JP6391421B2 - X線像撮像用ユニット及びx線顕微鏡 - Google Patents

X線像撮像用ユニット及びx線顕微鏡 Download PDF

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Description

本発明は、X線像撮像用ユニット及びX線顕微鏡に関する。
顕微鏡には、光を用いた光学顕微鏡の他に電子を用いた電子顕微鏡及びX線を用いたX線顕微鏡などがある。下記特許文献1には、試料台とX線撮像部との間に、試料を透過した電子を偏向させる電場又は磁場を発生する電子偏向手段を有するX線顕微鏡が開示されている。このX線顕微鏡は、電子偏向手段により、電子偏向手段を通過する電子の進行方向を曲げることで、電子偏向手段を通過した後の電子のX線撮像部への入射の低減を図っているものである。
特許第5317120号公報
上述のX線顕微鏡では、電子偏向手段によって電子を偏向させた場合であっても、電子は電子偏向手段を通過しているために、一部の電子がX線撮像部に入射することがある。また、偏向された電子が電子偏向手段以降の構造物に入射するとX線又は二次電子等が発生し、このX線等がX線撮像部に入射することがある。これらの場合、X線撮像部で取得されるX線像にノイズが発生するおそれがある。
本発明は、ノイズが低減されたX線像を取得できるX線像撮像用ユニット及びX線顕微鏡を提供することを目的とする。
本発明に係るX線像撮像用ユニットは、電子線を照射する電子線源と、電子検出器とを備えた電子顕微鏡の試料室内に配置され、電子線が照射されることによりX線を発生するX線ターゲット部と、試料を透過したX線が入射されることによりX線像を生成するX線撮像部と、X線ターゲット部とX線撮像部との間に位置し、試料が配置される試料台部と、試料台部とX線撮像部との間に配置されており、X線を通過させるX線通過部を有する電極と、を備え、X線像取得時において、電極は、試料を透過した電子を透過方向とは逆の方向に向かう反転電子にするように電界を形成する。
このX線像撮像用ユニットでは、X線を通過させるX線通過部を有する電極が試料台部とX線撮像部との間に配置されており、X線像取得時において、試料を透過した電子を透過方向とは逆の方向に向かう反転電子にするように電界を形成する。これにより、試料を透過した電子が電極を通過すること自体を抑制するため、試料を透過した電子がX線撮像部に入射することを確実に抑制できる。したがって、試料を透過した電子に起因したX線像のノイズの発生を抑制し、ノイズが低減された良好なX線像を取得できる。
また、試料台部と電極との間に配置されており、X線像取得時に電極の電位に対して正の電位とされる反転電子吸収部をさらに備えてもよい。この場合、透過方向とは逆の方向に向かった反転電子を、反転電子吸収部によって吸収することができる。これにより、反転電子に起因したX線像のノイズの発生を低減できる。
また、電極を支持する絶縁基板をさらに備え、絶縁基板は、試料台部とX線撮像部との間に配置され、透過方向に交差する方向に広がるように設けられてもよい。この場合、当該絶縁基板によって電極を電気的に安定に支持できる。加えて、反転電子に起因して発生したX線がX線撮像部に入射することを絶縁基板によって抑制できる。
また、電極は、X線通過部の周縁から、透過方向に交差する方向に延在する延在部を備えていてもよい。この場合、反転電子が入射しやすい電極のX線通過部近傍は、電極の一部である延在部で構成されているため、反転電子によるX線通過部近傍の絶縁物のチャージアップが抑制される。
また、X線通過部を構成するX線通過孔の内壁面は、試料台部側からX線撮像部側に向かって拡径するテーパ形状を有してもよい。この場合、試料を透過した電子を反転電子にする電界を形成するために電極に印加される電圧値を低くできる。
本発明に係るX線顕微鏡は、電子線を照射する電子線源と、電子線が照射されることによりX線を発生するX線ターゲット部と、試料を透過したX線が入射されることによりX線像を生成するX線撮像部と、X線ターゲット部とX線撮像部との間に位置し、試料が配置される試料台部と、試料台部とX線撮像部との間に配置されており、X線を通過させるX線通過部を有する電極と、を備え、X線像取得時において、電極は、試料を透過した電子を透過方向とは逆の方向に向かう反転電子にするように電界を形成する。
