軟質の合成樹脂によって形成されたボトル状のものが知られている。ところが、そのようなボトル状の調味料収納容器は、弁当箱の内部に載置して弁当箱を搬送する際に、弁当箱の内部を転動することによって汁やタレ等が付着してしまい、収納された調味料を排出させる際に、把持する手が汚れてしまう、という不具合がある。
それゆえ、かかる不具合を少しでも解消するために、特許文献1の如く、支持板の左右に収納袋が設けられており、それらの収納袋を接合させるように支持板を二つ折りにしてその支持板を指で挟んで加圧することによって内容物を排出できるようにした調味料収納容器や、特許文献2の如く、保持片の片面に調味料を含浸させるためのスポンジを固着した調味料収納容器が案出されている。
特開平6−211279号公報 特開平6−165725号公報
しかしながら、上記した従来の調味料収納容器は、いずれも、容器を手で触れて押圧等することによって調味料を排出させるものであるため、内容物の排出の際に手が汚れてしまう事態を完全に防止することはできない。加えて、保持片にスポンジを固着させた調味料収納容器は、調味料をスポンジに含浸させなければならないため、不衛生であるかの如き印象を使用者に抱かせてしまう、という不具合もある。
本発明の目的は、上記従来の調味料収納容器が有する問題点を解消し、内容物の排出の際に手が汚れてしまう事態を完全に防止することが可能な実用性の高い調味料収納容器を提供することにある。
かかる本発明の内、請求項1に記載された発明の構成は、調味料を収納するための容器であって、調味料を充填させる容器本体の左右両端に、一対の箸の先端をそれぞれ係止させるための一対の箸係止部が設けられており、各箸係止部に一対の箸の各先端部分を係止させた状態で各箸の基端の間隔を狭めて容器本体を押圧することにより、容器本体に充填された調味料を容器本体の先端に設けられた排出孔から噴出させることにある。
請求項2に記載された発明の構成は、請求項1に記載された発明において、容器本体が蛇腹構造を有していることにある。
請求項3に記載された発明の構成は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、容器本体の先端の排出孔に開閉弁が設けられていることにある。
請求項4に記載された発明の構成は、調味料を収納するための容器であって、一対の箸の各先端部分を係止させるための一対の箸係止部を設けた係止部材と、調味料を充填させる容器本体とからなり、前記係止部材と前記容器本体とを組み付けると、前記係止部材の各箸係止部が容器本体の表裏に配置されるようになっており、それらの箸係止部に一対の箸の各先端部分を係止させた状態で各箸の基端の間隔を狭めて容器本体を押圧することにより、容器本体に充填された調味料を外部へ噴出させることにある。
請求項5に記載された発明の構成は、請求項4に記載された発明において、係止部材に容器本体を開封するための開封手段が設けられており、係止部材と容器本体とを合体させると容器本体が開封された状態となることにある。
請求項6に記載された発明の構成は、請求項4、または請求項5に記載された発明において、容器本体の表裏に一対の箸の先端をそれぞれ係合させるための一対の箸係合部が設けられていることにある。
請求項7に記載された発明の構成は、請求項4〜6のいずれかに記載された発明において、係止部材に、容器本体を開封しない状態で固定するための仮止め手段が設けられていることにある。
請求項8に記載された発明の構成は、請求項4に記載された発明において、係止部材が、弾性材料によって形成されているとともに、調味料を外部へ噴出させるための切り込みを先端に設けたものであることにある。
請求項1に記載の調味料収納容器は、各箸係止部に一対の箸の各先端部分を係止させた状態で、各箸の先端際の部分で容器本体を押圧することにより、容器本体内の調味料を排出孔から噴出させるものであるため、全く手を汚すことなく収納された調味料を排出させることができる。
請求項2に記載された調味料収納容器は、容器本体が蛇腹構造を有しており、各箸係止部に挿入した各箸同士の間隔を狭めて容器本体を押圧する際に、小さな力で容器本体内の調味料を排出させることができるので、容器本体を押圧する際に力を入れすぎることにより誤って予期しないところへ調味料を噴出させてしまう、という事態が生じない。
請求項3に記載された調味料収納容器は、容器本体の先端の排出孔に開閉弁が設けられているため、不必要なときに容器本体内の調味料を漏洩させてしまう心配がない。
請求項4に記載された調味料収納容器は、係止部材の各箸係止部に一対の箸の各先端部分を係止させた状態で、各箸の先端際の部分で容器本体を押圧することにより、容器本体内の調味料を排出孔から噴出させるものであるため、手を全く汚すことなく収納された調味料を排出させることができる。
