JP6389404B2 - ガス供給システム及びそれを備える船舶 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料としてガスを使用するディーゼルエンジンにガスを供給するガス供給システムとそれを備える船舶に関する。
従来、船舶において、重油を燃料とするディーゼルエンジンが推進用主機として用いられていたが、近年、大気汚染や温暖化の観点から、燃料としてガスを使用するガス焚きディーゼルエンジンを推進用主機とする船舶が注目されている。推進用主機として使用されるガス焚きディーゼルエンジンでは、シリンダ内に高圧の燃料ガスが直接噴射されることで、燃料ガスが着火し、燃焼する。
ガス焚きディーゼルエンジンを搭載した船舶には、液化ガス(例えば液化天然ガス(LNG))を大気圧下で極低温(例えば−162℃)の液体状態で保持できるタンクが搭載されており、タンクに貯留された液化ガスを高圧ガス化したものを、燃料ガスとしてガス焚きディーゼルエンジンに供給している。特許文献1には、LNG船の推進用主機として使用されるガス焚きディーゼルエンジンに燃料ガスを供給するガス供給システムが開示されている。このガス供給システムは、カーゴタンク等のLNGを貯蔵するタンクと、タンクから導かれたLNGを昇圧する高圧ポンプと、高圧ポンプから導かれた高圧LNGを気化する気化器と、気化器にて気化されたガスをエンジンへ導く主配管とを備えている。
特開2013−209926号公報
ところで、上述のようなガス焚きディーゼルエンジンでは、シリンダ内に噴射される高圧燃料ガスの温度が要求温度範囲(例えば35℃以上55℃以下)に収まっていなければ、シリンダ内でのガスの燃焼が不安定になってしまう。このため、気化器では、エンジン入口側におけるガス温度がエンジンの要求温度範囲に収まるように気化条件が設定されている。しかし、ガス運転を開始した直後においては、気化器の下流側の配管は外気と同じ温度となっているため、燃料ガスが気化器の下流側の配管を通過する間にガス温度が変化してしまい、エンジンに供給される燃料ガスが要求温度範囲から逸脱してしまう可能性がある。例えば、ガス焚きディーゼルエンジンを搭載したLNG船が寒冷海域を航行するような場合、ガス運転開始前は気化器の下流側の配管が冷えているため、ガス運転を開始しても、流通するガスにより配管の温度が上昇するまでには時間がかかることが想定される。このため、気化器下流側の配管が温まるまでの間は、エンジンに供給される燃料ガスが要求温度範囲を逸脱して、エンジンでのガス燃焼が不安定になるおそれがある。
そこで、本発明は、ガス運転の開始直後においても、ディーゼルエンジンに要求温度範囲内の燃料ガスを供給して、ディーゼルエンジンでの安定したガス燃焼を可能にするガス供給システムとそれを備える船舶を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のガス供給システムは、燃料としてガスを使用するディーゼルエンジンにガスを供給するガス供給システムであって、液化ガスを貯留するタンクと、前記液化ガスを昇圧する高圧ポンプと、前記液化ガスを加熱して気化させる気化器と、前記タンクから前記高圧ポンプに液化ガスを導く第1供給配管と、前記高圧ポンプから前記気化器に液化ガスを導く第2供給配管と、前記気化器から前記ディーゼルエンジンに気化したガスを導く第3供給配管と、前記第3供給配管から分岐する排出配管と、前記排出配管に設けられ、前記ディーゼルエンジンのガス運転の前の予熱運転時に開き、前記ガス運転時に閉じる排出弁と、前記タンク内の液化ガス又はボイルオフガスを、前記予熱運転時に前記気化器で加熱するために前記第2供給配管に供給する予熱用燃料供給機構と、を備えることを特徴とする。ここで、「予熱運転」とは、ディーゼルエンジンに昇圧されたガスを供給する前に、気化器の下流側の配管、すなわち第3供給配管を温めるための運転をいう。
上記構成によれば、予熱用燃料供給機構により、前記ディーゼルエンジンのガス運転の前の予熱運転時に、タンク内の液化ガス又はボイルオフガスが気化器に供給されて、気化器で加熱されたガスは、気化器の下流側の第3供給配管へと流出される。そして、気化器で加熱されたガスは、気化器の下流側の第3供給配管から排出配管を通って排出される。このため、ガス運転が開始する前に、気化器で加熱されたガスが流通することにより、気化器の下流側の配管を温めることができる。従って、ガス運転の開始直後においても、気化器の下流側の配管での燃料ガスの温度変化を最小限に抑えて、ディーゼルエンジンに要求温度範囲内の燃料ガスを供給することができる。これにより、ディーゼルエンジンでの安定したガス燃焼が可能になる。
前記予熱用燃料供給機構は、前記タンク又は前記第1供給配管から前記第2供給配管に液化ガスを導くバイパス配管と、前記バイパス配管に設けられ、前記ガス運転の前の前記予熱運転時に開き、前記ガス運転時に閉じるバイパス弁とを有してもよい。この構成によれば、高圧ポンプに液化ガスを通すことなく、気化器に液化ガスを供給して、気化器の下流側の配管を温めることができる。この構成は、例えば、高圧ポンプが、非稼働時に液化ガスの流通を遮断する構成である場合に、特に有用である。また、この構成において、バイパス配管がタンクから第2供給配管に液化ガスを導くものである場合、タンク内の圧力を利用してバイパス配管を介してタンク内の液化ガスを気化器に供給することができる。
前記予熱用燃料供給機構は、前記タンクから前記第2供給配管に前記ボイルオフガスを導くガス供給配管と、前記ガス供給配管に設けられ、前記ガス運転の前の前記予熱運転時に開き、前記ガス運転時に閉じる開閉弁とを有してもよい。この構成によれば、ボイルオフガスをガス供給配管から排出して、ボイルオフガスの発生によるタンク圧の上昇を防ぐことができる。
上記ガス供給システムは、前記第1供給配管に設けられた低圧ポンプを更に備え、前記高圧ポンプは、前記高圧ポンプを稼働しない状態で、前記低圧ポンプにより送られた液化ガスを、通過させるように構成され、前記予熱用燃料供給機構は、前記低圧ポンプ、前記第1供給配管、及び前記高圧ポンプで構成されてもよい。この構成によれば、予熱運転時に前記液化ガスを気化器に供給するための配管を別途設けることなく、高圧ポンプを介して前記液化ガスを気化器に供給することができる。
