JP3202040U - 容器用保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器を容易に着脱させることができる容器用保持具を提供することを課題とする。【解決手段】紙皿P(容器)を支持する支持プレート1と、この支持プレート1に設けられ、前記紙皿P(容器)を保持する粘着層2と、を備えることを特徴とする構成となっている。このように、支持プレート1と粘着層2を備え、粘着層2を紙皿P(容器)と支持プレート1の間に設けた構成とすることにより、紙皿P(容器)の着脱が容易な容器用保持具とすることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、容器が風に煽られても倒れないように保持することができる容器用保持具に関する。
従来、バーベキュー等の野外で食事する際には、持ち運びが容易で使い勝手の良い紙皿や紙コップ等の容器がよく利用されている。しかしながら、このような容器は、風に煽られやすく、バランスを崩して紙皿内の食品を落としてしまったり、紙コップ内の飲料をこぼしてしまうケースが多発していた。
このような問題に対して、紙皿が風に煽られることを抑制する紙皿の錘が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、「金属製の平らな板の4方に伸縮性のある紐を取り付けその端に開閉の出来るクリップを取り付けた紙皿の錘」の技術が記載されている。このように、紙皿に金属製の錘を取り付け、紙皿に一定の重さを加えることによって、紙皿が風に煽られて、紙皿の中にある食べ物が廻りに飛び散ることを抑制できるとされている。
実用新案登録第3100961号公報
しかしながら、特許文献1に記載の紙皿の錘は、紙皿にクリップを取り付ける手間が掛かる事や、このクリップが紙皿の表面に露出するため使用上邪魔になってしまうという欠点を有するものであった。
本考案は、かかる実情に鑑み、容器を容易に着脱させることができる容器用保持具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本考案に係る容器用保持具は、容器を支持する支持プレートと、この支持プレートに設けられ、前記容器を保持する粘着層と、を備えることを特徴とする。
このように、支持プレートと粘着層を備えた構成とすることにより、容器の着脱が容易な容器用保持具とすることができる。また、容器の表面に容器用保持具が露出しないため、使用上邪魔になることが無い。
また、本考案に係る容器用保持具は、容器と、この容器を支持する支持プレートと、この支持プレートに設けられ、前記容器を保持する粘着層と、を備え、この粘着層は、前記容器と前記支持プレートの間に設けられていることを特徴とする。
このように、粘着層を、容器と支持プレートの間に設けた構成とすることにより、容器の着脱を容易に行うことができる。
本考案の好ましい形態では、前記支持プレートは、前記容器よりも重量を有することを特徴とする。
このように、容器よりも重量を有する支持プレートとすることによって、容器に一定の重さを加えて、容器が容易に転倒してしまうことを抑制することができる。
本考案の好ましい形態では、前記支持プレートは、前記容器の底部を支持するための支持面を有し、前記支持面は、前記粘着層の表面と同様の高さに設けられていることを特徴とする。
このように、支持面と粘着層の表面とを同様の高さに設けることにより、支持面と粘着層の表面とで紙皿の裏面を広範囲にわたって支持することができ、紙皿の形状が崩れてしまうことを抑制することができる。
本考案の好ましい形態では、前記支持プレートは、前記容器の底部を支持するための支持面を有し、前記支持面は、前記粘着層の周囲に設けられ、前記粘着層の表面は、前記支持面よりも高い位置に設けられていることを特徴とする。
このように、粘着層の表面が支持面よりも高い位置に設けられていることにより、紙コップに適用可能な容器用保持具とすることができる。
本考案の好ましい形態では、前記支持プレートの表面には、前記粘着層を埋設可能な凹部が設けられていることを特徴とする。
このように、支持プレートに凹部を設け、粘着層を支持プレートに埋没させることにより、紙皿Pの裏面を広範囲にわたって支持することができる。
本考案の好ましい形態では、前記粘着層は、粘着性を有するエラストマーシートであることを特徴とする。
このように、粘着層にエラストマーシートを用いることにより、容器用保持具を容易に製造することができる。