請求項5に記載された調味料収納容器は、調味料を使用する直前に容器本体を係止部材と合体させて開封することができるので、調味料を長期間に亘って新鮮な状態で収納しておくことができる。
請求項6に記載された調味料収納容器は、容器本体を開封する際に、一対の箸係合部を利用して、非常に容易に容器本体と係止部材とを合体させることができる。
請求項7に記載された調味料収納容器は、係止部材に設けられた仮止め手段を利用して、調味料を収納した容器本体を、密封したまま、直ちに使用可能な状態であって、かつ、安定した状態で保持することができる。
請求項8に記載された調味料収納容器は、容器本体と係止部材とを容易に組み付けることができる上、僅かな力による簡単な操作で容器本体内の調味料を噴出させることができる。
以下、本発明の調味料収納容器の一実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、実施例1の調味料収納容器の外観を示したものであり、図2は、調味料収納容器の先端部分を拡大して示したものである。調味料収納容器1は、ポリエチレン等の軟質の合成樹脂によって一体的に形成されており、調味料を収納するための容器本体2と、一対の箸の先端をそれぞれ係止させるための一対の箸係止部3,3とを有している。なお、調味料収納容器1は、容器本体2の高さ、容器本体2の基端(上部)の横幅、容器本体2の基端の奥行き(厚み)が、それぞれ、約36mm、約18mm、約4.5mmになっている。また、各箸係止部3,3の高さが、約13.5mmになっている。
容器本体2は、扁平な四角錐状に形成されており、中空状になっている。そして、下側(先端側)の左右に、中空な半円錐状の箸係止部3,3が設けられており、先端の部分が円錐台状になっている。また、容器本体2の上部(基端)には、断面V字状の3つ凹状溝4,4・・が前後を縦断するように設けられている。さらに、容器本体2の前後の側面にも、断面V字状の3つ凹状溝9,9・・が設けられている。そして、それらの凹状溝4,4・・および凹状溝9,9・・が、左右方向に変形可能な蛇腹として機能するようになっている。なお、容器本体2の略中央の表面には、2つの丸印が印刷されている。加えて、容器本体2の側面には、箸係止部3の内部の先端から容器本体の上端に至るまで、断面U字状のガイド溝5が形成されている。
さらに、図2の如く、容器本体2の先端の中空な円錐台状の部分には、先端から基端にかけて断面U字状のスリットを縦長に設けることによって、細長な開閉弁6およびその開閉弁6を嵌め合わせるための断面U字状の嵌合溝7が形成されており、外側に拡げた開閉弁6と嵌合溝7との間の部分が、容器本体2内の調味料を噴出させるための排出孔8として機能するようになっている。
かかる調味料収納容器1は、容器本体2内に醤油やソース等の調味料を収納することができる。そして、内部の容器本体2内の調味料を排出させる場合には、図3(a)の如く、一対の箸11,11の先端を、それぞれ、左右の箸係止部3,3に挿入し、各箸11,11の中央付近の部分をガイド溝5,5に沿わせた状態で、図3(b)の如く、各箸11,11の基端同士の幅を狭めるようにして容器本体2を圧縮させる。そのように容器本体2が圧縮されると、容器本体2の先端の開閉弁6が内部の液体の圧力により図2(b)の如く外側に押し拡げられて、容器本体2内の液体が外部に噴出される。
調味料収納容器1は、上記の如く、調味料を充填させる容器本体2の左右両端に、一対の箸の先端をそれぞれ係止させるための一対の箸係止部3,3が設けられており、各箸係止部3,3に一対の箸11,11の各先端を係止させた状態で、各箸11,11の基端同士の間隔を狭めて容器本体2を押圧することによって、容器本体2内の調味料を排出孔8から噴出させるものであるため、手を全く汚すことなく収納された調味料を排出させることができる。
また、調味料収納容器1は、容器本体2が蛇腹構造を有しているため、各箸係止部3,3に挿入した箸11,11同士の間隔を狭めて容器本体2を押圧する際に、小さな力で容器本体2内の調味料を排出させることができるので、容器本体2を押圧する際に、力の入れすぎにより誤って予期しないところへ誤って調味料を噴出させてしまう、という事態が生じない。
さらに、調味料収納容器1は、容器本体2の先端の排出孔8に開閉弁6が設けられているため、容器本体2内の調味料を不必要なときに漏洩させてしまう心配がない。
加えて、調味料収納容器1は、扁平な四角錐状の容器本体2の下側に一対の箸係止部3,3を左右対称に設けた形状を有しているため、一見すると“烏賊”に似た形状を有しており、意匠性にも優れている。