前記ガス供給システムは、更にガスを消費する機器を備え、前記排出配管から排出されたガスは、前記機器で消費されてもよい。この構成によれば、前記排出配管を介して、気化器で気化したガスを前記機器に供給して、消費することができるので、予熱運転に使用されたガスを有効利用することができる。
前記排出配管から排出されたガス又は前記排出されたガスが再液化された液化ガスは、前記タンクに戻されてもよい。この構成によれば、予熱運転によるタンク内の液化ガスの減少を抑えることができる。
上記ガス供給システムとは別の本発明のガス供給システムは、燃料としてガスを使用するディーゼルエンジンにガスを供給するガス供給システムであって、液化ガスを貯留するタンクと、前記液化ガスを昇圧する高圧ポンプと、前記高圧ポンプで昇圧された液化ガスを加熱して気化させる第1気化器と、前記タンクから前記高圧ポンプに液化ガスを導く第1供給配管と、前記高圧ポンプから第1気化器に液化ガスを導く第2供給配管と、前記第1気化器から前記ディーゼルエンジンに気化したガスを導く第3供給配管と、前記ディーゼルエンジンのガス運転時に前記高圧ポンプで昇圧される液化ガスの圧力よりも低圧であるガスを消費するガス消費器と、前記液化ガスを加熱して気化させる第2気化器と、前記タンク又は前記第1供給配管から前記第2気化器に液化ガスを導く第1低圧燃料供給配管と、前記第2気化器から前記ガス消費器に気化したガスを導く第2低圧燃料供給配管と、前記第2低圧燃料供給配管における第1分岐点から分岐し、第3供給配管における第1合流点につながる導入配管と、前記第3供給配管における前記第1合流点よりも下流側にある第2分岐点から分岐して、前記第2低圧燃料供給配管における前記第1分岐点よりも下流側にある第2合流点につながる排出配管と、前記導入配管に設けられた第1開閉弁と、前記排出配管に設けられた第2開閉弁と、前記第2低圧燃料供給配管における前記第1分岐点と前記第2合流点との間の部分に設けられた第3開閉弁と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、第2気化器で加熱されたガスを、導入配管を介して、第3供給配管に導入し、排出配管を介して、第3供給配管に導入されたガスを排出することができる。このため、ガス運転が開始する前に、第2気化器で加熱されたガスにより、第1気化器の下流側の配管を温めることができるので、ガス運転の開始直後においても、第1気化器の下流側の配管での燃料ガスの温度低下を最小限に抑えることができる。これにより、ディーゼルエンジンでの安定したガス燃焼が可能になる。また、上記構成によれば、前記ガス消費器に気化したガスを導く第2低圧燃料供給配管に排出配管がつながっているので、排出配管から排出されたガスをガス消費器で消費することができる。また、第1気化器を稼働させなくても、第1気化器の下流側の配管を温めることができる。
前記ガス運転の前の予熱運転時に、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁は開き、前記第3開閉弁は閉じ、前記ガス運転時に、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁は閉じ、前記第3開閉弁は開いてもよい。この構成によれば、予熱運転時に、低圧用気化器で加熱されたガスは全て第3供給配管に導入されるので、気化器の下流側の配管を効率よく温めることができる。
例えば、前記ディーゼルエンジンは、船舶の推進用主機としての2サイクルエンジンであってもよい。
本発明の船舶は、上記ガス供給システムを備えるものである。
本発明によれば、ガス運転の開始直後においても、ディーゼルエンジンに要求温度範囲内の燃料ガスを供給して、ディーゼルエンジンでの安定したガス燃焼を可能にする。
本発明の第1実施形態に係るガス供給システムを示す概略構成図である。 図1のガス供給システムの変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るガス供給システムを示す概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係るガス供給システムを示す概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係るガス供給システムを示す概略構成図である。 本発明の第5実施形態に係るガス供給システムを示す概略構成図である。 図6のガス供給システムの変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図1を参照しながら説明する。図1には、タンクを備えたLNG運搬船に適用した第1実施形態に係るガス供給システム10Aが示されている。この実施形態に係るガス供給システム10Aが適用されたLNG運搬船1Aは、プロペラ21を駆動する推進用主機としてガス焚きディーゼルエンジン2(以下、単に「エンジン2」という)を搭載している。この実施形態に係るエンジン2は、油とガスの噴射を電子制御することができる電子制御式ガスインジェクション(ME−GI)方式の二元燃料エンジンであって、2サイクル低速ディーゼルエンジンであり、電子制御により油のみを燃料として使用する運転(以下、「油運転」という)と、ガスのみ又は油とガスの両方を燃料として使用する運転(以下、「ガス運転」という)とを切り換えることができる。エンジン2は、油も燃料として使用できるため、LNG運搬船1Aには油供給システム(図示せず)も設けられているが、以下ではガス供給システム10Aについて説明し、油供給システムについては説明を省略する。
ガス供給システム10Aは、LNGを貯留するタンク11と、LNGを昇圧する高圧ポンプ12と、LNGを加熱して気化させる第1気化器13とを備える。また、ガス供給システム10Aは、タンク11から高圧ポンプ12へLNGを導く第1供給配管31と、高圧ポンプ12から第1気化器13へLNGを導く第2供給配管32と、第1気化器13から前記エンジン2へ気化したガスを導く第3供給配管33とを備える。第1供給配管31には、開閉弁34が設けられている。
タンク11は、LNG運搬船1Aの船長方向に配列された大型の輸送タンクの少なくとも1つである。タンク11は、LNGを大気圧下の約−162℃の液体状態で保持できるように、極低温状態を保持可能な防熱性能を有する。
