JP2019056381A - ボイルオフガス処理システム - Google Patents

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伸哉 湯浅
真理 岡安
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Abstract

【課題】ウォームアップ用のガスコンプレッサを設置したり、外部から高温のガスを供給したりすることなく、船舶上あるいは浮体構造物上において液化ガス貯蔵タンクのウォームアップを行う。【解決手段】船舶または浮体構造物のボイルオフガス処理システムにおいて、液化ガスを貯蔵する液化ガス貯蔵タンク12からガスコンプレッサ28を通して液化ガス貯蔵タンク12内で発生するボイルオフガス(BOG)を2元燃料焚きの発電機関20や2元燃料焚きのボイラ22などのガス消費機器に供給する。ガスコンプレッサ28の吐出側に、液化ガス貯蔵タンク12内にガスを返送する配管40を設ける。【選択図】図7

Description

本発明は、液化ガスを貯蔵するタンク内で発生するナチュラルボイルオフガスを処理するためのシステムに関する。
液化ガス運搬船や液化ガスを燃料とする船舶および浮体構造物では、液化ガス貯蔵タンク内への入熱によりボイルオフガス(BOG)が発生し、液化ガス貯蔵タンク内の圧力が上昇する。そのため、タンク内の圧力上昇を抑制するために、ボイルオフガスをガス焚き可能な発電機関やボイラの燃料として消費する構成が知られている(特許文献1)。
特開2015−074418号公報
一方、液化ガス貯蔵タンクを備える船舶および浮体構造物では、LNG貯蔵タンクのメンテナンスやドライドックの前に、LNG貯蔵タンク内の液化ガス及びガスのガスフリーを行う過程で、液化ガス貯蔵タンクのウォームアップを行う必要がある。液化ガス貯蔵タンクのウォームアップは、液化ガス運搬船では貨物ガスハンドリング用の圧縮機を使用して行なわれ、液化ガスを燃料とする船では陸上設備や液化ガス燃料供給船からホットガスを供給することで実施される。液化ガスを燃料とする船の船上設備でウォームアップを実施するには、ウォームアップ用のガスコンプレッサが必要となる。
本発明は、ウォームアップ用のガスコンプレッサを設置したり、外部から高温のガスを供給したりすることなく、船舶上あるいは浮体構造物上において液化ガス貯蔵タンクのウォームアップを行うことができるようにすることを目的としている。
本発明のボイルオフガス処理システムは、液化ガスを貯蔵する液化ガス貯蔵タンクと、ガス圧縮機を介して液化ガス貯蔵タンク内で発生するボイルオフガスをガス消費機器に供給するための圧縮ガス供給手段と、圧縮ガス供給手段の吐出側から液化ガス貯蔵タンク内にガスを返送する手段とを備えることを特徴としている。
ガス圧縮機は、サクションガス圧力が液化ガス貯蔵タンクの最小作動圧力から最大作動圧力の範囲で運転可能な能力をもつ。ガス圧縮機は、例えばスクリュー式圧縮機やレシプロ式圧縮機である。またガス圧縮機は、例えば多段式のレシプロ圧縮機であり、多段運転と1段運転の切り替え手段を備える。ガス圧縮機の上流側にガスヒータを備えてもよく、ガス圧縮機の下流側にガスヒータを備えてもよい。また、ガス圧縮機の上流側及び下流側にガスヒータを備えてもよい。
本発明の船舶もしくは浮体構造物は、上記ボイルオフガス処理システムの何れかを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ウォームアップ用のガスコンプレッサを設置したり、外部から高温のガスを供給したりすることなく、船舶上あるいは浮体構造物上において液化ガス貯蔵タンクのウォームアップを行うことができる。