[実施例2]
図4は、実施例2の調味料収納容器の外観を示したものである。調味料収納容器21は、実施例1の調味料収納容器1と異なり、容器本体2の上側(基端側)の左右に、一対の箸係止部23,23が設けられている。また、各箸係止部23,23は、上端側のみ開口した中空な半円柱状に形成されており、下端面が、外側から内側にかけて下向きに傾斜した状態になっている。なお、調味料収納容器21の容器本体2の形状は、実施例1の調味料収納容器1のものと略同様である。
かかる調味料収納容器21の容器本体2内の調味料を排出させる場合には、図5(a)の如く、一対の箸11,11の先端を、それぞれ、左右の箸係止部23,23に挿入し、図5(b)の如く、各箸11,11の先端同士の幅を狭めるようにして容器本体2を圧縮させる。そのように容器本体2が圧縮されると、容器本体2の先端の開閉弁6が内部の液体の圧力により外側に押し拡げられて、容器本体2内の液体が外部に噴出される。
調味料収納容器21は、上記の如く、容器本体2の左右両端に、一対の箸係止部23,23が設けられており、各箸係止部23,23に一対の箸11,11の各先端を係止させた状態で、各箸11,11の先端同士の間隔を狭めて容器本体2を押圧することによって、容器本体2内の調味料を排出孔8から噴出させるものであるため、手を全く汚すことなく収納された調味料を排出させることができる。
また、調味料収納容器21は、容器本体2の基端側(上側)が先端側(下側)に比べて幅広に形成されているとともに、容器本体2の基端側の左右両端に、一対の箸係止部23,23が設けられているため、非常に小さな力で、各箸係止部3,3に挿入した箸11,11の先端同士の間隔を狭めて容器本体2を押圧することができる。したがって、調味料収納容器21によれば、一つの箸11,11を片手で把持したまま、容器本体2内の調味料を排出させることが可能となる。
[実施例3]
図6は、実施例3の調味料収納容器の外観を示したものである(なお、(a)〜(d)は、それぞれ、調味料収納容器の正面図、分解した調味料収納容器の正面図、分解した調味料収納容器の右側面図、調味料収納容器の底面図であり、(e),(f)は、それぞれ、(b)におけるA−A線断面、(c)におけるB−B線断面を示したものである)。調味料収納容器31は、一対の箸係止部41,41を設けた係止部材33と、調味料を収納するための容器本体32との2つの部材によって構成されている。
容器本体32は、軟質な合成樹脂(ポリエチレン等)を用いたバルーン成形によって、扁平で中空な楕球状に形成されている。そして、先端側(下端側)に、筒状部34が設けられており、その筒状部34の先端が開口した状態になっている。また、筒状部34の先端には、環状の突起体35が設けられており、上方の周面より外側に突出した状態になっている。一方、容器本体32の基端側(上端側)には、扁平な扇状の突起体36が設けられており、容器本体32全体が“魚の胴体”で突起体36が“尾ひれ”であるかのような外観を呈している。また、容器本体32の表裏の略中央部分には、それぞれ、箸の先端を係止させるための箸係合部である係止凹部37が設けられており、下内向きに窪んだ状態になっている。かかる容器本体32は、内部に醤油やソース等の調味料を充填させた状態で、ビニールやビニールをラミネートした紙等からなる蓋体38を突起体35の周面に沿って貼着することによって、調味料を収納した状態で密封することができるようになっている。
また、係止部材33は、容器本体32よりやや硬質の合成樹脂(ポリプロピレン等)によって、容器本体32の先端部分を嵌合可能な中空の半楕球状に形成されている。そして、先端(下端)には、中空円錐台状の排出部39が設けられており、基端側の表裏の略中央には、それぞれ、箸の先端を係止させるための箸係止部41,41が外向きに膨出するように設けられている。また、排出部39の先端(下端)の内側には、密封された容器本体32の先端を開封するための開封手段である開封体40が上向きに設けられている。開封体40は、中空の円錐台を斜面に沿って切り落とした形状を有しており、上端縁が楕円状に開口した状態になっている。さらに、排出部39の基端際の上下面には、それぞれ、目視用窓42,42が設けられており、それらの目視用窓42,42から開封体40を目視できるようになっている。一方、図6(e),(f)の如く、排出部39の基端の内側には、容器本体32の先端の突起体35を係止させるための仮止め手段である環状凹部43が設けられている。なお、係止部材33の表側には、“魚の目”のような装飾が施されており、容器本体32と係止部材33とを組み付けると、調味料収納容器31全体が“魚”であるかのような外観を呈するようになる。