第1供給配管31には、第1供給配管31を通じてタンク11内のLNGをタンク11外に排出するための排出用ポンプ14(本発明の低圧ポンプ)が設けられている。この実施形態では、排出用ポンプ14は、タンク11内の底部に配置されているが、これに限らず、タンク11の外部に配置されていてもよい。
高圧ポンプ12は、第1気化器13で気化されたガスがエンジン2の噴射圧(例えば15〜30MPa)となるように、第1供給配管31から導かれたLNGを昇圧する。高圧ポンプ12は、例えばピストンポンプであり、油圧モータ又は電動モータによって駆動されてLNGをシリンダから押し出す複数のピストンを含む。高圧ポンプ12は、第2供給配管32から第1供給配管31にLNGやガスを通過させないように逆止弁を有している。
第1気化器13は、ガス運転時には、高圧ポンプ12で昇圧されたLNGを加熱して気化させ、予熱運転時には、後述する予熱用燃料供給機構(この実施形態では後述するバイパス配管41及びバイパス弁42)によって供給されるLNGを加熱して気化させる。第1気化器13は、例えば、蛇行したチューブがシェル内に配置された熱交換器であり、チューブの両端が第2供給配管32及び第3供給配管33に接続される。シェルは、図略の循環ラインに接続されており、シェル及び循環ラインを通じて、例えばグリコールなどの熱媒体が循環させられる。第1気化器13は、ヒーターであってもよい。
また、ガス供給システム10Aは、ガスを消費する機器であるガス消費器50と、LNGを加熱して気化させる第2気化器51と、第1供給配管31における開閉弁34より上流側部分から第2気化器51にLNGを導く第1低圧燃料供給配管52と、第2気化器51からガス消費器50に気化したガスを導く第2低圧燃料供給配管53とを備える。
例示にすぎないが、この実施形態では、ガス消費器50は、補機である発電用ガスエンジン50a及びボイラ50bやガス燃焼装置50c(GCU:Gas Combustion Unit)である。ガス燃焼装置50cは、第2低圧燃料供給配管53において補機に供給されずに余剰となったガスを燃焼する。
第2気化器51は、第1低圧燃料供給配管52を介して供給されたLNGを加熱して気化させる。第2気化器51は、この実施形態では第1気化器13と同様の構造であるが、第1気化器13と異なる構造のものであってもよい。
また、ガス供給システム10Aは、第3供給配管33から分岐して第2低圧燃料供給配管53につながる排出配管71を更に備える。排出配管71には、排出弁72が設けられている。排出弁72は、第3供給配管33からガスが排出するように排出配管71により形成されたガス流路を開閉する。排出配管71を介して排出されるガスが第3供給配管のできるだけ広い範囲を流通するように、第3供給配管33における排出配管71への分岐点73は、第3供給配管33における下流側末端付近にあることが望ましい。
ガス供給システム10Aは、第1供給配管における開閉弁34より上流側の部分から高圧ポンプ12をバイパスして第2供給配管32にLNGを導くバイパス配管41を更に備える。バイパス配管41にはバイパス弁42が設けられている。バイパス弁42は、バイパス配管41により形成されたバイパス流路を開閉する。この実施形態において、バイパス配管41及びバイパス弁42は、高圧ポンプ12で昇圧されていないLNGを予熱運転時に第2供給配管32に供給する予熱用燃料供給機構として機能する。
バイパス弁42、排出弁72、第1供給配管31に設けられた開閉弁34、及び、第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54は、制御装置15によって開閉制御される。図1及びそれ以降の図面において、図面を簡略化するために、制御装置15により制御される排出弁72等の各構成要素と制御装置15との間の制御線は省略されている。制御装置15は、例えば操船者の手動により予熱運転開始の指示を受けることができる。また、制御装置15は、予熱運転終了の信号を受けた後、例えば操船者の手動により、又は、自動的に、エンジン2の制御部(図示せず)からガス運転の開始の指示を受けることができる。
この実施形態に係るガス供給システム10Aは、エンジン2に高圧ポンプ12で昇圧されたガスを供給する前に、第1気化器13の下流側の配管、すなわち第3供給配管33を温めるための予熱運転を行うことができる。予熱運転を行うことにより、第1気化器13の下流側の配管を通過する間にエンジン2に供給されるガスの温度が低下して要求温度範囲から逸脱してしまうのを防ぐことができる。バイパス弁42及び排出弁72は、ガス運転の前の予熱運転時に開かれ、ガス運転時に閉じられる。以下では、この実施形態に係るガス供給システム10Aの予熱運転における動作を説明するために、一例として、エンジン2が油運転からガス運転に切り換えられる場合について説明する。
LNG運搬船1Aが油運転で航行しているとき、エンジン2には油供給システムから燃料として油が供給されている。このとき、エンジン2には、高圧ガスを供給する必要がないため、高圧ポンプ12及び第1気化器13は稼働していない状態である。また、限定されるわけではないが、この実施形態に係るLNG運搬船1Aの航行中には、常時、発電用ガスエンジン50aなどのガス消費器50でガスが消費されている。このとき、バイパス弁42、排出弁72、及び、第1供給配管31に設けられた開閉弁34は閉じており、第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54は開かれている。油運転中であるLNG運搬船1Aのタンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1供給配管31及び第1低圧燃料供給配管52を介して稼働中の第2気化器51に供給されている。第2気化器51で気化したガスは、第2低圧燃料供給配管53を介してガス消費器50に供給されている。