このX線顕微鏡では、X線を通過させるX線通過部を有する電極が試料台部とX線撮像部との間に配置されており、X線像取得時において、試料を透過した電子を透過方向とは逆の方向に向かう反転電子にするように電界を形成する。これにより、試料を透過した電子が電極を通過すること自体を抑制するため、試料を透過した電子がX線撮像部に入射することを確実に抑制できる。したがって、試料を透過した電子に起因したX線像のノイズの発生を抑制し、ノイズが低減された良好なX線像を取得できる。
また、X線顕微鏡は、電子検出器をさらに備えていてもよい。この場合、X線顕微鏡は、X線像のみならず、電子線像をも取得することができる。
本発明によれば、ノイズが低減されたX線像を取得できるX線像撮像用ユニット及びX線顕微鏡を提供できる。
図1は、第1実施形態に係るX線像撮像用ユニットが設けられた電子顕微鏡の概略断面図である。 図2(a)は、支持台及び電極を説明するための拡大斜視図である。図2(b)は、電極の拡大斜視図である。 図3は、第1実施形態のX線像撮像用ユニットの一部の拡大断面図である。 図4(a)は、第1変形例の電極の概略断面図である。図4(b)は、第2変形例の電極の概略断面図である。図4(c)は、第3変形例の電極の概略断面図である。 図5は、第4変形例の試料台の概略断面図である。 図6は、第2実施形態に係るX線顕微鏡の概略断面図である。 図7は、第3実施形態に係るX線顕微鏡の概略断面図である。 図8(a)〜(d)は、実施例の電極の一部及び形成される電界を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るX線像撮像用ユニット10が設けられた電子顕微鏡1の概略断面図である。図1に示されるように、電子顕微鏡1は、試料室2内部に設置された試料Sに電子線を走査させることにより、電子線像を取得する走査型電子顕微鏡である。この電子顕微鏡1の試料室2内には、X線像を撮像するためのX線像撮像用ユニット10(詳細は後述する)が着脱可能に設けられている。電子顕微鏡1にX線像撮像用ユニット10が設置されている場合、当該電子顕微鏡1は、電子線像撮像モードとX線像撮像モードとを切り替えることができる。すなわち、電子顕微鏡1は、試料Sの電子線像及びX線像を取得することができる。なお、以下では試料Sに対して略垂直方向に電子線を照射する際の電子線の照射軸に沿った方向(透過方向)を方向D1とする。また、方向D1に対して直交する平面において、互いに直交する任意の方向をそれぞれ方向D2,D3とする。
電子顕微鏡1の筐体1a内には、試料室2と、試料Sに電子線Eを照射する電子線源3と、電子線源3から照射された電子線Eを収束させる電子レンズ4と、電子線Eを走査する際に用いる電子線偏向部(図示せず)と、電子線Eの照射により試料Sから発生する二次電子を検出する電子検出器5と、X線像撮像用ユニット10が設置されるステージ6とが設けられている。電子検出器5と、ステージ6とは、試料室2内に設けられる。
電子レンズ4には、例えば収束レンズに加えて、対物レンズ及び電子線Eを絞る絞り部材等が含まれてもよい。ステージ6は、X線像撮像用ユニット10を方向D2,D3に移動可能に設けられる。
X線像撮像用ユニット10は、筐体11と、筐体11上部に取り付けられるX線発生部12と、X線発生部12を方向D2又は方向D3に移動させるターゲット移動装置13と、試料Sが配置される試料支持機構14と、試料支持機構14を支持するユニット内ステージ15と、試料Sを透過したX線Rが入射されることによりX線像を生成するイメージセンサ(X線撮像部)16と、イメージセンサ16を冷却する冷却装置17と、試料支持機構14、ユニット内ステージ15及びイメージセンサ16によって囲まれる空間内に配置される支持台18と、X線Rを通過させるX線通過部を構成し、X線通過孔である貫通孔31を有すると共に支持台18に支持される電極19と、を有している。
ユニット内ステージ15、イメージセンサ16、及び冷却装置17は、それぞれケーブルC1〜C3を介して制御部20に接続されている。冷却装置17に含まれる水冷ジャケット17aは、水冷パイプPを介して水冷装置21に接続されている。電極19は、ケーブルC4を介して電源22に接続されている。これらの制御部20、水冷装置21及び電源22は、X線像撮像用ユニット10に取り付けられる部材であり、電子顕微鏡1の筐体1aの外側に設けられている。ケーブルC1〜C4及び水冷パイプPは、試料室2を構成する壁の一部に設けられた真空導入部2bから試料室2内に導入されている。
筐体11は、例えばステンレス等によって形成されている。筐体11の一部は、電子検出器5による試料Sの二次電子の検出を阻害しないよう開放されている。筐体11は、この開放された部分を閉じるための蓋部を別途有してもよい。