図7は、調味料収納容器31の使用状態を示したものであり、調味料収納容器31を使用する場合には、調味料を収納した状態で密封した容器本体32を、図7(a)の如く、筒状部34を係止部材33の内部に挿入し、筒状部34の先端の突起体35を係止部材33の環状凹部43に係合させることによって、係止部材33と組み付ける。調味料収納容器31は、かかる状態で、弁当等に備え付けられたり、保管されたりする。なお、このように容器本体32と係止部材33とを組み付けた状態においては、容器本体32の表裏の係止凹部37,37の外側に、係止部材33の表裏の箸係止部41,41が位置した状態となる。
そして、容器本体32内の調味料を排出させる場合には、図7(b)の如く、一対の箸11,11の先端を、それぞれ、係止部材33の表裏の箸係止部41,41の内部に挿入し、容器本体32の表裏の係止凹部37,37に係止させることによって、容器本体32を把持しながら、係止部材33の先端(下端)を弁当箱の底板等に押し当てて、容器本体32を係止部材33の内部に深く押し込む(すなわち、容器本体32と係止部材33とを合体させる)。そのように、容器本体32を係止部材33の内部に深く押し込むと、開封体40の先端が、容器本体32の先端に貼着された蓋体38を突き破ることによって、図7(c)の如く、容器本体32が開封された状態となる。さらに、その状態で、図7(d)の如く、各箸11,11の先端同士の幅を狭めるようにして容器本体32を圧縮させると、すでに開封されている容器本体32の先端から、調味料が噴出される。なお、本体容器32の押圧を止めると、調味料は表面張力によって係止部材33の先端から漏洩しないようになる。
調味料収納容器31は、上記の如く、一対の箸係止部41,41を設けた係止部材33と、調味料を充填させる容器本体32とからなり、係止部材33と容器本体32とを組み付けると、係止部材33の各箸係止部41,41が容器本体32の表裏に配置されるようになっており、それらの箸係止部41,41に一対の箸11,11の各先端部分を係止させた状態で各箸11,11の基端の間隔を狭めて容器本体32を押圧することにより、容器本体32に充填された調味料を外部へ噴出させるものであるため、手を全く汚すことなく収納された調味料を排出させることができる。
また、調味料収納容器31は、係止部材33に容器本体32を開封するための開封手段である開封体40が設けられており、係止部材33と容器本体32とを合体させると容器本体32が開封された状態となるものであるため、調味料を使用する直前に容器本体32を係止部材33に合体させて開封することができるので、調味料を長期間に亘って新鮮な状態で収納しておくことができる。
さらに、調味料収納容器31は、容器本体32の表裏に一対の箸の先端をそれぞれ係合させるための一対の箸係合部である係止凹部37,37が設けられているため、容器本体32を開封する際に、非常に容易に容器本体32を係止部材33の内部に深く押し込む(すなわち、容器本体32と係止部材33とを合体させる)ことができる。
加えて、調味料収納容器31は、係止部材33に、容器本体32を開封しない状態で固定するための仮止め手段である環状凹部43が設けられているため、調味料を収納した容器本体32を、密封したまま、直ちに使用可能な状態であって、かつ、安定した状態で保持することができる。
[実施例4]
図8は、実施例4の調味料収納容器の外観を示したものである(なお、(a)〜(d)は、それぞれ、調味料収納容器の正面図、分解した調味料収納容器の正面図、分解した調味料収納容器の右側面図、調味料収納容器の底面図である)。調味料収納容器51は、一対の箸係止部59,59を設けた係止部材53と、調味料を収納するための容器本体52との2つの部材によって構成されている。なお、実施例4の容器本体52は、実施例3の容器本体32よりも筒状部34が短くなっている以外は、実施例3の容器本体32と同様に形成されている。
係止部材53は、容器本体52よりやや軟質の合成樹脂(シリコンゴム等)によって、容器本体52の先端部分と合致するような中空の半楕球状に形成されており、先端側(下側)の方が基端側よりやや幅狭になっている。そして、先端には、調味料を噴出させるための排出孔である切り欠き60が設けられており、基端側の表裏の略中央には、それぞれ、箸の先端を係止させるための箸係止部59,59が外向きに膨出するように設けられている。なお、係止部材53の表側には、“魚の目”のような装飾が施されており、容器本体52と係止部材53とを組み付けると、調味料収納容器51全体が“魚”であるかのような外観を呈するようになる。