本発明の第1実施形態のボイルオフガス処理システムの構成を示すブロック図である。 発電機関へのガス供給圧力と発電機関負荷(出力)の関係を示すグラフである。 第2実施形態のボイルオフガス処理システムの構成を示すブロック図である。 第3実施形態のボイルオフガス処理システムの構成を示すブロック図である。 第4実施形態のボイルオフガス処理システムの構成を示すブロック図である。 第5実施形態のボイルオフガス処理システムの構成を示すブロック図である。 第6実施形態のボイルオフガス処理システムの構成を示すブロック図である。 第6実施形態のボイルオフガス処理システムの変形例の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である船舶に設けられるボイルオフガス処理システムの構成を示すブロック図である。
第1実施形態のボイルオフガス処理システム10は、例えばLNGなどの液化ガスを燃料あるいは貨物として貯蔵する液化ガス貯蔵タンク12内への入熱で発生するボイルオフガス(BOG)を処理するためのシステムである。液化ガス貯蔵タンク12は、例えばその設計圧力が0.8MPaG以下、より具体的には、設計圧力(または上限圧力)が約0.2MPaG〜0.5MPaGの低圧型のタイプCの圧力タンクである。
液化ガス貯蔵タンク12の底面近くには、タンク内の液化ガスを汲み上げる液ポンプ14が設けられる。液ポンプ14により汲み上げられた液化ガスは、液化ガス供給ライン15を通して燃料ガス気化器(F/V)16へ送られ強制気化されて、その後、強制気化された液化ガスは、開閉弁20Aをそれぞれ介してガス焚き可能な複数の発電機関20、および開閉弁22Aを介してボイラ22へと供給可能である(液化ガス供給手段)。発電機関20は、例えばディーゼル燃料とガス燃料を使用できる2元燃料焚きディーゼル発電機関(DF DG)であり、ボイラ22は、例えば2元燃料焚きボイラ(DF BLR)である。また、燃料ガス気化器16は蒸発部を主に担う気化器と発電機関の要求温度に加熱するガスヒータに分けて設置しても良い。なお、本実施形態において発電機関20は、100%の負荷で運転するには例えば0.5MPaG前後の圧力(要求圧力)でガスを供給する必要がある。この場合、発電機関20やボイラ22までの配管圧力損失等を考慮し、液化ガス供給手段は約0.5MPaG〜1.0MPaGで燃料ガスを供給可能とする。
一方、液化ガス貯蔵タンク12には、タンク12内で発生するボイルオフガスを抽出するフリーフローガス供給ライン23が設けられる。フリーフローガス供給ライン23へ抽出されたボイルオフガスは、ヒータ(HTR)24で加熱され、その後開閉弁20Bをそれぞれ介してガス焚き可能な複数の発電機関20、および開閉弁22Bを介してボイラ22へと供給可能である(フリーフローガス供給手段)。
次に、図2を参照して、船舶が航海中に必要とする電力が1,200kW、各発電機関20の100%負荷での出力が1,200kW、各発電機関20までのフリーフローガス供給ライン23を通したガス供給における圧力損失が0.1MPaGとして、第1実施形態のボイルオフガス処理システム10の運用方法について説明する。
発電機関20の負荷(出力)は、例えば図2のグラフに示されるように、ガス供給圧力に比例する。図2において、横軸は発電機関20のガス供給圧力[MPaG]、縦軸は発電機関20の負荷[%](負荷100%が最大出力に対応)である。図2の例において、発電機関20の最大出力時の要求圧力は例えば約0.46MPaGである。一方、本実施形態において液化ガス貯蔵タンク12内の設計圧力は約0.2MPaG〜0.5MPaGであり、液化ガス貯蔵タンク12内のボイルオフガスは、設計圧力以下に維持される必要があることから、液化ガス貯蔵タンク12から供給されるボイルオフガスのフリーフローで発電機関20を100%負荷で運転することはできない。
しかし、本実施形態では、3台の発電機関20を装備しているため、各発電機関20を負荷100%未満で運転しながらも、複数の発電機関20を同時に運転することで、その合計電力が航海中に必要とする電力(ここでは1,200kW)になるようにすることができる。例えば、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が約0.33MPaGのとき、フリーフローによる発電機関20への供給圧力は、圧力損失0.1MPaGを差し引いて約0.23MPaGとなり、各発電機関20は約33%の負荷で運転することができる。したがって、3台の発電機関20全てを運転すれば、1台の発電機関20を約100%の負荷で運転したときに対応する電力が得られる。