X線発生部12は、電子線Eが照射されることによりX線Rを発生するX線ターゲット(X線ターゲット部)25と、X線ターゲット25を支持するターゲット支持体26とを有している。X線ターゲット25は、透過型ターゲットである。ターゲット支持体26は、ターゲット移動装置13に取り付けられている。
ターゲット移動装置13は、例えば電動モータを有しており、この電動モータの駆動によりX線発生部12を移動させる。このターゲット移動装置13によるX線発生部12の移動によって、X線発生部12を電子線Eの照射領域から退避させることで電子顕微鏡1の電子線像撮像モードとX線像撮像モードとを切り替えたり、電子線Eの入射位置に対するX線ターゲット25の位置を変更したりすることができる。ターゲット移動装置13は、電子検出器5による試料Sの二次電子の検出を阻害しないように配置される。
試料支持機構14は、方向D1においてX線発生部12とイメージセンサ16との間に位置しており、ユニット内ステージ15に支持される基部41と、基部41に支持されると共に試料Sが配置される試料台部42とを有する。基部41の一部には、X線Rを通過させるための開口部41aが設けられている。基部41は、例えばステンレスによって形成される。
ユニット内ステージ15は、制御部20による制御によって試料支持機構14を方向D1に沿って移動させるステージである。ユニット内ステージ15により、X線発生部12と試料支持機構14(試料S)との間の距離を任意に調節できる。制御部20によるユニット内ステージ15の制御によって試料支持機構14(試料S)をX線発生部12に近づけることで、電子線像及びX線像の倍率を上げることができる。また、制御部20によるユニット内ステージ15の制御によって試料支持機構14をX線発生部12から遠ざけることで、電子線像及びX線像の倍率を下げることができる。
イメージセンサ16は、試料Sを透過したX線Rが入射されることにより当該試料SのX線像を生成するセンサである。イメージセンサ16として、例えば電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)等の半導体素子が用いられる。イメージセンサ16は、ケーブルC2を介して制御部20に接続されており、ステージ6に固定されている。制御部20は、イメージセンサ16から得られた信号に基づいて、X線画像を生成することができる。なお、試料Sを透過したX線Rがイメージセンサ16に入射される領域をX線像取得可能領域とする。
冷却装置17は、イメージセンサ16の下部に設けられている。この冷却装置17は、例えば水冷ジャケット17aと、ペルチェ素子17bとを有する。ペルチェ素子17bは、ケーブルC3を介して接続される制御部20によって制御される。
図2(a)は、支持台18及び電極19を説明するための拡大斜視図である。図1及び図2(a)に示されるように、支持台18は、複数の柱部51と、複数の柱部51に支持され、電極19を支持する絶縁基板52とを有する。複数の柱部51は、筐体11に固定されている(図1を参照)。絶縁基板52は、方向D1に交差(例えば直交)する方向D2及び方向D3に広がるように設けられており、後述する電極19の本体部33を挿通する円形状の開口部52aを有する(図3を参照)。絶縁基板52は、例えばポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK樹脂)等の樹脂製又はアルミナ等のセラミックス製である。
図2(b)は、電極19の拡大斜視図である。図1及び図2(a),(b)に示されるように、電極19は、支持台18に支持されることによりX線発生部12とイメージセンサ16との間に配置される。電極19は、貫通孔31が形成された筒形状(具体的には略円筒形状)の本体部33と、当該貫通孔31の試料台部42側の周縁である縁部31aから方向D1に交差(例えば直交)する方向D2及び方向D3に延在する延在部であるフランジ部32とを備えている。貫通孔31は、筒形状(具体的には略円筒形状)を有しており、方向D1に沿った方向においてフランジ部32からイメージセンサ16側に延在している。電極19は、X線像取得時において、電源22から電圧が印加されることにより電界を形成する。電極19に印加される電圧は、X線発生部12に入射する電子の加速電圧よりも十分に絶対値が大きい負電圧である。図1に示されるように、電極19のフランジ部32には、例えば溶接、はんだ付け又はねじ止め等によってケーブルC4が取り付けられている。