本考案は、容器を容易に着脱させることができる容器用保持具を提供することができる。
本考案の実施形態1に係る容器用保持具の分解斜視図である。 本考案の実施形態1に係る容器用保持具のXーX線断面図である。 本考案の実施形態2に係る容器用保持具の分解斜視図である。 本考案の実施形態2に係る容器用保持具のXIーXI線縦断面図である。 本考案の実施形態3に係る容器用保持具の分解斜視図である。 本考案の実施形態3に係る容器用保持具のXIIーXII縦断面図である。
以下、本考案を図面に示した好ましい実施形態1ないし実施形態3について詳細に説明する。本考案の技術的範囲は、添付図面に示した実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された範囲内において、適宜変更が可能である。
<実施形態1>
本考案の実施形態1に係る容器用保持具Aは、紙皿P(容器)を支持する支持プレート1と、この支持プレート1に設けられ、紙皿Pを裏面から保持する粘着層2と、を備えている(図1、図2参照)。
支持プレート1は、概略皿状に形成されており、紙皿Pの裏面に当接される支持面1aと、粘着層2が設けられる底部1bと、を有している。この支持プレート1の材料としては、紙よりも重い材料であれば良く、例えば、プラスチック、金属、セラミック等を挙げることができ、紙皿Pよりも重く構成されている。
支持面1aは、支持プレート1の円周部周辺にリング状に設けられており、紙皿Pの裏面を下部から支持するよう構成されている。
底部1bは、支持プレート1の中央部に平坦面が形成されており、粘着層2を取付けやすいよう構成されている。
粘着層2は、粘着性を有するエラストマーシートによって形成されており、底部1bに対応する大きさに形成されている。粘着層2の表面は、粘着性を有しており、紙皿Pの裏面に当接されて、容器を粘着・保持するよう構成されている。粘着層2の裏面は、接着材などの接着手段によって底部1bに固定される。
この粘着層2の表面に、ごみ及びほこり等が付着して粘着力が落ちてきた場合には、水洗いすることにより、ごみ及びほこり等除去して粘着力を回復させることができる。
本考案によれば、支持プレート1の表面に紙皿P(容器)を粘着・固定する粘着層2を設けていることにより、紙皿Pを上から押し付けるだけで、容易に粘着・保持することができる。また、紙皿Pの裏面が粘着されて保持されるため、紙皿Pの表面に容器用保持具が露出することが無く使用上邪魔になることが無い。
また、本考案によれば、支持プレート1が紙皿P(容器)よりも重量を有していることにより、紙皿Pを安定に保持することができる。すなわち、紙皿Pに一定の重さを加えることにより、容器が風に煽られ、バランスを崩してしまうことを抑制することができる。
また、本考案によれば、支持プレート1に支持面1aが設けられていることにより、紙皿Pの形状が崩れてしまうことを抑制することができる。すなわち、紙皿Pを使用していると、焼肉のタレや肉の油が紙皿Pに染みて、紙皿Pの形状が崩れてきてしまうが、支持面1aが紙皿Pを支持するため、使用者が使用しやすい形状を保つことができる。
また、本考案によれば、支持プレート1が高さを有する皿状に形成されていることにより、紙皿Pの底上げを行うことができる。その結果、机の表面よりも高い位置に支持プレート1の表面が配置されるため、風に煽られて机上を転がるゴミ等が食べ物に混入することを抑制することができる。
<実施形態2>
以下、本考案の実施形態2に係る容器用保持具Bについて、図3及び図4を参照して詳細に説明する。この実施形態2に係る容器用保持具Bは、先の実施形態とは異なる支持プレート3を備えることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
本考案の実施形態2に係る容器用保持具Bは、紙皿P(容器)を支持する支持プレート3と、この支持プレート3に設けられ、紙皿Pを保持する粘着層2と、を備えている(図3、図4参照)。
支持プレート3は、概略円板状に形成されており、紙皿Pの裏面が当接される支持面3aと、粘着層2が設けられる凹部3bと、を有している。また、この支持プレート3は、先の実施形態の支持プレート1と同様に、紙よりも重い材料で形成されている。
支持面3aは、支持プレート3の円周部周辺にリング状に設けられており、紙皿Pの裏面と当接されるよう構成されている。