図9は、調味料収納容器51の使用状態を示したものであり、調味料収納容器51を使用する場合には、容器本体52の内部に醤油やソース等の調味料を充填させた状態で、図9(a)の如く、容器本体52の先端部分(下端部分)を係止部材53の内部に挿入することによって、容器本体52を係止部材53と組み付ける(なお、かかる際には、容器本体52自体は密封されない)。調味料収納容器51は、かかる状態で、弁当等に備え付けられたり、保管されたりする。なお、このように容器本体52と係止部材53とを組み付けた状態においては、容器本体52の表裏の係止凹部37,37の外側に、係止部材53の表裏の箸係止部59,59が位置した状態となる。
そして、容器本体52内の調味料を排出させる場合には、図9(b)の如く、一対の箸11,11の先端を、それぞれ、係止部材53の表裏の箸係止部59,59の内部に挿入し、容器本体52の表裏の係止凹部37,37に係止させた状態で、図9(c)の如く、各箸11,11の先端同士の幅を狭めるようにして容器本体52を圧縮させる。そのように、容器本体52を押圧すると、容器本体52内の調味料が、係止部材53の先端(下端)の切り欠き60から噴出される。なお、本体容器52の押圧を止めると、係止部材53の弾性によって切り欠き60が閉じた状態となり、調味料が漏洩しないようになる。
調味料収納容器51は、上記の如く、一対の箸係止部59,59を設けた係止部材53と、調味料を充填させる容器本体52とからなり、係止部材53と容器本体52とを組み付けると、係止部材53の各箸係止部59,59が容器本体52の表裏に配置されるようになっており、それらの箸係止部59,59に一対の箸11,11の各先端部分を係止させた状態で各箸11,11の基端の間隔を狭めて容器本体52を押圧することにより、容器本体52に充填された調味料を外部へ噴出させるものであるため、手を全く汚すことなく収納された調味料を排出させることができる。
また、調味料収納容器51は、係止部材53が弾性材料によって形成されているとともに、調味料を外部へ噴出させるための切り込み60を先端に設けたものであるため、容器本体52と係止部材53とを容易に組み付けることができる上、僅かな力による簡単な操作で容器本体52内の調味料を噴出させることができる。
なお、本発明の調味料収納容器の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、容器本体、箸係止部、排出孔、開閉弁、係止部材、開封手段、仮止め手段等の材質、形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、調味料収納容器を実施例1や実施例2の如く構成する場合には、必ずしも排出孔に開閉弁を設ける必要はなく、排出孔を細い管状に形成して容器本体の非押圧時には収納される液体の表面張力によって漏洩を防止するように変更することも可能である。そのように、排出孔を形成した場合には、製造コストが安価となる、というメリットがある。また、排出孔に開閉弁を設ける場合でも、開閉弁の形状は、実施例1や実施例2の如き形状に限定されず、容器本体の先端際に水平な切り込みを入れることによって円盤状の開閉弁を設けることも可能である。
また、調味料収納容器を実施例1や実施例2の如く構成する場合には、容器本体は、扁平な四角錐状のものに限定されず、ボトル状や楕球状のものでも良い。さらに、容器本体は、上部および前後の側面に蛇腹を設けたものに限定されず、蛇腹のないものでも良いし、上部(上面)や、前後あるいは左右の側面のみに蛇腹を設けたものでも良い。一方、調味料収納容器を実施例3や実施例4の如く構成する場合には、容器本体は、扁平な楕球状のものに限定されず、ボトル状、バレル状(樽状)のものや、単純な楕球状のもの等でも良い。
加えて、調味料収納容器を実施例1や実施例2の如く構成する場合には、箸係止部は、上記実施形態の如く、中空な半円錐状のものに限定されず、単なる半円状のリング等でも良い。なお、上記実施形態の如く、箸係止部を中空な半円錐状のものや中空な円柱状のものとした場合には、箸の先端の挿入や抜き取りが容易なものとなる、というメリットがある。
一方、調味料収納容器を実施例3や実施例4の如く容器本体と係止部材との2つの部材によって構成する場合には、それらの2つの部材を異なる材料によって形成する必要はなく、同一の材料によって形成することも可能である。