電極19において、貫通孔31の直径が1mm未満の場合、X線発生部12から発生するX線Rの多くが支持台18及び電極19に入射されるので望ましくない。貫通孔31の直径が20mmを超える場合、電極19に印加される電圧が過大となるので望ましくない。よって、貫通孔31の直径は、1mm以上20mm以下の範囲が好ましく、より好ましくは2mm以上16mm以下、さらに好ましくは3mm以上12mm以下の範囲となる。また、方向D1における貫通孔31の長さは、X線Rのイメージセンサ16への入射を妨げない長さであればよい。貫通孔31の長さは、6mm以上25mm以下の範囲が好ましく、より好ましくは8mm以上20mm以下、さらに好ましくは10mm以上16mm以下の範囲となる。電極19がより低い印加電圧で電子を反転させるための電界を形成するためには、貫通孔31の直径に対する貫通孔31の長さの比率(長さ/直径)が大きい方が好ましい。
以上に説明した、第1実施形態のX線像撮像用ユニット10を用いた電子顕微鏡1によって得られる効果について説明する。図3は、第1実施形態のX線像撮像用ユニット10の一部の拡大断面図である。図3に示されるように、電子線源3から出射された電子線EはX線ターゲット25に入射・吸収されてX線を発生するが、電子線Eの一部に含まれる電子は、吸収されることなくX線ターゲット25を透過する。これらの電子のうちの少なくとも一部は、さらに試料Sをも透過したり、試料Sの存在しない(試料Sが貫通孔を有する場合も含む)領域を通過したりして、試料Sよりもイメージセンサ16側に到る電子E1となることがある。この電子E1がイメージセンサ16に入射すると、入射した電子に起因したバックグラウンドノイズが発生し、X線像のS/Nが低下する。このノイズ発生を抑制するため、第1実施形態に係るX線像撮像用ユニット10には、X線Rを通過させる貫通孔31を有する電極19が、試料台部42とイメージセンサ16との間に配置されている。
具体的には、X線像取得時において電極19に所定の電圧を印加することによって、電子E1を方向D1に沿った方向(試料透過方向)から見て、試料透過方向とは逆の方向に向かう反転電子REにするように電界を形成する。これにより、電子E1は電極19の貫通孔31を通過することなく上記電界によって反転電子REとなり、当該電子E1のイメージセンサ16への入射が抑制される。一方、X線Rは電荷を有さないため、電界の影響を受けずに貫通孔31を通過し、イメージセンサ16に入射される。したがって、電子E1がイメージセンサ16に入射することを確実に抑制することで電子E1に起因したX線像のノイズの発生を抑制し、ノイズが低減された良好なX線像を取得できる。
さらに、電極19を支持する支持台18は筐体11に固定されているので、ユニット内ステージ15によって試料Sが移動したとしても、支持台18は移動せず、電極19も移動しない。これにより、電極19とイメージセンサ16との位置関係が変化しないので、電極19をイメージセンサ16に対して適切な位置に予め固定できる。したがって、電極19の貫通孔31の直径の縮小化を可能とすることができる。貫通孔31の直径が縮小化されることにより、電子E1を反転電子REにする電界を形成するために電極19に印加される電圧値が低くなり、電極19と周囲の部材との間の放電といった問題の発生を低減できる。また、電極19のフランジ部32を支持台18の試料台部42側の面に当接させ、本体部33を支持台18のイメージセンサ16側に突出するように配置しているので、試料台部42とイメージセンサ16との間の間隔の調整幅が大きい。そのため、X線像の拡大率の調整幅を大きくすることができる。
また、試料支持機構14における基部41は、X線像取得時に所定の電位となるようにされていてもよい。この場合、基部41は導電性部材で形成され、電極19の電位に対して正の電位とされる。基部41は、例えば接地電位(GND電位)となるように接地されていてもよいし、所望の正の電位を持つように所望の電圧を印加されてもよい。これにより、基部41は、反転電子REを吸収する反転電子吸収部となる。このようにX線像取得時に基部41を所望の電位とすることにより、反転電子REに起因したX線像のノイズの発生を低減できる。なお、基部41自体が絶縁性部材で形成されている場合には、基部41の電極19と対向する面を別途導電性部材で覆い、当該導電性部材を電極19の電位に対して正の電位としてもよい。また、基部41と電極19との間に、同様の電位を有する電極を別途設けてもよい。