また、ボイルオフガス発生量が少なく、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が更に低いときには、開閉弁20A、20Bの開閉をフリーフローガス供給ライン23から液化ガス供給ライン15へと切り替え、一部(例えば1台)の発電機関20に供給される燃料ガスを、燃料ガス気化器(F/V)16を通して供給することで対応できる。例えば、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が0.28MPaGあるときには、2台の発電機関20にフリーフローガス供給ライン23を通したフリーフローのボイルオフガスを供給して、それぞれ例えば20%負荷で運転し、残り1台の発電機関20には、液化ガス供給ライン15の燃料ガス気化器(F/V)16を通して強制気化されたガスを供給し、60%負荷で運転してもよい。これにより3台の発電機関20の合計電力は、航海中に必要な電力1,200kWとなる。
また、ボイルオフガス発生量が少なく、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が低いときの別の運転方法としては、開閉弁20A、20Bの開閉をフリーフロー供給ライン23から液化ガス供給ライン15へ切り替え、一部(例えば1台もしくは2台)の発電機関20を図示しない燃料油供給ラインから燃料油を供給する油焚きモードに切り替えて、燃料ガスに代えて燃料油を供給してもよい。例えば、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が0.28MPaGあるとき、2台の発電機関20にフリーフローガス供給ライン23を通してフリーフローのボイルオフガスを供給し、それぞれを例えば20%負荷で運転する。そして、残り1台の発電機20を油焚きモードで運転し、燃料油を燃料として供給して60%負荷で運転してもよい。これにより、3台の発電機関20の合計電力は、公開中に必要な電力1,200kWとなる。
以上のように、第1実施形態によれば、ガスコンプレッサを設けることなく、液化ガス貯蔵タンク12内で発生するボイルオフガスを発電機関などの補機で消費することができるので、コストを掛けることなくボイルオフガスを有効に処理することができる。
図3は、第2実施形態のボイルオフガス処理システム26の構成を示すブロック図である。第2実施形態のボイルオフガス処理システム26は、第1実施形態のボイルオフガス処理システム10において、フリーフローガス供給ライン23のガスヒータ24の上流側と、液化ガス供給ライン15の燃料ガス気化器16の下流側との間を、1台のガスコンプレッサ28が設けられたボイルオフガス加圧ライン30で連絡し、また、ガスコンプレッサ28の吐出側から液化ガス貯蔵タンク12に連結する配管40を追加したものに対応する。なお、その他の構成は第1実施形態と同様であり、同様の構成に関しては同一参照符号を用いその説明を省略する。また、船舶が航海中に必要とする電力(1,200kW)、発電機関20の100%負荷での出力(1,200kW)、各発電機関20までのフリーフローガス供給ライン23を通したガス供給における圧力損失(0.1MPaG)も第1実施形態と同様である。
第2実施形態のボイルオフガス処理システム26では、通常、すなわち液化ガス貯蔵タンク12で発生するボイルオフガスを燃料として使用する場合、ボイルオフガス加圧ライン30のガスコンプレッサ28を通して液化ガス貯蔵タンク12内のボイルオフガスを1台以上の発電機関20へと供給している(圧縮ガス供給手段)。この場合、発電機関20やボイラ22までの配管圧力損失等を考慮し、圧縮ガス供給手段は約0.5MPaG〜1.0MPaGで燃料ガスを供給可能とする。一方、ガスコンプレッサ28に不具合が生じ、使用できなくなった場合には、第1実施形態と同様にフリーフローガス供給ライン23を通してボイルオフガスが複数の発電機関20へと供給される。なお、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が低いときには、開閉弁20A、20Bの開閉を切り替え、一部(例えば1台もしくは2台)の発電機関20に供給される燃料ガスを、燃料ガス気化器(F/V)16を通して供給してもよい。