また、調味料収納容器を実施例3の如く構成する場合には、開封手段は、中空の円錐台を斜面に沿って切り落とした形状のものに限定されず、中空の円柱を斜面に沿って切り落とした形状のもの等に変更することも可能である。さらに、仮止め手段は、上記実施形態の如き環状凹部に限定されず、容器本体に設けた凸状物あるいは凹状物と係合する凹状物あるいは凸状物等に変更することも可能である。加えて、本体容器を密封するための蓋体は、ビニールやビニールをラミネートした紙に限定されず、単純な紙等に変更することも可能である。また、実施例3の如く構成する場合には、調味料収納容器は、容器本体を押圧しなければ調味料が噴出しないものに限定されず、容器本体を開封するだけで調味料が噴出するものに変更することも可能である。
一方、調味料収納容器を実施例4の如く構成する場合には、切り込みは、十字状のものに限定されず、コ字状のもの等に変更することも可能である。
本発明の調味料収納容器は、上記の如く優れた機能を奏するものであるから、調味料を入れて弁当箱内に載置するための容器として好適に用いることができる。
調味料収納容器の外観を示す前方斜視図である。 調味料収納容器の先端の部分を示す説明図である。なお、(a)は、開閉弁が閉じている状態を示したものであり、(b)は、開閉弁が開いている状態を示したものである。 調味料収納容器に収納された調味料を噴出させる状態を示す説明図である。なお、(a)は、各箸を各箸係止部に挿入した状態を示したものであり、(b)は、各箸係止部に挿入した各箸の基端同士の間隔を狭めた状態を示したものである。 調味料収納容器の外観を示す前方斜視図である。 調味料収納容器に収納された調味料を噴出させる状態を示す説明図である。なお、(a)は、各箸を各箸係止部に挿入した状態を示したものであり、(b)は、各箸係止部に挿入した各箸の先端同士の間隔を狭めた状態を示したものである。 調味料収納容器を示す説明図である。 調味料収納容器の使用方法を示す説明図である。 調味料収納容器を示す説明図である。 調味料収納容器の使用方法を示す説明図である。
符号の説明
1・・調味料収納容器、2・・容器本体、3・・箸係止部、4・・凹状溝、6・・開閉弁、8・・排出孔、21・・調味料収納容器、23・・箸係止部、31・・調味料収納容器、32・・容器本体、33・・係止部材、37・・係止凹部(箸係合部)、40・・開封体(開封手段)、41・・箸係止部、43・・環状凹部(仮止め手段)、51・・調味料収納容器、52・・容器本体、53・・係止部材、59・・箸係止部、60・・切り欠き。

Claims (8)

  1. 調味料を収納するための容器であって、
    調味料を充填させる容器本体の左右両端に、一対の箸の先端をそれぞれ係止させるための一対の箸係止部が設けられており、
    各箸係止部に一対の箸の各先端部分を係止させた状態で各箸の基端の間隔を狭めて容器本体を押圧することにより、容器本体に充填された調味料を容器本体の先端に設けられた排出孔から噴出させることを特徴とする調味料収納容器。
  2. 容器本体が蛇腹構造を有していることを特徴とする請求項1に記載の調味料収納容器。
  3. 容器本体の先端の排出孔に開閉弁が設けられていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の調味料収納容器。
  4. 調味料を収納するための容器であって、
    一対の箸の各先端部分を係止させるための一対の箸係止部を設けた係止部材と、調味料を充填させる容器本体とからなり、
    前記係止部材と前記容器本体とを組み付けると、前記係止部材の各箸係止部が容器本体の表裏に配置されるようになっており、
    それらの箸係止部に一対の箸の各先端部分を係止させた状態で各箸の基端の間隔を狭めて容器本体を押圧することにより、容器本体に充填された調味料を外部へ噴出させることを特徴とする調味料収納容器。
  5. 係止部材に容器本体を開封するための開封手段が設けられており、
    係止部材と容器本体とを合体させると容器本体が開封された状態となることを特徴とする請求項4に記載の調味料収納容器。
  6. 容器本体の表裏に一対の箸の先端をそれぞれ係合させるための一対の箸係合部が設けられていることを特徴とする請求項4、または請求項5に記載の調味料収納容器。
  7. 係止部材に、容器本体を開封しない状態で固定するための仮止め手段が設けられていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の調味料収納容器。
  8. 係止部材が、弾性材料によって形成されているとともに、調味料を外部へ噴出させるための切り込みを先端に設けたものであることを特徴とする請求項4に記載の調味料収納容器。
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