また、電極19を支持する絶縁基板52は、試料台部42とイメージセンサ16との間に配置され、方向D1に交差する方向D2,D3に広がるように設けられてもよい。この場合、絶縁基板52によって電極19を電気的に安定に支持できる。加えて、試料台部42側の空間とイメージセンサ16側の空間とを仕切るように設けられているので、反転電子REに起因して発生したX線又は二次電子等がイメージセンサ16に入射することを絶縁基板52によって抑制できる。反転電子REに起因して発生したX線(二次電子)とは、例えば反転電子REが筐体1a等の周囲の部材に入射することにより発生するX線(二次電子)である。
また、電極19の貫通孔31における周縁である縁部31aには、方向D1に交差する方向D2,D3に延在する延在部であるフランジ部32が設けられてもよい。つまり、反転電子REが入射しやすい電極19の貫通孔31近傍が、電極19の一部(すなわち導電性部材)であるフランジ部32で構成されているため、反転電子REが例えば絶縁基板52に入射することによるチャージアップが抑制される。また、フランジ部32は、電極19の支持台18への固定にも用いることができる。なお、貫通孔31近傍の絶縁物である絶縁基板52等のチャージアップの抑制のためであれば、フランジ部32を設ける代わりに電極19自体を肉厚な筒状部材とし、当該筒状部材の端部の壁面を延在部としてもよい。
図4(a)は、第1変形例の電極19Aを説明するための概略断面図である。図4(a)に示されるように、電極19Aの貫通孔31Aは、方向D1に沿った方向においてフランジ部32Aから試料台部42側に延在している。この場合であっても、図1,2に示される電極19と同等の効果を奏する。また、本体部33Aを支持台18の試料台部42側に突出するように配置しているので、反転電子REをイメージセンサ16からより遠ざけ、反転電子REの影響を低減することができる。
図4(b)は、第2変形例の電極19Bを説明するための概略断面図である。図4(b)に示されるように、電極19Bのフランジ部32Bは、本体部33Bの方向D1に沿った方向における中心付近から方向D2及び方向D3に広がるように設けられている。これにより、貫通孔31Bは、方向D1に沿った方向においてフランジ部32Bから試料台部42側及びイメージセンサ16側の両方に延在している。この場合であっても、図1,2に示される電極19と同等の効果を奏する。また、本体部33Bを支持台18の試料台部42側及びイメージセンサ16側の両方に突出するように配置しているので、貫通孔31の全体長を大きくすることができ、電極19Bへの印加電圧を低くすることができる。これにより、電極19Bと周囲の部材との間の放電の発生が抑制される。
図4(c)は、第3変形例の電極19Cを説明するための概略断面図である。図4(c)に示されるように、方向D1に沿った断面で見た電極19Cの貫通孔31C(すなわち、X線通過部を構成し、X線通過孔である貫通孔31Cの内壁面)は、試料台部42側からイメージセンサ16側に向かって拡径するテーパ形状を有している。よって、方向D1から見た貫通孔31Cの形状が円形状である場合、当該貫通孔31Cの直径は試料台部42側からイメージセンサ16側にかけて徐々に大きくなる。貫通孔31Cの直径の変化は、X線Rのイメージセンサ16への入射を妨げないように広がっている。この場合であっても、図1,2に示される電極19と同等の効果を奏する。加えて、電極19Cにおける試料S側の直径が小さいほど、貫通孔31Cにおける中心部での電位の低下を、その周囲の電位の低下と比較して小さくすることができるので、電極19Cへの印加電圧を低くすることができる。これにより、電極19Cと周囲の部材との間の放電の発生が抑制される。なお、本体部33Cも貫通孔31Cと同様のテーパ形状を有しているが、本体部33C自体は貫通孔31Cがテーパ形状であれば、他の形状(例えば円筒形状)でもよい。
また、電極は必ずしも支持台によって支持されていなくてもよい。図5は、第4変形例の試料支持機構14Aの概略断面図である。例えば、図5に示されるように、試料支持機構14Aの基部41Aのイメージセンサ16側の面に、樹脂製(例えばPEEK樹脂製)の複数のスペーサ部53が設けられている。この複数のスペーサ部53を用いて、電極19Dが固定された絶縁基板52Aが基部41Aに取り付けられている。なお、絶縁基板52Aは、3つのスペーサ部53によって3点止めされていることが好ましい。この場合であっても、図1,2に示される電極19と同等の効果を奏する。また、スペーサ部53によって基部41Aと電極19Dとは互いに電気的に絶縁されているので、基部41Aは反転電子吸収部として機能するように電極19Dの電位に対して正の電位とすることができる。電極19Dは、図2に示される電極19と同様の形状を有しているが、電極19A〜19Cと同様の形状を有してもよい。