例えば、通常の運転においては、ボイルオフガス加圧ライン30のガスコンプレッサ28を通して2台の発電機関20へ圧縮されたボイルオフガスを供給し、各々の発電機関20を50%負荷で運転する。一方、ガスコンプレッサ28に不具合が生じ使用できない場合、第1実施形態と同様に液化ガス貯蔵タンク12からフリーフローで発電機関20に燃料ガスを供給可能である。また、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が低いときには、一部(例えば1台もしくは2台)の発電機関20は、燃料ガス気化器(F/V)16から燃料ガスを供給してもよいし、油焚きモードに切り替え、燃料ガスに代えて燃料油を供給しても良い。
例えば、通常の運転では、ボイルオフガス加圧ライン30のガスコンプレッサ28を通して2台の発電機関20に圧縮されたボイルオフガスを供給し、各々の発電機関20を50%負荷で運転する。一方、ガスコンプレッサ28に不具合が生じ使用できない場合であって、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が0.28MPaGあるときには、例えば2台の発電機関20にフリーフローガス供給ライン34を通してフリーフローのボイルオフガスを供給し、それぞれを例えば20%負荷で運転する。そして、残り1台の発電機20は、燃料ガス気化器(F/V)16から燃料ガスを供給して、60%負荷で運転するか、油焚きモードで運転し、燃料油を燃料として供給して60%負荷で運転する。これにより、3台の発電機関20の合計電力は、航海中に必要な電力1,200kWとなる。
また、第2実施形態のボイルオフガス処理システム26では、ガスコンプレッサ28の吐出側から液化ガス貯蔵タンク12に連結する配管40を備え、これを使用してガスコンプレッサ28を液化ガス貯蔵タンク12のウォームアップのためのガスの加熱・循環に使用することができる。液化ガス貯蔵タンク12のウォームアップオペレーションは、ドライドック前や液化ガス貯蔵タンク12のメンテナンスのためにタンクのガスフリーを行う際に液化ガス貯蔵タンク12内をイナートガスで置換する前に、液化ガス貯蔵タンク12内に残った液化ガスを気化させて、液化ガス貯蔵タンク12内のガスを加熱するために実施される。また、本実施形態では、ガスコンプレッサ28のサクション圧力は液化ガス貯蔵タンク12の最小作動圧力から最大作動圧力の範囲で運転可能な能力で計画される。
以上のように第2実施形態によれば、通常はガスコンプレッサを通して、ガスコンプレッサが使用できない非常時にはフリーフローおよび強制気化されたガスを用いて発電機関を運転するか、フリーフローで供給されたガスと燃料油を用いて発電機関を運転することで、液化ガス貯蔵タンクで発生するボイルオフガスを有効に発電機関などの補機で消費することができる。これによりコストの掛かる予備のガスコンプレッサを用意しなくとも常にボイルオフガスを有効に処理することができる。
また、第2実施形態では、ガスコンプレッサ28で圧縮したガスを配管40を通して液化ガス貯蔵タンク12へ戻せるようにしたことで、圧縮され、ガス温度が上昇したガスを液化ガス貯蔵タンク12に戻して液化ガス貯蔵タンク12のウォームアップを行うことができる。これにより追加のウォームアップ用のガスコンプレッサを追加することや外部からの高温のガスの供給を必要とすることなく、液化ガス貯蔵タンク12のウォームアップを本船上で行うことが可能となる。