LNG運搬船1Aが油運転からガス運転に切り換えられる前に、例えば操船者等によって手動で制御装置15に予熱運転開始の指示が送られる。予熱運転開始の指示を送られた制御装置15は、第1気化器13を起動させた後、バイパス弁42及び排出弁72を開き、第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54を閉じる。これにより、タンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、バイパス配管41を介して稼働中の第1気化器13に供給される。第1気化器13で気化及び加熱されたガスは、第3供給配管33及び排出配管71を介してガス消費器50に供給される。こうして、第1気化器13で加熱されたガスを第3供給配管33に所定の時間流通させることにより、第3供給配管33が温められる。第3供給配管33が予熱運転により予め設定された温度に達するまでの時間は、第3供給配管33の長さや予熱運転開始前の第3供給配管33の温度などに依存する。
第3供給配管33の温度が予熱運転により設定温度に達した後、例えば操船者等によって手動で制御装置15にガス運転開始の指示が送られる。ガス運転開始の指示を送られた制御装置15は、高圧ポンプ12を起動させ、バイパス弁42及び排出弁72を閉じ、第1供給配管31に設けられた開閉弁34及び第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54を開く。これにより、タンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1供給配管31を介して高圧ポンプ12に供給され、高圧ポンプ12で昇圧されたLNGは、第2供給配管32を介して第1気化器13に供給される。第1気化器13で気化したガスは、第3供給配管33を介してエンジン2に供給される。また、タンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1供給配管31及び第1低圧燃料供給配管52を介して第2気化器51に供給される。第2気化器51で気化したガスは、第2低圧燃料供給配管53を介してガス消費器50に供給される。
以上説明したように、この実施形態に係るガス供給システム10Aによれば、エンジン2に高圧ポンプ12で昇圧されたガスを供給する前に、タンク11内のLNGをバイパス配管41を介して第1気化器13に供給し、第1気化器13で気化及び加熱されたガスを第3供給配管33に流出させて、排出配管71における配管から排出させることができる。このため、ガス運転が開始する前に、第1気化器13で加熱されたガスが流通することにより、第1気化器13の下流側の配管を温めることができる。従って、ガス運転の開始直後においても、第1気化器13の下流側の配管での燃料ガスの温度変化を最小限に抑えて、エンジン2に要求温度範囲内の燃料ガスを供給することができる。これにより、エンジン2での安定したガス燃焼が可能になる。
また、この実施形態に係るガス供給システム10Aによれば、高圧ポンプ12にLNGを通すことなく、第1気化器13にLNGを供給して、第1気化器13の下流側の配管を温めることができる。このため、この構成は、例えば、高圧ポンプ12が、非稼働時にLNGの流通を遮断する構成である場合に、特に有用である。
<第1実施形態の変形例>
図2に、上記の第1実施形態の変形例に係るガス供給システム10A’を示す。図2に示されたガス供給システム10A’において、バイパス配管41’は、第1供給配管31ではなく、タンク11から第2供給配管32にLNGを導くように構成される。バイパス配管41’に設けられたバイパス弁42’の開閉制御は、上記実施形態のバイパス弁42と同じである。この構成によれば、排出用ポンプ14を稼働させることなく、タンク11内の圧力を利用してバイパス配管41’を介してタンク11内のLNGを第1気化器13に供給することができる。
<第2実施形態>
次に、図3を参照して、本発明の第2実施形態に係るガス供給システム10Bを説明する。第2実施形態に係るガス供給システム10Bは、第1実施形態のバイパス配管41及びバイパス弁42の代わりに、タンク11から第2供給配管32にタンク11内のボイルオフガスを導くガス供給配管45と、ガス供給配管45に設けられた開閉弁46を備えている。この実施形態において、ガス供給配管45及びそこに設けられた開閉弁46は、ボイルオフガスを予熱運転時に第2供給配管32に供給する予熱用燃料供給機構として機能する。
ガス供給配管45に設けられた開閉弁46及び排出弁72は、ガス運転の前の予熱運転時に開かれ、ガス運転時に閉じられる。以下、この実施形態に係るガス供給システム10Bの予熱運転における動作を説明するために、第1実施形態と同様、エンジン2が油運転からガス運転に切り換えられる場合について説明する。
この実施形態に係るLNG運搬船1Bが油運転で航行中に、常時、発電用ガスエンジン50aなどのガス消費器50でガスが消費されている。このとき、ガス供給配管45に設けられた開閉弁46、排出弁72、及び、第1供給配管31に設けられた開閉弁34は閉じており、第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54は開かれている。油運転中であるLNG運搬船1Bのタンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1供給配管31及び第1低圧燃料供給配管52を介して稼働中の第2気化器51に供給されている。第2気化器51で気化したガスは、第2低圧燃料供給配管53を介してガス消費器50に供給されている。
LNG運搬船1Bが油運転からガス運転に切り換えられる前に、例えば操船者等によって手動で制御装置15に予熱運転開始の指示が送られる。予熱運転開始の指示を送られた制御装置15は、第1気化器13を起動させた後、ガス供給配管45に設けられた開閉弁46及び排出弁72を開き、第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54を閉じる。これにより、タンク11内の低温のボイルオフガスは、ガス供給配管45を介して稼働中の第1気化器13に供給される。第1気化器13で加熱されたガスは、第3供給配管33及び排出配管71を介してガス消費器50に供給される。こうして、第1気化器13で加熱されたガスを第3供給配管33に所定の時間流通させることにより、第3供給配管33が温められる。