(第2実施形態)
以下では、第2実施形態に係る電子線像取得機能を有するX線顕微鏡1Aについて説明するが、実質的な機能に関しては第1実施形態における電子顕微鏡と相違はない。そのため、第2実施形態の説明において第1実施形態と重複する記載は省略し、第1実施形態と異なる部分を記載する。つまり、技術的に可能な範囲において、第2実施形態に第1実施形態の記載を適宜用いてもよい。
図6は、第2実施形態に係るX線顕微鏡1Aの概略断面図である。図6に示されるように、X線顕微鏡1Aの筐体1a内には、試料室2と、電子線源3と、電子レンズ4と、電子検出器5と、電子線Eが照射されることによりX線Rを発生するX線発生部61と、試料Sが配置される試料支持機構62と、試料支持機構62を支持するステージ63と、試料Sを透過したX線Rが入射されることによりX線像を生成するイメージセンサ64と、試料支持機構62、ステージ63及びイメージセンサ64によって囲まれる空間内に配置される支持台65と、X線Rを通過させる貫通孔71を有すると共に支持台65に支持される電極66と、イメージセンサ64及び支持台65を支持するパイプ67と、が設けられている。電子検出器5と、X線発生部61と、試料支持機構62と、ステージ63と、イメージセンサ64と、支持台65と、電極66と、パイプ67とは、試料室2内に設けられている。
X線発生部61は、移動部27を有する以外は第1実施形態のX線発生部12と同一でよく、X線ターゲット25とターゲット支持体26とを有する。移動部27は、ターゲット支持体26及び導入器68に取り付けられている。試料支持機構62は、複数の柱部によってステージ63に固定されていること以外は、第1実施形態の試料支持機構14と同一でよく、基部41と試料台部42とを有する。ステージ63は、試料支持機構62を方向D1〜D3に移動可能に設けられる。イメージセンサ64は方向D1においてX線発生部61とステージ63との間に配置され、第1実施形態のイメージセンサ16と同一でよい。
X線顕微鏡1Aの筐体1a外には、X線発生部61を方向D2又は方向D3に移動させる導入器68と、パイプ67内に液体窒素を供給する液体窒素タンク69と、イメージセンサ64から得られた信号に基づいてX線像を撮像するカメラ筐体70と、電源22とが設けられる。導入器68によるX線発生部61の移動によって、X線顕微鏡1AのX線像撮像モードと電子線像撮像モードとを切り替えることができる。液体窒素タンク69からパイプ67内に液体窒素が供給されることによって、当該パイプ67に支持されるイメージセンサ64が冷却される。よって、パイプ67はヒートパイプとして機能する。
支持台65は、パイプ67に固定される複数の柱部81と、複数の柱部81に支持されると共に電極66を支持する絶縁基板82とを有する。絶縁基板82は、第1実施形態の絶縁基板52と同一でよく、開口部82aを有する。
電極66は、支持台65に支持されることによりX線発生部61とイメージセンサ64との間に配置される。電極66は、第1実施形態の電極19と同一でよく、フランジ部72を有する。また、電極66は、X線像取得時において電源22から電圧が印加されることにより、電子E1を方向D1に沿った方向軸で見て、試料透過方向とは逆の方向に向かう反転電子REにするように電界を形成する。
以上に説明した第2実施形態のX線顕微鏡1Aにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏する。加えて、電極66を支持する支持台65はパイプ67に固定されているので、ステージ63によって試料Sが移動したとしても、支持台65は移動せず、電極66も移動しない。これにより、電極66とイメージセンサ64との位置関係が変化しないので、電極66をイメージセンサ64に対して適切な位置に予め固定できる。したがって、電極66の貫通孔71の直径の縮小化を可能とすることができる。貫通孔71の直径が縮小化されることにより、電子E1を反転電子REにする電界を形成するために電極66に印加される電圧値が低くなり、電極66と周囲の部材との間の放電といった問題の発生を低減できる。
(第3実施形態)
以下では、第3実施形態に係る電子線像取得機能を有するX線顕微鏡1Bについて説明する。第3実施形態の説明において第1,第2実施形態と重複する記載は省略し、第1,第2実施形態と異なる部分を記載する。つまり、技術的に可能な範囲において、第3実施形態に第1,第2実施形態の記載を適宜用いてもよい。