なお、ガスコンプレッサ28は、スクリュー式やレシプロ式などの定容積型圧縮機が好ましい。定容積型圧縮機では、サクション圧力が上昇すると、サクションでのガス密度が大きくなるため、ハンドリング可能な質量流量が大きくなる。このとき圧縮機の必要動力はサクションガス圧力が低い場合よりも大きくなるため、最大圧力でも十分に作動可能な動力源を持つことが望ましい。こうすることで、ウォームアップオペレーションを行う場合に、液化ガス貯蔵タンクの圧力を高めにすることで、ガスコンプレッサ28のサクション圧力が上昇し、より多くの質量流量のガスをガスコンプレッサ28で循環させることができ、より多くの熱をタンクに供給することが可能となる。これによって、ウォームアップ時間を短縮することができる。
また、ガスコンプレッサ28の吐出側から液化ガス貯蔵タンク12に連結する配管40の途中にタンクウォームアップ用ガスヒータを追加してもよい。この場合、より多くの熱をタンク12に供給することが可能となり、ウォームアップ時間を短縮することができる。
図4は、第3実施形態のボイルオフガス処理システム32の構成を示すブロック図である。第3実施形態のボイルオフガス処理システム32は、第2実施形態のボイルオフガス処理システム26において、ガスヒータ24とガスヒータ24の下流側のライン(ガスヒータ24と発電機関20、ボイラ22を連絡するライン)を取り除き、ガスコンプレッサ28をバイパスするバイパスライン34を設け、バイパスライン34に開閉弁36およびガスヒータ24を設けたものに対応する。なお、その他の構成は第2実施形態と同様であり、同様の構成に関しては同一参照符号を用いその説明を省略する。また、船舶が航海中に必要とする電力(1,200kW)、発電機関20の100%負荷での出力(1,200kW)、液化ガス貯蔵タンク12から各発電機関20までのフリーフローのラインを通したガス供給における圧力損失(0.1MPaG)も第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、フリーフローのラインがバイパスライン34となり、開閉弁36を開くことにより、同ラインが使用可能となる。ガスコンプレッサ28およびバイパスライン34を介したボイルオフガスは、燃料ガス気化器(F/V)16の下流側に合流し、各開閉弁20A、22Aの開閉状態に応じて、発電機関20およびボイラ22に供給される。
第3実施形態のボイルオフガス処理システム32では、第2実施形態と同様に、通常、ボイルオフガス加圧ライン30のガスコンプレッサ28を通して液化ガス貯蔵タンク12内のボイルオフガスを1台以上の発電機関20へと供給している。一方、ガスコンプレッサ28に不具合が生じ、使用できなくなった場合には、開閉弁36が開かれ、バイパスライン34を通してボイルオフガスが複数の発電機関20へと供給される。
例えば、通常の運転においては、ボイルオフガス加圧ライン30のガスコンプレッサ28を通して2台の発電機関20へ圧縮されたボイルオフガスを供給し、各々の発電機関20を50%負荷で運転する。一方、ガスコンプレッサ28に不具合が生じ使用できない場合であって、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が0.33MPaあるときには、3台の発電機関20にバイパスライン34を通したフリーフローのボイルオフガスを供給して、それぞれ例えば33%負荷で運転する。これにより3台の発電機関20の合計電力は、航海中に必要な電力1,200kWとなる。
また、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が低いときには、一部(例えば1台もしくは2台)の発電機関20は、油焚きモードに切り替え、燃料ガスに代えて燃料油を供給してもよい。例えば、通常の運転では、ボイルオフガス加圧ライン30のガスコンプレッサ28を通して2台の発電機関20に圧縮されたボイルオフガスを供給し、各々の発電機関20を50%負荷で運転する。一方、ガスコンプレッサ28に不具合が生じ使用できない場合であって、液化ガス貯蔵タンク12内の圧力が0.28MPaGあるときには、例えば2台の発電機関20にフリーフローガス供給ライン23を通してフリーフローのボイルオフガスを供給し、それぞれを例えば20%負荷で運転する。そして、残り1台の発電機関20は、油焚きモードで運転し、燃料油を燃料として供給して60%負荷で運転する。これにより、3台の発電機関20の合計電力は、航海中に必要な電力1,200kWとなる。