第3供給配管33の温度が予熱運転により設定温度に達した後、例えば操船者等によって手動で制御装置15にガス運転開始の指示が送られる。ガス運転開始の指示を送られた制御装置15は、高圧ポンプ12を起動させ、ガス供給配管45に設けられた開閉弁46及び排出弁72を閉じ、第1供給配管31に設けられた開閉弁34及び第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54を開く。これにより、タンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1供給配管31を介して高圧ポンプ12に供給され、高圧ポンプ12で昇圧されたLNGは、第2供給配管32を介して第1気化器13に供給される。第1気化器13で気化したガスは、第3供給配管33を介してエンジン2に供給される。
この実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、この実施形態によれば、タンク11に溜まったボイルオフガスを例えば発電用ガスエンジン50aやボイラ50bなどの燃料として有効利用することができる。
<第3実施形態>
次に、図4を参照して、本発明の第3実施形態に係るガス供給システム10Cを説明する。第3実施形態に係るガス供給システム10Cの構成は、第1実施形態のバイパス配管41及びバイパス弁42を備えていない点で第1実施形態に係るガス供給システム10Aの構成とは異なる。また、第3実施形態に係るガス供給システム10Cが備える高圧ポンプ12は、それが稼働していない状態で、排出用ポンプ14により送られたLNGを通過させるように構成されている。換言すれば、高圧ポンプ12は、停止中に吸入側の圧力が高くなると、吐出側にLNGを漏れ出すように構成されている。この実施形態において、排出用ポンプ14、第1供給配管31、及び高圧ポンプ12は、高圧ポンプ12で昇圧されていないLNGを予熱運転時に第2供給配管32に供給する予熱用燃料供給機構として機能する。
以下、この実施形態に係るガス供給システム10Cの予熱運転における動作を説明するために、第1実施形態と同様、エンジン2が油運転からガス運転に切り換えられる場合について説明する。
この実施形態に係るLNG運搬船1Cの航行中には、常時、発電用ガスエンジン50aなどのガス消費器50でガスが消費されている。このとき、排出弁72、及び、第1供給配管31に設けられた開閉弁34は閉じており、第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54は開かれている。油運転中であるLNG運搬船1Cのタンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1供給配管31及び第1低圧燃料供給配管52を介して稼働中の第2気化器51に供給されている。第2気化器51で気化したガスは、第2低圧燃料供給配管53を介してガス消費器50に供給されている。
LNG運搬船1Cが油運転からガス運転に切り換えられる前に、例えば操船者等によって手動で制御装置15に予熱運転開始の指示が送られる。予熱運転開始の指示を送られた制御装置15は、第1気化器13を起動させた後、第1供給配管31に設けられた開閉弁34及び排出弁72を開き、第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54を閉じる。これにより、タンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1供給配管31を介して、稼働していない高圧ポンプ12に供給され、高圧ポンプ12を通過したLNGは、第2供給配管32を介して、稼働中の第1気化器13に供給される。第1気化器13で気化及び加熱されたガスは、第3供給配管33及び排出配管71を介してガス消費器50に供給される。こうして、第1気化器13で加熱されたガスを第3供給配管33に所定の時間流通させることにより、第3供給配管33が温められる。
第3供給配管33の温度が予熱運転により設定温度に達した後、例えば操船者等によって手動で制御装置15にガス運転開始の指示が送られる。ガス運転開始の指示を送られた制御装置15は、高圧ポンプ12を起動させ、排出弁72を閉じ、第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54を開く。これにより、タンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1供給配管31を介して高圧ポンプ12に供給され、高圧ポンプ12で昇圧されたLNGは、第2供給配管32を介して第1気化器13に供給される。第1気化器13で気化したガスは、第3供給配管33を介してエンジン2に供給される。
この実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、この実施形態によれば、予熱運転時にLNGを第1気化器13に供給するための配管を別途設けることなく、高圧ポンプ12を介してLNGを第1気化器13に供給することができる。
なお、上記第1〜3実施形態及びその変形例において、上記説明で予熱運転時に閉じられた第1低圧燃料供給配管52の開閉弁54は、予熱運転時に必ずしも閉じられている必要はない。
上記の第1実施形態乃至第3実施形態では、排出配管71は、第3供給配管33から分岐して第2低圧燃料供給配管53につながっているが、これに限られず、例えば、排出配管71は、第1低圧燃料供給配管52における開閉弁54の下流側部分につながっていてもよい。この構成によれば、予熱運転時に、第1気化器13で加熱されたガスが、第3供給配管33を流通する間にガス温度が低下した場合、第2気化器51で再度加熱して、ガス消費器50が要求するガス温度に調整することができる。
<第4実施形態>
次に、図5を参照して、本発明の第4実施形態に係るガス供給システム10Dを説明する。第4実施形態に係るガス供給システム10Dは、第1実施形態と同様にバイパス配管41及びバイパス弁42を備えるが、発電用ガスエンジン50aなどのガス消費器50を備えていない。このため、第4実施形態に係るガス供給システム10Dは、ガス消費器50にガスを供給するための第2気化器51、第1低圧燃料供給配管52及び第2低圧燃料供給配管53も備えていない。代わりに、第4実施形態に係るガス供給システム10Dは、排出配管71につながり、排出配管71から排出されたガスを再液化するための再液化装置55と、再液化装置55で再液化されたLNGをタンク11に導く還流配管56を備える。バイパス弁42及び排出弁72の開閉制御は、第1実施形態と同じである。