図7は、第3実施形態に係るX線顕微鏡1Bの概略断面図である。図7に示されるように、試料支持機構62Aの基部41Aのイメージセンサ64側の表面に、複数のスペーサ部53を用いて絶縁基板82Aが取り付けられており、当該絶縁基板82Aに電極66Aが支持されている。以上に説明した第3実施形態のX線顕微鏡1Bにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
本実施例では、電子を反転電子にするように電界を形成する電極の形状を変化した場合において、当該電極に印加される電圧の変化を検討した。実施例における電極の形状は、図2に示される電極19の形状、又は図4(c)に示される電極19Cの形状とした。また、電極19(19C)における貫通孔31(31C)の直径及び長さを変更した。これらの電極の貫通孔に対して、5005eVのエネルギーを有する電子を照射し、当該電子が反転電子になる際の電極に印加される電圧を比較することとした。
図8(a)〜(d)は、実施例の電極の一部及び形成される電界を示す模式図である。図8(a)〜(d)において、横軸α1〜α4は図1における方向D1に沿った軸線に相当し、縦軸β1〜β4は図1における方向D2に沿った軸線に相当する。図8(a)〜(d)のそれぞれに示される矢印Aの先端側が、図1におけるイメージセンサ16側に相当する。図8(a)〜(d)のそれぞれには、電極91〜94の一部と、形成される電界95〜98の一部とが模式的に示されている。図8(a)〜(d)のそれぞれに記載される点線で示された領域は、電子が照射される領域に相当する。また、図8(a)〜(d)のそれぞれにおいて、横軸α1〜α4は、方向D1に沿った方向における電極91〜94の中心軸に相当する。
図8(a)における電極91の形状は、電極19の形状と同一であり、貫通孔の直径は16mmとし、貫通孔の長さは8mmとした。すなわち、貫通孔における直径と長さとの比は2:1とした。この場合、電極に印加される電圧が6875Vの際に照射される電子が反転電子となった。
図8(b)における電極92の形状は、電極19Cの形状と同一であり、貫通孔の試料S側の第1縁部の直径は6mmとし、貫通孔のイメージセンサ16側の第2縁部の直径は8mmとし、貫通孔の長さは8mmとした。すなわち、貫通孔において、第1縁部の直径と長さとの比は3:4とし、第2縁部の直径と長さとの比は1:1とした。この場合、電極に印加される電圧が5371Vの際に照射される電子が反転電子となった。
図8(c)における電極93の形状は、電極19の形状と同一であり、その貫通孔の直径は16mmとし、貫通孔の長さは16mmとした。すなわち、貫通孔における直径と長さとの比は1:1とした。この場合、電極に印加される電圧が5917Vの際に照射される電子が反転電子となった。
図8(d)における電極94の形状は、電極19Cの形状と同一であり、貫通孔の試料S側の第1縁部の直径は6mmとし、貫通孔のイメージセンサ16側の第2縁部の直径は16mmとし、貫通孔の長さは16mmとした。すなわち、貫通孔において、第1縁部の直径と長さとの比は3:8とし、第2縁部の直径と長さとの比は1:1とした。この場合、電極に印加される電圧が5150Vの際に照射される電子が反転電子となった。
以上に示したように、電極94に印加される電圧が最も小さく、電極91に印加される電圧が最も大きい結果となった。電極91と電極92との比較によって、試料S側の直径が小さいほど印加される電圧が低くなる結果が得られた。すなわち、貫通孔の直径に対する貫通孔の長さの比率(長さ/直径)が大きい方が、電極に印加される電圧が低くなった。これは、電極における試料S側の直径が小さいほど貫通孔における中心部での電位の低下を、その周囲の電位の低下と比較して小さくすることができるからだと考えられる。
電極91と電極93との比較によって、電極の貫通孔の方向D1における長さが長いほど印加される電圧が低くなる結果が得られた。これは、電極における試料S側の長さが長いほど、貫通孔における中心部での電位の低下を、その周囲の電位の低下と比較して小さくすることができるからだと考えられる。
電極92と電極94との比較によって、電極の貫通孔の方向D1における長さが長いほど印加される電圧が低くなる結果が得られた。これは、電極における試料S側の長さが長いほど、貫通孔における中心部での電位の低下を、その周囲の電位の低下と比較して小さくすることができるからだと考えられる。