また、第3実施形態においてもガスコンプレッサ28の吐出側から液化ガス貯蔵タンク12に連結する配管40を使用して、ガスコンプレッサ28を液化ガス貯蔵タンク12のウォームアップのためのガスの加熱・循環に使用することが可能である。
以上のように第3実施形態においても第2実施形態と略同様の効果を得ることができる。
図5は、第4実施形態のボイルオフガス処理システム37の構成を示すブロック図である。第4実施形態のボイルオフガス処理システム37は、第1実施形態の構成において、ガスヒータ(HTR)24と開閉弁20B、22Bの間にガスコンプレッサ28、およびこれをバイパスするバイパスライン34を設けたものに対応する。第4実施形態では、ガスコンプレッサ28の入口側にガスヒータ24が設けられているので、液化ガス貯蔵タンク12内で発生する低温のボイルオフガスは、ガスヒータ24で加熱された後でガスコンプレッサ28で加圧される。これにより、ガスコンプレッサ28を低温に対応させる必要がなくなる。
また、ガスコンプレッサ28を利用せずフリーフローで発電機関20やボイラ22にボイルオフガスを供給する場合には、バイパライン34に設けられた開閉弁36を開くことで対応できる。すなわち、ガスコンプレッサ28の運転が停止された状態で開閉弁36が開かれると、ガスヒータ24で加熱されたボイルオフガスはバイパスライン34を通してフリーフローで発電機関20やボイラ22に供給される。
また、第4実施形態においてもガスコンプレッサ28の吐出側から液化ガス貯蔵タンク12に連結する配管40を使用して、ガスコンプレッサ28を液化ガス貯蔵タンク12のウォームアップのためのガスの加熱・循環に使用することが可能である。
以上のように第4実施形態においても第2実施形態と略同様の効果を得ることができる。
図6は、第5実施形態のボイルオフガス処理システム38の構成を示すブロック図である。第5実施形態のボイルオフガス処理システム38は、第3実施形態の構成において、ガスヒータ(HTR)24をボイルオフガス加圧ライン30の上流側(バイパスライン34との分岐点よりも上流側)に移動したものに対応する。第4実施形態と同様に、第5実施形態では、ガスコンプレッサ28の入口側にガスヒータ24が設けられているので、液化ガス貯蔵タンク12内で発生する低温のボイルオフガスは、ガスヒータ24で加熱された後でガスコンプレッサ28で加圧される。これにより、ガスコンプレッサ28を低温に対応させる必要がなくなる。
また、ガスコンプレッサ28を利用せずフリーフローで発電機関20やボイラ22にボイルオフガスを供給する場合には、バイパライン34に設けられた開閉弁36を開くことで対応できる。すなわち、ガスコンプレッサ28の運転が停止された状態で開閉弁36が開かれると、ガスヒータ24で加熱されたボイルオフガスはバイパスライン34を通してフリーフローで発電機関20やボイラ22に供給される。
また、第5実施形態においてもガスコンプレッサ28の吐出側から液化ガス貯蔵タンク12に連結する配管40を使用して、ガスコンプレッサ28を液化ガス貯蔵タンク12のウォームアップのためのガスの加熱・循環に使用することが可能である。
以上のように第5実施形態においても第3実施形態と略同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態に用いられる液化ガス貯蔵タンクで蓄圧可能な圧力(設計圧力)は、液化ガス貯蔵タンク内のボイルオフガスをフリーフローで発電機関の定格出力での要求圧力で供給するのに必要な圧力よりも低い。また、本実施形態では、3台の発電機関を利用したが、発電機関の数は、液化ガス貯蔵タンクから発電機関に供給できる圧力による発電機関の出力の合計が船舶航海中に必要とされる電力以上となるように設定されればよく、3台に限定されるものではない。なお、ボイラについては、必要ガス圧力が0.1MPaG〜0.3MPaGと低いため、発電機関と併せてフリーフローで燃料ガスを供給可能である。