第4実施形態に係るガス供給システム10Dは、高圧ポンプ12で昇圧されていないLNG又はボイルオフガスを第2供給配管32に予熱運転時に供給する予熱用燃料供給機構として、バイパス配管41及びバイパス弁42を備えるが、これらの代わりに、上記の第2実施形態及び第3実施形態における予熱用燃料供給機構を備えていてもよい。また、第4実施形態に係るガス供給システム10Dは、再液化装置55を備えずに、排出配管71から排出されたガスを直接タンク11に戻すように、排出配管71が直接タンク11につながるように構成されていてもよい。
この実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、この実施形態によれば、排出配管71から排出されたガスをタンク11に戻すことができるので、予熱運転によるタンク内の液化ガスの減少を抑えることができる。
<第5実施形態>
次に、図6を参照して、本発明の第5実施形態に係るガス供給システム10Eを説明する。第5実施形態に係るガス供給システム10Eは、第1実施形態のバイパス配管41及びバイパス弁42の代わりに、第2低圧燃料供給配管53から第3供給配管33につながる導入配管81と、導入配管81に設けられた導入弁82を備えている。導入弁82は、第2低圧燃料供給配管53から第3供給配管33にガスを導入するように導入配管81により形成されたガス流路を開閉する。
導入配管81は、第2低圧燃料供給配管53における第1分岐点84から分岐し、第3供給配管33における第1合流点85につながっている。排出配管71は、第3供給配管33における第1合流点85よりも下流側にある第2分岐点86から分岐しており、第2低圧燃料供給配管53における第1分岐点84よりも下流側にある第2合流点87につながっている。第2低圧燃料供給配管53における第1分岐点84と第2合流点87との間の部分には、開閉弁83が設けられている。
排出配管71を介して排出されるガスが第3供給配管33のできるだけ広い範囲を流通するように、第3供給配管33における第1合流点85は、第3供給配管33における上流側末端付近にあることが望ましく、第3供給配管33における第2分岐点86は、第3供給配管33における下流側末端付近にあることが望ましい。
以下、この実施形態に係るガス供給システム10Eの予熱運転における動作を説明するために、第1実施形態と同様、エンジン2が油運転からガス運転に切り換えられる場合について説明する。
この実施形態に係るLNG運搬船1Eの航行中には、常時、発電用ガスエンジン50aなどのガス消費器50でガスが消費されている。このとき、排出弁72、導入弁82、及び、第1供給配管31に設けられた開閉弁34は閉じており、第1低圧燃料供給配管52に設けられた開閉弁54及び第2低圧燃料供給配管53に設けられた開閉弁83は開かれている。油運転中であるLNG運搬船1Eのタンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1供給配管31及び第1低圧燃料供給配管52を介して稼働中の第2気化器51に供給されている。第2気化器51で気化したガスは、第2低圧燃料供給配管53を介してガス消費器50に供給されている。
LNG運搬船1Eが油運転からガス運転に切り換えられる前に、例えば操船者等によって手動で制御装置15に予熱運転開始の指示が送られる。予熱運転開始の指示を送られた制御装置15は、排出弁72、導入弁82を開き、第2低圧燃料供給配管53に設けられた開閉弁83を閉じる。これにより、第2気化器51で気化したガスは、第2低圧燃料供給配管53から導入配管81を介して第3供給配管33に導入される。第3供給配管33に導入されたガスは、第3供給配管33を流通した後に、排出配管71から排出されて第2低圧燃料供給配管53に戻り、ガス消費器50に供給される。こうして、第2気化器51で加熱されたガスを第3供給配管33に所定の時間流通させることにより、第3供給配管33が温められる。
第3供給配管33の温度が予熱運転により設定温度に達した後、例えば操船者等によって手動で制御装置15にガス運転開始の指示が送られる。ガス運転開始の指示を送られた制御装置15は、高圧ポンプ12及び第1気化器13を起動させた後、排出弁72及び導入弁82を閉じ、第1供給配管31に設けられた開閉弁34及び第2低圧燃料供給配管53に設けられた開閉弁83を開く。これにより、タンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1供給配管31を介して高圧ポンプ12に供給され、高圧ポンプ12で昇圧されたLNGは、第2供給配管32を介して第1気化器13に供給される。第1気化器13で気化したガスは、第3供給配管33を介してエンジン2に供給される。
この実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、この実施形態によれば、第2気化器51で気化及び加熱されたガスを第3供給配管33に導入しているので、第1気化器13を起動する前から、第1気化器13の下流側の配管を温めておくことができる。
<第5実施形態の変形例>
図7に、上記の第5実施形態の変形例に係るガス供給システム10E’を示す。図7に示されたガス供給システム10E’は、第5実施形態に係るガス供給システム10Eとは燃料ガスの昇圧方式が異なる。ガス供給システム10E’は、高圧ポンプ12と第1気化器13の代わりに、タンク11内でLNGが自然気化して生成されたボイルオフガスを昇圧する、及び、LNGを強制的に気化したガスを昇圧するためのコンプレッサ16を備える。
また、ガス供給システム10E’は、第5実施形態の第1供給配管31及び第2供給配管32を備える代わりに、タンク11からコンプレッサ16へボイルオフガスを導くガス供給配管35を備える。ガス供給配管35には、開閉弁36が設けられる。ガス供給システム10E’では、第3供給配管33’は、コンプレッサ16につながっており、コンプレッサ16からエンジン2へガスを導く。また、ガス供給システム10E’では、第1低圧燃料供給配管52’は、タンク11につながっており、タンク11から第2気化器51にLNGを導く。また、ガス供給システム10E’は、タンク11からコンプレッサ16へLNGを導く第4供給配管38と、LNGを気化する気化器17と、第4供給配管38における気化器17の上流側部分に設けられた開閉弁39を備える。