本発明によるX線像撮像用ユニット及びX線顕微鏡は、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態及び変形例を適宜組み合わせてもよい。例えば、第2実施形態又は第3実施形態に記載された電極を、第1実施形態の第1〜第3変形例の電極に置換してもよい。また、第2実施形態および第3実施形態においては、電子検出器5を持たない、通常のX線顕微鏡であってもよい。
上記実施形態及び変形例における電極の貫通孔は、角筒形状でもよく、断面多角形でもよい。また、電極断面は連続体であってもよいし、一部が切れていてもよい。また、この貫通孔は、必ずしも筒形状でなくてもよく、例えば板状の電極に単に設けられた貫通孔であってもよい。この場合、電極における貫通孔以外の部分がフランジ部に相当する。また、貫通孔をX線透過性の高い薄膜等で覆うことで、さらに電子の通過を妨げたり、試料の汚染を抑制したりしてもよい。
第1実施形態に係る複数の柱部51及び第2実施形態の柱部81、第1実施形態及び第3実施形態に係る複数のスペーサ部53は、接続する部材の間の空間を囲むような、連続した壁状(枠状)部材であってもよい。これにより、反転電子に起因して発生したX線又は二次電子等がイメージセンサに入射されることを抑制できる。
1…電子顕微鏡、1A,1B…X線顕微鏡、2…試料室、3…電子線源、4…電子レンズ、5…電子検出器、6,63…ステージ、10…X線像撮像用ユニット、11…筐体、12,61…X線発生部、13…ターゲット移動装置、14,14A,62,62A…試料支持機構、15…ユニット内ステージ、16,64…イメージセンサ(X線撮像部)、18,65…支持台、19,19A〜19D,66,66A,91〜94…電極、22…電源、25…X線ターゲット(X線ターゲット部)、26…ターゲット支持体、31,31A〜31C,71…貫通孔、31a…縁部、32,32A,32B,72…フランジ部、33,33A〜33C…本体部、41…基部、42…試料台部、52,52A…絶縁基板、53…スペーサ部、D1〜D3…方向、E…電子線、E1…電子、R…X線、RE…反転電子、S…試料。

Claims (7)

  1. 電子線を照射する電子線源と、電子検出器とを備えた電子顕微鏡の試料室内に配置されるX線像撮像用ユニットであって、
    前記電子線が照射されることによりX線を発生するX線ターゲット部と、
    試料を透過した前記X線が入射されることによりX線像を生成するX線撮像部と、
    前記X線ターゲット部と前記X線撮像部との間に位置し、前記試料が配置される試料台部と、
    前記試料台部と前記X線撮像部との間に配置されており、前記X線を通過させるX線通過部を有する電極と、
    を備え、
    X線像取得時において、前記電極は、前記試料を透過した電子を透過方向とは逆の方向に向かう反転電子にするように電界を形成する、
    X線像撮像用ユニット。
  2. 前記試料台部と前記電極との間に配置されており、X線像取得時に前記電極の電位に対して正の電位とされる反転電子吸収部をさらに備える、請求項1に記載のX線像撮像用ユニット。
  3. 前記電極を支持する絶縁基板をさらに備え、
    前記絶縁基板は、前記試料台部と前記X線撮像部との間に配置され、前記透過方向に交差する方向に広がるように設けられる、請求項1又は2に記載のX線像撮像用ユニット。
  4. 前記電極は、前記X線通過部の周縁から、前記透過方向に交差する方向に延在する延在部を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載のX線像撮像用ユニット。
  5. 前記X線通過部を構成するX線通過孔の内壁面が、前記試料台部側から前記X線撮像部側に向かって拡径するテーパ形状を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のX線像撮像用ユニット。
  6. 電子線を照射する電子線源と、
    前記電子線が照射されることによりX線を発生するX線ターゲット部と、
    試料を透過した前記X線が入射されることによりX線像を生成するX線撮像部と、
    前記X線ターゲット部と前記X線撮像部との間に位置し、前記試料が配置される試料台部と、
    前記試料台部と前記X線撮像部との間に配置されており、前記X線を通過させるX線通過部を有する電極と、
    を備え、
    X線像取得時において、前記電極は、前記試料を透過した電子を透過方向とは逆の方向に向かう反転電子にするように電界を形成する、
    X線顕微鏡。
  7. 電子検出器をさらに備える、請求項6に記載のX線顕微鏡。
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