また、第2〜第5実施形態の説明において、ガスコンプレッサ28をバイパスしてフリーフローでガスを供給する場合、ガスコンプレッサ28の前後に設けた弁(図示せず)を閉じてフリーフローラインにガスが全て流れるようにするのが好ましい。
図7は、第6実施形態のボイルオフガス処理システム42の構成を示すブロック図である。第6実施形態は、第5実施形態の構成からガスヒータ24、バイパスライン34、開閉弁20A、22Aを削除したものに対応し、液化ガス貯蔵タンク12には、例えば設計圧力が約0.025MPaG〜1.0MPaGのタイプCの圧力タンクが用いられる。
液化ガス貯蔵タンク12の底面近くに設けられた液ポンプ14により汲み上げられた液化ガスは、液化ガス供給ライン15を通して燃料ガス気化器(F/V)16へ送られ強制気化されて、ガス焚き可能な複数の発電機関20、およびボイラ22へと供給可能である(液化ガス供給手段)。また、液化ガス貯蔵タンク12から発生するボイルオフガスを燃料として使用する場合、ボイルオフガス加圧ライン30のガスコンプレッサ28を通して液化ガス貯蔵タンク12内のボイルオフガスを1台以上の発電機関20へと供給する(圧縮ガス供給手段)。なお、液化ガス貯蔵タンク12から発生するボイルオフガスが少ない場合には、圧縮ガス供給手段と、液化ガス供給手段を組み合わせて燃料ガスを発電機関20及びボイラ22に供給することも可能である。
第2〜第5実施形態と同様に、液化ガス貯蔵タンク12のウォームアップ時には、配管40を通してガスコンプレッサ28で加圧されたボイルオフガスを液化ガス貯蔵タンク12へ戻すことが可能である。なお、本実施形態においても、ガスコンプレッサ28のサクション圧力は液化ガス貯蔵タンク12の最小作動圧力から最大作動圧力の範囲で運転可能な能力で計画される。また図8のようにガスコンプレッサ28の入口側にガスヒータ24を配置してもよい。
以上のように、第6実施形態及びその変形例においても、ガスコンプレッサ28で圧縮したガスを配管40を通して液化ガス貯蔵タンク12へ戻せるようにしたことで、圧縮され、ガス温度が上昇したガスを液化ガス貯蔵タンク12に戻して液化ガス貯蔵タンク12のウォームアップを行うことができる。これにより追加のウォームアップ用のガスコンプレッサを追加することや外部からの高温のガスの供給を必要とすることなく、液化ガス貯蔵タンク12のウォームアップを本船上で行うことが可能となる。また、第6実施形態およびその変形例においても、ガスコンプレッサ28の吐出側から液化ガス貯蔵タンク12に連結する配管40の途中にタンクウォームアップ用ガスヒータを追加してもよい。この場合、より多くの熱を液化ガス貯蔵タンク12に供給することが可能となり、ウォームアップ時間を短縮することができる。
なお、第2〜第6実施形態及びその変形例において、ガスコンプレッサ28を多段式のレシプロコンプレッサとし、1段運転と多段運転の運転モードを設けることで、通常運行時の燃料ガス供給時とタンクウォームアップ時のガス流量を大きく変更することが可能である。例えば、2シリンダーの2段式レシプロコンプレッサであれば、1段運転と2段運転のモードを設定し、通常運行時の燃料ガス供給時は2つのシリンダーを直列に接続して、2段運転で発電機関やボイラに必要なガス供給圧力で液化ガス貯蔵タンク12から発生するボイルオフガスを発電機関やボイラに供給し、液化ガス貯蔵タンク12のタンクウォームアップ時には2つのシリンダーを並列に接続して、1段運転として、液化ガス貯蔵タンク12とコンプレッサ28間を循環しながらタンクを加熱する。1段運転時には2段運転時よりも質量流量を増加させることができ、効果的にタンクの加熱が可能となる。