以下、第5実施形態の変形例に係るガス供給システム10E’の予熱運転における動作を説明するために、第1実施形態と同様、エンジン2が油運転からガス運転に切り換えられる場合について説明する。
この実施形態に係るLNG運搬船1E’の航行中には、常時、発電用ガスエンジン50aなどのガス消費器50でガスが消費されている。このとき、排出弁72、導入弁82、ガス供給配管35に設けられた開閉弁36、及び、第4供給配管38に設けられた開閉弁39は閉じており、第1低圧燃料供給配管52’に設けられた開閉弁54及び第2低圧燃料供給配管53に設けられた開閉弁83は開かれている。油運転中であるLNG運搬船1Eのタンク11内のLNGは、タンク11の中の排出用ポンプ14により、第1低圧燃料供給配管52’を介して稼働中の第2気化器51に供給されている。第2気化器51で気化したガスは、第2低圧燃料供給配管53を介してガス消費器50に供給されている。
LNG運搬船1E’が油運転からガス運転に切り換えられる前に、例えば操船者等によって手動で制御装置15に予熱運転開始の指示が送られる。予熱運転開始の指示を送られた制御装置15は、排出弁72、導入弁82を開き、第2低圧燃料供給配管53に設けられた開閉弁83を閉じる。これにより、第2気化器51で気化したガスは、第2低圧燃料供給配管53から導入配管81を介して第3供給配管33’に導入される。第3供給配管33’に導入されたガスは、第3供給配管33’を流通した後に、排出配管71から排出されて第2低圧燃料供給配管53に戻り、ガス消費器50に供給される。こうして、第2気化器51で加熱されたガスを第3供給配管33’における配管に所定の時間流通させることにより、第3供給配管33’における配管が温められる。
第3供給配管33’における配管の温度が予熱運転により設定温度に達した後、例えば操船者等によって手動で制御装置15にガス運転開始の指示が送られる。ガス運転開始の指示を送られた制御装置15は、コンプレッサ16及び気化器17を起動させた後、排出弁72及び導入弁82を閉じ、ガス供給配管35に設けられた開閉弁36、第4供給配管38に設けられた開閉弁39及び第2低圧燃料供給配管53に設けられた開閉弁83を開く。これにより、タンク11内のボイルオフガスは、ガス供給配管35を介してコンプレッサ16に供給され、一方、タンク11内のLNGは、第4供給配管38を介して気化器17に導かれ、気化器17で気化されたガスはコンプレッサ16に供給される。コンプレッサ16で昇圧されたガスは、第3供給配管33’を介してエンジン2に供給される。なお、図7の第5実施形態の変形例に係るガス供給システム10E’は、ガス供給配管35及び第4供給配管38を介してコンプレッサ16にガスが供給されるように構成されているが、ガス供給配管35及び第4供給配管38のいずれか一方を備える構成であってもよい。
この実施形態でも、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。また、この実施形態によれば、ガス運転前に、消費電力の大きいコンプレッサ16を起動することなく、エンジン2に燃料ガスを導く配管であるコンプレッサ16の下流側の第3供給配管33’を温めることができるため、コンプレッサ16を起動して予熱運転するよりも電力を節約することができる。
<その他の実施形態>
上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上記実施形態では、LNG運搬船に適用したガス供給システムが説明されたが、本発明のガス供給システムが適用される船舶は、LNG運搬船に限定されず、LNG燃料船などその他の用途の船舶であってもよいし、タンクは、輸送タンクではなく燃料専用タンクであってもよい。また、液化ガスは、LNGに限定されず、LPGであってもよい。また、本発明に係るガス供給システムは、船舶に適用されたものに限定されず、例えば陸上の発電用ディーゼルエンジンに適用されてもよい。また、上記実施形態において、ディーゼルエンジンは、二元燃料ディーゼルエンジンに限定されず、ガス専焼エンジンであってもよく、また、2サイクルエンジンに限定されず、4サイクルエンジンであってもよい。
上記の第1〜3実施形態及び第5実施形態において、ガス消費器50は、例として、発電用ガスエンジン50a、ボイラ50b、及びガス燃焼装置50cであると示されたが、当然にこれら全てを含む必要はない。また、ガス消費器50は、これらに限定されず、ガスを消費するように構成されるものであればよい。
上記実施形態では、ガス供給システムの予熱運転における動作を説明するために、一例として、上記実施形態に係るガス供給システムを備えた船舶のエンジン2が油運転からガス運転に切り換えられる場合について説明したが、予熱運転をする場合はこれに限られない。予熱運転は、例えば寒冷地の港に停泊中の船がガス運転で出港する前などにも行われる。また、本発明に係るガス供給システムは、ガス運転前に選択的に予熱運転を行うことができるものにも適用可能である。すなわち、本願明細書における予熱運転とは、油運転からガス運転に切り換える前や停泊中の船がガス運転で出港する前などのガス運転の前に、必ず行う必要があるというものではなく、気化器下流側の配管温度が所定の温度以下である場合にのみ行うものであってよい。
本発明は、ガスを燃料として使用するディーゼルエンジンへのガス供給システム及びそれを備える船舶に適用することができる
1A〜1E LNG運搬船
10A〜10E ガス供給システム
11 タンク
12 高圧ポンプ
13 気化器
14 排出用ポンプ
15 制御装置
16 コンプレッサ
17 気化器
2 ガス焚きディーゼルエンジン
21 プロペラ
31 第1供給配管
32 第2供給配管
33 第3供給配管
34 開閉弁
38 第4供給配管
39 開閉弁
41 バイパス配管
42 バイパス弁
45 ガス供給配管
46 開閉弁
50 ガス消費器
50a 発電用ガスエンジン
50b ボイラ
50c ガス燃焼装置
51 第2気化器
52 第1低圧燃料供給配管
53 第2低圧燃料供給配管
54 開閉弁
55 還流配管