凹部3bは、支持プレート3の中央部に設けられており、粘着層2の厚さ2aに対応した高さに形成されている。
本実施形態によれば、支持プレート3に凹部3bを設け、粘着層2を埋没させることにより、紙皿Pの裏面を広範囲にわたって支持することができる。すなわち、粘着層2の表面と支持面3aとを隙間なく隣接させることができるため、容器用保持具Bの上面全体で紙皿Pの裏面を支持することができる。
<実施形態3>
以下、本考案の実施形態3に係る容器用保持具Cについて、図5及び図6を参照して詳細に説明する。この実施形態3に係る容器用保持具Cは、先の実施形態とは異なる支持プレート4を備えることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
本考案の実施形態3に係る容器用保持具Cは、紙コップK(容器)を支持する支持プレート4と、この支持プレート4に設けられ、紙コップKを保持する粘着層2と、を備えている(図5、図6参照)。
支持プレート4は、概略円板状に形成されており、紙コップKの高台K1の下端が当接される支持面4aを有している。また、先の実施形態の支持プレート1、3と同様に、紙よりも重い材料で形成されている。
粘着層2は、紙コップKの高台高さK3に対応した厚さ2aに形成されており、支持面4aは高台C1に、粘着層2の表面は高台内K2に、それぞれ当接されるよう構成されている(図6参照)。
本実施形態によれば、粘着層2の表面が支持面4aよりも高い位置に設けられていることにより、紙コップKの高台K1及び高台内K2を同時に支持することができる。その結果、紙コップKに適用可能な容器用保持具とすることができる。
また、本考案の容器として、紙皿Pや紙コップKの紙製容器を例示したが、紙製以外にもプラスチック製や木製、発泡スチロール製等の容器も当然に用いることができる。
また、粘着層2としてエラストマーシートを例示したが、粘着性を有する材料であれば、慣用の材料を当然に用いることができる。
A、B、C 容器用保持具
1、3、4 支持プレート
1a、3a、4a 支持面
2 粘着層
2a 厚さ
P 紙皿
K 紙コップ
K1 高台
K2 高台内
K3 高台高さ

Claims (7)

  1. 容器を支持する支持プレートと、
    この支持プレートに設けられ、前記容器を保持する粘着層と、を備えることを特徴とする、容器用保持具。
  2. 容器と、
    この容器を支持する支持プレートと、
    この支持プレートに設けられ、前記容器を保持する粘着層と、を備え、
    この粘着層は、前記容器と前記支持プレートの間に設けられていることを特徴とする、容器用保持具。
  3. 前記支持プレートは、前記容器よりも重量を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の容器用保持具。
  4. 前記支持プレートは、前記容器の底部を支持するための支持面を有し、
    前記支持面は、前記粘着層の表面と同様の高さに設けられていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の容器用保持具。
  5. 前記支持プレートは、前記容器の底部を支持するための支持面を有し、
    前記支持面は、前記粘着層の周囲に設けられ、
    前記粘着層の表面は、前記支持面よりも高い位置に設けられていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の容器用保持具。
  6. 前記支持プレートの表面には、前記粘着層を埋設可能な凹部が設けられていることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の容器用保持具。
  7. 前記粘着層は、粘着性を有するエラストマーシートであることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の容器用保持具。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI719889B (zh) * 2020-04-21 2021-02-21 國立勤益科技大學 具有固定功能的多功能杯子放置座

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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