また、液化ガス運搬船や液化ガス燃料船で液化ガスを積みこむ際に発生するボイルオフガスを液化ガス供給元(陸上の液化ガスタンクや液化ガスバンカリング船など)に返送する場合、返送用の専用ガスコンプレッサを設けることが多い。これは燃料ガス供給用のガスコンプレッサと荷役時に発生するボイルオフガス返送用ガスコンプレッサでは必要とされる流量が異なることと、燃料ガス供給に必要な圧力に比べて、ボイルオフガス返送用のガスコンプレッサの必要とされる圧力が低いことが理由である。燃料ガス供給用のガスコンプレッサ28を多段式の圧縮機とすることで、1段運転の運転モードでは多段運転モードと比べ、ハンドリングできる流量が大幅に大きくなるため、1段運転でボイルオフガス返送を実施することが可能となる場合がある。この場合、ボイルオフガス返送用のガスコンプレッサを省略することが可能となる。
なお、タンクウォームアップやボイルオフガス返送用に用いるガスコンプレッサ28はガス中への潤滑油の混入による局所的な油分の凍結のリスクをなくす目的で、オイルフリー型の圧縮機とすることが好ましい。また、第2〜第6実施形態及びその変形例での説明において、ガスを消費する機器(ガス消費機器)は発電機関及びボイラとしたが、ガス焚き可能な二元燃料焚き主機関やガス焼却装置を含んでもよい。なお、二元燃料焚き主機関がガス燃焼時に予混合方式を用いた低速ディーゼル機関の場合、必要ガス圧力は約0.6MPaG〜約1.5MPaG程度であるため、ガスコンプレッサ28の吐出圧力は配管圧力損失等を考慮して、約1.0MPaG〜約1.6MPaG程度とする。
10、26、32、37、38、42、44 ボイルオフガス処理システム
12 液化ガス貯蔵タンク
14 液ポンプ
16 燃料ガス気化器
20 発電機関(2元燃料焚き)
20A、20B、22A、22B、36 開閉弁
22 ボイラ(2元燃料焚き)
23 フリーフローガス供給ライン
24 ガスヒータ
28 ガスコンプレッサ
30 ボイルオフガス加圧ライン
34 バイパスライン
40 配管

Claims (10)

  1. 液化ガスを貯蔵する液化ガス貯蔵タンクと、
    ガス圧縮機を介して前記液化ガス貯蔵タンク内で発生するボイルオフガスをガス消費機器に供給するための圧縮ガス供給手段と、
    前記圧縮ガス供給手段の吐出側から前記液化ガス貯蔵タンク内にガスを返送する手段と
    を備えることを特徴とするはボイルオフガス処理システム。
  2. 前記ガス圧縮機は、サクションガス圧力が前記液化ガス貯蔵タンクの最小作動圧力から最大作動圧力の範囲で運転可能な能力をもつことを特徴とする請求項1に記載のボイルオフガス供給システム。
  3. 前記ガス圧縮機はスクリュー式圧縮機であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボイルオフガス供給システム。
  4. 前記ガス圧縮機はレシプロ式圧縮機であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボイルオフガス供給システム。
  5. 前記ガス圧縮機は多段式のレシプロ圧縮機であり、多段運転と1段運転の切り替え手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のボイルオフガス供給システム。
  6. 前記ガス圧縮機の上流側にガスヒータを備えることを特徴とする請求項1〜5に記載のボイルオフガス供給システム。
  7. 前記ガス圧縮機の下流側にガスヒータを備えることを特徴とする請求項1〜5に記載のボイルオフガス供給システム。
  8. 前記ガス圧縮機の上流側及び下流側にガスヒータを備えることを特徴とする請求項1〜5に記載のボイルオフガス供給システム
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載のボイルオフガス処理システムを備えたことを特徴とする船舶。
  10. 請求項1〜8の何れか一項に記載のボイルオフガス処理システムを備えたことを特徴とする浮体構造物。
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