56 再液化装置
71 排出配管
72 排出弁
73 分岐点
81 導入配管
82 導入弁
83 開閉弁
84 第1分岐点
85 第1合流点
86 第2分岐点
87 第2合流点

Claims (11)

  1. 燃料としてガスを使用するディーゼルエンジンにガスを供給するガス供給システムであって、
    液化ガスを貯留するタンクと、
    前記液化ガスを昇圧する高圧ポンプと、
    前記液化ガスを加熱して気化させる気化器と、
    前記タンクから前記高圧ポンプに液化ガスを導く第1供給配管と、
    前記高圧ポンプから前記気化器に液化ガスを導く第2供給配管と、
    前記気化器から前記ディーゼルエンジンに気化したガスを導く第3供給配管と、
    前記第3供給配管から分岐する排出配管と、
    前記排出配管に設けられ、前記ディーゼルエンジンのガス運転の前の予熱運転時に開き、前記ガス運転時に閉じる排出弁と、
    前記タンク内の液化ガス又はボイルオフガスを、前記予熱運転時に前記気化器で加熱するために前記第2供給配管に供給する予熱用燃料供給機構と、を備える、ガス供給システム。
  2. 前記予熱用燃料供給機構は、前記タンク又は前記第1供給配管から前記第2供給配管に液化ガスを導くバイパス配管と、前記バイパス配管に設けられ、前記ガス運転の前の前記予熱運転時に開き、前記ガス運転時に閉じるバイパス弁と、を有する、請求項1に記載のガス供給システム。
  3. 前記予熱用燃料供給機構は、前記タンクから前記第2供給配管に前記ボイルオフガスを導くガス供給配管と、前記ガス供給配管に設けられ、前記ガス運転の前の前記予熱運転時に開き、前記ガス運転時に閉じる開閉弁と、を有する、請求項1に記載のガス供給システム。
  4. 前記第1供給配管に設けられた低圧ポンプを更に備え、
    前記高圧ポンプは、前記高圧ポンプを稼働しない状態で、前記低圧ポンプにより送られた液化ガスを、通過させるように構成され、
    前記予熱用燃料供給機構は、前記低圧ポンプ、前記第1供給配管、及び前記高圧ポンプで構成される、請求項1に記載のガス供給システム。
  5. 前記ガス供給システムは、更にガスを消費する機器を備え、
    前記排出配管から排出されたガスは、前記機器で消費される、請求項1〜のいずれか一項に記載のガス供給システム。
  6. 前記排出配管から排出されたガス又は前記排出されたガスが再液化された液化ガスは、前記タンクに戻される、請求項1〜のいずれか一項に記載のガス供給システム。
  7. 燃料としてガスを使用するディーゼルエンジンにガスを供給するガス供給システムであって、
    液化ガスを貯留するタンクと、
    前記液化ガスを昇圧する高圧ポンプと、
    前記高圧ポンプで昇圧された液化ガスを加熱して気化させる第1気化器と、
    前記タンクから前記高圧ポンプに液化ガスを導く第1供給配管と、
    前記高圧ポンプから第1気化器に液化ガスを導く第2供給配管と、
    前記第1気化器から前記ディーゼルエンジンに気化したガスを導く第3供給配管と、
    前記ディーゼルエンジンのガス運転時に前記高圧ポンプで昇圧される液化ガスの圧力よりも低圧であるガスを消費するガス消費器と、
    前記液化ガスを加熱して気化させる第2気化器と、
    前記タンク又は前記第1供給配管から前記第2気化器に液化ガスを導く第1低圧燃料供給配管と、
    前記第2気化器から前記ガス消費器に気化したガスを導く第2低圧燃料供給配管と、
    前記第2低圧燃料供給配管における第1分岐点から分岐し、前記第3供給配管における第1合流点につながる導入配管と、
    前記第3供給配管における前記第1合流点よりも下流側にある第2分岐点から分岐して、前記第2低圧燃料供給配管における前記第1分岐点よりも下流側にある第2合流点につながる排出配管と、
    前記導入配管に設けられた第1開閉弁と、
    前記排出配管に設けられた第2開閉弁と、
    前記第2低圧燃料供給配管における前記第1分岐点と前記第2合流点との間の部分に設けられた第3開閉弁と、を備える、ガス供給システム。
  8. 燃料としてガスを使用するディーゼルエンジンにガスを供給するガス供給システムであって、
    液化ガスを貯留するタンクと、
    前記液化ガスが気化したガスを昇圧するコンプレッサと、
    前記コンプレッサから前記ディーゼルエンジンに昇圧されたガスを導くガス供給配管と、
    前記ディーゼルエンジンのガス運転時に前記コンプレッサで昇圧されるガスの圧力よりも低圧であるガスを消費するガス消費器と、
    前記液化ガスを加熱して気化させる気化器と、
    前記タンクから前記気化器に液化ガスを導く第1低圧燃料供給配管と、
    前記気化器から前記ガス消費器に気化したガスを導く第2低圧燃料供給配管と、
    前記第2低圧燃料供給配管における第1分岐点から分岐し、前記ガス供給配管における第1合流点につながる導入配管と、
    前記ガス供給配管における前記第1合流点よりも下流側にある第2分岐点から分岐して、前記第2低圧燃料供給配管における前記第1分岐点よりも下流側にある第2合流点につながる排出配管と、
    前記導入配管に設けられた第1開閉弁と、
    前記排出配管に設けられた第2開閉弁と、
    前記第2低圧燃料供給配管における前記第1分岐点と前記第2合流点との間の部分に設けられた第3開閉弁と、を備える、ガス供給システム。
  9. 前記ガス運転の前の予熱運転時に、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁は開き、前記第3開閉弁は閉じ、
    前記ガス運転時に、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁は閉じ、前記第3開閉弁は開く、請求項又は請求項に記載のガス供給システム。
  10. 前記ディーゼルエンジンは、船舶の推進用主機としての2サイクルエンジンである、請求項1〜のいずれか一項に記載のガス供給システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のガス供給システムを搭載した船舶。
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